JPH04141538A - 磁気シールド部品 - Google Patents

磁気シールド部品

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JPH04141538A
JPH04141538A JP2260485A JP26048590A JPH04141538A JP H04141538 A JPH04141538 A JP H04141538A JP 2260485 A JP2260485 A JP 2260485A JP 26048590 A JP26048590 A JP 26048590A JP H04141538 A JPH04141538 A JP H04141538A
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magnetic
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潔 長崎
Tomoyuki Katsumata
勝亦 朋之
Keisuke Hashimoto
啓介 橋本
Hiromi Shizu
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明−は、磁気特性、特、に磁気シールド効果等に優
れた磁気シールド部品に関する。
(従来の技術) テープレコーダー等の磁気ヘッドは、通常、磁気テープ
等の記録媒体からの信号磁束以外の外部磁界による雑音
電圧を最小限に押さえるため、換言すればS/N比を高
めるために高透磁率を有する部材により磁気シールドを
行っている。
このような磁気シールド部品として、従来から高透磁率
を有する80重量%Ni−5重量%MO−Fe等のPC
パーマロイが多用されている。
しかしながら、上述した磁気ヘッド用シールドケースの
ように非常に高い磁気シールド効果が必要とされる分野
においては、PCパーマロイを使用した磁気シールド部
品であっても充分なシールド効果が得られているとは言
えなかった。このため、必要とされるシールド効果を得
るために部品の板厚を厚くする等といったことが行われ
ているが、これでは磁気ヘッド自体が大きくなり、各種
電気・電子機器の小型化の要請が高まっている現状に反
し、また不経済でもあった。
また、このPCパーマロイは、所定の透磁率を得るため
には、1050℃以上の高温における磁性焼鈍が必要と
されており、この点からも不経済であった。
本発明者らは、既に優れた透磁率を有し、板厚を薄くし
ても良好な磁気シールド効果かえられる磁気シールド部
品(特願昭62−254849)を提供してきた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記磁気シールド部品においては、部品
形成に必要なスポット溶接性が悪いという大きな欠点が
あった。
即ち、上記磁気シールド部品は合板、ヘッド。
テープガイド等の部品をスポット溶接により各々結合さ
せることによって磁気ヘッドに組み立てられている。こ
のスポット溶接性が悪いと、例えば合板からヘッドがは
ずれやすくなるなど部品としての強度にかけるため、製
品の不良発生率が高くなる等の不都合があった。
本発明は、このような課題に対処するためになされたも
ので、透磁率、磁気シールド効果、スポット溶接性およ
び熱間加工性に優れ、これらの特性と共に安価で汎用性
に優れた磁気シールド部品を提供することを目的とする
ものである。
[発明の構成コ (課題を解決するための手段及び作用)すなわち本発明
の磁気シールド部品は、Ni55〜85重量%、Cu0
.5〜3重量%、Mn3〜27重量%、Si0.1〜2
重量%およびMO8重量%以下、残部が実質的にFeお
よび不可避的不純物からなる合金により形成したことを
特徴としている。
ここで、本発明の磁気シールド部品における組成限定理
由について説明する。
本発明の磁気シールド部品となる合金において、Niは
高い透磁率を得るのに必須のもであり、その含有量は5
5〜85重量%、好ましくは75〜85重量%の範囲が
よい。Niの含有量を55〜85重量%の範囲とするこ
とにより高い透磁率が得られ、さらにNiの含有量を7
5〜85重量%の範囲とすることにより磁歪が小さくな
り、例えばテープレコーダー等の磁気ヘッド用シールド
ケースのように内部を樹脂によって固化するような場合
においても特性の劣化が少なく有効である。
Cuは、Niと同様に透磁率の向上に有効な元素である
。Cuによる効果は、その含有量が0゜5重量%となる
あたりから得られるが、3重量%を越えると必然的に他
の元素、例えばNi、Mn量が減り飽和磁化、透磁率が
低くなるため、Cuの含有量は0.5〜3重量%の範囲
とする。Cuのより好ましい含有量は1.5〜2.7重
量%の範囲である。
また、MnはCuと同様に透磁率の向上に有効であると
共にスポット溶接性を高めるのに有効な元素である。た
だし、Mnの含有量があまり多いと、熱間加工性および
飽和磁化、透磁率などの磁気特性が悪くなり、また、少
なすぎると透磁率およびスポット溶接強度の低下を招く
ため、Mnの含有量は3〜27重量%の範囲とする。M
nのより好ましい含有量は8〜20重量%の範囲である
Siは、磁気特性、特に磁気シールド効果を高めるのに
有効な元素である。Siによる効果は、その含有量が0
.1重量%となるあたりから得られるが、2重量%を越
えるとスポット溶接性および加工性が悪くなるため、S
tの含有量は0. 1〜2重量%の範囲とする。Siの
より好ましい含有量は0.5〜1.5重量%の範囲であ
る。
Moは、透磁率を向上させるために有効な元素である。
しかし、8重量%を越えると加工性が悪くなるため、そ
の含有量は8%重量以下とする必要がある。好ましくは
6%以下であり、これにより磁気シールド部品として充
分な透磁率が得られる。
また、熱間加工性を向上させる目的で、AI。
B、C,Ca、Mg、Ti、Zr、その他の脱酸剤、脱
硫剤を総量で1重量%以下の範囲で添加してもよい。
なお、本発明の磁気シールド部品において、O9S、 
Nなどの通常の合金にも含まれているような不可避的不
純物を微量含んでいても、本発明の効果を損なうもので
はない。
すなわち、本発明者らが鋭意研究を進めた結果、磁性合
金中のMnの含有量を前記のように調節することにより
、磁気シールド部品としての磁気特性向上に加えて、従
来から懸案となっていたスポット溶接強度が極めて高ま
ることを見い出した。
さらに、Cuの含有量との兼ね合いにより、つまりCu
の含有量をMnの含有量より少なくすることによって磨
耗性が向上することをも併せて見い出した。
特にスポット溶接強度の向上は、磁気シールド部品の部
品としての強度を高め、製品の不良品発生率をおさえる
ため、本発明の重要な特徴の一つであり非常に有用であ
る。
本発明の磁気シールド部品は、例えば次のようにして製
造される。
すなわちまず、上記した各含有成分の組成比を満足させ
た合金成分を鋳造し、次いで熱間鍛造または圧延を施し
た後、冷間加工と焼鈍を繰り返し、最後に冷間加工によ
り所定の形状に仕上げる。なお、磁性焼鈍は約1000
℃以下というような比較的低い温度によっても充分に満
足する透磁率およびスポット溶接強度が得られる。
(実施例) 以下に、本発明の実施例について説明する。
「実施例1〜8」 第1表に示す組成の合金成分をそれぞれ溶解、鋳造し、
次いで約1200℃による鍛造および熱間圧延を行った
後、冷間加工と焼鈍を繰り返し行い、厚さQ、5mmの
板材に加工した。これを10mmX110mmX10の
磁気ヘッド用シールドケースに加工し、第1表に示す条
件により各々磁性焼鈍を行った。
(以下余白) 第 表 このようにして得た磁気ヘッド用シールドケースを用い
て、カセットテープレコーダ用磁気ヘッドを作製し、透
磁率と磁気シールド効果(S/N比)およびスポット溶
接強度を測定し、その結果を第2表に示す。
なお、S/N比の測定は、50Hz、20eの交流磁界
中でヘッドに検出されるノイズレベルを測った。
また、スポット溶接強度の測定は、ステンレス製板にシ
ールドケースをスポット溶接し、これを引張試験機を用
いて溶接部の強度を測った。
「比較例1〜2」 第1表に示す組成の合金を用いて、第1表に示す条件に
より、実施例と同様にカセットテープレコーダ用磁気ヘ
ッドを作製し、実施例と同一条件で透磁率と磁気シール
ド効果(S/N比)およびスポット溶接強度を測定した
(以下余白) 第 表 この結果からも明らかなように、この実施例の磁気ヘッ
ド用シールドケースは、従来から使用されてきたPCパ
ーマロイに比べてS/N比で約3゜0〜5.0dB優れ
ており、磁気シールド部品として優れた効果を発揮し、
同一特性の磁気シールド部品を形成する場合、従来のP
Cパーマロイに比べて15%程度スポット溶接強度が向
上しており、磁気特性および強度に優れた磁気シールド
部品を得ることが可能となる。さらに、この実施例にお
ける同一組成合金の熱処理条件を変化させたものを比較
しても、特性変化が少なく約1000℃以下の比較的低
い温度による熱処理でも充分な磁気シールド効果が得ら
れた。
[発明の効果コ 以上の実施例からも明らかなように・、本発明の磁気シ
ールド部品は非常に優れた磁気シールド効果および従来
のPCパーマロイ同等以上のスポット溶接強度を有して
いるため、部品としての強度を損なうことなく各種磁気
シールド部品、特に磁気ヘッド用シールドケースのよう
に非常に高いシールド性が必要とされるものの小型化が
可能となる。
また、本発明の磁気シールド部品に使用する合金は磁性
焼鈍時の温度変化に対する特性変化が少ないことから、
比較的低い温度における磁性焼鈍によっても優れた磁気
シールド効果が得られる。
代理人 弁理士 則 近 憲 佑 代理人 弁理士 湯 山 幸 夫

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)Ni55〜85重量%、Cu0.5〜3重量%、
    Mn3〜27重量%、Si0.1〜2重量%およびMo
    8重量%以下、残部が実質的にFeおよび不可避的不純
    物からなる合金により形成したことを特徴とする磁気シ
    ールド部品。
  2. (2)磁気シールド部品は、磁気ヘッド用シールドケー
    スである請求項1に記載の磁気シールド部品。
JP2260485A 1990-10-01 1990-10-01 磁気シールド部品 Expired - Lifetime JP2927926B2 (ja)

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JPH04141538A true JPH04141538A (ja) 1992-05-15
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8157929B2 (en) 2007-02-13 2012-04-17 Hitachi Metals, Ltd. Magnetic shielding material, magnetic shielding component, and magnetic shielding room

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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