JPH04136802A - 着色フィルター - Google Patents

着色フィルター

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JPH04136802A
JPH04136802A JP2257007A JP25700790A JPH04136802A JP H04136802 A JPH04136802 A JP H04136802A JP 2257007 A JP2257007 A JP 2257007A JP 25700790 A JP25700790 A JP 25700790A JP H04136802 A JPH04136802 A JP H04136802A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dye
water
alcohol
filter
color filter
Prior art date
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Pending
Application number
JP2257007A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Sawaki
沢木 健二
Koichi Sugiyama
浩一 杉山
Shoji Kudo
工藤 庄司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Kayaku Co Ltd filed Critical Nippon Kayaku Co Ltd
Priority to JP2257007A priority Critical patent/JPH04136802A/ja
Publication of JPH04136802A publication Critical patent/JPH04136802A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は着色フィルターに関する。更に詳しくは塩基性
(カチオン性)染料で着色されたガラス質着色フィルタ
ーに関する。
属イオンをガラスに拡散させる事により得られる着色層
の例や、珪酸テトラエチルを用いたヅルーゲル法に於い
て、400〜700nmに最大吸収波長をもつアニオン
性染料や油溶性染料を用いて得られるものがある。
しかし、前者の場合には、金属イオンによる着色の為、
任意の色相を選択できず、又、後者の場合には、400
〜700nmに最大吸収波長をもつ、アニオン性染料や
油溶性染料が使われている為、着色フィルターのガラス
質との親和性が劣り、水又はアルコール又はアルコール
水により溶出が生じるという実用上の大きな問題がある
色フィルターは、金属イオンを使用する場合には、色相
を任意に選択できず、又、アニオン性又はノニオン性の
染料と珪酸テトラエチルを用いるゾル−ゲル法ではアニ
オン性又はノニオン性の染料が、ガラス質のフィルター
表面から水、アルコール等により溶出するという問題が
ある。
本発明は、これらの問題を解決する為のものであり、任
意の色相が選択でき、かつ、ガラス質のフィルター表面
から色素が水、アルコール又はアルコール水等により溶
出しないガラス質着色フィルターを提供するものである
課題を解決するだめの手段 本発明者らは前記した課題を解決すべく鋭意研究を行っ
た結果本発明に至った。即し、本発明はSiO□を主成
分とするガラス質基板の表面にブルーゲル法により形成
される着色フィルターにおいて400〜700 n r
nに最大吸収波長を有する塩基性(カチオン性)染料を
用いたことを特徴とするガラス質着色フィルターを提供
する。
本発明の着色されたガラス質のフィルターは色相の選択
が自由に行えかつ着色フィルターからの水、アルコール
、アルコール水等による染料の?客用がないという特徴
がある。
本発明の詳細な説明する。
ブルーゲル法は、液体原料から出発してガラスやセラミ
ックを造る新しい方法の−・つであり、新規な表面機能
をもつ化学材料の創製や超電導薄膜材料合成法なども含
め、新しいガラス製造法として化学工業や電子工業で注
目されている方法である。
このブルーゲル法は、原料の液体状態を化学反応により
、固体状態へ転化する方法であり、その過程は主に金属
アルコキシ1−のアルコール溶液を、酸又は、塩基を触
媒とし、室温付近で加水分解、脱水、縮合する事により
、ゾル(微粒子からなり流動性がある)からゲル(ゲル
中の微粒子が集合し流動性がない)化し、更に、加熱に
よって、有機物を含まないガラスへと転化する。
出発原料としては、金属アルコキシドの中でも、珪酸テ
トラエチルやアルミニウムのアルコキシ1を出発原料と
する方法が好んで採用される。
本発明においてブルーゲル法で造られるガラス質の着色
フィルターは、ケル体を乾燥、焼成する事により、バル
ク状のガラス体が得られ、又、ゲル体生成以前の粘性溶
液を適当なjI!i板」二に塗付する事により、薄膜が
作製される。塗付の方法としては、引き上げ法やスプレ
ー法が採用出来る。薄膜の厚さは0.11t mから数
μmであり引きあげ法の場合、その得られる膜厚は、ゾ
ルの粘度、密度および基体の引き上げ速度により自由に
変える事が出来る。ゲルの組成即し金属アルコキシド、
水、アルコールの組成比については、水は金属アルコキ
シドのアルコキシルの全量を100部として水の含量は
80部以下である。触媒として使用される酸としては、
一般に塩酸、硝酸、又はその混合物が使用される。
フィルターを着色する染料の量ばO,OO1〜5部、好
ましくは0.01〜1部である。又着色の度合は得られ
た着色フィルターにつき分光光度計により透過率を測定
する事により決められる。400〜700nmに最大吸
収波長をもつ塩基性染料(カチオン染料)としては、ア
ゾ系、メチン系、キサンチン系、トリフェニルメタン系
のオキサジン系、フタロシアニン系、アンスラキノン系
のいずれでも使用可能であるがその具体例は例えばカラ
ーインデックス第3版に記載されているものが挙げられ
る。
又溶出の有無のテスト法としては、得られたガラス質の
着色フィルター上に、水又は、アルコール又は、アルコ
ール水を滴下し、滴下液に、染料が溶出ないかどうかを
目視で確認するか、又は、水又は、アルコール又はアル
コール水を浸した無色の紙で、着色フィルターをふき、
紙への着色がないかどうかを目視で確認される。
溶出するかどうかテストするアルコール類としては、メ
チルアルコール、エチルアルコール、n−プロピロアル
コール、l5O−プロピルアルコールのいずれでもよい
本発明の着色フィルターはブラウン管用フィルターを始
めとして光学機器用の着色フィルターとして用いられる
実施例 以下、実施例により本発明を更に具体的に説明する 実施例1 珪酸テトラエチル   2 部 塩  酸              l水     
           6(1)式のカチオン染料  
0.l〃 エチルアルコール 全    量       100 部上記組成の液を
引き上げ法により、ガラス板に塗布し160°Cで40
分乾燥し、黄色のフィルターを得た。このものの最低透
過率は80%(454nm)であった。又、得られたフ
ィルター上に、水、エチルアルコール及びその混合液を
別々に滴下し、各々の滴下液に、染料が溶出しないかど
うかを目視で観察したが、溶出は認められなかった。
実施例2 珪酸テトラエチル     2 部 塩  酸     、            1水 
                   6式(2)の
カチオン染料    0.1〃イソプロピルアルコール 全    量           100 部上記組
成の液を引き上げ法により、ガラス板に塗布し160 
’Cで40分乾燥し、マジエンク色のフィルターをえた
。得られたフィルター上に水、メチルアルコール及びそ
の混合液を別々に滴下し、各々の滴下液に染料が溶出し
ないかどうかを、目視で観察したが溶出は認められなか
った。
実施例3 珪酸テトラエチル     2 部 塩  酸                 l  〃
水                   6  〃(
3)式のカチオン染料    0.1〃イソプロピルア
ルコール 全    量           100 部上記組
成の液を引き上げ法により、ガラス板に塗布し160°
Cで40分乾燥し、シアン色のフィルターを得た。得ら
れたフィルター上に、水、イソプロピロアルコール及び
、その混合液を別々に滴下し、各々の滴下液に、染料が
溶出しないかどうかを目視で観察したが溶出は認められ
なかった。
実施例4 珪酸テトラエチル   2 部 硝  酸              1水     
           6式(4)のカチオン染料  
0.1〃 エチルアルコール 全   量       100部 上記組成の液を引き上げ法により、ガラス板に塗布し1
60°Cで40分乾燥し、赤色のフィルターを得た。得
られたフィルター上に、水、エチルアルコール及び、そ
の混合液を別々に滴下し、各々の滴下液に、染料が溶出
しないかどうかを目視で観察したが溶出は認められなか
った。
実施例5〜6 実施例4に於いて、式(4)の代わりに式(5)(実施
例5 ) 、(6) (実施例6)を使用する以外は、
実、lii!i例4と同一の方法でフィルターを作成し
、実施例4と同一の方法でテストした。
いずれの場合も、溶出は認められなかった。
CH。
実施例7 実施例4に於いて、式(4)の染料の代わりに実施例2
.3における式(2)、(3)の式で表される染料を用
いて、実施例4と同一の方法でフィルターを作成し、同
一の方法でテストしたが、いずれの場合も、溶出は認め
られなかった。
液の組成は次の通りである。
珪酸テトラエチル       2  部塩  酸  
                    l水   
                    6実施例(
2)に於ける式(2)のカチオン染料0.08部 実施例(3)に於ける式(3)のカチオン染料0、02
 〃 エチルアルコール 全    量                100
 部実施例8 実施例4に於いて、弐(4)の代わりに、実施例(1)
、(2)、(3)並び(4)に於ける式(1)、(2)
、(3)並びに(4)の式で表される4つの染料を用い
て実施例4を同一の方法でフィルターを作成し、同一の
方法でテストしたが、いずれの場合も溶出は認められな
かった。
得られたフィルターは、454 nm、567nm、6
20nm、526nmに極小値のあるフィルターであっ
た。
液の組成は次の通りである。
珪酸テトラエチル        2 部塩  酸  
                     1水  
                     6式(1
)のカチオン染料       0,1〃式(2)のカ
チオン染料       0.1〃式(3)のカチオン
染料       0.1〃式(4)のカチオン染料 
      0.1〃エチルアルコール 全    量                100
部比較例1 実施例1に於けるカチオン性染料の代わりに、アニオン
染料である、式(7)の染料を使用し実施例1と同様に
引き」二げ法によりガラス仮に塗布し160°Cで40
分乾燥し、マゼンタ色のフィルターを作成した。
得られたフィルター」ユに、水、エチルアルコル及びそ
の混合液を別々に滴下し、各々の滴下液に染料が溶出し
ないかどうかを目視で観察したところ、明らかに溶出が
認められた。
比較例2〜4 実施例3に於いて、式(3)で表される染料の代わりに
、式(8)(比較例2)、式(9)(比較例3)で表さ
れる染料を使用したところ、いずれも水、イソプロピロ
アルコール及びその混合液への溶出が認められた。
発明の効果 本発明により、任意の色相を選択でき水、アルコール類
、それらの混合液等による染料の溶出のないガラス質の
着色フィルターが得られた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)SiO_2を主成分とするガラス質基板の表面に
    ゾル−ゲル法により形成される着色フィルターにおいて
    400〜700nmに最大吸収波長を有する塩基性(カ
    チオン性)染料を用いたことを特徴とするガラス質着色
    フィルター
JP2257007A 1990-09-28 1990-09-28 着色フィルター Pending JPH04136802A (ja)

Priority Applications (1)

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JP2257007A JPH04136802A (ja) 1990-09-28 1990-09-28 着色フィルター

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JP2257007A JPH04136802A (ja) 1990-09-28 1990-09-28 着色フィルター

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998016872A1 (de) * 1996-10-11 1998-04-23 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Projektionsmaske
JP2013528571A (ja) * 2010-04-09 2013-07-11 バイオステータス・リミテッド 核酸を含有する細胞または別の生体材料を分析する方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1998016872A1 (de) * 1996-10-11 1998-04-23 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Projektionsmaske
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US11255761B2 (en) 2010-04-09 2022-02-22 Biostatus Limited Method of analysing a cell or other biological material containing a nucleic acid

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