JPH0413650B2 - - Google Patents
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- JPH0413650B2 JPH0413650B2 JP57022342A JP2234282A JPH0413650B2 JP H0413650 B2 JPH0413650 B2 JP H0413650B2 JP 57022342 A JP57022342 A JP 57022342A JP 2234282 A JP2234282 A JP 2234282A JP H0413650 B2 JPH0413650 B2 JP H0413650B2
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 26
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 238000007493 shaping process Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 2
- 230000001052 transient effect Effects 0.000 description 2
- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 1
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-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01L—MEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
- G01L23/00—Devices or apparatus for measuring or indicating or recording rapid changes, such as oscillations, in the pressure of steam, gas, or liquid; Indicators for determining work or energy of steam, internal-combustion, or other fluid-pressure engines from the condition of the working fluid
- G01L23/22—Devices or apparatus for measuring or indicating or recording rapid changes, such as oscillations, in the pressure of steam, gas, or liquid; Indicators for determining work or energy of steam, internal-combustion, or other fluid-pressure engines from the condition of the working fluid for detecting or indicating knocks in internal-combustion engines; Units comprising pressure-sensitive members combined with ignitors for firing internal-combustion engines
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
- Testing Of Engines (AREA)
- Measuring Fluid Pressure (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、自動車などのエンジンのノツキング
を検出するノツキング検出装置に関するものであ
る。
を検出するノツキング検出装置に関するものであ
る。
従来の技術
自動車などのエンジンのノツキングは、燃費増
大と車の安全性やドライバビリテイを損なう要因
のひとつである。このようなノツキングはエンジ
ン振動を観測することにより検出できる。
大と車の安全性やドライバビリテイを損なう要因
のひとつである。このようなノツキングはエンジ
ン振動を観測することにより検出できる。
従来のノツキング検出装置では、上死点近傍の
所定クランク角範囲に於いて、エンジンブロツク
に設置した振動センサ出力の前記所定クランク角
範囲におけるレベルと振動センサ出力の平均値出
力とを比較し、その比が一定値以上のとき、ノツ
キングが発生していると判定していた。
所定クランク角範囲に於いて、エンジンブロツク
に設置した振動センサ出力の前記所定クランク角
範囲におけるレベルと振動センサ出力の平均値出
力とを比較し、その比が一定値以上のとき、ノツ
キングが発生していると判定していた。
このような従来例を第１図及び第２図を用いて
説明する。
説明する。
第１図において、１はエンジン振動を検出する
振動センサの出力信号の入力端であり、２はノツ
キング検出に必要な周波数成分を抽出する選択増
幅器である。３は振動センサ信号を増幅する増幅
器である。４は平均値出力回路であり、振動セン
サ信号を整流する整流回路５、抵抗とコンデンサ
から成る積分回路６及び増幅器７で構成されてい
る。８は比較器であり、増幅器３の出力と平均値
出力回路４の出力を比較して増幅器３の出力が大
きくなるとAND回路９にパルス信号を出力する。
１０はカウンタであり、AND回路９の出力パル
スを計数し、ある一定数に達するとパルス信号を
出力してフリツプフロツプ１２をセツトする。１
３はノツキング検出出力端であり、フリツプロツ
プ１２がセツトされるとノツキング検出信号を出
力する。フリツプフロツプ１２は後述のゲート信
号によりリセツトされる。１１はインバータであ
り、後述のゲート信号の極性を反転してカウンタ
１０をリセツトさせる。１４はイグナイタのコン
タクトポイントに接続された点火時期信号入力端
である。１５は点火時期信号を波形整形する波形
整形回路であり、１６は波形整形回路１５の出力
よりノツキング検出用のゲート信号を発生するタ
イミング発生回路である。
振動センサの出力信号の入力端であり、２はノツ
キング検出に必要な周波数成分を抽出する選択増
幅器である。３は振動センサ信号を増幅する増幅
器である。４は平均値出力回路であり、振動セン
サ信号を整流する整流回路５、抵抗とコンデンサ
から成る積分回路６及び増幅器７で構成されてい
る。８は比較器であり、増幅器３の出力と平均値
出力回路４の出力を比較して増幅器３の出力が大
きくなるとAND回路９にパルス信号を出力する。
１０はカウンタであり、AND回路９の出力パル
スを計数し、ある一定数に達するとパルス信号を
出力してフリツプフロツプ１２をセツトする。１
３はノツキング検出出力端であり、フリツプロツ
プ１２がセツトされるとノツキング検出信号を出
力する。フリツプフロツプ１２は後述のゲート信
号によりリセツトされる。１１はインバータであ
り、後述のゲート信号の極性を反転してカウンタ
１０をリセツトさせる。１４はイグナイタのコン
タクトポイントに接続された点火時期信号入力端
である。１５は点火時期信号を波形整形する波形
整形回路であり、１６は波形整形回路１５の出力
よりノツキング検出用のゲート信号を発生するタ
イミング発生回路である。
第２図に於いて、Ａは第１図における入力端１
４に印加される点火時期信号であり、この点火時
期信号Ａの立上がりが点火時期である。
４に印加される点火時期信号であり、この点火時
期信号Ａの立上がりが点火時期である。
Ｂは第１図におけるタイミング発生回路１６よ
り出力されるノツキング検出用のゲート信号であ
り、前記の所定クランク角範囲を示す。第２図Ｃ
のａは振動センサの信号であり、ノツキングが発
生している時にはｂに示すように大きな出力を発
生する。また第２図Ｃの破線ｃは平均値出力回路
４の出力である。Ｄは比較器８の出力である。
り出力されるノツキング検出用のゲート信号であ
り、前記の所定クランク角範囲を示す。第２図Ｃ
のａは振動センサの信号であり、ノツキングが発
生している時にはｂに示すように大きな出力を発
生する。また第２図Ｃの破線ｃは平均値出力回路
４の出力である。Ｄは比較器８の出力である。
このように、従来のノツキング検出装置では、
前記所定クランク角範囲（第２図Ｂに示す）の振
動センサ信号を一定の増幅度で増幅したレベルと
振動センサ出力の平均値とを比較して、振動セン
サ信号の出力レベルが前記平均値出力より大きい
ときパルス出力させて、この出力パルスをカウン
トし、ある一定値以上のときノツキングが発生し
ていると判定して、ノツキング検出出力を発生し
ていた。
前記所定クランク角範囲（第２図Ｂに示す）の振
動センサ信号を一定の増幅度で増幅したレベルと
振動センサ出力の平均値とを比較して、振動セン
サ信号の出力レベルが前記平均値出力より大きい
ときパルス出力させて、この出力パルスをカウン
トし、ある一定値以上のときノツキングが発生し
ていると判定して、ノツキング検出出力を発生し
ていた。
発明が解決しようとする課題
しかしながら上記従来例においては、第２図Ｃ
からも明らかなように、ノツキングが発生して振
動センサ信号が大きくなるのに比例して、ノツキ
ング信号に対する比較器８の参照電圧である平均
値出力回路４の出力レベルも大となる為、ノツキ
ングの判定がしにくくなるという欠点を有してい
た。
からも明らかなように、ノツキングが発生して振
動センサ信号が大きくなるのに比例して、ノツキ
ング信号に対する比較器８の参照電圧である平均
値出力回路４の出力レベルも大となる為、ノツキ
ングの判定がしにくくなるという欠点を有してい
た。
本発明はこのような従来の欠点を除去し、正確
で高精度なノツキング検出ができる優れたノツキ
ング検出装置を提供することを目的とするもので
ある。
で高精度なノツキング検出ができる優れたノツキ
ング検出装置を提供することを目的とするもので
ある。
課題を解決するための手段
本発明は、上記目的を達成するために、エンジ
ン振動を検出する振動センサと、この振動センサ
の出力の平均値を得る平均値出力手段と、エンジ
ンの上死点近傍の所定クランク角範囲における上
記振動センサの出力と上記平均値出力手段の出力
とを比較する比較手段と、上記所定クランク角範
囲における上記平均値出力手段の時定数を上記所
定クランク角範囲外における時定数より大きくす
る手段と、上記所定クランク角範囲における上記
比較手段の出力パルスを積算し判定基準値と比較
することによりノツキングを判定するノツキング
判定手段とを備えたことを特徴とするものであ
る。
ン振動を検出する振動センサと、この振動センサ
の出力の平均値を得る平均値出力手段と、エンジ
ンの上死点近傍の所定クランク角範囲における上
記振動センサの出力と上記平均値出力手段の出力
とを比較する比較手段と、上記所定クランク角範
囲における上記平均値出力手段の時定数を上記所
定クランク角範囲外における時定数より大きくす
る手段と、上記所定クランク角範囲における上記
比較手段の出力パルスを積算し判定基準値と比較
することによりノツキングを判定するノツキング
判定手段とを備えたことを特徴とするものであ
る。
作 用
本発明は、上記のような構成であり、振動セン
サの出力は、比較手段に入力されるとともに、平
均値出力手段にも入力される。比較手段では、平
均値出力手段から出力される振動センサの平均値
と振動センサ出力とが比較され、振動センサ出力
が平均値より大きいと検出された場合にはパルス
が出力され、この出力パルスをノツキング判定手
段により積算し判定基準値と比較することにより
ノツキングが判定されるものである。本発明装置
においては、振動センサの出力の平均値を得る平
均値出力手段の時定数を、ノツキングが発生し易
い所定クランク角範囲では、他のクランク角範囲
での時定数より大きくしているため、ノツキング
が発生し上記所定クランク角範囲内における振動
センサ出力が大きくなつても、上記所定クランク
角範囲内における平均値は振動センサ出力のピー
ク値にほとんど応答しないために、振動センサ出
力の増大に比例してそのまま大きくはならず、ノ
ツキング検出精度が向上する。
サの出力は、比較手段に入力されるとともに、平
均値出力手段にも入力される。比較手段では、平
均値出力手段から出力される振動センサの平均値
と振動センサ出力とが比較され、振動センサ出力
が平均値より大きいと検出された場合にはパルス
が出力され、この出力パルスをノツキング判定手
段により積算し判定基準値と比較することにより
ノツキングが判定されるものである。本発明装置
においては、振動センサの出力の平均値を得る平
均値出力手段の時定数を、ノツキングが発生し易
い所定クランク角範囲では、他のクランク角範囲
での時定数より大きくしているため、ノツキング
が発生し上記所定クランク角範囲内における振動
センサ出力が大きくなつても、上記所定クランク
角範囲内における平均値は振動センサ出力のピー
ク値にほとんど応答しないために、振動センサ出
力の増大に比例してそのまま大きくはならず、ノ
ツキング検出精度が向上する。
実施例
本発明の一実施例を、第３図及び第４図を用い
て説明する。
て説明する。
第３図に本発明の一実施例のブロツク図を示
す。第３図において、２１はエンジン振動を検出
する振動センサの出力信号の入力端であり、２２
はノツキング検出に必要な周波数成分を抽出する
選択増幅器である。２３は振動センサ信号を増幅
する増幅器である。２４は平均値出力回路であ
り、振動センサ信号を整流する整流回路２５、ア
ナログスイツチ２６及び２７、抵抗２８及び２
９、コンデンサ３０、増幅器３１、及び後述のゲ
ート信号の極性を反転するインバータ３２で構成
されている。３３は比較器であり、増幅器２３の
出力と平均値出力回路２４の出力を比較して増幅
器２３の出力が大きくなるとAND回路３４にパ
ルス信号を出力する。３５はカウンタであり、
AND回路３４の出力パルスを計数し、ある一定
数に達するとパルス信号を出力してフリツプフロ
ツプ３６をセツトする。３７はノツキング検出出
力端であり、フリツプフロツプ３６がセツトされ
るとノツキング検出信号を出力する。フリツプフ
ロツプ３６は後述のゲート信号によりリセツトさ
れる。３８はイグナイタのコンタクトポイントに
接続された点火時期信号入力端である。３９は点
火時期信号を波形整形する波形整形回路であり、
４０は波形整形回路３９の出力よりノツキング検
出用のゲート信号を発生するタイミング発生回路
である。
す。第３図において、２１はエンジン振動を検出
する振動センサの出力信号の入力端であり、２２
はノツキング検出に必要な周波数成分を抽出する
選択増幅器である。２３は振動センサ信号を増幅
する増幅器である。２４は平均値出力回路であ
り、振動センサ信号を整流する整流回路２５、ア
ナログスイツチ２６及び２７、抵抗２８及び２
９、コンデンサ３０、増幅器３１、及び後述のゲ
ート信号の極性を反転するインバータ３２で構成
されている。３３は比較器であり、増幅器２３の
出力と平均値出力回路２４の出力を比較して増幅
器２３の出力が大きくなるとAND回路３４にパ
ルス信号を出力する。３５はカウンタであり、
AND回路３４の出力パルスを計数し、ある一定
数に達するとパルス信号を出力してフリツプフロ
ツプ３６をセツトする。３７はノツキング検出出
力端であり、フリツプフロツプ３６がセツトされ
るとノツキング検出信号を出力する。フリツプフ
ロツプ３６は後述のゲート信号によりリセツトさ
れる。３８はイグナイタのコンタクトポイントに
接続された点火時期信号入力端である。３９は点
火時期信号を波形整形する波形整形回路であり、
４０は波形整形回路３９の出力よりノツキング検
出用のゲート信号を発生するタイミング発生回路
である。
第４図に於いて、Ａは第３図における入力端３
８に印加される点火時期信号であり、この点火時
期信号Ａの立上がりが点火時期である。Ｂは第３
図におけるタイミング発生回路４０より出力され
るノツキング検出用のゲート信号であり、前記の
所定クランク角範囲で、ノツキングの発生するタ
イミングに設定されている。例えば４気筒エンジ
ンにおいて、この所定クランク角範囲は、点火時
期を0°クランク角とすると（30°〜90°）クランク
角である。第４図Ｃのa′は振動センサの信号であ
り、ノツキングが発生している時にはb′に示すよ
うに大きな出力を発生する。また第４図Ｃの破線
c′は平均値出力回路２４の出力である。Ｄは比較
器３３の出力である。
８に印加される点火時期信号であり、この点火時
期信号Ａの立上がりが点火時期である。Ｂは第３
図におけるタイミング発生回路４０より出力され
るノツキング検出用のゲート信号であり、前記の
所定クランク角範囲で、ノツキングの発生するタ
イミングに設定されている。例えば４気筒エンジ
ンにおいて、この所定クランク角範囲は、点火時
期を0°クランク角とすると（30°〜90°）クランク
角である。第４図Ｃのa′は振動センサの信号であ
り、ノツキングが発生している時にはb′に示すよ
うに大きな出力を発生する。また第４図Ｃの破線
c′は平均値出力回路２４の出力である。Ｄは比較
器３３の出力である。
入力端２１に印加される振動センサ信号は、選
択増幅器２２で増幅された後、増幅器２３と平均
値出力回路２４へ入る。平均値出力回路２４に入
つたセンサ信号は、整流回路２５で整流され、抵
抗とコンデンサから成る積分回路に入る。前記の
所定クランク角範囲（第４図ＢのＨの期間）のと
きは、アナログスイツチ２６が「閉」で、アナロ
グスイツチ２７が「開」であり、それ以外のクラ
ンク角範囲（第４図ＢのＬの期間）では、アナロ
グスイツチ２７が「閉」で、アナログスイツチ２
６が「開」である。
択増幅器２２で増幅された後、増幅器２３と平均
値出力回路２４へ入る。平均値出力回路２４に入
つたセンサ信号は、整流回路２５で整流され、抵
抗とコンデンサから成る積分回路に入る。前記の
所定クランク角範囲（第４図ＢのＨの期間）のと
きは、アナログスイツチ２６が「閉」で、アナロ
グスイツチ２７が「開」であり、それ以外のクラ
ンク角範囲（第４図ＢのＬの期間）では、アナロ
グスイツチ２７が「閉」で、アナログスイツチ２
６が「開」である。
したがつて、積分時定数は第４図ＢがＨのとき
は「R1C」であり、第４図ＢがＬのときは
「R2C」である。
は「R1C」であり、第４図ＢがＬのときは
「R2C」である。
ここで、R1をR2より大に選べば
R1C＞R2C
となり、第４図Ｂの信号がＨとＬの期間では、積
分時定数が異なり、Ｈの期間の積分時定数の方
が、Ｌの期間の時定数より大きくなる。
分時定数が異なり、Ｈの期間の積分時定数の方
が、Ｌの期間の時定数より大きくなる。
一般に抵抗ＲとコンデンサＣより成る積分回路
（RC回路ともいう）においては、出力値はある時
間（過渡時間という）を経過した後に入力値に達
する特性がある。時定数が大きくなると、過渡時
間が長くなり入力に対する出力の応答が時間的に
遅くなる。このために、ノツキングが発生して振
動センサの信号が大きくなつた場合に、整流回路
２５により整流された出力はゼロレベルからピー
ク値までの変化を短時間に繰り返す状態の信号と
なる。これに対して積分回路を通り増幅器３１に
印加される信号は、ピーク値にほとんど応答しな
いものとなる。したがつて、時定数を大きくする
ことにより、ノツキングが発生して振動センサの
信号が大きくなつても、平均値出力回路２４の出
力レベルは振動センサの出力の増大に比例してそ
のまま大きくはならず、より正確な比較器３３の
ノツキング信号に対する参照電圧が得られる為、
ノツキング検出精度が高くなる。
（RC回路ともいう）においては、出力値はある時
間（過渡時間という）を経過した後に入力値に達
する特性がある。時定数が大きくなると、過渡時
間が長くなり入力に対する出力の応答が時間的に
遅くなる。このために、ノツキングが発生して振
動センサの信号が大きくなつた場合に、整流回路
２５により整流された出力はゼロレベルからピー
ク値までの変化を短時間に繰り返す状態の信号と
なる。これに対して積分回路を通り増幅器３１に
印加される信号は、ピーク値にほとんど応答しな
いものとなる。したがつて、時定数を大きくする
ことにより、ノツキングが発生して振動センサの
信号が大きくなつても、平均値出力回路２４の出
力レベルは振動センサの出力の増大に比例してそ
のまま大きくはならず、より正確な比較器３３の
ノツキング信号に対する参照電圧が得られる為、
ノツキング検出精度が高くなる。
さらに、平均値出力と振動センサ信号を、前記
所定クランク角範囲内で比較し、振動センサ信号
と平均値出力との比がある一定値を越えたとき、
比較器３３は出力パルスを出力する。ノツキング
の振動周波数は約8KHz（６気筒2000c.c.エンジン）
であるので、比較器３３の出力パルスは約125μs
のパルスである。カウンタ３５はそのパルスを前
記所定クランク角範囲で計数し、ある一定数に達
した時に出力パルスを出力してフリツプフロツプ
３６をセツトして、ノツキング判定がおこなわれ
る。
所定クランク角範囲内で比較し、振動センサ信号
と平均値出力との比がある一定値を越えたとき、
比較器３３は出力パルスを出力する。ノツキング
の振動周波数は約8KHz（６気筒2000c.c.エンジン）
であるので、比較器３３の出力パルスは約125μs
のパルスである。カウンタ３５はそのパルスを前
記所定クランク角範囲で計数し、ある一定数に達
した時に出力パルスを出力してフリツプフロツプ
３６をセツトして、ノツキング判定がおこなわれ
る。
このように、上記実施例によれば、前記所定ク
ランク角範囲において、平均値出力回路の積分回
路の時定数を前記所定クランク角範囲外における
時定数より大きくしているものである。このよう
に時定数を大きくすると、第４図Ｃの破線c′に示
すようにノツキングが発生して振動センサ信号が
大きくなつても、平均値出力回路の平均値出力が
そのまま比例して大きくならないため、従来のノ
ツキング検出装置に比べ、正確にノツキングを判
定できる。
ランク角範囲において、平均値出力回路の積分回
路の時定数を前記所定クランク角範囲外における
時定数より大きくしているものである。このよう
に時定数を大きくすると、第４図Ｃの破線c′に示
すようにノツキングが発生して振動センサ信号が
大きくなつても、平均値出力回路の平均値出力が
そのまま比例して大きくならないため、従来のノ
ツキング検出装置に比べ、正確にノツキングを判
定できる。
なお、上記実施例では、ノツキング判定を第３
図に示すように比較器３３の出力パルスをカウン
タ３５で積算して行つているが、第５図に示すよ
うに積分して判定しても良い。即ち、第５図では
比較器３３の出力パルスを、コンデンサ４１、ダ
イオード４２，４３、演算増幅器（OPアンプ）
４４、コンデンサ４５、トランジスタ４６、抵抗
４７から成るポンプ回路で積分し、その積分値を
比較回路４８によりある一定レベルと比較するこ
とにより、ノツキングを判定してもよい。
図に示すように比較器３３の出力パルスをカウン
タ３５で積算して行つているが、第５図に示すよ
うに積分して判定しても良い。即ち、第５図では
比較器３３の出力パルスを、コンデンサ４１、ダ
イオード４２，４３、演算増幅器（OPアンプ）
４４、コンデンサ４５、トランジスタ４６、抵抗
４７から成るポンプ回路で積分し、その積分値を
比較回路４８によりある一定レベルと比較するこ
とにより、ノツキングを判定してもよい。
発明の効果
本発明は上記実施例より明らかなように、エン
ジンの上死点近傍の所定クランク角範囲における
平均値出力回路の時定数を上記所定クランク角範
囲外における時定数より大きくしたものであり、
ノツキングが発生して振動センサの信号が大きく
なつた場合でも、平均値出力回路の出力レベルは
振動センサの信号に比例して大きくなることはな
く、上記所定クランク角範囲における振動センサ
の出力と平均値出力回路の出力を比較することに
より、正確なノツキング検出ができるという効果
を有する。
ジンの上死点近傍の所定クランク角範囲における
平均値出力回路の時定数を上記所定クランク角範
囲外における時定数より大きくしたものであり、
ノツキングが発生して振動センサの信号が大きく
なつた場合でも、平均値出力回路の出力レベルは
振動センサの信号に比例して大きくなることはな
く、上記所定クランク角範囲における振動センサ
の出力と平均値出力回路の出力を比較することに
より、正確なノツキング検出ができるという効果
を有する。
また本発明によれば、比較器の出力パルスを積
算して、出力パルス数が判定基準値以上か否かを
判定することにより、ノツキングの振動レベルと
継続時間を判定することができ、より正確なノツ
キング検出ができるという効果を有する。さら
に、ノツキングの強度に応じて点火時期を、従来
に比べて容易に制御することもできる。
算して、出力パルス数が判定基準値以上か否かを
判定することにより、ノツキングの振動レベルと
継続時間を判定することができ、より正確なノツ
キング検出ができるという効果を有する。さら
に、ノツキングの強度に応じて点火時期を、従来
に比べて容易に制御することもできる。
第１図は従来のノツキング検出装置のブロツク
図、第２図Ａ〜Ｄは同装置の動作説明図、第３図
は本発明の一実施例におけるノツキング検出装置
のブロツク図、第４図Ａ〜Ｄは同装置の動作説明
図、第５図は本発明の他の実施例の一部の電気回
路図である。 ２１……振動センサ信号入力端、２２……選択
増幅器、２３……増幅器、２４……平均値出力回
路、２５……整流回路、２６，２７……アナログ
スイツチ、２８，２９……抵抗、３０……コンデ
ンサ、３１……増幅器、３２……インバータ、３
３……比較器、３４……AND回路、３５……カ
ウンタ、３６……フリツプフロツプ、３７……ノ
ツキング検出出力端、３８……点火時期信号入力
端、３９……波形整形回路、４０……タイミング
発生回路。
図、第２図Ａ〜Ｄは同装置の動作説明図、第３図
は本発明の一実施例におけるノツキング検出装置
のブロツク図、第４図Ａ〜Ｄは同装置の動作説明
図、第５図は本発明の他の実施例の一部の電気回
路図である。 ２１……振動センサ信号入力端、２２……選択
増幅器、２３……増幅器、２４……平均値出力回
路、２５……整流回路、２６，２７……アナログ
スイツチ、２８，２９……抵抗、３０……コンデ
ンサ、３１……増幅器、３２……インバータ、３
３……比較器、３４……AND回路、３５……カ
ウンタ、３６……フリツプフロツプ、３７……ノ
ツキング検出出力端、３８……点火時期信号入力
端、３９……波形整形回路、４０……タイミング
発生回路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ エンジン振動を検出する振動センサと、この
振動センサの出力の平均値を得る平均値出力手段
と、エンジンの上死点近傍の所定クランク角範囲
における上記振動センサの出力と上記平均値出力
手段の出力とを比較する比較手段と、上記所定ク
ランク角範囲における上記平均値出力手段の時定
数を上記所定クランク角範囲外における時定数よ
り大きくする手段と、上記所定クランク角範囲に
おける上記比較手段の出力パルスを積算し判定基
準値と比較することによりノツキングを判定する
ノツキング判定手段とを備えたノツキング検出装
置。 ２ 平均値出力手段は、振動センサの出力を整流
する整流手段と、この整流手段の出力を積分する
積分手段を含み、所定クランク角範囲内、外にお
いて上記積分手段の時定数を変えることを特徴と
する特許請求の範囲第１項記載のノツキング検出
装置。 ３ 所定クランク角範囲における比較手段の出力
パルスを計数し、所定数計数した際に出力信号を
出すカウンタでノツキング判定手段を構成してな
る特許請求の範囲第１項記載のノツキング検出装
置。 ４ 所定クランク角範囲における比較手段の出力
を積分する積分手段と、この積分手段の出力と一
定レベルとを比較する比較手段とでノツキング判
定手段を構成してなる特許請求の範囲第１項記載
のノツキング検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2234282A JPS58139047A (ja) | 1982-02-15 | 1982-02-15 | ノツキング検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2234282A JPS58139047A (ja) | 1982-02-15 | 1982-02-15 | ノツキング検出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58139047A JPS58139047A (ja) | 1983-08-18 |
| JPH0413650B2 true JPH0413650B2 (ja) | 1992-03-10 |
Family
ID=12080007
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2234282A Granted JPS58139047A (ja) | 1982-02-15 | 1982-02-15 | ノツキング検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58139047A (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5487308A (en) * | 1977-12-22 | 1979-07-11 | Nippon Denso Co Ltd | Knocking detector for internal combustion engine |
| JPS5593028A (en) * | 1979-01-05 | 1980-07-15 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Knocking detector |
| JPS5679918A (en) * | 1979-12-04 | 1981-06-30 | Nissan Motor Co Ltd | Knocking vibration detector |
-
1982
- 1982-02-15 JP JP2234282A patent/JPS58139047A/ja active Granted
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5487308A (en) * | 1977-12-22 | 1979-07-11 | Nippon Denso Co Ltd | Knocking detector for internal combustion engine |
| JPS5593028A (en) * | 1979-01-05 | 1980-07-15 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Knocking detector |
| JPS5679918A (en) * | 1979-12-04 | 1981-06-30 | Nissan Motor Co Ltd | Knocking vibration detector |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58139047A (ja) | 1983-08-18 |
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