JPH04143361A - モルタル下地板の製造方法 - Google Patents

モルタル下地板の製造方法

Info

Publication number
JPH04143361A
JPH04143361A JP26736490A JP26736490A JPH04143361A JP H04143361 A JPH04143361 A JP H04143361A JP 26736490 A JP26736490 A JP 26736490A JP 26736490 A JP26736490 A JP 26736490A JP H04143361 A JPH04143361 A JP H04143361A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mortar
base plate
synthetic resin
coating layer
kneaded material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP26736490A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2646153B2 (ja
Inventor
Setsuo Sahashi
佐橋 節郎
Nobuyuki Saito
伸行 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noda Corp
Original Assignee
Noda Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noda Corp filed Critical Noda Corp
Priority to JP26736490A priority Critical patent/JP2646153B2/ja
Publication of JPH04143361A publication Critical patent/JPH04143361A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2646153B2 publication Critical patent/JP2646153B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Building Environments (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、建物の外壁構造下地体上に固定してその上に
直にモルタル、しっくい、塗材等を塗布または吹き付け
しあるいはタイルを貼り付けて壁面を形成するに適した
建築用下地板を製造する新規な方法に関する。
〈従来技術及び本発明が解決しようとする課題〉木摺り
ゃ下地合板等のラス下地貼り、フェルトやルーフィング
等の防水シート貼り、ラス網貼り、モルタル下塗り等の
下地工程が必要とされていた伝統的な湿式壁塗り工法に
代えて、近年、建築物の下地構造に打着することによっ
て直ちに壁材の施工を可能とする上述のタイプのモルタ
ル下地板が各種提案されている。
このようなモルタル下地板として、その表面材に複数の
穴や溝を穿設して上塗りモルタルを投錨的に密着させる
よう構成したものがあり、例えば実公昭57−2593
4号公報には「ボード、独立気泡組織の発泡合成樹脂体
、防水シートの順次積層し、一体に形成したモルタル下
地板において、上記ボードに貫通孔、発泡合成樹脂体に
めくら礼状の下孔を同軸に設けると共に、めくら孔が貫
通孔より大きい径に穿設されていることを特徴とするモ
ルタル下地板」が、実公昭57−25935号公報には
「合板の片面に合成樹脂発泡体を固着し、その下に防水
シートを積層一体化せしめ、上記合板と合成樹脂発泡体
には同軸的に多数の孔を穿設し、また前記合成樹脂発泡
体には水硬性物質を混合せしめたことを特徴とするモル
タル下地板」が、また実公昭58−7872号公報には
「合成樹脂発泡体の表面に複数個の凹溝、め(ら穴、お
よび貫通孔の少なくとも1種以上を設け、該凹溝等に水
硬化性組成物の塊を形成すると共に、合成樹脂発泡体の
裏面に防水層を形成したことを特徴とするモルタル下地
板」が、夫々示されている。
前二者の従来技術によるモルタル下地板は、上塗りされ
るモルタル壁材が表層ボード(合板)に設けた貫通孔を
通ってその下層の合成樹脂発泡体に同軸状に設けた下孔
に入り込むことによる投錨効果が得られると共に、モル
タル壁材が下孔内に圧入される際に下孔内面が拡大され
てその分だけモルタル壁材が充填されることによってモ
ルタル壁材と下地板との連結力がより強力なものとなる
旨記述されている。ところが、貫通孔と同軸状にしかも
大径に形成される下孔の上端縁部から開口部に向けて表
層ホードが突出するような構成であるため、実際には、
モルタル壁材の塗着圧入によって下孔内の空気を完全に
押し出すことが困難であり、該下孔内に空気溜が残存し
やすいものであった。この残存空気溜はモルタル壁材と
下地板との接着面積を実質的に減少することとなるため
所期の投錨効果が得られなくなるだけでなく、モルタル
壁材の施工後において外気温の影響によって残存空気溜
が膨張収縮を繰り返し、その応力によって貫通孔縁部上
に塗着されたモルタル壁材に割れが発生しやすくなると
いう問題点を有していた。
また後者においては、表層ボードとして用いられる合成
樹脂発泡体自体のモルタル材に対する密着性が良好でな
く強度も低いため、該発泡体に穿設した凹溝等内へのモ
ルタル材の投錨効果及び該凹溝等に充填あるいは突出形
成される水硬化性組成物の塊による投錨効果によっても
、なおモルタル材に対する密着力を十分に発揮すること
が困難なものであった。
本出願人は、これら従来技術の不利欠点に鑑みて鋭意工
夫の末に、上塗りされるモルタル壁材に対して大きな密
着力を発揮することのできる新規な構成のモルタル下地
板を開発することに成功した。そして本発明は、かかる
新規なモルタル下地板を効率的にしかも安価に製造する
ことのできる方法を提供することを目的とするものであ
る。
〈課題を解決するための手段〉 本発明はかかる目的を達成するために創案されたもので
あって、その片面側に多数の独立した空気封入部が突設
された軟質合成樹脂シートの該空気封入部が突設された
側の面上に、水硬性無機物を主成分とする混練物を該空
気封入部が埋没するに十分な厚さに塗布し、塗布された
混練物が未硬化状態において更にその上に基板を積層し
た後に養生して該混練物による表面塗着層を形成し、混
練物が半硬化あるいは硬化した後に該表面塗着層から軟
質合成樹脂シートを剥離することを特徴とする、モルタ
ル下地板の製造方法である。
〈作用〉 軟質合成樹脂シートの片面に多数突出形成された独立空
気封入部を埋没せしめるように混線物が塗布されるため
、空気封入部の先端部ないし中央部が塗布時の押圧力、
または塗布後に基板の上面側から与えられる押圧力、あ
るいは堆積養生時に堆積による自重によって与えられる
押圧力によって膨大し、かくして膨大化された形状に変
形されて未硬化混練物中に埋没された状態となる。軟質
合成樹脂シートは混線物が半硬化ないし硬化して表面塗
着層を形成した後に剥離されるが、空気封入部の圧縮変
形に対応して先端部ないし中央部が膨大化された形状を
有するめ(ら孔が表面塗着層中にその痕跡として残され
る。従ってめ(ら孔は、その上部における開口面積より
も下方における断面積の方が大きなものとして形成され
、モルタル塗材との接着面積が増大し、投錨効果を向上
させて密着力を高める。
く構成の具体的な説明〉 以下第1図及び第2図を参照しながら本発明が製造しよ
うとするモルタル下地板の構成について詳述すると、こ
のモルタル下地板10の基板1としては合板、繊維板、
パーティクルボード、無機質板等が用いられる。
基板1の表面には、必要に応じて、合成樹脂、合成ゴム
等を単独あるいは複数混合して成る防水層2が設けられ
る。
基板1の全表面に直接、あるいは防水層2を介して、表
面塗着層3が設けられる。この表面塗着層3は、例えば
セメント、石膏、スラグ等の水硬性無機物を主体とし、
これに必要に応じて珪砂、炭酸カルシウム、タルク、ク
レー、ンラスハルーン、バーミキュライト、パーライト
、合成樹脂発泡粒ないし粉砕粒、木粉、フライアッンユ
等の骨材、カラス繊維、ロックウール、パルプ、木質繊
維、ヤシ繊維、ナイロン、ビニロン、ポリプロピレン繊
維等の有機あるいは無機繊維が、またポリビニルアルコ
ール、メチルセルローズ、合成樹脂等の混和剤、防水剤
等が添加される。
表面塗着層3は少なくとも3mm以上の厚さを有するこ
とが好ましい。これより薄いと、下記するめくら孔の深
さが不十分となって所期の投錨効果を得ることができな
い。表面塗着層の厚さの上限は特に限定的ではないが、
モルタル下地板としての作業性を考慮すると15〜30
1Il程度が現実的である。なお表面塗着層の厚さは、
後述するモルタル壁材の1回塗りによって建築基準法、
同法施行令並びに同法施行規則に規定されるところの家
屋建築に伴う防火規制である防火構造壁ないし土塗壁同
等構造壁を得ることができるよう、調整することが好ま
しい。
表面塗着層3の表面には複数のめくら孔4が形成されて
いる。このめくら孔4は上塗りされるモルタル壁材を投
錨的に密着させ、またモルタル壁材に対する接着面積を
拡大することによって接着力を高める作用を有する。こ
の作用を効果的に発揮するため、めくら孔4は上部にお
ける開口面積よりも下方における断面積の方が大きく形
成されることが好ましく、より具体的には、その下部の
底面積に対して上部の開口面積が65〜95%であるよ
うな断面台形状に形成されることが好ましい。65%未
満であると接着面積は増大するものの、開口部が狭くな
ってモルタル壁材の塗着の際にめくら孔内の空気が内部
から押し出されに(くなり、残存空気の膨張に伴うクラ
ック発生の原因となりやすい。また95%を越えると残
存空気の問題は生じないが、めくら孔の内壁が略垂直と
なって接着面積の拡大による作用効果が減殺されてしま
う。
めくら孔4の断面形状は台形状に限定されず、開口面積
よりも大きな内部断面積を有する形状であれば、上記と
同様の作用効果を発揮することができる。第3図(a)
〜(cDには他の好ましい断面形状が例示されている。
なお、同図(a)に示す略太鼓形状もしくは同図(b)
に示す略六角形状の場合には、中央部が最大の断面積を
有するので、開口面積及び/又は底面積が中央部の断面
積に対して65〜95%の範囲となるように形成される
ことが好ましい。
このような構成のモルタル下地板10を製造する本発明
方法は以下の工程より成る。すなわち、多数の独立した
空気封入部をその片面側に有する軟質合成樹脂シートを
、該空気封入部が突設された側を上面として敷設し、次
いてその表面に水硬性無機物を主成分とする混練物を塗
布して空気封入部を完全に埋没せしめる。ここて用いら
れる混練物は養生硬化されて表面塗着層3となるもので
あるから、前記したようにセメント等の水硬性無機物を
主体としてこれに適宜骨材、繊維状物、添加剤等を混合
混練したものである。
次に、合成樹脂シートの空気封入部を完全に埋没させる
に十分な厚さ分塗布された混練物が未硬化状態において
、基板1を積層する。基板1の裏面側には必要に応じて
その片面(混練物と接する側)に合成樹脂、合成ゴム等
を単独あるいは複数混合して得られる防水剤を塗布する
ことによって前記したような防水層2を予め形成させて
用いることができる。
このようにして得られた積層物を養生室に投入して、合
成樹脂シートの突出空気封入部が混練物中に埋没された
状態で該混練物を養生硬化して、混合物層とする。養生
は通常行われる常温養生または蒸気養生等による。養生
により混練物が半硬化または硬化された後、合成樹脂シ
ートを剥離する。合成樹脂ソートの剥離の際、混練物中
に埋没されていた空気封入部は引き伸ばされつつ、半硬
化ないし硬化された混練物から抜き出される。
混練物が比較的粘度の大きなものである場合は、その塗
布時に合成樹脂シートの突出空気封入部に対して所要の
押圧力が作用することになるので、該空気封入部はこの
押圧力を受けてその中央部ないし先端部が膨大変形した
状態となり、混練物中にはかくして膨大化された空気封
入部が埋没されることとなる。混練物の粘度が比較的小
さい場合にはこのような押圧力が与えられないので、基
板1を積層した後にその上面側からプレスロール等によ
って押圧力を与え、あるいは基板1が積層された状態の
積層物を複数堆積して養生室に投入することによってそ
の自重を利用して所要の押圧力を与える必要がある。か
くして、中央部ないし先端部が膨大化された形状として
未硬化混練物中に埋没されていた空気封入部の痕跡が、
上部において比較的小さな開口面積を有し中央部または
底部の断面積が比較的大きく形成されためくら孔として
混合物層中に複数形成される。か(してめくら孔4がそ
の表面に複数開口形成された表面塗着層3が得られ、モ
ルタル下地板10が製造される。
上記軟質合成樹脂シート6としては、従来より梱包材と
して広く使用されているポリエチレンシートを好適に用
いることができる。このポリエチレンシートの一表面に
複数形成された空気封入部5は上端縁が丸みを帯びた略
円柱形状をなしているが、未硬化混練物に圧接されると
該円柱形状の上端部が拡大され、がくして断面略台形状
として混練物中に圧入される。従って、混練物が半硬化
ないし硬化した後に該ポリエチレンシートを剥離するこ
とにより、表面塗着層3中に複数の断面略台形状のめく
ら孔4を容易に形成することができる。
上記製造工程において用いられる梱包用ポリエチレンシ
ート等の合成樹脂シートは、モルタル下地板の出荷前に
剥離しても良いが、これを積層付着せしめた状態にて出
荷することにより、モルタル下地板の表面塗着層の表面
養生シートを兼ねることができ、表面の損傷を防止する
ことができる。
このようにして養生ソートとして用いられた合成樹脂ソ
ートは、出荷後、施工現場にてモルタル下地板の施工前
あるいは施工後に剥離される。
モルタル下地板10は、第4図に示すように、柱や間柱
等の下地構造材11上に複数枚を突き合わせて釘12に
て打ち付は固着されて用いられる。
固着後、その突き合わせ部を目地テープ貼りゃ目地剤の
塗着等によって目地処理13した後、その表面にモルタ
ル壁材14を吹き付け、コテ塗り等によってめくら孔3
内を充填するように塗着する。
壁面をタイル貼つとする場合は、モルタル壁材の塗着後
にタイルを貼り付けることができ、あるいはタイル直結
りとすることもできる。
前述したように、本発明方法によって製造されるモルタ
ル下地板は、その表面にモルタル壁材を1回塗りするだ
けで、建築基準法、同法施行令並びに同法施行規則に記
載されるところの家屋建築に伴う防火規制である防火構
造ないし土塗壁同等構造を得ることができる。ここに「
モルタル壁材 ・の1回塗り」とは、下地材(モルタル
下地板)上に塗着されるモルタル壁材が塗着後から養生
硬化までの間にダレの発生、ダレ割れの発生を生じさせ
ない塗着工程を意味し、一般に10〜12厘調程度の塗
厚が限度である。また、1回のコテ塗りで10〜121
.の塗厚を得る場合の他、1回目のコテ塗りで5〜6■
の塗厚に塗着した後、その養生硬化前の基本的にウェッ
トの状態において2回目のコテ塗りを塗厚5〜6璽票に
塗着して合計10〜12冒肩の塗厚を得る場合(いわゆ
る左官用語に言うところの追いかけ塗り)も、上記「モ
ルタル壁材の1回塗り」に含まれる。
本発明者等の実験によれば、土塗壁同等構造壁を得るに
は普通モルタルの場合には約13寓麓以上の塗厚が、特
殊モルタルの場合には約10翼票以上の塗厚が必要であ
り、また防火構造壁を得るには普通モルタルの場合には
約181以上の塗厚が、特殊モルタルの場合には約15
曹謂以上の塗厚が、夫々必要であった。上記した夫々の
塗厚の数値は、モルタル下地板の表面塗着層の厚さとそ
の表面に塗着形成されるモルタル上塗り層の厚さとの合
計を意味する。従って、普通モルタルを用いることを前
提とした場合、表面塗着層の厚さを3薦肩以上とすれば
モルタル壁材の1回塗りによって土塗壁同等構造壁が得
られ、また8禦諷以上とすればモル0   タル壁材の
1回塗りによって防火構造壁を得ることができる。なお
表面塗着層が3翼窮未満であるとめくら孔の深さが不十
分となって所期の投錨効果が得られず、上記した所定の
塗厚を得ることが困難となることは前述した通りである
。特殊モルタルを用いる場合は、3麿■以上の厚さを有
する表面塗着層とすることによってモルタル壁材の1回
塗りで土塗壁同等構造壁が、また5票票以上とすること
によってモルタル壁材の1回塗りで防火構造壁が得られ
る。
本発明方法によって製造されるモルタル下地板を用いて
土塗壁同等の壁面構造を得ようとする場合は、例えば表
面塗着層が311厚に形成されたモルタル下地板を外壁
下地構造体上に釘着固定した後、その表面に普通モルタ
ルを塗着して、めくら孔が該普通モルタルに充填される
と共に更に表面塗着層の表面に7冒肩厚に該普通モルタ
ル上塗り層が形成されるものとする。これにより、表面
塗着層厚(3,1)十上塗り層厚(7,肩)=10ml
の塗厚が得られるので、土塗壁同等構造性能範囲となる
。また、表面塗着層を10*I厚に形成したモルタル下
地板の表面に、めくら孔を充填するに十分な普通モルタ
ルを塗着することによっても、10■厘のモルタル塗厚
が確保され、土塗壁同等構造性能範囲となる。
また、例えば表面塗着層が5++m厚に形成された本発
明のモルタル下地板を外壁下地構造体上に釘着固定した
後、その表面に特殊モルタルを塗着して、めくら孔が該
特殊モルタルに充填されると共に更に表面に塗着層の表
面に10寵肩厚に該特殊モルタル上塗り層が形成される
ものとすると、5冒票十101+@= 15票冨のモル
タル塗厚が得られることとなって、防火構造性能範囲の
壁面が得られる。
また、25肩冒厚の表面塗着層を有するモルタル下地板
を用いる場合において、そのめくら孔を普通モルタルに
よって充填することにより、25真請のモルタル塗厚を
確保することによっても、防火構造壁が得られる。
〈発明の効果〉 本発明によれば、基板の表面に複数のめくら孔が形成さ
れた表面塗着層が設けられたモルタル下地板を効率的且
つ安価に製造するための好適な方法が提供される。本発
明方法によって製造されるモルタル下地板は、これを下
地構造材上に釘着固定した後にモルタル壁材を直ちに塗
工することができる。塗着されたモルタル壁材は、モル
タル下地板の表面塗着層に複数形成されためくら孔内に
入り込んで投錨的に密着される。めくら孔は、その上部
における表面開口面積よりも下方の断面積の方が大きく
形成されるので、投錨効果が向上すると共にモルタル壁
材に対する接着面積が増大するため、密着力が大幅に向
上する。めくら孔はモルタル下地板の表面に直接開口さ
れているため、モルタル壁材はめくら孔内の全般に亙っ
て充填され、めくら孔内に空気が残存されることがなく
、従って残存空気の収縮膨張に伴って発生するクラック
を防止することができる。また本発明方法によって製造
されるモルタル下地板を用いることにより、防火構造壁
あるいは土塗壁同等構造壁が、モルタル壁材の1回塗り
によって容易に得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法によって製造されるモルタル下地板
の構成を概略的に示す斜視図、第2図はその部分拡大断
面図、第3図は該モルタル下地板の表面塗着層に形成さ
れるめくら孔の形状についての変形例を示す部分拡大断
面図、第4図は該モルタル下地板の施工例を示す断面図
である。 符号の説明 1・・・基板 2・・・防水層 3・・・表面塗着層 
4・・・めくら孔 10・・・モルタル下地板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)その片面側に多数の独立した空気封入部が突設さ
    れた軟質合成樹脂シートの該空気封入部が突設された側
    の面上に、水硬性無機物を主成分とする混練物を該空気
    封入部が埋没するに十分な厚さに塗布し、塗布された混
    練物が未硬化状態において更にその上に基板を積層した
    後に養生して該混練物による表面塗着層を形成し、混練
    物が半硬化あるいは硬化した後に該表面塗着層から軟質
    合成樹脂シートを剥離することを特徴とする、モルタル
    下地板の製造方法。
  2. (2)上記軟質合成樹脂シートとしてポリエチレン梱包
    シートを用いる、請求項1記載のモルタル下地板の製造
    方法。
  3. (3)上記軟質合成樹脂シートをモルタル下地板の表面
    塗着層に対する養生シートとして用い、施工現場にてこ
    れを剥離する、請求項1記載のモルタル下地板の製造方
    法。
  4. (4)上記基板の混練物と接する側に予め防水層が形成
    される、請求項1記載のモルタル下地板の製造方法。
JP26736490A 1990-10-04 1990-10-04 モルタル下地板の製造方法 Expired - Lifetime JP2646153B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26736490A JP2646153B2 (ja) 1990-10-04 1990-10-04 モルタル下地板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26736490A JP2646153B2 (ja) 1990-10-04 1990-10-04 モルタル下地板の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04143361A true JPH04143361A (ja) 1992-05-18
JP2646153B2 JP2646153B2 (ja) 1997-08-25

Family

ID=17443804

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26736490A Expired - Lifetime JP2646153B2 (ja) 1990-10-04 1990-10-04 モルタル下地板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2646153B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011157768A (ja) * 2010-02-02 2011-08-18 Ogawa Setsuo Kenkyusho:Kk 外壁構造の施工方法およびモルタル製ボード
CN111204090A (zh) * 2020-01-09 2020-05-29 吉林大学 梯度弹性层

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011157768A (ja) * 2010-02-02 2011-08-18 Ogawa Setsuo Kenkyusho:Kk 外壁構造の施工方法およびモルタル製ボード
CN111204090A (zh) * 2020-01-09 2020-05-29 吉林大学 梯度弹性层

Also Published As

Publication number Publication date
JP2646153B2 (ja) 1997-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4832995A (en) Laminated ceramic tile panel and process for producing same
US20160237692A1 (en) Insulated wall panel
AU2016342075B2 (en) Wall panel
CN112411774A (zh) 一种外墙外保温施工方法
JPH04143361A (ja) モルタル下地板の製造方法
JP2006348479A (ja) 建築用下地材の施工方法
JPS587060A (ja) 家屋壁面のタイル施工法
JP2646152B2 (ja) モルタル下地板の製造方法
JPH04143358A (ja) モルタル下地板
JPS6139467B2 (ja)
JPH04143357A (ja) モルタル下地板
JPH0567750B2 (ja)
JPH04143359A (ja) モルタル下地板
JPS60119859A (ja) 外壁仕上げ工法
JPH0243955Y2 (ja)
JPH0426582Y2 (ja)
JP2535181Y2 (ja) 建築用下地板
JPH0612032B2 (ja) 壁外断熱構築方法
RU2114005C1 (ru) Способ изготовления стеновой панели
JP2540211Y2 (ja) 建築用下地板
JP3383783B2 (ja) 壁下地構造
JPH0225849Y2 (ja)
JP3026920B2 (ja) 表装材の仕上げ方法
JPH065458Y2 (ja) 現場で化粧モルタル施工を必要としない建築用下地材
JP2554263Y2 (ja) 建築用下地板