JPH041427B2 - - Google Patents

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JPH041427B2
JPH041427B2 JP24657185A JP24657185A JPH041427B2 JP H041427 B2 JPH041427 B2 JP H041427B2 JP 24657185 A JP24657185 A JP 24657185A JP 24657185 A JP24657185 A JP 24657185A JP H041427 B2 JPH041427 B2 JP H041427B2
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JP
Japan
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ratchet
spring
pawl
solenoid
cam
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Application number
JP24657185A
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English (en)
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JPS62107477A (ja
Inventor
Shigeto Shibaike
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP60246571A priority Critical patent/JPS62107477A/ja
Priority to KR1019860008912A priority patent/KR910000537B1/ko
Priority to US06/924,531 priority patent/US4763214A/en
Priority to DE19863637247 priority patent/DE3637247A1/de
Publication of JPS62107477A publication Critical patent/JPS62107477A/ja
Publication of JPH041427B2 publication Critical patent/JPH041427B2/ja
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  • Moving Of Heads (AREA)
  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、磁気シート上に映像信号等を記録す
る電子スチルカメラの記録装置に関する。
従来の技術 小型で安価を要求される電子スチルカメラの記
録装置においてはヘツドを移動させる場合、ソレ
ノイド、ラチエツト、カムなどを利用する方法が
提案されている。この方法は一般的に、ラチエツ
トとカムを一体化して、その変化量をレバー等で
ヘツドを保持するブロツクに伝達し、ラチエツト
に一方向の付勢力を与え、この力に逆つて、ソレ
ノイドによつて駆動される爪で1ピツチずつラチ
エツトを動かし、他の爪で固定するといつたもの
である。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら上述のような構成では、確かにス
テツピングモータなどを使う場合に較べれば、機
構的にも、また電気的にも簡単になるが、ソレノ
イドで、ラチエツトの付勢力に抗して爪を駆動す
る必要が生じ、結局大きなソレノイド、大きなパ
ワーが要求されて小型化に支障がある。そこで特
に構成を複雑にすることもなく、非常に小さな力
で確実なヘツド移動ができる装置がのぞまれてい
る。
問題点を解決するための手段 本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので
あり、ラチエツトの回転を伝達することによりヘ
ツド位置を移動させるよう構成され、このラチエ
ツトを一回転方向に付勢する第1のバネと、同一
の軸を共有しラチエツトに係合することが可能で
そのピツチがラチエツトの歯のピツチの整数倍の
回転位置からずれている第1、第2の爪と、この
第1の爪を、ラチエツトから離間する方向に付勢
する第2のバネと、第1の爪をラチエツトに係合
させるべき回転駆動力を与えるソレノイドと、第
2の爪をラチエツト方向に付勢する第3のバネと
から成り、ソレノイドに通電しない時は、第1、
第3のバネにより第2の爪がラチエツトと係合し
てその位置を決定し、ソレノイドに通電すると、
第1の爪が、ラチエツトに係合する位置まで移動
するとともに、第2の爪に当接して一体的に移動
させ、ラチエツトから離間させて第1のバネによ
りラチエツトを回転させ、通電を断つことによつ
て、第2、第3のバネにより、第1、第2の爪は
それぞれもとの位置へもどり、ラチエツトのみそ
の付勢方向に1ピツチ進んだ状態で再び第2の爪
と係合して位置が決定される如く構成された電子
スチルカメラの記録装置である。
作 用 本発明は上述した構成により、すでにチヤージ
されたラチエツトを軸を共有する2つの爪により
1ピツチずつその付勢方向に送つていくものであ
り、ソレノイドのパワーは爪をはずす力だけで済
むので非常に小さいものとなる。このラチエツト
の動きを、カム、カムフオロワーを介してヘツド
の移動に結びつける。
実施例 以下、図面を用いて本発明の一実施例について
詳しく説明する。
第1図A,Bは本発明による記録装置の構成図
である。カセツト1はシヤツター2によつてヘツ
ド挿入口(後述)を塞いでおり、このシヤツター
2は矢印3の方向へ移動可能である。そのため、
カセツト1を矢印4の方向にスライドさせてコン
パートメント5内へ挿入することにより、シヤツ
ター開閉機構6によつてシヤツター2を開く。カ
セツト1がコンパートメント5から排出される
時、シヤツター開閉機構6によつて自動的にシヤ
ツター2は閉じられる。コンパートメント5はカ
セツト1の挿入される側に、複数のガイド片7a
〜7fを備えており、挿入し易くなつている。ガ
レージ8はコンパートメント5の外側に配されて
おり、ともにベースプレート9上のサポートシヤ
フト10a,10bに軸支される。この軸支方向
はカセツト1の挿入方向、すなわち矢印4の方向
を向いている。従つてカセツト1を挿入する際
は、ベースプレート9に対して傾斜した状態でス
ライドさせることになる。ただしスライド方向は
ベースプレート9に対して平行になり、スライド
プレートA11と連動するのに支障がない。スラ
イドプレートB12はスライドプレートA11の
上にあり、ともにカセツト挿入方向にベースプレ
ート9上をスライドして、ヘツド13の移動やカ
セツト1の排出などを行う。この2枚の板はバネ
14により互いに引きあつている。スライドプレ
ートA11の折曲部11aはカセツト1と係合し
て、挿入時には矢印15方向へ移動して、スライ
ダ16のチヤージを行つて、ソレノイド17の吸
引による2段構造爪(後述)の作動によつてヘツ
ド13の移動を行う。ガレージ8が開放(図のよ
うな状態であるが、図は説明のために実際より大
きく開いている)されると、開放バネ18がフツ
ク板19を、その突部19aと係合して動かし、
スライドプレートA11のフツク部11bの係合
をはずし、スライドプレートA11が、カセツト
1の挿入でチヤージされたバネ(後述)の力によ
り矢印15と反対方向に進む。この動きにより、
折曲部11aはカセツト1をコンパートメント1
外へ排出する。またスライドプレートA11は同
時にスライドプレートB12を押してゆくことに
よつて、スライドプレートB12のラツク部12
a、ギアプレート20に設けられたギア21,2
2を介して、ラチエツト23に動きが伝えられ、
一体に設けられたカム(後述)に当接するカムフ
オロワー24を押し上げてスライダ16を移動さ
せ、ヘツド13を初期位置にもつていく。スライ
ダ16はスライドブロツク25に押えバネ26a
〜26c(26dは後述)と調整ネジ(後述)に
保持されたスライドシヤフト27a,27bに沿
つて移動し、カム側にバネ付勢されている。
ガレージ8はバネ28がベースプレート9のバ
ネ掛け部29とガレージのバネ掛け部30とにか
けられていることにより、常に開こうとし、また
バネ31がコンパートメント5をガレージ8から
遠ざけるように付勢している。今、カセツト1を
コンパートメント5内に挿入し、ガレージ8を閉
じれば、まずコンパートメント5が高さ決めピン
32に当接するまで降下し、カセツト1はその位
置決め穴33a,33bが位置決めピン34a,
34bに嵌合して位置決めされ、その2つのピン
と、高さ決めピン35によつて高さも決定され
る。この間、カセツト1の誤消去防止爪36に係
合するスイツチ37はガレージ8の突部38によ
つて、カセツト1と係合しない位置に押しやられ
ている。この後、ガレージ8が降下することによ
り、押えバネ39らがカセツト1を保持し、挿入
バネ40がモータ41のスピンドル42にセンタ
ーコア(後述)を押し込む。また、パツドバネ4
3によりガレージ8に保持されたパツドプレート
44にはパルスジエネレータ(以下、PGと称す
る)45やパッド46が具備されているが、これ
らもパツド高さ決めピン47a,47bがパツド
46に当接し、また、高さ調整ネジ48がスピン
ドル42の中央部(後述)に当接して位置決めさ
れる。これらの動作の終了後、ガレージ8のロツ
ク穴49がロツク50に係合してガレージ8を固
定する。開放するには押圧部50aをバネ51に
抗して押すことにより、ロツク50の係合が解除
されるようにする。
このようにしてカセツト1をベースプレート9
上に固定し、ヘツド13による記録を行うもので
あるが、各部の動作に関してより詳しく図面によ
り説明する。
第2図は使用されるカセツト1の説明図であ
る。内蔵された磁気シート52はセンターコア5
3に貼着されている。このセンターコア53には
位置決め壁54a,54b、位置決めバネ55、
PGヨーク56が設けられ、スピンドル42に対
して位置決めされる。筐体57には、前述の如く
33a,33bの位置決め穴があり、位置決めピ
ン34a,34b、高さ決めピン35により位置
決めされる。58はシヤツター2が矢印3方向に
スライドした後2′、磁気シート52を露呈させ
るために筐体57の両側に同形状で設けられた窓
であり、パツド高さ決めピン47a,47bもこ
の窓58内を使用する。59はラベルであり、使
用した月日などを書いて整理できるようになつて
いる。36の誤消去防止爪は、裏側に設けられ、
記録した内容を誤つて消去したり重ね書きを防止
するのに使用される。
第3図はベースプレート9上の構成を示してい
る。第4図〜第7図は各構成要素の説明図であ
り、以上の図面を用いて説明を行う。第4図は第
3図のX方向、第5図はY方向、第7図A,Bは
Z方向より見たところである。スライドプレート
A11はカセツト1により、バネ60に抗して矢
印15方向に移動し、フツク板19によつてチヤ
ージした状態(第4図11′)で保持される。フ
ツク板19はガレージ8が降下するときは開放バ
ネ18がたわむために動かないが上昇する時はそ
の形状により、バネ61に抗して移動してフツク
部11bとの係合がはずれて、矢印15と逆方向
に動く。スライドプレートB12はバネ14によ
り、スライドプレートA11と互いに引き合つて
おり、最終的には、当接してそのバネ力はなくな
り、バネ60の力で一体的に移動する。この移動
は前述のようにラツク部12a、ギア21,22
を介してラチエツト23と一体化して設けられた
ギア62を回転させ、カム63をも回転させる。
第6図Aはこの時の様子を示しており、ポインタ
64はラチエツト23と係合しているが、ラチエ
ツト23が軸65に対し矢印66方向に回転する
ため、64′のように動きラチエツト23の回転
は可能である。67はカウンタレバーであり、軸
68をポインタ64と共有し、その端部67aを
バネ69により引かれて時計方向に付勢され、他
の端部67bがベースプレート9のストツパ部7
0に当接している。このカウンタレバー67はポ
インタ64を上下からはさみ込むように構成さ
れ、バネ71を具備し、ポインタ64を付勢す
る。このバネ71はポインタ64とカウンタレバ
ー67が互いに押し合うように構成したが、もち
ろんバネ69のようにベースプレート9との間に
設けてもかまわない。ポインタ64の突部64a
は爪部64bがラチエツト23と当接して止まつ
ているため端部67aとの間にすき間dを生じて
いる。これらのバネ力は小さくすむため、スライ
ドプレートA11の移動にはあまり負荷とはなら
ない。つまり、特に爪部64bをラチエツト23
から離間させるための機構を必要とせず、簡単に
ヘツド13を初期位置へと移動させることができ
る。前述のようにカム63の回転はカムフオロワ
ー24を押し上げ、スライダ16に調整板72を
介して、矢印73方向の運動力を与えヘツド13
を移動させる。ヘツド13はスライダ16にネジ
止めされている。バネ60の力で移動するスライ
ドプレートA11の動きはストツパ74により、
所定の位置で止められその状態が保持される。す
なわち、ガレージ8を開放するたびにカセツト1
は排出され、ヘツド13は初期位置に移動してリ
セツトされる。このため、カセツト1を取りかえ
た時などにヘツド13を初期位置にもどす必要が
なく、機構が簡単になり省電力化にもなる。
さて、この状態で新たにカセツト1を挿入する
と、第4図に示すように、その挿方向はベースプ
レート9に平行になり、スライドプレートA11
が矢印方向に移動して11′に達してストツプす
る。しかしスライドプレートB12は第6図Aに
示す如くポインタ64とラチエツト23が係合し
ており、移動できず、バネ14が引き伸ばされ、
スライドプレートB12にスライドプレートA1
1方向、すなわち矢印15方向の付勢力が与えら
れる。この力は前述の如く、ガレージ8が開放さ
れてスライドプレートA11と同B12とが当接
するまで存在し、第6図Bにおいては矢印75方
向の力となる。このため、ラチエツト23は第6
図Aの状態にて安定する。またスライダ16もバ
ネ95により、カム63に当接しているため安定
し、ヘツド13の位置を決定する。このチヤージ
力はバネ14,60に抗するものであるが、バネ
14はバネ95によるカム63とカムフオロワー
24との接触摩擦力に抗してラチエツト23を回
転し得るものであり、バネ60はポインタ64と
ラチエツトの摩擦力と前と同様にカムフオロワー
24を押し上げつつ、カセツト1を排出しながら
スライドプレートA11が移動できる力を必要と
する。そのため、多少大きな力となるが、カセツ
ト1の挿入動作すなわち人間の手による動作ある
いはこの装置外の機構から得られる力によつて行
われるため、この装置にとつて全く負担となら
ず、その簡素化や小型化をさまたげることがな
い。しかもバネ14は2枚の板にひきあう力を与
えるのみで、その大きさがバネ60に影響を与え
ることがない。すなわちチヤージ力を不必要に大
きくすることもなく、カセツト挿入時の手に与え
る不快感や、他機構にかける負担も少ない。ま
た、ガレージ8やコンパートメント5の軸支方向
をカセツト1のスライド方向と同じにしたことに
よつて、このカセツト挿入力を容易に、ベースプ
レート9上のスライド力に用いることが出来、変
換機構も必要としない。また、ヘツド13の移動
及び位置決め動作とカセツト挿入排出動作を有機
的に結びつけることによつてきわめて効率的で、
簡単な機構を実現している。
こうした状況下において、ソレノイド17に通
電する。第6図Bの如くソレノイドシヤフト76
は吸引されて、矢印77方向に動く。このため、
カウンタレバー67をピン78を介してバネ69
に抗して反時計方向に回転させる。端部67aは
ポインタ64の突部64aに当接し、同じくポイ
ンタ64を回転させる。この時、カウンタレバー
67の爪部67bはラチエツト23と係合する位
置へと移動し、その後ポインタ64の爪部64b
は、ラチエツトから離間する。ラチエツト23は
前述の如く矢印75方向への付勢力があるため、
爪部67bに当接するまで回転する。この回転量
は爪部64bがラチエツト23を一山越える如く
に設定されている。しかる後、ソレノイド17へ
の通電を断ち、バネ69により、再び第6図Aの
状態にもどるようにする。この時、ラチエツト2
3は一山進んでおり、カム63により、スライダ
16が移動する。このようにしてヘツド13をソ
レノイド17への通電1回につき1トラツクずつ
移動させる。ソレノイド17の吸引力はバネ69
と、矢印75方向の付勢力力によるラチエツト2
3とポインレ64との摩擦力に抗するだけで良
く、きわめて小さい力ですみ、したがつてソレノ
イド17の小型化や省電力化に大いに役立つ。ま
た通電もON−OFFだけで良いため回路構成も簡
単になる。このヘツド13の移動は、第3図にお
いて矢印73と逆方向に行われ、13′まで動く。
また、ポインタ64とカウンタレバー67とを2
段構成にしたためにヘツド13の位置決め、すな
わちラチエツト23の位置決め時に、カウンタレ
バー67とポインタ64との間にすき間dを持た
せて、カウンタレバー67が影響を与えることが
ないようにしてその精度を保つようにできる。ま
たヘツド13を初期位置にもどす時は、ポインタ
64を単独に動かし、ヘツド13を送る時は一体
化して動かして、機構が複雑化するのを防いでい
る。
ヘツド13はスライダ16に固着されている
が、このスライダ16のガイド部材である2本の
スライドシヤフト27a,27bは、第7図Bの
如く構成されている。スライドシヤフト27aは
スライダ16の係合穴16aに挿入されている。
79はブシユである。またスライドシヤフト27
bは係合溝16bに嵌合しており、スライドシヤ
フト27aで上下左右を27bで上下を決定す
る。このため、スライドシヤフト27aは図の如
く、スライドブロツク25に対し、2本の調整ネ
ジ80,81と押えバネ26bにより保持され、
その上下左右位置を調整可能としている(図示は
ないが他端も同様の構成である。)。またスライド
シヤフト27bは調整ネジ82と押えバネ26c
で保持され、その上下位置が調整可能となつてい
る。(他端も同じ構成)このようにヘツド13の
位置は、モータ41に対する微妙な上下左右、傾
きなどをそのストローク全域にわたつて完全に調
整可能となり、磁気シート52との接触や、トラ
ツク精度を保つ上で非常に有効である。又、カム
63とスライダ16との位置関係は調整板72に
より、調整可能であり、ヘツド13の位置はカム
63やラチエツト23以外には高精度を必要とせ
ずとも十分に高い性能を得ることができる。
一方、ガレージ8等の構成を第8図A,B、第
9図を用いて説明する。これらは第3図のY方向
から見た図である。
第8図においてAは開放状態、Bがカセツト1
をモーター41にセツトした状態である。第5図
にみられる如く、カセツト1を位置決めする2本
の位置決めピン34a,34bはサポートシヤフ
ト10a,10bを結ぶ、ガレージ8及びコンパ
ートメント5の回動軸から遠いところにあり、カ
セツト1の脱音に影響を及ぼすのはモーター41
とパツド46などであることになる。第8図Aの
如く本実施例はこれらの部材も、ガレージ8の軸
方向、カセツト1の窓58内に入つて来るパツド
46に対する位置の選び方により、このカセツト
1を使用する上において、もつとも、その開放角
度を小さくした状態で逃げられるように構成され
ている。すなわちカセツト1を脱着する状態で、
その開放角度を最小とし、ゴミなどの侵入や、手
指などによる内部への接触などを防いでいる。ガ
レージ8の開放角度はサポートシヤフト10bを
有する部材との当接で決まり、ガレージ8に対す
るコンパートメント5の開放角度はコンパートメ
ント5の突部83によつて決定される。さて第8
図Aから第8図Bへの動きにおいて、挿入バネ4
0は、Aではカセツト1が脱着できるだけ、コン
パートメント5の上方に位置している。このまま
ガレージ8を降下させると、ガレージ8とコンパ
ートメント5との相対角度はバネ31により保持
されたままカセツト1がモータ41へとセツトさ
れていく。センターコア53はスピンドル42に
挿入されるが、その時多少の抵抗力があり、挿入
が不完全になることが考えられる。コンパートメ
ント5がストツプした後は、ガレージ8のみが降
下を続け、挿入バネ40がセンターコア53を押
圧して、スピンドル42に確実に押し込む。さら
に、ガレージ8を回動降下させると、コンパート
メント5の上側の凸片84と、挿入バネ40が当
接する。このため先端40aはセンターコア53
から上方へと離間し、第8図Bの如くになり、セ
ンターコア53を回転させる上における負荷とは
ならない。このように、ガレージ8に設けられた
挿入バネ40は板バネ1枚という簡単な構成なが
ら、センターコア53のスピンドル42への確実
な挿入と、その後の離間動作を行うことができ、
価値あるものである。
同様にガレージ8に設けられたパツトバネ43
によつて、ベースプレート9側に付勢保持された
パッドプレート44に配されたPG45やパツド
46も、図のとおり、パツド高さ決めピン47a
らによつて精密にその高さが決定される。
第9図はパッドプレート44の位置が決まつた
状態を示している。パツド46は2本のパツド高
さ決めピン47a,47bに当接して高さが決ま
る。パッドプレート44には、モータ41の中心
部85に相当する位置に高さ調整ネジ48がバネ
86で付勢されてガタを吸収しつつ具備されてい
る。この高さ調整ネジ48を最後の1つとして、
パッドプレート44すなわちパツド46やPG4
5の高さ決めが正確に行われる。その平面的位置
についてはパツドバネ43によりすでに決定され
る。
この結果、ヘツド13と磁気シート52との接
触や、PGピン87とPGヨーク56との関係も確
実に保証されることにより、その記録性能を十分
なものとすることができる。なお、PGヨーク5
6は磁気シート52を貼着し、モータ41の受け
台部88と当接する磁性板89と一体的に設けら
れ、この磁性板89を吸着して位置決めや、回転
駆動力の伝達を行うマグネツト90の磁力をPG
ピン87に伝える。これをコイル91で検出し、
PG出力とするのである。
最後に第10図A,Bを用いスイツチ37の動
きを説明する。
前述の如く、カセツト1の脱着の際、それを妨
げる部品はすべてその経路外に退避している。た
だし、誤記録防止爪36はガレージ8の軸心付近
にあり、そのスイツチ37もその付近にあるので
通常の検出可能位置から移動する必要がある。こ
れは第10図Aにみられる。そしてBの如く、ガ
レージ8の突部38がガレージ8の開放時に、ス
イツチ37を設けたスイツチプレート92を付勢
するバネ93に抗して動かし矢印15方向あるい
はその逆方向へのカセツト1のスライドの支障に
ならないように構成する。スイツチプレート92
はベースプレート9の側壁部(図示せず)に軸9
4により軸支されており、ベースプレート9に当
接して、位置が決まつている。そして前述の如
く、この状態から移動してカセツト1のスライド
を邪魔しないようにするのである。このためガレ
ージ8の軸支方向の決定にスイツチ37を考慮せ
ずに済むため設計の自由度が増し他の長所を生か
すことができ有効である。
発明の効果 以上の説明にて明らかな如く、本発明を採用し
た電子スチルカメラの記録装置は、ソレノイドや
カムによるヘツド移動という大変簡単な機構であ
りながら、ソレノイドのパワーも小さくて済み、
精度も保証され、小型化を進める上できわめて有
効である。
【図面の簡単な説明】
第1図A,Bは本発明の一実施例による記録装
置の構成図、第2図は同装置に使用されるカセツ
トの説明図、第3図は同装置の要部説明図、第4
図は第3図のX方向から見た要部説明図、第5図
は同じくY方向から見た要部説明図、第6図A,
Bは同装置の要部説明図、第7図A,Bは同じく
第3図のZ方向から見た要部説明図、第8図A,
B、第9図はともに同じくY方向から見た要部説
明図、第10図A,Bは同装置の要部説明図であ
る。 13……ヘツド、14……バネ、16……スラ
イダ、17……ソレノイド、23……ラチエツ
ト、24……カムフオロワー、63……カム、6
4……ポインタ、64a……突部、64b……爪
部、67……カウンタレバー、67a……端部、
67b……爪部、68……軸、69……バネ、7
1……バネ、72……調整板、95……バネ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ラチエツトの回転を伝達することによりヘツ
    ド位置を移動させるよう構成され、前記ラチエツ
    トを一回転方向に付勢する第1のバネと、同一の
    軸を共有し前記ラチエツトに係合することが可能
    で、そのピツチが前記ラチエツトの歯のピツチの
    整数倍の回転位置からずれている第1、第2の爪
    と、この第1の爪を、前記ラチエツトから離間す
    る方向に付勢する第2のバネと、前記第1の爪を
    前記ラチエツトに係合させるべき回転駆動力を与
    えるソレノイドと、前記第2の爪を前記ラチエツ
    ト方向に付勢する第3のバネとから成り、前記ソ
    レノイドに通電しない時は、前記第1、第3のバ
    ネにより前記第2の爪が前記ラチエツトと係合し
    てその位置を決定し、前記ソレノイドに通電する
    と、前記第1の爪が、前記ラチエツトに係合する
    位置まで移動するとともに、前記第2の爪に当接
    して一体的に移動させ、前記ラチエツトから離間
    させて前記第1のバネにより前記ラチエツトを回
    転させ、通電を断つことによつて、前記第2、第
    3のバネにより、前記第1、第2の爪はそれぞれ
    もとの位置へもどり、前記ラチエツトのみその付
    勢方向に1ピツチ進んだ状態で再び前記第2の爪
    と係合して位置が決定される如く構成されたこと
    を特徴とする電子スチルカメラの記録装置。 2 ラチエツトをその付勢方向と逆方向にチヤー
    ジする時は、ソレノイドに通電をせず、第2の爪
    が前記ラチエツトを第3のバネの付勢力に抗して
    乗り越える状態にて行われることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項に記載の電子スチルカメラの
    記録装置。 3 等速カムをラチエツトと一体的に設け、この
    カムに当接する方向に付勢されたカムフオロワー
    を調整可能な如くに保持するスライダと、このス
    ライダに固定されたヘツドとから成り、前記スラ
    イダと前記カムの位置が近づく方向に移動する方
    向を前記ラチエツトの付勢方向と成るべく前記カ
    ムの形状を構成したことを特徴とする特許請求の
    範囲第2項に記載の電子スチルカメラの記録装
    置。 4 ソレノイド非通電時には、第1の爪と第2の
    爪が少許の間隙を有するように構成したことを特
    徴とする特許請求の範囲第1項に記載の電子スチ
    ルカメラの記録装置。
JP60246571A 1985-11-01 1985-11-01 電子スチルカメラの記録装置 Granted JPS62107477A (ja)

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KR1019860008912A KR910000537B1 (ko) 1985-11-01 1986-10-24 전자스틸카메라의 기록장치
US06/924,531 US4763214A (en) 1985-11-01 1986-10-29 Head drive mechanism for electronic still camera
DE19863637247 DE3637247A1 (de) 1985-11-01 1986-11-03 Kopfantriebsmechanismus fuer elektronische standbildkamera

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