JPH0415061A - 骨欠損部及び骨空隙部充填材 - Google Patents

骨欠損部及び骨空隙部充填材

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JPH0415061A
JPH0415061A JP2118555A JP11855590A JPH0415061A JP H0415061 A JPH0415061 A JP H0415061A JP 2118555 A JP2118555 A JP 2118555A JP 11855590 A JP11855590 A JP 11855590A JP H0415061 A JPH0415061 A JP H0415061A
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granules
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黒澤 敏行
Masahiro Hirano
昌弘 平野
Toyohiko Yamamoto
豊彦 山本
Hiroyasu Takeuchi
啓泰 竹内
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Mitsubishi Materials Corp
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Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業」二の利用分野〉 本発明は生体用セラミックス材料に関し、更に詳しくは
、ヒドロキシアパタイトから成る緻密質顆粒と多孔質顆
粒とを含む骨欠損部及び骨空隙部充填材に関する。
〈従来の技術〉 従来生体の硬組織代替物質として、各種金属合金や有機
物等を使用することが知られている。しかしながら、前
記金属合金や有機物等を、生体環境下において使用する
場合には、溶解劣化や生体への毒性反応などの異物反応
を伴うという問題がある。
そこで最近では、前述の問題がなく、生体との親和性に
優れたアルミナ、リン酸三カルシウム又はヒドロキシア
パタイトの焼結体若しくは単結晶から成る充填材等のセ
ラミックス系材料が注目されている。中でも特にヒドロ
キシアパタイトは、充填後早期に骨の新生が期待でき、
更にアルミナと違って結合組織を介することなく直接新
生骨と接するなど生体との親和性に優れている。前記ヒ
ドロキシアパタイトを使用した骨欠損部及び骨空隙部充
填材としては、特開昭61−20558号公報において
最短径が0.1〜3.0wnであり。
かつ比表面積形状係数ψが6.3〜1.5であることを
特徴とする緻密質な顆粒が堤案されている。
しかしながら前記充填材は、骨欠損部及び骨空隙部に充
填する際の顆粒同志による圧迫や、充填後に外部から力
を受けても顆粒自体が破壊されることはないものの、充
填材が緻密質のみで構成されるため体液の流通に乏しく
、骨形成の期間がやや遅いという欠点が生ずる。
〈発明が解決しようとする課題〉 従って本発明の目的は、生体親和性に優れ、短期間に優
れた骨形成能を示し、しかも、外力によって破壊される
ことのない骨欠損部及び骨空隙部充填材を提供すること
にある。
〈課題を解決するための手段〉 本発明によれば、ヒドロキシアパタイトから成る緻密質
顆粒と多孔質顆粒との混合物を含む充填材であって、そ
の混合割合が体積比で50 : 50〜99:1の範囲
であることを特徴とする骨欠損部及び骨空隙部充填材が
提供される。
以下本発明を更に詳細に説明する。
本発明の骨欠損部及び骨空隙部充填材は、従来充填材成
分として提案されていた緻密質顆粒及び多孔質顆粒の双
方の欠点を補って、骨欠損部及び骨空隙部充填材として
優れた効果を得るために、ヒドロキシアパタイトから成
る緻密質顆粒と多孔質顆粒とを、特定割合で混合した混
合物を必須成分として含有することを特徴とする。
本発明において、必須の成分として含まれるヒドロキシ
アパタイトから成る緻密質顆粒と多孔質顆粒の混合割合
は、体積比で50 : 50〜99:1の範囲とする必
要がある。この際緻密質顆粒が50体積%未満、即ち多
孔質顆粒が50体積%を超える場合には、所望の充填材
としての強度が得られず5また緻密質顆粒が、99体積
%を超えると、即ち多孔質顆粒が1体積%未滴の場合に
は早期における骨形成能が低下する。
本発明において、充填材成分として含有されるヒドロキ
シアパタイトから成る緻密質顆粒は、特に充填材の強度
を高め、且つ生体親和性に優れた成分であって、例えば
公知の方法により、好ましくは焼成温度700℃以上、
特に好ましくは1、 OO0〜1200℃でヒドロキシ
アパタイトを焼成し、所望の粒径に調整することにより
得ることができる。また充填材成分として含有されるヒ
ドロキシアパタイトから成る多孔質顆粒は、比表面積が
大きいため新生骨の誘導に重要な役割を有する骨芽細胞
が、前記緻密質顆粒に比して付着し易く、且つ連続気孔
であるために体液等が侵入しやすい成分であって、特に
骨欠損部及び骨空隙部に充填して、短期間に骨生成能を
促進させる成分である。該多孔質顆粒の気孔率は、前記
短期間における骨生成能をより効果的に促進させるため
に、30%以上であるのが好ましく、このような多孔質
顆粒を調製するには、例えばヒドロキシアパタイトのス
ラリーに、過酸化水素水等の発砲剤を添加した後、三次
元網目構造を有するウレタン樹脂等の有機材料に注入し
、次いで乾燥、焼成して、所望の粒径に調整する公知の
方法等により得ることができる。この際焼成温度は、好
ましくは700〜1200℃の範囲で行うことができる
が、リン及びカルシウムの溶出を容易にし、更に骨誘導
能を促進させるために、700〜1000℃の範囲で低
温焼成させるのが最も好ましい。
本発明に用いる前記ヒドロキシアパタイトから成る緻密
質顆粒及び多孔質顆粒の形状は、その最短径が0.1〜
3.0wmの範囲であるのが好ましい。最短径が0.1
on未満の場合には、骨欠損部及び骨空隙部に充填した
際に、顆粒同志が接して生じる間隙が体液成分を侵入さ
せるのに不適当な大きさとなり、また粒子が細かいため
に、充填後面液等の体液によって縫合部より体外に押し
出されたり、体内の他部位へ移動しやすくなり、充てん
を必要とする部位に残存しにくいので好ましくない。一
方、3.0■を超える場合には骨欠損部及び骨空隙部へ
の充填量が少なくなり、充填材としてのヒドロキシアバ
タイ[への景が少くなり、また顆粒粒子間の間隙が大き
すぎるために、間隙内を骨組織でうめつくすまでに長時
間を要し、更には、歯科分野における使用の場合で抜歯
窩などへ充填する場合、粘膜表面に顕著な凸凹が生じ外
観上及び機能上問題があるので好ましくない。
本発明では、前記特定の混合割合で混合されたヒドロキ
シアパタイトから成る緻密質顆粒及び多孔質顆粒を含む
充填材を、骨欠損部及び骨空隙部に公知の方法等により
充填することにより使用することができる。
〈発明の効果〉 本発明の骨欠損部及び骨空隙部充填材は、ヒドロキシア
パタイトの緻密質顆粒と多孔質顆粒とを特定の割合で混
合して得られる混合物を含むので、充填材としての強度
が高く、生体親和性に富み。
更には新生骨を早期に生成することができるので、骨欠
損部及び骨空隙部充填材として有用である。
〈実施例〉 以下本発明を実施例及び比較例により更に詳細に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
1〜4.比較 12 ヒドロキシアパタイト(以下、HA p、と称す)乾燥
物を粉砕して2.0画以下の緻密質の粒状物を作製し、
焼成温度1200℃で焼成した後、ボットミルでエツジ
を除去した後、篩分けし、最短径が0.5〜1.0mm
の緻密質顆粒を得た。
一方、75重量%のI−(A pスラリーをよく混合し
た後、三次元網目構造のウレタン樹脂に注入して110
℃の乾燥機中で発泡乾燥を行なった。次いで、焼成温度
1200℃で焼成し粉砕した後篩分けし、最短径が0.
5〜1.0mの多孔質顆粒を得た。
得られた緻密質顆粒と多孔質顆粒とを、混合割合40:
60(比較例1)、50:50 (実施例1)、75:
25 (実施例2)、90:10 (実施例3)、99
:1(実施例4)、100:0(比較例2)にてそれぞ
れ混合し、充填材を調製した。
次に、家兎の大腿骨に骨髄腔に達する欠損を作成し、得
られた充填材をそれぞれ充填した。充填2週間後、家兎
を層殺し、標本を作製して、充填材粒子間に生成した組
織を観察した。その結果、比較例2においては、骨に隣
接した顆粒の周辺に少量の新生骨の生成が認められるだ
けであったが、実施例1〜4はいずれも比較例2よりも
新生骨の生成が多くみられ、実施例1〜3においては、
充填部分の中心まで新生骨の生成が見られた。また強度
については、縫合抜術部を指で押したところ、比較例1
では、実施例1〜4ではみられない多孔質顆粒の破壊に
より沈下が生じ、充填材としての強度に乏しかった。
手続補正書1.ア、 平成 2年11月 8日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ヒドロキシアパタイトから成る緻密質顆粒と多孔質顆粒
    との混合物を含む充填材であって、その混合割合が体積
    比で50:50〜99:1の範囲であることを特徴とす
    る骨欠損部及び骨空隙部充填材。
JP2118555A 1990-05-10 1990-05-10 骨欠損部及び骨空▲隙▼部充填材 Expired - Lifetime JPH0624586B2 (ja)

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JPH0415061A true JPH0415061A (ja) 1992-01-20
JPH0624586B2 JPH0624586B2 (ja) 1994-04-06

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