JPH04137295U - マグネツトポンプ - Google Patents
マグネツトポンプInfo
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- JPH04137295U JPH04137295U JP5323091U JP5323091U JPH04137295U JP H04137295 U JPH04137295 U JP H04137295U JP 5323091 U JP5323091 U JP 5323091U JP 5323091 U JP5323091 U JP 5323091U JP H04137295 U JPH04137295 U JP H04137295U
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- Japan
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- saucer
- pump
- rotor
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- magnet
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Links
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Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 空転時、あるいはエア巻込み時などにおける
摺動部の摺動発熱を極力抑え、空転に対する耐久性の向
上と正常運転時の機械損失を少なくすことができるよう
にしたことを主要な特徴とする。 【構成】 従動ロータ10の回転中心軸線O−O上の両
端に内側受皿部材31、31を設け、これら内側受皿部
材に対向する回転中心軸線上に外側受皿部材32、32
をポンプハウジング1側に固定してそれぞれ設けるとと
もに、これら内側受皿部材と外側受皿部材との互いの受
皿面31a、32a間に転動体33を介在させて、従動
ロータを回転自在に支持する。
摺動部の摺動発熱を極力抑え、空転に対する耐久性の向
上と正常運転時の機械損失を少なくすことができるよう
にしたことを主要な特徴とする。 【構成】 従動ロータ10の回転中心軸線O−O上の両
端に内側受皿部材31、31を設け、これら内側受皿部
材に対向する回転中心軸線上に外側受皿部材32、32
をポンプハウジング1側に固定してそれぞれ設けるとと
もに、これら内側受皿部材と外側受皿部材との互いの受
皿面31a、32a間に転動体33を介在させて、従動
ロータを回転自在に支持する。
Description
【0001】
この考案は、インペラを回転支持する従動ロータの回転機構に改良を施してな
るマグネットポンプに関する。
【0002】
従来、この種のマグネットポンプにおいては、例えば図3に示すような構成を
有するものがある。
【0003】
このようなマグネットポンプは、ポンプハウジング1の前部に形成したポンプ
ヘッド2の吸入口3から吸入され揚液される流体Wを吐出口4から吐出させる場
合、ポンプヘッド2内のポンプ室を形成するフロントケーシング5にライナリン
グ6及びマウスリング7を介して回転自在に設けたインペラ8の回転駆動により
行なわれている。
【0004】
そして、このインペラ8は、外周に従動マグネット9が埋設されたマグネット
キャンと称される従動ロータ10の前部に一体回転可能に支持され、この従動ロ
ータ10の回転駆動により揚液運転が行なわれるようになっている。
【0005】
この従動ロータ10の外周には、前記ポンプハウジング1側に固定された接液
側と隔離するリアケーシング11を間に介して駆動ロータ12が回転自在に設け
られ、この駆動ロータ12の内周に前記従動マグネット9に対応させて駆動マグ
ネット13を設けるとともに、前記駆動ロータ12の後端中心軸部に形成した軸
穴ボス部14に駆動モータ15の駆動軸16を挿嵌して固定し、この駆動モータ
15の駆動により、前記駆動ロータ12を介して従動ロータ10を回転駆動させ
るようになっているものである。
【0006】
また、前記従動ロータ10は、回転中心軸線O−O上に設けたスピンドル20
に軸受21を介して回転自在に支持してなる構成を有し、このスピンドル20は
、その前端部を前記フロントケーシング5から延びる支持フレーム5aに、その
後端部を前記リアケーシング11の中心軸部に形成したボス部11aにスラスト
軸受22を介して固定されている。
【0007】
しかしながら、上記した従来のマグネットポンプにおけるロータ支持機構にあ
っては、従動ロータ10に加熱圧入により嵌合される軸受21の内周面に、冷却
液の通過とエア排出のための螺旋状またはストレート状の溝21aを形成し、こ
の溝21aに運転中の揚液の一部を冷却液として通過循環させることにより、ス
ピンドル20との摺動部の冷却及び潤滑を行なっているのが現状である。
【0008】
このため、誤操作による空転時、あるいはエア巻込み時などにおいて、摺動部
における摺動発熱が高くなり、摺動部の焼付き等が発生し易い。
【0009】
しかも、このように摺動部の摺動発熱が高くなると、スピンドル20及び軸受
21としてアルミナセラミツクス等の高熱伝導部材を使用してなる場合、例えば
カーボン繊維強化プラスチックス等の合成樹脂素材(ETFE)からなる従動ロ
ータ10に熱的悪影響を及ぼし、破損させるおそれがあり、耐久性に劣るといっ
た問題があった。
【0010】
この考案の目的は、空転時、あるいはエア巻込み時などにおける摺動部の摺動
発熱を極力抑え、空転に対する耐久性の向上と正常運転時の機械損失を少なくす
ことができるようにしたマグネットポンプを提供することにある。
【0011】
上記した課題を解決するために、この考案は、吸入口及び吐出口を有するポン
プヘッドを備えたポンプハウジングと、このポンプハウジングのフロントケーシ
ングからなるポンプ室内に回転自在に設けたインペラと、このインペラを支持し
、かつその外周に従動マグネットが埋設された従動ロータと、この従動ロータの
外周に前記ポンプハウジング側に固定されたリアケーシングを間に介して回転自
在に設けられ、かつその内周に前記従動マグネットに対応する駆動マグネットを
有する駆動ロータと、この駆動ロータを回転駆動する駆動モータとを具備したマ
グネットポンプにおいて、前記従動ロータの回転中心軸線上の両端に内側受皿部
材を設ける一方、これら内側受皿部材にそれぞれ対向させて、その一方が前記フ
ロントケーシングから延びる支持フレームに固定されかつその他方が前記リアケ
ーシングに固定された外側受皿部材を回転中心軸線上にそれぞれ設け、これら内
側受皿部材と外側受皿部材との互いの受皿面間に転動体を介在させて、前記従動
ロータを回転自在に支持してなる構成としたものである。
【0012】
また、この考案は、転動体を球体で形成し、この球体の曲率半径を、内側受皿
部材及び外側受皿部材の互いの受皿面の曲率半径よりも小さくしてなる構成とし
たものである。
【0013】
すなわち、この考案は、従動ロータの回転中心軸線上の両端に内側受皿部材を
設け、これら内側受皿部材に対向する回転中心軸線上に外側受皿部材をポンプハ
ウジング側に固定してそれぞれ設けるとともに、これら内側受皿部材と外側受皿
部材との互いの受皿面間に転動体を介在させて、従動ロータを回転自在に支持し
てなるために、誤操作による空転時、あるいはエア巻込み時などの異常運転時に
おいて、摺動部における摺動発熱を極力抑えることが可能になり、従動ロータへ
の熱的悪影響が防止され、耐久性の向上が図れる。
【0014】
また、転動体を球体で形成し、この球体の曲率半径を内側受皿部材及び外側受
皿部材の互いの受皿面の曲率半径よりも小さくしてなるために、摺動部が点接触
状態となって、正常運転時での摺動発熱がより一層小さくすることが可能になり
、機械損失も小さくなる。
【0015】
以下、この考案の一実施例を図1及び図2に示す図面を参照しながら詳細に説
明する。なお、この考案に係る図示の実施例において、図3に示す従来構造のも
のと構成が重複する部分は同一符号を用い、その説明は省略する。
【0016】
すなわち、この考案は、図1に示すように、従動ロータ10の回転中心軸線O
−O上の両端に、回転軸30を介し内側受皿部材(インナーレース)31、31
を固定して設け、これらの内側受皿部材31、31に外側受皿部材(アウターレ
ース)32、32を回転中心軸線O−O上に対向させて設けてなるもので、これ
ら各々の外側受皿部材32、32の一方は、前記ポンプハウジング1側のフロン
トケーシング5から延びる支持フレーム5aに、その他方は前記リアケーシング
11の中心軸部に形成したボス部11aにそれぞれ固定されている。
【0017】
そして、これら内側受皿部材31と外側受皿部材32との互いの球面状の受皿
面31a、32a間には、球体からなる転動体33が介在され、これによって、
前記従動ロータ10を回転自在に支持してなるとともに、図2に示すように、前
記転動体33である球体の曲率半径は、前記内側受皿部材31及び外側受皿部材
32の互いの受皿面31a、32aの曲率半径よりも小さくなるように形成して
、それらの接触面が点接触状態となるように構成してなるものである。
【0018】
したがって、上記したこの考案の構成によれば、従動ロータ10の回転中心軸
線O−O上の両端を、転動体33が間に挾持介装される内側受皿部材31と外側
受皿部材32とで回転自在に2点支持してなることから、ロータ回転数に対する
転動体(球体)33の回転数を理想的には約1/2になるように調整可能になる
とともに、摺動発熱部が転動体33の両側である内側受皿部材31及び外側受皿
部材32の受皿面31a、32aに分散されるために、誤操作による空転時、あ
るいはエア巻込み時などの異常運転時において、摺動部における摺動発熱が小さ
くなる。そして、この考案においては、転動体33と受皿部材31,32との共
働によりロータ10の回転ならびにスラスト方向の軸変作用もあるので、図3に
示した従来構造のライナリング6及びマウスリング7の軸受の作用をなす摺動部
材も不要であり、それだけ一層、摺動発熱源を少なくできる。
【0019】
また、従動ロータ10の回転に対して転動体(球体)33も自転するように回
転することから、転動体33の内側受皿部材31及び外側受皿部材32の受皿面
31a、32aとの接触点の摩耗が一様になり、機械損失が少ない。
【0020】
なお、上記した実施例において、従動ロータ10を支持する内側受皿部材31
、外側受皿部材32及び転動体33の材質としては、耐食性、硬度、摩擦係数の
物性によりSiC、Al2O3などのセラミックス類が好適に使用される。
【0021】
以上の説明から明らかなように、この考案は、従動ロータの回転中心軸線上の
両端に内側受皿部材を設け、これら内側受皿部材に対向する回転中心軸線上に外
側受皿部材をポンプハウジング側に固定してそれぞれ設けるとともに、これら内
側受皿部材と外側受皿部材との互いの受皿面間に転動体を介在させて、従動ロー
タを回転自在に支持してなるために、誤操作による空転時、あるいはエア巻込み
時などの異常運転時において、摺動部における摺動発熱を極力抑えることができ
、従動ロータへの熱的悪影響を防止することができるとともに、耐久性の向上を
図ることができ、しかも、組立を容易に行なうことができる。
【0022】
また、請求項2において、転動体を球体で形成し、この球体の曲率半径を内側
受皿部材及び外側受皿部材の互いの受皿面の曲率半径よりも小さくしてなるため
に、摺動部が点接触状態となり、正常運転時での摺動発熱を小さくすることがで
き、機械損失も小さくすることができる。
【図1】この考案に係るマグネットポンプの一実施例を
示す要部切欠縦断面図である。
示す要部切欠縦断面図である。
【図2】ロータ支持部分の拡大断面図である。
【図3】従来のマグネットポンプを示す要部切欠縦断面
図である。
図である。
1・・・ポンプハウジング、
2・・・ポンプヘッド、
3・・・吸入口、
4・・・吐出口、
5・・・フロントケーシング、
5a・・・支持フレーム、
8・・・インペラ、
9・・・従動マグネット、
10・・・従動ロータ、
11・・・リアケーシング、
12・・・駆動ロータ、
13・・・駆動マグネット、
15・・・駆動モータ、
16・・・駆動軸、
30・・・回転軸、
31、31・・・内側受皿部材、
31a、31a・・・受皿面、
32、32・・・外側受皿部材、
32a、32a・・・受皿面、
33、33・・・転動体(球体)、
O−O・・・回転中心軸線、
W・・・流体。
Claims (2)
- 【請求項1】吸入口及び吐出口を有するポンプヘッドを
備えたポンプハウジングと、このポンプハウジングのフ
ロントケーシングからなるポンプ室内に回転自在に設け
たインペラと、このインペラを支持し、かつその外周に
従動マグネットが埋設された従動ロータと、この従動ロ
ータの外周に前記ポンプハウジング側に固定されたリア
ケーシングを間に介して回転自在に設けられ、かつその
内周に前記従動マグネットに対応する駆動マグネットを
有する駆動ロータと、この駆動ロータを回転駆動する駆
動モータとを具備したマグネットポンプにおいて、前記
従動ロータの回転中心軸線上の両端に内側受皿部材を設
ける一方、これら内側受皿部材にそれぞれ対向させて、
その一方が前記フロントケーシングから延びる支持フレ
ームに固定されかつその他方が前記リアケーシングに固
定された外側受皿部材を回転中心軸線上にそれぞれ設
け、これら内側受皿部材と外側受皿部材との互いの受皿
面間に転動体を介在させて、前記従動ロータを回転自在
に支持したことを特徴とするマグネットポンプ。 - 【請求項2】球体からなる転動体の曲率半径を、内側受
皿部材及び外側受皿部材の互いの受皿面の曲率半径より
も小さくしたことを特徴とする請求項1記載のマグネッ
トポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5323091U JPH04137295U (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | マグネツトポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5323091U JPH04137295U (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | マグネツトポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04137295U true JPH04137295U (ja) | 1992-12-21 |
Family
ID=31929175
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5323091U Withdrawn JPH04137295U (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | マグネツトポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04137295U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018511736A (ja) * | 2015-04-13 | 2018-04-26 | ベレノス・クリーン・パワー・ホールディング・アーゲー | エアコンプレッサーないし液体ポンプ |
EP3081817B1 (fr) * | 2015-04-13 | 2021-01-13 | Belenos Clean Power Holding AG | Machine équipée d'un compresseur |
-
1991
- 1991-06-14 JP JP5323091U patent/JPH04137295U/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018511736A (ja) * | 2015-04-13 | 2018-04-26 | ベレノス・クリーン・パワー・ホールディング・アーゲー | エアコンプレッサーないし液体ポンプ |
EP3081816B1 (fr) * | 2015-04-13 | 2020-11-18 | Belenos Clean Power Holding AG | Compresseur avec deux éléments sphériques supportant l'arbre |
EP3081817B1 (fr) * | 2015-04-13 | 2021-01-13 | Belenos Clean Power Holding AG | Machine équipée d'un compresseur |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19950907 |