JP3178547U - 集塵機用ベンチュリ管 - Google Patents

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Abstract

【課題】容易にベンチュリ管を導入することができ、かつ、ベンチュリ無タイプのリテーナと同様の流通空気に対する抵抗抑制を行え、機器構成のコンパクト化、省エネ化を達成できる集塵機用ベンチュリ管を提供する。
【解決手段】濾過処理後の空気を流通させるとともに逆洗用空気の流通を許容する本体筒部8Aと、濾過処理後の空気と逆洗用空気との流通経路において装着可能な取付脚8Bとを備えて構成し、取付脚8Bにおける本体筒部8Aの円周方向に沿った横幅tを細幅のものに構成し、本体筒部8Aの外周面側で取付脚8B間においても空気流通空間を確保すべく構成してある。
【選択図】図2

Description

本考案は、塵埃等を含んだ処理前空気を処理して塵埃を除去して清浄化し空気中に戻す集塵機に使用されるものであって、
具体的には、導入する処理前空気室と濾過処理を受けた処理後の空気を導入する処理後空気室とを隔壁によって区画するとともに隔壁に設けた連通孔を通して空気の流通を可能に構成し、処理前空気に対して濾過作用を施す濾過手段と、処理前空気を導入するとともに処理後の空気を前記処理後空気室より排出する空気流通手段と、濾過手段に向けて逆洗用空気を放出する逆洗手段とを設けてある集塵機において、前記濾過手段を通過した処理後の空気を誘導するとともに逆洗用空気を前記濾過手段に誘導すべく、前記隔壁に形成した連通孔位置に対応して設置される集塵機用ベンチュリ管に関する。
この種の集塵機において、濾過手段を濾布とその濾布を内側から保持するリテーナとで構成し、このリテーナに対してベンチュリ管を備えたものがある。このものは、支持基台6A(支持金具1)と隔壁2(隔壁板15)との間に所定の(間隙19)を形成し、この(間隙19)とベンチュリ管8の内部の両方を通じて濾布5(濾布18)内と濾過後ガス通路を連通させるようにした。従って、空気流の通過断面積をベンチュリ管のみの場合よりも拡大し、吸引ファンの負荷を軽減するものがあった(特許文献1)。
実用新案登録第3091952号公報(図1)
しかし、このような構成のものであっても、ベンチュリ管の外側空間を空気の流通空間とするために、支持基台と隔壁との間に間隙を形成すべく、ベンチュリ管を支持基台より持ち上げるために、長尺のアジャストボルトを使用するといった設置方法を採っており、設置形態を改善する余地があった。
一方、ベンチュリ管を装備しないリテーナに対してベンチュリ管を導入するには、ベンチュリ無しのリテーナを、ベンチュリ管を一体的に取り付けたリテーナにソックリ入れ替える以外に手段はなかった。
本考案の目的は、ベンチュリ無タイプのリテーナと同様の流通空気に対する抵抗を抑制し、処理後空気の空気流通手段の排出容量負担、及び逆洗手段の吹出容量負担の軽減化を行い、かつ、ベンチュリ管を有していないリテーナであっても容易にベンチュリ管を導入することができ、機器構成のコンパクト化、省エネ化を達成できる集塵機用ベンチュリ管を提供する点にある。
〔構成〕
請求項1に係る考案の特徴構成は、濾過処理後の空気を流通させるとともに逆洗用空気の流通を許容する本体筒部と、前記濾過処理後の空気と前記逆洗用空気との流通経路において設置用部材に装着可能な取付脚とを備えて構成し、前記取付脚における前記本体筒部の円周方向に沿った横幅を細幅のものに構成し、前記本体筒部の外周面側で前記取付脚間においても空気流通空間を確保すべく構成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
〔作用〕
ベンチュリ管自体に取付脚を有しているので、流通経路における設置用部材にその取付脚を取り付けることによって、ベンチュリ管を持っていない集塵機においてもベンチュリ管を容易に導入できる。
そして、導入した状態では、取付脚における横幅を細幅のものに構成してあるので、本体筒部の外周面側で前記取付脚間においても空気流通空間を確保でき、本体筒部の内部だけを空気の流通空間に形成する場合に比べて大量の空気を流通させることができる。
〔効果〕
本体筒部の外周面側で前記取付脚間においても空気流通空間を確保できるので、大量の空気の流通を可能にし、ベンチュリ無タイプと同様に、処理後空気の空気流通手段の排出容量負担、及び逆洗手段の吹出容量負担の軽減化を行い、機器構成のコンパクト化、省エネ化を達成できるだけの構成を維持しながら、ベンチュリ管自体に取付脚を装備する構成によって、隔壁だけに限定されることなく、流通経路における部材を遍く設置用部材として活用でき、設置形態の汎用性を確保することができた。。
しかも、ベンチュリ管自体が取付脚を装備した独立した部品として使用されることを目的とすることによって、前記したベンチュリタイプのように、当初よりベンチュリ管を装着したリテーナにソックリ入れ替えることなく、ベンチュリ無タイプにおいても簡易な方法でベンチュリ管の増設が可能になる。
〔構成〕
請求項2に係る考案の特徴構成は、前記取付脚の装着部を、濾布を内側から保持するリテーナに取付固定可能に形成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
〔作用〕
取付脚の装着部を、濾布を内側から保持するリテーナに取付固定すると、ベンチュリ管がリテーナに取付られ、ベンチュリ無タイプのリテーナをベンチュリタイプのリテーナに変更できる。
しかも、リテーナにおいては、ベンチュリ管を取り付けるにあたって、取付脚の装着部を連結する設置用部材として増設することとなっても、僅かなブラケット等を増設するだけでよい。
〔効果〕
したがって、ベンチュリ管の機能によって、逆洗用空気を濾布の下端近くまで送り込むことができて濾過能力を高めることができるとともに、ベンチュリ管を備えないリテーナと同様の空気の流通しやすさを確保でき、ベンチュリ無タイプと同様に、処理後空気の空気流通手段の排出容量負担、及び逆洗手段の吹出容量負担の軽減化を行い、機器構成のコンパクト化、省エネ化を達成できる。
〔構成〕
請求項3に係る考案の特徴構成は、前記取付脚の装着部を、濾布を内側から保持するリテーナの横桟又は縦桟に嵌め込み固定可能に形成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
〔作用〕
取付脚の装着部を、濾布を内側から保持するリテーナの横桟又は縦桟に嵌め込み固定すると、ベンチュリ管がリテーナに取付けられ、ベンチュリ無タイプのリテーナをベンチュリタイプのリテーナに変更できる。
しかも、リテーナにおいては、ベンチュリ管を取り付けるにあたって、取付脚の装着部を連結する設置用部材として特別のものを増設する必要はなく、本来構成部材である横桟又は縦桟を利用するだけでよい。
〔効果〕
したがって、ベンチュリ管の機能によって、逆洗用空気を濾布の下端近くまで送り込むことができて濾過能力を高めることができるとともに、ベンチュリ管を備えないリテーナと同様の空気の流通しやすさを確保でき、ベンチュリ無タイプと同様に、処理後空気の空気流通手段の排出容量負担、及び逆洗手段の吹出容量負担の軽減化を行い、機器構成のコンパクト化、省エネ化を達成できる。
〔構成〕
請求項4に係る考案の特徴構成は、前記取付脚の装着部を、濾布を内側から保持するリテーナの上端支持基部の周縁部に嵌め込み固定可能に形成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
〔作用〕
取付脚の装着部を、濾布を内側から保持するリテーナの上端支持基部に嵌め込み固定すると、ベンチュリ管がリテーナに取付られ、ベンチュリ無タイプのリテーナをベンチュリタイプのリテーナに変更できる。
しかも、リテーナにおいては、ベンチュリ管を取り付けるにあたって、取付脚の装着部を連結する設置用部材として特別のものを増設する必要はなく、本来構成部材である上端支持基部を利用するだけでよい。
〔効果〕
したがって、ベンチュリ管の機能によって、逆洗用空気を濾布の下端近くまで送り込むことができて濾過能力を高めることができるとともに、ベンチュリ管を備えないリテーナと同様の空気の流通しやすさを確保でき、ベンチュリ無タイプと同様に、処理後空気の空気流通手段の排出容量負担、及び逆洗手段の吹出容量負担の軽減化を行い、機器構成のコンパクト化、省エネ化を達成できる。
〔構成〕
請求項5に係る考案の特徴構成は、前記取付脚を、棒状部材を曲げ形成して構成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
〔作用効果〕
取付脚として棒状材を曲げ形成しただけの簡易な構成のものででき、かつ、棒状材を使用しているので、空気の流通経路に占める面積を小さくでき、空気の流通を阻害しにくい。
〔構成〕
請求項6に係る考案の特徴構成は、前記取付脚が、棒状部又は筒状部と平板部とを有し、基端側平板部を本体筒部から延出し棒状部又は筒状部を介して先端側平板部を設置用部材に取付けて構成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
〔作用効果〕
筒状本体部と設置用部材との連結部位には平板部を利用し、平板部を繋ぐ部分に棒状部又は筒状部を配置して、取付脚の強度向上を図っている。
〔構成〕
請求項7に係る考案の特徴構成は、前記取付脚が、平板部材を前記本体筒部の半径方向に沿った状態でその本体筒部に取付固定して構成したものである点にあり、その作用効果は次の通りである。
〔作用効果〕
取付脚として平板部材を利用して簡易な構成のものにでき、かつ、平板部材を前記本体筒部の半径方向に沿った状態でその本体筒部に取付固定して、空気の流通経路に占める部分を平板部材の細い横幅部分にできて抵抗面積を小さくでき、空気の流通を阻害しにくい。
〔構成〕
請求項8に係る考案の特徴構成は、前記本体筒部が、一端に向けてラッパ状に広がる拡径部と、他端に向けて徐々に窄まる縮径部と、前記拡径部と前記縮径部との間に位置し一定の内径を有する同径部とで構成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
〔作用効果〕
ベンチュリ管の本体筒部における他端の構造を外向きに広がるラッパ状の拡径部構造ではなく、他端に向けて徐々に窄まる縮径部とした。これによって、外広がりの拡径部で大量の逆洗用空気を導入するとともに、その空気導入量を維持しながら、縮径部に至った逆洗用空気は、絞られて圧力を減少させながら速度を増して、放出される。
したがって、濾布下端部で洗浄能力をより向上させるとともに、僅かに、他端に縮径部を設けるだけの改造で済む。
特に、ベンチュリ管における本体筒部の下端部を下窄まりの縮径部に形成してあるので、次のようなことが言える。つまり、下窄まりの縮径部に形成すると、そこでの逆洗時の空気流速が増大することとなる。そうすると、縮径部のみから逆洗用空気が噴出する場合には、本体筒部の外側において負圧が発生することがある。
しかし、本願考案においては、縮径部のみから逆洗用空気を噴出させているのではなく、両取付脚の間に形成した空間を介して本体筒部の外周面側においても逆洗用空気の流通が可能である。このことによって、本体筒部の外周面側において負圧が発生することを減少させることができ、負圧の影響を回避する遮断手段を濾布の上端部に設ける必要もなく、十分な逆洗用空気速度を確保することが容易にできる。
したがって、濾布の下端部まで到達するに十分な速度を確保して、逆洗手段を形成するポンプ容量等の小容量化を図ることができ、省エネルギー化に寄与できるのである。
〔構成〕
請求項9に係る考案の特徴構成は、前記本体筒部が、一端に向けてラッパ状に広がる拡径部と、他端に向けて一定の内径を有する同径部とで構成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
〔作用効果〕
ベンチュリ管の本体筒部における他端の構造を一定の径を維持する同径部とした。これによって、外広がりの入口側の拡径部で大量の逆洗用空気を導入するとともに、その空気導入量を維持しながら、同径部に至った逆洗用空気は、僅かに絞られて圧力を少し減少させた状態を維持しながら僅かな速度増を維持して、放出される。
〔構成〕
請求項10に係る考案の特徴構成は、前記本体筒部が、両端に、夫々、その両端に向けてラッパ状に広がる両拡径部と、前記両関係部の間に位置し一定の内径を有する同径部とで構成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
〔作用効果〕
ベンチュリ管の本体筒部における他端の構造を外向きに広がるラッパ状の拡径部とした。これによって、入口側の外広がりの拡径部で大量の逆洗用空気を導入するとともに、その空気導入量を維持しながら、同径部に至った逆洗用空気は、僅かに絞られて圧力を減少させた状態を維持しながら僅かな速度増を維持して拡径部に至る。拡径部では、また、開放作用を受けて圧力を増大させながら速度を低減して、放出される。
したがって、濾布下端部で洗浄能力をより向上させるとともに速度増を大きくせずに濾布への影響を抑制する効果を得える。そしてその為に、僅かに、他端に拡径部を設けるだけの改造で済む。
〔構成〕
請求項11に係る考案の特徴構成は、前記本体筒部の内部に、導入された空気を螺旋状に誘導する機構を設けてある点にあり、その作用効果は次の通りである。
〔作用効果〕
本体筒部の内部に、導入された逆洗用空気は、螺旋状機構によって螺旋状に排出され、より洗浄効果を高めることができる。
〔構成〕
請求項12に係る考案の特徴構成は、前記導入された空気を螺旋状に誘導する機構が、前記本体筒部内に形成された羽根板である点にあり、その作用効果は次の通りである。
〔作用効果〕
螺旋状に誘導する機構が羽根板で形成されるので、簡単な構造で洗浄用空気による洗浄効果を高めるものを提供できた。
図1は、集塵機を示す構成図である。 図2(a)は、ベンチュリ管を上端支持基部に取付た状態を示す平面図、(b)は、縦断正面図、(c)は取付脚を上端支持基部に取り付けた状態を示す拡大縦断正面図である。 図3(a)は、ベンチュリ管を横桟に取付た状態を示す平面図、(b)は縦断正面図、(c)は取付脚を横桟に取り付けた状態を示す拡大縦断正面図である。 図4(a)は、逆洗状態を示す縦断正面図、(b)は、濾過状態を示す縦断側面図である。 図5(a)は、ベンチュリ管を示す縦断正面図、(b)は平面図である。 図6(a)は、別実施構造のベンチュリ管を示す縦断正面図、(b)は平面図である。 図7(a)は、図6で示した別実施構造のベンチュリ管を上端支持基部に取り付けた状態を示す平面図であり、(b)は、縦断正面図である。 図8は、取付脚を平板状部材で構成しているベンチュリ管を示す縦断正面図である。 図9は、別実施構造のリテーナに図3で示すベンチュリ管を取り付けた状態を示す縦断正面図である。 図10(a)ベンチュリ管の内部に羽根板を形成しているものを示す縦断正面図であり、(b)は、平面図である。
〔第1実施形態〕
バグ式の集塵機について説明する。図1に示すように、集塵機Aは、角筒部1Aとその下方の漏斗部1Bとからなる本体胴部1と、本体胴部1の内部空間を上下に区画する隔壁2によって、下方に塵埃等を含んだ処理前空気aを導入する処理前空気室3とその上方に濾過処理を受けた処理後の空気bを導入する処理後空気室4とに区画し、前記処理前空気室3と処理後空気室4とに、濾過手段B、空気流通手段C、逆洗手段Dを設けてある。
濾過手段Bについて説明する。図1〜図4に示すように、処理前空気室3と処理後空気室4を連通する複数個の連通孔2Aを隔壁2に形成する。隔壁2の内周縁部から下方に向けて濾布5を吊り下げ、円筒状を呈する濾布5を内側から保形支持するリテーナ6を吊り下げしてある。
リテーナ6は、図4に示すように、桟本体部6Bと上端支持基部6Aとで構成されており、桟本体部6Bは、複数本の縦桟6eを円周方向の複数箇所に配置するとともに、それら縦桟6eを連結する環状の横桟6fを濾布5の縦軸芯方向の複数箇所に配置して、構成してある。
一方、連通孔2Aには、図2に示すように、リテーナ6の上端支持基部6Aが装着してある。上端支持基部6Aは、大小径の筒状胴部6a、6bが上下二段に形成された略皿状を呈するものであり、上側の大径筒状胴部6aの上端には、上面視おむすび型を呈するフランジ部6cが形成されている。
上端支持基部6Aにおける小径筒状胴部6bの下端には、底面が形成されてはいるが、底面は小径筒状胴部6bから僅かに内側に折り曲げ形成された鍔状の部分だけで、中心部には大きな抜き孔6dが形成してある。
おむすび状を呈するフランジ部6cにおける頂点に対応する3か所には、下向きに折り返された支持部6gが設けてあり、支持部6gが隔壁2の上面に載置されて、上端支持基部6Aは連通孔2Aに嵌め込み装着されている。
リテーナ6の縦桟6eの上端部分は、上端支持基部6Aの小径筒状胴部6bの外周面に嵌合固定されており、リテーナ6が上端支持基部6Aを介して連通孔2Aから下向きに支持される構成を採っている。
次に、ベンチュリ管8について説明する。ベンチュリ管8は、各濾布5毎に装備される。装備される位置は、図2(a)、図3(a)に示すように、連通孔2Aの形成位置である。
ベンチュリ管8は、図2(a)に示すように、軸心方向に長い筒状の部材であり、その筒状を呈する本体筒部8Aの上端部に外広がりのラッパ状の拡径部8aを形成し、拡径部8aの先端に開口端8dを形成している。拡径部8aの下方には内外径が同一径を維持している同径部8bが形成してある。更に、その同径部8bの下端部に下窄まりの縮径部8cが形成してあり、その縮径部8cの下端位置に下向き開口端8eが形成されている。本体筒部8Aの外周面における円周方向の3か所には、細幅の取付脚8Bを設けてある。
取付脚8Bは、本体筒部8Aの下半部位置から一旦下方に延出された状態から下斜め横外方に向けて広がり、その先端位置において設置用部材に係合可能な円弧状を呈する係合凸部8fを形成してある。この係合凸部8fを取付脚8Bの装着部と称する。
係合凸部8fの一部は更に下方内側に向けて曲げ形成され、下窄まり部分8gを形成している。下窄まり部分8gの内側には、3つの取付脚8Bを外向きに広げる固定リング8hが装着してある。取付脚8Bを構成する材料は、細径の丸棒か又は細い幅の桟部材である。したがって、取付脚8Bにおける本体筒部8Aの円周方向に沿った横幅tを細幅のものにできる。
このような構成になるベンチュリ管8を取り付ける設置用部材としては、前記上端支持基部6Aの大径筒状胴部6aが利用される。つまり、大径筒状胴部6aと、その大径筒状胴部6aと小径筒状胴部6bとの間に形成された段部とを利用し、ベンチュリ管8における円弧状の係合凸部8fをその段部の上面に載置した状態で係合凸部8fの円弧部分を大径筒状胴部6aの内周面に嵌合固定して、ベンチュリ管8の取付状態を安定させている。
係合凸部8fの下方に伸びている下窄まり部分8gには、前記したように固定リング8hが装着され、上端支持基部6Aの抜き孔6d内に入り込んでいる。
以上のような構成になるベンチュリ管8は、リテーナ6に取付られた状態で、下端開口部の下窄まりの開口端8eを連通孔2Aより上方に位置させた状態で処理後空気室4内において立ち上げ装着され、ラッパ状開口端8dを逆洗用のヘッダーパイプ7における吹き出しノズル7aの下方に位置させるように配置してある。
(空気の流通)
図4(b)に示すように、濾過手段Bを通過した処理後の空気を、ベンチュリ管8を介して処理後空気室4に誘導するとともに、図4(a)に示すように、逆洗用空気cを、ベンチュリ管8を介して濾過手段Bに誘導すべく構成してある。
そして、図2(a)に示すように、取付脚8Bにおける本体筒部8Aの円周方向に沿った横幅tを細幅のものに形成したので、本体筒部8Aの外周面側で取付脚8B間においても空気流通空間を確保でき、その部分が塞がっている従来構成の場合に比べて、ベンチュリ管内における吸引時の流速を1/5位(例えば、リテーナ150径×6000長さタイプの場合)にまで落とすことができ、空気流通手段Cとしてのブロワ負荷を大幅に低減できる。
(逆洗)
つまり、図4(a)で示すように、逆洗時においては、圧縮空気が1次空気としてヘッダーパイプ7における吹き出しノズル7aから濾布5に向けて噴出される。1次空気とその1次空気に誘引される2次空気がベンチュリ管8の内部通路を通過して濾布5内に移動するとともに、残りの2次空気は、ベンチュリ管8の外周面と上端支持基部6Aにおける大小二つの筒状胴部6a、6bの内面に沿って濾布5内に至る。なお、図4では、図2と異なり、取付脚8Bを円周方向4箇所に配置してある。
以上のような構成に加えて、取付脚8Bの構成が、細径の丸棒や細幅の桟でかつ円周方向の4か所に均等配置されているだけであるので、ベンチュリ管8の外方と取付脚8B同士の間にも大きな空間が形成されている。
このような構成によって、ベンチュリ管8の外方と上端支持基部6Aとの間にも、通風空間が形成されることとなり、ベンチュリ管8だけを通風路とする場合に比べて、大きな通風空間を確保できることとなった。これによって、空気流通手段Cの容量を小さくできることになる。それでいて、逆洗時には、ベンチュリ管8の存在によって圧縮空気を濾布5の下方深く送り込むことができるとともに、逆洗用圧縮空気の噴出速度を確保しかつベンチュリ管8を通過する圧縮空気の吸引効果によってベンチュリ管外方の空気を巻き込んで、濾布5に作用する空気量を増大させることができるのである。
特に、上端支持基部6Aを使用してリテーナ6を支持する構成を採っているが、上端支持基部6Aの大小筒状胴部6a、6bの濾布5内への突出長さを僅かなものに抑えているので、逆洗用の圧縮空気を濾布5の上端部分にも作用させることができ、濾布5の逆洗効果を高めることができる。
(濾過)
一方、図1、及び、図4(b)に示すように、処理前空気aに濾過作用を加える場合には、空気流通手段Cを働かせて、漏斗部1Bの入口ノズル部1aより処理前空気室3に導入するとともに、濾布5内を上昇させて、ベンチュリ管8の内部通路、および、ベンチュリ管8の外周面と上端支持基部6Aとの間の空間を通して処理後空気bを処理後空気室4に導入し、角筒部1Aに形成した出口ノズル部1bから外部に排出するように構成してある。
この場合にも、前記したように、濾布5の上端部分からも処理前空気aを濾布5内に導入することができ、濾布5の有効濾過面積を広くとることができる。
また、ベンチュリ管8の内部通路だけでなく、ベンチュリ管8の外方と上端支持基部6Aとの間にも、通風空間が形成されることとなり、ベンチュリ管8だけを通風路とする場合に比べて、大きな通風空間を確保できることとなった。これによって、空気流通手段Cの容量を大きなものとすることがなくなった。
また、ベンチュリ管8として大径のものを採用する必要がなく、ベンチュリ管8として小径のものであっても、逆洗用空気cを十分に濾布5内に取り込むことができる。このことは、吹き出しノズル7aから濾布5に向けて噴出される逆洗用空気cの量を極力すくなくでき、逆洗手段Dの排出容量を小さくできる。
〔第2実施形態〕
この第2実施形態では、リテーナ6の支持構造、及び、ベンチュリ管8の取付脚8Bの構成が異なっている構造について説明する。
図3に示すように、リテーナ6は、複数本の縦桟6eを円周方向の複数箇所に配置するとともに、それら縦桟6eを連結する環状横桟6fを濾布5の縦軸芯方向の複数箇所に配置して、構成してある。この基本的構成は第1実施形態のものと同様である。異なる点は次の構成にある。つまり、縦桟6eの上端部分6mは、外向き円弧状に曲げ形成され、外側端を連通孔2Aの縁部に載置されて、リテーナ6を隔壁2に支持させてある。
次に、ベンチュリ管8について説明する。
ベンチュリ管8は、図3(b)及び図5に示すように、軸心方向に長い筒状の部材であり、その筒状を呈する本体筒部8Aの上端部に外広がりのラッパ状の拡径部8aを形成し、拡径部8aの先端に開口端8dを形成している。拡径部8aの下方には内外径が同一径を維持している同径部8bが形成してある。更に、その同径部8bの下端部に下窄まりの縮径部8cが形成してあり、その縮径部8cの下端位置に下向き開口端8eが形成されている。本体筒部8Aの外周面における円周方向の4か所には、細幅の取付脚8Bを設けてある。
これらの基本的構造は第1実施形態と同様である。
取付脚8Bは、本体筒部8Aの下半部位置から一旦下方に延出された状態から下斜め横外方に向けて広がり、その先端位置において設置用部材に係合可能な波状の係合凹部8jを形成してある。係合凹部8jを取付脚8の装着部と称する。取付脚8Bを構成する材料は、細径の丸棒か又は細い幅の桟部材である。ここで、設置用部材となるのは、後記する環状の横桟6fである。
このような構成になるベンチュリ管8を取り付ける設置用部材としては、前記したリテーナ6の最上端に設けてある横桟6fが利用される。この点も上端支持基部6Aを設けている第1実施形態と異なる。つまり、図3(c)に示すように、最上端に位置する横桟6fを縦桟6eの内側に接触状態で取付け、その横桟6fに更に内側から取付脚8Bの係合凹部8jを嵌合させて、ベンチュリ管8を取り付ける。波状の係合凹部8jは凹入部分に横桟6fを嵌合させた状態でその凹入部分の上下に位置する横向き突出部分8kで横桟6fを挟み込み固定して、ベンチュリ管8の取付状態を安定させている。
横向き突出部分8kの内側凹入部分には縦桟6eに内側から弾性的に当接して、4つの取付脚8Bを外向きに広げる固定リング8hが装着してある。この面からもベンチュリ管8の取付状態の安定を図っている。
以上のような構成になるベンチュリ管8は、リテーナ6に取付られた状態で、縮径部8cの下端開口端8eを連通孔2Aに位置させた状態で処理後空気室4内に向けて立ち上げ装着され、拡径部8aのラッパ状開口端8dを逆洗用のヘッダーパイプ7における吹き出しノズル7aの下方に配置してある。この点は第1実施形態と同様である。
(空気の流通)
図2〜図6に示すように、特に図4(b)に示すように、濾過手段Bを通過した処理後の空気を、ベンチュリ管8及びその外側周辺を介して処理後空気室4に誘導するとともに、図4(a)に示すように、逆洗用空気cを、ベンチュリ管8を介して濾過手段Bに誘導すべく構成してある。
(逆洗)
つまり、図4(a)を参照して逆洗状態を説明すると、逆洗時においては、圧縮空気が1次空気としてヘッダーパイプ7における吹き出しノズル7aから濾布5に向けて噴出される。圧縮空気は、その殆どがベンチュリ管8の内部通路を通過して濾布5内に移動するとともに、1次空気に誘引される2次空気が周囲より吸引されて、ベンチュリ管8の外周面とリテーナ6の内面に沿って濾布5内に至る。
以上のような構成に加えて、取付脚8Bの構成が、細径の丸棒や細幅の桟でかつ円周方向の4か所に均等配置されているだけであるので、ベンチュリ管8の外方と取付脚8B同士の間にも大きな空間が形成されている。
このような構成によって、ベンチュリ管8の外方にも、通風空間が形成されることとなり、ベンチュリ管8だけを通風路とする場合に比べて、大きな通風空間を確保できることとなった。これによって、供給装置Dの容量を大きなものとすることがなくなった。それでいて、逆洗時には、ベンチュリ管8の存在によって圧縮空気を濾布5の下方深く送り込むことができるとともに、逆洗用圧縮空気の噴出速度を確保しかつベンチュリ管8を通過する圧縮空気の吸引効果によってベンチュリ管8外方の空気を巻き込んで、濾布5に作用する空気量を増大させることができるのである。この点は第1実施形態と同様である。
特に、第1実施形態で示した上端支持基部6Aを使用しないで、縦桟6eの上端部を半円弧状に曲げ形成してその曲げ形成した部分を連通孔2Aの縁部に係止してリテーナ6全体を支持する構成を採っているので、連通孔2A部位の回りに縦桟6eだけの占有面積の少ない部材だけで支持構造を形成できており通風路確保が容易に行え、逆洗用の圧縮空気を濾布5の上端部分にも作用させることができ、濾布5の逆洗効果を高めることができる。
(濾過)
一方、図4(b)を参照して、処理前空気aに濾過作用を加える場合には、空気流通手段Cを働かせて、漏斗部1Bの入口ノズル部1aより処理前空気室3に導入するとともに、濾布5内を上昇させて、ベンチュリ管8の内部通路、および、ベンチュリ管8の外周面と上端支持基部6Aとの間の空間を通して処理後空気bを処理後空気室4に導入し、角筒部1Aに形成した出口ノズル部1bから外部に排出するように構成してある。
この場合にも、前記したように、濾布5の上端部分からも処理前空気aを濾布5内に導入することができ、濾布5の有効濾過面積を広くとることができる。
また、ベンチュリ管8の内部通路だけでなく、ベンチュリ管8の外方とリテーナ6の間にも、通風空間が形成されることとなり、ベンチュリ管8だけを通風路とする場合に比べて、ベンチュリ管8を設置しない場合と同等の大きな通風空間を確保できることとなった。これによって、空気流通手段Cの容量を小さくすることが可能になった。
また、このように、ベンチュリ管8の外周面側及びリテーナ6の上端部が縦桟6eだけであるので、処理後空気室4側から濾布5を覗くと、濾布5の下端を容易に見通すことができ、濾布5のメインテナンス作業を行う場合に容易に行えるようになった。
〔第3実施形態〕
ここでは、ベンチュリ管8の別実施構造について説明する。
図6(a)に示すように、ベンチュリ管8は、軸心方向に長い筒状の部材であり、その筒状を呈する本体筒部8Aの上端部に外広がりのラッパ状の拡径部8aを形成し、拡径部8aの先端に開口端8dを形成している。拡径部8aの下方には内外径が同一径を維持している同径部8bが形成してある。更に、その同径部8bの下端部には、上端部と同様に外広がりの拡径部8aが形成してあり、その拡径部8aの下端位置に下向き開口端8eが形成されている。本体筒部8Aの外周面における円周方向の3か所には、細幅の取付脚8Bを設けてある。
取付脚8Bは、パイプ状部材又は丸棒部材の両端を板状に押し潰してあり、押し潰されて板状になった基端側平板部8rを本体筒部8Aから延出し、パイプ状部材をそのまま維持している筒状部8iを介して先端側平板部8qを取付対象側の設置用部材に取付けて構成してある。本体筒部8Aとの基端側平板部8rに複数個又は長孔の取付孔8nが上下方向に沿って形成してあり、本体筒部8Aと基端側平板部8rとの相対高さ関係を調節可能に構成してある。
このようなベンチュリ管8を取り付ける設置用部材としては、図7に示すように、前記した上端支持基部6Aを使用する。繰り返しになるが、上端支持基部6Aは、筒状胴部6a、6bが大小径の上下二段に形成された略皿状を呈するものであり、上側の大径筒状胴部6aの上端には、上面視おむすび型を呈するフランジ部6cが形成されている。
上端支持基部6Aにおける小径筒状胴部6bにおける下端には、底面が形成されてはいるが、底面は小径筒状胴部6bから僅かに内側に折り曲げ形成された鍔状の部分だけで、中心部には大きな抜き孔6dが形成してある。
フランジ部6cにおけるおむすびの頂点に対応する3か所には、下向きに折り返された支持部6gが設けてあり、支持部6gが隔壁2の上面に載置されて、上端支持基部6Aは連通孔2Aに嵌め込み装着されている。
リテーナ6の縦桟6eの上端部分は、上端支持基部6Aの小径筒状胴部6bの外周面に嵌合固定されており、リテーナ6が上端支持基部6Aを介して連通孔2Aから下向きに支持される構成を採っている。
このような上端支持基部6Aの支持部6gに支持されたフランジ部6cの3つの頂点位置に、ベンチュリ管8の取付脚8Bにおける先端側平板部8qが夫々載置されてボルト止め固定される。ベンチュリ管8は、下端部のラッパ状開口端8bを上端支持基部6Aの小径筒状胴部6bにおける下端底面の高さから大径筒状胴部6aのフランジ部6cの高さに亘って任意の高さ位置に亘って取り付けるように構成してある。
〔第4実施形態〕
ここでは、ベンチュリ管8の別実施構造について説明する。
図8に示すように、ベンチュリ管8は、軸心方向に長い筒状の部材であり、その筒状を呈する本体筒部8Aの上端部に外広がりのラッパ状の拡径部8aを形成し、拡径部8aの先端に開口端8dを形成している。拡径部8aの下方には内外径が同一径を維持している同径部8bが形成してある。更に、その同径部8bの下端部にはその内外径を維持しながら、下向き開口端8eが形成されている。本体筒部8Aの外周面における円周方向の3か所には、細幅の取付脚8Bを設けてある。
取付脚8Bは、板状部材を側面視で略台形状に形成したものであり、上端支持基部6Aに向かう外側縦向き辺8pをその上端支持基部6Aの内面に当接させ、その当接面で溶接固定してある。
〔第5実施形態〕
ここでは、ベンチュリ管8の支持構造が異なるものについて説明する。
まず、リテーナ6の連通孔2への設置形態が異なっている。つまり、図9に示すように、リテーナ6の上端部における縦桟6eを上方程外向きに広がるように、つまり、縦桟6e同士が描くリテーナ6の断面径を大きくし、テーパ状を呈するように形成してある。
このようなリテーナ6を連通孔2へ装着する際には、リテーナ6を連通孔2の上方より差し込み、連通孔2の内径とリテーナ6の外径が一致した状態で止め付けるように構成してある。
一方、ベンチュリ管8は、図3(a)及び図5(a)に示すものと、同様の構成を採っており、軸心方向に長い筒状の部材であり、その筒状を呈する本体筒部8Aの上端部に外広がりのラッパ状の拡径部8aを形成し、拡径部8aの先端に開口端8dを形成している。拡径部8aの下方には内外径が同一径を維持している同径部8bが形成してある。更に、その同径部8bの下端部に下窄まりの縮径部8cが形成してあり、その縮径部8cの下端位置に下向き開口端8eが形成されている。本体筒部8Aの外周面における円周方向の4か所には、細幅の取付脚8Bを設けてある。
これらの基本的構造は第1実施形態と同様である。
取付脚8Bは、図9に示すように、本体筒部8Aの下半部位置から一旦上方に延出された状態から上斜め横外方に向けて広がり、その先端位置において設置用部材に係合可能な波状の係合凹部8jを形成してある。この係合凹部8jを設けている構成が第1実施形態と異なる点である。係合凹部8jを取付脚8の装着部と称する。取付脚8Bを構成する材料は、細径の丸棒か又は細い幅の桟部材である。ここで、設置用部材となるのは、後記する横桟6fである。
このような構成になるベンチュリ管8を取り付ける設置用部材としては、前記したリテーナ6の最上端に設けてある横桟6fが利用される。この点も上端支持基部6Aを設けている第1実施形態と異なる。つまり、最上端に位置する横桟6fを縦桟6eの内側に接触状態で取付け、その横桟6fに更に内側から取付脚8Bの係合凹部8jを嵌合させて、ベンチュリ管8を取り付ける。波状の係合凹部8jは凹入部分に横桟6fを嵌合させた状態でその凹入部分の上下に位置する横向き突出部分8kで横桟6fを挟み込み固定して、ベンチュリ管8の取付状態を安定させている。
横向き突出部分8kの内側凹入部分には縦桟6eに内側から弾性的に当接して、4つの取付脚8Bを外向きに広げる固定リング8hが装着してある。この面からもベンチュリ管8の取付状態の安定を図っている。
以上のような構成になるベンチュリ管8は、リテーナ6に取付られた状態で、拡径部8aの上端開口端8dを連通孔2Aの上方でリテーナ6の上端位置に位置させた状態で立ち上げ装着され、拡径部8aのラッパ状開口端8dを逆洗用のヘッダーパイプ7における吹き出しノズル7aの下方に配置してある。
図9において、二点鎖線で記載したように、ベンチュリ管8の取付脚8Bを図2で示すように下向きに延出して、リテーナ6の内部に設けてある横桟6fに取り付けるようにしてもよい。
〔第6実施形態〕
ベンチュリ管8の内部構造について説明する。
上記した5つの実施形態においては、本体筒部8Aにおいては、内周面が空気の流通を円滑に行う為に、突起物を設けない構成を採っている。ここでは、内周面内に導入された空気を螺旋状に誘導する機構として、前記本体筒部8A内に羽根板9を設ける点について説明する。
なお、ベンチュリ管8の本体筒部8Aの構成は、ベンチュリ管8は、軸心方向に長い筒状の部材であり、その筒状を呈する本体筒部8Aの上端部に外広がりのラッパ状の拡径部8aを形成し、拡径部8aの先端に開口端8dを形成している。拡径部8aの下方には内外径が同一径を維持している同径部8bが形成してある。更に、その同径部8bの下端部にはその内外径を維持しながら、下向き開口端8eが形成されている。本体筒部8Aの外周面における円周方向の4か所には、細幅の取付脚8Bを設けてある
図10に示すように、羽根板9は、本体筒部8Aの下向き開口端8eから上方に向けて中間高さ位置まで延出されており、本体筒部8Aの内周面に接着固定されている基端辺部9Aを本体筒部8Aの縦向き軸線に対して交差する傾斜姿勢に設置されているとともに、本体筒部8Aの中心側に位置する先端辺部9Bを本体筒部8Aの縦向き軸線に沿った姿勢に設定してある。
上記したように、羽根板9は、基端辺部9Aを本体筒部8Aの縦向き軸線に対して交差する傾斜姿勢に設置し、かつ、先端辺部9Bを本体筒部8Aの縦向き軸線に沿った姿勢に設定して、捻りが加えられている。このことによって、ベンチュリ管8内に導入された空気は、捻りを加えられて、螺旋状を描きながら旋回移動する事により、濾布の下端まで到達する。このことによって、十分に逆洗用空気を濾布の下端まで到達させる事が出来る。
〔別実施形態〕
(1) ベンチュリ―管8を流通経路の設置用部材としては、ヘッダーパイプ7を対象としてもよい。
(2) 導入された空気を螺旋状に誘導する機構としては、羽根板9以外に、本体筒部8Aの内周面に螺旋溝を形成してもよい。
本考案に係る集塵機用ベンチュリ管は、集塵機のリテーナに装着されて、処理後の空気a及び逆洗用空気cの流通速度を加速して、より、円滑な流通機能を高めるものである。
1 本体胴部
1A 円筒部
1B 漏斗部
1a 入口ノズル部
1b 出口ノズル部
2 隔壁
2A 連通孔
3 処理前空気室
4 処理後空気室
5 濾布(濾過手段)
6 リテーナ
6A 上端支持基部
6a 大径筒状胴部(設置用部材)
6b 小径筒状胴部(設置用部材)
6c フランジ部
6d 抜き孔
6e 縦桟
6f 横桟(設置用部材)
6g 支持部
6m 上端部分
7 ヘッダーパイプ
7a 吹き出しノズル
8 ベンチュリ管
8A 本体筒部
8B 取付脚
8a 拡径部
8b 同径部
8c 縮径部
8d 開口端
8e 下向き開口端
8f 係合凸部(取付脚の装着部)
8g 下狭まり部分
8h 弾性リング
8i 筒状部
8j 係合凹部(取付脚の装着部)
8m 係合角部(取付脚の装着部)
8p 外側縦向き辺
8q 先端側平板部
8r 基端側平板部
9 羽根板(螺旋状に誘導する機構)
10 供給装置
11 電磁バルブ
A 集塵機
B 濾過手段
C 空気流通手段
D 逆洗手段
a 濾過処理前の空気
b 濾過処理後の空気
c 逆洗用空気
t 横幅(取付脚)




Claims (12)

  1. 濾過処理後の空気を流通させるとともに逆洗用空気の流通を許容する本体筒部と、前記濾過処理後の空気と前記逆洗用空気との流通経路において設置用部材に装着可能な取付脚とを備えて構成し、前記取付脚における前記本体筒部の円周方向に沿った横幅を細幅のものに構成し、前記本体筒部の外周面側で前記取付脚間においても空気流通空間を確保すべく構成してある集塵機用ベンチュリ管。
  2. 前記取付脚の装着部を、濾布を内側から保持するリテーナに取付固定可能に形成してある請求項1記載の集塵機用ベンチュリ管。
  3. 前記取付脚の装着部を、濾布を内側から保持するリテーナの横桟又は縦桟に嵌め込み固定可能に形成してある請求項2記載の集塵機用ベンチュリ管。
  4. 前記取付脚の装着部を、濾布を内側から保持するリテーナの上端支持基部の周縁部に嵌め込み固定可能に形成してある請求項2記載の集塵機用ベンチュリ管。
  5. 前記取付脚を、棒状部材を曲げ形成して構成してある請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の集塵機用ベンチュリ管。
  6. 前記取付脚が、棒状部又は筒状部と平板部とを有し、基端側平板部を本体筒部から延出し棒状部又は筒状部を介して先端側平板部を取付対象側の設置用部材に取付けて構成してある請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の集塵機用ベンチュリ管。
  7. 前記取付脚が、平板部材を前記本体筒部の半径方向に沿った状態でその本体筒部に取付固定して構成したものである請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の集塵機用ベンチュリ管。
  8. 前記本体筒部が、一端に向けてラッパ状に広がる拡径部と、他端に向けて徐々に窄まる縮径部と、前記拡径部と前記縮径部との間に位置し一定の内径を有する同径部とで構成してある請求項1〜7のうちのいずれか一項に記載の集塵機用ベンチュリ管。
  9. 前記本体筒部が、一端に向けてラッパ状に広がる拡径部と、他端に向けて一定の内径を有する同径部とで構成してある請求項1〜7のうちのいずれか一項に記載の集塵機用ベンチュリ管。
  10. 前記本体筒部が、両端に、夫々、その両端に向けてラッパ状に広がる両拡径部と、前記両関係部の間に位置し一定の内径を有する同径部とで構成してある請求項1〜7のうちのいずれか一項に記載の集塵機用ベンチュリ管。
  11. 前記本体筒部の内部に、導入された空気を螺旋状に誘導する機構を設けてある請求項1〜10のうちのいずれか一項に記載の集塵機用ベンチュリ管。
  12. 前記導入された空気を螺旋状に誘導する機構が、前記本体筒部内に形成された羽根板である請求項11記載の集塵機用ベンチュリ管。






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