JPH04135970A - 列車ダイヤの作成装置 - Google Patents

列車ダイヤの作成装置

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JPH04135970A
JPH04135970A JP2261048A JP26104890A JPH04135970A JP H04135970 A JPH04135970 A JP H04135970A JP 2261048 A JP2261048 A JP 2261048A JP 26104890 A JP26104890 A JP 26104890A JP H04135970 A JPH04135970 A JP H04135970A
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station
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timetable
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健司 片岡
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ この発明は、列車が駅に到着及び出発1−る時刻をシミ
ュレーションにより求めてダ]車ダイヤを作成する装置
に関するものである。
[従来の技術] 列車ダイヤの作成は通常人間の手作業で行われている。
これは列車ダイヤ図上で5定規・鉛筆・消ゴムを用いて
、走行時間などの物理的制約を考慮しながら試行錯誤的
に列車ダイヤの設定・変更を繰り返して作成される。
また、列車ダイヤの作成に計算機を用いる方法も考案さ
れている。例えば、特開昭61−70574号公報に示
された列車ダイヤの作成装置では、列車ダイヤを各列車
の時刻を規定するものではなく、各列車の走行順序を規
定するものとしでとらえることによって、列車ダイヤの
設定室の数を減少させている。また時刻に関しては、走
行順序を変えない範囲で幅をもたせることを許すことに
より、計算機を用いた試行錯誤を可能とし、物理的に設
定不可能な案の棄却、あるいは各列車の総運転時間、総
待避回数等の基本的品質度による選別を可能としている
[発明が解決しようとする課題] 従来のように、列車ダイヤを人間の手作業で作成する場
合は長時間を要する0例えば、ダイヤの規模にもよるが
最低数カ月は必要である。その上に1作成者の思考力と
経験によって、作成時間及び作成されたダイヤの利便性
・柔軟性などの品質に大きな差がみられる。さらに、列
車ダイヤを手作業で作成した後、運行管理などのために
ダイヤを計算機で管理する場合には、作成した列車ダイ
ヤ図から着発時刻などを読み取り、数値化し、入力・照
合しなければならず、多大な手作業が発生する。
これに対して、特開昭6+−70574号公報に示され
た列車ダイヤの作成装置では、人間の手作業に比較する
と短時間でダイヤを作成することができる。しかし、計
算機でダイヤ設定に対する試行錯誤を自動的に繰り返す
ため、必然的に処理時間が長くなる。しかも、試行錯誤
を行う順序は人間にとって理解しやすいものではなく、
その途中で人間が介入することはできないため、人間が
主導権をもった形で対話的に計算機を利用してダイヤを
作成する上で難点がある。さらに、物理的に設定可能な
ダイヤであっても、人間であれば時間帯や列車の使命な
どの特殊事情を考慮に入れて試行錯誤を打ち切ることが
できるが、計算機にこの種の判断を取り入れることは不
可能であると考えられていた。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、処理時間を短くでき、しかもダイヤ作成の過
程を比較的容易に理解でき、ダイヤ作成の途中でもその
時点での作成結果をみながら、人間が主導権をもって対
話的に処理の中止・続行・修正・後戻りを指示でき、さ
らに、時間帯や列車の使命などの特殊事情を考慮したダ
イヤを作成できる列車ダイヤの作成装置を得ることを目
的とする。
[課題を解決するための手段] この発明に係る列車ダイヤ作成装置は、入力データから
該当する列車とその始発駅をシミュレーション対象とし
て初期化して状態を設定する始発状態設定手段、指定さ
れた駅において関連をもつ複数の列車の到着及び出発を
一括して処理する部分シミュレーションを実施する部分
シミュレーション実施手段2部分シミュレーションの実
施により走行状態となった列車に対し、次に到着及び出
発する駅での着発時刻と使用番線を設定すると共に、駅
及び列車ごとに記述されたルールに基いて追越しを設定
するダイヤ設定手段、部分シミュレーションの実施によ
り変更された駅及び列車の状態を元に戻す後戻り実施手
段、ダイヤ作成中に設定されたダイヤの修正を行なうダ
イヤ修正手段、部分シミュレーションを実施させる基本
指令とその組み合せ方法とを保持して部分シミュレーシ
ョンの実施順序とダイヤ設定とを管理すると共に、後戻
り実施手段とダイヤ修正手段を対話的に選択し実行する
部分シミュレーション管理手段、並びに作成した列車ダ
イヤを列車ダイヤ図として表示する列車ダイヤ表示手段
を備え、一路線を対象とし、走行する列車の種別、運転
区間、始発時刻から、各列車が各駅に到着及び出発する
時刻をシミュレーションにより求めて列車ダイヤの作成
を行うものである。
[作用] この発明によれば、部分シミュレーションとダイヤ設定
を交互に繰り返すことによって列車ダイヤを作成するこ
とができる。この部分シミュレーションとは、人間にと
って理解しやすいように、ある駅で相互に関連をもつ複
数のイベントを−括して処理することである。この時、
追越しの設定に関して試行錯誤を行わないので処理時間
が短くできる。しかも、部分シミュレーションを基本単
位として、これを特定の列車または駅に注目した順序で
実施するため、ダイヤ作成の過程が人間にとって理解し
やすい。従って、ダイヤ作成の途中に、人間が主導権を
もって対話的にその時点での作成結果をみて、処理の中
止・続行・修正・後戻りを指示できる。即ち、作成され
たダイヤを変更したければ、部分シミュレーションの後
戻りを指示した後、設定されたダイヤを修正し、再び処
理を続行することで可能である。さらに5駅及び列車ご
とに記述できるルールにより、時間帯や列車の使命など
の特殊事情を考慮したダイヤが作成できる。
[実施例] この発明は、電気学会論文誌C(昭和62年lO月号、
第923頁〜第930頁)において列車運行シミュレー
ションに適用された部分シミュレーションと部分シミュ
レーションの実施により走行状態となった列車のダイヤ
設定を交互に繰り返すことによって、列車ダイヤを作成
するものである。
ここで、部分シミュレーションとは、人間に理解しやす
いように、ある駅で相互に関連をもつ複数のイヘントを
一括して処理することをさす。
ここで、部分シミュレーションについて、第1図に基い
て説明する。第1図は横軸に時間、縦軸に距離を表わし
でおり、列車A、B、Cが第1図の下方からに駅に到着
し、第1図の上方へ出発していく様子を示している。到
着イヘントを黒丸、出発イヘントを白丸で示す。SL、
S2はそれぞれ部分シミュレーションである。例えば、
Slのように待避がなければ列車Aの到着イヘントと出
発イベント処理し、またS2のように待避などがあれば
待避列車Bの到着イベント、通過列車Cの到着イベント
と出発イヘント、待避列車Bの出発イベントを一括して
処理する。また、1つ1つの部分シミュレーションは基
本指令を特定の駅に出すことにより実施され、その結果
(例えば実施完了または実施不能)から、次にどの基本
指令をどの駅に出すかを記述することにより、部分シミ
ュレーションの実施順序を定義する。
一方、ダイヤ設定は部分シミュレーションの実施により
走行状態となった列車が次に到着または出発する駅で行
われる。この時、駅及び列車がもつルールに基いて追越
しの設定が行われる。駅がもつルールでは少なくとも待
避設備の有無、追越しの対象となる2列車の種別、到着
及び出発時刻の差から追越しを設定するかどうか決定す
る。列車がもつルールは待避可能な駅ごとに自列車と追
越しの対象となる列車の種別、到着及び出発時刻の差か
ら追越しを設定するかどうか決定する。駅がもつルール
は一般的な原則を表わしており、列車がもつルールはそ
れぞれの列車ごとに記述できることから、列車の使命を
表わすために用いられる。従って、列車がもつルールに
よる決定は、駅がもつルールによる決定よりも優先する
さらに、この発明では追越しの設定に関して試行′R誤
を行わずにすむように、基本指令を定義しで組み合せる
ことにより、部分シミュレーションとダイヤ設定を繰り
返しで、列車ダイヤを作成することができる。作成され
たダイヤの途中変更も後戻り手段によって部分シミュレ
ーションの実施を元に戻し、設定ダイヤに修正を加える
ことで可能である。
第2図はこの発明の一実施例による列車ダイヤの作成装
置の構成を示すブロック図である。図において、(1)
は駅データ・列車データを格納する記憶装置、(2)は
始発状態設定手段、(3)は部分シミュレーション管理
手段、(4)は部分シミュレーション実施手段、(5)
はダイヤ設定手段、(6)は後戻り実施手段、(7)は
ダイヤ修正手段、(8)は例えば各列車の各駅における
到着時刻、出発時刻、使用番線などの列車ダイヤを出力
データ(9)として出力する列車ダイヤ表示手段である
。 (10)は入力データであり、入力された列車の種
別、運転区間、始発時刻などである。
まず、駅データと列車データ(1)についで説明する。
駅データには計画ダイヤ、運行条件、状態があり、列車
データには計画ダイヤ、走行条件。
状態がある。駅の計画ダイヤとしては少なくとも各駅ご
とに到着順序と出発順序があり、列車の計画ダイヤとし
ては少なくとも各列車ごとに各駅の着発時刻と使用番線
がある。駅の運行条件としては、少なくとも最小進入時
隔と最小進出時隔があり、列車の走行条件としては少な
くとも駅間最小走行時間と各駅の最小停車時間がある。
駅の状態としては少なくとも最後に到着または出発した
列車があり、列車の状態としては少なくとも実績ダイヤ
(各駅の着発時刻、使用番線)と最後に到着または出発
した駅がある。
始発状態設定手段(2)は入力データ(lO)として列
車の種別、運転区間、始発時刻などを入力し、該当する
列車とその始発駅をシミュレーション対象として初期化
し、その状態を設定する。
部分シミュレーション実施手段(4)は第3図に示すよ
うに、処理イベント系列作成部(4a) 、処理可能性
判定部(4b) 、イベント処理部(4c) 、状態更
新部(4d)の4つの部からなり、部分シミュレーショ
ン管理手段(3)から送られて(る基本指令を受けて、
駅データ及び列車データ[+)を参照しながら、指定さ
れた駅で指定された列車(処理対象列車と呼ぶ)を含ん
だ部分シミュレーションを1回実施する。
処理イベント系列作成部(4a)は指定された駅のデー
タから次に実施する部分シミュレーションを求め、そこ
で−括して処理するイベントの系列を作成する。例えば
第1図において、K駅では次に列車へが出発する場合は
列車Aの到着イベントと出発イベントが、列車Bまたは
列車Cが出発する場合は列車Bの到着イベント、列車C
の到着イベント、出発イベント、列車Bの出発イベント
が処理イベントの系列として作成される。
処理可能性判定部(4b)において、実施対象となった
部分シミュレーションに含まれる列車が、すでにシミュ
レーション対象となっており、かつ指定駅の前駅を出発
しているか、または指定駅が始発駅である場合は処理可
能と判定し、イベント処理部(4c) 、状態更新部(
4d)を実施して終了する。
それ以外の場合、または処理対象列車が部分シミュレー
ションに含まれていない場合は処理不能と判定し、イベ
ント処理部(4c) 、状態更新部(4d)を実施しな
いで終了する。
イベント処理部(4c)では、到着イベント及び出発イ
ベントを処理し、駅データ及び列車データ(1)を参照
して列車の到着時刻及び出発時刻をシミュレーションに
より求める。到着イベントの処理では、例えば列車が前
駅を出発した時刻に駅間最小走行時間を加えた時刻と駅
の最小進入時隔から物理的に可能な到着時刻を求め、こ
の時刻と計画ダイヤ上の到着時刻を比較して遅い方の時
刻に到着するものとする。また、出発イベントの処理で
は、例えば列車が到着した時刻に最小停車時間を加えた
時刻と駅の最小進出時隔から物理的に可能な出発時刻を
求め、この時刻と計画ダイヤ上の出発時刻を比較して遅
い方の時刻に出発するものとする。なお、使用番線は列
車の種別及び追越しの有無により決定する。
状態更新部(4d)では、求めた到着時刻、出発時刻に
基いて、列車の到着及び出発に伴う列車及び駅の状態を
更新する。
部分シミュレーション管理手段(3)は、列車ダイヤの
作成装置を操作する人間が部分シミュレーションの実施
を管理及び制御するためのものである。人間の指示に従
って、部分シミュレーションの実施を進行させるか、中
止するが、後戻り実施手段(6)を用いて実施した部分
シミュレーションを元に戻すか、ダイヤ修正手段(7)
を用いて計画ダイヤを修正するかを選択する0部分シミ
ュレーションの実施を進行させる場合、以下に示す基本
指令を用いて部分シミュレーションの実施順序を管理す
る役割をもつ、また、部分シミュレーションが実施され
た場合、ダイヤ設定手段(5)に対しダイヤの設定を命
じる役割をもつ、さらに、人間の指示に応じ、後戻り実
施手段(6)の実施やダイヤ修正手段(7)の実施を命
じる役割を持つ。
基本指令とは特定の駅に対して部分シミュレーションの
実施を命令するコマンドであり、列車ダイヤの作成のた
めには、第1指令、第2指令の2つが必要である。この
2つの基本指令は電気学会論文誌C(昭和62年10月
号、第923頁〜第930頁)に示されたものに加えて
、試行錯誤なく追越しを設定しながらダイヤを作成する
ために、変更している。さらに、第1指令は途中状から
始発の列車を考慮できるよう変更しており、第2指令は
条件付可能という場合を削除している。なお、以下では
、基本指令を受けた駅を基準駅と呼び、部分シミュレー
ションを実施する駅を実施駅と呼ぶ。
■第1指令 第1指令は、基準駅を出発したが次の駅にはまた到着し
ていない列車、つまり駅間を走行中の列車があれば、基
準駅を最初に出発した列車を処理対象列車とし、次の駅
で部分シミュレーションを実施するよう部分シミュレー
ション実施手段(4)に命じる。この指令の結果には従
来装置では、部分シミュレーションの実施完了と実施不
能があった。前者の場合には実施駅に第1指令を、後者
の場合には基準駅に第2指令を出すと、部分シミュレー
ションを実施できる可能性がある。
さて、実施駅が待避可能な場合には、そこでの部分シミ
ュレーションの実施について以下に述へる判断を行うこ
とにより、試行錯誤を行わずに追越しを設定することが
できる。即ち、第4図(a)fb)のそれぞれ左側に示
すように、実施すべき部分シミュレーションS3.S4
よりも時間的に後にダイヤ設定手段(25)によりダイ
ヤを設定された列車(例えば列車C)が存在しないなら
ば、実施不能とする。この場合は従来装置では実施可能
と考えていたが、この時点で部分シミュレーションS3
を実施してしまうと、後続列車が列車Aを追い越すよう
にダイヤ設定されると列車への状態を後戻りさせる必要
が生じる。そこで、列車Aが後続列車に追い越されない
ことが確定する時点まで部分シミュレーションS3.S
4の実施を凍結させる。そして、第4図(a) 、  
(b)のそれぞれ右側に示すように実施すべき部分シミ
ュレーションS3、S4よりも時間的に後にダイヤ設定
手段によりダイヤを設定された列車が存在する時に、実
施可能とする。
また、従来装置では処理対象列車が部分シミュレーショ
ンに含まれていない場合には、部分シミュレーションは
実施できないので実施不能という結果を返していた。例
えば、第5図に示すようにに駅では列車Bが出発した状
態、K+1駅では列車Aが出発した状態でに駅に第1指
令を出すと、夕11車Bを処理対象列車としてに+1駅
で部分シミュレーションを実施することになる。ところ
が、K+1駅で次に実施すべき部分シミュレーションは
Scであるから、処理対象列車Bが部分シミュレーショ
ンScに含まれでおらず、実施不能が返される。このよ
うに、従来装置では実施駅(K+1駅)から始発の列車
(例えば列車C)があれば第1指令に対して実施不能が
返されてしまう、しかも従来装置での基本指令の組み合
せ方法では次は基準駅に第2指令を出すため、K駅には
常に第1指令が出され、K+1駅以降の列車運行がシミ
ュレーションできないことになる。この問題点を解決す
るため、処理対象列車が部分シミュレーションに含まれ
ていない場合には、実施不能ではなく条件付可能という
結果を返すことにした。条件付可能の場合には、例えば
実施駅に第2指令を出すと、部分シミュレーションを実
施できる可能性がある。
■第2指令 第2指令は、基準駅を次に出発する列車を処理対象列車
として、基準駅で部分シミュレーションを実施するよう
に部分シミュレーション実施手段(4)に命じる。その
結果には実施完了と実施不能がある。また、第1指令と
同様に実施駅が待避可能の場合は、実施すべき部分シミ
ュレーションよりも時間的に後にダイヤ設定手段により
ダイヤを設定された列車が存在する時に実施可能とし、
そうした列車が存在しない時は実施不能とする。実施完
了の場合には基準駅に第1指令または第2指令を出し、
実施不能の場合には基準駅に隣接する駅に第2指令を出
すと、部分シミュレーションを実施できる可能性がある
さらに、後戻りの実施には後戻り指令が必要である。後
戻り指令は、基準駅を出発し、次駅には到着していない
列車を処理対象列車として、対象列車を後戻りさせるよ
う後戻り実施手段(6)に命じる。
次に、部分シミュレーション管理手段(3)で、第6図
に示す処理手順により列車ダイヤの作成を行う。
まず、ダイヤを作成しようとする路線の始発駅に第2指
令を出す(ステップ31)。第2指令の実施(ステップ
32)に対する結果としては、先に述べたように実施完
了と実施不能があるが、実施完了の場合には基準駅へ第
1指令を出しくステップ33)、実施不能の場合には基
準駅の前駅へ第2指令を出す(ステップ34)。ただし
、実施不能であり、しかも基準駅が始発駅の場合には、
始発駅を出発する列車がないのでダイヤ作成を終了する
。一方、第1指令の実施(ステップ35)に対する結果
としては、先に述へたように実施完了、実施不能、条件
付可能の3つがある。実施完了の場合には実施駅へ第1
指令を出しくステップ36)、実施不能の場合は基準駅
の前駅へ第1指令を出す(ステップ37)。そして、従
来装置にはない条件付可能の場合には次駅で部分シミュ
レーションを行うために、実施駅へ第2指令を出す(ス
テップ38)。ただし、実施完了であっても実施駅がそ
の路線の終着駅の場合は、基準駅に第1指令を出す(ス
テップ39)。また、実施不能であっても基準駅がその
路線の始発駅の場合は、基準駅へ第2指令を出す(ステ
ップ40)。
ダイヤ設定手段(5)は部分シミュレーションの実施に
より走行状態となった列車に対して、次に到着及び出発
する駅での計画ダイヤを設定する役割をもつ。設定のタ
イミングは、部分シミュレーション実施手段(4)によ
り部分シミュレーションが1回実施されるごとに部分シ
ミュレーション管理手段(3)により指示される。なお
、以下では部分シミュレーションの実施駅に対して、ダ
イヤを設定する駅を計画駅と呼ぶ。
ダイヤ設定手段(5)はまず実施駅の出発時刻をもとに
して5部分シミュレーション実施手段(4)のイベント
処理部(4c)と同様の方法で計画駅での着発時刻と使
用番線を設定する。そして、その列車より以前に計画駅
で到着または出発する列車を対象として、追越しを設定
するかどうかを駅及び列車がもつルールに基いて決定す
る。
ダイヤ修正手段(7)は、ダイヤ設定手段(5)によっ
て設定された計画ダイヤを人間が入力することで修正す
る役割を持つ。
列車ダイヤ表示手段(8)では少なくとも列車ダイヤ図
の形式でその時点での作成結果を表示する役割をもつ6
列車ダイヤ図とは、例えば、列車運行を時間・距離平面
上に各駅間を直線で近似した軌跡として描いた図である
。さらに、各列車の運転時間や待避回数など列車ダイヤ
の基本的品質をあられす指標を表示することも考えられ
る。
後戻り実施手段(6)は、第7図のフローチャートに示
すように4つの部分からなり、部分シミュレーション後
に部分シミュレーション管理手段(3)から送られてく
る後戻り指令を受けて、駅データ及び列車データ(1)
を参照しながら、指定された駅で指定された列車(処理
対象列車と呼ぶ)を含んだ部分シミュレーションの実施
によって変化した駅及び列車の状態を実施前の状態に戻
す。
処理イベント系列作成部(61)では、指定された駅の
データから既に実施された部分シミュレーションを求め
、そこで−括して処理したイベントの系列を処理順を逆
にして作成する。例えば第1図において、Slのように
に駅では最後に列車Aが出発した場合は、列車Aの出発
イベントと到着イベントが処理イベントの系列として作
成される。
また、S2のように列車Bと列車Cが出発した場合は列
車Bの出発イベント、列車Cの出発イベント及び到着イ
ベント、列車Bの到着イベントが処理イベントの系列と
して作成される。
処理可能性判定部(62)では、処理イベント系列作成
部(61)において後戻り対象となった部分シミュレー
ションに含まれる列車が、すでにシミュレーション実施
を終えて指定駅を出発しており、かつ次駅には到着して
いない場合は、処理可能と判定し、イベント処理部(6
3)、状態復帰部(64)を実施して終了する。それ以
外の場合、あるいは処理対象列車が部分シミュレーショ
ンに含まれていない場合は、処理不能と判定し、イヘン
ト処理部(63)、状態復帰部(64)を実施しないで
終了する。
イヘント処理部(63)では、出発イヘント及び到着イ
ベントを処理し、駅データ及び列車データ(1)を参照
して部分シミュレーション実施前の列車の出発時刻、到
着時刻及び使用番線を求める。
状態復帰部(64)では、イヘント処理部(63)で求
めた到着時刻、出発時刻に基いで、列車の到着と出発に
伴う列車及び駅の状態を部分シミュレーション実行前の
状態に復帰する。
この実施例では、以上のように、部分シミュレーション
とダイヤ設定を交互に繰り返すことによって、追越しの
設定に関して試行錯誤を行わずに列車ダイヤを作成する
ことができる。試行錯誤を行わないため処理時間が短く
、しかもダイヤ作成の過程が人間にとって理解しやすい
ため、ダイヤ作成の途中でも人間が主導権をもって対話
的にその時点での作成結果をみて、部分シミュレーショ
ン管理手段(3)により処理の中止・続行・修正・後戻
りを指示できる。既に設定されたダイヤの修正な行いた
い場合は、後戻り実施手段(6)により部分シミュレー
ション実施前の状態に戻り、ダイヤ設定手段(5)によ
りダイヤの修正を行い、再び部分シミュレーションを実
施することができる。
さらに、駅及び列車ごとに記述できるルールにより、時
間帯や列車の使命などの特殊事情を考慮したダイヤを作
成することができる。
[発明の効果コ 以上のように、この発明によれば5人カデータから該当
する列車とその始発駅をシミュレーション対象として初
期化して状態を設定する始発状態設定手段、指定された
駅において関連をもつ複数の列車の到着及び出発を一括
して処理する部分シミュレーションを実施する部分シミ
ュレーション実施手段、部分シミュレーションの実施に
より走行状態となった列車に対し、次に到着及び出発す
る駅での着発時刻と使用番線を設定すると共に、駅及び
列車ごとに記述されたルールに基いて追越しを設定する
ダイヤ設定手段、部分シミュレーションの実施により変
更された駅及び列車の状態を元に戻す後戻り実施手段、
ダイヤ作成中に設定されたダイヤの修正を行なうダイヤ
修正手段、部分シミュレーションを実施させる基本指令
とその組み合せ方法とを保持して部分シミュレーション
の実施順序とダイヤ設定とを管理すると共に、後戻り実
施手段とダイヤ修正手段を対話的に選択し実行する部分
シミュレーション管理手段、並びに作成した列車ダイヤ
を列車ダイヤ図として表示する列車ダイヤ表示手段を備
え、一路線を対象とし、走行する列車の種別、運転区間
、始発時刻から、各列車が各駅に到着及び出発する時刻
をシミュレーションにより求めて列車ダイヤの作成を行
うことにより、処理時間が短く、しかもダイヤ作成の過
程を比較的容易に理解でき、ダイヤ作成の途中でも人間
が主導権をもって処理の中止・続行・修正・後戻りを指
示でき、さらに、時間帯や列車の使命などの特殊事情を
考慮したダイヤを作成することができる列車ダイヤの作
成装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は横軸に時間、縦軸に距離を表わす列車運行のモ
デル図、第2図はこの発明の一実施例による列車ダイヤ
の作成装置の構成を示すブロック図、第3図は一実施例
に係る部分シミュレーション実施手段の処理の流れを示
すフローチャート、第4図、第5図はそれぞれ横軸に時
間、縦軸に距離を表わす列車運行のモデル図、第6図は
この実施例に係る部分シミュレーション管理手段の処理
手順を示すフローチャート、第7図はこの実施例に係る
後戻り実施手段の処理手順を示すフローチャートである
。 (2)・・・始発状態設定手段、(3)・・・部分シミ
ュレーション管理手段、(4)・・・部分シミュレーシ
ョン實施手段、(5)・・・ダイヤ設定手段、(6)・
・・後戻り実施手段、(7)・・・ダイヤ修正手段、(
8)・・・列車ダイヤ表示手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  入力データから該当する列車とその始発駅をシミュレ
    ーション対象として初期化して状態を設定する始発状態
    設定手段、指定された駅において関連をもつ複数の列車
    の到着及び出発を一括して処理する部分シミュレーショ
    ンを実施する部分シミュレーション実施手段、上記部分
    シミュレーションの実施により走行状態となった列車に
    対し、次に到着及び出発する駅での着発時刻と使用番線
    を設定すると共に、駅及び列車ごとに記述されたルール
    に基いて追越しを設定するダイヤ設定手段、上記部分シ
    ミュレーションの実施により変更された駅及び列車の状
    態を元に戻す後戻り実施手段、ダイヤ作成中に設定され
    たダイヤの修正を行なうダイヤ修正手段、上記部分シミ
    ュレーションを実施させる基本指令とその組み合せ方法
    とを保持して上記部分シミュレーションの実施順序とダ
    イヤ設定とを管理すると共に、上記後戻り実施手段と上
    記ダイヤ修正手段を対話的に選択し実行する部分シミュ
    レーション管理手段、並びに作成した列車ダイヤを列車
    ダイヤ図として表示する列車ダイヤ表示手段を備え、一
    路線を対象とし、走行する列車の種別、運転区間、始発
    時刻から、各列車が各駅に到着及び出発する時刻をシミ
    ュレーションにより求めて列車ダイヤの作成を行うこと
    を特徴とする列車ダイヤの作成装置。
JP2261048A 1990-09-28 1990-09-28 列車ダイヤの作成装置 Expired - Lifetime JP2864709B2 (ja)

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JP2261048A JP2864709B2 (ja) 1990-09-28 1990-09-28 列車ダイヤの作成装置

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JPH06107179A (ja) * 1992-09-29 1994-04-19 Hitachi Ltd 列車ダイヤ作成方法と装置

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