JPH0415059B2 - - Google Patents

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JPH0415059B2
JPH0415059B2 JP9904984A JP9904984A JPH0415059B2 JP H0415059 B2 JPH0415059 B2 JP H0415059B2 JP 9904984 A JP9904984 A JP 9904984A JP 9904984 A JP9904984 A JP 9904984A JP H0415059 B2 JPH0415059 B2 JP H0415059B2
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JP
Japan
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workpiece
polishing
rotation
axis
chamfering
Prior art date
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Expired
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JP9904984A
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English (en)
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JPS60242948A (ja
Inventor
Toshiharu Okada
Masashi Makino
Kunio Nakada
Takeichi Yoshida
Noryuki Inagaki
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Priority to JP9904984A priority Critical patent/JPS60242948A/ja
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Publication of JPH0415059B2 publication Critical patent/JPH0415059B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明の面取り加工方法は、主としてフロツピ
ーデイスクヘツドの面取り加工に利用されるもの
である。
従来例の構成とその問題点 フロツピーデイスクヘツド(被加工物)Aは第
1図に示す如く、セラミツクスなどの脆性材料か
らなる略直方体形状のものであるが、フロツピー
デイスクを傷付けないようにこれに対向する面
(加工対象面)1の外縁部2には全周にわたつて
曲面状の面取り加工が施されている。そして前記
面1のフラツト部3の曲面状の面取り部2aとの
継ぎ目の滑らかさが高精度で要求されている。
第2図は前記ヘツドAの加工対象面1の短軸Y
方向における断面プロフイルを示すが、前記ヘツ
ドAの機能上この短軸方向における前記継ぎ目の
滑らかさとして、a/b=0.0003mm/0.020mmと
いう規格が実用許容値として定められている。こ
れを継ぎ目における面取り部2aの曲面の傾斜角
度θに換算すると0.86゜となり、前記曲面を0.86゜
以下の傾斜角度θで形成しなければならないこと
になる。
このような高精度の面取り加工を行う従来法と
しては、第3図及び第4図に示す方法がある。
この従来法は、回転円盤18上に弾性シート4
を介在させて研磨シート5を配設した研磨装置6
と、被加工物Aに自転,揺動及び自転軸方向の付
勢力を与える被加工物保持装置7とを用いて面取
り加工を行なうものである。
前記被加工物保持装置7は3個の被加工物Aを
同時に面取り加工できるように3本のホルダ8を
備え、これらホルダ8の夫々に被加工物Aをその
加工対象面1が下になるように保持させている。
前記ホルダ8はその中心線を自転軸P′として自転
することにより被加工物Aに自転を与えている。
9は前記ホルダ8を自転させるためのモータであ
る。前記ホルダ8はホルダ支持体10に上下動可
能に支持されると共にバネ11によつて下方に付
勢されている。この結果、被加工物Aは自転軸
P′方向に付勢され、その加工対象面1の外縁部2
は所定弾性荷重下前記研磨シート5に常に圧接す
る。前記ホルダ支持体10は揺動アーム12の先
端部に取付けられ、揺動アーム12の揺動に伴つ
て所定角度範囲α′内で揺動する。この結果ホルダ
8ひいては被加工物Aに、図にQ′で示される揺
動中心線回りの揺動が与えられる。尚、第3図及
び第4図において、13は揺動アーム12に揺動
を与えるクランク機構、14は被加工物保持装置
7全体を機枠15に対し上下動させるシリンダ装
置、16は前記研磨装置6の回転円盤18を回転
駆動するモータである。
従来法は上述のように被加工物Aに自転,揺動
及び自転軸P′方向の付勢力を与えつつ、その加工
対象面1の外縁部2を前記研磨装置6の研磨シー
ト5に圧接させることによつて面取り加工を行つ
ている。そして被加工物Aの揺動範囲を、第4図
に示す如く、前記揺動中心線Q′を通り研磨シー
ト5に垂直な垂直線V′の片側にのみ存するよう
に定めて、被加工物Aのフラツト部3(第1図参
照)が研磨シート5に接触して研磨痕跡が付けら
れるのを回避している。又被加工物Aが第4図仮
想線で示すように前記垂直線V′に最も近付いた
揺動位置において、前記加工対象面1にフラツト
部3と面取り部2aとの継ぎ目における傾斜曲面
の加工が行なわれるのであるが、このとき研磨シ
ート5の下の弾性シート4の弾性変形によつて前
記傾斜曲面の傾斜角度θが0.86゜に下の高精度な
面取り加工が可能になる。
しかし上記従来法は次のような問題点を有して
いる。
前記弾性シート4の弾性係数,表面硬さなど
の初期のばらつきやその経年変化によつて、前
記傾斜曲面の傾斜角度θが大きく影響を受け、
製品の品質が不安定になる。
フロツピーデイスクヘツドはそれが取付けら
れる機種毎に、面取り部2aの曲面形状の規格
が異なつている。このように面取り部2aの曲
面形状が異なる種々の被加工物Aに対応させる
ためには、前記弾性シート4を種々取揃えるこ
とが必要である上に、被加工物Aの種類,寸法
が異なる毎に、トライアンドエラー的に弾性シ
ート4を選択したり、加工条件を決めることが
必要である。
第3図に示す如く、複数個の被加工物Aを同
時に面取り加工するとき、夫々の研磨部におけ
る研磨シート5の周速度が異なるため、これら
被加工物A間に品質のばらつきが生ずる。
発明の目的 本発明は上記従来法の諸問題点を一挙に解消す
ることができる面取り加工方法を提供することを
目的とする。
発明の構成 本発明は上記目的を達成するため、平面状の加
工対象面1を有する被加工物Aの前記加工対象面
1の外縁部2を、研研磨装置20の円周方向に回
動する研磨面21に圧接させて、被加工物Aの面
取り加工を行う方法において、被加工物Aをその
加工対象面1に垂直な自転軸Pの回りに自転させ
ると共に、前記自転軸Pを含み且つ前記研磨装置
20の回転軸心Sに平行な面F上に、前記被加工
物Aを揺動させ、更に被加工物Aを前記自転軸P
方向に変位可能に配すると共に、その加工対象面
1の外縁部2が常に前記研磨面21に接触するよ
うにこれを研磨面21側に向け付勢し、且つ前記
研磨面21の曲率半径をr,前記加工対象面1の
自転時の最小径をL,前記被加工物Aが揺動する
面Fと前記回転軸心Sとの間の距離をxと定めた
とき、(x/r−L/2r)<0.012の関係が成立する範
囲 において、前記曲取り加工を行うことを特徴とす
る。
実施例の説明 以下本発明を図面に示す実施例に基き具体的に
説明する。
第5図及び第6図は本発明方法を実施する装置
を示している。研磨装置20としては水平方向の
回転軸心Sの回りに回転する円筒形砥石22を備
えたものが用いられる。23はこの円筒形砥石2
2を回転駆動するモータ、24はベルト、25
a,25bはプーリである。
被加工物保持装置26は前記被加工物Aを着脱
可能に保持するホルダ27を備え、このホルダ2
7に被加工物Aをその加工対象面1が下になるよ
うに保持させている。前記ホルダ27はホルダ支
持体28に回転自在且つ上下動自在に保持されて
いる。29は前記ホルダ27を回転駆動するモー
タで、この回転は1対のプーリ30a,30b及
びタイミングベルト31を経てホルダ27に伝え
られる。これによつてホルダ27はその中心線を
自転軸Pとして自転することにより、被加工物A
に自転を与えている。前記ホルダ支持体28には
バネ32が内装されており、このバネ32によつ
てホルダ27を下方に向け付勢している。これに
よつて被加工物Aは前記自転軸P方向に変位可能
に配されると共に、その加工対象面1の外縁部2
が常に前記円筒形砥石22の外周面(研磨面)2
1に接触するように付勢される。
前記ホルダ支持体28は略F形の揺動アーム3
3の先端部に取付けられている。この揺動アーム
33はその基端部において、水平方向の揺動中心
線Q回りに揺動するように、機枠34に支持され
ている。35は揺動アーム33に揺動を与えるク
ランク機構、36はこれを駆動するモータであ
る。かくして前記ホルダ支持体28延いてはホル
ダ27は前記揺動中心Qの回りに揺動するので、
被加工物Aにも第5図及び第7図に示す如き揺動
が与えられる。
前記被加工物Aが揺動する面、すなわち揺動面
Fは、前記自転軸Pを含み且つ前記回転軸心Sに
平行な面となるように設定される。本実施例では
この揺動面Fは鉛直面となる。又その揺動中心線
Qは被加工物Aの加工対象面1より若干下方に位
置するように定められている。更に被加工物Aの
揺動範囲αは、その鉛直方向の基準線Vに対し左
右対称の所定角度範囲にある。
前記回転軸心Sと前記揺動面Fとの間の距離x
(第6図,第8図)は、前記加工対象面1の自転
時の最小径(これは第1図に示す如く、被加工物
Aの短軸Y方向の幅に該当する。)をL、前記円
筒形砥石22の半径をrとしたとき、次の関係式
を充足する範囲で定められる。
(x/r−L/2r)<0.012 ……(1) 上記関係式(1)はr,Lをパラメータとし、xを
変数とした実験により、前記加工対象面1の継ぎ
目における傾斜角度θが確実に0.86゜以下(a/
b=0.0003mm/0.020mm以下)になる範囲を定め
たものである。
第9図はr=105mm,Lをパラメータとしたと
きの実験データを示している。そして前記傾斜角
度θはオプチカルフラツト及びナトリウム光(λ
=0.6μm)を用いた干渉縞間隔W(μm)の測定に
よつてその値を定めることができる。このときW
とa/bとの関係は次式で示される。
a/b=0.6/2/W=0.3/W …(2) 従つてa/bが0.3μm/20μm以下であるためには、W が20μm以上であることが必要である。
そして上記関係式(1)はこの条件を実用上支障の
無い程度に満足するものである。例えばr=105
mm,L=5.5mmのとき、第9図のグラフからxが
約4.0mm以下であればよいことが分る。
本発明方法は上記装置を用いて以下のように実
施することができる。
先ず前記xをr及びLとの関係で上記関係式(1)
を満足するように定める。次いで、被加工物Aを
前記ホルダ27にセツトし、この被加工物Aに自
転軸P回りの自転、前記揺動面F内の揺動、自転
軸P方向に付勢力を与えて、その加工対象面1の
外縁部2を円筒形砥石22の前記研磨面21に圧
接させ、前記研磨装置20による面取り加工を行
う。
前記被加工物Aの揺動範囲αは適宜定めること
ができるが、例えば前記基準線Vの左右に夫々
40゜,計80゜に定めることができる。又被加工物A
が上記揺動範囲αを1往復すると、研磨作業が完
了するように構成すると好適であり、これに要す
る時間を例えば40秒とすることができる。前記円
筒形砥石22としてはダイヤモンド砥石を用いる
と好適であり、r=105mmのとき、例えば1700r.
p.m.で回転させる。更に前記被加工物Aの自転速
度を例えば200r.p.mとするとよい。
本発明は上記実施例に示す外、種々の態様に構
成することができる。
例えば前記研磨装置20として第10図に示す
回転ドラム40に研磨テープ41を捲き掛けてな
るものを採用することができる。この場合も上記
関係式(1)を満走させる必要がある。尚、42,4
3はテープラツプ装置である。
又第11図に示す如く、前記被加工物保持装置
26を複数本のホルダ27,ホルダ支持体28,
揺動アーム33を有する構造として同時に複数個
の被加工物Aを前記ホルダ27に保持せしめて、
これらを同時に面取り加工できるように構成する
ことができる。前記複数個の被加工物Aは同一の
xを有する位置において、前記研磨面21に接触
するので、加工条件が全く同一となり、品質のば
らつきが生じない。尚、前記複数本の揺動アーム
33は第11図仮想線で示す如く、互いに平行な
関係を保つて揺動する。39はこれら揺動アーム
33を連結するリンクである。
発明の効果 本発明によれば被加工物の寸法が異なつても関
係式(1)に基づき、所望の加工形状を得るための加
工条件を容易に定めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の被加工物の1例であるフ
ロツピーデイスクヘツドの斜視図、第2図はその
Y軸方向の断面を示す斜視図、第3図は従来法に
用いられる装置を示す側面図、第4図はその要部
の拡大正面図、第5図は本発明方法に用いられる
装置の1例を示す正面図、第6図はその側面図、
第7図は本発明方法の原理を示す正面図、第8図
はその側面図、第9図は本発明方法を実施して得
られた製品の加工精度を示すグラフ、第10図は
本発明方法に用いられる他の装置を示す側面図、
第11図は本発明方法に用いられる更に別の装置
を示す正面図である。 1……加工対象面、2……外縁部、20……研
磨装置、21……研磨面、A……被加工物、P…
…自転軸、S……回転軸心、F……被加工物が揺
動する面、L……加工対象面の自転時の最小径、
r……研磨面の曲率半径、x……被加工物が揺動
する面と回転軸心との間の距離。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 平面状の加工対象面を有する被加工物の前記
    加工対象面の外縁部を、研磨装置の円周方向に回
    動する研磨面に圧接させて、被加工物の面取り加
    工を行う方法において、被加工物をその加工対象
    面に垂直な自転軸の回りに自転させると共に、前
    記自転軸を含み且つ前記研磨装置の回転軸心に平
    行な面上に、前記被加工物を揺動させ、更に被加
    工物を前記自転軸方向に変位可能に配すると共
    に、その加工対象面の外縁部が常に前記研磨面に
    接触するようにこれを研磨面側に向け付勢し、且
    つ前記研磨面の曲率半径r、前記加工対象面の自
    転時の最小径をL、前記被加工物揺動する面と前
    記回転 軸心との間の距離をxと定めたとき、(x/r− L/2r)<0.012の関係が成立する範囲において、前 記面取り加工を行うことを特徴とする面取り加工
    方法。
JP9904984A 1984-05-17 1984-05-17 面取り加工方法 Granted JPS60242948A (ja)

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JP9904984A JPS60242948A (ja) 1984-05-17 1984-05-17 面取り加工方法

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JP9904984A JPS60242948A (ja) 1984-05-17 1984-05-17 面取り加工方法

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JPS60242948A JPS60242948A (ja) 1985-12-02
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EP2500135A1 (fr) * 2011-03-16 2012-09-19 Comadur S.A. Système de polissage d'une pièce d'habillage pour une pièce d'horlogerie

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JPS60242948A (ja) 1985-12-02

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