JPH04146133A - 内装材 - Google Patents

内装材

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JPH04146133A
JPH04146133A JP27012890A JP27012890A JPH04146133A JP H04146133 A JPH04146133 A JP H04146133A JP 27012890 A JP27012890 A JP 27012890A JP 27012890 A JP27012890 A JP 27012890A JP H04146133 A JPH04146133 A JP H04146133A
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JP
Japan
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metal plate
resistance
film
interior material
fluorine
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Application number
JP27012890A
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English (en)
Inventor
Masao Sawara
佐原 昌夫
Ikuo Mimura
育夫 三村
Yasuharu Habasaki
幅崎 康晴
Toshihisa Sunatori
漁 俊久
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Nippon Carbide Industries Co Inc
Original Assignee
Nippon Carbide Industries Co Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は内装材に関し、さらに詳しくは複合金属板から
なる内装材に関する。
〔従来技術〕
従来より含フッ素樹脂は、耐汚染性、耐熱性、耐炎性、
耐溶剤性、耐薬品性等において、他の熱可塑性樹脂に比
較して、優れた特性を有しているので、建築材料の一部
として使用されて来ている。建築内装材としても、含フ
ッ素樹脂系塗料を、金属板上に塗布し、次いで塗膜の乾
燥、焼成して塗膜を形成した内装材が一部には存在した
が、これらは、塗膜面が均一でなく、塗膜形成時に生じ
た微細孔が多数存在するために、内装材として使用する
と、微細孔に汚染物質が入り込んでしまうため、耐汚染
性が著しく低下してしまったり、また微細孔は金属面に
も達しているので、塗膜による金属面の保護が充分でな
いため、長期間の使用により、耐薬品性、耐溶剤性等が
低下してしまう等の問題が生じていた。
また、この塗膜は、内装材として折曲げ加工等を行うと
クラックやヒビ割れが生じてしまうことがしばしば生じ
ており、業界からは改良すベく要望されていた。
〔発明の解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、従来技術が有していた問題点を解決し
ようとするものであり、従来全く知られていなかった内
装材を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、前述の問題点を解決すべくなされたものであ
り含フッ素樹脂系フィルムを金属板に被覆した複合金属
板からなることを特徴とする内装材を提供するものであ
る。
しかして本発明によれば、長期間に渡って、耐汚染性、
耐薬品性、耐溶剤性、耐湿性、耐熱性及び耐炎性等に優
れ、かつ、含フッ素樹脂系フィルムと金属板とが接着剤
によることなく、熱融着により強固に接合されている内
装材が得られるのである。
以下本発明の構成要因について、さらに詳しく説明する
。本発明において内装材とは、建築用内装材であって、
特に制限はないが、−船釣に例えば天井材、壁材、床材
及び仕切材等であり、中でも天井材、壁材及び床材か好
ましく、さらに天井材が好適である。
本発明において[含フッ素樹脂」とは、樹脂の分子構造
式中にフッ素を含む熱可塑性樹脂であれば特に制限され
るものではないが、具体的には、例えば、樹脂の分子構
造中に4個のフッ素原子を有する四フッ化エチレン系樹
脂、ざらに三フッ化エチレン系樹脂、ニフッ化エチレン
系樹脂、−フッ化エチレン系樹脂およびこれら樹脂の複
合物等であり、中でも、四フッ化エチレン系樹脂および
ニフッ化エチレン系樹脂か好ましく、さらに四フッ化エ
チレン系樹脂か好ましい。ここで、四フッ化エチレン系
樹脂とは、具体的には、例えば四フッ化エチレン系樹脂
(PTFE)、四フッ化エチレン・パーフロロアルコキ
シエチレン共重合体(PFA)、四フッ化エチレン・六
フッ化プロピレン・パーフロロアルコキシエチレン共重
合体(EPE)及び四フッ化エチレン・エチレン共重合
体(ETFE)等があり、中でもPFA、ETFEおよ
びEPEが好ましく、特にETFEが好ましい、ETF
Eを具体的に説明すると、エチレンおよび四フッ化エチ
レンを主体としくエチレン/四フッ化エチレンのモル比
は一般に40/60〜60/40にある)、そして必要
により、これに少量(通常10モル%以下)の第3のコ
モノマー成分を共重合させたものであり、本発明では、
殊にエチレン/四フッ化エチレンの含有モル比が40/
60〜60〜40、好ましくは45155〜55/45
の範囲内にあり、且つ式 CH2=CH−CnF2n+
+  (ここで、nは2〜10の整数である)で示され
るパーフルオロアルキルビニルモノマー単位(例えば、
CH2= CH−C4H9または CH2= CHCs
 H1a から誘導される単位)の含有量が0,3〜1
0モル%、好ましくは0.3〜5モル%の範囲内にある
ETFEが好適に使用される。このETFEはそれ自体
既知のものであり、例えば特公昭59−50163号公
報に記載の方法で製造することができ、また、市販品と
して加硝子■より「アフロン■COP」なる商品名で市
販されているものを使用することもできる。
また、上記三フッ化エチレン系樹脂とは、具体的には、
例えば、三フッ化塩化エチレン樹脂(CTFE)および
三フッ化塩化エチレン・エチレン共重合体(ECTFE
 )等であり、中でもCTEFEが好ましい。前記二フ
ッ化エチレン系および−フッ化エチレン系樹脂とは、具
体的には、例えば、フッ化ビニリデン樹脂(PVDF)
およびフッ化ビニル樹脂(PVC)等である。
また含フッ素樹脂フィルムの製造方法は、特に制限され
るものではなく、従来採用されているいづれかの方法が
使用できる。例えば、熱溶融法及び溶液流延法等であり
、本発明複合金属板の用途及び使用する樹脂等により適
宜選択される。熱溶融法としては例えば、押出法、カレ
ンダー法及びプレス法等であり、溶液流延法としては、
例えば、溶剤流延法、オルガノゾル流延法及びプラスチ
ゾル流延法等かある。
これら含フッ素樹脂系フィルムの膜厚は特に規制される
ものではなく、いづれの膜厚でも良いが、−船釣には、
5〜500μ、好ましくは10〜200μさらに好まし
くは20〜100μである。
さらに、前記含フッ素樹脂系フィルムに着色剤を配合し
たり、含フッ素フィルムの表面及び/又は裏面に印刷す
ることにより、本発明による内装材の色彩による機能の
識別性及び加飾性を高めることができる。本発明で使用
される「着色剤」とは、−船釣に添加配合される着色剤
であり、特に限定されるものではないが、例えば、白色
系、赤色系、朱色系、黄色系、緑色系、青色系、紫色系
、及び黒色系着色剤がある。
さらに具体的には、白色系着色剤としては、例nS)、
赤色系着色剤としては例えば、カドミウムレッド(Cd
S+CdSe )アンチモンレッド(2Sb2S3・5
b203)、イルガジンレッド、ペリレンレッド、朱色
系着色剤としては例えば、酸化鉄系[F e 2oa+
 (F e O)  ]、クロムバーミリオン(PbC
r0.− PbMoO4、Pb5O,)、アンバー系(
F e 20g +Mn 02+ Mn1O4) 、黄
色系着色剤としては例えば。
クロムイエロー系(PbCr04)、亜鉛黄系(ZnC
r0a) 、クロム酸バリウム系(BaCro、)、カ
ドミウムイio−系(CdS)、チタンイエロー系(T
i0z・N1()SbOs  )、オーカー系(Fe*
OsSiOsA120g )、緑色系着色剤としては例
えば、フタロシアニン系、クロムグリーン系(紺青+黄
鉛)コバルトグリーン系(CoOZnOMgO)、セル
リアンブルー(Coo−n5noz・mMgo  ) 
、青色系着色剤としては例えば、群青(3NaAl・5
i04・Na2S1)、紺青[Fe4[Fe(CN)6
]3・n HzOコ、コバルトブルー(Co()nAl
t03)、シアニンブルー系、紫系着色剤としては例え
ば、コバルト紫[Cog (PO4) x ]、コバル
ト紫[Coa (ASO4)2 :] 、ジオキサジン
バイオレット、及び黒色系着色剤としては例えば、カー
ボンブラック、鉄黒、アニリンブラック、シアニンブラ
ック等がある。
これら着色剤の含フッ素樹脂系フィルムへの添加量は特
に制限されるものではなく、いづれでも良いが、−船釣
には0.001〜50PHR好ましくはo、oos〜2
0 PHR、さらに好ましくは0.01〜l0PHRで
ある。また本発明においては、着色剤を含有した含フッ
素樹脂系フィルムと金属板との接合強度を向上させる目
的で、さらにこの2者の間に着色剤を全く含有しないか
もしくは僅かに含有する含フッ素樹脂フィルム層が存在
していても良い。
さらに本発明における複合金属板の構成は、その表面が
含フッ素樹脂系フィルム層であれば、その下層に同種も
しくは異種の含フッ素樹脂層、もしくは含フッ素樹脂以
外の熱可塑性樹脂層が存在していても良い。
ここで前記含フッ素樹脂以外の「熱可塑性樹脂」とは、
特に制限されるものではなく、いづれの熱可塑性樹脂で
も良く、例えばポリエチレン(PE)、ナイロン6、ナ
イロン12、ポリエチレンテレフタレート(PET)、
ポリ塩化ビニル(pvc)、ポリウレタン(PU)、(
メタ)アクリル樹脂(PMA、PA)及びポリサルホン
(PS)、等があり中でも、PET、PVC,PU、P
MA及びPAが好ましく、特にPET、PUS PMA
及びPAが好ましい。
これら熱可塑性樹脂層の層厚は特に規制されるものでは
なく、いづれの層厚でも良いが、船釣には、1〜500
μ、好ましくは10〜200μさらに好ましくは20〜
100μである。
また本発明でいう「金属板」とは、特に限定されるもの
ではなく、いづれの金属板でも使用できるが、−船釣に
は、例えば、鉄系、アルミニウム系、銅系、チタン系及
びニッケル系等の金属板であり、中でも、鉄系、アルミ
ニウム系及び銅系金属板が好ましく、特に鉄系及びアル
ミニウム系金属板が好ましい。前記鉄系金属板とは、組
成的には主に鉄が含有されている金属板であればいづれ
の金属板でも良く、具体的には、例えば、冷延鋼板、亜
鉛メツキ鋼板、亜鉛合金メツキ鋼板、アルミニウムメツ
キ鋼板、銅メツキ鋼板、ステンレス鋼板、リン酸処理鋼
板及びアルミニウムー亜鉛鋼板等があり、中でも、亜鉛
メツキ鋼板、亜鉛合金メツキ鋼板、アルミニウムメツキ
鉛鋼板及びアルミニウムー亜鉛合金メツキ鋼板か好まし
い。
また、前記アルミニウム系金属としては、組成的に主に
アルミニウム金属か含有されている金属であればいづれ
の金属でも良いか、−船釣には、例えば、昭和57年9
月30日、(社)軽金属協会発行[アルミニウムノ\ン
ドブンク(第2版)]第13〜22頁記載のアルミニウ
ムであり、具体的には、純アルミニウム、(AI −C
u ) 系、(AI−Mn)系、(AI−3i)系、(
AIMg)系、(AI −hig−3i  )系及び(
AI−Zn−Mg)系があり、中でも純アルミニウム系
、(AI−Mn)系及び(AI−Mg)系か好ましい。
さらに前記銅系金属としては、組成的に主に銅か含有さ
れている金属であればいづれの金属でも良いか、−船釣
には、例えば、純銅系、黄銅系、青銅系及びしんちゅう
系等の金属かある。
本発明における金属板の板厚は特に規定すべきものでは
ないか、−船釣には例えば、0.15〜4mm、好まし
くは02〜2.2mmである。
次に本発明による金属板に含フッ素樹脂系フィルムを接
合被覆する工程について説明するか、含フッ素樹脂系フ
ィルムを加熱溶融接着するには従来行われている方法に
より接合することができる。
以下、栽渚士工程例について具体的に説明するか一般的
には例えば、前処理工程、加熱工程、含フッ素樹脂系フ
ィルムの積層、加圧工程、再加熱工程及び冷却工程等の
工程により、得ることができる。
(1)前処理工程 本工程は、金属板と含フッ素樹脂系フィルムとを、より
強力に被覆するために、必要に応じ行う工程である。
■ 金属板の前処理工程 金属板の前処理工程の目的は、表面に付着している油状
物、異物、酸化被膜なとを洗浄除去すること、また研磨
等により地金を表面こ露出せしめること、また、表面メ
ツキ、酸処理等の表面処理を施すこと、さらに必要に応
じて、表面に粗度をつけること等を行う。
a 表面洗浄 特に限定されるものではなく、従来、特定金属で行われ
ている洗浄方法か使用され、例えば脱脂方法としては、
有機溶剤、アルカリ性水溶液、界面活性剤等により脱脂
、洗浄する。
b 表面研磨 例えば機械的及び化学的研磨等により、表面研磨し、地
金を表面に露出させることができる。
C表面処理 必要に応じ、フィルムを被覆する表面にメツキ処理、金
属酸化物膜層を設置する被膜処理、防錆処理の化成処理
を行うことかできる。例えば、鉄系金属の化成処理の具
体例としては、例えば、リン酸亜鉛、リン酸カルシウム
等のリン酸塩処理及び反応型クロメートや塗布型クロメ
ート等によるクロメート処理かある。
表面粗化 ブラッシング、サンドブラスト及びショツトブラスト等
の物理的手段による表面粗化方法、あるいは化学的電気
化学的工・ノチング方法及びこれらの組み合わせによる
表面粗化方法により表面を粗化することかできる。
■ フィルムの前処理工程 フィルム面に付着している油状物、異物等を除去するこ
と、また、コロナ放電処理、藁材処理等により、酸化被
膜等を付与すること、さらに、種々の表面処理剤、例え
ば、アミノシラン、ビニルンラン、メルカプトシラン等
を塗布すること等の処理を行うことかできる。
(2)加熱工程 前処理を行った金属板を大気中もしくは実質的に酸素の
存在しない雰囲気下で加熱処理する工程であり、本発明
においては、後者が好ましく、また必要に応じ、フィル
ムをも同時に加熱処理する工程である。
■ 加熱雰囲気 上記でいう「実質的に酸素の存在しない雰囲気」とは、
前記前処理工程を受けた金属板及びフィルムの表面状態
を、実質的に保持しつつ加熱できる雰囲気であれば、特
に制限するものではないが、具体的には、酸素含有量が
1%以下、好ましくは0.5%以下、さらに好ましくは
02%以下、特に好ましくは0.01%以下にある雰囲
気である。この加熱雰囲気にするために、不活性ガスで
充満するか、もしくは真空状態にして加熱することがで
きる。
不活性ガスの種類は、いづれでも良いが、船釣には、窒
素ガス、アルゴンガス、が好ましい。
また、真空状態とは、5 Torr以下、好ましくはI
 Torr以下、さらに好ましくは01T orr以下
である。
■ 加熱温度 加熱温度は、被覆する複合樹脂フィルム及び金属板の種
類によって、適宜最適温度が決定されるが、−船釣には
、直接接合する第2層の樹脂フィルムの軟化点温度(m
p)以上、好ましくは(ml) +30) ℃以上更に
好ましくは(mp +50) ’C以上、熱分解温度以
下とすることが望ましく、具体的には、含フッ素樹脂系
フィルムが、例えばETFEでは一般的に260〜37
0℃、好ましくは280〜330℃、PFAでは一般的
に280〜400℃、CTFEでは一船釣ニ220〜3
50℃、及びPvDFでは250〜300℃等である。
■ 加熱時間 加熱時間は、特に規定すべきものではなく、少なくとも
金属板の表面が、加熱温度に到達するまでの時間である
ことが必要で、金属板の種類及び板厚等によって適宜決
定されるが、−船釣に1〜20分、好ましくは3〜15
分、さらに好ましくは5〜10分程度である。
(3)積層工程 本工程は、加熱された金属板上に複合樹脂フィルムを、
積層・プレスにより被覆する工程である。
■ 積層雰囲気 積層雰囲気は、特別に制限されるものではないが、少な
くとも加熱金属板上にフィルムが積層・載置されるまで
は、実質的に酸素の存在しない雰囲気であることが望ま
しく、その雰囲気は前工程(2)、■に準することが好
ましい。
■ プレス 加熱金属板上に積層・載置されたフィルムを、例えば2
本のロール等により連続的にプレスして、強力に被覆す
る工程である。ここで、フィルムに接するロールは、ゴ
ムロールもしくは金属ロール等フィルムと粘着しないロ
ールが好ましく、加圧力は5〜30kg/Cm”、好ま
しくはlO〜20kg/cTr12である。
(4)再加熱工程 本工程は、前工程で得られたフィルム被覆金属板の金属
板とフィルムとの融着力をさらに強力なものとするため
に、必要に応じて行う再加熱工程である。この工程にお
ける■加熱雰囲気は前項(2)加熱工程に準じて行うこ
とができる。
■□加熱温度 加熱温度は、被覆する含フッ素樹脂系フィルム及び金属
板の種類によって、適宜最適温度が決定されるが、−船
釣には、含フッ素樹脂系フィルムの軟化点温度(mp 
)以上、好ましくは(mp+30)℃以上、さらに好ま
しくは(mp +50) ’C以上、熱分解温度以下と
することが望ましく、具体的には、前記着色剤を含有し
ていない含フッ素樹脂系フィルムの場合、例えばETF
Eでは260〜370℃、好ましくは280〜330℃
、PFAでは一般的に280〜400℃、CTFEでは
一般的に220〜350℃、及びPvDFでは250〜
300℃等テアル。
また、前記着色剤を含有するフィルムの場合、上記温度
より、さらに高温にする必要があり、添加する着色剤に
よりさらに高温とすることが望ましく、例えば、有機系
着色剤では20〜30℃、無機系着色剤では20〜50
℃さらに高温とすることが望ましい。
■ 加熱時間 加熱時間は、特に規定すべきものではなく、少なくとも
金属板の表面が、加熱温度に到達するまでの時間である
ことが必要で、金属板の種類及び板厚等によって適宜決
定され、また、第2層に着色材を含有していない場合に
は、−船釣に1〜20分、好ましくは3〜15分、さら
に好ましくは5〜10分であるが着色材を含有する場合
には、さらに少なくとも2分以上延長することが肝要で
ある。
(5)冷却工程 本工程は、再加熱されたフィルム複合金属板を室温まで
に冷却する工程であり、例えば、風冷ファン、水等によ
り冷却することができる。
ここで不均一な冷却を行うと板に歪や変形が生じるので
、均一に冷却することが望ましい。
以上の工程によって得られた本発明フィルム複合金属板
は、実質的に酸素の存在しない雰凹気下で金属板及び含
フッ素樹脂系フィルムを加熱し、融着・接合化するため
、金属板及び含フッ素樹脂系フィルムが酸化劣化をほと
んど受けておらず、よって金属板と含フッ素樹脂系フィ
ルムとは強力な融着力を示し、かつ長期間の使用可能な
ものになると思われる。
このようにして得られた複合W金属板は、目的に応じて
、従来使用されている金属板の加工方法により、目的物
とする構造物とすることができる。例えばプレスするこ
とにより絞り成形することができ、各種形状のパネルを
効率的に得ることができる。
このようにして得られた内装材は、折曲げ加工性に優れ
るのみならず、長期間に渡って、耐汚染性、耐薬品性、
耐溶剤性、耐熱性及び耐炎性に優れたものであり、さら
にフィルムの表もしくは裏面に印刷したり、フィルム着
色剤を添加することにより、加飾性に優れた内装材とな
る。
以下実施例により、さらに詳しく説明するか、本発明は
実施例にのみ限定されるものではないことは言うまでも
ない。
実施例A(複合金属板の調製) 実施例1 顔料として弁柄を0.5wt%含有したエチレン−テト
ラフルオロエチレン共重合体樹脂(ETFE)及び着色
剤を含有していないETFEとを、スクリュー径40m
m、スクリュー形状L/Dが25、圧縮比25の単軸ス
クリュー押出機を2基を使用して共押出成形して、茶色
の2層フィルムを得た。この茶色フィルムのETFE層
の厚みは40μ、無色ETFE層の厚みは30μであっ
た。
一方、厚さ1.1mmの J I 5−H−4000に
示されるA l100P −814のアルミニウム圧延
板の片面を、平均凹凸深さ10−15ミクロン(表面粗
度)、凹凸周期10〜20ミクロンにサンドブラストし
た後、上記サンドブラスト面を電解エツチング処理する
。この電解エツチング処理は、NaC5%水溶液を使用
し、40℃の温度で電解密度4アンペア/drdにて通
電量35クローン/CTI′12にて行った。
エツチング面を水洗、乾燥した後、アルミニウム板を3
00℃に予熱し、エツチング面に前記て熱融着し、上記
アルミニウム板上にフッ素系樹脂層を形成し、複合金属
板を得た。
実施例2 実施例1において、使用した着色剤を含有するETFE
層が存在しない以外、実施例1と同様にして複合金属板
を得た。
比較例1 実施例1において、ETFEフィルムの代りに、アクリ
ル系樹脂塗料により、アルミニウム板上に30μのアク
リル系樹脂膜を設けたこと以外、実施例1と同様にして
複合金属板を得た。
実施例B(複合金属板の評価) 実施例へで調製した複合金属板の内装材への適性を評価
しその結果を表−1に示した。
尚評価項目及びその評価基準は次のとおりとした。
(1)曲げ加工性 長さ100mm、幅50mm、厚さ2n+mの試験片の
中央に直径2市の網製丸棒を配し、該丸棒を支点として
180℃の曲げ加工を行い、その際に曲げ部分に生じる
クラック・剥離の有無を調べた。
判定基準 ◎ フィルム・被膜のクラックがなく、10%塩酸中に
浸漬しても(耐酸テスト)ガスの発生がない。また、基
材のクラック発生もない。
Q 基材金属のクラックによるしわが発生するが耐酸テ
スト合格し、フィルムのクラックがない。
△ 目視判定では、フィルム・被膜のクラックはないが
、耐酸テストによりガスの発生が見られる。
X 目視によるフィルム・被膜のクラックが明白である
(2)キャス試験 J I S H8681に規定するキャス試験を実施し
た。具体的には、 J I S Z2371  (塩水
噴霧試験方法)に規定された装置、キャス試験機工So
型(スガ試験機側製)を用い、試験液にはJ I S 
)(8681に規定されている塩化ナトリウム(5%)
、塩化第二銅(026%)、酢酸(01%)の混合溶液
(pH3,0)を用いる。試験片は70 X 200m
mとし、その片隅に一辺が約70mロ長のrXJ印をカ
ッターにより金属板に至るように切り込みを入れた。
評価は、250時間後、「×」部に生じた最大浸食幅を
実測することにより行った。
浸食幅とは「×」の−辺の長手方向に対し、直角方向の
浸食長さである。この幅が小さい程、樹脂フィルムと金
属板との熱融着性が、優れていることになる。
(3)バーナー耐火性 ブタンバーナー(プリンス開発興業■製GT−sooo
型)を用いて、火炎長さ120mmの条件で、90m+
oの位置に100 X 200m大きさの試験片を設置
し120秒間火炎をあて、変化を観察し、次に基準で判
定した。
◎ 色、光沢の変化がない。
Q やや光沢変化は有るが、色の変化がない。
Δ 色、光沢の変化が見られる。
× 焼けこげが発生する。
表−1

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、含フッ素樹脂系フィルムを金属板に被覆した被合金
    属からなることを特徴とする内装材。 2、該含フッ素樹脂が四フッ化エチレン・エチレン共重
    合体(ETFE)である特許請求の範囲第1項記載の内
    装材。 3、該金属がアルミニウム(Al)である特許請求の範
    囲第1項記載の内装材。 4、該内装材が天井材である特許請求の範囲第1項記載
    の内装材。 5、該含フッ素フィルムの表面及び/又は裏面に印刷層
    が存在する特許請求の範囲第1〜2項いづれか記載の内
    装材。
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