JPH0413761Y2 - - Google Patents

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JPH0413761Y2
JPH0413761Y2 JP15789384U JP15789384U JPH0413761Y2 JP H0413761 Y2 JPH0413761 Y2 JP H0413761Y2 JP 15789384 U JP15789384 U JP 15789384U JP 15789384 U JP15789384 U JP 15789384U JP H0413761 Y2 JPH0413761 Y2 JP H0413761Y2
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voltage
bimorph plate
bimorph
rotating drum
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は、ヘツドと共に回転する回転ドラムを
有しているビデオテープレコーダに係り、特に回
転ドラム上のトラツキング機構などに電圧を印加
するためのスリツプリング装置に関する。
〔従来技術ならびにその問題点〕
第7図は、ビデオテープレコーダ(以下VTR
と略す)の回転ドラムを示しているものである。
図中の符号1は固定ドラムであり、2は回転ド
ラムである。回転ドラム2には回転ドラム2と共
に回転するビデオヘツドが備えられている。回転
ドラム2は軸3と共にモータ4によつて回転駆動
されるものである。
上記回転ドラム2内の各装置に対して電流を供
給する必要がある。一般にビデオヘツドへの信号
の供給はロータリトランスなどによつて行なわれ
ている。しかしながら、ヘリカルスキヤン方式の
VTRにおいてビデオヘツドをテープのビデオト
ラツクに追従させるためのオートマチツク・スキ
ヤン・トラツキング(以下ASTと略す)への制
御電流や、モニター再生信号用ヘツドアンプの電
源電力の供給にはスリツプリング装置5が採用さ
れている。このスリツプリング装置5は、回転ド
ラム2と共に回転するスリツプリング5aと、こ
れに摺接するブラシ5bとから構成されているも
のである。上記ブラシ5bならびにスリツプリン
グ5aを介して回転ドラム2内の各装置に電流が
供給されるようになつている。
このスリツプリング装置5によつて回転ドラム
2へ信号を送る必要があるのは、可変速再生時に
おいてAST機能が必要とされる場合などであり、
また、この機能を使用する時間は、VTR稼働時
の中のごく短い時間である。
ところが、従来のVTRにおけるスリツプリン
グ装置5では、ブラシ5bがスリツプリング5a
に対し常に摺接されている。したがつて、使用時
間が短いにも拘らず、スリツプリング5aとブラ
シ5bは長寿命を維持できるように材質などを選
定しなくてはならず、不経済であつた。
上記の問題点の対策として、従来考えられてい
るものとしては、第7図にて符号6で示すよう
に、ソレノイドなどの駆動機構をブラシ5bに連
結したものがある。この装置では、駆動機構6に
よつてブラシ5bを駆動し、ブラシ5bの先端が
スリツプリング5aに対して接離可動するように
し、AST機能などが必要なときにのみ、ブラシ
5bがスリツプリング5aに摺接するようになつ
ている。この種の装置の発明は、例えば特開昭57
−150107号公報などに開示されている。
しかしながら、上記従来の対策では、たしかに
スリツプリング5aとブラシ5bの寿命上の問題
はなくなるが、その反面、駆動機構6さらにはこ
れを駆動するための電源などを設ける分だけ機構
が複雑になり、機器の大型化とコスト高につなが
る欠点がある。
〔本考案の目的〕
本考案は上記従来の問題点に着目してなされた
ものであり、簡単な構造にて、長寿命を維持で
き、しかも確実な電流の供給が行なえるビデオテ
ープレコーダにおけるスリツプリング装置を提供
することを目的としている。
〔本考案の構成〕
本考案のビデオテープレコーダにおけるスリツ
プリング装置は、ヘツドを備えた回転ドラムと共
に回転するスリツプリングと、複数の圧電素子が
重ねられ且つ変位した状態にて前記スリツプリン
グに摺接可能に対向しているバイモルフ板と、こ
のバイモルフ板を変位させ且つこのバイモルフ板
を介して前記スリツプリングに電圧を供給する電
圧印加手段とから成り、上記電源からバイモルフ
板に電圧を印加することによつてバイモルフ板が
彎曲変形してスリツプリングに摺接あるいは離反
し、且つバイモルフ板がスリツプリングに摺接し
ているときに、バイモルフ板を変位させた電圧が
そのままスリツプリングに印加され、AST機構
に制御電流などを供給できるようになつているも
のである。
〔本考案の実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図〜第6図の図面
によつて説明する。
第1図はVTRにおけるスリツプリング装置を
示す側面図、第2図はスリツプリング装置の平面
図である。
図中の符号11aはリング支持部材である。こ
のリング支持部材11aは回転ドラム2(第7図
参照)と共に回転するものである。リング支持部
材11aの上面にはスリツプリング11bが複数
条固設されている。このスリツプリング11bは
摩耗しにくい導電板によつて形成されている。こ
のスリツプリング11bは、回転ドラム2内に設
けられたAST機構(第6図参照;後に説明する)
などに電気的に導通されている。
また、VTRの非回転部には支持部材12が設
けられており、この支持部材12上にバイモルフ
板13の基端が接着剤14にて固定されている。
このバイモルフ板13は2枚の圧電素子13aと
13bを重ねたものである。2枚の圧電素子13
a,13bの基部においては、両素子間に1つの
電極が挟まれ、また、各圧電素子13aと13b
の表面に他の電極が固着されている。そして、電
源15により、両圧電素子13a,13b間に挟
まれた電極には基準電位が、また、各圧電素子1
3a,13bの表面にはプラスの電位が印加され
ている。この電源15はバイモルフ板13を彎曲
させて、その先端13cをスリツプリング11b
上に摺接させるものであると共に、摺接時にはこ
の電源15が下側の圧電素子13aの表面電位と
してそのままスリツプリング11bに電圧を印加
させる働きをするものである。
次に、第1図と第2図に示すスリツプリング装
置の動作について説明する。
バイモルフ板13に電圧が印加されていない状
態では、バイモルフ板13の下面先端13cとス
リツプリング11bの表面との間にはαの間隙が
設定されている。電源15によつて両圧電素子1
3aと13bの表面にプラスの電圧を印加する
と、バイモルフ板13はXa方向へ彎曲し、下面
先端13cがスリツプリング11bの表面に摺接
する。そして、電源15によつて圧電素子13a
の表面電位として印加された電圧がそのままスリ
ツプリング11bに印加される。逆に、2つの圧
電素子13aと13bの表面に印加される電圧を
下げればバイモルフ板13はXb方向に彎曲変位
し、下面先端13cはスリツプリング11bから
離れ、スリツプリング11bに電圧が印加されな
くなる。
ここで、電源15による印加電圧とバイモルフ
板13の変位量との関係を第3図によつてさらに
詳しく説明する。第3図は印加電圧Vとバイモル
フ板13の変位量Xa,Xbとの関係をヒステリシ
ス曲線にて示したものである。なお、第3図にお
ける印加電圧Vは、各圧電素子13a,13bの
表面に印加する電圧を示したものである。
印加電圧Vを0としたときには、バイモルフ板
13とスリツプリング11bとの間はαだけ開い
ている。そして、印加電圧を0からV1まで上げ
たときにバイモルフ板13の変位量はXa方向に
αとなる(第3図のイの曲線に沿う)。このとき
バイモルフ板13の下面先端13cはスリツプリ
ング11bに摺接する。その後、印加電圧Vを上
げても下面先端13cはスリツプリング11bに
摺接したままである。したがつて第3図のイの曲
線によれば、バイモルフ板13は、印加電圧Vが
V1よりも大きいときにのみスリツプリング11
bに摺接することになり、すなわちスリツプリン
グ11bにはV1より大きな電圧が印加できるこ
とになる。
しかしながら、第3図に線図で示すヒステリシ
スを利用すれば、印加電圧Vが0からV1の間で
あつてもバイモルフ板13をスリツプリング11
bに摺接させることができる。
すなわち、最初に印加電圧VをV2まで上げ、
それから0まで戻すと、このときの変位は第3図
のロの曲線に沿うことになり、印加電圧0におい
てバイモルフ板13はXa方向にβだけの変形量
を得ることができる。βはαよりも大きいので、
以上のようにヒステリシスを利用すれば印加電圧
0〜V1の間でもバイモルフ板13をスリツプリ
ング11bに摺接させることができ、スリツプリ
ング11bに0〜V1の電圧を印加できることに
なる。なお、この場合に電圧印加を解除する際に
は、まず、バイモルフ板13にV3(マイナス電
圧)の電圧を印加した後に電圧を0に戻せば、曲
線イに沿つてバイモルフ板13の変位量が0に戻
り、スリツプリング11bから離れることにな
る。
次に、第4図はバイモルフ板13を2組設けた
スリツプリング装置を示している。
この2組のバイモルフ板13のうちAの組とB
の組とを変位の方向性が逆にになるように構成し
ておき、圧電素子の表面電極に供給する電圧がプ
ラスのときには、Aの組のバイモルフ板13がス
リツプリング11bに摺接し、また圧電素子の表
面電極に供給する電圧がマイナスのときには、B
の組のバイモルフ板13がスリツプリング11b
に摺接するようにしておく。このように構成すれ
ば、2組のバイモルフ板13によつてスリツプリ
ング11bにプラスとマイナスの電圧を印加でき
るようになる。
このように、スリツプリング11bにプラスと
マイナスの電圧を印加することによつて、第6図
に示すオートマチツク・スキヤン・トラツキング
(AST)機構を動作させることができるようにな
る。このAST機構は、回転ドラム2に圧電素子
20aと20bを重ね合わせたバイモルフ板20
が設けられており、バイモルフ板20の先端にビ
デオヘツドHが保持されている。バイモルフ板2
0の各圧電素子20aと20bの表面電極に供給
する電圧をプラスとマイナスに変化させることに
より、バイモルフ板20は第6図の上下方向へ彎
曲変形し、ビデオヘツドHが上下駆動されること
になる。ビデオヘツドHは、この上下動により、
テープTのビデオトラツクに追従するための補正
動作を行なうことができる。第4図に示すスリツ
プリング装置を使用すれば、回転ドラム2に装備
された上記AST機構の制御信号としてプラスと
マイナスの両電圧を供給できることになる。
第5図に示しているスリツプリング装置は、回
転ドラム2上に、対向する2組のスリツプリング
11cと11dとが設けられており、両スリツプ
リング11cと11dの間にバイモルフ板13が
介在している。例えば、バイモルフ板13の表面
電圧としてプラスの電圧を印加すれば、バイモル
フ板13の先端は片方のスリツプリング11cに
摺接し、バイモルフ板13の表面電圧としてマイ
ナスの電圧を印加すれば、バイモルフ板13は他
方のスリツプリング11dに摺接する。このよう
にプラスとマイナスの両電圧をスリツプリング1
1cと11dに印加できるので、第5図に示すス
リツプリング装置を用いて第6図に示すバイモル
フ板20にプラスとマイナスの両電圧を印加し、
AST機構を動作させることができるようになる。
〔本考案の効果〕
以上のように本考案によれば以下に列記する効
果を奏するようになる。
(1) 圧電素子を重ねて構成したバイモルフ板を回
転ドラムと共に回転するスリツプリングに対向
させ、AST動作などが要求されるときにのみ
バイモルフ板を変形させてスリツプリングに摺
接させるようにしたので、常にスリツプリング
に摺接しているブラシを設けたものに比べ、ス
リツプリングに対する摺接時間が短くなり、摺
動部の寿命が長くなる。よつて、機器の信頼性
が向上する。
(2) 従来の機械的手段によつてブラシをスリツプ
リングから外す構造のものに比べ、構造が簡単
であり、VTR全体の小型化に寄与できる。
(3) バイモルフ板を彎曲変形させる電圧をそのま
まスリツプリングに印加しているので、電極は
1つでよくなり、構造を簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本考案の実施例を示すもので
あり、第1図はVTRのスリツプリング装置の側
面図、第2図はスリツプリング装置の平面図、第
3図はバイモルフ板への印加電圧と変位量との関
係を示すヒステリシス曲線図、第4図は他の実施
例によるスリツプリング装置を示す平面図、第5
図はさらに他の実施例によるスリツプリング装置
を示す側面図、第6図はスリツプリングに印加さ
れる電圧により駆動されるAST機構を示す断面
図、第7図は従来例を示す回転ドラムとスリツプ
リング装置の側面図である。 1……固定ドラム、2……回転ドラム、11
b,11c,11d……スリツプリング、12…
…支持部材、13……バイモルフ板、13a,1
3b……圧電素子、15……電圧印加部材、H…
…ビデオヘツド、T……テープ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ヘツドを備えた回転ドラムと共に回転するスリ
    ツプリングと、複数の圧電素子が重ねられてスリ
    ツプリングに対向しており且つ変位した状態にて
    前記スリツプリングに摺接するバイモルフ板と、
    このバイモルフ板を変位させ且つこのバイモルフ
    板を介して前記スリツプリングに電圧を供給する
    電圧印加部材とが備えられて成るビデオテープレ
    コーダにおけるスリツプリング装置。
JP15789384U 1984-10-19 1984-10-19 Expired JPH0413761Y2 (ja)

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JPS6172704U JPS6172704U (ja) 1986-05-17
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