JPH0414091Y2 - - Google Patents

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JPH0414091Y2
JPH0414091Y2 JP9499386U JP9499386U JPH0414091Y2 JP H0414091 Y2 JPH0414091 Y2 JP H0414091Y2 JP 9499386 U JP9499386 U JP 9499386U JP 9499386 U JP9499386 U JP 9499386U JP H0414091 Y2 JPH0414091 Y2 JP H0414091Y2
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JP
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air
flow regulator
plenum chamber
purifying device
air purifying
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  • Ventilation (AREA)
  • Duct Arrangements (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、空気清浄装置に関し、更に詳しく
は、極めて均一な気流分布の送風が可能で、しか
も、高性能フイルターの作用をより高めることが
できるクリーンルームや、クリーンベンチ、ある
いは、クリーンブース等の空気清浄装置に関す
る。
〔従来の技術及び問題点〕 クリーンベンチやクリーンブース等の機器は通
常、微細な塵あいも除去できる高性能フイルター
(以下「HEPAフイルタ」と云う)と、送風機の
組み合せにより構成されているが、この場合、送
風機により送りだされた空気は、プレナムチヤン
バーを介して、HEPAフイルタによつて除塵さ
れ、作業部に供される。作業部では、高度に緻密
な作業が行われるため、フイルタから吹き出され
る空気はできるだけ整流されていることが望まし
い。しかし、従来の方法では、空気取入口から送
風機によつて吸引された空気は、プレナムチヤン
バーを介したと言えども、チヤンバー内で均一に
蓄圧されず、装置内の直接的な気流の影響で、送
風機から一番遠い部分から高速で作業部に吹き出
し、送風機に近い部分程、低速になるため、本来
均一に整流されていなければならない作業部が、
不均一な状態になり、意図した作業効果が得られ
ないという問題があつた。
これらの問題点を改良するものとして、例え
ば、第4図に示した様な整流体を利用することが
考えられており、これらの整流体としては、金属
や合成樹脂板に穴をあけた多孔板や、整流格子と
して知られる格子体が使用されている。
上記の、多孔板は整流効果は適度に有するが、
空気が通過する際に非常に大きな騒音源となり、
又、設置位置や穴形状が不適当な場合には、圧力
損失が高くなると言う欠点があるため、作業環境
やメンテナンスなどにおいて満足できるものでは
なかつた。又、整流格子は、多孔板のような、騒
音や高い圧力損失といつた欠点の少ない優れたも
のであるが、組立てや加工が複雑で高価なもので
あり、又、本考案のように限られた設置スペース
に適用するには非常に作業性が悪いと言う欠点が
あつた。
〔問題を解決するための手段〕
本考案は、送風機から吐出された気流を、プレ
ナムチヤンバーで蓄圧し、次いで、高性能フイル
ターを通過せしめて、清浄気流として供給する構
造の、空気清浄装置において、該送風機とプレナ
ムチヤンバーとの連結部に、袋状の整流体を設置
したことを特徴とする空気清浄装置に関する。
〔作用及び実施例〕
本考案は、従来の空気清浄装置の欠点であつた
気流の乱れを極めて確実且つ容易に防ぎ、然も、
従来の整流体を使用したものに比べ、取付け作業
性や経済性に優れた空気清浄装置を提供すること
を目的とする。
以下、本考案を図面及び実施例に基づいて説明
するが、本考案は、これらの図面や実施例に限定
されるものではない。
第1図は、本考案の空気清浄装置の一例を示す
側面図であり、空気を取入れる通風口、プレナム
チヤンバーに気流を送る送風機、該送風機をプレ
ナムチヤンバーの連結部に設置された袋状の整流
体、及び、HEPAフイルターから構成される。
第2図は、本考案の要部である整流体の一例を
示す断面図である。
本考案で使用する、送風機、HEPAフイルタ
ー、及びプレナムチヤンバーや隔壁などを構成す
る本体などは、周知のものを適宜利用することが
可能で、装置の用途や要求特性に応じて選択する
ことができる。
本考案の要部である袋状の整流体について説明
すると、この整流体は、送風機から吐出される気
流を均一に拡散せしめる作用を示し、プレナムチ
ヤンバーに極めて均一な蓄圧を可能とする。この
ため、整流体としては、圧力損失が低いものであ
つて且つ気流速度を低下せしめるものであること
が必要で、これらの条件を満たすために本考案で
は、袋状の整流体を使用する。つまり、整流体を
従来のもののように平板状に設けるのではなく、
袋状とすることで、圧力損失による気流の流量減
少を防ぎ、且つ、流速を低下せしめることが可能
となる。つまり、整流体を袋状に形成すること
で、整流体の面積を増加し、この結果上記の作用
が得られるのであるが、単に面積を増加するだけ
では装置への取付けを困難にしたり、あるいは、
装置のメンテナンス性が悪くなるので、送風機と
の連結部の口径の1乃至5倍の高さの箱状や円筒
状、あるいは、ひだ折りされた箱状や円筒状等に
することが好ましい。
これらの整流体の材料としては、上記の作用を
有するものを種々利用することが可能で、織物、
不織布、紙や連続気泡を有する発泡合成樹脂等が
利用でき、例えば不織布を利用する場合には、厚
さが1乃至20mmで見掛け密度が0.2g/cm3以下の
不織布が適当であり、特にモダクリル繊維を少な
くとも50%含む成形度が200%以上の難燃性不織
布を円筒状に加熱成形して用いると、形状の自己
保持性が良好で、種々の機種への対応が容易であ
り、しかも、極めて均一な整流作用が得られるた
め最適のものと言える。
又、これらの材料を袋状にするためには、上記
の加熱成形による方法以外にも、縫製や接着加工
等で、整流体を形成することができる。前記の柔
軟な不織布等の材料を用いて縫製や接着加工によ
り袋状の整流体を形成した場合には、整流体が形
状の自己保持性に乏しいので、必要に応じて不織
布等の柔軟な材料と剛性を有する多孔性補強材と
の複合材料で整流体を形成することが好ましく、
多孔性補強材としてはパンチメタルや金網、ある
いは剛性樹脂ネツト等を利用することができる。
特に、これらが不織布と、正確に設計されたパン
チメタルとの複合材料である場合には、パンチメ
タルの整流作用と、不織布の整流拡散作用とが、
相乗的に効果を高めるので好適である。
これらの整流体は、従来のものに比べて整流作
用が優れるとともに、更に、もう1つの作用を有
する。つまり、本考案の整流体は、整流体自体が
除塵作用を有するため、実質的にプレフイルター
として働き、メインフイルターでるHEPAフイ
ルターの寿命を延長せしめることができる。
次に、本考案の整流体の取付け方法について
は、特に限定を必要としないが、その一例を第2
図に従つて簡単に説明すると、第2図において、
袋状に成形された整流体1は、リング状の取付金
具により、プレナムチヤンバーと送風機との結合
部にねじやクリツプ等により簡易に取付けられて
いる。このように、取付けには、必ずしも密封取
付けを必要としないので、クリツプ止めやネジ止
め程度の簡単な方法で十分であり、作業も極めて
容易なため、コスト的にも、作業時間の点でも有
益である。
以下、実施例に従い更に説明する。
[実施例 1] モダクリル繊維を主体とし、ポリエチレン−塩
化ビニル共重合体系ラテツクスで結合された、目
付300g/m2、厚み5mmの不織布を用いて、該不
織布を、高さと直径の比が約2の円筒になるよう
に、140℃の温度で加熱成形を行い本考案で利用
する整流体を得た。
次いで、得られた整流体を第1図乃至第2図に
示したように取付けて、本考案による空気清浄装
置を得た。
このものは、エアーチヤンバーにおける空気の
蓄圧が極めて均一であり、HEPAフイルターを
通過した気流は、実質的に完全な層流となり、気
流分布の均一なクリーンブースとして最適なもの
であつた。
[実施例 2] ポリエステル繊維を主体とする目付100g/m2
厚み5mmの不織布と、長径が2mmで短径が1mmの
楕円状の穴があけられたパンチメタルとを積層
し、次いでパンチメタルが内側になるように底辺
と高さの比が1対4の四角柱になるように折り曲
げ及び接着加工を行つて、整流体を作成した。
この整流体を、実施例1と同様に取付けたとこ
ろ、このものも実施例1と同じく、極めて均一な
層流を吐出する、空気清浄装置として最適のもの
であつた。
〔効果〕
本考案の、空気清浄装置は、周知の空気清浄装
置に、袋状の整流体を設置すると言う、極めて簡
単な構成のため、既製の装置を極めて容易に改良
することができるものであり、又、新規に作成す
る場合も、作業や品質の管理に何の困難も伴わな
い。
又、整流体がプレフイルターとしての作用を示
すため、HEPAフイルターを長寿命化し、この
ため、フイルター交換等のメンテナンスをも改善
することができる。
しかも、優秀な整流作用を有しながら、極めて
安価に作成することができるので、高性能で低価
格の製品を提供することが可能である。
従つて、本考案による空気清浄装置は、本質的
な空気清浄機能を全て満足し、しかも、経済性、
作業性、あるいは、改良を含む汎用性等を具備し
た、優れた装置である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の空気清浄装置の一例を示す
側面図であり、空気を取入れる通風口5、プレナ
ムチヤンバー3に気流を送る送風機2、該送風機
2とプレナムチヤンバー3との結合部に設置され
た袋状の整流体1,及び、高性能フイルター4か
ら構成される。第2図は、本考案の要部である整
流体の一例を示す断面図である。第3図及び第4
図は、従来の空気清浄装置を示す側面図である。 図中の番号は、1……整流体、2……送風機、
3……プレナムチヤンバー、4……高性能フイル
ター、5……通風口、6……取付け金具。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 送風機から吐出された気流を、プレナムチヤ
    ンバーで蓄圧し、次いで、高性能フイルターを
    通過せしめて、清浄気流として供給する構造の
    空気清浄装置において、該送風機とプレナムチ
    ヤンバーとの連結部に、袋状の整流体を設置し
    たことを特徴とする空気清浄装置。 (2) 整流体が、厚さが1乃至20mmで見掛け密度が
    0.2g/cm3以下の不織布である実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の空気清浄装置。 (3) 整流体が、モダクリル繊維を少なくとも50%
    含む難燃性不織布を、加熱成形により袋状にし
    たものである実用新案登録請求の範囲第1項乃
    至第2項記載の空気清浄装置。 (4) 整流体が不織布と多孔性補強材との複合材料
    である実用新案登録請求の範囲第1項記載の空
    気清浄装置。
JP9499386U 1986-06-20 1986-06-20 Expired JPH0414091Y2 (ja)

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JP6284134B1 (ja) * 2016-11-29 2018-02-28 株式会社 エコファクトリー 外気調和機および換気システム
JP6734769B2 (ja) * 2016-12-21 2020-08-05 株式会社サンロード 簡易クリーンブース

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