JPH04136321A - 圧延設備の据え付け方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、圧延設備の基礎工事及び、その据え付け方法
に関する。

〔従来の技術〕

近年、圧延の分野においては、その製品の高精度化及び
高級化が進み、圧延設備メーカにおいてもこれらのニー
ズに対応すべく、高精度な板厚。

形状制御等の可能な圧延設備を開発、納入している。

一方これらの高性能な圧延設備を据え付ける場合、その
据え付け方法及び基礎工事については、その設備の能力
を最大限に発揮出来る様な強固な基礎と精度の高い据え
付け技術を必要としている。

その従来の基礎工事は第２図に示す様に、設備を設置す
る場所の地表６をあらかじめ数メートルに渡って堀り下
げ、杭４を硬い地盤に到達するまで打ち込む。これは硬
い地盤の場合でも深さ数メートルの杭を数十本、埋め立
て地等の様に地盤の軟らかい場所においては、数十メー
トルの杭を多い時には数百本も使用する事がある。次に
この堀り下げた地表の中へコンクリート５を流し込み強
固な基礎を形成した所へ、コンクリート５と同時に設置
された。アンカーポル３にそれぞれの装置、たとえば、
圧延機１．テーブル２．加熱炉７２巻取機８等を固定し
ていくものである。それぞれの装置は数十トンから数百
トンにも及ぼものでありその基礎は、かなり強固なもの
が必要となる。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記の様な基礎工事技術及び据え付け工法においては、
装置が高精度化すれば、するほど基礎が深く、又近年の
様に工場自体が埋め立て地へ進出して行く為、ますます
基礎が深くなる傾向となっている。

それにより基礎工事に費やす時間も増加し、ひいては、
プラント建設費の中における基礎工事費の占める割合が
大きくなっている。

本発明は、上記した基礎工事に費やす時間短縮と、コス
ト低減をする事を目的としている。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、基礎を掘り下げる部分を出
来るだけ少なくし、１体のベースに乗せられる装置は全
て１体のベース上に乗せ、隣り合った強固な基礎上に橋
渡しをする様な橋梁タイプの構造としたものである。

〔作用〕 圧延機等の様に数百トンにも及んだり、高精度な制御能
力を有する装置は、従来の様に地盤を堀り下げ、強固な
基礎を形成するが、それらにはさまれた、テーブル等の
様に比較的軽量で据え付けにおいてもあまり精度を必要
としない装置の基礎については、−度一体型のベースに
全て乗せた橋桁構造とし、隣接した強固な基礎の上に橋
渡しをする橋梁タイプとする事により、それら軽量で据
え付け精度をあまり必要としない装置については強固な
基礎を形成する必要がなくなる。

、また、上記したテーブル等の様に一体型のベースに乗
せる事により据え付ける場所以外の所で芯出し作業を行
ない、そのまま据え付け場所へ移動して設置する事が出
来る。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図により説明する。

第１図は、代表的な熱間圧延設備のレイアウトと、本発
明の基礎構造を示すものである。

熱間圧延用の素材であるスラブ材は加熱炉７にて１２０
０℃前後まで加熱された後、加熱炉７より抽出される、
抽出されたスラブ材はすぐさまテーブルローラ群２ａに
よって搬送され、粗圧延機１ａに送り込まれる。粗圧延
機１ａは数回の往復圧延を行ない、２００ｍ＋前後の厚
みをもったスラブ材を２０ｍ前後の厚みまで減厚させる
。２０ｍ前後まで圧延された素材は、テーブルローラ群
２ｂによって搬送され、熱間仕上げ圧延機群１ｂへ送り
込まれる６熱間仕上げ圧延機群１ｂにおいては、１段目
、２段目、３段目・・・・・・最終段と一方向（図中に
おいては左から右へと）に順次圧延を行なう事により板
厚を２１Ｉ１前後まで減少させる。

板厚が薄くなる事により長くなった板は銅帯となり、テ
ーブルロール２Ｃを通過しながら巻取りに最適な温度に
調整された後に、巻取機８によりコイル状に巻き取られ
る。

この様な設備における加熱炉７．圧延機１ａ。

１ｂ及び巻取機８等の重量は数百トンにも及ぶものであ
り、その基礎については、かなり強固なものが要求され
特に圧延機においては、板厚制御。

板形状制御の面からも特に強固な基礎と、高精度な据え
付けが要求されている。一方、設備投資の面から見ると
、高精能な設備をいかに低コストでしかも短期間に設置
する事が切望されている、そこで、その設備の性質上比
較的軽量でかっ、比較的据え付けに精度を要さない、テ
ーブルローラ２ａ、２ｂ、２ｃについてその基礎地盤を
深く掘り下げる事をやめ、隣接した強固な基礎と基礎の
間に橋桁を渡す橋梁構造とした。

ｌａ、ｌｂ等の圧延機については従来同様、地表６より
数メートルもの基礎を深く堀り下げ、杭４をその重量及
び地盤の硬に応じた分打ち込む、次にその地盤固めの為
、コンクリート５を流し込み同時に設備を固定する為の
アンカーボルト３を埋設し、このアンカーボルト３と、
金属製のベース１０を締結し、このベースｌｏ上に圧延
機１ａ。

１ｂ等を順次組み上げて行く、この時、圧延機ｌａのベ
ース１０と圧延機１ｂのべ−Ｘ−１０の間に第４図に示
す様な橋梁構造の一体ベースに乗ったテーブルローラ２
ｂを設置する、圧延機の基礎は先に述べた様に強固な基
礎である為、この両側の圧延機の基礎を橋脚とし、その
間に橋を渡す構造とするものである。

又このテーブルローラ２ｂは、第３図及び第４図に示す
様に１体形となっている為、据え付ける場所以外での組
み立て、芯出し作業を可能とする。

この方法は加熱炉７と粗圧延機１ａ及び熱間仕上圧延機
群１ｂと巻取機８との間のテーブル２ａ。

２ｃについても、同様な設置方法が可能である。

以上の様に、本実施例によれば、基礎の掘り下げ箇所の
削減と、据え付け時間の短縮の効果があ机 〔発明の効果〕 本発明によれば、 １、従来の様に設備全長に渡って、基礎を掘り下げる必
要性がなく、重量物及び高精能な能力を有する装置の基
礎のみを掘り下げる等、大幅な時間短縮と、掘り下げ費
の節約が可能となる。

２、橋梁構造とする事により、そのテーブルローラ直下
での地表に対する荷重が発生しない為杭の打ち込み及び
コンクリート等による地表固めの作業及び時間、コスト
の削減が可能である６３、テーブルローラを橋梁構造の
１体形ベースに乗せてしまう為、据え付け場所以外での
組み立て芯出し、平行度等の調整が可能となり、据え付
け時の短縮が可能となる。

以上の様に本発明によれば、プラント建設費の中の基礎
工事及び据え付けに関する時間及びコストを低減出来る
効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の設備レイアウトと、その縦
断面図、第２図は従来工法による設備レイアウトとその
縦断面図、第３図は本発明の構造を示す上面図、第４図
は第３図の正面図。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、重量の大きな装置と据え付けの高精度化の望まれる
   装置と、これらの装置の間に配置された搬送装置等から
   なる圧延設備の据え付け方法において、その基礎構造を
   、重量の大きな装置の基礎は強固に、これらにはさまれ
   た装置の基礎は一体ベースに乗つた橋桁構造とし、強固
   な基礎を橋脚とした橋梁式の基礎構造を特徴とする圧延
   設備の据え付け方法。