JPS6150185B2 - - Google Patents

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JPS6150185B2
JPS6150185B2 JP593082A JP593082A JPS6150185B2 JP S6150185 B2 JPS6150185 B2 JP S6150185B2 JP 593082 A JP593082 A JP 593082A JP 593082 A JP593082 A JP 593082A JP S6150185 B2 JPS6150185 B2 JP S6150185B2
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JP
Japan
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valve
valve body
flow rate
passage
pressure
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JP593082A
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JPS58124806A (ja
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Kisaku Hasegawa
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OIRU DORAIBU KOGYO KK
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OIRU DORAIBU KOGYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、電磁制御パイロツト操作式流量制御
弁、特に、エネルギー回収型油圧エレベーターの
昇降制御などに適した流量制御弁に関する。
<従来技術> 油圧エレベーターなどの制御に用いられる従来
公知の電磁制御パイロツト操作式流量制御弁は
(第4図参照)、弁通過時における圧油の圧力損
(入口側と流出側の圧力差)が大である場合に
は、弁座に対する弁体101の位置を電磁比例弁
102により制御してその流量を制御し所期の目
的を達成している。しかしながら、エネルギー回
収型油圧エレベーターの流量制御弁(昇降制御
弁)などのように、その弁通過時における圧油の
圧力損が0又は非常に小さくなる場合には、第4
図に示すような従来公知の流量制御弁は、その開
弁時にその電磁比例弁を閉じて閉弁させようとし
ても、その差動ピストン103に作用する閉弁方
向の押圧力は、弁体及び差動ピストンに作用する
開弁方向の押圧力と同一になるだけであるので、
弁体101は、油圧力に比しきわめて力の小さな
ばね104の弾力だけにより閉弁方向に作動され
る状態となり、所期の流量制御をすることができ
ず、したがつて、エネルギー回収型エレベーター
などの油圧装置を所期のように制御することがで
きない。
<発明が解決しようとする問題点> 本発明は、弁通時における圧油の圧力損が0又
は非常に小であつても所望の流量制御を行なうこ
とができ、しかも構造簡単で安価な油圧装置用流
量制御弁を得ることを目的とする。
<問題点を解決するための手段> 弁体の前面の一部又は全部に作用する油圧力を
打消す油圧力を受けるバランスピストンを、弁体
の前面に結合杆を介して取付けた構造。
<作 用> 弁体の前面に作用して弁体を開弁方向に押圧す
る油圧力が、バランスピストンに作用して弁体を
閉弁方向に押圧する油圧力により打消されて、弁
体を閉弁方向に押圧する油圧の作用面積が、実質
的に、弁体を開弁方向に押圧する油圧の作用面積
より常に大となるため、弁の圧力損0でも、弁体
は、常に電磁比例弁102の制御に応じて迅速に
移動し所要の流量制御を行なう。
<実施例> 第1図は、本発明に係る流量制御弁の一実施例
を示す縦断説明図である。図中2は差動ピストン
3を有する弁体である。弁体2の前端面には結合
杆4を介してバランスピストン5が設けられ、差
動ピストン3の背面には背圧室6が設けられてい
る。背圧室6は、被制御流体の流入側弁室7に接
続する流入通路8に、オリフイス9を有する通路
10と通路11により連通し、また、通路11,
12と電磁比例弁13を通つてドレン通路14に
連通するようになつている。差動ピストン3の背
面に当接する弁開度規制ばね15は常に弁体2を
閉弁方向に付勢している。なお、16は被制御流
体の流出側弁室17に接続する流出通路、18は
バランスピストン5の背面側に漏出する作動油の
ドレン通路である。
次にその作動を説明する。電磁比例弁13が閉
じているときには、背圧室6の油圧は流入側弁室
7の油圧と同一であるので、差動ピストン3の上
下油圧作用面の面積差から生じる閉弁方向の力に
より弁体2はその弁座に密着されている(弁開度
規制ばね15の力は、油圧の作用による力に比較
すれば極めて小である)。電磁比例弁13に漸増
的に電流を流すと(又は電圧を印加すると)、電
流の増大に比例して電磁比例弁13が漸開し、そ
れにつれて、通路12からドレン通路14への油
の流量が漸増する。通路12からドレン通路14
への油の流出流量が漸増すると、それにつれて背
圧室6の油圧が低下するので、差動ピストン3の
前面aに作用する油圧力が差動ピストン3の背面
に作用する油圧力と弁開度規制ばね15の弾力と
の合成力に打勝つて、弁体2はその弁座から離れ
る方向に向つて移動を開始する。電磁比例弁13
の通電電流が規定最大値に達すると、電磁比例弁
13は全開し、背圧室6の油圧は最低(ほぼ0)
になるので、弁体2は差動ピストンの下面aに作
用する油圧力により、弁開度規制ばね15の弾力
に抗してその全開位置に移動されその位置に保持
される。
弁体2がその全開位置にあるとき、圧油は、ほ
ぼ圧力損0で流入通路8から流出通路16へと流
動する。
バランスピストン5は、開弁時に弁体2の下面
に作用する開弁方向の油圧力を打消すために設け
たものである。このバランスピストン5の存在に
より、弁体2は、電磁比例弁13に制御されて
種々の弁開度位置に円滑迅速に移動可能となる。
弁体2は、差動ピストン3の背圧の低下にした
がつて開弁方向に移動するが、弁体2を閉弁方向
に付勢する弁開度規制ばね15の弾力は、弁体2
の開弁方向への移動距離に比例して増加するの
で、弁体2は差動ピストン3の背圧に応じた特定
の位置に維持される。したがつて、第1図に示す
流量制御弁は、差動ピストン3の背圧すなわち背
圧室6の油圧を制御する電磁比例弁13の制御に
より、流量制御される。
第2図は、本発明に係る流量制御弁の他の実施
例を示す縦断説明図である。図中、22は弁体、
23は差動ピストン、25はバランスピストン、
26は背圧制御室、27は流入通路、28は流出
通路、29,30は背圧室26と流入通路27と
を連通する通路、31はオリフイス、32は電磁
比例弁、33はドレン通路、34は弁開度規制ば
ねである。第2図に示す流量制御弁21の構造
は、弁開度規制ばね34をバランスピストン25
の背面に当接設置して常開弁とした点及び電磁比
例弁32の弁体と弁座の関係構造を除き、第1図
の流量制御弁1の構造と同一である。
電磁比例弁32が図示合ように非励磁開弁状態
にあるときに、流入通路27を通して圧油が弁室
35に流入すると、弁体22は全開位置にあるの
で、圧油は、ほぼ圧力低下なしに流出通路28へ
と流出する。この時、背圧室26は無圧又はかな
りの低圧状態にある。電磁比例弁32に漸増的に
電流を通すと、それに比例的に電磁比例弁32は
閉じ、電磁比例弁32を通る流量が漸減し、それ
に応じて背圧室26の圧力が上昇する。背圧室2
6の圧力上昇にしたがつて、差動ピストン23の
背面に作用する閉弁方向の油圧力が増大し、つい
には、該油圧力が、差動ピストン23の下面aに
作用する開弁方向の油圧力と、バランスピストン
25の背面に作用する開弁方向の弁開度規制ばね
34の弾力との合成力に打勝ち、弁体22を閉弁
方向へと移動させる。電磁比例弁32に規定最大
電流(又は電圧)が通電されると、電磁比例弁3
2が閉じ、背圧室26の油圧は弁室35の油圧と
同一になるので、弁体22は差動ピストン23の
作用によりその弁座に密着し、流量制御弁21は
閉弁状態となる。電磁比例弁32への通電電流
(又は電圧)の制御により、弁体22が所要の弁
開度位置に移動し、その位置に停止することは、
第1図の流量制御弁1に関する説明から容易に理
解できるので、その説明は省略する。
第3図は、第1図の流量制御弁1を下降制御弁
に、第2図の流量制御弁21を上昇制御弁に用い
たエネルギー回収型油圧エレベーターの一例を示
す説明図である。この使用例の説明により、本発
明に係る流量制御弁の作用効果をより一層明確に
理解できるものと信じる。
第3図中、下降制御用及び上昇制御用の各流量
制御弁の各部には、それぞれ第1図及び第2図に
おける符号と同一の符号をつけたので、その説明
は省略する。図中、51は定容量型油圧ポンプ、
52はシリンダ、53はプランジヤー、54はリ
リーフ弁、55,56,57,58は逆止弁であ
る。
次にその作動を説明する。油圧エレベーターの
各部は、その運転停止状態において図示の状態に
あり、定容量型油圧ポンプ51は停止している。
電動機Mにより油圧ポンプ51を駆動すると、作
動油が油槽59−油圧ポンプ51−管路60,6
1−上昇制御用の流量制御弁21−逆止弁58−
油槽59と循還流動する。流量制御弁21の電磁
比例弁32にプログラムにしたがつて電流漸増的
に通電されると、背圧室26の油圧が漸増的に上
昇し、それに応じて弁体22が閉弁方向に移動
し、ついには弁体22がその弁座に密着して流量
制御弁21は閉弁する。前記のような、流量制御
弁21の流量漸減的な閉弁運動に対応して、油圧
ポンプ51から管路60に送出される作動油は、
逆止弁55を開いてシリンダ52に流量漸増的に
流入し、プランジヤー53を加速上昇させる。流
量制御弁21の閉止と同時にプランジヤー53は
全速上昇する。所要の時期に電磁比例弁32の励
磁電流をプログラムに従つて漸減的に減小させる
と、電磁比例弁32が漸開し、それに応じて背圧
室26の油圧が低下し、そして弁体22がその弁
座から開弁方向に移動して流量制御弁21の流量
が漸増するので、管路60からシリンダー52に
流入する作動油流量が漸減し、その結果プランジ
ヤー53は減速上昇する。そして、流量制御弁2
1が全開すると、油圧ポンプ51から送出される
作動油は全量が流量制御弁21を通つて油槽59
へともどり、シリンダー52への流入は0となる
ので、プランジヤー53は停止しその位置に保持
される。次に油圧エレベーターの下降運転につい
て説明する。
下降制御用の流量制御弁1の電磁比例弁13に
プログラムにしたがつて電流漸増的に通電する
と、電磁比例弁13が漸開し、それに応じて背圧
室6の油圧が低下するので、弁体2は差動ピスト
ン3の下面aに作用する油圧により開弁方向に移
動する。したがつて、流量制御弁1は流量漸増的
に開弁し、電磁比例弁13が全開位置に達する
と、流量制御弁1も全開する。
前記のような、流量制御弁1の流量漸増的開弁
作動に応じて、シリンダー52の作動油が、流量
制御弁1−逆止弁56−油圧ポンプ51を通つて
油槽59に流量漸増的に流出するので、プランジ
ヤー53は加速下降し、流量制御弁1の全開と共
にプランジヤー53は全速下降する。プランジヤ
ー53の全速下降時、油圧ポンプ51はシリンダ
ー52から排出される圧油により油圧モーターと
して作動し、そして電動機Mは発電機として作動
して、プランジヤー53及びそれに支持される荷
重の落下エネルギーを電力として回収する。
下降制御用の流量制御弁1の電磁比例弁13へ
の通電と同時に、上昇制御用の流量制御弁21の
電磁比例弁32は閉じられる。これにより、上昇
制御用の流量制御弁21は、下降制御用の流量制
御弁1の開弁と同時に閉弁し、シリンダー52か
ら排出される圧油が流量制御弁21を通つて油槽
59にもどるのが防止される。逆止弁58は流量
制御弁21の閉弁用油圧を確保するためのもので
ある。
プランジヤー53を全速下降に移し、ついで停
止させるには、電磁比例弁13の励磁電流をプロ
グラムにしたがつて漸減し0にする。電磁比例弁
13の励磁電流の減小にしたがつて、流量制御弁
1が漸時閉弁し、それに応じてシリンダー52か
らの圧油流出量が減小するので、プランジヤー5
3の下降速度は低下する。そして、流量制御弁1
の閉弁と同時に、プランジヤー53は停止しその
位置に保持される。
バランスピストン5,25は、開弁時において
弁体2,22の前面に作用する開弁方向の油圧を
打消し、電磁比例弁13,32による弁体2,2
2の閉弁方向の制御減度を良好にする作用を有す
る。また、バランスピストン5,25は、弁体
2,22がその弁座から離れる瞬間に、弁体2,
22の前面に作用する油圧により弁体2,22が
開弁方向の急激な力を受けることを防止する作用
を有する。この作用により、弁体2,22は常に
円滑に移動し、したがつて、流量制御弁1,21
はその全流量制御範囲にわたつて常に流量を円滑
に制御することができる。
なお、上昇制御用の流量制御弁21において
は、弁体22は、バランスピストン25の付設に
より、その開弁位置から閉弁位置への移動が可能
となる。もし、バランスピストン25がないと、
弁体22及び差動ピストン23の下面に作用する
油圧の有効作用面積と、差動ピストン23の上面
に作動する油圧の有効作用面積とが同一となるた
め、背圧室26の油圧が最高圧すなわち弁室の油
圧と同一になつても、弁体22は閉弁方向に移動
しない。
本発明によれば、圧力損が0又は非常に小であ
つても、所望のとおりに流量制御を行なうことが
でき、しかも構造簡単で安価な油圧装置用流量制
御弁を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る流量制御弁の一実施例を
示す縦断説明図、第2図は本発明の他の実施例を
示す縦断説明図、第3図は本発明の使用例を示す
エネルギー回収型油圧エレベーターの説明図、第
4図は従来公知の流量制御弁の縦断説明図であ
る。 1……流量制御弁、2……弁体、3……差動ピ
ストン、5……バランスピストン、6……背圧
室、7……入口側弁室、8……流入通路、9……
オリフイス、13……電磁比例弁、15……弁開
度規制ばね、16……流出通路、21……流量制
御弁、23……差動ピストン、25……バランス
ピストン、27……流入通路、28……流出通
路、31……オリフイス、32……電磁比例弁、
34……弁開度規制ばね。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 差動ピストン3を有する弁体2と、差動ピス
    トン3の背圧室6に被制御流体を導入するところ
    のオリフイス9を有する通路と、背圧室6を電磁
    比例弁13を通してドレン通路14に接続する通
    路と、弁体2の前面に結合杆を介して取付けたバ
    ランスピストン5と、弁体2を開弁方向又は閉弁
    方向に付勢する弁開度規制ばね15と、被制御流
    体を入口側弁室7に流入させる流入通路8と、被
    制御流体を出口側弁室17から流出させる流出通
    路16とを有することを特徴とする流量制御弁。 2 弁開度規制ばね15が差動ピストン3の背面
    に当接設置され、そして弁体2を閉弁方向に付勢
    しているところの、特許請求の範囲1に記載の流
    量制御弁。 3 弁開度規制ばね34が、バランスピストン2
    5の背面に当接設置され、そして弁体22を開弁
    方向に付勢しているところの、特許請求の範囲1
    に記載の流量制御弁。
JP593082A 1982-01-20 1982-01-20 流量制御弁 Granted JPS58124806A (ja)

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JPS58124806A JPS58124806A (ja) 1983-07-25
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US9841111B2 (en) * 2014-01-09 2017-12-12 Kyb Corporation Solenoid valve

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