JPH04143047A - 溶融金属容器の加熱方法 - Google Patents

溶融金属容器の加熱方法

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JPH04143047A
JPH04143047A JP26588090A JP26588090A JPH04143047A JP H04143047 A JPH04143047 A JP H04143047A JP 26588090 A JP26588090 A JP 26588090A JP 26588090 A JP26588090 A JP 26588090A JP H04143047 A JPH04143047 A JP H04143047A
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JP
Japan
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molten metal
air
oxygen
heating
temperature
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JP26588090A
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English (en)
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Yoshihisa Shirai
善久 白井
Koji Kajiwara
孝治 梶原
Takeshi Nakai
中井 健
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、連続鋳造機のタンデイツシュ等の溶融金属(
以下、溶湯という。)容器内を低酸素濃度雰囲気でかつ
高温に加熱するための溶湯容器加熱方法に関するもので
ある。
(ロ)従来技術 タンプイノツユ等の溶湯容器内に溶湯を供給する場合、
?8/J%容器内の壁面を予め所定温度にまで加熱して
おくことが必要である。例えば、連続鋳造法におけるタ
ンデイツシュは、取鍋と鋳型との間に位置しており、溶
湯流の安定化、各鋳型への配分、非金属介在物の除去等
の役割を果している。
このタンデイ・2シユの側壁が所定温度まで加熱されて
いないと、注入された溶湯が冷却され、一部が凝固し、
鋳型へ溶湯を注入するためのノズルが詰って操業できな
くなる。また、鋳型内の溶湯温度が下がるため、操業が
不安定になるなどの前照が発生する。
このため、タンデイツシュは、通常タンデイツシュの上
部に設けられた複数個のバーナで加熱される。溶鋼を鋳
造する場合、主に燃料ガスとしては、コークス炉ガスを
使い、大気中の空気(酸素濃度約21%)で燃焼させ、
タンデイツシュ内部の耐火レンガの表面温度を、110
0〜L200’C程度まで加熱する。溶鋼を注入する直
前に加熱を止めて、注入される溶鋼の酸化を防止するた
めに、タンデイツシュ内をアルゴン等の不活性ガスで置
換し、タンデイツシュ内を非酸化雰囲気にする。こうし
た後、タンデイツシュ内に’4tiAが注入され、鋳造
が開始される。
従来、溶鋼の温度低下をできるだけ防止するために、タ
ンデインシュを高温に加熱する方法が種々考えられてい
る。燃焼用空気に酸素を富化して加熱温度を1400〜
1600’Cにまで上げる方法(CAMPISrJ V
ol、H+9880276)、タンディソンユ長手方向
の斜下向きを指向した吐出部を有するバーナを挿入して
、タンデイツシュ内内張り耐火物の均一化を促進する方
法(特公昭59−41827号公報)、挿入代バーナと
密閉式タンデイフシ1カバーを用いて加熱する方法(特
開昭61−273245号公報)、また、Arガスでバ
ーナ内の残燃料を速やかに置換して加熱されたタンデイ
ツシュの温度低下を防ぐ方法(特開平2−37949号
公報)等がある。
溶湯を注入する前に溶湯容器を高温まで加熱する場合、
燃焼用空気に酸素富化を行うが、容器内は酸素濃度は高
く酸化雰囲気となる。加熱を止めてすくに?8湯を注入
した場合、溶湯が酸化されて非金属酸化物が多発し製品
圧が発生する。そこで、加熱を止めてから容器内を不活
性ガスで置換し、酸素濃度を下げてから溶湯を注入する
溶鋼の連続鋳造に使われるタンデイツシュのように容量
が極めて大きい(内容積4〜12n(程度)場合、置換
するまでに時間を要し、この間に容器内の温度が下って
しまう。そこで、置換を早く行うために、従来から種々
検討がなされている(例えば、特開平2−37949号
公報)が、まだ十分なものではなかった。
このように酸素富化を行って容器内を高温に加熱しても
、不活性ガスの置換に時間を要して、溶湯の注入直前に
は温度が下がってしまい、酸素富化の効果があまり見ら
れなかった。
(ハ)発明が解決しようとした課題 本発明が解決しようとした課題は、連続鋳造法における
タンデインシュ等の溶湯容器を低酸素濃度雰囲気でかつ
高温に加熱するための溶湯容器の加熱方法を得ることに
ある。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明の溶融金属容器の加熱方法は、溶融金属容器内に
溶融金属を注入する前に、前記容器内をバーナで加熱す
ること、燃焼用空気中の酸素を富化し酸素濃度を高める
こと、燃料ガスを空気比0.7〜0.98で燃焼させる
ことからなる手段によって、上記課題を解決している。
空気中の酸素濃度を30〜70Vo1%に富化すること
が好ましい。
前記容器内に溶融金属が注入された後にも該容器内の加
熱を持続することができる。
(ホ)作用 薄鋼板の連続焼鈍設備、連続亜鉛メツキ設備等において
は、直火方式で完全無酸化状態で銅帯を加熱する。ここ
では、連続的に移動する綱帯を全く酸化させずに加熱し
なければならないため、空気比(燃料を完全に燃焼させ
る空気量を1.0としたとき、空気/燃料の比をいう。
)が0.7〜0.98でかつ還元雰囲気となる火炎部分
で加熱している。
本発明法においては、溶湯容器を加熱する場合、還元雰
囲気にする必要はないので、空気比0.98未満で加熱
し、容器内の酸素濃度を小さく(0,1%以下)する。
ただし、空気比を小さくすると、燃料効率が下がり、温
度が下がる。そこで、燃料ガスと空気(酸素)を均一混
合できる専用バーナを用い、さらに酸素富化も行って空
気比0.98未満でも従来より高温が得られるようにし
た。
(へ)実施例 本発明の方法の一実施例として、鋼の連続鋳造法におけ
るタンデイツシュの加熱について第1図を参照して説明
する。溶湯容器(タンデイツシュ)7上部より2箇のバ
ーナ1で加熱する。バーナ1から出た火炎5は、取鍋9
(第2図)から溶湯11(第2図)を注入する部分12
や、ノズル8より排ガス10となって放散される。
バーナ1は燃料ガス2.と空気3(空気と酸素の混合)
を強制的に混合するための旋回羽根等を有する燃焼効率
の優れたものを使用する。バーナ1に燃料ガス2(コー
クス炉ガス等)、空気3、酸素4の混合ガスを供給する
。この時の酸素富化率(空気中の酸素濃度)や空気比を
変化させるために各ガスは、流量制御される。
第3図にタンデイツシユ7を加熱したときの供給空気中
の酸素濃度と加熱温度との関係を示す。
従来法の空気のみ(酸素濃度約21%)では、加熱温度
が1100〜1200°Cであるが、酸素濃度を50%
まで富化すると、l500°C近くまで加熱できる。
燃料ガス量を一定にして、燃料用空気量(空気量+酸素
量)を制御して空気比を変化させたときのタンデイツシ
ュ7内の雰囲気を第4図に示す。
従来の空気比1.1程度では、タンデイツシュ内の酸素
濃度は0.5%であるが、空気比を0.9まで下げると
0.05%と不活性ガスで置換した場合と同程度まで酸
素濃度を下げることができる。
本発明の方法は、加熱初期より実施する必要はなく、加
熱終了直前の必要時間だけ実施してもその効果は十分得
られる。
最適な酸素富化率や空気比は、使用する容器(タンデイ
ツシュ)の大きさや形状、材質、バーナ構造等によって
異なる。しかし、下記の範囲が考えられる。
酸素富化率30〜70%が良い。30%より小さいと従
来(酸素濃度約21%)の加熱とあまり変わらず、その
効果は小さい。70%より大きくなると、バーナ自体が
非常に高温にさらされるため、その寿命が短くなり、配
管内へ逆火する可能性が大きくなるため、好ましくない
空気比は、0.7〜0.98が良<、0.98を超える
必要はないeo、7以下では、燃焼効率が非常に悪くな
り加熱温度が十分に上げられず、安全上問題となるCO
ガスが大量に放散される可能性があるため好ましくない
。また、0.98を超える必要がないことは前述したと
おりである。
さらに、第2図に示すように、溶鋼を注入してからもタ
ンデイツシュ7の加熱を引続き行い、ある程度タンデイ
ンシュア内に溶鋼11が溜ったときに、不活性ガス6に
よる置換を開始してから加熱を停止しても良い。または
、バーナ1の燃料ガス2や空気3を止めると同時に、バ
ーナ1から不活性ガスを流して置換を開始しても良い。
空気比を098未満として、タンデイツシュ内の酸素′
a度を非常に小さくできるため、溶鋼の酸化の問題もな
い。不活性ガス置換に要する時間は全く不要であるため
、タンデイツシュ内温度はまったく低下せず、高温を維
持したまま、溶鋼を注入することができる。
本発明の方法の具体的実施例として、綱の連続鋳造法に
おけるタンディッソユ加熱方法について、従来法と比較
して以下説明する。
使用したタンデイツシュ7は耐火レンガ(厚み220m
m)を内張すした容量22トン(容積4.2m)のもの
である。バーナ1は、外径250圓の内部に旋回羽根を
有するルーフ型バーナを2箇使用した。
燃料ガス2にはコークス炉ガス(Cガス)を用いた。
加熱開始から2時間は、従来と同様酸素富化せず空気の
みを供給した。2時間経過後、空気流量を減少させると
同時に酸素4を供給し、酸素富化を実施した。同時に、
空気比を約0.9まで下げた。
ごのとき、ガス流量は16ONrrf /hr、空気(
酸素富化率50%) 28ON rd / hrを流し
た。
タンデイツシュ7内の温度は、第5図で実線で示すよう
に推移し、加熱してから3時間で約1500°Cまで上
がった。このとき、タンデイツシュ内のO濃度は0.0
6%であった。このようにo1度が低いため、タンデイ
ツシュ7内を置換する必要がなく、加熱を止めてタンデ
イツシュ内にArガスを流し始めてすくに溶鋼を注入し
たので、タンデイツシュ7内温度もほとんど下がらなか
った。
一方、従来の加熱を行った場合、第5図で破線で示すよ
うに、3時間で1200’Cまで上がった。このとき、
Cガス流量は、16ONボ/hr、空気(酸素富化なし
)流量90ON%/hrであり、空気比は、約1.2で
あった。タンデイツシュ内の酸素濃度は1.1%であっ
た。加熱を止めてからArガスにより10分間置換した
ので、溶鋼注入時はタンデイツシュ内温度は1100’
C程度まで下がっていた。
第6図には、以上の時の溶鋼温度推移を示す。
本発明では、タンデイツシュ内温度が十分筒いため取鍋
内の溶@温度を約15°C下げて鋳込みを行った。従来
方法では、鋳込み初期にタンデインツユ内の溶鋼温度が
下がるが、本発明の方法では、あまり下がらず、温度は
安定していた。このため、鋳込み初期の操業トラブルも
なく、安定した鋳込みができた。
(ト)効果 このように、本発明方法によれば、燃焼用空気を酸素富
化し、かつ、空気比を0,98未満にすることにより、
従来より溶湯容器(タンデイツシュ)を高温まで加熱で
き、低酸素濃度雰囲気を保つことができる。このため、
加熱終了後不活性ガスによる置換時間の短縮または、置
換が不要となり、温度低下を大幅に防止できる。そして
、溶湯注入直前の、容器(タンデイツシュ)内の温度を
十分高くでき、注入された溶湯が凝固してノズルが詰る
等の操業トラブルが生じない。さらに、十分温度が高い
ため、取鍋内の溶鋼温度を下げることができ、取鍋や転
炉等の耐火物の寿命を長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の力法乙こよるタンデインシュ加熱の概
略説明図。第2図は本発明の方法による溶湯注入直後の
タンデインシ加熱の概略説明図。 第3図は空気中の酸素量と容器内温度との関係を示すグ
ラフ。第4図は空気比と容器内酸素濃度との関係を示す
グラフ。第5回は本発明の方法によるタンデイツシュ内
温度の推移例を示すグラフ。 第6図は本発明の方法によるタンデイツシュ内溶鋼の温
度の推移例を示すグラフ。 1:ハーナ      2:燃料ガス 3:空気       4:酸素 5:火炎       6:不活性ガス7:溶湯容器(
タンデインシュ) 8:ノズル      9:取鍋 10:排ガス      11:溶湯 (外4名) 屑J見用空気中の酸素量(Vol’/J富カ月1 71D煕力゛らのyf関(hl) 注入間怠υ゛らの行間□

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、溶融金属容器内に溶融金属を注入する前に、前記容
    器内をバーナで加熱すること、燃焼用空気中の酸素を富
    化し酸素濃度を高めること、燃料ガスを空気比0.7〜
    0.98で燃焼させることからなる溶融金属容器の加熱
    方法。 2、空気中の酸素濃度を30〜70vol%に富化する
    ことを特徴とした請求項1記載の方法。 3、前記容器内に溶融金属が注入された後にも該容器内
    の加熱を持続することを特徴とした請求項1記載の方法
JP26588090A 1990-10-03 1990-10-03 溶融金属容器の加熱方法 Pending JPH04143047A (ja)

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