JPH04136082A - ポリ塩化ビニル材用両面接着テープ - Google Patents

ポリ塩化ビニル材用両面接着テープ

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JPH04136082A
JPH04136082A JP25881590A JP25881590A JPH04136082A JP H04136082 A JPH04136082 A JP H04136082A JP 25881590 A JP25881590 A JP 25881590A JP 25881590 A JP25881590 A JP 25881590A JP H04136082 A JPH04136082 A JP H04136082A
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JP
Japan
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double
tape
polyvinyl chloride
pressure
sensitive adhesive
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JP25881590A
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English (en)
Inventor
Hisaya Kai
甲斐 久也
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Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Kasei Polymer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はポリ塩化ビニル材接着用の両面接着テープに関
するもので、基材および粘着剤の組成・構成における特
別の工夫をなすことにより、ポリ塩化ビニル材と、両面
接着テープを産業廃棄物となすことなく、再利用するこ
とを目的としたものである。
(従来の技術) 従来、両面接着テープとしては、レーヨン不織布・ポリ
エステル不織布、ポリエステルフィルム、ポリプロピレ
ンなどを基材とし、両面に粘着剤を設けたものが主であ
った。
これらの両面接着テープの用途としては、自動車用のア
センブリー、家電製品のネームプレート、建築内装、家
具、デイスプレーファンシーなど簡便な〔接着剤〕とし
て広く使用されている。さらに、各種産業における工程
用の接合材としても、多岐の用途があり、その代表とし
て、スプライシングと呼ばれる「重ね継ぎ」用途に上記
各種両面接着テープが用いられ、その性能面に各種の工
夫がなされている。ポリ塩化ビニル材の産業においても
、各種ロール状のもののフィルムやシートを大量に生産
するが、生産速度は数m7分から、数十m7分に及び、
巻とり巻き出しの作業能率は、極めて重要な課題となっ
ているため、強固な接着力を有する重ね継ぎ用の両面接
着テープを用いるようになっている。また、このポリ塩
化ビニル材重ね継ぎについては、ラミネート工程や焼付
工程を後工程に有する場合もあり、その際には、重ね継
ぎ部が100℃〜140℃のオーブン中を通過すること
も今り、耐熱性を求められることも稀ではない。
かかるポリ塩化ビニル材重ね継ぎ部等は、工程を終える
と、製品からは切り離され、廃棄されることとなる。単
に重ね継ぎにだけではなく、ポリ塩化ビニル材ブロック
の固定や、また、先に掲げたテープ用途のうち、例えば
建築内装用途には、壁材用シート。
階段スベリ止め、中水など極めて多くのポリ(PVC)
が用いられる。これらの固定されて使用される用途はか
なりの応力がかかるものが多く、耐熱性も重要になる点
では、前記産業用と同様である。これらにおいても当然
のことながら使用済みとなったものは、廃棄されなけれ
ばならない。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、ポリ塩化ビニル材は、燃焼させると塩酸ガス
を発生し、焼却炉を著しく腐食するため、焼却が困難で
あり、投棄するか再溶融するかしか手段がないものであ
るが、従来の両面接着テープでは、その基材部である不
織布やフィルムが主に溶解することができないことから
、産業廃棄物として投棄せざるを得す、多大なロスと環
境汚染面の障害を有していた。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、かかる実情において、再利用可能で、且
つ従来の重ね継ぎ工程での要求性能を十分満足するよう
に足る両面接着テープを創作すへく、鋭意研究の結果、
下記組成及び構成のテープが、上記問題点を極めて有効
に解決し得ることを見い出し、本発明を完成させるに至
った。
すなわち 1、ポリ塩化ビニルフィルムを基材とし、両面粘着接着
剤を塗布してなる両面テープであって、粘着剤のゲル分
率が10%以上80%以下であることを特徴とする、ポ
リ塩化ビニル材接着用で、使用済後、ポリ塩化ビニル材
と再溶融混合が可能な両面接着テープ 2、ポリ塩化ビニル材への接着が、テープの両面または
、片面についてなされる特許請求の範囲第一項記載のポ
リ塩化ビニル材用両面接着テープ 36粘着剤がアクリル酸アルキルエステル共重合物から
なる特許請求の範囲第一項記載のポリ塩化ビニル材用両
面接着テープによってなされるものである。
以下に本発明の再生可能両面テープについて具体的に説
明する。
本発明に係る両面テープの基材は再溶融可能でなければ
ならず、ポリ塩化ビニルを主成分としたフィルムを用い
る。この際ポリ塩化ビニルは、各種の重合法で重合され
たストレートポリマーやコポリマーが用いられる。ブレ
ンドレジンとして、エチレン/酢ビ共重合体等の各種ポ
リマーが、物性改良用に適宜添加し得る。ポリ塩化ビニ
ルの配合物としては、フタル酸エステル系、アジピン酸
系、リン酸系、ポリエステル系などの各種の可塑剤、エ
ポキシ系などの可塑剤兼安定助剤が用いられ、また、安
定剤としてジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジマレ
エートなど、有機錫系化合物が好適に用いられ、更にパ
ラフィン、各種脂肪酸よりなる滑剤、着色剤として、各
種顔料が適宜配合しうるものであるが1重ね継ぎ用両面
接着テープとしては、鮮明な着色をすることにより、継
ぎ部を見分は易い。フィルムはカレンダー法により、製
造されるのが一般的である。前記各種配合材をリボン型
ブレンダー、ヘンシェル型ミキサー等で加熱混合し、バ
ンバリーミキサ−等でブレンドマスターを混線、ロール
で調質したのち、カレンダーロールにチャージし、14
0℃〜180℃の温度で圧延シーテイングし、冷却・巻
取工程をへて製造される。この他、押出法として。
150℃〜200℃でTダイ、コートハンガーダイなど
から押出して得られるものでも、−向に差し支えない。
製造方法により、製造可能なフィルムの厚さの範囲が決
まってくるが、フィルムの厚さは1本発明の両面接着テ
ープの特性を大きく左右することはなく、前記製造方法
に得られる程度のものであれば、何ら支障はないが、生
産性、経済性の面などから0.01−以上0.5醜以下
の範囲のものが実用的である。粘着剤は、接着性の面で
はできるだけ広い温度域において使用できることが望ま
しい。しかしながら、加工工程の必要な条件としてはが
なり高い温度に耐えなくてはならず、且つ本発明におい
ては再溶融可能でなければならない。粘着剤には、−船
釣に知られている各種のものを用いることが可能である
即ち、主成分として、天然ゴム、インプレンゴム、スチ
レン、ブタジェン共重合体ゴム、ブチルゴム、アクリル
酸、アルキルエステル共重合体、ポリジメチルシロキサ
ンなどがあげられ、これらに軟化剤、接着付与剤、架橋
剤、架橋促進剤、老化防止剤などを適宜常法により配合
して得られる。
耐熱性を得るためには、前記粘着剤の主成分ポリマーに
架橋点として、水酸基、グリジル基、アミノ基、メチロ
ール基、カルボキシル基、クロルスホン酸基、シノラー
ル基などに対し、架橋剤として、ポリアミン、ポリイソ
シアネート、アルキルエーテル化、メラミン、グリシジ
ルアミン、シリルハイドライド基を有する化合物、アル
コキシラン、可酸化物、沈降性硫黄などを加えて架橋反
応をさせ、三次元構造をとる必要がある。このとき、架
橋点の数に応じてゲル分率が決まるが、架橋点が少なす
ぎると、三次元化はわずかな部分にとどまり、ゲル分率
は低く、耐熱性が得られない。
ゲル分率は架橋剤無添加では0%であるが、ポリマーの
有する架橋点の数に応じて添加量を変量することによっ
て、ゲル分率を上げることが可能である。ポリマーは若
干の網状構造をとるだけで、未架橋状態に比しかなりの
耐熱性の向上がみられるものであるが。
それでもゲル分率で10%以上でないと産業上の耐熱あ
るいは各種用途の耐応力といった特性は得られないもの
である。
ところが、本発明の主目的とする再溶融可能な両面粘着
テープとしては、ポリ塩化ビニルフィルム基材と共に粘
着剤も再溶融しなければならず、この際にポリマーが完
全に網状三次元構造をとり、ゲル分率が80%をこえ1
00%に近くなると、ポリ塩化ビニル樹脂中で、熱溶融
しにくく、粘着成分が固形状になって、ポリ塩化ビニル
の中に浮遊することになり、かかる状態では、再利用は
困難となる。
即ち、本発明の粘着剤は、ゲル分率で10%以上、80
%以下の範囲であれば目的を達することが可能である。
さらに言えば、こうしたゲル分率をllN整しやすい粘
着剤としては、アクリル酸アルキルエステルのアルキル
基の炭素数が3以上10以下である成分を主としてなる
共重合体である。アクリル酸アルキルエステルの共重合
組成中には、モノマーとして(メタ)アクリル酸、無水
マイレン酸、 (メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチ
ル、 (メタ)アクリル酸グリシジルなどが適宜容易に
導入することが可能であり、本発明には最も好適に用い
ることができる。
前記粘着剤をフィルムに塗布するにあたっては、有機溶
剤に溶解した溶液、水分散液など媒体を用いて離型紙上
に塗布し、乾燥してからフィルムと張り合わせる転写法
が好ましく、この方法はテープの粘着剤表面をより平滑
にし得るが、フィルム上に直接塗布する直接法も、特に
支障はない。
粘着剤の塗布厚みは、特に制限はないが、テープとして
好適な粘粒径100メツシユパス5o%で重合度100
0のストレートレジン100部にDOP23部、エポキ
シ化大豆油2部、ジブチル錫うウネート0.2部、安定
剤1部、ステアリン酸0.4部を加熱混合し、160℃
で、カレンダーロールにより圧延シート化し、0.1−
の透明フィルムとした。
等が発生することなく、用いることができる。
−ヒドロキシエチル0.4部と、酢酸エチル85部、ト
ルエン65部をフラスコに仕込み、窒素気流中で加熱攪
拌しながら、触媒として過酸化ベンゾイル0.1部を滴
下し、5時間80℃に保温して粘着剤ポリマー(A)を
得た。
得られたポリマーの粘度は4400cps、固形分40
%でゲルパージニージョンクロマトグラフィーで測定さ
れた環境汚染上、 ある。
コストにおいて大きな社会的貢献をなし得るもので(実
施例) 以下実施例により説明する。
実施例1 (1)ポリ塩化ビニルフィルムを次の通り製造した。即
ち、平均た。
前記粘着剤ワニスをバーコーターを用いて、シリコン離
型処理した離型紙に200g1rd塗布し、乾燥させて
70μの粘着フィルムを得た。(1)に示す透明ポリ塩
化ビニルフィルムの両面に該粘着フィルムを貼付け、ゴ
ムローラー間で圧着して、両面テープを得た。また、粘
着剤は、ポリエステルフィルムに塗布したものをメチル
エチルケトン中に16時間浸透し、非溶出分の重量を測
定したところ、ゲル分率は55%であった。
このようにして得られた両面テープは、240μの厚み
を持ち、幅50awmで、ポリ塩化ビニルシート材0.
2mの重ね継ぎに用いて、シート材を120℃中10秒
を通過させる際にも剥がれることがなく、重ね継ぎ部を
切り落して。
180℃のバンバリーミキサ−中に投入混練して、完全
に再溶融した。
以上の結果を別表の実施例1の層に示す。
実施例2 実施例1において、粘着剤ワニスへのポリイソシアネー
ト混合量を0.8当量としたほかは、全て同様にして両
面接着テープを得た。結果を別表の実施例2の欄に示す
実施例3〜4及び比較例1〜3 実施例1における粘着剤ポリマー(A)の合成において
、2−ヒトロキシエチルアクリレートを0.8部、0,
2部、0部とし、別表に示す通りの架橋剤ポリイソシア
ネートを混合して、粘着剤ワニスを得、その他は実施例
1の方法に準じて両面接着テープを作成した。
結果は別表の実施例3〜4及び比較例1〜3の層に示す
比較例4 両面接着テープの基材に25μのポリエチレンテレフタ
レートフィルムを用いた他は、実施例1と同様にして両
面テープを作成した。結果は別表の比較例4の欄に示す
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ポリ塩化ビニルフィルムを基材とし、両面に粘着剤
    を塗布してなる両面テープであって、粘着剤のゲル分率
    が10%以上、80%以下であることを特徴とする、ポ
    リ塩化ビニル材接着用で、使用済み後、ポリ塩化ビニル
    材と再溶融混合が可能な両面接着テープ 2、ポリ塩化ビニル材への接着がテープの両面又は、片
    面についてなされる特許請求の範囲第一項記載のポリ塩
    化ビニル材用両面接着テープ 3、粘着剤が、アクリル酸アルキルエステル共重合物か
    らなる特許請求の範囲第一項記載のポリ塩化ビニル材用
    両面接着テープ
JP25881590A 1990-09-27 1990-09-27 ポリ塩化ビニル材用両面接着テープ Pending JPH04136082A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011006608A (ja) * 2009-06-26 2011-01-13 Nitto Denko Corp 粘着テープ

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