JPH04137082U - 高発熱電子部品搭載用回路基板 - Google Patents

高発熱電子部品搭載用回路基板

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JPH04137082U
JPH04137082U JP7509891U JP7509891U JPH04137082U JP H04137082 U JPH04137082 U JP H04137082U JP 7509891 U JP7509891 U JP 7509891U JP 7509891 U JP7509891 U JP 7509891U JP H04137082 U JPH04137082 U JP H04137082U
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JP
Japan
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circuit board
electronic component
mounting
electronic components
insulator
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Pending
Application number
JP7509891U
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English (en)
Inventor
敬一郎 鈴木
Original Assignee
日本航空電子工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱伝導性良好な金属基板を用いることによ
り、電子部品から発散する熱を放熱させることができる
高発熱電子部品搭載用回路基板を提供することにある。 【構成】 回路基板5の電子部品取付箇所には、回路基
板5が電子部品4の絶縁体41の取付面4aと絶縁体4
1の側面から延出する端子42の取付面42aとの段差
相当の寸法量だけ膨出されることによって、電子部品4
の取付面4aと同等の大きさの上面54aを有する凸部
54が設けられ、凸部54の上面54aの絶縁材52を
除去し金属基板51を露出した面に、電子部品4が絶縁
体41の取付面4aを密着させて載置されることを特徴
とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、高発熱タイプのLSI等の電子部品を表面に実装する高発熱電子部 品搭載用回路基板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
回路基板に高発熱タイプのLSI等の電子部品が面付けされている従来例を図 4に示す。電子部品1は外観が偏平矩形に形成された絶縁体11と、絶縁体11 の周囲側面に配設され、先端部分に回路基板に平行な平坦部12aを設けた複数 の端子12を有している。一方、回路基板2は、ガラス入りエポキシ樹脂等の絶 縁材料により製作された基板21上に、電子部品1の端子12に対応してパッド 22が配設されている。その回路基板2に電子部品1を表面実装する場合には、 電子部品1の絶縁体11の上面に、複数のフィン3aを有した放熱板3が熱伝導 性接着剤或は、熱伝導性シート等の弾性体3bを介して取り付けられる。そして 放熱板3を上面に取り付けた電子部品1は、回路基板2のパッド22に端子12 の平坦部12aを半田付けすることにより、回路基板2との間に空隙1aを有し て固定される。この様にして回路基板2に取り付けられた電子部品1から発散す る熱は、絶縁体11の底面から空隙1aに放熱されると共に、大部分の熱が絶縁 体11の上面より弾性体3bを通って放熱板3に伝わり、この放熱板3のフィン 3bから大気中に放熱される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の如く電子部品1の上面に放熱板を取り付け放熱させる構 造では、回路基板2上での電子部品の取付高さが高くなり、最近のラップトップ パソコンやノートパソコン等の電子装置における小型化、薄型化の要求に対応で きない。また回路基板に取り付けるLSI等の電子部品1もますます高密度大型 化しその消費電力が増加し発熱量が増大化する傾向にあるが、上述した電子装置 の小型化、薄型化の要求から大きな放熱板を電子部品に取り付けることに限界が あり、電子部品の熱を十分に放散することが困難であった。又、多数の電子部品 1をプリント基板2に搭載しなければならない場合、夫々の電子部品1に放熱板 3を取り付けるため甚だ作業性が悪く、且つ、部品コストもその分増大すること になった。更に、電子部品1は回路基板2との間に空隙1aを有した状態で取り 付けられている為、振動等に対し安定した取り付け構造ではなかった。本考案は 上述したような欠点を解決する為になされたものであり、電子部品の熱を放熱板 を用いることなく或は放熱板と共に効果的に放熱させることができ、且つ、回路 基板に電子部品が安定した状態で取り付けられる高発熱電子部品搭載用回路基板 を提供することにある。
【0004】
【課題を解決する為の手段】
この考案によれば、金属基板の表面に絶縁材を配置し、さらにその上に回路を 敷線した回路基板において、回路基板の電子部品取付箇所には、上記回路基板が 電子部品の絶縁体の取付面と絶縁体の側面から延出する端子の取付面との段差相 当の寸法量だけ膨出或は凹まされることによって、上記電子部品の取付面と同等 の大きさの上面を有する凸部又は底面を有する凹部が設けられ、上記上面又は底 面の上記絶縁材を除去し、上記金属基板を露出した面に、上記電子部品が上記絶 縁体の取付面を密着させて載置されるものである。以上の如く構成したことによ って、上記電子部品から発散する熱は、上記基板面が露出した上記凸部又は凹部 の上面又は底面に伝わり、上記基板を通って大気中に放熱される。この為、電子 部品の熱を放熱板を用いることなく或は放熱板と共に効果的に放熱させることが できる。又、上記電子部品は上記回路基板に密着して取り付けられる為、振動等 の外力に対しても電子部品を安定した状態で保持できる高発熱電子部品搭載用回 路基板が得られる。
【0005】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1は本考案の一実施例であり、高発熱タイプのPLCC(Plastic Leaded Chip Carrier)型LSIパッケージの電子部品が実 装されたものを示している。電子部品4は、偏平矩形に形成された絶縁体41と 、絶縁体41の周囲側面から下方に延出する複数の略J字形の端子42を有して いる。一方、回路基板5は、アルミニウム合金等の熱伝導性良好な金属によって 製作される基板51と、基板51の表裏面に形成されるガラス入りエポキシ樹脂 等からなる絶縁材52と、絶縁材52上に積層されるパッド53から構成されて いる。その回路基板5の電子部品取付位置には、図2にも示す様に凸部54がプ レス加工によって膨出され、更に凸部54の周辺には、電子部品4の端子42に 対応させてパッド53が配設されている。凸部54の上面54aは、電子部品4 を安定した状態で載置し得るように、絶縁体41の取付面4aと略同一の大きさ であり、且つ、プレス加工前の回路基板面とほぼ平行に形成されている。又、凸 部54の上面54aには電子部品4から発散する熱の伝導を良くするため絶縁材 52を設けず基板51が露出されている。即ち、凸部54の上面54aの加工は 、回路基板の全面に絶縁材52を配置した後、凸部54の上面54aの絶縁材5 2部分のみ機械加工や溶剤により除去するか、或は絶縁材52の配置工程におい てマスキングを行ない、最初から上面54aに絶縁材52を形成せず基板51の 面を露出させるようにしても良い。尚、凸部54の打ち出し高さは、凸部54の 上面54aからパッド53までの寸法H(図2(b)参照)が電子部品4の絶 縁体41の取付面4aから端子42の取付面42aまでの寸法Hよりも大きく なるように設定される。次に、上記の如く形成された回路基板5に電子部品4を 表面実装するには、電子部品4の取付面4aを凸部54の上面54aに熱伝導性 良好な熱グリース6を介在させた状態で密着させ、端子42を対応するパッド5 3に半田付けする。この様な回路基板の放熱構造によると、電子部品4から発散 する熱は図中、矢線に示す如く取付面4aより熱グリース6を通って凸部54の 上面54aに伝わり、基板51から大気中に放熱が効果的に行なわれる。この場 合、電子部品4の取付面4aと凸部54の上面54aとの間に熱グリース6を介 在させることによって、面4a,54a同士を重ね合わせた際それぞれの面4a ,54aの凹凸(面粗さ)により形成される空間(図示せず)内に熱グリース6 が充填される。この為、電子部品4の熱が空間内の熱グリース6からも凸部54 の上面54aに伝達されるので、熱伝達率の向上を図れる。図3は他の実施例と してQFP(Quad Flat Package)型LSIパッケージの電子 部品7を回路基板8に実装したものを示す。この場合、回路基板8の電子部品取 付位置には、上記実施例で示した凸部54の代りに電子部品7を挿入する凹部8 1がプレス加工により一体形成されている。この様な回路基板8に電子部品7を 実装する際は、凹部81内に電子部品7を挿入し、電子部品7の取付面7a側を 凹部81の底面81aに熱グリース6を介して密着させた後、端子71をパッド 82に半田付けする。この為、電子部品7から発散する熱は、取付面7aから熱 グリース6を通って、凹部81の底面81aに伝わり基板83から大気中に放熱 される。尚、上述した実施例に、従来例で述べた放熱板3を補助的に併用するこ とも可能であり、これによって高発熱の電子部品に対し、大型の放熱板を用いる ことなく、より効果的に熱を放散できる。
【0006】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案は熱伝導性良好な金属基板により形成された回路 基板の電子部品取付位置に凸部又は凹部を設け、この凸部又は凹部の基板面が露 出した上面又は底面に電子部品を密着させて取り付けたことにより、電子部品か ら発散する熱が基板を通して大気中に放熱される。この為、電子部品の熱を放熱 板を用いることなく或は放熱板と共に効果的に放熱させることができると共に、 電子装置の薄型化が図れる。又、回路基板上に多数の電子部品を搭載する場合、 放熱板を使用しないことによって大幅に部品コストを低減でき且つ作業性も向上 する。更には電子部品が凸部又は凹部の面に密着させて回路基板に取り付けられ る為、振動等の外力に対しても安定した状態で電子部品を搭載できる高発熱電子 部品搭載用回路基板を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す要部断面図。
【図2(a)】本考案の回路基板を示す斜視図。
【図2(b)】図2(a)におけるA−A矢視断面図。
【図3】他の実施例を示す要部断面図。
【図4】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1,4 電子部品 2,5 回路基板 4a 絶縁体の取付面 41 絶縁体 42a 端子の取付面 51 基板 52 絶縁材 53 パッド 54 凸部 54a 上面 81 凹部 81a 底面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属基板の表面に絶縁材を配置し、さら
    にその上に回路を敷線した回路基板において、回路基板
    の電子部品取付箇所には、上記回路基板が電子部品の絶
    縁体の取付面と絶縁体の側面から延出する端子の取付面
    との段差相当の寸法量だけ膨出或は凹まされることによ
    って、上記電子部品の取付面と同等の大きさの上面を有
    する凸部又は底面を有する凹部が設けられ、上記上面又
    は底面の上記絶縁材を除去し、上記金属基板を露出した
    面に、上記電子部品が上記絶縁体の取付面を密着させて
    載置されることを特徴とする高発熱電子部品搭載用回路
    基板。
JP7509891U 1991-06-12 1991-06-12 高発熱電子部品搭載用回路基板 Pending JPH04137082U (ja)

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JP7509891U JPH04137082U (ja) 1991-06-12 1991-06-12 高発熱電子部品搭載用回路基板

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JPH04137082U true JPH04137082U (ja) 1992-12-21

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ID=31930760

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JP7509891U Pending JPH04137082U (ja) 1991-06-12 1991-06-12 高発熱電子部品搭載用回路基板

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6122683A (ja) * 1984-07-10 1986-01-31 松下電工株式会社 金属ベ−スプリント基板上への電子部品の実装構造
JPS62114251A (ja) * 1985-11-14 1987-05-26 Matsushita Electric Works Ltd 電子素子用チツプキヤリアの製造法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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