JPH04148058A - 燃料噴射ポンプのプリストローク制御装置 - Google Patents

燃料噴射ポンプのプリストローク制御装置

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JPH04148058A
JPH04148058A JP27224990A JP27224990A JPH04148058A JP H04148058 A JPH04148058 A JP H04148058A JP 27224990 A JP27224990 A JP 27224990A JP 27224990 A JP27224990 A JP 27224990A JP H04148058 A JPH04148058 A JP H04148058A
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timing
pressure
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ この発明は、燃料噴射ポンプのプランジャに対するタイ
ミングスリーブの軸心方向の位置を変えることによって
プリストロークを調節するようにしたプリストローク制
御装置に関するものである。
[従来の技術] ディーゼルエンジン用燃料噴射ポンプにおいては、実開
昭63−17865号公報に開示されているように、燃
料噴射時期及び燃料噴射率を調節するために、プリスト
ローク(プランジャの往動開始位置から噴射開始位置ま
でのプランジャの移動寸法)を調節する装置が装備され
ている。
従来のこの種のプリストローク制御装置では、第1図に
示すように、ポンプ本体1の内部を軸心方向へ往復動す
るプランジャ8が、燃料溜まり室6に収容されているタ
イミングスリーブ23を摺動自在に貫通し、その先部を
圧力室4に挿入させており、上記タイミングスリーブ2
3が、プランジャ8と直交する方向に配したコントロー
ルロ・ノド31と係合し、このコントロールロッド31
をその軸心回りに回動させることによって、プランジャ
8に対するタイミングスリーブ23の軸心方向の位置を
変えるように構成されている。
詳述すると、プランジャ8の内部には一端が圧力室に臨
んで開口する燃料流通孔20が形成され、プランジャ8
の外周面であってタイミングスリーブ23に対する摺動
面には、上記燃料流通孔20に連通するスピル溝21が
斜めに形成されている。
一方、タイミングスリーブ23には、一端が上記プラン
ジャ8に対する摺動面に開口し、他端が燃料溜まり室6
に臨んで開口するスピル孔28が形成されている。上記
プランジャ8のスピル溝21はタイミングスリーブ23
の内周面によって閉塞可能になっており、スピル溝21
とタイミングスリーブ23のスピル孔28は、プランジ
ャ8の往復動によって連通遮断可能になっている。
又、タイミング口・ノド31に取り付けられ径方向外方
へ延出する作動ピン32の先端がタイミングスリーブ2
3の係合溝に係合して(Xる。そして、タイミングロッ
ド31がその軸心回りに回動すると、タイミングスリー
ブ23が作動ピン32(こ押動されてプランジャ8の軸
心方向に沿って移動し、プリストロークを調節すること
ができるよう番こなっている。
上記タイミングロッド31は図示しなt1電磁アクチュ
エータ等の駆動装置によって駆動されるようになってい
る。この駆動装置は、エンジンの回転数等の諸データを
基にコンビニー夕で制御されるようになっていて、その
時の運転条件に最適なプリストロークとなるように動作
せしめられる。
即ち、エンジンが高速回転している時にはプリストロー
クを小さくして噴射時期を早め、エンジンが低速回転し
ている時にはプリストロークを大きくして噴射時期を遅
くする。尚、噴射率はプランジャ8を駆動するカム12
の形状によって決まり、プリストロークを小さくして噴
射時期を早くした時には噴射率が低くなり、プリストロ
ークを大きくして噴射時期を遅くした時には噴射率が高
くなるように、カム形状が設定されている。
[発明が解決しようとする課題] このように、従来の燃料噴射ポンプのプリストローク制
御装置においては、タイミングスリーブ23を動かすた
めに電磁アクチュエータ等の駆動装置が必要であり、更
にこの駆動装置の動作を電気的に制御する制御装置も必
要であって、装置が複雑化するという欠点があった。又
、コストアップにもつながって不利であった。
この発明は上述従来の技術の問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、構造が簡単で電気
的な制御機構を必要としないプリストローク制御装置を
提供しようとするところにある。
[課題を解決するための手段] この発明は上記目的を達成するためになされたもので、
その要旨は、 軸心方向へ往復動する燃料噴射ポンプのプランジャが、
燃料溜まり室に収容されたタイミングスリーブを摺動自
在に貫通して、その先部を圧力室に挿入させ、上記プラ
ンジャの外周面であって上記タイミングスリーブに対す
る摺動面には燃料の通路となるスピル溝が形成され、こ
のスピル溝がプランジャの内部に設けられた燃料流通孔
を介して上記圧力室に連なっており、上記タイミングス
リーブには一端が上記プランジャに対する摺動面に開口
し他端が燃料溜まり室に臨んで開口するスピル孔が設け
られており、而して上記プランジャに対するタイミング
スリーブの軸心方向の位置を変えることによりプリスト
ロークを調節する燃料噴射ポンプのプリストローク制御
装置において、上記タイミングスリーブがスプリングに
よってプリストロークを大きくする方向へ弾性付勢され
ており、プリストローク最大時に上記圧力室側に位置す
るタイミングスリーブの端面と上記燃料溜まり室の壁面
との間に隙間が形成されるようになっていて、燃料送出
終了後、上記プランジャが更に往動して上記スピル溝が
タイミングスリーブの上記端面から露出するようにされ
ていることを特徴とする燃料噴射ポンプのプリストロー
ク制御装置にある。
[作用] エンジン回転数と燃料噴射ポンプの圧力室の燃料圧力に
は一定の相関関係がある。即ち、エンジン回転数が高(
なれば圧力室の燃料圧力は上昇する。
燃料送出終了後に、この圧力室の燃料圧力は、プランジ
ャの燃料流通孔、スピル溝、及びタイミングスリーブに
おける圧力室側の端面と燃料溜まり室の壁面との間を通
って燃料溜まり室に逃がされる。その時に、タイミング
スリーブには上記燃料圧力によってプリストロークを小
さくする方向へ力が加わる。この力は上記燃料圧力の大
きさに比例する。上記力がタイミングスリーブに加わえ
られているスプリングの付勢力に打ち勝つと、タイミン
グスリーブはプリストロークを小さくする方向へ移動せ
しめられ、移動後におけるスプリングの付勢力と平衡す
る位置まで移動せしめられる。
したがって、エンジンが高速回転して圧力室の燃料圧力
が高圧になった時にはプリストロークを小さくし、エン
ジンが低速回転して圧力室の燃料圧力が低圧になった時
にはプリストロークを大きくすることができる。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を第1図を援用し、第2図か
ら第8図までの図面に基づいて説明する。
第1図は判型の燃料噴射ポンプの縦断面図である。この
燃料噴射ポンプのポンプ本体1にはエンジンの気筒数に
対応した縦孔2が形成されており、この縦孔2にプラン
ジャバレル3がそれぞれ挿入固定されている。ポンプ本
体1の上部には内部に圧力室4を有する弁ハウジング5
が固定されている。ポンプ本体1とプランジャバレル3
と弁ハウジング5とに囲まれた部分は燃料溜まり室6に
なっており、圧力室4は燃料溜まり室6に連なっている
。各縦孔2の燃料溜まり室6は縦孔2に対して直交する
方向に延びる横孔7を介して互いに接続されている。
上記各プランジャバレル3にはプランジャ8がその軸心
方向に往復動可能で且つ軸心回りに回動可能に挿入され
ている。プランジャ8は燃料溜まり室6を通ってその先
端を圧力室4に挿入させている。圧力室4内の燃料はプ
ランジャ8の上昇により圧縮され、燃料の圧力によって
送出弁9が開くとここを通って燃料出口10から圧送さ
れるようになっている。プランジャ8の下端は、カム軸
・11に設けられたカム12に当接するタペット13の
上に載置されており、カム軸11はエンジンに連動して
回転し、スプリング14と協働してプランジャ8をカム
12の輪郭に沿って上下に往復動させるようになってい
る。更に、プランジャ8の下部には係合部15が形成さ
れており、この係合部15にコントロールスリーブ16
が相対回動不能に係合している。このコントロールスリ
ーブ16は突起17を介してコントロールロッド18に
係合しており、フントロールロッド18を第1図におい
て紙面に垂直に動かすことによりコントロールスリーブ
16を回動し、プランジャ8を回動せしめることができ
るようになっている。尚、このプランジャ8を回動する
ことにより燃料噴射量を変えることができる。
上記プランジャ8は、一端をプランジャ8の外周面に開
口させ他端を中心部に延ばす燃料吸排孔(燃料流通孔)
19と、一端をプランジ中8の上端面に開口させ他端を
上記燃料吸排孔19の他端に連ねた連通孔(燃料流通孔
)20と、プランジャ8の外周面に形成され母線に対し
て傾斜して延びる傾斜溝(スピル溝)21と、プランジ
ャ8の外周面に母線に沿って形成され上記傾斜溝21の
上端部と燃料吸排孔19の開口部とを連通する縦溝(ス
ピル溝)22とを有している。
燃料溜まり室6にはタイミングスリーブ23が配置され
ており、上記プランジャ8はこのタイミングスリーブ2
3を摺動可能に貫通している。タイミングスリーブ23
は、第2図に示すように、細心に沿って上下に貫通する
貫通孔24を有しており、この貫通孔24にプランジャ
8が挿通されている。タイミングスリーブ23の外周面
の一側には上下方向に延びる案内溝25が形成され、案
内溝25に対して周方向の反対側には横方向に延びる係
合溝26が形成されている。案内溝25には、前記プラ
ンジャバレル3に固定された案内ビン27が係合してお
り、タイミングスリーブ23を回動不能にしている。係
合溝26には後述するタイミングロッド31の作動ピン
32が係合している。又、タイミングスリーブ23の外
周面において、上記案内溝25から周方向に約90°ず
れた位置には径方向に貫通するスピル孔28が形成され
ている。即ち、スピル孔28は一端が貫通孔24に開口
し、他端が燃料溜まり室6に臨むように開口している。
更に、タイミングスリーブ23の上端部には幅の狭い突
起29.29が形成されており、突起29を除いた部分
は逃がし溝30゜30にされている。このようにタイミ
ングスリーブ23に突起29を設けたので、第4図から
第6図に示すように、プリストロークが最大でタイミン
グスリーブ23の突起29が弁ノ\ウジング5の下面5
a(燃料溜まり室の壁面)に当接した場合にも、この下
面5aと逃がし溝30との間に隙間が確保され、圧力室
4内の燃料の圧力を逃がし溝30に作用せしめることが
できるようになる。
各縦孔2に配備されたタイミングスリーブ23は、ポン
プ本体lの前記横孔7に挿通されたタイミングロッド3
1によって互いに連繋されている。
タイミングロッド31は軸受を介してポンプ本体1に回
動自在に支持されている。タイミングスリーブ31には
各縦孔2と対応する位置に作動ピン32が取り付けられ
ており、各作動ピン32は先端をタイミングロッド31
の径方向外方へ延ばし、その先端の係合部33を対応す
るタイミングスリーブ23の係合溝26に係合させてい
る。このタイミングロッド31及び作動ピン32によっ
て、各タイミングスリーブ23は連動するようになって
いる。又、第3図に示すように、タイミングロッド31
の一端はポンプ本体lを貫通して外方に突出しており、
その突出端にはレバー34が取り付けられている。レバ
ー34とポンプ本体lとの間には、タイミングロッド3
1を第1図及び第3図において時計回り方向に付勢する
スプリング35が架は渡されており、これによって、各
縦孔2のタイミングスリーブ23はプリストロークを大
きくする方向(第1図及び第3図において上方)に弾性
付勢されている。したがって、エンジンが停止していて
燃料噴射ポンプが運転されていない時には、全てのタイ
ミングスリーブ23は、突起29を弁ハウジング5の下
面5aに当接させて、プリストローク最大の状態に位置
することとなる。
次に、上述構成の燃料噴射ポンプにおけるプリストロー
ク制御装置の作用について、第1図及び第4図から第6
図の図面を参照して説明する。尚、これらの図面はプリ
ストロークが最大の状態を示している。
今、第1図のように、プランジャ8が下死点にある時に
は、プランジャ8の燃料吸排孔19はタイミングスリー
ブ23よりも下側に位置して燃料溜まり室6に開口して
いる。したがって、圧力室4と燃料溜まり室6は連通孔
20及び燃料吸排孔19を介して連通し、圧力室4内の
燃料の圧力は上昇せず、送出弁9は閉状態を維持し続け
る。
この状態からカム軸11が反時計回り方向に回転し、カ
ム12に押動されてプランジャ8が上昇して、第4図に
示すように燃料吸排孔19がタイミングスリーブ23の
下面よりも上方に位置すると、燃料吸排孔19と傾斜溝
21と縦溝22がタイミングスリーブ23の内周面によ
って寒がれ、その結果、圧力室4内の燃料の圧力が上昇
して送出弁9を押し上げて開放し、燃料出口10から燃
料が送出される。燃料吸排孔19が塞がれた時が燃料の
噴射開始となる。
そして、更にプランジャ8が上昇して、第5図に示すよ
うに傾斜溝21がタイミングスリーブ23のスピル孔2
8に達す、ると、圧力室4と燃料溜まり室6とが連通孔
20、燃料吸排孔19、縦溝22、傾斜溝21、及びス
ピル孔28を介して連通ずるため、圧力室4内の圧力は
燃料溜まり室6に逃がされ、その結果、送出弁6が閉じ
られて燃料の送出が終了する。
更に、この後、燃料送出終了後もプランジャ8は上昇を
続け、プランジャ8の傾斜溝21がスピル孔28を通過
して、スピル孔28が再びタイミングスリーブ23の内
周面によって塞がれるようになるが、この時には第6図
に示すように、縦溝22の上端部がタイミングスリーブ
23の逃がし溝30よりも上方に突き出るようになって
おり、その結果、圧力室4と燃料溜まり室6とは連通孔
20、燃料吸排孔19、縦溝22、及び逃がし溝30を
介して連通され、圧力室4内の圧力は引き続き燃料溜ま
り室6に逃がされる。而して、この時に、逃がし溝30
を通過する燃料の圧力と燃料溜まり室6内の燃料の圧力
との差圧によって、タイミングスリーブ23にはこれを
下方へ押し下げる力が作用する。この燃料によるタイミ
ングスリーブ23を押し下げる力が、スプリング35に
よるタイミングスリーブ23を押し上げる力よ、りも大
きくなると、タイミングスリーブ23は下方へ移動せし
められる。そして、上記両方の力が平衡する位置でタイ
ミングスリーブ23は停止する。
ところで、エンジンの回転数Nと燃料噴射ポンプの圧力
室4の燃料圧力との間には一定の関係があり、エンジン
の回転数Nが高くなると圧力室4の燃料圧力は上昇する
。したがって、エンジンの回転数が高くなると上記逃が
し溝30を通過する燃料の圧力が高くなって、この燃料
がタイミングスリーブ23を下方へ押し下げる力Fが大
きくなる(第7図参照)。
その結果、第8図に示すように、エンジンの回転数Nが
所定回転数以上になって上記力Fがスプリング35のセ
ット力を上回るようになった以降は、工゛ンジンの回転
数Nが高くなるにつれて、タイミングスリーブ23は弁
ハウジング5の下面5aからより遠くへ離間するように
なり、プリストロークPを小さくすることができる。逆
に、エンジンの回転数Nが下がってくると、タイミング
スリーブ23は弁ハウジング5に接近するようになり、
プリストロークPを大きくすることができる。
したがって、エンジンを高速回転させた時には噴射時期
を早め、低速回転させた時には噴射時期を遅くすること
ができる。尚、噴射時期については、上述実施例の場合
にも、噴射時期を早くした時に噴射率が低くなり、噴射
時期を遅くした時に噴射率が高くなるように、・カム1
2の形状が設定されている。
多気筒エンジンの場合には、複数あるプランジャ8が互
いに位相をずらして駆動するので、各タイミングスリー
ブ23に上記力Fが加わるタイミングにも位相差があり
、常にいずれかのタイミングスリーブ23には力Fが作
用するようになっている。そこで、この実施例のように
各タイミングスリーブ23をタイミングロッド31及び
作動ピン32によって連繋し連動するようにすると、あ
るプランジャ8が下降行程に入りそのプランジャ8のタ
イミングスリーブ23に燃料による力Fが直接作用しな
くなった時にも、他のタイミングスリーブ23に作用す
る力Fが作用するようになり、これによって下降行程に
入ったプランジャ8のタイミングスリーブ23を弁ハウ
ジング5側にスプリングバ、りさせないようにすること
ができる。
これは即ち、エンジンの回転数が一定である限り各プラ
ンジャ8のプリストロークを不変にすることができると
ともに、タイミングスリーブ23が振動するのを防止す
ることができることに外ならない。
尚、スプリング35のばね定数を適宜選定することによ
り、あるいはスプリング35を二段スプリングにしたり
、形状記憶合金から構成することニヨって、第8図に示
すようにプリストローク特性を所望に変えることができ
る。
この発明は上述実施例に制約されず種々の態様が採用可
能である。
例えば、スプリングを個々のタイミングスリーブの下部
とプランジャバレルとの間にそれぞれ配置し、各プラン
ジャの外側を取り巻(ように位置せしめるようにしても
よい。尚、この場合にも多気筒エンジン用の場合には、
各タイミングスリーブをタイミング口・/ドと作動ビン
によって連繋するのが好ましい。
又、上述実施例においてはタイミングスリーブの端面に
突起を設けることにより、プリストローク最大時にもタ
イミングスリーブの端面と燃料溜まり室の壁面との間に
隙間が生ずるようにしているが、タイミングスリーブの
端面に突起を設ける代わりに、燃料溜まり室の壁面に突
起を設けて両者間に隙間を形成するようにしてもよい。
[発明の効果コ 以上説明したように、この発明によれば、エンジン回転
数の上昇に伴って圧力室の燃料圧力が上昇するのを利用
し、この燃料圧力をタイミングスリーブに作用せしめ、
燃料圧力による力をスプリングの付勢力に対向させるこ
とができるようになり、その結果、プランジャに対する
タイミングスリーブの位置を燃料圧力の大きさに応じて
変えることができ、したがって、エンジンを高速回転さ
せた時にはプリストロークを小さくし、エンジンを低速
回転させた時にはプリストロークを大きくすることがで
きるようになるという優れた効果が奏される。
又、この発明のプリストローク制御装置では、従来必要
とされていた、タイミングスリーブを駆動するための駆
動装置と、この駆動装置の動作を電気的に制御するため
の制御装置とが不要となり、プリストローク制御装置を
極めて簡単な構造にすることができるという優れた効果
が奏される。又、これによってコストダウンを図ること
もできて極めて有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図から第8図までの図面はこの発明の一実施例を示
すものであり、第1図は燃料噴射ポンプの縦断面図、第
2図はタイミングスリーブの外観斜視図、第3図はタイ
ミングスリーブ付勢機構の正面図、第4図から第6図は
燃料圧送状態を示す要部断面図、第7図はエンジン回転
数と燃料圧力に基づくタイミングスリーブに作用する力
との関係を示す線図、第8図はエンジン回転数とプリス
トロークの大きさとの関係を示す線図である。 4・・・圧力室、 5a・・・弁ハウジングの下面(燃料溜まり室の壁面)
、6・・・燃料溜まり室、 8・・・プランジャ、19
・・・燃料吸排孔(燃料流通孔)、20・・・連通孔(
燃料流通孔)、 21・・傾斜溝(スピル溝)、 22・・・縦孔(スピル溝)、 23・・・タイミングスリーブ、  28・・・スピル
孔、30−・・逃がし溝(タイミングスリーブの端面)
、35・・・スプリング。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  軸心方向へ往復動する燃料噴射ポンプのプランジャが
    、燃料溜まり室に収容されたタイミングスリーブを摺動
    自在に貫通して、その先部を圧力室に挿入させ、上記プ
    ランジャの外周面であって上記タイミングスリーブに対
    する摺動面には燃料の通路となるスピル溝が形成され、
    このスピル溝がプランジャの内部に設けられた燃料流通
    孔を介して上記圧力室に連なっており、上記タイミング
    スリーブには一端が上記プランジャに対する摺動面に開
    口し他端が燃料溜まり室に臨んで開口するスピル孔が設
    けられており、而して上記プランジャに対するタイミン
    グスリーブの軸心方向の位置を変えることによりプリス
    トロークを調節する燃料噴射ポンプのプリストローク制
    御装置において、上記タイミングスリーブがスプリング
    によってプリストロークを大きくする方向へ弾性付勢さ
    れており、プリストローク最大時に上記圧力室側に位置
    するタイミングスリーブの端面と上記燃料溜まり室の壁
    面との間に隙間が形成されるようになっていて、燃料送
    出終了後、上記プランジャが更に往動して上記スピル溝
    がタイミングスリーブの上記端面から露出するようにさ
    れていることを特徴とする燃料噴射ポンプのプリストロ
    ーク制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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