JPH04136017A - ポリウレタンフォームの製造方法 - Google Patents

ポリウレタンフォームの製造方法

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JPH04136017A
JPH04136017A JP2257080A JP25708090A JPH04136017A JP H04136017 A JPH04136017 A JP H04136017A JP 2257080 A JP2257080 A JP 2257080A JP 25708090 A JP25708090 A JP 25708090A JP H04136017 A JPH04136017 A JP H04136017A
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polyol
hydroxyl
polyoxyalkylene
monoepoxide
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弘光 武安
Hirotsugu Yamamoto
博嗣 山本
Shigeyuki Ozawa
小沢 茂幸
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ポリウレタンフォーム、特にポリウレタン弾
性フオーム、の製造方法に関するものである。
[従来の技術、発明の解決しようとする課題]水酸基末
端ポリジエンポリオールやそれとポリオキシアルキレン
ポリオールを併用してポリウレタンフォームを製造する
ことが知られている。このポリウレタンフォームは疎水
性であり、耐水性や耐熱性に優れているといわれている
。しかし、水酸基末端ポリジエンポリオールは高粘度の
ポリオールであるためポリイソシアネートと均一に混合
し難く、そのため良好なフオームが得られ難いという問
題がある。また、水酸基末端ポリジエンポリオールな通
常のポリオキシアルキレンポリオールと混合して使用す
ることは両者の相溶性が低いために良好なフオームが得
られない。
一方、近年、ポリウレタン弾性フオームの特性を向上さ
せるために、新たな種々の検討がなされている。たとえ
ば、自動車などの高級化にともなってシートクツション
の振動特性の向上が望まれている。車体振動と人間の関
係は一様ではないが、とくに人が敏感な周波数域(たと
えば4〜8Hz、あるいは6〜20Hzといわれている
)の減衰を特に大きくとることが乗り心地向上に有効で
あると提唱されている。従って、この周波数域よりも共
振振動数が低いポリウレタン弾性フオームでシートクツ
ションを構成することができれば、自動車の乗り心地は
大幅に向上すると考えられる。しかしながら、従来共振
振動数が4Hz未満のポリウレタン弾性フオームは知ら
れていなかった。本発明者は、低水酸基価でかつ総不飽
和度の低いポリオキシアルキレンポリオールを用いるこ
とによって共振振動数4Hz未満のポリウレタン弾性フ
オームが得られることを見いだした。しかし、さらなる
物性の向上が望まれるところである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、水酸基末端ボリジエンボリオールモノエボキ
シド付加物からなるポリオールを使用して耐熱性、耐水
性その他の物性に優れたポリウレタンフォームを製造す
る方法に関する下記の発明である。また、水酸基末端ポ
リジエンボリオールーモノエボキシド付加物からなるポ
リオールとポリオキシアルキレンポリオールを併用して
上記のような物性が改良された、特に前記のような振動
特性の改良された、ポリウレタンフォームの製造方法に
関する下記の発明である。
水酸基末端ポリジエンポリオールにモノエポキシドを付
加して得られる水酸基価5〜60ポリオールおよびこの
ポリオールをマトリックスとするポリマー分散ポリオー
ルから選ばれた少くとも1種の高分子量ポリオールとポ
リイソシアネート化合物を、触媒および発泡剤の存在下
で反応させることを特徴とするボッウレタンフオームの
製造方法。
水酸基価5〜60のポリオキシアルキレンボッオールと
水酸基末端ポリジエンポリオールのモノエポキシド付加
物を必須成分とする高分子量ポリオール、またはポリマ
ー分散ポリオ〜ルあるいはその高分子量ポリオール稀釈
物であってそのポリマー分散ポリオールのマトリックス
を含め全高分子量ポリオールが上記ポリオキシアルキレ
ンポリオールと水酸基末端ポリジエンポリオールのモノ
エポキシド付加物を必須成分とする高分子量ポリオール
、およびポリイソシアネート化合物を、触媒および発泡
剤の存在下で反応させることを特徴とするポリウレタン
フォームの製造方法。
本発明で使用する水酸基末端ポリジエンボリオールーモ
ノエボキシド付加物は、水酸基末端ポリジエンポリオー
ルを開始剤とし、アルカリ触媒以外の付加触媒、特に後
述複合金属シアン化物錯体、を触媒としてアルキレンオ
キシドのようなモノエポキシドを反応させて得られるブ
ロックコポリマーであることが好ましい。水酸基末端ポ
リジエンポリオールは疎水性が高いため通常のアルカリ
触媒を使用してアルキレンオキシドなどのを付加するこ
とは困難である。特にモノエポキシドの付加モル数の多
い付加物の製造は不可能であり、たとえ付加モル数の少
ない付加物の製造が可能であっても分子量の制御は困難
である。さらに付加物製造後のアルカリ触媒の除去が困
難であるという問題もあった。
開始剤として用いられる水酸基末端のポリジエンポリオ
ールとしてはブタジェン、イソプレン等の炭素数4〜1
2のジエン重合体、ジエン共重合体、さらに炭素数2〜
22のα−オレフィン性付加重合性モノマーとの共重合
体、ジエン重合体と回加重合性モノマーとのブロック共
重合体などがあげられる。この場合共重合成分として用
いられるオレフィン性モノマーとしては、スチレン、ア
クリロニトリル、アクリル酸、メタクリル酸、酢酸ビニ
ル、ビニルピリジン等ジエンモノマーと共重合しつる適
宜のビニル化合物が用いられる。またこれらのハロゲン
化変性物、例えば臭素化ブチルゴム、塩素化ブチルゴム
等も用いることができる。かかる共重合成分の使用割合
は特に制限はないが通常共役ジエンが50モル%以上で
あることが好ましい。かかる水酸基末端ジエンポリマー
の分子量は500〜20000特に1000〜6000
の範囲にあることが好ましい。
本発明において水酸基末端のポリジエンポリオールの末
端に付加するために用いられるモノエポキシドとしては
エポキシ環を1個有する化合物であり、たとえばアルキ
レンオキシド、グリシジルエーテルなどがあり好ましく
はエチレンオキシド、プロピレンオキシド、1.2−ブ
チレンオキシド、2.3−ブチレンオキシド、スチレン
オキシド、エピクロルヒドリン、アリルグリシジルエー
テル等であり、特に好ましくは、エチレンオキシド、プ
ロピレンオキシド、ブチレンオキシドなどの炭素数2〜
4のアルキレンオキシドである。これらモノエポキシド
は2種以上併用してもよく、その場合混合物を付加して
も、異なるものを順次付加してもよい。好ましくは、相
対的に少量のエチレンオキシドとプロピレンオキシドあ
るいはブチレンオキシドとを併用する。これらモノエポ
キシドは水酸基末端ポリジエンポリオールの水酸基当た
り1分子以上、特に10分子以上付加される。ジエン骨
格と、アルキレンエーテル骨格の重量比は目的にあわせ
て決められ、特に制限はないがジエン骨格の重量が5%
〜90%の範囲、特に10%〜60%の範囲にあること
が好ましい。ジエン骨格の割合が5%未満になると得ら
れるフオームの物性向上がほとんど認められな(なり、
90%を越えると水酸基末端ポリジエンポリオール単独
の場合と大差がな(なる。
本発明において用いられる水酸基末端ボリジエンボリオ
ールーモノエボキシド付加物の水酸基価は目的とする〕
、オームの種類にもよるが4〜100、特に5〜60で
あることが好ましい。
耐熱性や耐水性に優れたポリウレタンフォームの製造を
目的とする場合、原料として用いられるポリオール類は
この水酸基末端ボリジエンボリオールーモノエボキシド
付加物を含みその量はポリオール全体に対し30%以上
、特に50〜100重量%が好ましい。他のポリオール
としてはポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオ
ール、ポリカーボネートポリオール等の種々のポリオー
ルな併用することも可能である。また、後述のポリオキ
シアルキレンポリオールと同様、この水酸基末端ポリジ
エンボリオールーモノエボキシド付加物をマトリックス
とするポリマー分散ポリオールやポリマー分散ポリオー
ルとこの水酸基末端ボリジエンボリオールーモノエボキ
シド付加物との混合物も使用できる。
なお、ポリウレタンフォーム製造の詳細や付加触媒等に
ついては後述する。
一方、特に振動特性に優れたポリウレタンフォームを製
造する場合には、原料として水酸基末端ボリジエンボリ
オールーモノエボキシド付加物とポリオキシアルキレン
ポリオールの使用は必須である。本発明ではポリオキシ
アルキレンポリオールとして特に高分子量の(即ち、低
水酸基価の)ポリオキシアルキレンポリオールが用いら
れる。このポリウレタンフォームはポリウレタン弾性フ
オームであり、そのポリウレタン弾性フオームの共振振
動数は4Hz未満、特に3.51(z以下が好ましい。
また、6Hz伝達率は0.5以下であることが好ましい
。それに加えて、コアの反発弾性は70%以上であるこ
とが好ましく、更に温熱永久歪は10%以下であること
が好ましい。
水酸基末端ボリジエンボリオールーモノエボキシド付加
物とポリオキシアルキレンポリオールの合計に対する水
酸基末端ポリジエンボリオールーモノエボキシド付加物
の割合は、ポリマー分散ポリオール中の水酸基末端ポリ
ジエンポリオール−モノエポキシド付加物を考慮しても
通常80重量%以下で十分である。好ましくは、その割
合は、2〜60重量%、特に5〜50重量%が採用され
る。
本発明において、ポリマー分散ポリオールやそれと他の
高分子量ポリオールの混合物が使用される場合、ポリマ
ー分散ポリオールのマトリックスのポリオールを含めて
全ての高分子量ポリオールの合計中には上記の水酸基末
端ボリジエンボリオールーモノエボキシド付加物とポリ
オキシアルキレンポリオールとを含んでいる必要がある
。全ての高分子量ポリオールの合計に対するこれら2種
のポリオールの合計の割合は70〜100重量%である
ことが好ましく、特に実質的にそれら2種のみからなる
ことが好ましい。これら以外のポリオールとしては、例
えば前記ポリエステルポリオールを使用しつる。
以下に、本発明における各原料成分の説明を行なう。
ポリオキシアルキレンポリオール 本発明において使用される高分子量のポリオールは、水
酸基価5〜60 (mg KOH/g)のポリオキシア
ルキレンポリオールである。このポリオキシアルキレン
ポリオールにおけるオキシアルキレン基としては炭素数
3以上のオキシアルキレン基を主として含むポリオキシ
アルキレンポリオール、特に1,2−プロピレンオキシ
ドに由来するオキシプロピレン基を70wt%以上有す
るポリオキシアルキレンポリオールが好ましい。
より好ましくは、水酸基価5〜3g (mg KOH/
g)、総不飽和度(Ymeq/g) 0107以下のポ
リオキシアルキレンポリオールである。さらに、その水
酸基価(Xmg KOH/g )と総不飽和度(Yme
q/g)が下記式(1)の関係にあり、しかもY≦00
7であり、Xが5〜38であるポリオキシアルキレンポ
リオールが好ましい。
Y≦0.9/(X−10)−・−−(1)このポリオキ
シアルキレンポリオールの1分子当り平均水酸基数は2
〜8であり、特に2〜6が好ましい。また、このポリオ
キシアルキレンポリオールは、1級水酸基の割合が高い
もの、即ち末端にオキシエチレン基を有するもの、が好
ましい。さらに、このポリオキシアルキレンポリオール
をマトリックスとするポリマー分散ポリオールやポリマ
ー分散ポリオールとこのポリオキシアルキレンポリオー
ルとの混合物も使用できる。
一般に、ポリウレタンの原料として用いられるポリオキ
シアルキレンポリオールはアルカリ金属水酸化物などの
アルカリ触媒を用い多価アルコールなどのイニシェーク
ーにプロピレンオキシドなどのアルキレンオキシドを開
環付加重合されて製造されている。この製法において、
副生物として不飽和基を有するモノオールが生成し、こ
の不飽和モノオールの生成量はポリオールの分子量の増
大(水酸基価の低下)とともに増大する。ポリウレタン
弾性フオームのの原料として広く用いられている水酸基
価56程度のポリオキシアルキレンポリオールにおいて
は、この不飽和モノオールの存在はあまり問題となる量
ではなかった。しかし、より低水酸基価のポリオキシア
ルキレンポリオールにおいてはこの不飽和モノオールの
存在が問題となることがある。たとえば、水酸基価34
程度のポリオキシアルキレンポリオールでは、その総不
飽和度は通常0.1meq/g以上となる。さらに低水
酸基価のポリオキシアルキレンポリオールをアルカリ触
媒を用いて製造しようとしても、その総不飽和度が著る
しく高くなることより事実上不可能であった。
また、仮に総不飽和度の高いポリオキシアルキレンポリ
オールを用いて弾性フオームを製造したとすると、硬度
の低下、反発弾性の低下、圧縮永久歪の悪化、フオーム
成形時のキュア性の低下等の問題点が生じるおそれがあ
る。
本発明において不飽和度の低いポリオキシアルキレンポ
リオールを使用すると通常のポリウレタン弾性フオーム
に用いられる原料に比べ、従来見られた問題点、特に水
酸基価38以下の高分子量ポリオキシアルキレンポリオ
ールを用いる場合の問題点(硬度の低下、反発弾性の低
下、圧縮永久歪の悪化、フオーム成型時のキュア性の低
下)をおさえることができるとともに、振動減衰特性に
すぐれるものである。
こうしたポリオキシアルキレンポリオールは一般的にア
ルカリ触媒以外の触媒、たとえばジエチル亜鉛、塩化鉄
、金属ポルフィリン、複金属シアン化物錯体等を触媒に
用いることによって得られる。特に、複金属シアン化物
錯体の使用により良好なポリオキシアルキレンポリオー
ルが得られる。また、前記のように、水酸基末端ポリジ
エンポリオールにモノエポキシドを付加する触媒として
もこの複金属シアン化物鏡体が好ましい。このようなポ
リオキシアルキレンポリオールの製造方法としては、例
えば下記文献に記載されている。LISP 38295
05. USP 3941849、 USP 4355
188.USP 3427334. USP 3427
335USP 4472560.  USP 4477
589. EP 283148本発明において、水酸基
末端ボリジエンボリオールーモノエボキシド付加物から
なるポリオールは、上記低不飽和度かつ低水酸基価のポ
リオキシアルキレンポリオールの1種以上を用いること
ができる。また、ポリオキシアルキレンポリオール以外
に必要により任意にポリエステルポボリオール、ポリカ
ーボネート系ポリオール等の2〜8、特に2〜4個の水
酸基を有するポリオールな併用することができる。特に
ポリオキシアルキレンポリオールの1種類以上あるいは
それをマトリックスとするポリマー分散ポリオールのみ
からなるか、それを主成分としてポリエステル系ポリオ
ールなどの少量(通常30重量%以下)との併用が好ま
しい。
本発明におけるポリオキシアルキレンポリオールとして
は、多価アルコール、糖類、アルカノールアミン、多価
フェノール類、それらにアルキレンオキシドを付加して
得られる目的物よりは低分子量のポリオキシアルキレン
ポリオール、その他の開始剤にモノエポキシドの少なく
とも1種を付加して得られるポリオキシアルキレンポリ
オールが用いられる。モノエポキシドとしては、1.2
−プロピレンオキシド、1.2−プチレンオキシド、2
,3−ブチレンオキシド、スチレンオキシド、その他の
炭素数3以上のアルキレンオキシドの少なくとも1種、
及びそれらの少なくとも1種とエチレンオキシドの併用
が好ましい。特に好ましくは、1.2−プロピレンオキ
シド、1.2−ブチレンオキシド、2.3−ブチレンオ
キシドの少なくとも1種、又はそれらの少なくとも1種
とエチレンオキシドの併用が好ましい。最も好ましくは
、1.2−プロピレンオキシド由来のオキシプロピレン
基を70重量%以上、特に80重量%以上含むポリオキ
シアルキレンポリオールである。
上記ポリオキシアルキレンポリオールは1級水酸基価の
高いポリオキシアルキレンポリオールが好ましい。この
ようなポリオキシアルキレンポリオールは、分子末端に
オキシエチレン基やポリオキシエチレンブロック鎖を有
する。これら末端部分に存在するオキシエチレン基の割
合は少なくとも2wt%、特に5〜30wt%が好まし
い。最も好ましくは5〜20wt%である。
本発明におけるポリオキシア・ルキレンボリオールは2
種以上の混合物であってもよい。ただし、実質的に水酸
基価38を越えるポリオキシアルキレンポリオールは含
まないことが好ましい。その場合の水酸基価、水酸基数
、総不飽和度は平均値として表わされる。不発、明にお
いて、ポリオキシアルキレンポリオールはXが約22.
9以下ではYの上限は0.07である。より好ましくは
、Yの上限は0.04である(Xが約32.5〜38で
は式(1)に従う)。また、水酸基価はより好ましくは
35以下、特に5〜28である。
ポリマー 1ポリオール 本発明におけるポリオールとして、ポリマー分散ポリオ
ールを用いることができる。ポリマー分散ポリオールの
マトリックスであるポリオールとしては、水酸基末端ボ
リジエンボリオールーモノエボキシド付加物や前記水酸
基価5〜60のポリオキシアルキレンポリオールである
ことが好ましい。ポリマー分散ポリオールは、このマト
リックス中にポリマー微粒子が安定的に分散している分
散体であり、ポリマーとしては付加重合体系ポリマーや
縮重合体系ポリマーがある。マトリックスが従来のポリ
オールであるポリマー分散ポリオールは公知であり、ポ
リウレタン弾性フオーム用ポリオールとして広く用いら
れている。本発明におけるポリマー分散ポリオールは前
記水酸基末端ボリジエンボリオールーモノエボキシド付
加物やポリオキシアルキレンポリオールをマトリックス
として従来の方法で製造することができる。また、従来
知られているポリマー分散ポリオールの比較的少量を前
記水酸基末端ボリジエンボリオールーモノエボキシド付
加物やポリオキシアルキレンポリオールに添加してもよ
い。この場合、平均として前記水酸基末端ボリジエンボ
リオールーモノエボキシド付加物やポリオキシアルキレ
ンポリオールの水酸基価の範囲内であることが好ましい
ポリマー分散ポリオール中のポリマー微粒子は、アクリ
ロニトリル、スチレン、メタクリレート、アルキルメタ
クリレート、アルキルアクリレート、その他のビニルモ
ノマーのホモポリマーやコポリマー等の付加重合体系ポ
リマーやポリエステル、ポリウレア、ポリウレタン、メ
ラミン樹脂等の縮重合系ポリマーからなる。
このポリマー微粒子の存在により、ポリマー分散ポリオ
ール全体の水酸基価はマトリックスのポリオールの水酸
基価よりも一般的に言って低下する。従って、前記ポリ
オキシアルキレンポリオールをマトリックスとするポリ
マー分散ポリオールの全体の水酸基価は5〜38以下で
あることが好ましく、特に5〜28以下が好ましい。
ポリマー分散ポリオールあるいはそれと前記水酸基末端
ボリジエンボリオールーモノエボキシド付加物やポリオ
キシアルキレンポリオールとの混合物中におけるポリマ
ー微粒子の含有量は、通常60wt%以下、特に40v
t%以下である。
ポリマー微粒子の量は特に多い必要はなく、また多すぎ
ても、経済的な面以外では不都合ではない。多くの場合
20wt%以下で十分に有効である。また、ポリオール
中のポリマー微粒子の存在は必ずしも必須ではないが、
それが存在するとフオームの硬度、通気性、その他の物
性の向上に有効である。従って、ポリマー微粒子は少な
くともQ、 1wt%、好ましくは少なくとも1wt%
最も好ましくは少なくとも2wt%存在することが適当
である。
ポリマー分散ポリオールはそのマトリックスが水酸基末
端ボリジエンボリオールーモノエボキシド付加物とポリ
オキシアルキレンポリオールを含有するかぎりそれのみ
を高分子量ポリオールとして使用することができる。ま
たこれら2種のポリオールの一方をマトリックスとする
ポリマー分散ポリオールを他方のポリオールで稀釈して
高分子量ポリオールとすることができる。むろんこれら
にさらに上記2種のポリオールの1種以上を加えて使用
することもできる。場合によっては、これら2種のポリ
オールのいずれをも含まないポリマー分散ポリオールに
これら2種のポリオールを加えてもよい。
東」Ll 本発明において、上記低水酸基価(即ち、高分子量)の
水酸基末端ポリジエンポリオール−モノエポキシド付加
物やポリオキシアルキレンポリオールのみを(ただし水
などの少量の反応性添加物を除()イソシアネート化合
物と反応させることができるが、さらに低分子量のイソ
シアネート基と反応しつる多官能性化合物(本発明では
架橋剤と呼ぶ)を高分子量のポリオールとともに使用す
ることができる。この多官能性化合物は、水酸基、1級
アミノ基、あるいは、2級アミノ基などのイソシアネー
ト反応性基を2個以上有すイソシアネート反応性基当り
の分子量が600以下、特に300以下の化合物が適当
である。このような架橋剤としてはポリウレタン技術分
野で通常架橋剤あるいは鎖伸長剤と呼ばれている化合物
を含む。このような化合物としては、たとえば多価アル
コール、アルカノールアミン、ポリアミン、および多価
アルコール、アルカノールアミン、糖類、ポリアミン、
モノアミン、多価フェノール類などに少量のアルキレン
オキサイドを付加して得られる低分子量のポリオキシア
ルキレンポリオール系ポリオールがある。さらに、低分
子量のポリエステル系ポリオールやポリアミンなども使
用できる。好ましくは、エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、1.4−ブタンジオ−/L、グリセリン
などの多価アルコール、ジェタノールアミン、トリエタ
ノールアミンなどのアルカノールアミン、水酸基価が2
00以上のポリオキシアルキレン系ポリオールおよびt
−ブチルトリレンジアミン、ジエチルトリレンジアミン
、クロルジアミノベンゼン等のポリアミンが用いられる
。特に好ましくは水酸基価が200以上で水酸基数が3
〜8のポリオキシアルキレン系ポリオールからなる。こ
の多官能性化合物の使用量は高分子量ポリオール100
重量部に対して約10重量部以下、特に5重量部以下が
好ましい。使用量の下限は特にないが、使用する場合、
0.2重量部程度で充分に有効である。
ポリイソシアネート ム ポリウレタンフォームの製造において、ポリオールとと
もにポリイソシアネート化合物が主たる反応性原料とし
て用いられる。ポリイソシアネート化合物としては、イ
ソシアネート基を2以上有する芳香族系、脂環族系、あ
るいは脂肪族系のポリイソシアネート、それら2種類以
上の混合物、およびそれらを変性して得られる変性ポリ
イソシアネートがある。具体的には、たとえば、トリレ
ンジイソシアネート(TDI)、ジフェニルメタンジイ
ソシアネート(MDI) 、ポリメチレンポリフェニル
イソシアネート(通称:クルードMDI ) 、キシリ
レンジイソシアネート(XDI)、インホロンジイソシ
アネート(IPDI)、ヘキサメチレンジイソシアネー
ト(HMDI)などのポリイソシアネートやそれらのプ
レポリマー型変性体、ヌレート変性体、ウレア変性体、
カルボジイミド変性体などがある。好ましくは、TDI
、MDI、クルードMDI 、およびそれらの変性体か
ら選ばれる少なくとも1種の芳香族ポリイソシアネート
が用いられる。最も好ましくは、TDIあるいはその変
性体とMDIおよび/またはクルードMDIあるいはそ
の変性体との混合物が好ましい。この混合物におけるT
DIあるいはその変性体の割合は50〜90重量%が適
当である。
本発明におけるポリイソシアネート化合物のイソシアネ
ート基含有量は、15wt%以上が好ましく、特に20
wt%以上が好ましい。
i些皿工且滅ヱ ポリオールとポリイソシアネート化合物を反応させる際
、通常触媒の使用が必要とされる。
触媒としては、活性水素含有基とイソシアネート基の反
応を促進させる有機スズ化合物などの金属化合物系触媒
やトリエチレンジアミンなどの3級アミン触媒が使用さ
れる。また、カルボン酸金属塩などのイソシアネート基
同志を反応させる多量化触媒が目的に応じて使用される
さらに、良好な気泡を形成するための整泡剤も多くの場
合使用される。整泡剤としては、たとえばシリコーン系
整泡剤や含フツ素化合物系整泡剤等がある。その他、任
意に使用しつる配合剤としては、例えばシリカ、アルミ
ナ炭酸カルシウム等の充填剤、酸化防止剤、紫外線吸収
剤、光安定剤等の安定剤、着色剤、難燃剤等がある。
ポリウレタンフォームの製造において発泡剤の使用は通
常必須である。発泡剤としては水系発泡斉りやR−11
()リクロロフルオロメタン)。
R−12(ジフルオロジクロロメタン’) 、 R−1
23(l、1−ジクロロ−2,2,2−トリフルオロエ
タン)。
R−128z (ジフルオロジブロムメタン) 、 R
−141b(1,1−ジクロロ−1−、フルオロエタン
)、塩化メチレン等の低沸点ハロゲン化炭化水素、ブタ
ンやヘキサン等の低沸点炭化水素、空気、窒素等を用い
ることができる。水系発泡剤とは水そのもの、あるいは
含水物などの反応時に水を発生する化合物をいう。低沸
点ハロゲン化炭化水素を水系発泡剤とともに発泡剤とし
て併用することができる。好ましくは、発泡剤として実
質的に水系発泡剤のみが用いられる。
発泡剤として水系発泡剤を用いた場合、前記ポリイソシ
アネート化合物の一部が水と反応し、炭酸ガスを発生す
る。従って、ポリイソシアネート化合物の使用量は、高
分子量ポリオールや低分子量の多官能性化合物の合計に
さらに水系発泡剤を加えたもの(さらにイソシアネート
基と反応性の低粘度の化合物を用いる場合はそれを加え
たもの)を基準とし、それら合計の1当量に対して0.
8〜1.3当量用いることが好ましい。このポリイソシ
アネート化合物の当量数の100倍は通常(イソシアネ
ート)インデックスと呼ばれている。従って、ポリイソ
シアネート化合物のインデックスは80〜130が好ま
しい。
以下本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明
はこれら実施例に限定されるものではない。
実施例、比較例において使用した原料やフオームの製法
は以下の通りである。
ポリオール ポリオールA 液状の水酸基末端ポリ1.4−ブタジェンジオール(数
平均分子量1000.土兄石油化学(側腹R−15HT
)に亜鉛へキサシアノコバールテート触媒存在下プロピ
レンオキシドを加えてN2雰囲気中の加圧反応器にて1
00°Cで反応させ、さらにプロピレンオキシドとエチ
レンオキシドとの混合物帽1比30/ 70)を反応さ
せて得られた、オキシエチレン基含存量15wt%、水
酸基価16.0のポリオール。
ポリオールB 液状の水酸基末端ポリ1.4−ブタジェンジオール(数
平均分子量2800、出光石油化学■製R−45HT)
に亜鉛へキサシアノコバールテート触媒存在下プロピレ
ンオキシドとエチレンオキシドとの混合物(重量比9[
]/10)を反応させ、次いでプロピレンオキシドを反
応させ、さらにプロピレンオキシドとエチレンオキシド
との混合物(重量比30/ 70)を反応させて得られ
たオキシエチレン基含有量18wt%、水酸基価13.
0のポリオール。
ポリオールC 分子量600のポリオキシプロピレントリオルを開始剤
とし、亜鉛へキサシアノ鉄錯体を触媒としてプロピレン
オキシドを付加し、次いで該触媒を失活させた後アルカ
リ触媒を用いてエチレンオキサイドを付加し、その後精
製して触媒成分を除去して製造されたポリオール。得ら
れたポリオキシアルキレンポリオールの水酸基数は3、
水酸基価は21,0、オキシエチレン基含有量は10w
t%、総不飽和度は0.022meq/gであった。
ポリオールD 亜鉛へキサシアノコパルテート錯体を触媒として用いる
以外はポリオールCと同様にして得られた水酸基数3、
水酸基価16.8、オキシエチレン基含有fi15wt
%、総不飽和度0.023meq/gのポリオキシアル
キレンポリオール。
ポリオールE 前記数千均分% 1i12800の液状の水酸基末端ポ
リ1.4−ブタジェンジオール(出光石油化学■製R−
458T) ポリオールF 水酸化カリウムを触媒として製造した末端オキシエチレ
ン基含有量15wt%、水酸基価280、総不飽和度0
.10meQ/gのポリオキシプロピレンオキシエチレ
ントリオール。
ポリマー 1ポリオール ポリオールAp−2 ポリオールAをベースとし、そのなかでアクリロニトリ
ルとスチレンの混合物(重量比70/30)を重合して
得られたコポリマー粒子含有量20wt%のポリマー分
散ポリオール。
ポリオールBp−1 ポリオールBをベースとし、そのなかでアクリロニトリ
ルを重合して得られたポリアクリロニトリル粒子含有量
20wt%のポリマー分散ポリオール。
ポリオールBp−2 ポリオールBをベースとし、そのなかでアクリロニトリ
ルとスチレンの混合物(重量比70/30)を重合して
得られたコポリマー粒子含付量20wt%のポリマー分
散ポリオール。
ポリオールcp−1 ポリオールCをベースとし、そのなかでアクリロニトリ
ルを重合して得られたポリアクリロニトリル粒子含有量
20wt%のポリマー分散ポリオール。
ポリオールCp−2 ポリオールCをベースとし、そのなかでアクリロニトリ
ルとスチレンの混合物(重量比70/30)を重合して
得られたコポリマー粒子含有量20wt%のポリマー分
散ポリオール。
ポリオールDp−1 ポリオールDをベースとし、そのなかでアクリロニトリ
ルを重合して得られたポリアクリロニトリル粒子含有量
20wt%のポリマー分散ポリオール。
ポリオールDp−2 ポリオールDをベースとし、そのなかでアクリロニトリ
ルとスチレンの混合物(重量比70/30)を重合して
得られたコポリマー粒子含有量2Qwt%のポリマー分
散ポリオール。
ポリオールFp−1 ポリオールFをベースとし、そのなかでアクリロニトリ
ルを重合して得られたポリアクリロニトリル粒子含有量
20wt%のポリマー分散ポリオール。
架」1削 水酸基価450のソルビトール−プロピレンオキシド付
加物。
肱−薯 触媒Aニトリエチレンジアミン溶液 (商品名”Dabco 33LV”) 触媒B:ビス(ジメチルアミノエチル)エーテル 1J:水 1旧l 整泡剤A:シリコーン系整泡剤(商品名”5Z−131
3”9日本ユニカー−販売)整泡剤B:シリコーン系整
泡剤(商品名”5Z−1302°°1日本ユニカー■販
売)整泡剤C:シリコーン系整冶剤(商品名”5Z−1
306°゛1日本ユニカー■販売)ポリイソシアネート
 人物 イソシアネートA:トリレンジイソシアネー) (TD
I−80)とポリメチレンポリフェニルイソシアネート
(MR−200°”日本ボッウレタン社製)の重量比8
0/20の混合物。
イソシアネートB : TDI−80とポリメチレンポ
リフェニルイソシアネート(”MR−200”日本ポリ
ウレタン社製)の重量比40 760の混合物。
イソシアネートC: TDI−80 ポリウレタン  フオームの ポリイソシアネート化合物以外の全原料の混合物にポリ
イソシアネート化合物を加えて撹拌し、直ちに60℃に
加温された縦横各350111m、高さ100mmの金
型にその混合物を注入して密閉し、室温で5分間キュア
した後成形されたポリウレタン弾性フオームを金型より
取り出した。
その後、下記のフオーム物性を測定した。実施例で得ら
れたフオームの物性を表−1に示す。
密 度(コア)  : JIS K640125% I
LD・JIS K6401 反発弾性: JIS X6401 伸   び: JIS  K6401 温熱永久歪: JIS K6401 共振振動数: JASO8407−826Hz伝達率:
 JASOB 407−82実施例1 ポリオールA 10部(重量部、以下同様)、ポリオー
ルC60部、ポリオールCp−130部、水3.2部、
触媒AO17部、触媒8011部、整泡剤A 1.0部
、および架橋剤3.0部の混合物とイソシアネートA(
インデックス105)を原料としてポリウレタン弾性フ
オームを製造し、良好なフオームを得た。
実施例2 実施例1のポリオール混合物100部のかわりに、ポリ
オールB  20部、ポリオール040部、ポリオール
Cp−130部、ポリオールCp−130部を使用する
以外は、実施例1と同じ原料を使用してポリウレタン弾
性フオームを製造し、良好なフオームを得た。
実施例3 ポリオールA  20部、ポリオールC40部、ポリオ
ールCp−130部、ポリオールCp−220部、水3
.5部、触媒AO06部、触媒B  O,1部、整泡剤
B  1.2部、および架橋剤3.0部の混合物とイソ
シアネートB(インデックス105)を原料としてポリ
ウレタン弾性フオームを製造し、良好なフオームを得た
実施例4 実施例3のポリオール混合物100部のかわりに、ポリ
オールB  20部、ポリオールD40部、ポリオール
Cp−120部、ポリオールCp−120部を使用する
以外は、実施例3と同じ原料を使用してポリウレタン弾
性フオームを製造し、良好なフオームを得た。
実施例5 ポリオールA  10部、ポリオールC70部、ポリオ
ールCp−120部、水3.0部、触媒A0.8部、触
媒80.1部、整泡剤C1,0部、および架橋剤3.0
部の混合物とイソシアネートC(インデックス105)
を原料としてポリウレタン弾性フオームを製造し、良好
なフオームを得た。
実施例6 実施例5のポリオール混合物100部のかわりに、ポリ
オールB  10部、ポリオール970部、ポリオール
Cp−120部を使用する以外は、実施例5と同じ原料
を使用してボッウレタン弾性フオームを製造し、良好な
フオームを得た。
実施例7 実施例1のポリオール混合物100部のかわりに、ポリ
オールA  10部、ポリオールド60部、ポリオール
Fp−130部を使用する以外は、実施例1と同じ原料
を使用してボッウレタン弾性フオームを製造した。フオ
ームには多少のセル荒れがあった。
比較例1 実施例1のポリオール混合物100部のかわりに、ポリ
オールE  10部、ポリオールC60部、ポリオール
Cp−130部を使用する以外は、実施例1と同じ原料
を使用してポリウレタン弾性フオームを製造することを
試みた。原料撹拌混合の段階において液の増粘により均
一な混合ができず、フオームは型内において収縮してお
り、良好なフオームは得られなかった。
比較例2 実施例1のポリオール混合物100部のがわりに、ポリ
オールE  10部、ポリオールド60部、ポリオール
Fp−130部を使用する以外は、実施例Iと同じ原料
を使用してポリウレタン弾性フオームを製造することを
試みた。R料撹拌混合の段階において液の増粘により均
一な混合ができず、フオームは型内において収縮してお
り、良好なフオームは得られなかった。
[発明の効果] 本発明は、従来使用が困難であった水酸基末端のポリジ
エンポリオールにモノエポキシドを付加することにより
、他のポリオールやポリイソシアネート化合物との相溶
性を改良したものである。このポリオールをポリオキシ
アルキレンポリオールと併用して軟質のポリウレタンフ
ォームを製造すると、通気性、反発弾性、温熱永久歪性
などの物性に優れたフオームが得られる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、水酸基末端ポリジエンポリオールにモノエポキシド
    を付加して得られる水酸基価5〜60ポリオールおよび
    このポリオールをマトリックスとするポリマー分散ポリ
    オールから選ばれた少くとも1種の高分子量ポリオール
    とポリイソシアネート化合物を、触媒および発泡剤の存
    在下で反応させることを特徴とするポリウレタンフォー
    ムの製造方法。 2、水酸基末端ポリジエンポリオールにモノエポキシド
    を付加して得られるポリオールが、複金属シアン化物錯
    体触媒存在下に水酸基末端ポリジエンポリオールにモノ
    エポキシドを付加して得られるポリオールである、請求
    項第1項記載の方法。 3、水酸基末端ポリジエンポリオールにモノエポキシド
    を付加して得られるポリオールが、水酸基末端ポリジエ
    ンポリオールの水酸基当たり1分子以上のモノエポキシ
    ドを付加して得られ、かつそのポリジエン骨格の割合が
    5〜90重量%である、請求項第1項記載の方法。 4、水酸基価5〜60のポリオキシアルキレンポリオー
    ルと水酸基末端ポリジエンポリオールのモノエポキシド
    付加物を必須成分とする高分子量ポリオール、またはポ
    リマー分散ポリオールあるいはその高分子量ポリオール
    稀釈物であってそのポリマー分散ポリオールのマトリッ
    クスを含め全高分子量ポリオールが上記ポリオキシアル
    キレンポリオールと水酸基末端ポリジエンポリオールの
    モノエポキシド付加物を必須成分とする高分子量ポリオ
    ール、およびポリイソシアネート化合物を、触媒および
    発泡剤の存在下で反応させることを特徴とするポリウレ
    タンフォームの製造方法。 5、ポリオキシアルキレンポリオールの水酸基価が5〜
    38である、請求項第4項記載の方法。 6、水酸基末端ポリジエンポリオールのモノエポキシド
    付加物の水酸基価が5〜60である、請求項第4項記載
    の方法。 7、全高分子量ポリオール中の水酸基末端ポリジエンポ
    リオールのモノエポキシド付加物の量が、全高分子量ポ
    リオールに対して2〜80重量%使用する、請求項第4
    項記載の方法。 8、ポリオキシアルキレンポリオールが、水酸基価(X
    mgKOH/g)と総不飽和度(Ymeq/g)がY≦
    0.9/(X−10)の関係にあり、かつYが0.07
    以下、水酸基価(X)が5〜38、水酸基数2〜8のポ
    リオキシアルキレンポリオールであ る、請求項第4項記載の方法。 9、ポリオキシアルキレンポリオールが総不飽和度(Y
    )0.04以下である、請求項第8項記載の方法。 10、ポリオキシアルキレンポリオールがオキシプロピ
    レン基含有量70wt%以上で、任意にオキシエチレン
    基を含む、ポリオキシアルキレンポリオールである、請
    求項第4項記載の方法。 11、ポリオキシアルキレンポリオールが末端オキシエ
    チレン基を5wt%以上含む、ポリオキシアルキレンポ
    リオールである、請求項第10項記載の方法。 12、ポリイソシアネートが、トリレンジイソシアネー
    ト、ジフェニルメタンジイソシアネート、ポリメチレン
    ポリフェニルイソシアネート、およびそれらの変性体か
    ら選ばれた少なくとも1種の化合物からなる、請求項第
    4項記載の方法。 13、高分子量ポリオールとともにイソシアネート反応
    性基を2個以上有するイソシアネート反応性基当りの分
    子量が600以下の架橋剤を使用する、請求項第4項記
    載の方法。
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