JPH04138345U - 椅子等の起動時のシヨツク緩和装置 - Google Patents

椅子等の起動時のシヨツク緩和装置

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JPH04138345U
JPH04138345U JP7789291U JP7789291U JPH04138345U JP H04138345 U JPH04138345 U JP H04138345U JP 7789291 U JP7789291 U JP 7789291U JP 7789291 U JP7789291 U JP 7789291U JP H04138345 U JPH04138345 U JP H04138345U
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JP
Japan
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valve
chair
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control valve
shock
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JP7789291U
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JPH085633Y2 (ja
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長文 庄子
石夫 西岡
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タカラベルモント株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 理・美容椅子、手術台等比較的小容量の油圧
作動装置の起動時のショック緩和装置に関し、起動時油
圧シリンダへの給排油を緩やかに変化させて、同ショッ
クを緩和させるもの。 【構成】 モータポンプ5と油圧シリンダ6間及び復帰
側電磁弁7と油タンク10間に油路を徐々に開くスロー
オープン弁4、4aを設ける。該スローオープン弁4、
4aの構造としては、弁箱1内の制御弁2がバネ3の付
勢力で片方に押されて流出口を閉鎖しているが、スロー
オープン弁4、4aに圧力油が供給されると同油圧力で
前記バネ3の反力に抗して制御弁2を反対方向に移動さ
せて流出口を開くが、反対側区画1bの油は細孔2dを
通過させて排出するようにして制御弁2の作動を緩やか
なものとし、流出口も徐々に開かれるようにしたもので
ある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本装置は油圧作動の理・美容椅子、手術台等(以下椅子等という)の比較的小 容量の油圧作動装置における起動時のショック緩和装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来技術の油圧作動の椅子では作動初めのショックについて特に対策が取られ ていないのが一般的であった。また既存の技術を利用して椅子を静粛に作動させ る方法としては、一部に昇降シリンダに至る油圧管路にアキュムレータを設ける 方法が採用されているが術者が椅子に腰かけている人に施術する時、椅子ヘの負 荷が変動して椅子が動く為、複雑な動揺防止装置を併用しているのが現状である 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
椅子の昇降等に使用されるモータポンプは一般に容量が小さく(出力100W 以下)小型故、起動時の時定数はかなり小さく通電すれば直に定速で上昇を始め て大きなショックを伴っていた。
【0004】 又、椅子を下降させる時はモータポンプを駆動させないが、下降側の電磁弁を 開けば昇降用の油圧シリンダに蓄えられている圧力油が急激にベントされるので 急激に椅子は下降を始めてやはり大きなショックを伴い、静粛な椅子の開発が要 望されていた。本考案は昇降の起動時にショックのない、油圧装置を提供しよう とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前述の目的を達成するための椅子等の起動時のショック緩和装置に 関し、モータポンプ5から油圧シリンダ6間と復帰側電磁弁7と油タンク10間 の管路それぞれに、該管路に印加された圧力によって徐々に開くスローオープン 弁4、4aを設けたもので、該スローオープン弁4、4aの構造としては該スロ ーオープン弁4、4aに圧力油が印加されていないとき弁箱1内を滑動可能に設 けた制御弁2がバネ3の付勢により片方に押されて弁箱1の流出口通路1dを閉 じる構造としている。
【0006】 一方制御弁2本体には弁箱1の流入口に通ずる箇所から制御弁2本体を貫通し 、端面2aと該端面2aと弁箱1間の区画1aに開口された圧力導入孔2cと、 他方端面2bから弁箱1のベント孔1eまで制御弁2本体を貫通した細孔2dと を設け、且つ端面2bと弁箱1間の区画1bには前記バネ3を配設したものであ る。
【0007】
【作 用】
モータポンプ5を起動し圧力油が瞬時に吐出されても、ゲイトとなるスローオ ープン弁4は閉状態となっているので圧力油は直ぐに昇降シリンダ6へは供給さ れない。同圧力は先ずスローオープン弁4の区画1aに導入されてバネ3に抗し て制御弁2を区画1b側へ押しやろうとするが区画1bに蓄えられている油の排 出孔は制御弁2本体に設けられた細孔2dのみ故、同細孔2d部の抵抗によって 制御弁2はスローに作動して流入口1cから流出口1d間の流路は、徐々に開か れるので油圧シリンダ6はスローに上昇を始める。
【0008】 椅子を下降させる時も同様で、復帰側電磁弁7を開とすれば、該電磁弁7の下 流側に設けている下降側スローオープン弁4aも徐々に開かれるので椅子は徐々 に下降を始める。かくしてこれまで問題となっていた昇降起動時のショックは低 減され静粛な椅子が実現できるものである。
【0009】
【考案の実施例】
次に、本考案の実施の一例を図面をもとに説明する。 第1図は本考案に係るスローオープン弁の断面図であり、第2図はスローオー プン弁を椅子の油圧昇降装置に組み込んだ実施例を示す。ただし椅子本体は油圧 シリンダに連結されているが省略している。
【0010】 第1図によれば4はスローオープン弁で1は弁箱、2制御弁、3はバネである 。圧力油は弁箱1の流入口1cから入り流出口1dより吐出されるが流入口1c の圧力が低い時にはバネ3の力で制御弁2を区画1a側に移動させて制御弁2の 中央ランド部で流出口1dを閉状態としている。1eはベント孔である。
【0011】 モータポンプ5が起動されて流入口1cに圧力油が供給されれば制御弁2に設 けられた圧力導入孔2cを通って、圧力油は端面2aから区画1aに供給され制 御2を区画1b側へ急激に移動させようとするが、その為には区画1b内の油を 排出させる必要があり、この時排出される油は制御弁2に設けられた細孔2dに よって絞られているので制御弁2は緩やかに移動し、流出口1dは徐々に開かれ る。 流入口1Cの圧力が下がるとバネ3によって制御弁2を区画1a側に押し戻そ うとするが、チェック弁2fは自動的に開となりバイパス孔2eより、区画1b 側へ油は容易に還流するので制御弁2は速やかに復帰する。
【0012】 第2図はスローオープン弁4を装備した椅子の油圧昇降装置の回路図である。 6は油圧シリンダー、7は電磁弁で、モータポンプ5を駆動すれば該モーター ポンプ5は瞬時に定格油量を吐出するがスローオープン弁4は徐々に開かれるの で油圧シリンダ6へは徐々に圧力油が供給されて上昇は緩やかに起動されショッ クは発生しない。又椅子を下降させる時も同様に電磁弁7を開としてもスローオ ープン弁4aは徐々に開となるので椅子は徐々に下降をはじめ該スローオープン 弁4aが全開となれば一定速度で下降するようになる。 かくしてスローオープン弁4、4aを採用した油圧昇降の椅子は上昇及び下降 の起動時共にショックは緩和されるのである。
【0013】 以上の実施例は椅子の油圧昇降装置について述べたが、椅子のもたれの起倒装 置についても手術台の他各種ユニットの作動装置についても適用可能である。
【0014】
【考案の効果】
本考案は叙上のように、モータポンプ5を起動し圧力油が瞬時に吐出されても 、スローオープン弁4により圧力油は直ぐに昇降シリンダ6へは供給されず、ス ローオープン弁4内の区画に一端導入され、制御弁2の緩やかな作動を行わせ油 圧シリンダーへの供給の立ち上がりを緩やかにさせることにより油圧シリンダ6 はスローに上昇を始め、椅子上昇起動時のショックを緩和させ、着座者に対して 苦痛を与えることもなく安楽に座れる。
【0015】 又椅子を下降させる時も同様で、下降側スローオープン弁4aも徐々に開かれ る構造となっているため椅子は徐々に下降を始めるようになっており、椅子下降 起動時のショックは低減され着座者に対してショックを与えない椅子が実現でき るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るスローオープン弁の断面図であ
る。
【図2】スローオープン弁を油圧装置に組み込んだ油圧
回路図である。
【符号の説明】
1 弁箱 1a、1b 区面 1c 流入口 1d 流出口 1e ベント孔 2 制御弁 2a、2b 端面 2c 圧力導入孔 2d 細孔 3 バネ 4、4a スローオープン弁 5 モータポンプ 6 油圧シリンダ 7 電磁弁 8 チェック弁 9 リリーフ弁 10 油タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F15B 11/00 U 8512−3H

Claims (2)

    【請求項の数】 2 【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 椅子等を作動させる油圧装置において、
    弁箱1と、該弁箱1内を滑動可能に設けた制御弁2と、
    該制御弁2本体を貫通し端面2aと弁箱1内の区画1a
    に開口された圧力導入孔2cと、他方端面2bから弁箱
    1内のベント孔1e間に連通した細孔2dとを設け、か
    つ端面2bと弁箱1内の区画1b内にバネ3を配設し該
    バネ3の反力で片方に押されて弁箱1の流出口1dを閉
    じるように成したことを特徴とする椅子等の起動時のシ
    ョック緩和装置。
  2. 【請求項2】 モータポンプ5から油圧シリンダ6間と
    復帰側電磁弁7から油タンク10間の管路に設けられ、
    該管路に印加された圧力によって流路を開くことを特徴
    とする請求項1記載の椅子等の起動時のショック緩和装
    置。
JP7789291U 1991-06-20 1991-06-20 椅子等の起動時のショック緩和装置 Expired - Lifetime JPH085633Y2 (ja)

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JP7789291U JPH085633Y2 (ja) 1991-06-20 1991-06-20 椅子等の起動時のショック緩和装置

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04138345U true JPH04138345U (ja) 1992-12-25
JPH085633Y2 JPH085633Y2 (ja) 1996-02-21

Family

ID=31930854

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Application Number Title Priority Date Filing Date
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JP (1) JPH085633Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010233604A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Gc Corp 歯科用ユニット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010233604A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Gc Corp 歯科用ユニット

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JPH085633Y2 (ja) 1996-02-21

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