JPH041428B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH041428B2 JPH041428B2 JP28339185A JP28339185A JPH041428B2 JP H041428 B2 JPH041428 B2 JP H041428B2 JP 28339185 A JP28339185 A JP 28339185A JP 28339185 A JP28339185 A JP 28339185A JP H041428 B2 JPH041428 B2 JP H041428B2
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- JP
- Japan
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- spring
- cassette
- ratchet
- head
- garage
- Prior art date
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- Expired
Links
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- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 15
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 description 10
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 9
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 8
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical group C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
- Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、磁気シート上に映像信号等を記録す
る電子スチルカメラの記録装置に関する。
る電子スチルカメラの記録装置に関する。
従来の技術
電子スチルカメラの記録装置として、ラチエツ
ト歯車やカムを利用し、ソレノイドなどで一歯ず
つラチエツトを送つてカムを回転させ、その形状
によつてヘツドを移動させる方法がとられること
がある。この方法は構成が簡単ではあるが一般的
に一方向にしかヘツドを順次移動させられないた
め、磁気シートを内蔵したカセツトをとりかえる
たびに初期位置へとヘツドをもどすように構成す
ることが多い。
ト歯車やカムを利用し、ソレノイドなどで一歯ず
つラチエツトを送つてカムを回転させ、その形状
によつてヘツドを移動させる方法がとられること
がある。この方法は構成が簡単ではあるが一般的
に一方向にしかヘツドを順次移動させられないた
め、磁気シートを内蔵したカセツトをとりかえる
たびに初期位置へとヘツドをもどすように構成す
ることが多い。
発明が解決しようとする問題点
このため、ヘツドを初期位置へ移動させる方向
にあらかじめバネをチヤージしておき、カセツト
をとりかえる際に、このバネを作動させる。しか
し、このバネ力は、動作の確実性から十分大きな
力を必要とするので、ヘツドが初期位置へ到達し
てストツプする時にかなり大きな衝撃となる。こ
の衝撃は正確なヘツド位置を経年的に確保する上
で大きな問題である。すなわち、ヘツドはもちろ
ん、カムやラチエツト歯車にストツパを設けてこ
の衝撃をうける構成はとれない。かといつて、他
の構成部品にストツパを設ければ、この部品と、
ラチエツト歯車との間でガタなどがあつた場合、
正確な初期位置への復帰がなされない危険性があ
る。つまり、カムなどの慣性力によりラチエツト
歯車がオーバーランしてしまい、次の歯まで移動
してしまうといつたことが発生する。
にあらかじめバネをチヤージしておき、カセツト
をとりかえる際に、このバネを作動させる。しか
し、このバネ力は、動作の確実性から十分大きな
力を必要とするので、ヘツドが初期位置へ到達し
てストツプする時にかなり大きな衝撃となる。こ
の衝撃は正確なヘツド位置を経年的に確保する上
で大きな問題である。すなわち、ヘツドはもちろ
ん、カムやラチエツト歯車にストツパを設けてこ
の衝撃をうける構成はとれない。かといつて、他
の構成部品にストツパを設ければ、この部品と、
ラチエツト歯車との間でガタなどがあつた場合、
正確な初期位置への復帰がなされない危険性があ
る。つまり、カムなどの慣性力によりラチエツト
歯車がオーバーランしてしまい、次の歯まで移動
してしまうといつたことが発生する。
問題点を解決するための手段
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので
ありラチエツト歯車にカムを設け、このラチエツ
ト歯車の一歯ごとの前記カム形状によりヘツドの
位置決めを行い、デイスクカセツトを入れかえる
度にラチエツト歯車を初期位置へもどすように、
弾性部材と移動部材をラチエツト歯車に連結して
配した電子スチルカメラの記録装置であつて、第
1のストツパを移動部材に対して設け、この第1
のストツパによりすくなくともラチエツト歯車が
初期位置をとりうる位置まで移動部材が弾性部材
の付勢力で移動可能とするとともに、初期位置よ
りさらに進んだ位置にラチエツト歯車の歯が移動
しないように第2のストツパをラチエツト歯車に
対して設けた電子スチルカメラの記録装置であ
る。
ありラチエツト歯車にカムを設け、このラチエツ
ト歯車の一歯ごとの前記カム形状によりヘツドの
位置決めを行い、デイスクカセツトを入れかえる
度にラチエツト歯車を初期位置へもどすように、
弾性部材と移動部材をラチエツト歯車に連結して
配した電子スチルカメラの記録装置であつて、第
1のストツパを移動部材に対して設け、この第1
のストツパによりすくなくともラチエツト歯車が
初期位置をとりうる位置まで移動部材が弾性部材
の付勢力で移動可能とするとともに、初期位置よ
りさらに進んだ位置にラチエツト歯車の歯が移動
しないように第2のストツパをラチエツト歯車に
対して設けた電子スチルカメラの記録装置であ
る。
作 用
本発明は前述の構成により、ヘツドの位置決め
を行うラチエツト歯車やカムと連結された移動部
材と第1のストツパとで衝撃をうけ、しかも確実
にラチエツト歯車を初期位置まで移動させる。そ
して、連結部分のガタや、カムなどの慣性力によ
るオーバーランは第2のストツパで防ぐことにな
り、確実な位置決めを行うことができる。
を行うラチエツト歯車やカムと連結された移動部
材と第1のストツパとで衝撃をうけ、しかも確実
にラチエツト歯車を初期位置まで移動させる。そ
して、連結部分のガタや、カムなどの慣性力によ
るオーバーランは第2のストツパで防ぐことにな
り、確実な位置決めを行うことができる。
実施例
以下、図面を用いて本発明の一実施例について
詳しく説明する。
詳しく説明する。
第1図A,Bは本発明による記録装置の要部構
成を示す斜視図である。カセツト1はシヤツター
2によつてヘツド挿入口(後述)を塞いでおり、
このシヤツター2は矢印3の方向へ移動可能であ
る。そのため、カセツト1を矢印4の方向にスラ
イドさせてコンパートメント5内へ挿入すること
により、シヤツター開閉機構6によつてシヤツタ
ー2を開く。カセツト1がコンパートメント5か
ら排出される時、シヤツター開閉機構6によつて
自動的にシヤツター2は閉じられる。コンパート
メント5はカセツト1の挿入される側に、複数の
ガイド片7a〜7fを備えており、挿入し易くな
つている。
成を示す斜視図である。カセツト1はシヤツター
2によつてヘツド挿入口(後述)を塞いでおり、
このシヤツター2は矢印3の方向へ移動可能であ
る。そのため、カセツト1を矢印4の方向にスラ
イドさせてコンパートメント5内へ挿入すること
により、シヤツター開閉機構6によつてシヤツタ
ー2を開く。カセツト1がコンパートメント5か
ら排出される時、シヤツター開閉機構6によつて
自動的にシヤツター2は閉じられる。コンパート
メント5はカセツト1の挿入される側に、複数の
ガイド片7a〜7fを備えており、挿入し易くな
つている。
ガレージ8はコンパートメント5の外側に配さ
れており、ともに、ベースプレート9上のサポー
トシヤフト10a,10bに軸支される。この軸
支方向はカセツト1の挿入方向、すなわち矢印4
の方向を向いている。従つてカセツト1を挿入す
る際はベースプレート9に対して傾斜した状態で
スライドさせることになる。ただしスライド方向
はベースプレート9に対して平行になり、スライ
ドプレートA11と連動するのに支障がない。ス
ライドプレートB12はスライドプレートA11
の上にあり、ともにカセツト挿入方向にベースプ
レート9上をスライドして、ヘツド13の移動や
カセツト1の排出などを行う。この2枚の板はバ
ネ14により互いに引きあつている。スライドプ
レートA11の折曲部11aはカセツト1と係合
して、挿入時には矢印15方向へ移動して、スラ
イダ16のチヤージを行つて、ソレノイド17の
吸引による2段構造爪(後述)の作動によつてヘ
ツド13の移動を行う。ガレージ8が開放(図の
ような状態であるが、図は説明のために実際より
大きく開いている)されると、開放バネ18がフ
ツク板19を、その突部19aと係合して動か
し、スライドプレートA11のフツク部11bの
係合をはずし、スライドプレートA11がカセツ
ト1の挿入でチヤージされたバネ(後述)の力に
より矢印15と反対方向に進む。この動きによ
り、折曲部11aはカセツト1をコンパートメン
ト5外へ排出する。またスライドプレートA11
は同時にスライドプレートB12を押してゆくこ
とによつて、スライドプレートB12のラツク部
12a、ギアプレート20に設けられたギア2
1,22を介して、ラチエツト23に動きが伝え
られ、一体に設けられたカム(後述)に当接する
カムフオロワー24を押し上げて、スライダ16
を移動させ、ヘツド13を初期位置にもつてい
く。スライダ16はスライドブロツク25に押え
バネ26a〜26c(26dは後述)と調整ネジ
(後述)に保持されたスライドシヤフト27a,
27bに沿つて移動し、カム側にバネ付勢されて
いる。
れており、ともに、ベースプレート9上のサポー
トシヤフト10a,10bに軸支される。この軸
支方向はカセツト1の挿入方向、すなわち矢印4
の方向を向いている。従つてカセツト1を挿入す
る際はベースプレート9に対して傾斜した状態で
スライドさせることになる。ただしスライド方向
はベースプレート9に対して平行になり、スライ
ドプレートA11と連動するのに支障がない。ス
ライドプレートB12はスライドプレートA11
の上にあり、ともにカセツト挿入方向にベースプ
レート9上をスライドして、ヘツド13の移動や
カセツト1の排出などを行う。この2枚の板はバ
ネ14により互いに引きあつている。スライドプ
レートA11の折曲部11aはカセツト1と係合
して、挿入時には矢印15方向へ移動して、スラ
イダ16のチヤージを行つて、ソレノイド17の
吸引による2段構造爪(後述)の作動によつてヘ
ツド13の移動を行う。ガレージ8が開放(図の
ような状態であるが、図は説明のために実際より
大きく開いている)されると、開放バネ18がフ
ツク板19を、その突部19aと係合して動か
し、スライドプレートA11のフツク部11bの
係合をはずし、スライドプレートA11がカセツ
ト1の挿入でチヤージされたバネ(後述)の力に
より矢印15と反対方向に進む。この動きによ
り、折曲部11aはカセツト1をコンパートメン
ト5外へ排出する。またスライドプレートA11
は同時にスライドプレートB12を押してゆくこ
とによつて、スライドプレートB12のラツク部
12a、ギアプレート20に設けられたギア2
1,22を介して、ラチエツト23に動きが伝え
られ、一体に設けられたカム(後述)に当接する
カムフオロワー24を押し上げて、スライダ16
を移動させ、ヘツド13を初期位置にもつてい
く。スライダ16はスライドブロツク25に押え
バネ26a〜26c(26dは後述)と調整ネジ
(後述)に保持されたスライドシヤフト27a,
27bに沿つて移動し、カム側にバネ付勢されて
いる。
ガレージ8はバネ28がベースプレート9のバ
ネ掛け部29とガレージのバネ掛け部30とにか
けられていることにより、常に開こうとし、また
バネ31がコンパートメント5をガレージ8から
遠ざけるように付勢している。今、カセツト1を
コンパートメント5内に挿入し、ガレージ8を閉
じれば、まずコンパートメント5が高さ決めピン
32に当接するまで降下し、カセツト1はその位
置決め穴33a,33bが、位置決めピン34
a,34bに嵌合して位置決めされ、その2つの
ピンと、高め決めピン35によつて高さも決定さ
れる。この間、カセツト1の誤消去防止爪36に
係合するスイツチ37はガレージ8の突部38に
よつてカセツト1と係合しない位置に押しやられ
ている。この後、ガレージ8が降下することによ
り、押えバネ39らがカセツト1を保持し、挿入
バネ40がモータ41のスピンドル42にセンタ
ーコア(後述)を押し込む。また、パツドバネ4
3によりガレージ8に保持されたパツドプレート
44にはPG45やパツド46が具備されている
が、これらも、パツド高さ決めピン47a,47
bがパツド46に当接し、また、高さ調整ネジ4
8がスピンドル42の中央部(後述)に当接して
位置決めされる。
ネ掛け部29とガレージのバネ掛け部30とにか
けられていることにより、常に開こうとし、また
バネ31がコンパートメント5をガレージ8から
遠ざけるように付勢している。今、カセツト1を
コンパートメント5内に挿入し、ガレージ8を閉
じれば、まずコンパートメント5が高さ決めピン
32に当接するまで降下し、カセツト1はその位
置決め穴33a,33bが、位置決めピン34
a,34bに嵌合して位置決めされ、その2つの
ピンと、高め決めピン35によつて高さも決定さ
れる。この間、カセツト1の誤消去防止爪36に
係合するスイツチ37はガレージ8の突部38に
よつてカセツト1と係合しない位置に押しやられ
ている。この後、ガレージ8が降下することによ
り、押えバネ39らがカセツト1を保持し、挿入
バネ40がモータ41のスピンドル42にセンタ
ーコア(後述)を押し込む。また、パツドバネ4
3によりガレージ8に保持されたパツドプレート
44にはPG45やパツド46が具備されている
が、これらも、パツド高さ決めピン47a,47
bがパツド46に当接し、また、高さ調整ネジ4
8がスピンドル42の中央部(後述)に当接して
位置決めされる。
これらの動作の終了後、ガレージ8のロツク穴
49がロツク50に係合してガレージ8を固定す
る。開放するには押圧部50aをバネ51に抗し
て押すことにより、ロツク50の係合が解除され
るようにする。
49がロツク50に係合してガレージ8を固定す
る。開放するには押圧部50aをバネ51に抗し
て押すことにより、ロツク50の係合が解除され
るようにする。
このようにしてカセツト1をベースプレート9
上に固定し、ヘツド13による記録を行うもので
あるが、各部の動作に関してより詳しく図面によ
り説明する。
上に固定し、ヘツド13による記録を行うもので
あるが、各部の動作に関してより詳しく図面によ
り説明する。
第2図は使用されるカセツト1の説明図であ
る。内蔵された磁気シート52はセンターコア5
3に貼着されている。このセンターコア53には
位置決め壁54a,54b、位置決めバネ55、
PGヨーク56が設けられ、スピンドル42に対
して位置決めされる。筐体57には、前述の如く
33a,33bの位置決め穴があり、位置決めピ
ン34a,34b、高さ決めピン35により位置
決めされる。58はシヤツター2が矢印3方向に
スライドした後2′磁気シート52を露呈させる
ために筐体57の両側に同形状で設けられた窓で
あり、パツド高さ決めピン47a,47bもこの
窓58内を使用する。59はラベルであり、使用
した月日などを書いて整理できるようになつてい
る。36の誤消去防止爪は裏側に設けられ、記録
した内容を誤つて消去したり、重ね書きを防止す
るのに使用される。
る。内蔵された磁気シート52はセンターコア5
3に貼着されている。このセンターコア53には
位置決め壁54a,54b、位置決めバネ55、
PGヨーク56が設けられ、スピンドル42に対
して位置決めされる。筐体57には、前述の如く
33a,33bの位置決め穴があり、位置決めピ
ン34a,34b、高さ決めピン35により位置
決めされる。58はシヤツター2が矢印3方向に
スライドした後2′磁気シート52を露呈させる
ために筐体57の両側に同形状で設けられた窓で
あり、パツド高さ決めピン47a,47bもこの
窓58内を使用する。59はラベルであり、使用
した月日などを書いて整理できるようになつてい
る。36の誤消去防止爪は裏側に設けられ、記録
した内容を誤つて消去したり、重ね書きを防止す
るのに使用される。
第3図はベースプレート9上の構成を示してい
る。第4図〜第7図は各構成要素の説明図であ
り、以上の図面を用いて説明を行う。第4図は第
3図のX方向、第5図はY方向、第7図A,Bは
Z方向より見たところである。スライドプレート
A11はカセツト1により、バネ60に抗して矢
印15方向に移動し、フツク板19によつてチヤ
ージした状態(第4図11′)で保持される。フ
ツク板19はガレージ8が降下するときは開放バ
ネ18がたわむために動かないが、上昇する時は
その形状により、バネ61に抗して移動してフツ
ク部11bとの係合がはずれて、矢印15と逆方
向に動く。スライドプレートB12はバネ14に
より、スライドプレートA11と互いに引き合つ
ており、最終的には、当接してそのバネ力はなく
なり、バネ60の力で一体的に移動する。この移
動は前述のようにラツク部12a、ギア21,2
2を介してラチエツト23と一体化して設けられ
たギア62を回転させ、カム63をも回転させ
る。
る。第4図〜第7図は各構成要素の説明図であ
り、以上の図面を用いて説明を行う。第4図は第
3図のX方向、第5図はY方向、第7図A,Bは
Z方向より見たところである。スライドプレート
A11はカセツト1により、バネ60に抗して矢
印15方向に移動し、フツク板19によつてチヤ
ージした状態(第4図11′)で保持される。フ
ツク板19はガレージ8が降下するときは開放バ
ネ18がたわむために動かないが、上昇する時は
その形状により、バネ61に抗して移動してフツ
ク部11bとの係合がはずれて、矢印15と逆方
向に動く。スライドプレートB12はバネ14に
より、スライドプレートA11と互いに引き合つ
ており、最終的には、当接してそのバネ力はなく
なり、バネ60の力で一体的に移動する。この移
動は前述のようにラツク部12a、ギア21,2
2を介してラチエツト23と一体化して設けられ
たギア62を回転させ、カム63をも回転させ
る。
第6図Aはこの時の様子を示しており、ポイン
タ64はラチエツト23と係合しているが、ラチ
エツト23が軸65に対し矢印66方向に回転す
るため、64′のように動き、ラチエツト23の
回転は可能である。67はカウンタレバーであ
り、軸68をポインタ64と共有し、その端部6
7aをバネ69により引かれて時計方向に付勢さ
れ、他の端部67bが、ベースプレート9のスト
ツパ部70に当接している。このカウンタレバー
67はポインタ64を上下からはさみ込むように
構成され、バネ71を具備し、ポインタ64を付
勢する。ポインタ64の突部64aは爪部64b
がラチエツト23と当接して止まつているため端
部67aとの間にすき間dを生じている。これら
のバネ力は小さくすむため、スライドプレートA
11の移動にはあまり負荷とはならない。つま
り、特に爪部64aをラチエツト23から離間さ
せるための機構を必要とせず、簡単にヘツド13
を初期位置へと移動させることができる。前述の
ようにカム63の回転はカムフオロワー24を押
し上げ、スライダ16に調整板72を介して、矢
印73方向の運動力を与え、ヘツド13を移動さ
せる。ヘツド13はスライダ16にネジ止めされ
ている。バネ60の力で移動するスライドプレー
トA11の動きは、ストツパ74により、所定の
位置で止められその位置が保持される。
タ64はラチエツト23と係合しているが、ラチ
エツト23が軸65に対し矢印66方向に回転す
るため、64′のように動き、ラチエツト23の
回転は可能である。67はカウンタレバーであ
り、軸68をポインタ64と共有し、その端部6
7aをバネ69により引かれて時計方向に付勢さ
れ、他の端部67bが、ベースプレート9のスト
ツパ部70に当接している。このカウンタレバー
67はポインタ64を上下からはさみ込むように
構成され、バネ71を具備し、ポインタ64を付
勢する。ポインタ64の突部64aは爪部64b
がラチエツト23と当接して止まつているため端
部67aとの間にすき間dを生じている。これら
のバネ力は小さくすむため、スライドプレートA
11の移動にはあまり負荷とはならない。つま
り、特に爪部64aをラチエツト23から離間さ
せるための機構を必要とせず、簡単にヘツド13
を初期位置へと移動させることができる。前述の
ようにカム63の回転はカムフオロワー24を押
し上げ、スライダ16に調整板72を介して、矢
印73方向の運動力を与え、ヘツド13を移動さ
せる。ヘツド13はスライダ16にネジ止めされ
ている。バネ60の力で移動するスライドプレー
トA11の動きは、ストツパ74により、所定の
位置で止められその位置が保持される。
この時、ラチエツト23は、ポインタ64の爪
部64bが、歯部23aとかみあう時に、ヘツド
13に初期位置を与える位置まで回転する。しか
し、ギア列のかみあい部分にはガタがあり、また
ラチエツト23等の慣性力により、歯部23aが
オーバーランをして、ヘツド13に正しい初期位
置を与える状態よりも進んでしまう可能性があ
る。
部64bが、歯部23aとかみあう時に、ヘツド
13に初期位置を与える位置まで回転する。しか
し、ギア列のかみあい部分にはガタがあり、また
ラチエツト23等の慣性力により、歯部23aが
オーバーランをして、ヘツド13に正しい初期位
置を与える状態よりも進んでしまう可能性があ
る。
そこでラチエツト23には、ストツパピン96
が、またベースプレート9にも、ストツパピン9
7が設けられている。この2つのストツパピン9
6,97はスライドプレートA11がストツパ7
4に当接して止まつた時に、すき間dを生じるよ
うに配されている。このすき間dは、ラチエツト
23がオーバーランしても、次の歯まで進まない
だけの長さとなつている。すなわち、ギア列のガ
タによるオーバーランを確実に防ぐものである。
しかし、全体のバネ60による衝撃はすでにスト
ツパ74で受けており、とくに、これらのストツ
パピン96,97には衝撃力が伝わらず、ただオ
ーバーランを防ぐだけである。すなわち、ヘツド
13を確実に初期位置へ移動させるための力は他
の部分でうけで、余分な力だけをラチエツト23
で受けるように構成して、正確な位置関係をくず
すようなことのないように配慮しているものであ
る。
が、またベースプレート9にも、ストツパピン9
7が設けられている。この2つのストツパピン9
6,97はスライドプレートA11がストツパ7
4に当接して止まつた時に、すき間dを生じるよ
うに配されている。このすき間dは、ラチエツト
23がオーバーランしても、次の歯まで進まない
だけの長さとなつている。すなわち、ギア列のガ
タによるオーバーランを確実に防ぐものである。
しかし、全体のバネ60による衝撃はすでにスト
ツパ74で受けており、とくに、これらのストツ
パピン96,97には衝撃力が伝わらず、ただオ
ーバーランを防ぐだけである。すなわち、ヘツド
13を確実に初期位置へ移動させるための力は他
の部分でうけで、余分な力だけをラチエツト23
で受けるように構成して、正確な位置関係をくず
すようなことのないように配慮しているものであ
る。
このようにガレージ8を開放するたびにカセツ
ト1は排出され、ヘツド13は初期位置に移動し
てリセツトされる。このため、カセツト1を取り
かえた時などに、ヘツド13を初期位置にもどす
必要がなく、機構が簡単になり省電力化にもな
る。
ト1は排出され、ヘツド13は初期位置に移動し
てリセツトされる。このため、カセツト1を取り
かえた時などに、ヘツド13を初期位置にもどす
必要がなく、機構が簡単になり省電力化にもな
る。
さて、この状態で新たにカセツト1を挿入する
と、第4図に示すように、その挿入方向はベース
プレート9に平行になり、スライドプレートA1
1が矢印方向に移動して11′に達してストツプ
する。しかしスライドプレートB12は第6図A
に示す如くポインタ64とラチエツト23が係合
しており、移動できず、バネ14が引き伸ばさ
れ、スライドプレートB12にスライドプレート
A11方向、すなわち矢印15方向の付勢力が与
えられる。この力は前述の如く、ガレージ8が開
放されて、スライドプレートA11と同B12と
が当接するまで存在し、第6図Bにおいては矢印
75方向の力となる。このため、ラチエツト23
は第6図Aの状態にて安定する。またスライダ1
6もバネ95により、カム63に当接しているた
め安定し、ヘツド13の位置を決定する。このチ
ヤージ力はバネ14,60に抗するものである
が、バネ14はバネ76によるカム63とカムフ
オロワー24との接触摩擦力に抗してラチエツト
23を回転し得るものであり、バネ60はポイン
タ64とラチエツトの摩擦力と、前と同様にカム
フオロワー24を押し上げつつ、カセツト1を排
出しながらスライドプレートA11が移動できる
力を必要とする。そのため、多少大きな力となる
が、カセツト1の挿入動作、すなわち人間の手に
よる動作、あるいはこの装置外の機構から得られ
る力によつて行なわれるため、この装置にとつて
全く負担とならず、その簡素化や小型化をさまた
げることがない。しかも、バネ14は2枚の板に
ひきあう力を与えるのみで、その大きさがバネ6
0に影響を与えることがない。すなわちチヤージ
力を不必要に大きくすることもなく、カセツト挿
入時の手に与える不快感や、他機構にかける負担
も少ない。また、ガレージ8やコンパートメント
5の軸支方向をカセツト1のスライド方向と同じ
にしたことによつて、このカセツト挿入力を容易
にベースプレート9上のスライド力に用いること
が出来、変換機構も必要としない。また、ヘツド
13の移動及び位置決め動作とカセツト挿入、排
出動作を有機的に結びつけることによつてきわめ
て効率的で、簡単な機構を実現している。
と、第4図に示すように、その挿入方向はベース
プレート9に平行になり、スライドプレートA1
1が矢印方向に移動して11′に達してストツプ
する。しかしスライドプレートB12は第6図A
に示す如くポインタ64とラチエツト23が係合
しており、移動できず、バネ14が引き伸ばさ
れ、スライドプレートB12にスライドプレート
A11方向、すなわち矢印15方向の付勢力が与
えられる。この力は前述の如く、ガレージ8が開
放されて、スライドプレートA11と同B12と
が当接するまで存在し、第6図Bにおいては矢印
75方向の力となる。このため、ラチエツト23
は第6図Aの状態にて安定する。またスライダ1
6もバネ95により、カム63に当接しているた
め安定し、ヘツド13の位置を決定する。このチ
ヤージ力はバネ14,60に抗するものである
が、バネ14はバネ76によるカム63とカムフ
オロワー24との接触摩擦力に抗してラチエツト
23を回転し得るものであり、バネ60はポイン
タ64とラチエツトの摩擦力と、前と同様にカム
フオロワー24を押し上げつつ、カセツト1を排
出しながらスライドプレートA11が移動できる
力を必要とする。そのため、多少大きな力となる
が、カセツト1の挿入動作、すなわち人間の手に
よる動作、あるいはこの装置外の機構から得られ
る力によつて行なわれるため、この装置にとつて
全く負担とならず、その簡素化や小型化をさまた
げることがない。しかも、バネ14は2枚の板に
ひきあう力を与えるのみで、その大きさがバネ6
0に影響を与えることがない。すなわちチヤージ
力を不必要に大きくすることもなく、カセツト挿
入時の手に与える不快感や、他機構にかける負担
も少ない。また、ガレージ8やコンパートメント
5の軸支方向をカセツト1のスライド方向と同じ
にしたことによつて、このカセツト挿入力を容易
にベースプレート9上のスライド力に用いること
が出来、変換機構も必要としない。また、ヘツド
13の移動及び位置決め動作とカセツト挿入、排
出動作を有機的に結びつけることによつてきわめ
て効率的で、簡単な機構を実現している。
こうした状況下において、ソレノイド17に通
電する。第6図Bの如くソレノイドシヤフト76
は吸引されて、矢印77方向に動く。このため、
カウンタレバー67をピン78を介してバネ69
に抗して反時計方向に回転させる。端部67aは
ポインタ64の突部64aに当接し、同じく、ポ
インタ64を回転させる。この時、カウンタレバ
ー67の爪部67bはラチエウト23と係合する
位置へと移動し、その後ポインタ64の爪部64
bは、ラチエツトから離間する。ラチエツト23
は前述の如く矢印75方向への付勢力があるた
め、爪部67bに当接するまで回転する。この回
転量は爪部64bがラチエツト23を一山越える
如くに設定されている。しかる後、ソレノイド1
7への通電を断ち、バネ69により、再び第6図
Aの状態にもどるようにする。この時、ラチエツ
ト23は一山進んでおり、カム63により、スラ
イダ16が移動する。このようにしてヘツド13
をソレノイド17への通電1回につき1トラツク
ずつ移動させる。ソレノイド17の吸引力はバネ
69と、矢印75方向の付勢力によるラチエツト
23とポインタ64との摩擦力に抗するだけで良
く、きわめて小さい力ですみ、したがつてソレノ
イド17の小型化や省略電力化に大いに役立つ。
また通電もON−OFFだけで良いため回路構成も
簡単になる。このヘツド13の移動は、第3図に
おいて矢印73と逆方向に行なわれ、13′まで
動く。また、ポインタ64とカウンタレバー67
とを2段構成にしたために、ヘツド13の位置決
め、すなわちラチエツト23の位置決め時に、カ
ウンタレバー67とポインタ64との間にすき間
dを持たせて、カウンタレバー67が影響を与え
ることがないようにして、その精度を保つように
できる。また、ヘツド13を初期位置にもどす時
は、ポインタ64を単独に動かし、ヘツド13を
送る時は一体化して動かして、機構が複雑化する
のを防いでいる。
電する。第6図Bの如くソレノイドシヤフト76
は吸引されて、矢印77方向に動く。このため、
カウンタレバー67をピン78を介してバネ69
に抗して反時計方向に回転させる。端部67aは
ポインタ64の突部64aに当接し、同じく、ポ
インタ64を回転させる。この時、カウンタレバ
ー67の爪部67bはラチエウト23と係合する
位置へと移動し、その後ポインタ64の爪部64
bは、ラチエツトから離間する。ラチエツト23
は前述の如く矢印75方向への付勢力があるた
め、爪部67bに当接するまで回転する。この回
転量は爪部64bがラチエツト23を一山越える
如くに設定されている。しかる後、ソレノイド1
7への通電を断ち、バネ69により、再び第6図
Aの状態にもどるようにする。この時、ラチエツ
ト23は一山進んでおり、カム63により、スラ
イダ16が移動する。このようにしてヘツド13
をソレノイド17への通電1回につき1トラツク
ずつ移動させる。ソレノイド17の吸引力はバネ
69と、矢印75方向の付勢力によるラチエツト
23とポインタ64との摩擦力に抗するだけで良
く、きわめて小さい力ですみ、したがつてソレノ
イド17の小型化や省略電力化に大いに役立つ。
また通電もON−OFFだけで良いため回路構成も
簡単になる。このヘツド13の移動は、第3図に
おいて矢印73と逆方向に行なわれ、13′まで
動く。また、ポインタ64とカウンタレバー67
とを2段構成にしたために、ヘツド13の位置決
め、すなわちラチエツト23の位置決め時に、カ
ウンタレバー67とポインタ64との間にすき間
dを持たせて、カウンタレバー67が影響を与え
ることがないようにして、その精度を保つように
できる。また、ヘツド13を初期位置にもどす時
は、ポインタ64を単独に動かし、ヘツド13を
送る時は一体化して動かして、機構が複雑化する
のを防いでいる。
ヘツド13はスライダ16に固着されている
が、このスライダ16のガイド部材である2本の
スライドシヤフト27a,27bは、第7図Bの
如く構成されている。スライドシヤフト27aは
スライダ16の係合穴16aに挿入されている。
79はブシユである。またスライドシヤフト27
bは係合溝16bに嵌合しており、スライドシヤ
フト27aで上下左右を、27bで上下を決定す
る。このため、スライドシヤフト27aは図の如
く、スライドブロツク25に対し、2本の調整ネ
ジ80,81と押えバネ26bにより保持され、
その上下左右位置を調整可能としている。(図示
はないが他端も同様の構成である。)またスライ
ドシヤフト27bは調整ネジ82と押えバネ26
cで保持され、その上下位置が調整可能となつて
いる。(他端も同じ構成)。このようにヘツド13
の位置は、モータ41に対する微妙な上下左右、
傾きなどをそのストローク全域にわたつて完全に
調整可能となり、磁気シート52との接触や、ト
ラツク精度を保つ上非常に有効である。又、カム
63とスライダ16との位置関係は調整板72に
より調整可能であり、ヘツド13の位置はカム6
3やラチエツト23以外には高精度を必要とせず
とも十分に高い性能を得ることができる。
が、このスライダ16のガイド部材である2本の
スライドシヤフト27a,27bは、第7図Bの
如く構成されている。スライドシヤフト27aは
スライダ16の係合穴16aに挿入されている。
79はブシユである。またスライドシヤフト27
bは係合溝16bに嵌合しており、スライドシヤ
フト27aで上下左右を、27bで上下を決定す
る。このため、スライドシヤフト27aは図の如
く、スライドブロツク25に対し、2本の調整ネ
ジ80,81と押えバネ26bにより保持され、
その上下左右位置を調整可能としている。(図示
はないが他端も同様の構成である。)またスライ
ドシヤフト27bは調整ネジ82と押えバネ26
cで保持され、その上下位置が調整可能となつて
いる。(他端も同じ構成)。このようにヘツド13
の位置は、モータ41に対する微妙な上下左右、
傾きなどをそのストローク全域にわたつて完全に
調整可能となり、磁気シート52との接触や、ト
ラツク精度を保つ上非常に有効である。又、カム
63とスライダ16との位置関係は調整板72に
より調整可能であり、ヘツド13の位置はカム6
3やラチエツト23以外には高精度を必要とせず
とも十分に高い性能を得ることができる。
一方、ガレージ8等の構成を第8図A,B、第
9図を用いて説明する。これらは第3図Y方向か
ら見た図である。
9図を用いて説明する。これらは第3図Y方向か
ら見た図である。
第8図においてAは開放状態、Bがカセツト1
をモータ41にセツトした状態である。第5図に
みられる如く、カセツト1を位置決めする2本の
位置決めピン34a,34bはサポートシヤフト
10a,10bを結ぶ、ガレージ8及びコンパー
トメント5の回動軸から遠いところにあり、カセ
ツト1の脱着に影響を及ぼすのはモータ41とパ
ツド46などであることになる。
をモータ41にセツトした状態である。第5図に
みられる如く、カセツト1を位置決めする2本の
位置決めピン34a,34bはサポートシヤフト
10a,10bを結ぶ、ガレージ8及びコンパー
トメント5の回動軸から遠いところにあり、カセ
ツト1の脱着に影響を及ぼすのはモータ41とパ
ツド46などであることになる。
第8図Aの如く本実施例はこれらの部材もガレ
ージ8の軸方向、カセツト1の窓58内に入つて
来るパツド46に対する位置の選び方により、こ
のカセツト1を使用する上において、もつとも、
その開放角度を小さくした状態で逃げられるよう
に構成されている。すなわちカセツト1を脱着す
る状態で、その開放角度を最小とし、ゴミなどの
侵入や、手指などによる、内部への接触などを防
いでいる。ガレージ8の開放角度はサポートシヤ
フト106を有する部材との当接で決まり、ガレ
ージ8に対するコンパートメント5の開放角度は
コンパートメント5の突部83によつて決定され
る。
ージ8の軸方向、カセツト1の窓58内に入つて
来るパツド46に対する位置の選び方により、こ
のカセツト1を使用する上において、もつとも、
その開放角度を小さくした状態で逃げられるよう
に構成されている。すなわちカセツト1を脱着す
る状態で、その開放角度を最小とし、ゴミなどの
侵入や、手指などによる、内部への接触などを防
いでいる。ガレージ8の開放角度はサポートシヤ
フト106を有する部材との当接で決まり、ガレ
ージ8に対するコンパートメント5の開放角度は
コンパートメント5の突部83によつて決定され
る。
さて第8図Aから第8図Bへの動きにおいて、
挿入バネ40は、Aではカセツト1が脱着できる
だけ、コンパートメント5の上方に位置してい
る。このままガレージ8を降下させると、ガレー
ジ8とコンパートメント5との相対角度はバネ3
1により保持されたまま、カセツト1がモータ4
1へセツトされていく。センターコア53はスピ
ンドル42に挿入されるが、その時、多少の抵抗
力があり、挿入が不完全になることが考えられ
る。コンパートメント5がストツプした後は、ガ
レージ8のみが降下を続け、挿入バネ40がセン
ターコア53を押圧して、スピンドル42に確実
に押し込む。さらに、ガレージ8を回動降下させ
ると、コンパートメント5の上側の凸片84と、
挿入バネ40が当接する。このため先端40aは
センターコア53から上方へと離間し、第8図B
の如くになり、センターコア53を回転させる上
における負荷とはならない。このように、ガレー
ジ8に設けられた挿入バネ40は板バネ1枚とい
う簡単な構成ながら、センターコア53のスピン
ドル42への確実な挿入と、その後の離間動作を
行うことができ、価値あるものである。
挿入バネ40は、Aではカセツト1が脱着できる
だけ、コンパートメント5の上方に位置してい
る。このままガレージ8を降下させると、ガレー
ジ8とコンパートメント5との相対角度はバネ3
1により保持されたまま、カセツト1がモータ4
1へセツトされていく。センターコア53はスピ
ンドル42に挿入されるが、その時、多少の抵抗
力があり、挿入が不完全になることが考えられ
る。コンパートメント5がストツプした後は、ガ
レージ8のみが降下を続け、挿入バネ40がセン
ターコア53を押圧して、スピンドル42に確実
に押し込む。さらに、ガレージ8を回動降下させ
ると、コンパートメント5の上側の凸片84と、
挿入バネ40が当接する。このため先端40aは
センターコア53から上方へと離間し、第8図B
の如くになり、センターコア53を回転させる上
における負荷とはならない。このように、ガレー
ジ8に設けられた挿入バネ40は板バネ1枚とい
う簡単な構成ながら、センターコア53のスピン
ドル42への確実な挿入と、その後の離間動作を
行うことができ、価値あるものである。
同様にガレージ8に設けられたパツドバネ43
によつて、ベースプレート9側に付勢保持された
パツドプレート44に配されたPG45やパツド
46も、図のとおり、パツド高さ決めピン47a
らによつて精密にその高さが決定される。
によつて、ベースプレート9側に付勢保持された
パツドプレート44に配されたPG45やパツド
46も、図のとおり、パツド高さ決めピン47a
らによつて精密にその高さが決定される。
第9図はパツドプレート44の位置が決まつた
状態を示している。パツド46は2本のパツド高
さ決めピン47a,47bに当接して高さが決ま
る。パツドプレート44には、モータ41の中心
部85に相当する位置に高さ調整ネジ48がバネ
86で付勢されてガタを吸収しつつ具備されてい
る。この高さ調整ネジ48を最後の1つとしてパ
ツドプレート44、すなわちパツド46やPG4
5の高さ決めが正確に行われる。その平面的位置
についてはパツドバネ43により、すでに決定さ
れる。
状態を示している。パツド46は2本のパツド高
さ決めピン47a,47bに当接して高さが決ま
る。パツドプレート44には、モータ41の中心
部85に相当する位置に高さ調整ネジ48がバネ
86で付勢されてガタを吸収しつつ具備されてい
る。この高さ調整ネジ48を最後の1つとしてパ
ツドプレート44、すなわちパツド46やPG4
5の高さ決めが正確に行われる。その平面的位置
についてはパツドバネ43により、すでに決定さ
れる。
この結果、ヘツド13と磁気シート52との接
触や、PGピン87とPGヨーク56との関係も確
実に保証されることになり、その記録性能を十分
なものとすることができる。なお、PGヨーク5
6は磁気シート52を貼着し、モータ41の受け
台部88と当接する磁性板89と一体的に設けら
れ、この磁性板89を吸着して位置決めや、回転
駆動力の伝達を行うマグネツト90の磁力をPG
ピン87に伝える。これをコイル91で検出し
PG出力とするのである。
触や、PGピン87とPGヨーク56との関係も確
実に保証されることになり、その記録性能を十分
なものとすることができる。なお、PGヨーク5
6は磁気シート52を貼着し、モータ41の受け
台部88と当接する磁性板89と一体的に設けら
れ、この磁性板89を吸着して位置決めや、回転
駆動力の伝達を行うマグネツト90の磁力をPG
ピン87に伝える。これをコイル91で検出し
PG出力とするのである。
最後に第10図A,Bを用い、スイツチ37の
動きを説明する。前述の如くカセツト1の脱着の
際、それを妨げる部品はすべてその経路外に退避
している。ただし、誤記録防止爪36はガレージ
8の軸心付近にあり、そのスイツチ37もその付
近にあるので通常の検出可能位置から移動する必
要がある。これは第10図Aにみられる。そこで
Bの如く、ガレージ8の突部38が、ガレージ8
の開放時にスイツチ37を設けたスイツチプレー
ト92を付勢するバネ93に抗して動かし、矢印
15方向、あるいはその逆方向へのカセツト1の
スライドの支障にならないように構成する。スイ
ツチプレート92はベースプレート9の側壁部
(図示せず)に軸94により軸支されており、ベ
ースプレート9に当接して、位置が決まつてい
る。そして前述の如く、この状態から移動してカ
セツト1のスライドを邪魔しないようにするので
ある。このためガレージ8の軸方向の決定にスイ
ツチ37を考慮せずに済むため、設計の自由度が
増し、他の長所を生かすことができ有効である。
動きを説明する。前述の如くカセツト1の脱着の
際、それを妨げる部品はすべてその経路外に退避
している。ただし、誤記録防止爪36はガレージ
8の軸心付近にあり、そのスイツチ37もその付
近にあるので通常の検出可能位置から移動する必
要がある。これは第10図Aにみられる。そこで
Bの如く、ガレージ8の突部38が、ガレージ8
の開放時にスイツチ37を設けたスイツチプレー
ト92を付勢するバネ93に抗して動かし、矢印
15方向、あるいはその逆方向へのカセツト1の
スライドの支障にならないように構成する。スイ
ツチプレート92はベースプレート9の側壁部
(図示せず)に軸94により軸支されており、ベ
ースプレート9に当接して、位置が決まつてい
る。そして前述の如く、この状態から移動してカ
セツト1のスライドを邪魔しないようにするので
ある。このためガレージ8の軸方向の決定にスイ
ツチ37を考慮せずに済むため、設計の自由度が
増し、他の長所を生かすことができ有効である。
発明の効果
以上の説明で明らかな如く、本発明を採用した
電子スチルカメラの記録装置によれば、簡単な構
成でありながら、ヘツドの初期位置復帰を確実に
行ない、オーバーランなどもないように構成され
るが、その際のバネ力による衝撃がカムやラチエ
ツトなどヘツド位置を決定する精密な部品に伝わ
らないために、正確な位置関係をくずすこともな
いので、性能上きわめて有利なものになる。
電子スチルカメラの記録装置によれば、簡単な構
成でありながら、ヘツドの初期位置復帰を確実に
行ない、オーバーランなどもないように構成され
るが、その際のバネ力による衝撃がカムやラチエ
ツトなどヘツド位置を決定する精密な部品に伝わ
らないために、正確な位置関係をくずすこともな
いので、性能上きわめて有利なものになる。
第1図A,Bは本発明の一実施例による記録装
置の構成を示す斜視図、第2図は同装置に使用さ
れるカセツトの上面図、第3図は同装置の要部上
面図、第4図は第3図のX方向から見た要部側面
図、第5図は同じくY方向から見た要部側面図、
第6図A,Bは同装置の拡大上面図、第7図A,
Bは同じく第3図のZ方向から見た要部側面図、
第8図A,B、第9図はともに同じくY方向から
見た側面図、第10図A,Bは同装置の要部側面
図である。 11……スライドプレートA、12……スライ
ドプレートB、12a……ラツク部、13……ヘ
ツド、14……バネ、17……ソレノイド、20
……ギアプレート、21……ギア、22……ギ
ア、23……ラチエツト、60……バネ、62…
…ギア、63……カム、64……ポインタ、72
……調整板、74……ストツパ、95……バネ、
96……ストツパピン、97……ストツパピン。
置の構成を示す斜視図、第2図は同装置に使用さ
れるカセツトの上面図、第3図は同装置の要部上
面図、第4図は第3図のX方向から見た要部側面
図、第5図は同じくY方向から見た要部側面図、
第6図A,Bは同装置の拡大上面図、第7図A,
Bは同じく第3図のZ方向から見た要部側面図、
第8図A,B、第9図はともに同じくY方向から
見た側面図、第10図A,Bは同装置の要部側面
図である。 11……スライドプレートA、12……スライ
ドプレートB、12a……ラツク部、13……ヘ
ツド、14……バネ、17……ソレノイド、20
……ギアプレート、21……ギア、22……ギ
ア、23……ラチエツト、60……バネ、62…
…ギア、63……カム、64……ポインタ、72
……調整板、74……ストツパ、95……バネ、
96……ストツパピン、97……ストツパピン。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ラチエツト歯車にカムを設け、このラチエツ
ト歯車の一歯ごとの前記カム形状によりヘツドの
位置決めを行い、デイスクカセツトを入れかえる
度に前記ラチエツト歯車を初期位置へもどすよう
に、弾性部材と移動部材を前記ラチエツト歯車に
連結して配した電子スチルカメラの記録装置であ
つて、第1のストツパを前記移動部材に対して設
け、この第1のストツパにより、すくなくとも前
記ラチエツト歯車が初期位置をとりうる位置まで
前記移動部材が前記弾性部材の付勢力で移動可能
とするとともに、前記初期位置よりさらに進んだ
位置に前記ラチエツト歯車の歯が移動しないよう
に第2のストツパを前記ラチエツト歯車に対して
設けたことを特徴とする電子スチルカメラの記録
装置。 2 移動部材とラチエツト歯車との連結を歯車列
で行うことを特徴とする特許請求の範囲第1項記
載の電子スチルカメラの記録装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60283391A JPS62141683A (ja) | 1985-12-16 | 1985-12-16 | 電子スチルカメラの記録装置 |
KR1019860008912A KR910000537B1 (ko) | 1985-11-01 | 1986-10-24 | 전자스틸카메라의 기록장치 |
US06/924,531 US4763214A (en) | 1985-11-01 | 1986-10-29 | Head drive mechanism for electronic still camera |
DE19863637247 DE3637247A1 (de) | 1985-11-01 | 1986-11-03 | Kopfantriebsmechanismus fuer elektronische standbildkamera |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60283391A JPS62141683A (ja) | 1985-12-16 | 1985-12-16 | 電子スチルカメラの記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62141683A JPS62141683A (ja) | 1987-06-25 |
JPH041428B2 true JPH041428B2 (ja) | 1992-01-13 |
Family
ID=17664911
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60283391A Granted JPS62141683A (ja) | 1985-11-01 | 1985-12-16 | 電子スチルカメラの記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62141683A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010026932A1 (ja) | 2008-09-08 | 2010-03-11 | 三菱重工業株式会社 | 石炭ガス化複合発電設備 |
-
1985
- 1985-12-16 JP JP60283391A patent/JPS62141683A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010026932A1 (ja) | 2008-09-08 | 2010-03-11 | 三菱重工業株式会社 | 石炭ガス化複合発電設備 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62141683A (ja) | 1987-06-25 |
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