JPH04138338U - 家具における抽斗装置 - Google Patents

家具における抽斗装置

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JPH04138338U
JPH04138338U JP4714691U JP4714691U JPH04138338U JP H04138338 U JPH04138338 U JP H04138338U JP 4714691 U JP4714691 U JP 4714691U JP 4714691 U JP4714691 U JP 4714691U JP H04138338 U JPH04138338 U JP H04138338U
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JP4714691U
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泰一 徳田
勉 山口
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株式会社イトーキクレビオ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 抽斗本体の内部に、当該抽斗本体の前面から
物品を出し入れできるようにして、家具の使い勝手を向
上する。 【構成】 抽斗本体12の前面を開口して、該抽斗本体
12の前面を回動開閉式の前面板13にて塞ぐ。この前
面板13と抽斗本体12とを、ガイドピン23及びガイ
ド部24等による連動手段にて、抽斗本体12の引き出
し動にて前面板13が開き回動し、抽斗本体12の押し
込み動にて前面板13が閉じ回動するように関連させ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、机等の家具における抽斗装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術・考案が解決しようとする課題】
家具における抽斗は、一般に、左右側板と底板及び背面板を備えた抽斗本体の 前面に前面板(鏡板)を固着して、上向き開口の箱形に形成していることは周知 の通りである。 ところで、家具における抽斗は、その高さ位置や奥行き等を種々に設定するも のである。
【0003】 ところが、従来のように抽斗が上向き開口した形態であると、抽斗の内部には 上方からしか物品を出し入れすることができないため、例えば、学習机における 棚装置に抽斗を設けた場合とか、ライティングビューロの高い位置に抽斗を設け た場合のように、人が椅子に腰掛けた状態で使用する家具の高い位置に抽斗を設 けた場合、家具を使用する人は、抽斗の内部に物品を出し入れするために、抽斗 を引き出してから一々椅子から立ったり背伸びしたして、抽斗本体の内部を上方 から覗き込むようにしなければならず、物品の出し入れが面倒であると言う問題 があった。
【0004】 本考案は、この問題を解消した抽斗装置を提供することを目的とするものであ る。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため本考案は、家具に前後引き出し動自在に装架した抽斗 本体の前面を開口し、該抽斗本体の前面を回動開閉式の前面板にて塞ぎ、該前面 板と抽斗本体とを、抽斗本体の引き出し動にて前面板が開き回動し、抽斗本体の 押し込み動にて前面板が閉じ回動するように関連させる構成にした。
【0006】
【考案の作用・効果】
このように構成すると、抽斗本体の引き出し動にて当該抽斗本体の前面が開口 し、抽斗本体の内部に、当該抽斗本体の前面から物品を出し入れすることができ るから、抽斗が家具の高い位置に設けられている場合であっても、家具を使用す る人は一々椅子から立ったり背伸びしたりすることなく、座ったままの姿勢で、 抽斗本体の内部に物品の出し入れをすることができる。
【0007】 しかも、前面板の開閉動が抽斗本体の引き出し・押し込み動に連動していて、 一々前面板を開閉操作する必要がないから、物品の出し入れ作業を迅速に行える 。 このように本考案によると、抽斗を家具の高い位置に設けている場合でも、抽 斗本体内への物品の出し入れを、人の姿勢を変更することなく迅速に行えるから 、家具の使い勝手を格段に向上できる効果を有する。
【0008】
【実施例】
次に、本考案を学習机の抽斗装置に適用した場合の実施例を図面に基づいて説 明する。 図1〜図6に示すのは第1の実施例であり、これらの図において符号1は、天 板2の後部に棚装置3を載置して成る学習机を示す。
【0009】 前記棚装置3は、左右側板4,4と主棚板5と上面板6と背面板7とを備えて おり、その内部を、左右中央部寄りに位置した一対の主仕切り板8と、その外側 に位置した副仕切り板9とで複数に仕切り、左右両主仕切り板8,8の内面間に 中間棚板10を装架し、この中間棚板10の下面の箇所に、本考案に係る抽斗装 置11を設けている。
【0010】 前記抽斗装置11は、上面及び前面を開口した合成樹脂製等の抽斗本体12と 、該抽斗本体12の前面を塞ぐ木製の前面板13とを備えており、前記抽斗本体 12の左右両外側板12aの外面に、横向きに開口したガイド溝14を前後方向 に延びるように形成する一方、棚装置3における左右両主仕切り板8,8の内側 面に、前後方向に延びるガイドレール16を一体的に造形した合成樹脂製等の支 持体17をねじ17等にて固着し、該支持体15のガイドレール16に前記抽斗 本体12のガイド溝14を嵌めることにより、抽斗本体12が前後引き出し動自 在となるように構成する。
【0011】 前記支持体15におけるガイドレール16の前端部に、支持部16aを上向き に突設する一方、抽斗本体12におけるガイド溝14の後端寄り部位の上面に下 向きの接当部14aを設け、これら支持部16aと接当部14aとの2箇所でガ イドレール16にて抽斗本体12を支持すると共に、抽斗本体12を引き出すと その接当部14aがガイドレール16の支持部16aに係合して、抽斗本体12 の最大引き出し位置を規制するようにしている。
【0012】 前記抽斗本体12の前端縁には、上向きの堰板18と、指を掛けて引き出すた めの下向きの指掛け部19とを設けている。 前記前面板13の左右両端に、当該前面板13の側端面と背面とに重なるよう にした縁部材20を各々固着し、該縁部材20における端面部の上端に、左右外 向きに開口した枢着孔21を穿設して、この枢着孔21に、前記支持体15にお ける前端部の上端に内向き突設した枢着ピン22を挿入することにより、前面板 13がその上端縁を中心にして跳ね上げ回動自在となるように構成する。
【0013】 更に、前記左右両縁部材20,20に、後ろ向きのリブ20aを一体的に造形 し、該リブ20aの先端に、左右外向きのガイドピン23を一体的に造形し、該 ガイドピン23を、前記抽斗本体12における左右両側板20a,20aの内側 面に段違い状に形成したガイド部24に接当する。 前記抽斗本体12のガイド部24は、その前端の垂直部24aと、これに連続 した湾曲部24bと、該湾曲部24bに連続して後ろ向きに延びる水平部24c とで構成されている。
【0014】 前記抽斗本体12における側板12aの外面と底板12bの下面には、剛性を 向上するためそれぞれ補強リブ25,26を造形している。 また、中間棚板10の前端面には、合成樹脂製の保護エッジ27を打ち込みに て固着している。この保護エッジ27の前端面を、前記前面板13の上端面に沿 うように凹み形成することにより、前記前面板13の上端を保護エッジ27に密 接した状態で、前面板13を回動できるようにしている。
【0015】 以上の構成において、抽斗本体12を押し込んだ状態では、当該抽斗本体12 の前面は前面板13にて塞がれており、ガイドピン23は、抽斗本体12におけ るガイド部24の垂直部24aに位置している。 抽斗本体12の指掛け部19に指を掛けて手前に引き、抽斗本体12を引き出 すと、ガイドピン23がガイド部24の垂直部24aと湾曲部24bとに案内さ れて回動することにより、前面板13は、図6に一点鎖線及び二点鎖線で示すよ うに跳ね上げ回動し、ガイドピン23がガイド部24の水平部24cに乗ると、 前面板13は上向きに回動した姿勢に保持されるため、抽斗本体12を、その前 面と上面とを開口した状態で大きく引き出すことができ、抽斗本体12の内部に 、前面から物品を出し入れすることができる。
【0016】 そして、引き出した抽斗本体12を押し込むと、ガイドピン23が、前面板1 3の重量にてガイド部24に接当した状態が保持されるため、ガイドピン23は 、ガイド部24の水平部24cから垂直部24aに順次移行してゆき、その結果 、前面板13は抽斗本体12の押し込み動に連動して閉じ回動する。 このように、抽斗本体12を引き出すと、当該抽斗本体12の前面が開口する から、児童・生徒は、椅子に座ったままで抽斗本体12内に物品を出し入れする ことができることとなり、学習机1の使い勝手を向上できるのである。
【0017】 この実施例のように、ガイド部24を、垂直部24aと湾曲部24bと水平部 24cとで構成すると、抽斗本体12の引き出し当初において前面板13が大き く跳ね上げられて、抽斗本体12を、その上面を開放した状態で大きく引き出す ことができるため、抽斗本体12内への物品の出し入れを一層容易にできる利点 を有する。
【0018】 図7に示すのは、前面板13を合成樹脂の押し出し成形により、任意の部位で 同一の断面形状を有する形態に形成する一方、縁部材20に、前記前面板13の 係合突条13aに係合する突起20bを一体的に形成して、縁部材20を前面板 13の左右両端部に嵌着するようにしたものである。 この場合、前面板13に溝付き突条13bを設けて、この溝付き突条13bの 溝部にねじ20cをねじ込むことにより、縁部材20を前面板13に固着するよ うにしている。また、前面板13の裏面には裏カバー13cを設けている。
【0019】 図8に示すのは、抽斗本体12の引き出し動にて、抽斗本体12の引き出し動 にて前面板13が水平回動するように構成した第2の実施例である。 図9〜図11に示すのは、抽斗本体12の引き出し動にて、前面板13が下向 き回動するように構成した第3の実施例である。 すなわち、この第3の実施例では、前面板13を、その下端縁の部位において 抽斗本体12の前端縁に上下回動自在に枢着し、抽斗本体12の側面に、第1リ ンク体28をその一端と他端との中途部において回動自在にピン枢着し、該第1 リンク体28の一端と前面板13の側端面とを、第2リンク体29にて連結し、 更に、第1リンク体28の他端に、左右外向きに突出するガイドコロ30を設け る一方、主仕切り板8の内側面に、側面視で後端部を下向きに湾曲させた前部ガ イド体31と、側面視で前向き凹状の円弧状に形成した後部ガイド体32とを設 け、両ガイド体31,32にガイドコロ30を接当したものである。
【0020】 この実施例では、抽斗本体12を引き出すと、ガイドコロ30が前部ガイド体 31によるガイド作用にて矢印A方向に回動して、前面板13が両リンク体28 ,29を介して下向きに開き回動する一方、引き出した抽斗本体13を押し込む と、ガイドコロ30が後部ガイド体32によるガイド作用にてA方向と反対方向 に回動して、前面板13は両リンク体28,29を介して上向きに閉じ回動する 。
【0021】 抽斗本体の引き出し・押し込み動と前面板の開閉動とを連動させる手段として は、上記各実施例のものに限らず、ラックとピニオンとから成る機構等の他の連 動機構を採用しても良い。更に、前面板の回動にて、抽斗本体が引き出されたり 押し込まれたりするように構成しても良いのである。 本考案は、学習机における棚装置の抽斗装置のでなく、他の家具における抽斗 装置にも適用できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】家具の一例としての学習机の斜視図である。
【図2】第1の実施例の分離斜視図である。
【図3】図1のIII − III視断面図である。
【図4】図3のIV−IV視断面図である。
【図5】図3のV−V視断面図である。
【図6】作用を示す図である。
【図7】第1の実施例の変形例を示す図である。
【図8】第2の実施例を示す概略斜視図である。
【図9】第3の実施例を示す概略斜視図である。
【図10】第3の実施例を概念的に示した側面図であ
る。
【図11】図10のXI−XI視断面図である。
【符号の説明】
1 家具の一例としての学習机 2 天板 3 棚装置 11 抽斗装置 12 抽斗本体 13 前面板 14 ガイド溝 15 支持体 16 ガイドレール 21 枢着孔 22 枢着ピン 23 ガイドピン 24 ガイド部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】家具に前後引き出し動自在に装架した抽斗
    本体の前面を開口し、該抽斗本体の前面を回動開閉式の
    前面板にて塞ぎ、該前面板と抽斗本体とを、抽斗本体の
    引き出し動にて前面板が開き回動し、抽斗本体の押し込
    み動にて前面板が閉じ回動するように関連させたことを
    特徴とする家具における抽斗装置。
JP1991047146U 1991-06-21 1991-06-21 家具における抽斗装置 Expired - Lifetime JP2537365Y2 (ja)

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JP2537365Y2 JP2537365Y2 (ja) 1997-05-28

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016207955A1 (ja) * 2015-06-22 2016-12-29 三菱電機株式会社 引出し式ケース

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3003239U (ja) * 1994-02-21 1994-10-18 永質 陳 電気式検温計

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