JPH04139009A - 酸化物超電導薄膜体の製造方法 - Google Patents

酸化物超電導薄膜体の製造方法

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JPH04139009A
JPH04139009A JP2259189A JP25918990A JPH04139009A JP H04139009 A JPH04139009 A JP H04139009A JP 2259189 A JP2259189 A JP 2259189A JP 25918990 A JP25918990 A JP 25918990A JP H04139009 A JPH04139009 A JP H04139009A
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superconducting thin
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oxide superconducting
grid
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Koji Yamano
耕治 山野
Tatsuro Usuki
臼杵 辰朗
Masanobu Yoshisato
善里 順信
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  • Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
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  • Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は酸化物超電導薄膜体及びその製造方法に関し、
超電導素子等に利用することかできるものである。
(ロ)従来の技術 基板上に酸化物超電導薄膜を作成する方法としては、従
来からスパッタ法、蒸着法等が使用されている。
酸化物超電導!Il成薄膜の形成後における熱処理を必
要としないものにおいて、酸化物超電導薄膜の成膜時に
おける膜中の酸素の取り込みは、スバ・/夕法ではAr
ガス中にO,ガスを20〜50%程度混合したガスを用
いてスパッタすることにより行い、また、蒸発法では蒸
発源からの分子又は原子の蒸発中にRf#素プラズマ又
はECR酸素プラズマをかけることにより行っている(
ExLended4bstracts of l5EC
1989P9−13参照)。
(ハ)発明が解決しようとする課題 前述のスパッタ法により酸化物超電導薄膜を形成する場
合には、酸素取り込みが不十分であり、その薄膜の超電
導特性が不十分であり、その薄膜の表面の凹凸は、デバ
イスに応用するには不十分である。
これに対して、蒸着法において用いられるECR(El
eCtron Cyclotron Re5onanc
e)酸素プラズマは低順でのプラズマ発生と、多量の酸
素ラジカル及び低エネルギーイオンの維持との点で優れ
ており、また、同じ酸素圧ではRf酸素プラズマに比し
て高密度のプラズマであるため酸化力が大きく、MBE
などの高真空での酸化膜の成長に有効である。
しかしながら、ECR酸素プラズマ放電管部内の真空チ
ャンバー側のグリッドが、イオン引き出しのために負電
位にされており、このグリッドを通過する荷電粒子によ
り、蒸着により形成された超電導薄膜をエツチングする
作用があるため、超電導薄膜の表面が凹凸面となる。超
電導素子、例えばジョセフソン素子はこの超電導薄膜の
表面上に単結晶の絶縁膜を形成し、この絶縁膜上に第2
の超電導薄膜を形成して、超電導薄膜・絶縁膜・超電導
膜の構成にされるが、この場合に、第1の超電導薄膜表
面の凹凸面の段差がほぼ10Å以上であると、以後に形
成される30人程度の絶縁膜の表面の被覆率が悪くなり
(ピンホール等の原因になる)、また、第2のMi電導
薄膜の配向が基板表面の垂直方向に一致しなくなり、性
能のよい超電導膜fを形成することかできない。
本発明は、上記凹凸面の段差が可及的に小さい超電導薄
膜及びその製造方法を提供しようとするものである。
(ニ)課組を解決するための手段 かかる課趙を解決するために、第1の発明による酸化物
超電導薄膜体は、基板上に設ける酸化物超電導薄膜の表
面凹凸の段差を10Å以下にしたことを特徴とするもの
である。
第2の発明による酸化物超電導薄膜体の製造方法は、真
空チャンバー内の基板上に、TiもしくはBi元素、ア
ルカリ土類元素及びCu元素を原子または分子の状態で
堆積させる際に、真空チャンバーの側壁に設けたECR
11!!稟プラズマ放電管部からのECR酸素プラズマ
を利用して前記基板上に酸化物超電導薄膜を形成するも
のであって、前記放電管の真空チャンバー側のグリッド
に正電圧を印加するとともに前記基板に逆バイアスをか
けて前記Mi電導薄膜を形成したことを特徴とするもの
である。
(ホ)作用 第1の発明によれば、超電導薄膜の表面平滑度を従来の
ものより高めて10Å以下にすることができるので、こ
の超電導薄膜を用いてジョセフソン素子等の超電導素子
に利用することができる。
また、第2の発明によれば、前記放電管部の真空チャン
バー側のグリッドに正電圧を印加するとともに前記基板
に逆バイアスをかけて前記超電導薄膜を形成したので、
この薄膜形成後の熱処理が不要であり、且つECR酸素
プラズマによって生ずる荷電粒子が前記超電導薄膜をエ
ツチングする虞れが少なくなり、薄膜の表面平滑度が高
い超電導11i1膜を形成することができる。
(へ)実施例 本発明の一実施例を図面に基ずいて説明する。
第1図はMBE装置の概略図である。この図面においで
、真空チャンバー1には基Fi2か挿入されて回転@3
にヒータ部4を介して支持されており、このチャンバー
1は到達真空度I X 10−”TOr rであり、タ
ーボポンプ、イオンポンプ等の真空装@5にて真空にさ
れている。前記基板2として\1go結晶板を用いたが
、5rTiOs、A1..0 、またはYSZ(イツト
リアで安定化したジルコニア)を用いることができる。
チャンバー1は4個の分子線源(蒸発源)6a〜6dを
有し、Bi−A−B−Cuの構成元素が各分子線源に設
けられる。ここに元素AとBはアルカリ土類金属である
Ba、Ca、Srから選択されるものであり、この実施
例ではAとしてSr、BとしてCaを用いた。各分子線
源6a〜6dには、順次B1、Sr、Ca、Cuが用意
され、各分子線源から個別に分子の状態で基板2に照射
される。尚、第1図において、各分子線源6a〜6dと
基板2との間には、分子線の通過を制御するゲートバル
ブ7と薄膜の膜圧制御S8が設けられている。また、9
は7オーカスコイルである。
チャンバー■の側壁にはECR酸素プラズマ放電管部I
Oが設けられており、この放電管部はマイクロ波源11
に連結されている。
この放電管部10は、第2図に示すようにマイクロ波源
11からのマイクロ波(2,45GH2)がマイクロ波
ケーブルIlaの先端から放射されることにより、コイ
ル12の通電により生ずる電磁場内において、チャンバ
ー1に2X10−’〜5− x 10−’Torr程度
まで導入した酸素ガスに基すいて酸素プラズマを生じ、
ドリフトチューブ13の大気側のグリッド14に加速電
圧をかけて生じたプラズマを引き出し、そのグリッドと
ドリフトチューブ13のチャンバー1側のグリッド15
との間の中間グリ・ンド16に負のバイアス電圧を印加
するとともにドリフトチューブ13に負のバイアス電圧
を印加してチャンバー1内に多数の酸素ラジカルを絞り
、ビーム状に放出する。この場合に、チャンバー1側の
グリッド15にはプラズマにおける荷電粒子の通過を阻
止するとともに酸素ラジカルを通過させるために、正の
バイアス主1か印加されているっ尚、第2図において、
チャンバー1にフランジ】7が取り付けられ、この7ラ
ンジに設けたメタルガスケット18を介してドリフトチ
ューブ13が取り付けられている。19.20はアルミ
ナ絶縁石である。
この実施例では、マイクロ波出力100W、大気側のグ
リ・/ド14の加速型El 00 V、中間グJツド1
6の電圧を一30V、ドリフトチューブ13の電圧を一
550V、チャンバー1側のグリッド15の電圧を+2
00vとした。このグツ、・ド15の電圧としては0〜
500Vの範囲の電圧を印加することができるが、この
実施例ではこのグリッド15と基板との離間距離を50
mmとしたので、+200Vにした。
かかる条件下において、ゲートバルブ7によるゲート開
成時における基板2上での結晶の成長は、各分子線源6
a〜6dから出発した分子が基板2の方向の飛んでいき
、ECR酸素プラズマにより生じた酸素ラジカルととも
に基板2に衝突する。すると基板上で一部再蒸発するも
のもあるが、多くは基板表面近傍に留まり、熱エネルギ
ーを基板に与えながら動き回り、捕獲中・し・て−分子
又は酸素ラジカル集団を捕獲し、核を形成し、この核は
次々到着する分子又は酸素ラジカルと合体して安定核と
なり、順次成長していく。
かくして得られた膜厚1000−7000人のB1−5
r−Ca−Cu−0薄膜の抵抗温度特性を標準的な四端
子電極針法により調べたところ、81にで抵抗ゼロにな
った。また、その薄膜の組成をICPで調べたところ、
Bl tsrtca+cLlyoxであり、その薄膜の
X線回折パターンを第3図に示す。
さらに、その薄膜の表面凹凸の段差寸法を膜厚計(グリ
ステップ)で測定したところ、概ね10Å以下であるこ
とが分かった。これに対してECR#素プラズマ放電管
部10におけるチャンバー1側のグリッド15に負のバ
イアス電圧を印加して超電導薄膜を形成したものの表面
凹凸の段差寸法を測定したところ、30〜40人であり
、本発明においてはその段差寸まが格段に向上している
ことが分かる。
分子線源6ai:Biに代わってTlを使用すれは、T
F系超電導薄膜を形成することができる。
また、アルカリ土類元素としては、Ba、Ca、Srか
ら選ばれるものが使用される。
さらに、Y系又は希土類系の超電導薄膜の形成に本発明
を適用することができる。
(ト)発明の効果 第1の発明による酸化物超電導薄膜体は、基板上に設け
る酸化物超電導薄膜の表面凹凸の段差を10Å以下にし
たことを特徴とするものであるから、超電導薄膜の表面
平滑度を従来のものより高めることができるので、この
超電導薄膜を用いてジョセフソン素子等の超電導素子に
利用することができる。
また、第2の発明によれば、前記放電管部の真空チャン
バー側のグリッドに正電圧を印加するとともに前記基板
に逆バイアスをかけて前記超電導薄膜を形成したので、
この薄膜形成後の熱処理が不要であり、且つECR酸素
プラズマによって生ずる荷電粒子が前記超電導薄膜をエ
ツチングする虞れが少なくなり、薄膜の表面平滑度が高
い超電導薄膜を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図はMBE装置の
概略説明図、第2図はECR酸素酸素プラズマ管部の概
略図、第3図は実施例によって得られた超電導薄膜のX
線回折パターンである。 1−−−−−−一真空チャンバー 2−−−−−−−一
基板、5−−−−−−一真空装置、6a〜6 d 、−
−−−−−一分子線源(蒸発源)、10−−−−−−−
E CR酸素プラズマ放電管部、11、−−−−−−−
マイクロ波源、12−−−−−−−−コイル、13−−
−−−−−−ドリフトチューブ、14−T−−−−一大
気側のグリッド、15−−−−−−−チャンバー側のグ
リッド、16−−−−−−−−中間グリッド。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基板上に設ける酸化物超電導薄膜の表面凹凸の段
    差を10Å以下にしたことを特徴とする酸化物超電導薄
    膜体。
  2. (2)真空チャンバー内の基板上に、TlもしくはBi
    元素、アルカリ土類元素及びCu元素を原子または分子
    の状態で堆積させる際に、真空チャンバーに設けたEC
    R酸素プラズマ放電管部からのECR酸素プラズマを利
    用して前記基板上に酸化物超電導薄膜を形成するもので
    あって、前記放電管の真空チャンバー側のグリッドに正
    電圧を印加するとともに前記基板に逆バイアスをかけて
    前記超電導薄膜を形成したことを特徴とする超電導薄膜
    体の製造方法。
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