JPH0413832B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0413832B2
JPH0413832B2 JP61176588A JP17658886A JPH0413832B2 JP H0413832 B2 JPH0413832 B2 JP H0413832B2 JP 61176588 A JP61176588 A JP 61176588A JP 17658886 A JP17658886 A JP 17658886A JP H0413832 B2 JPH0413832 B2 JP H0413832B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrolyte
charging
discharging
zinc
battery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61176588A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6334851A (ja
Inventor
Kenichiro Jinnai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Priority to JP61176588A priority Critical patent/JPS6334851A/ja
Publication of JPS6334851A publication Critical patent/JPS6334851A/ja
Publication of JPH0413832B2 publication Critical patent/JPH0413832B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/42Methods or arrangements for servicing or maintenance of secondary cells or secondary half-cells
    • H01M10/44Methods for charging or discharging
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M50/00Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
    • H01M50/70Arrangements for stirring or circulating the electrolyte
    • H01M50/77Arrangements for stirring or circulating the electrolyte with external circulating path
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Filling, Topping-Up Batteries (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Hybrid Cells (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 A 産業上の利用分野 この発明は、電解液循環型亜鉛−臭素電池にお
ける亜鉛のデンドライト抑制方法に関するもので
ある。
B 発明の概要 この発明は、亜鉛−臭素電池において、放電時
電気化学反応によつて負極に電着する金属Zn表
面に生成されるZnのデンドライトの生長を抑制
するために、電解液中に溶存する酸素分量を大幅
に低下することとし、負極電解液タンク部にN2
ガスなどの不活性ガスを1〜5Kg/cm2の圧力で導
入し、放電中あるいは充・放電中に電解液ととも
に循環して電解液の脱酸素を行い、放電をいかな
る状態で中止して充電してもZnのデンドライト
が発生しない抑制方法を提供するものである。
C 従来の技術 第6図は従来使用されている亜鉛−臭素電池の
基本構成説明図である。図において、1は電池反
応槽、2は正極室、3は負極室、4は隔膜(イオ
ン交換膜または多孔質薄膜のセパレータ)、5は
正極、6は負極、7は正極電解液、8は負極電解
液、9および10はそれぞれ正極電解液タンクお
よび負極電解液タンク、11および12はポン
プ、11a,11bは充放電切替弁である。な
お、実用的には、電池反応槽を電気的に直列に接
続し、電極をバイポーラとした積層電池として用
いられる。
上記のような電解液循環型亜鉛−臭素電池にお
いては、電池の負極では充電時には、Znの電析、
放電時にはZnの溶解反応がおこり、とくに電析
の場合はZnのデンドライト(樹枝結晶物)の析
出が付随し、このデンドライトは放電時にも溶解
しにくく、デンドライト状の析出物となつて負極
表面に付着堆積し、電池効率の低下を来す一因と
されていた。
従来のZnのデンドライト抑制方法は、本発明
の発明者による特願昭60−136916号に詳記されて
いる。この方法は当電池の開発依頼行われていた
非金属イオン系界面活性剤、亜鉛メツキ光沢剤及
び無機金属イオンなどのデンドライト抑制剤の使
用とは別の観点から行われたもので、次のような
内容のZnのデンドライト抑制方法である。
すなわち、Znデンドライト生成の誘因となる
放電の結果生ずるZn表面生成異物を洗浄するた
めの洗浄液用タンクを新たに備え、電池の運転が
所定時間に到達したとき、積層電池の負極室から
電解液をそれぞれ抜き出し、洗浄液用タンクから
洗浄液を送り出してZn電極表面の洗浄を行い、
洗浄操作終了後再び電解液を送つて充・放電の運
転を行わせることからなるZnデンドライト抑制
方法である。
D 発明が解決しようとする問題点 上記の電解液循環型の亜鉛−臭素電池において
は、充電時に第6図中で示した負極6面上に析
出するZnは負極面近傍の電界分布の均一、負極
電解液の流れの乱れなどから平滑となりにくく樹
枝状結晶の所謂Znデンドライトを形成すること
が多く、特に充棒電サイクルが増してくると次の
問題が生ずる。デンドライト状析出Znは非常に
脆いため、電極から脱落しやすく、電解液流路の
障害物となり、更に電池のエネルギー効率を低下
せしめる。また電極から脱落しなくても、そのま
まデンドライトが樹枝状に成長し、隔膜4を貫通
破壊し、正極5との短絡を起こし最終的に電池の
破壊を惹起する原因となる。負極面上では、放電
時にZn→Zn2++2eの反応に従いZn2+は電解液中
に拡散するが、Zn電極界面において後続反応と
して電解液中の溶存酸素と Zn2++x(1/2O2)ZnOx Zn2++y(OH-)Zn(OH)y などの反応を行い、ZnOxあるいはZn(OH)yなど
の生成物がZn表面に生成する。なお化学量論的
なZnOおよびZn(OH)2も存在する。
これらは、金属Znに比べて電気抵抗が大きく、
これらのZn表面生成異物上にZnが電析すると密
着性の悪い電着状態となり、これがZnデンドラ
イト成長をさらに助長する。
従つて、放電時に析出するZnの酸化物、水酸
化物のZn表面生成物を除去することができれば
電池の充放電サイクルにとのなうZnデンドライ
ト成長を抑制できることになる。
前述のデンドライトの発生を防止するために、
従来では各種の抑制剤例えば非イオン系界面活性
剤、Znメツキ光沢剤、無機金属イオン等が用い
られてきた。通常、これらは単独あるいは必要に
応じ適宜混合して用いられ、一般的には混合して
使用することにより強い抑制作用をもつことがで
きるので、このデンドライト抑制剤を用いた解決
策がとられてきた。しかし、繰り返し充・放電、
すなわち、放電の初期、中期及び末期において直
ちにそのままの状態で充電に移る場合において
は、デンドライト抑制剤だけでは充分な解決が行
われたとはいえない現状である。
また、前記特願昭60−136916号による方法は、
所定充・放電時間ののち電解液を抜取り、洗浄液
で電極面を洗浄するものであり、効果はあるが操
作・作業工程ともに煩雑なこと、人手を要するこ
となどが問題点である。
E 問題点を解決するための手段 この発明に係るZnデンドライト抑制方法は、
亜鉛−臭素電池の電解液タンク及びセル部を含む
電解液流路系を密閉形構造とし、負極側の電解液
タンクにN2ガス又はその他の不活性ガス導入用
の切替弁でなる出入口を備え、放電中又は充・放
電中に1〜3Kg/cm2の圧力の上記ガスを循環する
ものである。上記不活性ガスは充・放電前に電解
液タンク及びセル内に導入したのち、電解液を循
環して系内に満たしておき、充・放電中は積層し
た膜と電極枠間の隙間などからの外気からのO2
混入を防止する程度の圧力例えば1〜3Kg/cm2
常時流しつづける。
F 作用 前記のように負極面上でZnの酸化物あるいは
水酸化物からなるZn表面生成異物を形成する際
の酸素源、水酸基供給源は電解液中の溶存酸素お
よび活物質を溶解する水でありこの水柱の溶存酸
素を完全に除去することは実用的に不可能で、従
つて通常の状態で電池の充・放電による運転を行
つていれば、不可避的にZn表面生成異物は形成
する。
本発明は、このZn表面生成異物としての化合
物〔ZnOxやZn(OH)yなどの化合物〕の生成を積
極的に抑制するものである。すなわち、放電中に
生成される酸化物は通常金属(この場合Zn)よ
り電気抵抗値が高いため、このような生成物が不
均一に分布することにより電極Zn表面活性度が
低下し、電流密度の部分的な集中が生じた結果デ
ンドライトが発生しやすくなると推定されるの
で、上記Zn表面生成異物の生成を抑制すること
がデンドライトの生長を抑える鍵となる。具体的
には、負極側の電解液に比較的多量の不活性ガス
を導入して、溶存酸素の分圧を下げて、いわば脱
酸素の電解液で充・放電を行うことにより、上記
のZnの酸化物又は水酸化物の生成を抑止するこ
とができる。したがつて、放電Zn表面には上記
Zn表面生成異物は形成されなくなり、繰り返し
充・放電によるデンドライトの生長は抑制され、
均一な電着が行われるため、均一電着性が向上す
る。したがつて、Znのデンドライト生成による
電池性能低下の問題点が解消できる。
G 実施例 以下、2、3の実施例によつて説明する。繰り
返し充・放電におけるZnのデンドライト成長は、
放電されたZn表面の形態変化がその一因として
考えられる。そこで、充・放電中の電解液環境を
変化させて、形態変化を検討してみた。すなわ
ち、電解液中の酸素を除去した場合の繰り返し
充・放電に与える影響を実験した。
実施例 1 第1図は測定に用いた実験セルの構成模式図で
ある。図において、5aは対極(CE)であり、
極、6aは作用極(WE)であり、極で、い
ずれもカーボン微粉末混練プラスチツクの形成品
で形成される。13はAg/AgClでなる照合電極
(RE)で標準電池を形成する。14はルギンキヤ
ピラリー(LC)、15は塩橋(SB)である。1
6はN2ガス溜であり、図の如く電解液8にN2
スを所定量供給する。なお17は照合電極の電解
液としての飽和KCl溶液を示す。
第1図に示したように、脱酸素用の不活性ガス
としては安価なN2ガスをN2ガス溜16から供給
し、繰り返し充・放電の実験前に2時間、1〜5
Kg/cm2の圧力で電解液と共に循環させ、充・放電
中も常時1〜3Kg/cm2の圧力で導入した。この場
合の電解液をこの実験では脱酸素と称する。これ
に対し、比較実験にはN2ガスを導入しないよう
な通常の方法で充・放電を行つたので、N2導入
しない場合の電解液をこの実験では便宜上含酸素
と称した。第2図は、第1図の実験セルによつて
上記のような脱酸素と含酸素の場合について、
充・放電中における亜鉛の電位変化に及ぼす酸素
の影響について調べた結果で充・放電に伴うZn
の電位変化を示した。図において横軸は充・放電
時間と充・放電のサイクル数を示し、縦軸は作用
極6a照合電位に対するZn電位を示した。なお、
脱酸素の場合は前処理を行つて溶存酸素のない電
解液を使用した。また充・放電とも電流密度はi
=40mA/cm2である。
第2図にみられるように、1サイクル目の充電
中は酸素の影響はほとんどみられないが、放電中
は含酸素の場合は電位は貴方向に変化している。
一方脱酸素の場合はこの貴方向への変化は減少し
ている。これは含酸素の場合は表面の電気抵抗の
増加が生じ、これが過電圧の上昇をもたらし電位
を貴方向に大きくシフトさせていると推定され
る。表面の電気抵抗増加の原因は、脱酸素により
電位変化が減少したことから酸素と溶解Znイオ
ンとの次式のような化合物の蓄積によるものと考
えられる。
Zn2++x(1/2O2)→ZnOx Zn2++y(OH-)→Zn(OH)y 一方2サイクル以降の充電では、1サイクル目
の充電に比べ充電開始の電位が卑方向にシフトし
ている。しかし、脱酸素の場合はこの変化はほと
んどみられない。これは上記放電生成物の蓄積が
表面の活性度を減少させ、過電圧の増加が生じた
ためと思われる。脱酸素下ではこの放電生成物の
生成が減少しているために充電開始時の電位の変
化も少なくなつているものと推定される。なお、
充電中における電位の増加の仕方が含酸素および
脱酸素とも同様であるのは、充電による電解液の
濃度減少が過電圧を増加していることによる。上
記のように、結論として、脱酸素は充・放電中の
Znの電位変化を小さくさせていることが判明し
た。
実施例 2 次に、酸素による放電Znの表面変化の度合い
を調べるために、界面インピーダンス法を用いて
測定を行つた。第3図は、含酸素及び脱酸素につ
いて、Zn析出の電荷移動抵抗Rcに及ぼす溶解の
影響を示す実験結果である。図において、横軸は
Zn溶解時間であり、縦軸はznの電荷移動抵抗で
ある。電流密度i=40mA/cm2で2時間電着後所
定時間溶解をおこない、次に定電位に切り変え、
まず自然電位を測定した。そして負極析出過電圧
10mvを与え、5分間保持し電流が定常になつた
状態で正負のピーク間10mvの正弦電圧を重量
し、Cole−ColeプロツトしZnの電荷移動抵抗Rc
を求めた。Rcは、活性化過電圧と同じ意味を持
つている。Rc測定後再度定電流で放電し、次の
測定をおこなつた。図は、溶解時間を変化させそ
の時の変化をみたものである。析出のRcは酸素
を含む場合、溶解30分まで急上昇的に増加しそれ
以降は飽和する傾向を示した。一方脱酸素をおこ
なつた場合はRcの増加は極めて小さい値である。
これは第2図の電位変化とよい対応を示してお
り、含酸素の場合、放電中Zn表面はZnイオンと
酸素による化合物が形成されると思われ、これに
より次の電着の過電圧が増加している。
実施例 3 ここでは、含酸素と脱酸素の場合について、均
一電着性を検討した。電着試験は第4図に示すそ
れぞれ正極、負極の電極面積A=400cm2の単セル
を用いて行つたが、セルは密閉形のものとした。
また第4図は、本発明の一実施例を示すN2循環
構造をもつ亜鉛−臭素電池の基本構成を示す説明
図である。図において、1〜12は第6図におい
て説明したものと同一である。追加したものとし
て、17はN2ガス溜であり、18はN2ガス導入
用の切替え弁、19はN2ガス循環と電解液循環
のために設けた切替え弁、20は排気弁である。
なお正極電解液7,8には3mol/ZnBr2、支
持電解質NH4Cl2〜4mol/、臭素錯化剤(公知
の4級アンモニウム・臭素塩)0.5〜1mol/の
電解液に対し、デンドライト抑制剤として
PbBr21×10-4mol/、SnCl21×10-3mol/、
メチルドデシルモホリニウムブロマイド1.5×
10-3mol/を添加した。
N2ガスは、切替え弁18及び19を開き排気
弁20の開閉でN2ガス圧5Kg/cm2を負極室内に
導入し、実験前は2時間、充・放電中は常時1〜
3Kg/cm2の圧力で電解液とともに循環した。実験
条件は充・放電は電流密度i=20mA/cm2で行
い、放電終止電圧1V/セルで充・放電サイクル
を行つた。
第5図は、1サイクル目と5サイクル目の充・
放電曲線である。図において、横軸はサイクル
数、縦軸は電池電圧である。図示は省略したが2
〜4サイクルは、1サイクル目に比べ充放電特性
が次第に悪化した。図から明らかなように、含酸
素の場合の5サイクル目の充電電圧は高く、さら
に放電曲線の末期は電圧低下が急激となり、放電
時間も減少し、すなわちエネルギー効率は大幅に
低くなつている。この現象はZnのデンドライト
成長時にみられる特有の現象である。これに対し
て、脱酸素の場合はほぼ1サイクルの曲線と同様
の充放電曲線を示した。
以上の実施例1〜3の結果から、負極電解液中
の酸素(溶存酸素を含む)を除くことは、Znの
デンドライトの成長の核となる放電Zn表面の酸
化物生成の防止に有効であることが判明した。そ
の結果、繰り返し電着生が著しく向上した。
その理由として放電したZn表面には次式によ
つてZnの酸化物又は水酸化物が次式 Zn2++x(1/2O2)→ZnOx Zn2++y(OH-)→Zn(OH)y で形成され、この生成物が次の電着を悪化させる
が、脱酸素することによつて上記反応は抑制され
るため、放電Zn表面には酸化物又は水酸化物の
形成が抑制され均一な電着を与えるものと推定さ
れる。これは放電後の析出過電圧が充電中の析出
過電圧に比べ高い事から酸化物又は水酸化物の生
成が考えられる。すなわち、放電中に生成される
参加物又は水酸化物は通常金属より電気抵抗値が
高い為、この様な生成物が表面上に不均一に分布
する事により表面活性度が低下し、電流密度の部
分的な集中が生じデンドライトが発生しやすくな
ることを示すものである。
なお、上記実施例では、脱酸素のための不活性
ガスとしてN2ガスを使用した場合について説明
したが、Arガスなどの不活性ガスを使用しても
よいことは言うまでもない。すなわち、N2ガス
の使用は単なる経済面での考慮によるものであ
る。
H 発明の効果 この発明は以上説明したとおり、負極電極室内
にN2ガスあるいは不活性ガスを導入し脱酸素状
態で充・放電を行うことは、Znのデンドライト
成長の抑制に効果が大きいことが明らかとなつ
た。その結果、繰り返しZn電着の均一電着性が
向上したので、長時間の亜鉛−臭素電池の操業生
が大幅に改良された。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明を得るために実験した測定セ
ルを示す模式図、第2図は、充・放電にともなう
Znの電位変化を示すグラフ、第3図はZn析出の
電荷移動抵抗に及ぼす溶解の影響を示すグラフ、
第4図は本発明の一実施例を示すN2循環構造を
もつ亜鉛−臭素電池の構成説明図、第5図はサイ
クル充・放電に及ぼす酸素の影響を示すグラフ、
第6図は従来の電解液循環型亜鉛−臭素電池の基
本構成図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 セパレーターを介在させて正極側電極室及び
    負極側電解室を構成し、各々の該電極室に電解液
    を供給する電解液タンクを備え、該電解液タンク
    から供給される各電解液をそれぞれの流路によつ
    て循環させる亜鉛−臭素電池において、上記電池
    を密閉形構造とし、上記負極側の電解液タンクに
    不活性ガス導入用の切替え弁でなる出入口を備
    え、放電中あるいは充・放電中に上記不活性ガス
    を1〜3Kg/cm2の圧力で循環する構成としたこと
    を特徴とする亜鉛のデンドライト抑制方法。 2 前記負極側の電解液は、ZnBr23mol/、
    NH4Cl2〜4mol/及び臭素錯化剤0.5〜1mol/
    の組成をもつ電解液であり、該電解液にデンド
    ライト抑制剤を所定量添加したものである特許請
    求の範囲第1項記載の亜鉛のデンドライト抑制方
    法。 3 前記不活性ガスは窒素ガス及びアルゴンガス
    のいずれかである特許請求の範囲第1項記載の亜
    鉛のデンドライト抑制方法。
JP61176588A 1986-07-29 1986-07-29 亜鉛のデンドライト抑制方法 Granted JPS6334851A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61176588A JPS6334851A (ja) 1986-07-29 1986-07-29 亜鉛のデンドライト抑制方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61176588A JPS6334851A (ja) 1986-07-29 1986-07-29 亜鉛のデンドライト抑制方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6334851A JPS6334851A (ja) 1988-02-15
JPH0413832B2 true JPH0413832B2 (ja) 1992-03-10

Family

ID=16016187

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61176588A Granted JPS6334851A (ja) 1986-07-29 1986-07-29 亜鉛のデンドライト抑制方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6334851A (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9214686B2 (en) * 2014-02-27 2015-12-15 Vizn Energy Systems, Inc. Flow cell with shunt current counter electrode
JP2018512719A (ja) * 2015-03-19 2018-05-17 プリマス パワー コーポレイション キレート剤および金属めっき促進剤を含むフロー電池電解質組成物
JP6765900B2 (ja) * 2016-08-31 2020-10-07 京セラ株式会社 フロー電池
JP2019102245A (ja) * 2017-11-30 2019-06-24 京セラ株式会社 二次電池およびフロー電池
CN109786870A (zh) * 2018-12-25 2019-05-21 上海力信能源科技有限责任公司 一种减少锂电池析锂的方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6334851A (ja) 1988-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6502628B2 (ja) 電気めっきシステム
CN102449742B (zh) 用于在薄籽晶层上进行电镀的脉冲序列
JP3455709B2 (ja) めっき方法とそれに用いるめっき液前駆体
AU724854B2 (en) A process and device for regenerating tinning solutions
Jafarian et al. Electrodeposition of aluminum from molten AlCl 3–NaCl–KCl mixture
Oren et al. Growth of zinc dendrites in acidic zinc chloride solutions
AU2018221581B2 (en) Electrolytes for iron flow battery
KR101077000B1 (ko) 전기도금용 애노드
JP2003503598A5 (ja)
US2706213A (en) Primary cells
JP4425271B2 (ja) 銅または銅合金をエッチングまたはピクリングする際に用いられる鉄含有エッチング液を再生するための方法およびその方法を実施するための装置
JPH0413832B2 (ja)
JPH0527955B2 (ja)
KR20030081511A (ko) 맥동 음극 전류에 의한, 또한 양극 공동생산 프로세스와결합한 금속 회수 방법 및 장치
US4264419A (en) Electrochemical detinning of copper base alloys
JPH0525957B2 (ja)
JP3454829B2 (ja) プロセス有機物で電解液から金属を電解的に析出する方法
CN111094632B (zh) 用于使锌镍合金层电解沉积在至少一个待处理衬底上的方法
US9359688B1 (en) Apparatuses and methods for controlling PH in electroplating baths
JPH059799A (ja) 硫酸浴Zn−Ni電気めつきにおける金属イオンの供給方法及び装置
JPS586792B2 (ja) アエンイオンノメツキヨクヘノキヨウキユウホウホウ
Stanković The Effect of Fe (II) ions on kinetics and mechanism of anodic dissolution and cathodic deposition of copper
JPH06322575A (ja) 硫黄含有電気ニッケルの製造方法
JP3316606B2 (ja) 錫めっき装置および錫めっき方法
JPH0586631B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees