JPH04150890A - 自動車用クッション体及びその製法 - Google Patents

自動車用クッション体及びその製法

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JPH04150890A
JPH04150890A JP2274126A JP27412690A JPH04150890A JP H04150890 A JPH04150890 A JP H04150890A JP 2274126 A JP2274126 A JP 2274126A JP 27412690 A JP27412690 A JP 27412690A JP H04150890 A JPH04150890 A JP H04150890A
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JP
Japan
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cushion body
urethane foam
hardness
cushion
foam
Prior art date
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Pending
Application number
JP2274126A
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English (en)
Inventor
Yutaka Hirata
豊 平田
Tatsuo Tanihata
谷畑 達夫
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Publication of JPH04150890A publication Critical patent/JPH04150890A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (利用分野) 本発明は、自動車用シートにおけるクッション体構造に
係るもので、硬さの異なるクッション体を用いることに
よって動特性、乗心地性を向上させ、更にカバー材の張
り上がりを良好ならしめたものである。
(従来技術) 従来より自動車用シートにおけるクッション体はウレタ
ンフオームが用いられているが、カバー材の張り上り、
見映え、乗員の身体のホールド性を良くするためにクッ
ション体の一部の硬度を異ならせることが行なわれるよ
うになってきた。
例えば、第4図に示すようにシー)30の着座部31に
対して、両サイド32.33部分を着座部分31のそれ
よりも硬度の高いものを用いることが行なわれている。
このようなシート30の成形手段として、一般には硬さ
の異なる2つの処方のウレタンフオーム原料を別々のミ
キシングヘッドで撹拌した後、温調されたモールド内に
所定量注入することによって形成され、その際下モール
ドはクッション体の表面側の形状を形どったモールドを
用い、その着座部分には柔らかい硬度となるウレタンフ
オーム原料を注入し、両サイド部にはこれよりも高硬度
となるウレタンフオーム原料を注入し、次いでクッショ
ン体の裏面側の形状を形どった上モールドをもって密閉
してフオーム化するものである。
(問題点) しかるに、このように硬度の異なるウレタンフオーム原
料を同時にモールド内にて発泡させて成形したクッショ
ン体にあっては、夫々のフオーム体のクッション性能が
当然具なるものであり、般には両サイドを形成する高硬
度のウレタンフオームは、中央の着座部のフオームに比
べて6H2伝達率等の動的性能が劣っていることが分っ
ている。
この6Hz伝達率とは、人間の内蔵の共振点は6Hzと
言われており、乗員が不快にならない様にするためには
クッションの共振点をずらし6H2での伝達を小さ(す
る必要がある。
本発明者等が検討した結果、特に着座部の乗員の重心部
の両サイド部が高硬度配合のウレタンフオームであって
、このフオームが中央の着座部の柔らかいフオームと一
体的に連結されていると、その影響が特に大きく、クッ
ション体としての性能が低下することが判明した。
(目的) 本発明は、以上のようなりッション体の両サイド部の硬
度を高くしたウレタンフオーム製クッション体のクッシ
ョン性能を改善することを目的としている。
(解決手段) 本発明は次のような構成を採用することによって目的を
達成したものである。
即ち、本発明の第1はウレタンフオームよりなる自動車
用クッション体において、乗員の着座重心より前方にお
けるクッション体の両サイド部を着座部よりも高硬度ウ
レタンフオームにて形成したことを特徴とする自動車用
クッション体であって、好ましくはクッション体の表面
よりみて、高硬度ウレタンフオームが中央に位置する着
座部のウレタンフオームとは非連続体となっているもの
である。
そして特に好ましくは、カバー材を見映えのよい張り上
がりとするために、カバー材との間のホグリングをこの
高硬度ウレタンフオーム域に二つ以上存在させることが
よい。
また、本発明の第2はクッション体の製法にかかり、ク
ッション体の表面形状を形成するモールドを下モールド
とし、乗員の着座重心より前方における両サイドに前記
モールド面より立上がり、その後密閉する上モールドの
面には達しない高さの中央に位置する着座部との区画片
を備え、着座重心を含む部位には低硬度を発現するウレ
タンフオーム原料を、前記区画片にて囲まれた部位には
前記フオームより高硬度を発現するウレタンフオーム原
料を夫々注入し、次いでクッション体の裏面を形状を形
成する上モールドにて密閉して前記原料をフオーム化し
たことを特徴とするものである。
そして、特に好ましい例としては前記した区画片に対向
して上モールド面に枠線をセットしておき、これをウレ
タンフオーム内に埋入させると共に、カバーからのホグ
リングとの連結に供するものである。
(作用) 本発明は以上のようにクッション体として性能を低下さ
せることなく、又必要最小限の範囲のみの硬度を変化さ
せることとしたものであり、具体的には特にクッション
体の両サイドの前方部分のみを硬度の高いウレタンフオ
ームとしたものであって、このためクッション体として
の動的性能も大きく改善されたものとなったのである。
このことは、着座重心の両サイド部が高硬度ウレタンフ
オームであると、そのフオームの影響により動的性能が
低下することからの発想であり、かかる重心位置のサイ
ド部のウレタンフオームは重心位置におけるウレタンフ
オームと同一のフオーム体としたことによって動的性能
を確保し、方では、クッション体の前方の両サイド部を
高硬度ウレタンフオームとしたことによって、カバー掛
は時の見栄えは勿論のこと乗員のホールド性をも合せ持
ったものである。
(具体例) 以下図面に基づいて更に詳細に説明する。
第1図は、本発明のクッション体10の一例であり、(
イ)は平面を、(ロ)は主要部の断面を示す。
かかるクッション体10は、前後長さL550mm、前
端幅W+ 500mm、後端幅W、420mm、最大幅
Wo515mmであって、両サイドの高硬度のウレタン
フオーム域S1は約80mmの幅をもっており、中央の
着座部のウレタンフオームS0はS、域の硬度よりも低
硬度である。
このクッション体10の成形に際しては第2図に示すよ
うにクッション体10の表面形状を形づくるモールド5
0を下型としてセットし、この両サイドにモールド50
面より高さ25mmの区画片51.52を立設して高硬
度ウレタンフオーム域S1と低硬度ウレタンフオーム域
S0とにモールド50の表面を画定する。
そして夫々の処方に従ってウレタンフオーム原料をこの
画定域内に注入し、しかる後上モールド(図示せず)を
閉じてフオーム化の終了なまつものである。
具体的な夫々の処方は表1に示し、各部位の硬度も同様
に表1に示す。
さて第1図において、高硬度域S1はモールド50の後
端部より250mm内側に区画片51.52を備えて成
形されたものである。
この例で分るように、クッション体10は乗員筒 表 の着座部11となるS。域は柔らかい硬度のウレタンフ
オームで成形され、着座部11の重心Xの両サイド部も
同質のウレタンフオームで形成されている。
即ち、クッション体10において、前方部の両サイド1
2.13(S、域)のみが高硬度のウレタンフオームで
出来ており、他の部位は全てこれより低硬度のウレタン
フオームよりなるクッション体である そして、各区画片51.52によってクッション体の表
面にスリット部14.15が形成され、このために着座
部11のウレタンフオームとサイド部12.13のウレ
タンフオームを着座面から見て非連続体となしてかかる
着座部のクッション性能を高めたものである。
なお、この例ではサイド部12.13のウレタンフオー
ムを着座表面から見てその全周を非連続体としたもので
あるが、場合によってはスリット部15にあっては区画
片を取り除きこの部分を連続体としてもよい。
図中第1図(ロ)において、符号16はウレタンフオー
ム内に埋火された枠線を示し、この枠線16に対してカ
バー材から伸びるホグリング(図示せず)を固定するこ
とになる。
第3図は同様の処方で成形されたクッション体20(実
施例2)であり、モールド50面より区画板51,52
を後端部より200mmのところに設けて成形したもの
である。
第4図は比較例1であり、サイド部12.13をすべて
高硬度とした従来の構造によるクッション体30を示し
ている。
第5図は同様の処方で成形された比較例2であり、区画
板51.52を後端部より160mmのところに設けて
成形したクッション体40であって、これはほぼ乗員の
着座重心Xに近いものである。
尚、硬度の異なるウレタンフオームは区画板51.52
の高さだけクッション体の表面にスリットが入っており
、クッション体の裏面側では共発泡によってこれらが一
体とされている。
(テスト1) これら各クッション体10.20.30及び全体を着座
部をもたらす単一ウレタンフオームにて形成したクッシ
ョンタイを参考例として、動的特性テストを行なった。
テスト項目は共振周波数測定及び6H2伝達率である。
かかる振動特性試験は、JASOB4O8の試験方法に
準拠して行い、これは振動台の上にサンプル固定用の治
具を固定し、これにサンプルを截せ、更に乗員の臀部を
形取った重りを載せて1〜8Hzまで加振し、伝達率を
測定する。
テスト結果を第2表に示す。
自動車用クッション体としての動的特性は、共振周波数
が小さいこと、6Hz伝達率が小さい方が好ましいもの
であり、本発明のように高硬度部分をクッション体の特
定位置に限定することにより、低硬度フオーム体におけ
るクッション体の特性に近づけることができる。
第 表 (テスト2) 自動車用クッション体のカバー材としてモケット地を用
いて、前記したクッション体をカバー掛けしたが、本発
明によるクッション体10.20においては、比較例1
のクッション体30とほぼ同じ形状保持ができ、その見
栄えもよく、乗員のホールド性も満足されるものであっ
た。
特にこのスリット14に対向してカバー材より伸びるホ
グリングを複数個を用いて枠線に固定した場合には、そ
の張り出し及び乗員のホールド性は特に良いものであっ
た。
一方、クッション体全体が柔らかい硬度を持つウレタン
フオームで出来た参考例のものにあっては、長年月の使
用により両サイド部のフオームにへたつが表れ、このた
め形くずれがあり見映えが好ましいものではなくなった
(効果) 以上、本発明によるクッション体は乗員に対する動的特
性を望ましい範囲内とすると共に、自動車用シートとし
ての形くずれもなく使用中見栄えのよい製品が提供でき
たものでその利用価値は高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例におけるクッション体を示
し、(イ)はその平面図、(ロ)はその主要部の断面図
、第2図は本発明を成形するための下モールドの主要断
面図、第3図は本発明の第2実施例におけるクッション
体の平面図、第4図及び第5図は比較例を示すクッショ
ン体の平面図である。 10.20.30.40・・・・クッション体11.3
1・・・・着座部 12.13.32.33・・・・クッション体両サイド 4.15・・・・スリット部 6・・・・枠線 O・・・・モールド 1.52・・・・区画板 L・・・・クッション体前後長 S、・・・・高硬度域 So・・・・低硬度域 W、・・・・クッション体前端幅 W2・・・・クッション体後端幅 Wo・・・・クッション体最大幅 X・・・・乗員の重心

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ウレタンフォームよりなる自動車用クッション体
    において、乗員の着座重心より前方におけるクッション
    体の両サイド部を着座部よりも高硬度ウレタンフォーム
    にて形成したことを特徴とする自動車用クッション体。
  2. (2)クッション体の表面よりみて、高硬度ウレタンフ
    ォームがその中央に位置する着座部のウレタンフォーム
    とは非連続体となっている請求項第1項記載の自動車用
    クッション体。
  3. (3)クッション体の表面形状を形成するモールドを下
    モールドとし、乗員の着座重心より前方における両サイ
    ドに前記モールド面より立上がり、その後密閉する上モ
    ールドの面には達しない高さの中央に位置する着座部と
    の区画片を備え、着座重心を含む部位には低硬度を発現
    するウレタンフォーム原料を、前記区画片にて囲まれた
    部位には前記フォームより高硬度を発現するウレタンフ
    ォーム原料を夫々注入し、次いでクッション体の裏面を
    形状を形成する上モールドにて密閉して前記原料をフォ
    ーム化したことを特徴とする自動車用クッション体の製
    法。
JP2274126A 1990-10-13 1990-10-13 自動車用クッション体及びその製法 Pending JPH04150890A (ja)

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JP (1) JPH04150890A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002052616A (ja) * 2000-08-10 2002-02-19 Bridgestone Corp 車両用シート
JP2014205490A (ja) * 2014-08-04 2014-10-30 株式会社ブリヂストン シートクッションパッド

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JP2002052616A (ja) * 2000-08-10 2002-02-19 Bridgestone Corp 車両用シート
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