JPH04150910A - バグフィルター集塵機の円筒形濾過体の保護装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 仁産業上の利用分野 本発明はバグフィルタ−集塵機の円筒形濾過体のパルス
エアーによる逆洗時の風圧による損傷を防止する保護装
置に関するものである。

口、従来の技術 従来の技術としては特公昭６２−１２８２号（らせん状
構造の空気拡散管付バッグ型濾過器）、特公昭６３−２
６４３号（内部に空気拡散器を備えた袋様式のフィルタ
ー装置）、特開昭５６−５１２２０号（高圧空気噴射で
掃除される製型式の濾過装置）等の文献があるが、これ
らの文献の濾過体の保護装置は構造的に寸法が長く不都
合な面がある。上記文献の手段は周期的に行なわれる逆
洗時の高圧空気を無数に小孔があいた長い保護管により
濾過体に均一に分散供給して濾過体を一様に洗浄しよう
とするものである。本発明においては長い保護管は使用
しない。

次のようなテストにより長い保護管は必ずしも必要がな
いことが明らかになった。即ち、濾過体４を第１１図に
示すようにベンチュリーノズル６に装着したテスト管１
６において、エアーヘッダー１２から送気される４〜７
　ｋｇ／ａｍ２の空気圧力を遮断開通する電磁弁１５を
０．２秒間開けてパルスエアーノズル１３より濾過体４
に吹きかけ、濾過体４から外部に抜は出す空気圧をＡ−
Ｈの各点でビニールチューブ１７を介してＵ字管式マノ
メーター１８により測定すると、第１１図の右側に濾過
体４に沿ってボしているような洗浄エアー特性■が得ら
れる。該特性■は右方に張出するベンチュリーノズル６
の出口付近がエアー噴出圧力の大きいことを示している
。従って、ベンチュリーノズル出口付近に噴射圧力が集
中して、その付近の濾過体に部分的に過度の逆洗力が作
用し、その結果、その濾過体の部分に損傷を与えてしま
い、濾過体の寿命が短くなる欠点があった。

ハ１発明が解決しようとする課題 本発明が解決しようとする第１の課題は濾過体の保護で
あり、第２の課題は長い円筒形濾過体の下部まで噴射さ
れる逆洗のパルスエアーが均一に噴射できるようにした
バグフィルタ−集Ｍ機の円筒形濾過体の保護装置を得よ
うとするものである。

二０課題を解決するための手段 本発明は上記の如き観点に鑑みてなされたもので、バグ
フィルタ−集Ｍ機の円筒形濾過体の上部より３００〜５
００１の位置に、正方形又は矩形等の適当な形状のパン
チ孔を無数に有するパンチングプレートで製作された全
長１００〜５００Ｉの円筒形状のバッフル管を取り付け
る、又は、バグフィルタ−集塵機の円筒形濾過体の上部
より３００〜５００ｍ１の位置に、下向き又は斜め下向
きの羽根を突成した半打ち抜きパンチ孔を整列配列した
パンチングプレートで製作された全長１００〜５００腸
膨の円筒形状のバッフル管を取り付ける、或いは、下向
き又は斜め下向きの羽根を設けた半打ち抜きパンチ孔を
整列配列した環状リング体を、正方形又は矩形等の適当
な形状のパンチ孔を無数に有するパンチングプレートで
製作された全長１００〜５００ｓ−の円筒形状のバッフ
ル管の内径側に嵌合固定し、それをバグフィルタ−集塵
機の円筒形濾過体の上部より３００〜５００ｍｍの位置
に取り付けたバグフィルタ−集塵機の円筒形濾過体の保
護装置を提供しようとするものである。

ネ、作用及び実施例 以下、本発明を図面を参照しながら作用と共に説明する
。

第１図は集Ｍ機の円筒形濾過体４の縦断面図であり、濾
過体４内部にベンチュリーノズル６と本発明によるバッ
フル管１が配設された状態を示したものである。

第２図は本発明の第１実施例のバッフル管１と成すパン
チングプレート２を示すもので、正方形のパンチ孔３を
左右からそれぞれ略４５度の角度で無数に整列配列した
パンチングプレート２を円筒形状に丸め加工した全長１
００〜５００＋ｍのバッフル管ｌと成し、それを第１図
に示すように、ベンチュリーノズル６の出口側である下
部にリテーナ−５を支持体にして取り付けたものである
。７はチューブシート、１０はスナップリングである。

尚、前記パンチ孔３は正方形以外に矩形、Ｕ字形、三角
形成いは長溝状等の適当な孔であってもよい。

第３図は本発明の第２実施例のバッフル管１と成すパン
チングプレート２を示すもので、ブロベラのような、開
扉角度の浅い下向き７ノ＼羽根９を有する半打ち抜きパ
ンチ孔８を縦横に配列したパンチングプレート２を第４
図に示すような円筒形状に加工してバッフル管１と成し
、それを前記同様にして第１図に示すように取り付ける
。

第５図は本発明の第３実施例のバッフル管１と成すパン
チングプレート２を示すもので、プロペラのような角度
を有する斜め下向き小羽根９付半打ち抜きパンチ孔８を
左右からそれぞれ略４５度の角度で整列配列したパンチ
ングプレート２を第６図に示すような円筒形状に加工し
てバッフル管１と成し、それを前記同様の要領で第１図
に示すように取り付ける。

第７図は本発明の第４実施例のバッフル管１を示すもの
で、第８図及び第９図に示すようなプロペラの如き角度
を有する斜め下向き大羽根８′付半打ち抜きパンチ孔１
４を有する環状リング体１１を、第２図に示されるよう
なパンチングプレート２で製作した円筒形状のバッフル
管１の内径側に各々嵌合固定し、それを前記同様の要領
で第１図に示すように取り付けて構成する。

前記第１実施例の構成において、第２図に示されたパン
チングプレート２の孔明率は４０〜６０％であり、円形
パンチ孔は孔明率が得難いので、正方形又は矩形成いは
比較的孔明率の採り易いＵ字形、三角形、長溝状等の適
当なパンチ孔を採用し、又、洗浄空気の流れ方向に無理
のない斜め方向の配列が採用されている。この構成は特
に洗浄時のパルスエアーを濾過体４の全長に亘り平均的
に供給しようとするのではなく、濾過体４の損傷が著し
い濾過体の上部から３００〜５００■の位置を物理的に
保護することが主目的である。但し、パンチ孔を通過で
きなかった洗浄空気は必然的に減圧しながらも濾過体４
の下部に届くことになる。長期の使用結果から第１図に
示されるようなベンチュリーノズル６を装着した場合、
濾過体４の損傷位置はその上部から３００〜５００ｍｍ
である。バッフル管１による圧力損失は可及的に小さい
方がよい。

前記第２実施例の構成にお〜１て、第３図に示された孔
明率４０〜６０％の半打ち抜きパンチングプレート２で
、打ち抜かれたプレート片は小羽根９として残したまま
円筒形状に加工している。円筒内径壁を取り巻く小羽根
９は、上部から吹き込まれる逆洗用空気を反射して円筒
形状濾過体４の中央方向に集めようとする作用をするの
で逆洗用空気は濾過体４の下部付近まで届（結果になる
。

前記第３実施例の構成において、上記第２実施例の第３
図に示されているパンチングプレート２を第５図に示さ
れているように斜めに用いることにより、小羽根９は上
部から吹き込まれる逆洗用空気を斜め下方に反射して円
筒内径壁周辺に衝撃的なパルスエアーの旋回流を瞬時形
成させる機能を果たすのでパルスエアーは渦巻状となっ
て濾過体４の下部付近まで届く。

前記第４実施例の構成は、第６図に示されているような
小羽根９を比較的大きな大羽根９−とすることにより、
第９図に示されているような旋回流を効果的に起こさせ
ることが主目的である。

勿論、前記第２実施例においても小羽根９を大羽根にす
ることによって更に効果的にパルスエアーな濾過体４の
中央に集めることができる。

又、大羽根９′を有する大型パンチ孔１４の孔明率は環
状リング体１１の表面積の４０〜６０％になるような孔
数やサイズを選定するようにする。更には又、上述の孔
構成の他に孔明率の採り易い矩形、Ｕ字形、三角形成い
は長溝状等の適当な孔のパンチ孔を採用することもでき
る。

又、第３図や第５図に示すように半打ち抜きにすること
も容易である。

次に、第１０図に示されているように、ベンチュリーノ
ズル６の出口側に上記実施例による４種類のバッフル管
１を順次交換して取り付け、上記従来例と同様にパルス
エアーをかけてテストした。その結果、第１０図の右側
に濾過体４に沿って示されている濾過体外部表面の洗浄
空気圧分布である洗浄エアー特性■、■、■及び■が得
られた。該各特性は右方に張出する程ベンチュリーノズ
ル６のエアー噴出圧力の大きいことを示している。ここ
で、■は第２図に示された第１実施例のバッフル管１の
特性、■は第３図に示された第２実施例のバッフル管１
の特性、■は第５図に示された第３実施例のバッフル管
１の特性及び■は第７図に示された第４実施例のバッフ
ル管１の特性であり、それらの特性には特に大差はなく
、濾過体に係る洗浄圧力を濾過体の全長に亘って略均−
化し、それにより濾過体の損傷を防止できるものである
。

へ１発明の効果 本発明は以上の説明により明らかなように、バグフィル
タ−集塵機の円筒形濾過体の上部より３００〜５００Ｉ
の位置に正方形又は矩形等の適当な形状のパンチ孔を無
数に有するパンチングプレートで製作された全長１００
〜５００閣閣の円筒形状のバッフル管を取り付けたこと
により、濾過体に係る洗浄圧力が濾過体の全長に亘り略
均−化され、それにより濾過体が保護されて噴射圧力に
よる損傷が防止されると共に、長い円筒形濾過体の下部
まで逆洗のパルスエアーが均一に噴射できるものである
。

【図面の簡単な説明】

第１図は集塵機の円筒形濾過体の縦断面図、第２Ａ図は
本発明の第１実施例のバッフル管と成すパンチングプレ
ートを示す展開図、第２Ｂ図は第２Ａ図の一部拡大図、
第３Ａ図は本発明の第２実施例のバッフル管と成すパン
チングプレートの構成をを示す一部構造図、第３Ｂ図は
第３Ａ図の一部の斜視図、第４図は第３図に示す構成の
パンチングプレートを円筒形状に加工してバッフル管と
成した平面図、第５図は本発明の第３実施例のバッフル
管と成すパンチングプレートの構成をを示す一部構造図
、第６図は第５図に示す構成のパンチングプレートを円
筒形状に加工してバッフル管と成した平面図、第７図は
本発明の第４実施例のバッフル管を示す斜視図、第８図
は同バッフル管を構成する環状リング体を示す斜視図、
第９図は同平面図、第１０図は濾過体と第１〜第４実施
例による４種類のバッフル管を順次交換して取り付け、
濾過体内部から洗浄空気を吹きかけてテストした結果の
濾過体外部表面の洗浄空気圧の関係を示す分布状態図、
第１１図は従来のベンチュリーノズルを備えた円筒形濾
過体とその内部から洗浄空気を吹きかけたときの濾過体
外部表面の洗浄空気圧の関係を示す分布状態図である。 １・・・バッフル管、２・・・パンチングプレート、３
・・・パンチ孔、４・・・濾過体、５・・・リテーナ−
６・・・ベンチュリーノズル、７・・・チューブシート
、８・・・牟打ち抜きパンチ孔、９・・・小羽根、１０
・・・スナップリング、１１・・・環状リング体、１２
・・・エアーヘッダー １３・・・パルスエアーノズル、 １４・・・大型パンチ孔、１５・・・電磁弁、１６・・
・テスト管、１７・・・ビニールチューブ、１８・・・
υ字管式マノメーター 第１１図 第１０図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、バグフィルター集塵機の円筒形濾過体の上部より３
   ００〜５００ｍｍの位置に、正方形又は矩形等の適当な
   形状のパンチ孔を無数に有するパンチングプレートで製
   作された全長１００〜５００ｍｍの円筒形状のバッフル
   管を取り付けたことを特徴とするバグフィルター集塵機
   の円筒形濾過体の保護装置。 ２、バグフィルター集塵機の円筒形濾過体の上部より３
   ００〜５００ｍｍの位置に、下向き又は斜め下向きの羽
   根を突成した半打ち抜きパンチ孔を整列配列したパンチ
   ングプレートで製作された全長１００〜５００ｍｍの円
   筒形状のバッフル管を取り付けたことを特徴とするバグ
   フィルター集塵機の円筒形濾過体の保護装置。 ３、下向き又は斜め下向きの羽根を設けた半打ち抜きパ
   ンチ孔を整列配列した環状リング体を、正方形又は矩形
   等の適当な形状のパンチ孔を無数に有するパンチングプ
   レートで製作された全長１００〜５００ｍｍの円筒形状
   のバッフル管の内径側に嵌合固定し、それをバグフィル
   ター集塵機の円筒形濾過体の上部より３００〜５００ｍ
   ｍの位置に取り付けたことを特徴とするバグフィルター
   集塵機の円筒形濾過体の保護装置。 ４、上記円筒形状のバッフル管のパンチ孔の孔明率が４
   ０〜６０％である特許請求の範囲第１項乃至第３項記載
   のバグフィルター集塵機の円筒形濾過体の保護装置。