JPH0413828A - Al電解コンデンサ陰極用Al合金箔 - Google Patents
Al電解コンデンサ陰極用Al合金箔Info
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- JPH0413828A JPH0413828A JP11616390A JP11616390A JPH0413828A JP H0413828 A JPH0413828 A JP H0413828A JP 11616390 A JP11616390 A JP 11616390A JP 11616390 A JP11616390 A JP 11616390A JP H0413828 A JPH0413828 A JP H0413828A
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- ing And Chemical Polishing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、電解エツチング処理で大きな拡面率を示し
、静電容量の向上をはかることができるAl電解コンデ
ンサ陰極用A、l)合金箔に関するものである。
、静電容量の向上をはかることができるAl電解コンデ
ンサ陰極用A、l)合金箔に関するものである。
従来、Aj?電解コンデンサの陰極に、例えば特公昭4
4−25016号公報に記載される通り、純度=99.
3〜99.8%のAlに、Cuを0.1〜0.5%含有
させた組成(以上重量%、以下%は重量%を示す)を有
するAl1合金で構成されたAl合金箔はじめ、その他
多くのAl1合金箔が用いられている。
4−25016号公報に記載される通り、純度=99.
3〜99.8%のAlに、Cuを0.1〜0.5%含有
させた組成(以上重量%、以下%は重量%を示す)を有
するAl1合金で構成されたAl合金箔はじめ、その他
多くのAl1合金箔が用いられている。
一方、近年、電解コンデンサの小型化および軽量化が強
く望まれるようになり、これには電解コンデンサの静電
容量の向上が不可欠であり、この静電容量の向上には、
これを構成する陰極、すなわちAl1合金箔の表面積の
増大をはからなければならない。
く望まれるようになり、これには電解コンデンサの静電
容量の向上が不可欠であり、この静電容量の向上には、
これを構成する陰極、すなわちAl1合金箔の表面積の
増大をはからなければならない。
しかし、上記の従来Al合金箔はじめ、多くのAl合金
箔の場合、電解エツチング処理による表面積の増大は難
しく、上記の要求に十分満足して対応することができな
いのが現状である。
箔の場合、電解エツチング処理による表面積の増大は難
しく、上記の要求に十分満足して対応することができな
いのが現状である。
り
〔課題を解決するための手段〕
そこで、本発明者等は、上述のような観点から、電解エ
ツチング処理で大きな拡面率を示すAl合金箔を開発す
べく研究を行なった結果、へΩ合金箔を、 S i : 0.02〜0.1%、 Fe : 0.
02〜0.1%、Mn : 0.00:a〜0.009
%、Cu : 0.001〜0.009%、を含有し、
残りがAlと不可避不純物からなり、かつ前記不可避不
純物の含有量を0.02%以下とした組成を有するAl
合金で構成すると、このA、11合金箔は電解エツチン
グで大きな拡面率を示し、これを電解コンデンサの陰極
として用いた場合、静電容量の向上がはかられるように
なるという研究結果を得たのである。
ツチング処理で大きな拡面率を示すAl合金箔を開発す
べく研究を行なった結果、へΩ合金箔を、 S i : 0.02〜0.1%、 Fe : 0.
02〜0.1%、Mn : 0.00:a〜0.009
%、Cu : 0.001〜0.009%、を含有し、
残りがAlと不可避不純物からなり、かつ前記不可避不
純物の含有量を0.02%以下とした組成を有するAl
合金で構成すると、このA、11合金箔は電解エツチン
グで大きな拡面率を示し、これを電解コンデンサの陰極
として用いた場合、静電容量の向上がはかられるように
なるという研究結果を得たのである。
この発明は、上記研究結果にもとづいてなされたもので
あって、 S i : 0.02〜0.1%、 F c : 0
.02〜0.1%、Mn : 0.003〜0.009
%、Cu : 0.001〜0.009%、を含有し、
残りがA、Qと不可避不純物からなり、かつ前記不可避
不純物の含有量を0.02%以下とした組成を有するA
N合金で構成してなるAp電解コンデンサ陰極用Al合
金箔に特徴を有するものである。
あって、 S i : 0.02〜0.1%、 F c : 0
.02〜0.1%、Mn : 0.003〜0.009
%、Cu : 0.001〜0.009%、を含有し、
残りがA、Qと不可避不純物からなり、かつ前記不可避
不純物の含有量を0.02%以下とした組成を有するA
N合金で構成してなるAp電解コンデンサ陰極用Al合
金箔に特徴を有するものである。
つぎに、この発明のへΩ合金箔を構成するA、Q合金の
成分組成を上記の通りに限定した理由を説明する。
成分組成を上記の通りに限定した理由を説明する。
(a)St
Sj酸成分、単体で析出するほか、AlやFeと結合し
てAl1−8t系金金属化合物やl −8i−Fe系金
属間化合物を形成し、これらは素地に微細均一に析出し
、電解エツチングで除去されるので、拡面率の向上に寄
与する作用をもつが、その含有量が0,02%未満では
これらの析出物の量が少なすぎ、電解エツチング時に所
望の高い拡面率を確保することができず、一方その含有
量が0.1%を越えると、上記析出物が粗大化し、電解
エツチングで相対的に大きなビットが形成されるように
なり、この場合表面積の増加は小さく、所定の静電容量
の向上をはかることができないことから、その含有量を
0.02〜0.1%と定めた。
てAl1−8t系金金属化合物やl −8i−Fe系金
属間化合物を形成し、これらは素地に微細均一に析出し
、電解エツチングで除去されるので、拡面率の向上に寄
与する作用をもつが、その含有量が0,02%未満では
これらの析出物の量が少なすぎ、電解エツチング時に所
望の高い拡面率を確保することができず、一方その含有
量が0.1%を越えると、上記析出物が粗大化し、電解
エツチングで相対的に大きなビットが形成されるように
なり、この場合表面積の増加は小さく、所定の静電容量
の向上をはかることができないことから、その含有量を
0.02〜0.1%と定めた。
(b) Fe
Fe成分にも、八Ωと結合して素地に微細均一に分散析
出するA11−Fe系金属間化合物や、上記の通りAl
−8j−Fe系金属間化合物を形成し、この金属間化合
物が同様に電解エツチング処理で除去される結果形成さ
れる微細なピットにより高い拡面率で箔表面績を増加す
るようになる作用があるが、その含有量が0,02%未
満では、上記の金属間化合物の形成が少なすぎ、電解エ
ツチングで所望の高い拡面率を確保することができず、
一方その含有量が0.1%を越えると、Siの場合と同
様に金属間化合物が粗大化し、電解エツチングにより所
望の表面積増加がはかれず、十分な静電容量の改善がな
されないことから、その含有量を0.02〜0.1%と
定めた。
出するA11−Fe系金属間化合物や、上記の通りAl
−8j−Fe系金属間化合物を形成し、この金属間化合
物が同様に電解エツチング処理で除去される結果形成さ
れる微細なピットにより高い拡面率で箔表面績を増加す
るようになる作用があるが、その含有量が0,02%未
満では、上記の金属間化合物の形成が少なすぎ、電解エ
ツチングで所望の高い拡面率を確保することができず、
一方その含有量が0.1%を越えると、Siの場合と同
様に金属間化合物が粗大化し、電解エツチングにより所
望の表面積増加がはかれず、十分な静電容量の改善がな
されないことから、その含有量を0.02〜0.1%と
定めた。
(c)MnおよびCu
これらの成分には、いずれも素地に固溶し、共存した状
態で素地を強化するほか、上記金属間化合物の析出を促
進する作用があるが、その含有量がそれぞれMn:0.
003%未満およびCu:0.001%未満では前記作
用に所望の効果が得られず、一方その含有量がそれぞれ
0.009%を越えると、前記金属間化合物が粗大化し
、上記の通り表面積の増加が抑制されるようになること
から、その含有量をM n : O,003〜0.00
9%、Cu:0.001〜0.009%と定めた。
態で素地を強化するほか、上記金属間化合物の析出を促
進する作用があるが、その含有量がそれぞれMn:0.
003%未満およびCu:0.001%未満では前記作
用に所望の効果が得られず、一方その含有量がそれぞれ
0.009%を越えると、前記金属間化合物が粗大化し
、上記の通り表面積の増加が抑制されるようになること
から、その含有量をM n : O,003〜0.00
9%、Cu:0.001〜0.009%と定めた。
(d) 不可−避不純物
不可避不純物が0,02%を越えると、上記金属間化合
物の析出が抑制されるようになるほか、析出した金属間
化合物の粗大化が起り易くなり、所望の高い拡面率の確
保は困難になることから、その上限値を0.02%と定
めた。
物の析出が抑制されるようになるほか、析出した金属間
化合物の粗大化が起り易くなり、所望の高い拡面率の確
保は困難になることから、その上限値を0.02%と定
めた。
なお、この発明のAl合金箔は、所定組成のAl1合金
溶湯を調製し、スラブに鋳造し、これに500〜620
℃の範囲内の温度に1時間以上保持の条件で均質化処理
を施して合金成分を素地に完全に固溶させ、この状態で
、これに通常の条件で、熱間圧延を施し、ついて必要に
応じて中間焼鈍をはさみなから冷間圧延を施し、さらに
冷間圧延にてA1合金箔を形成し、最終的にこのA11
合金箔に250〜400℃の範囲内の所定温度に0.5
時間以上保持の条件で焼鈍処理を施して素地に微細均一
にSjや、Al−8i系、Al7−8t −Fe系、お
よびA47−Fe系金属間化合物を析出させることによ
り製造されるものである。
溶湯を調製し、スラブに鋳造し、これに500〜620
℃の範囲内の温度に1時間以上保持の条件で均質化処理
を施して合金成分を素地に完全に固溶させ、この状態で
、これに通常の条件で、熱間圧延を施し、ついて必要に
応じて中間焼鈍をはさみなから冷間圧延を施し、さらに
冷間圧延にてA1合金箔を形成し、最終的にこのA11
合金箔に250〜400℃の範囲内の所定温度に0.5
時間以上保持の条件で焼鈍処理を施して素地に微細均一
にSjや、Al−8i系、Al7−8t −Fe系、お
よびA47−Fe系金属間化合物を析出させることによ
り製造されるものである。
つぎに、この発明のA、Q合金箔を実施例により具体的
に説明する。
に説明する。
通常の溶解法にて、それぞれ第1表に示される成分組成
をもったAl1合金溶湯を調製し、幅=1450mm+
X長さ: 2800mmX厚さ:400mmの寸法をも
ったスラブに鋳造し、このスラブに575℃に9時間保
持の条件で均質化処理を施し、熱間圧延にて厚さ:6+
nmの熱延板とし、さらに中間焼鈍をはさみながらの冷
間圧延にて厚さ25011mの箔材とし、最終的にこの
箔材に、温度=300℃に2時間保持の条件で焼鈍処理
を施すことにより本発明A、17合金箔1〜8、比較A
47合金箔1〜9、および従来A9合金箔1〜3をそれ
ぞれ製造した。
をもったAl1合金溶湯を調製し、幅=1450mm+
X長さ: 2800mmX厚さ:400mmの寸法をも
ったスラブに鋳造し、このスラブに575℃に9時間保
持の条件で均質化処理を施し、熱間圧延にて厚さ:6+
nmの熱延板とし、さらに中間焼鈍をはさみながらの冷
間圧延にて厚さ25011mの箔材とし、最終的にこの
箔材に、温度=300℃に2時間保持の条件で焼鈍処理
を施すことにより本発明A、17合金箔1〜8、比較A
47合金箔1〜9、および従来A9合金箔1〜3をそれ
ぞれ製造した。
なお、比較A、Q合金箔1〜9は、いずれも不可避不純
物を含め、構成成分のうちのいずれかの成分含有量(第
1表に※印を付す)がこの発明の範囲から外れた組成を
有するAl合金で構成されたものである。
物を含め、構成成分のうちのいずれかの成分含有量(第
1表に※印を付す)がこの発明の範囲から外れた組成を
有するAl合金で構成されたものである。
つぎに、この結果得られた各種のA47合金箔について
、 エツチング液:10容量%の塩酸および1容量%の硝酸
を含有する60℃の水溶液、 電流密度:200川A/cシ、 周波数: 5011z。
、 エツチング液:10容量%の塩酸および1容量%の硝酸
を含有する60℃の水溶液、 電流密度:200川A/cシ、 周波数: 5011z。
の条件で交流電解エツチング処理を施した状態で、測定
液:10%アジピン酸アンモニウム、化成電圧:OV(
未化成)、 温 度二30℃、 周波数: 120Hz 。
液:10%アジピン酸アンモニウム、化成電圧:OV(
未化成)、 温 度二30℃、 周波数: 120Hz 。
の条件でLCRメーターを用い、静電容量を測定した。
この測定結果を第1表に示した。
第1表に示される結果から、本発明A、9合金箔1〜8
は、いずれも従来A、l?合金箔1〜3に比して一段と
高い静電容量を示し、これは電解エツチング処理での拡
面率が高いことを示し、一方比較Al合金箔1〜9に見
られるように、構成成分のうちのいずれかの成分含有量
および不可避不純物含有量がこの発明の範囲から外れて
も所望の高い静電容量を確保することができないことが
明らかである。
は、いずれも従来A、l?合金箔1〜3に比して一段と
高い静電容量を示し、これは電解エツチング処理での拡
面率が高いことを示し、一方比較Al合金箔1〜9に見
られるように、構成成分のうちのいずれかの成分含有量
および不可避不純物含有量がこの発明の範囲から外れて
も所望の高い静電容量を確保することができないことが
明らかである。
上述のように、この発明のA11)合金箔は、素地に均
一に分散した微細なAl−Fe系金属間化合物により電
解エツチング処理での表面積の増加はめざましく、した
がってこれをAl電解コンデンサ陰極として用いた場合
には著しく高い静電容量が得られるようになるなどの工
業上有用な特性を有するのである。
一に分散した微細なAl−Fe系金属間化合物により電
解エツチング処理での表面積の増加はめざましく、した
がってこれをAl電解コンデンサ陰極として用いた場合
には著しく高い静電容量が得られるようになるなどの工
業上有用な特性を有するのである。
Claims (1)
- (1)Si:0.02〜0.1%、Fe:0.02〜0
.1%、Mn:0.003〜0.009%、 Cu:0.001〜0.009%、 を含有し、残りがAlと不可避不純物からなり、かつ前
記不可避不純物の含有量を0.02%以下とした組成(
以上重量%)を有するAl合金で構成したことを特徴と
するAl電解コンデンサ陰極用Al合金箔。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2116163A JP3043029B2 (ja) | 1990-05-02 | 1990-05-02 | Al電解コンデンサ陰極用Al合金箔 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2116163A JP3043029B2 (ja) | 1990-05-02 | 1990-05-02 | Al電解コンデンサ陰極用Al合金箔 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0413828A true JPH0413828A (ja) | 1992-01-17 |
JP3043029B2 JP3043029B2 (ja) | 2000-05-22 |
Family
ID=14680340
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2116163A Expired - Lifetime JP3043029B2 (ja) | 1990-05-02 | 1990-05-02 | Al電解コンデンサ陰極用Al合金箔 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3043029B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001294960A (ja) * | 2000-04-11 | 2001-10-26 | Nippon Foil Mfg Co Ltd | 電解コンデンサ陰極用アルミニウム合金箔 |
US7749625B2 (en) | 2003-12-18 | 2010-07-06 | Kurita Water Industries Ltd. | Fuel for fuel cell, fuel cell and application thereof |
US8118886B2 (en) | 2005-01-26 | 2012-02-21 | The Furukawa Electric Co., Ltd. | Fuel mixture, fuel reliquefying system, fuel cartridge using the same, and method of extracting fuel; for fuel cells |
-
1990
- 1990-05-02 JP JP2116163A patent/JP3043029B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001294960A (ja) * | 2000-04-11 | 2001-10-26 | Nippon Foil Mfg Co Ltd | 電解コンデンサ陰極用アルミニウム合金箔 |
JP4623477B2 (ja) * | 2000-04-11 | 2011-02-02 | 日本製箔株式会社 | 電解コンデンサ陰極用アルミニウム合金箔 |
US7749625B2 (en) | 2003-12-18 | 2010-07-06 | Kurita Water Industries Ltd. | Fuel for fuel cell, fuel cell and application thereof |
US8118886B2 (en) | 2005-01-26 | 2012-02-21 | The Furukawa Electric Co., Ltd. | Fuel mixture, fuel reliquefying system, fuel cartridge using the same, and method of extracting fuel; for fuel cells |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3043029B2 (ja) | 2000-05-22 |
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