JPH04149199A - 発光蛋白エクオリン標識抗体 - Google Patents

発光蛋白エクオリン標識抗体

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JPH04149199A
JPH04149199A JP27303490A JP27303490A JPH04149199A JP H04149199 A JPH04149199 A JP H04149199A JP 27303490 A JP27303490 A JP 27303490A JP 27303490 A JP27303490 A JP 27303490A JP H04149199 A JPH04149199 A JP H04149199A
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JP
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protein
aequorin
substance
activity
antibody
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JP27303490A
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English (en)
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Akinari Erisumi
江利角 晃也
Shuhei Yoshino
修平 善野
Satoshi Inoue
敏 井上
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Chisso Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [技術の分野〕 本発明は、特異的結合能を有する物質と結合したエクオ
リン活性を有する蛋白質、該蛋白質と該蛋白質の基質と
なり得る発光体との複合体及びそれらの調製法、及び該
発光体を用いた標的物の検出法に関する。
[従来の技術とその問題点コ エクオリンは、米国ワシントン州フライデーハーバ−島
近郊に生息する発光クラゲより分離されたカルシウム受
容発光蛋白質である。
エクオリン1分子に2分子(或は3分子)のC821イ
オンが結合することによりエクオリン分子中に含まれる
活性化状態にあるセレンテラジンが酸化され、光とCo
2を放出する。この発光には、C824イオンが不可欠
なことより、エクオリンを用いて082′を特異的に定
量検出することが可能である。 Cs”イオンの検出限
界は10−”M程度であり、非常にE度がよいことが特
徴である。
しかしながら、エクオリンの天然からの分離は発光クラ
ゲ10トンから200+ag程度にすぎず、生産五は十
分でなく、一定量の供給が保証されていない。
本発明者らは組換えDNAの手法を用いて、発光クラゲ
よりアポエクオリンのcDNAをクローニングし、その
1次構造を決定した(特開昭61−135.586)。
次いで、このcDNAを用いて大腸菌を宿主とし、その
菌体内及び菌体外でのアポエクオリンの生産に成功した
(特開昭62−196,031) 、さらに陰イオン交
換クロマトグラフィー法によるアポエクオリンの精製法
も確立した(特開平1−132J97)。
また、酵素免疫測定法に利用すべく、化学結合法及び物
理吸着法によるエクオリン活性を有する蛋白質の固定化
法を確立しく特願平1−29】、48B。
特願平1−291.4N)、化学修飾エクオリンの調製
に成功した(特願平1−309.478)。
さらに、エクオリン活性を有する蛋白質を特異的結合能
を有する蛋白質を介して標的物に結合廿しめることによ
り、標的物を特異的に発光で検出することができる。こ
こで、特異的結合とは抗原抗体反応、酵素反応、レセプ
ターへの特異的結合、核酸と蛋白質の特異的結合等を利
用した結合である。そして、特異的結合能を有する蛋白
質と結合したエクオリン活性を有する蛋白質は、上述し
た機能から詮断薬等の検査薬として有用であることが予
測される。
本発明者らは上述の技術的事情にかんがみ、研究の結果
、特異的結合能を有する蛋白質と結合したエクオリン活
性を有する蛋白質とその調製法、該蛋白質と該蛋白質の
基質となり得る発光体との複合体、および特異的結合能
を有する蛋白質と結合したエクオリン活性を有する蛋白
質を用いた新しい検出法を開発することができた。
以上の説明から明らかなように、本発明の目的はエクオ
リン活性を保持した特異的結合能を有する蛋白質と結合
した蛋白質とその応用物または応用方性を提供すること
である。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、下記 (1)〜(10)の構成を有する。
(1)エクオリン活性を有する蛋白質に特異的結合能を
有する物質を結合手段を用いて共有結合させることを特
徴とするエクオリン活性を有する蛋白質の調製法。
(2)前記第 (1)項に記載の調製法により調製され
てなる特異的結合能を有する物質と結合したエクオリン
活性を有する蛋白質。
(3)前記第 (2)項に記載の蛋白質と該蛋白質の基
質となり得る発光体とを結合させて得られる該蛋白質と
該発光体との複合体。
(4)結合方法として、架橋剤を用いることを特徴とす
る前記第(1)項に記載の方法。
(5)前記第 (4)項に記載の調製法により調製され
てなる特異的結合能を有する物質と結合したエクオリン
活性を有する蛋白px。
(6)前記第 (5)項に記載の蛋白質と該蛋白質の基
質となり得る発光体とを結合させて得られる該蛋白質と
該発光体との複合体。
(7)特異的結合能を有する物質とエクオリン活性を有
する蛋白質を結合手段を用いて結合させ、かくして得ら
れた結合物を標的物質に結合させることを特徴とする標
的物質の検出法。
(8)結合物がエクオリン活性及び抗体結合能を有する
物質である前記第 ())項に記載の検出法。
(9)特異的結合能を有する物質が、酵素、抗体、プロ
テインA、プロテインG 、 DNA 、 RNA 。
DNA結合蛋白質もしくはレセプターである前記第 (
1)項もしくは第 (7)項に記載の調製法もしくは検
出法。
(10)標的物質が5基質、補酵素、補欠分子族、抗原
、抗体、DNA、RNA、ホルモンもしくはトランスミ
ツターである前記第(ア)項に記載の検出法。
本発明の構成につき以下に詳述する。
ここでエクオリン活性を有する蛋白質とは、アポエクオ
リン蛋白質の他、種々の機能五白買とアポエクオリンと
の融合蛋白質または種々の物質により修飾を受けた修飾
アポエクオリン等の蛋白質であってエクオリン活性を有
するものを言う。
本発明は、特異的結合能を有する物質とエクオリン活性
を有する蛋白質の結合物とその調製法及び該結合物を用
いた標的物質の検出法に係わるものであり、例えば後述
の実施例に示す方法で実施することができる。
本発明を添付図面によって説明すると、第1図は標識用
マレイミド−エクオリン調製工程図(フローシート)を
示す0例えばエクオリン9.79mgを含むリン酸ソー
ダ緩衝液(0,1M、p)16.01).000μlに
、N、N’−o−フェニレンジマレイミドo、umg1
5μA N、N−ジメチルホルムアミドを加えた後、3
0℃で、30分間インキュベートする。
その後、セファデックスG−50(1、Ox40cm)
のカラムで溶媒としてリン酸ソーダ緩衝液([1,IM
、pH6−0)を用いて、ゲル濾過を行い、標識用マレ
イミド−エクオリンビークを分取する8次いで、ミクロ
コンセントレータ−・セントリコン−10を用いて、標
識用マレイミド−エクオリン画分を濃縮する。
以上の操作により、標識用マレイミド−エクオリンが得
られる。
第2図は還元型抗ヒトTNF−α・ウサギエg(i調製
工程図(フローシート)を示す0例久ば抗ヒトTNF−
α・ウサギIgG [1,Hsgを含むリン酸ソーダH
a液fO,1M、pl+6.o) 900μAに、O,
1M2−メルカプトエチルアミンを含む5all ED
T^/リン酸ソーダii?fi液((1,IM、pH6
、o) 100μmを加え、370C’t−90分間イ
ンキュベーションする。
その後セファデックスG−50(1,Dx 40cm)
のカラムで溶媒として5mM EDT^/リン酸ソーダ
M衝液(0,1M、ph6.0)を用いて、ゲル濾過を
行い、還元型読ヒト下NF−α・ウサギ抗体ピークを分
取した1以上の操作により、還元型読ヒト下NF−〇・
ウサギIgGが得られる。
第3図はエクオリン標識抗ヒトTNF−α・ウサギ抗体
調製工程図(フローシート)を示す0例えば第2図の工
程で得られる還元型抗ヒトTNF−α・ウサギIgG 
1〜lomgを含む501M EDT^/リン酸ソーダ
緩衝液(0,+M、pH6,0)2.01)Aと第1図
の工程で得られる標識用マレイミド−エクオリン10B
を含むリン酸ソーダ緩衝液(0,1M、pH6,0) 
finを混合し、4℃で222時間インキュページンす
る。
その後、セファデックスG−50(1,0x40c■)
のカラムでWI媒としてリン酸ソーダMi?Il液(0
,1M、pH8,5)を用いて、ゲル濾過を行い、エク
オリンml抗ヒトTNF−α・ウサギ抗体ピークを分取
する6以上の操作により、エクオリンrIII識抗ヒト
TNF−α・ウサギ抗体が得られる。
第4・5図はエクオリン1lllI識抗ヒトTNF−α
・ウサギ抗体を用いたヒトγNF−αの定量工程図(フ
ローシート)及びその結果を示す0例えばルミフォトメ
ーター(TD−4000,ラボサイエンス社)のポリス
チレンキュベツト(外径10x85m1))に100μ
mの抗ヒトTNF−α抗体溶液を入れ、バラフィルムで
ポリスチレンキュベツトの上端をカバーした後、4℃で
72時間インキ一ユベー卜する。
抗ヒト丁NF−〇抗体溶液を除去した後、300μmの
Blocking Bufferをボリスチl/ンキュ
ベット中に入れ、再度パラフィルムでカバーして37℃
で2時間インキュベーションし、抗ヒト丁NF−α抗体
をポリスチレンキュベツトの内壁に固定化する。
次に、Blocking Bufferを除去し、4r
JOuJ−のWashing Bufferでポリスチ
レンキュベツトの内壁を3回洗浄した後、全てのポリス
チレンキュベツト中に50μmのSample Dil
uentを入れ、さらに各種濃度のヒトTNF−α溶液
を50μmずつ加えた後、バラフィルムでカバーシ37
℃で2時間インキュベーションする。このとき使用した
ヒトTNF−α溶液の濃度は、20,40,150,2
67.383,500.δ67.8331、OOOpg
/ malとする。
ヒトTNF−α溶液を除去し、400μmのI!fas
hingBυfferでポリスチレンキュベツトの内壁
を3回洗浄した後、100 μmのエクオリン標識抗ヒ
トTNF−α・ウサギ抗体溶液を全てのポリスチレンキ
ュベツトに入れ、バラフィルムでカバーした後、37℃
で2時間インキュベーションする。
この後、余剰のエクオリン標識抗ヒトTNF−〇・ウサ
ギ抗体を除去するために、エクオリン標識抗ヒトTNF
−α・ウサギ抗体溶液を除去した後、400ufLのW
ashing Bufferでポリスチレンキュベツト
の内壁を3回洗浄する。
続いて、2−メルカプトエタノール1μk。
2μg/ mAセレンテラジン1μj2.200mM 
 Tris−HCI(pH7,6)、1.00mM E
DTA緩衝液+oμx及び蒸留水88μぶをポリスチレ
ンキュベツト中に入れ、バラフィルムでカバーした後、
4℃で20時間インキュベーションし、ルミフォトメー
ター(TD−4000,ラボサイエンス社)を用いて、
エクオリン活性を測定する。
これにより、ヒトTNF−α溶液中のヒトTNF−α量
を求める。この結果を示したものが、第5図である。エ
フオリ標識抗体はエクオリン活性・抗体活性共に有して
おり、かつ、エクオリン標識抗体が酵素免疫測定法に応
用され得ることが確認された。
[発明の効果コ 本発明の方法によれば、特異的結合能を有する物質とエ
クオリン活性を有する蛋白買を結合させることができる
0本発明の特異的結合能を有する物質と結合したエクオ
リン活性を有する蛋白賀並びにその調製法の有用性は、
当業者に自明である。該結合物質の持つ特異的結合能と
発光能を利用することにより、超微量の種々の物質の検
出法に応用することができる。
[実施例] 実施例1 [標識用マレイミド−エクオリンの調製]エクオリン0
.79wgを含むリン酸ソーダ緩衝液(0,1M、pl
+8.0) 1.000μAに、N、N−o−フェニレ
ンジマレイミド0.19mg75μf、N、N−ジメチ
ルホルムアミドを加えた後、30℃で、30分間インキ
ュベートした。
このときに用いたアポエクオリンは、以下の方法により
調製した0組換えDNAの手法により製造したアポエク
オリン(特開昭83−102,595)を、陰イオン交
換クロマトグラフィー法により4A現しく特願昭62−
291,540)さらに逆相)IPLCにより精製した
逆相HPLCは、コスモシル1OC4−300(10x
150mm)のカラムに、溶媒系として水/アセトニト
リル(共に01%トリフルオロ酢酸を含む)系を用い、
グラジェントは20〜80%で行い、アポエクオリンビ
ークを分取した。このアポエクオリン画分を凍結乾燥し
てアポエクオリンを調製し、−20℃で保存したものを
使用した。
その後、セファデックスG−50(1,Ox40cm)
のカラムで溶媒としてリン酸ソーダ緩衝液(0,IM、
p[、O)を用いて、ゲル濾過を行い、標識用マレイミ
ド−エクオリンビークを分取した0次いで、ミクロコン
セントレータ−セントリコン10を用いて、標識用マレ
イミド−エクオリンを画分を濃縮した0以上の操作によ
り、l1)1)m用マレイミド−エクオリンが得られた
実施例2 [還元型抗ヒトTNF−α・ウサギIgGの調製]抗ヒ
トTNF−α・ウサギigG 0.99mgを含むリン
酸ソーダiJI衝液(0,1M、pH6,o) 900
μkに、0.1M 2−+oercaptoethyl
aajneを含む5Il1M EDT^/リン酸ソーダ
緩衝i (0,1M、pH8,0) 100μmを加え
、37℃で90分間インキュベーションした。
その後、セファデックスG−50(1,Ox 40cm
)のカラムで溶媒として5mM EDTA/リン酸ソー
ダ緩衝液fO,1M、pl+6.0+を用いて、ゲル濾
過を行い、還元型抗ヒトTNF−α・ウサギ抗体ピーク
を分取した0以上の操作により、還元型抗ヒトTNF−
α・ウサギIgGが得られた。
実施例3 [エクオリン標識抗ヒトTNF−α・ウサギ抗体の調製
] 実施例1及び2で得られた標識用マレイミド−エクオリ
ンと還元型抗ヒトTNF−α・ウサギIgGを用いて、
エクオリンIIllIm抗ヒトTNF−α・ウサギ抗体
を調製した。
還元型抗ヒトTNF−α・ウサギIgG1〜10mgを
含む5mM EDT^/リン酸ソーダ緩衝液(0,IM
、pH6,0) 2.OmAと標識用マレイミド−エク
オリン10+ngを含むリン酸ソーダ緩衝液(0,IM
、p)16.0) l+eJIを混合し、4℃で22時
間インキユベーシーンした。
その後、セファデックスG−50(1,Ox 40cm
)のカラムで溶媒としてリン酸ソーダUS液fO,IM
、pH6,5)を用いて、ゲル濾過を行い、エクオリン
標識抗ヒトTNF−α・ウサギ抗体ピークを分取した0
以上の操作により、エクオリン標識抗ヒトTNF−α・
ウサギ抗体が得られた。
実施例4 [エクオリン標識抗ヒト丁NF−α・ウサギ抗体を用い
たヒトTNF−αの定量] エクオリン標識抗ヒト丁NF−α・ウサギ抗体を用いた
ヒトTNF−aの定量には、180 KINE TNF
 丁estH1t(T Ce1l 5ciences、
Inc、)を利用した。
ルミフォトメーター(TD−4000,ラボサイエンス
社)のポリスチレンキュベツト(外径10x 65■)
に 100μにの抗ヒトTNF−α抗体溶液を入れ、バ
ラフィルムムでポリスチレンキュベツトの上端をカバー
した後、4℃で72時間インキュベートした。
抗ヒト丁NF−α抗体溶液を除去した後、 300μm
のブロック用緩衝液をポリスチレンキュベツト中に入れ
、再度バラフィルムでカバーして37℃で2時間インキ
ュベーションし、抗ヒトTNF−α抗体をポリスチレン
キュベツトの内壁に固定化した。
次ぎに、ブロック用&I?1IFi、を除去し、 40
0μ42の洗浄用緩衝液でポリスチレンキュベツトの内
壁を3回洗浄した後、全てのポリスチレンキュベツト中
に50μぶのSample Diluentを入れ、さ
らに各種濃度のヒトTNF−α溶液を50μLずつ加え
た後、バラフィルムでカバーシ37℃で2時間インキュ
ベーションした。
ヒトTNF−α溶液を除去し、 400μJ2のWas
hingBufferでポリスチレンキュベツトの内壁
を3回洗浄した後、 100μmのエクオリン標識抗ヒ
トTNF−α・ウサギ抗体溶液を全てのポリスチレンキ
ュベツトに入れ、バラフィルムでカバーした後、37℃
で2時間インキュベーションした。
この後、余剰のエクオリン標識抗ヒトTNF−α・ウサ
ギ抗体を除去するために、エクオリン標識抗ヒトTNF
−α・ウサギ抗体溶液を除去した後、400μlのWa
shing Bufferでポリスチレンキュベツトの
内壁を3回洗浄した。
続いて、2−メルカプトエタノール1μA12μg /
ifセレンテラジン1μ41.200mM Trjs−
HClfpH7,6)、loo+++M EDTA緩衝
液10μk及び蒸留水88μぶをポリスチレンキュベツ
ト中に入れ、バラフィルムでカバーした後、4℃で20
時間インキニベーションし、ルミフォトメーター(TD
−4000,ラボサイエンス社)を用いて、エクオリン
活性を測定した。
これにより、ヒトTNF−α溶液中のヒト丁NF−α量
を求めた。この結果を示したものが第5図である。同図
から明らかなようにエクオリン標識抗ヒト丁NF−α・
ウサビ抗体は明らかにエクオリン活性を有しており、ま
た、ヒトTNF−α量に比例して発光量が増大すること
より、エクオリン標識抗ヒト丁NF−α・ウサギ抗体は
抗体活性も有していることが確認された。
以上の結果を総合すると、標識用マレイミド−エクオリ
ン及びエクオリン標識抗ヒトTNF−α・ウサギ抗体は
エクオリン活性を有しており、また、還元型抗ヒトTN
F−αウサギIgG及びエクオリン標識抗ヒトTNF−
α・ウサギ抗体は抗体活性を有していることが確認され
た。
そして、このエクオリン標識抗ヒトTNF−α・ウサギ
抗体を使用することによって、微量のヒトTNF−αを
発光を用いて定量することが可能となった。
さらに、抗ヒトTNF−α抗体の代わりに種々の酵素、
抗体、プロティンA、プロティンG、DNA、RNA、
DNA結合蛋白質もしくはレセプターを使用することで
、あらゆる種類の微量の基質、補酵素、補欠分子族、抗
原、抗体、DNA、RNA、ホルモンもしくはトランス
ミツターを発光により検出、定量することが可能となる
ことは容易に予測される。
また、エクオリン標識抗ヒトTNF−α・ウサギ抗体が
エクオリン活性を有することより、エクオリンの代わり
に修飾エクオリンや固定化エクオリンを用いることが可
能なことは、当業者にとって自明である。
以上、本発明により特異的結合能を有する物質とエクオ
リン活性を有する蛋白質の結合物とその調製法及び該結
合物を用いた揮的物の検出法が提供された。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は、本発明品を調製する方法を説明するため
の工程図(フローシート)であり、第4・5区は本発明
に係る結合と揮的物の結合を示すための工程図ならびに
結合物のエフ第1ノン活性と抗体活性の関係を示す図で
ある。 以上

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エクオリン活性を有する蛋白質に特異的結合能を
    有する物質を結合手段を用いて共有結合させることを特
    徴とするエクオリン活性を有する蛋白質の調製法。
  2. (2)特許請求の範囲第(1)項に記載の調製法により
    調製されてなる特異的結合能を有する物質と結合したエ
    クオリン活性を有する蛋白質。
  3. (3)特許請求の範囲第(2)項に記載の蛋白質と該蛋
    白質の基質となり得る発光体とを結合させて得られる該
    蛋白質と該発光体との複合体。
  4. (4)結合方法として、架橋剤を用いることを特徴とす
    る特許請求の範囲第(1)項に記載の方法。
  5. (5)特許請求の範囲第(4)項に記載の調製法により
    調製されてなる特異的結合能を有する物質と結合したエ
    クオリン活性を有する蛋白質。
  6. (6)特許請求の範囲第(5)項に記載の蛋白質と該蛋
    白質の基質となり得る発光体とを結合させて得られる該
    蛋白質と該発光体との複合体。
  7. (7)特異的結合能を有する物質とエクオリン活性を有
    する蛋白質を結合手段を用いて結合させ、かくして得ら
    れた結合物を標的物質に結合させることを特徴とする標
    的物質の検出法。
  8. (8)結合物がエクオリン活性及び抗体結合能を有する
    物質である特許請求の範囲第(7)項に記載の検出法。
  9. (9)特異的結合能を有する物質が、酵素、抗体、プロ
    テインA、プロテインG、DNA、RNA、DNA結合
    蛋白質もしくはレセプターである特許請求の範囲第(1
    )項もしくは第(7)項に記載の調製法もしくは検出法
  10. (10)標的物質が、基質、補酵素、補欠分子族、抗原
    、抗体、DNA、RNA、ホルモンもしくはトランスミ
    ッターである特許請求の範囲第(7)項に記載の検出法
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6122254A (ja) * 1983-10-13 1986-01-30 ユニバ−シテイ オブ ジヨ−ジア リサ−チ フアウンデ−シヨン,インコ−ポレ−テツド バイオルミネツセンス連結結合定量法

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