JPH04149809A - 磁気ヘッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気ヘッドに係り、特にフレキシブル磁気ディ
スク対応のディスク装置に搭載される磁気ヘッドに関す
る。

〔従来の技術〕

一般にフレキシブルディスク装置に搭載されている磁気
ヘッドの一例を第４図に示す。同図において、１はジン
バルバネであり、磁気ヘッド２は二のジンバルバネ】上
に固定されている。磁気ヘッド２は、セラミック製の第
１及び第２のスライダ３，４、例えばトンネルイレーズ
タイプの磁気ヘッドコア部５、磁気ヘッドコア部５の所
定位置に巻回されたコイル６．７（コイル７は第２のス
ライダ４に隠れて図に現れず）等により構成されている
。

磁気ヘッドコア部５は、フェライトコアを接合して形成
された所謂バルクタイプの磁気ヘッドである。この磁気
ヘッドコア部５の両側位置に第１及び第２のスライダ３
，４は配設されている。第１及び第２のスライダ３．４
は、ヘッドタッチを良好とすると共に磁気ヘッドコア部
５を補強する機能を奏する。

第５図は、第４図に示す磁気ヘッドコア部５のギャップ
近傍を拡大して示す図である。同図において、８はリー
ドライト用の磁気ギャップ（以下、Ｒ／Ｗギャップとい
う）であり、また９、１ｏは消去用のギャップ（以下、
Ｅギャップという）である。

同図に示されるように、従来における磁気ヘッド２では
、Ｒ／Ｗギャップ８の幅方向の中心位置（図中、−点鎖
線で示す位置）が磁気ヘッドコア部５の幅方向の中心位
置と一致するよう構成されていた。即ち、同図に矢印り
、Ｄ’で示す寸法が、略等しくなるよう構成されていた
（Ｄ％ｔＤ”）。

〔発明が解決しようとする課題〕

近年、この種の磁気ヘッド２が搭載されるディスク装置
は小梨薄覆化の要望が強く、このため磁気ヘッド２の小
型化についても検討されるようになってきている。磁気
ヘッドを小型化した場合には、これを搭載するディスク
装置の薄型化を図ることができる。これについて第６図
及び第７図を用いて説明する。

第６図は磁気ヘッド２をヘッドキャリッジ１１に取り付
けた状態を示している。同図に示されるように、磁気ヘ
ッド２−１．２−２はへラドキャリッジ本体１２と、こ
のヘッドキャリッジ本体１２に対して揺動可能の構成で
配設されたアッパアーム１３に夫々対向するように配設
されている。周知のように、磁気記録再生時にはアッパ
アーム１３は同図中反時計回りに回動し、一対の磁気ヘ
ッド２は磁気ディスク１４（−点ＭＭで示す）を挟むよ
うに当接し記録再生処理を行う。

また、磁気ディスク１４のイジェクト時には、図示しな
い機構によりアッパアーム１３は上動され、磁気ディス
ク１４は取り出される。第６図はアッパアーム１３が上
動された状態を示している。

このアッパアーム１３の上動する距離はディスク装置の
薄型化に大きく影響し、この上動距離が小さい程ディス
ク装置を薄型化することができる。

第７図は磁気ヘッド２の大きさとアッパアーム１３の上
動距離との関係を説明するための図である。同図におい
て、（Ａ）は形状の大きな磁気ヘッド２Ａ−１，２Ａ−
２の場合を示しており、また（Ｂ）は形状の小さな磁気
ヘッド２Ｂ−１，２Ｂ−２の場合を示している。

アッパアーム１３が上動すると、磁気ヘッド２Ａ−１，
２Ｂ−１は共に図中矢印Ａで示す外側位置から磁気ディ
スク１４から離間してゆき、最終的に図中矢印Ｂで示す
内側位置か磁気ディスク１４から離間した状態で磁気ヘ
ッド２Ａ−１，２Ｂ−１は全て磁気ディスク１４から離
間した状態となる。

従って、磁気ディスク１４の半径方向に対する長さ（図
中ｌで示す）の長い磁気ヘッド程、磁気ヘッド２Ａ−１
，２Ｂ−１が磁気ディスク１４から離脱するのに時間（
離脱時間）が掛かる。磁気ヘッド２人−１，２Ｂ−１が
磁気ディスクエ４から離間する間、アッパアーム１３は
上動を続けるため、よって長さｌの短い磁気ヘッド２Ｂ
−１、換言すれば形状の小さな磁気ヘッド２Ｂ−１の方
が長さｌの長い大型の磁気ヘッド２Ａ−１に比べてアッ
パアーム１３の上動距離を小さくすることができ、ディ
スク装置の小型薄型化を行うことができる。

しかるに従来の磁気ヘッド２では、前記のように磁気ヘ
ッドコア部５において、Ｒ／Ｗギャップ８の中心位置が
磁気ヘッドコア部５の中心位置と一致するよう構成され
ていた。

また、周知のように磁気ディスク１４と当接した状態で
上下の磁気ヘッド２−１．２−２（第６図参照）の各磁
気ヘッドコア部５の闇は所定の距離（例えば４トラック
分、或いは８トラック分）だけ離間させる必要があり、
またヘッドタッチを良好に保つためには上下の磁気ヘッ
ド２−１．２−２が全面において対向する必要がある。

よって離脱時間に影響を及ぼすアッパーアーム１３に配
設された磁気ヘッド２−１だけを小さくすることはでき
ない。

更に、磁気ヘッドコア部５は磁気特性の面から、磁気ヘ
ッドコア部５の幅寸法を小さくすることはできない。即
ち、磁気ヘッドコア部５の幅寸法を小さくした場合、磁
気ヘッドコア部５の磁気抵抗が高くなってしまい、電磁
変換特性が劣化してしまう。これはラミネートタイプの
磁気ヘッドと似た特性となり、バルクタイプ特存の特性
が著しく低下してしまう。

上記してきたように、従来のバルクタイプの磁気ヘッド
２では、その形状を小さくする事が出来ず、よって磁気
ディスク１４をイジェクトするためにアッパアーム１３
を高い位置まで上動させねばならず、磁気ヘッド２を搭
載するディスク装置の小型薄型化を行うことが出来ない
という課題かあった。

本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、搭載さ
れるディスク装置の小型薄型化を行いうる磁気ヘッドを
提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記課題を解決するために、本発明では、磁気ヘッドコ
アと非磁性材よりなるスライダとにより構成されると共
に、上記磁気ヘッドコアにリードライトギャップとイレ
ーズギャップとを形成してなるバルクタイプの磁気ヘッ
ドにおいて、上記リードライトギャップの幅方向の中心
位置を、磁気ヘッドコアの幅方向の中心位置からずらし
て形成したことを特徴とするものである。

〔作用〕

上記のように、リードライトギャップの幅方向の中心位
置か磁気ヘッドコアの幅方向の中心位置からずらして形
成することにより、このずらし量の２倍の寸法だけ磁気
ヘッドの薄型化を図ることができる。

この理由について第３図を用いて説明する。同図（Ａ）
は従来の磁気ヘッド２−１．２−２を示しており、また
同図（Ｂ）は本発明になる磁気ヘッド２０−１．２０−
２を示している。

同図（Ａ）において、３−１．３−２は第１のスライダ
、４−１．４−２は第２のスライダ、５−１．　５−２
は磁気ヘッドコア部、８−１．８−２はＲ／Ｗギャップ
を夫々示している。一方、同図（Ｂ）において、２１−
１．　２１２は第１のスライダ、２２−１．２２−２は
第２のスライダ、２３−１．２３−２は磁気ヘッドコア
部、２４−１．２４−２はＲ／Ｗギャップを夫々示して
いる。

前記したように従来の磁気ヘッド２−１．２−２では、
Ｒ／Ｗギャップ８−１．　８−２の幅方向の中心位置か
磁気ヘッドコア部５−１．５−２の幅方向の中心位置と
略一致するよう構成されていた。

これに対して本発明の磁気ヘッド２０−１．２０−２で
は、Ｒ／Ｗギャップ２４−１．２４−２の幅方向の中心
位置を磁気ヘッドコア部５−１．　５−２の幅方向の中
心位置に対してずらした構成となっている。

同図（Ｂ）に矢印αで示すのはこのずらし量である。ま
た、上下の磁気ヘッド２０−１．２０−２の各Ｒ／Ｗギ
ャップ２４−１．２４−２は予め定められた一定の距離
（４トラック分或いは８トラック分。

尚、図中矢印りで示す）だけ離間させる必要がある。従
って、本発明に係る磁気ヘッド２０−１．２０−２は、
丁度Ｒ／Ｗギャップ２４−１．２４−２の位置を固定し
つつ、他の構成部分を磁気ヘッド２０−１においては図
中矢印Ｃ１方向に、また磁気ヘッド２０−２においては
図中矢印Ｃ１方向に寸法αだけシフトしたのと同様な構
成となる。従って、各磁気ヘッド２０−１．２０−２の
第２のスライダ２３−１．２３−２側を従来の磁気ヘッ
ド２−１．２−２に対してずらし量α分だけ小さくする
ことができる。

また、周知のようにヘッドタッチを良好とするためには
、上下の磁気ヘッドを等しく対向させるのが望ましい。

このためには、第１のスライダ２１−１．２１２の側端
部を上記のずらし量α分だけ除去すればよい。

従って、上記のようにＲ／Ｗギャップ２４−１゜２４−
２の幅方向の中心位置を磁気ヘッドコア２３−１．２３
−２の幅方向の中心位置からずらして形成することによ
り、従来構成の磁気ヘッド２−１．　２−２に比べて、
その両側位置において夫々ずらし量α分だけ小型化を図
ることができ、合計でずらし量の２倍の寸法だけ磁気ヘ
ッド２０−１．２０−２の小型化を図ることができる。

〔実施例〕

次に本発明の実施例について図面と共に説明する。第１
図は本発明の一実施例である磁気ヘッド２０を示してい
る。尚、同図において第３図に示した構成と対応する構
成については同一符号を付す。また同図において、（Ａ
）は磁気ヘッド２０の外観図を、また（Ｂ）は磁気ヘッ
ド２０のギャップ近傍を拡大して示している。

同図において、第１のスライダ２１及び第２のスライダ
２２はともにセラミック製であり、磁気ヘッドコア部２
３は、この一対のスライダ２１゜２２に挟持された状態
で保持される。

磁気ヘッドコア部２３は、磁性材であるフェライトと、
ギヤツブ幅規制用のガラス材（図中梨地で示す）とによ
り構成されたバルクタイプの磁気ヘッドであり、Ｒ／Ｗ
ヘッド部２３ａとＥヘン１部２３ｂとを接合した構造を
有する。Ｒ／Ｗヘッド部２３ａにはＲ／Ｗギャップ２４
が形成されており、またＥヘン１部２３ｂにはＥギャッ
プ２５゜２６が形成されている。

Ｒ／Ｗギャップ２４の幅方向の中心位置は、磁気ヘッド
コア部２３の幅方向の中心位置に対して、寸法αだけず
らして形成されている。また、磁気ヘッドコア部２３の
幅寸法（図中、矢印Ｍで示す）は、従来の磁気ヘッド２
と略同じ幅寸法とされている。従って、磁気ヘッドコア
部２３の磁気抵抗は従来と変わることはなく小さく押さ
えられるため、バルクタイプ磁気ヘッド特有の性質であ
る磁気変換特性の効率を高く維持することができる。

また上記の作用の項で説明したように、Ｒ／Ｗギャップ
２４の幅方向の中心位置は、磁気ヘッドコア部２３の幅
方向の中心位置に対して、寸法αだけずらして形成され
ているため、磁気ヘッド２０の小型化を図ることができ
る。具体的には、磁気ヘッド２０の幅方向の長さを従来
の磁気ヘッド２に比べて２αだけ小さくすることができ
る。

従って、本願発明に係る磁気ヘッド２０をディスク装置
に搭載した場合、ヘッドキャリッジのアッパーアーム（
第６図参照）の上動距離を小さくすることができ、これ
によりディスク装置の薄型化を図ることができる。

第２図は上記の磁気ヘッド２０の製造方法を説明するた
めの図である。磁気ヘッド２０の製造工程において、従
来と異なるのは磁気ヘッドコア部２３のコアスライス工
程だけであり、他の製造工程は同じであるため、第２図
にはコアスライス工程のみを図示する。

本発明の如＜Ｒ／Ｗギャップ２４の幅方向の中心位置は
、磁気ヘッドコア部２３の幅方向の中心位置に対して、
寸法αだけずらして形成するには、従来磁気ヘッドブロ
ック２７をコアスライスしていた位置（図中、破線で示
す）より寸法αだけずらした位置（図中、実線で示す）
においてコアスライスすればよい。従って、コアスライ
ス位置を変更するだけの簡単な工程変更により磁気ヘッ
ドコア部２３を形成することができる。一方、上記構成
の磁気ヘッド２０では、従来構成に比べて第１のスライ
ダ２１の形状が小さくなるが、これは第１のスライダ２
１の製造時に使用する型を変更するだけであり、製造工
程に影響を及ぼすものではない。

尚、上記してきた実施例では磁気ヘッドコア部２３０両
側部に第１及び第２のスライダ２１゜２２を配設する構
成磁気ヘッドを例に挙げて説明したが、例えば第２のス
ライダを配設しない構成の磁気ヘッドに対しても本発明
を適用することができる。

〔発明の効果〕

上述の如く本発明によれば、磁気ヘッドの小型化を図る
ことができ、これに伴いこの磁気ヘッドが搭載されるデ
ィスク装置の薄型化を図ることができる等の特長を有す
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例である磁気ヘッドを示す図、
第２図は第１図に示す磁気ヘッドの製造工程中コアスラ
イス工程を説明するための図、第３図は本発明になる磁
気ヘッドが小型化する理由を説明するための図、第４図
は従来の磁気ヘッドの一例を示す斜視図、第５図は従来
の磁気ヘッドのギャップ近傍部を拡大して示す図、第６
図は従来の磁気ヘッドを搭載してなるヘッドキャリッジ
を示す図、第７図は磁気ヘッドの大きさとへラドキャリ
ッジに設けられたアッパーアームの上動距離との関係を
説明するための図である。 ２０．２０−１．２０−２・・・磁気ヘッド、２１゜２
１−１．　２１２・・・第１のスライダ、２２．２２−
１゜２２−２・・・第２のスライダ、２３．２３−１．
２３−２・・・磁気ヘッドコア部、２４．２４−１．２
４−２・・・Ｒ／Ｗギャップ、２５．２６・・・Ｅギャ
ップ。 第１図 （Ａ） 第 図 第 図 第 図 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 磁気ヘッドコアと非磁性材よりなるスライダとにより構
   成されると共に、該磁気ヘッドコアにリードライトギャ
   ップとイレーズギャップとを形成してなるバルクタイプ
   の磁気ヘッドにおいて、該リードライトギャップの幅方
   向の中心位置を、該磁気ヘッドコアの幅方向の中心位置
   からずらして形成してなることを特徴とする磁気ヘッド
   。