JPH04136003A - カチオン電着性ゲル化微粒子重合体及びその製造方法 - Google Patents

カチオン電着性ゲル化微粒子重合体及びその製造方法

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JPH04136003A
JPH04136003A JP25722290A JP25722290A JPH04136003A JP H04136003 A JPH04136003 A JP H04136003A JP 25722290 A JP25722290 A JP 25722290A JP 25722290 A JP25722290 A JP 25722290A JP H04136003 A JPH04136003 A JP H04136003A
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monomer
polymerizable unsaturated
polymerizable
double bond
group
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Application number
JP25722290A
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English (en)
Inventor
Kenji Yamamoto
健治 山本
Jiro Nagaoka
長岡 治朗
Teiji Katayama
片山 禎二
Masafumi Kume
久米 政文
Tadayoshi Hiraki
忠義 平木
Eisaku Nakatani
中谷 栄作
Yasuyuki Hirata
靖之 平田
Haruhiko Kataoka
晴彦 片岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はカチオン電着性ゲル化微粒子重合体及びその製
造方法に関し、さらに詳細には、カチオン性水性樹脂を
用いて乳化重合せしめてなる、芯成分として加水分解性
アルコキシンラン基及び水酸基を含有し、また殻成分と
してウレタン結合及び水酸基を含有する芯−殻構造を有
するカチオン電着性ゲル化微粒子重合体、および上記乳
化重合を重合開始剤として水溶性アゾアミド化合物を用
いて行なう重合安定性良好なカチオン電着性ゲル化微粒
子重合体の製造方法に関する。
(従来技術) 粒子内の架橋反応によりゲル化された微粒子重合体及び
その製造方法は従来から広く知られており、例えば、少
なくとも2個のエチレン性二重結合を含む架橋用単量体
を含有する単量体混合物を水系で乳化重合せしめる方法
(英国特許第967051号明細書、特開昭63−63
761号公報):分散安定剤を用いてグリシジル(メタ
)アクリレートと(メタ)アクリル酸などを含有する単
量体混合物を非水系で分散重合せしめると同時にこれら
の官能基を反応せしめる方法(特公昭57−34846
号公報)などがある。特に、水系でアルコキンシランモ
ノマーを用いてゲル化a Ft子重重合体製造する方法
としては、アルコキンシランモノマーと他の七ツマ−の
混合物を水系媒体中で非反応性界面活性剤を用いて乳化
重合する方法(特開昭60−181173号公報)、ア
ルコキシシランモノマー (メタ)アクリル酸およびそ
の他の七ツマ−を共重合した後、水分散せしめてアルミ
建材用つや消し電着塗膜を得る方法(特開昭59−67
396号公報)、アルコキシシラン基とカルボキシル基
とを含有するアクリル重合体とコロイド状ンリカを組み
合わせた水溶液組成物(特公昭61−47178号公報
)、アルコキシシラン基とカチオン性基を含有するアク
リル共重合体を水分散化し、粒子的架橋せしめる方法(
特願昭62−54141号)等が提案されている。
(発明が解決しようとする問題点) 従来の方法によって得られるゲル化微粒子重合体は、塗
料組成物に添加されてレオロジー特性や物理特性に影響
を及ぼし、その結果、塗料のスプレー効率、塗膜のたれ
防止、金属性顔料のバタンコントロール等の改善に寄与
する。
他方、自動車工業を中心に広く用いられているカチオン
電着塗料は、それ自体防食性に優れたものであるか、被
塗物のエツジ部の塗装膜厚か厚くならずエツジカバー性
か劣るという欠点かあり、その改良が望まれている。そ
こで、本発明者らは上記問題点を解決するため、カチオ
ン電着塗料に前記したケル化微粒子重合体を適用すべく
検討を行なったか、従来公知のゲル化微粒子重合体は多
くは非水系分散物であるか、或いは水系分散物であった
としても非反応性界面活性剤を用いて乳化重合して得ら
れるアニオン系もしくはノニオン系分散物であって、カ
チオン電着塗料に用いることが通常困難である。たとえ
、このものをカチオン電着塗料に適用したとしても、電
着浴の安定性、電着特性、塗膜の耐水性、防食性を損な
い、この分野の実用に耐え得ないものである。
一方、本発明者らは先にアルフキシンラン基と水酸基及
びカチオン性基を有する内部架橋ゲル化微粒子重合体及
びその製造方法J二つき提案した(特開平2−4710
7号公報)。この内部架橋ゲル化微粒子重合体はカチオ
ン電着性を有し、カチオン電着塗料に添加しても浴安定
性、電着特性を損なうことかなく、また焼付塗膜はエツ
ジカバ性に特に優れてG)るか、なお湿潤防食性にやや
劣るという欠点かあり、実用上不満足な点かあった。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らはカチオン電着塗料のレオロジーコントロー
ル剤として有用なカチオン電着性ゲル化微粒子重合体を
開発すへく鋭意研究を重ねた結果、カチオン性水性樹脂
を用いて乳化重合せしめてなる、芯成分として加水分解
性アルコキシシラン基及び水酸基を含有し、また殻成分
としてウレタン結合及び水酸基を含有し、かつ、粒子表
面にエポキン化合物か局在する芯−殻構造を有するカチ
オン電着性ゲル化微粒子重合体が前記問題点の解決に極
めて有効であることを見出した。
また、このものはカチオン電着性を有し、カチオン電着
塗料に添加しても浴安定性、電着特性を損なうことかな
く、焼付時には殻成分中のウレタン結合か水酸基と縮合
して粒子間架橋およびベス樹脂との架橋か行なわれると
同時に、芯成分中の、ラノール基も一部架橋反応に関与
することにより、塗膜の耐水性、防食性、塗面平滑性を
損なうことなくカチオン電着塗膜のハノキ防止やエツジ
カバー性、付着性、耐チッピング性の向上ニ極めて有効
であり、しかもエツジカバー性は経時で低下することか
ないことを見出し、本発明を完成するノこ至った。
かくして、本発明に従えば、カチオン性水性樹脂を用い
て、第一段階として (a)ビニル性二重結合と加水分解性アルコキシシラン
基を含有する重合性不飽和ビニルンランモノマ (b)分子内に少なくとも2個のラジカル重合可能な不
飽和基を含有する重合性モノマ (c)ビニル性二重結合と水酸基を含有する重合性不飽
和モノマー、及び (cl)その他の重合性不飽和モノマ から成るモノマー成分(A)を乳化重合し、次いで第一
段階において得られた水性ゲル化微粒子重合体の存在下
に、第二段階として、 (e)分子内の少なくとも1個のイソシアネート基がラ
ジカル重合性モノヒドロキシ化合物でブロックされlニ
フ゛ロンクモノまt二はポリイソシアネート、(f)ビ
ニル性二重結合と水酸基を含有する重合性不飽和モノマ
ー、及び (g)その他の重合性不飽和モノマ から成るモノマー成分(B)を乳化重合せしめることに
より得られる、モノマー成分(A)の重合物を芯とし、
モノマー成分(B)の重合物を殻とする芯−殻構造を有
することを特徴とするカチオン電着性ゲル化微粒子重合
体が提供される。
本発明に従えは、また、カチオン性水性樹脂を用いて、
第一段階として、 (a)ビニル性二重結合と加水分解性アルコキシシラン
基を含有する重合性不飽和ビニルシランモノマ (b)分子内に少なくとも2個のラジカル重合可能な不
飽和基を含有する重合性上ツマ−(c)ビニル性二重結
合と水酸基を含有する重合性不飽和モノマー、及び (d)その他の重合性不飽和モノマ から成るモノマー成分(A)を乳化重合し、次いで第一
段階において得られた水性ゲル化微粒子重合体の存在下
に、第二段階として、 (e)分子内の少なくとも1個のイソシアネート基がラ
ジカル重合性モノヒドロキシ化合物でブロックされたブ
ロックモノまたはポリイソシアネート、(f)ビニル性
二重結合と水酸基を含有する重合性不飽和上ノで−、及
び (g)その他の重合性不飽和モノマ から成るモノマー成分(B)を乳化重合することから成
り、そして上記乳化重合における重合開始剤として水溶
性−アシアミド化合物を用いることを特徴とするカチオ
ン電着性ゲル化微粒子重合体の製造方法が提供される。
本発明において、カチオン電着性ゲル化微粒子重合体の
芯成分を構成するモノマー成分(A)は、(a)ビニル
性二重結合と加水分解性アルコキシシラン基を含有する
重合性不飽和ビニルシランモノマー (b)分子内に少なくとも2個のラジカル重合可能な不
飽和基を含有する重合性モノマ (c)ビニル性二重結合と水酸基を含有する重合性不飽
和モノマー、及び (cl)その他の重合性不飽和上ツマ−であり、また、
殻成分を構成するモノマー成分(B)は、 (e)分子内の少なくとも1個のイソシアネート基カラ
ジカル重合性モノヒドロキシ化合物でブロックされたブ
ロック七ノまたはポリイソシアネート、(f)ビニル性
二重結合と水酸基を含有する重合性不飽和モノマー、及
び (g)その他の重合性不飽和モノマー である。
上記(a)のヒニルシランモノマーには、下記一般式 %式% 式中、Qはγ−メタクリルオキシプロピル基やビニル基
の如き重合性不飽和基を表わし、Rはアセトキシ基また
は1〜8個の炭素原子を有するアルコキン基を表わす、 で表わされる化合物である。
このヨウなアルコキン基の例としては、メトキ7、エト
キン、プロポキン、ブトキシ、インブトキシ、ペントキ
/、ヘキソキンなとのほか、メトキシメトキン、エトキ
シメトキシ、アルコキ・/アリルオキシ、エトキンフェ
ノキンなどが挙げられる。好ましいRはメトキシまたは
エトキシ基である。このシランモノマーはそれ自体既知
のものであり或いはそれ自体既知のものと同様にして製
造される。そのようなシランモノマーの具体例としては
、ビニルトリットキシシラン、ビニルトリエトキシシラ
ン、ビニルトリス(2−メトキシエトキシ)シラン、γ
−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシラン、ビニ
ルドリアセトオキンシラン等が挙げられるが、これらの
うちで特に好ましいものとしてはγ−メタクリルオキシ
プロピルトリメトキシシランが挙げられる。
上記(b)の分子内に少くとも2個のラジカル重合可能
な不飽和基を含をする重合性七ツマ−には、多価アルコ
ールの重合性不飽和モノカルボン酸エステル、多塩基酸
の重合性不飽和アルコールエステル、及び2個以上のビ
ニル基で置換された芳香族化合物なとか包含され、それ
らの具体例としては、エチレングリコールジアクリレー
ト、エチレングリコールジメタクリレート、トリエチレ
ングリコールジメタクリレート、テトラエチレングリコ
ールジメタクリレート、1.3−ブチレングリコールジ
メタクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレ
ート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、1
.4−ブタンジオールジアクリレート、ネオペンチルグ
リコールジアクリレート、l、6−ヘキサンジオールジ
アクリレート、ペンタエリスリトールジアクリレート、
ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリス
リトールテトラアクリレート、ペンタエリスリトールジ
メタクリレート、ペンタエリスリトールトリメタクリレ
ート、ペンタエリスリトールテトラメタクリレート、グ
リセロールジメタクリレート、グリセロールジアクリレ
ート、グリセロールアリロキシジメタアクリレート、1
,1.1−トリスヒドロキンメチルエタンジアクリレー
ト、l。
1.1−トリスヒドロキンメチルエタントリアクリレー
ト、1.1.1−トリスヒドロキシメチルエタンジメタ
クリレート、1,1.1−1−リスヒドロキシメチルエ
タントリメタクリレート、1.1.1トリスヒドロキシ
メチルプロパンジアクリレート、1.1.1−1−リス
ヒドロキシメチルプロパントリアクリレート、1,1.
1−トリスヒドロキシメチルプロパンジメタアクリレー
ト、1,1.1〜トリスヒドロキシメチルプロパントリ
メタクリレト、トリアリルシアヌレート、トリアリルイ
ソシアヌレート、トリアリルトリメリテート、ジアリル
テレフタレート、ジアリルフタレートおよびジビニルベ
ンゼンなどが挙げられる。
前記(C)および(f)のビニル性二重結合と水酸基を
含有する重合性不飽和モノマーは、ゲル化微粒子重合体
中に水酸基を導入するのに役立つモノマー成分であり、
導入される水酸基はゲル化微粒子重合体を製造するとき
の親水基もしくは分散粒重量の架橋反応の官能基の働き
をする。上記(c)および(f)成分の不飽和モノマー
の例としては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ト、ヒドロキンプロピル(メタ)アクリレートなどが挙
げられる。
前記(e)の分子内の少なくとも1個のイソシアネート
基がラジカル重合性モノヒドロキシ化合物でブロックさ
れたブロックモノ−またはポリイソシアネートは、本発
明の重要な目的の一つである塗膜の耐水性、防食性、塗
面平滑性を損なうことなく、カチオン電着塗膜のハジキ
防止やエツジカバー性、付着性、耐チッピング性等を向
上させる上で重要な成分である。
上記(e)成分において使用されるモノイソシアネート
類としては、フェニルイソシアネート、p−クロルフェ
ニルイソシアネート、0−クロルフェニルイソシアネー
ト、m−クロルフェニルイソシフ4−ト、3.4−ジク
ロルフェニルイソシアネート、2.5−ジクロルフェニ
ルイソシアネート、メチルイソシアネート、エチルイン
シア不F、n−ブチルイソシアネート、n−プロピルイ
ソシアネート、才りタデンルイソシア不−ト等か例示さ
れる。これらのモノイソシアネート類は単独で使用して
もよく或いは2種以上を混合して使用してもよい。
また、ポリイソシアネート類としては、芳香族ポリイソ
シアネート、例えはトルエンジイソシアネート、ナフタ
レンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、
水素化キシリレンジイソシアネート、ジフェニルメタン
ジイソシアネート、ジベンジルイソシア不−ト等;脂肪
族ポリイソシアネート、例えばテトラメチレンジイソシ
アネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、ジシクロ
ヘキシルジイソシアネート、インホロンジイソシアネー
ト等が例示される。さらに、これらポリイソシアネート
化合物の重合体及びビユレット体を用いることもできる
。上記の如きポリイソシアネート類は単独で使用しても
よく或いは2種以上を混合して使用してもよい。
上記の七ノーおよびポリイソシアネート類をブロックす
るために使用されるブロック剤としては、例えばラジカ
ル重合性モノヒドロキシ化合物か包含され、その具体例
としてはアクリル酸またはメタクリル酸のヒドロキシア
ルキルエステル、トリまたはテトラプロピレングリコー
ルモノ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパン
ジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ 
(メタ)アクリレート等が挙げられる。
前記重合性モノヒドロキシ化合物は他のブロック剤と併
用することができ、併用できるブロック剤としては、炭
素数が少なくとも6の飽和または不飽和のモノアルコー
ル類、セロソルブ類、カルピトール類およびオキシム類
等が挙げられる。それらの具体例には、ヘキサノール、
ノナノール、デカノール、ラウリルアルコール、ステア
リルアルコール、2−エチルヘキサノール等の飽和モノ
アルコール類;オレイルアルコール、リルニルアルコー
ル等の不飽和モノアルコール類:メチルセロソルブ、エ
チルセロソルブ、ブチルセロソルブ、ヘキシルセロソル
ブ等のセロソルブ類−メチルカルピトール、エチルカル
ピトール、プチルカルヒトール等のカルヒトール類;メ
チルエチルケトキシム、アセトンオキンム、メチルイソ
ブチルケトキンム、シクロへキサノンオキンム等のオキ
シム類等を例示することかできる。
前記(d)および(g)のその他の重合性不飽和上ツマ
−は、ゲル化微粒子重合体を構成する残りの成分であり
、例えは、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ
)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、イソ
プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリ
レート、ヘキシル(メタ)アクリレート、オクチル(メ
タ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、シ
クロヘキシルアクリレートなどの(メタ)アクリル酸の
アルキル(01〜C+a)エステル:スチレン、σ−メ
チルスチレン、ビニルトルエンなどのビニル芳香族モア
マー; (メタ)アクリル酸のアミド化合物; (メタ
)アクリロニトリル;などの通常のアクリル樹脂の合成
に用いられる既知のモノマーを使用することができる。
これらの巣量体は、所望の特性に店して適宜選択され、
それぞれ単独で用いてもよく、或いは2種またはそれ以
上を組み合わせて使用することかできる。
本発明におけるゲル化微粒子重合体のモノマ成分(A)
[芯成分]を構成する前記モノマ(a)〜(d)の重合
させる割合は、厳密に制限されるものではなく、生成す
るゲル化微粒子重合体に望まれる物性等に応して変える
ことかできるか、一般には以下に述べる範囲内とするこ
とができる。
(a)モノマー : 0.5−10H量%、好ましくは
1〜5重量%: (b)モノマー=1〜50重量%、好ましくは3〜40
重量%; (c)モノでm:1〜30重量%、好ましくは2〜10
重量%: (d)モノマー:10〜97.5重量%、好ましくは4
5〜94重量%。
またモノマー成分(B)[殻成分]を構成するR記モノ
マー(e)〜(g)の重合させる割合も、また厳密に制
限されるものではなく、生成するケル化微粒子重合体に
望まれる物性等に応して変えることかてきるか、一般に
は次の範囲内とすることかできる。
(e)モノマー210〜40重量%、好ましくは15〜
30重量%: (f)モノマー:1〜30重量%、好ましくは2〜10
重量%; (g)モノマー:30〜89重量%、好ましくは60〜
83重量%。
モノマー成分(A)「芯成分Jとモノマー成分(B)[
殻成分1との配合比率を選択することも、また本発明を
実用化ならしめるうえで重要な要素の1つである。本発
明では、モノマー成分(A)の合計とモノマー成分(B
)の合計との重量比は、一般jこlO〜90対90〜1
0、好ましくは40〜60対60〜40の範囲内とする
のが好都合である。モノマー成分(A)の含有比率が1
0%より少なくてもまた90%を越えても、得られる焼
付塗膜のエツジカバー性か低下する傾向がみられる。
本発明におけるカチオン性水性樹脂は、−船釣にカチオ
ン型電着塗料の製造において皮膜形成樹脂として使用さ
れているものを使用することかできる。それらは樹脂に
正の電荷と親水性を付与するカチオン性官能基を持って
おり、酸だ中和することによって陰極に電着可能な水性
浴を形成しうるものである。そのような樹脂としては種
々のタイプの樹脂が知られており、それらはいずれも本
発明において使用することかできるか、防食性に優れた
好ましい典型的な水性樹脂はポリフェノール(14物と
エピクロルヒドリンとから得られるポリエポキシド化合
物のエポキシ基にカチオン化剤を反応せしめて得られる
反応生成物である。
前記ポリエポキシド化合物は、エポキシ基化合物で、一
般に少くとも200、好ましくは4〜2.000の範囲
内の数平均分子量を有するものが適している。そのよう
なポリエポキシド化合物としはそれ自体既知のものを使
用することかでき、例えは、ポリフェノールをアルカリ
の存在下にエピクロルヒドリンと反応させることにより
製造することかできるポリフェノールのポリグリ/ジル
エーテルか包含される。ここで使用しうるポリフェノー
ルとしては、例えばヒス(4−ヒドロキシフェニル)〜
2.2−プロパン、4.4’−ジヒドロキ/ベンゾフェ
ノン、ヒス(4−ヒドロキンフェニル)−1,1−エタ
ン、ヒス−(4−ヒドロキシフェニル)−1,1−イソ
ブタン、ビス(4ヒドロキン−Lert−ブチル−フェ
ニル)−2゜2−7’ロパン、ヒス(2−ヒドロキシナ
フチル)メタン、1.5−ジヒドロキシナフタレン、ビ
ス〔2,4−ジヒドロキンフェニル〕メタン、テトラ(
4−ヒドロキシフェニル)−1,1,2,2エタン、4
.4’−ジヒドロキシジフェニルエーテル、4.4’−
ジヒドロキシジフェニルスルホン、フユノールノポラッ
ク、クレゾールノボラック等が挙げられる。
上記したポリエポキシド化合物の中で、カチオン性水性
樹脂の製造に特に好適なものは、数平均分子量か少くと
も約380、好適には約800〜2.000、及びエボ
キ、当量か190〜2,000、好適には400〜1.
000の範囲のポリフェノールのポリグリ7ジルエーテ
ルであり、殊に下記一般式 %式%) で示されるものである。該ポリエポキシド化合物はポリ
オール、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオ
ール、ポリアミドアミン、ポリカルボン酸、ポリイソシ
アネートなどと一部反応させてもよく、さらに、δ−カ
プロラクトン、アクリルモノマーなどをグラフト重合さ
せてもよい。
一方、ポリエポキシド化合物に反応させるカチオン化剤
としては、脂肪族または脂環族または芳香−脂肪族の第
1級もしくは第2級アミン、第3級アミン塩、第2級ス
ルフィド塩、第3級ホスフィン塩なとが挙げられる。こ
れらはエポキシ基と反応してカチオン性基を形成する。
さらに第3級アミノアルコールとジイソンア不一トの反
応によって得られる第3級ア、ミノモノイソシアネート
をエポキン樹脂の水酸基と反応させてカチオン性基とす
ることもできる。
前記カチオン化剤におけるアミン化合物の例としては、
例えば次のものを例示することができる。
(1)  メチルアミン、エチルアミン、n−又は1s
O−プロピルアミン、モノエタノールアミン、n 又ハ
1so−プロパツールアミンなどの第1級アミン: (2) ジエチルアミン、ジェタノールアミン、ジn−
又は1so−プロパツールアミン、N−メチルエタノー
ルアミン、N−エチルエタノールアミンなどの第2級ア
ミン: (3)  エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、
ヒ[・ワキ/エチルアミノエチルアミン、エチルアミノ
エチルアミン、メチルアミノプロピルアミン、ジメチル
アミノエチルアミン、ジメチルアミンプロピルアミンな
とのポリアミン。
これらの中で水酸基を有するアルカノールアミン類か好
ましい。第1級アミノ基は予めケトンと反応させてブロ
ックした後、残りの活性水素でエボキン基と反応させて
もよい。
さらに、上記アミン化合物以外にアンモニア、ヒドロキ
ンルアミン、ヒドラジン、ヒドロキシエチルヒドラジン
、N−ヒドロキシエチルイミダシリン化合物などの塩基
性化合物も同様に使用できる。これらの化合物を用いて
形成される塩基性基は、酸、特に好ましくはギ酸、酢酸
、乳酸などの水溶性有機カルボン酸でプロトン化してカ
チオン性基とすることかできる。
本発明で用いるカチオン性水性樹脂中のカチオン性基の
含有量は、カチオン性水性樹脂を水に安定に分散しうる
程度の少ない量が望ましく、KoH(ml/i固形分)
換算数で一般に3−100、特にlO〜80の範囲内が
好ましい。しかし、カチオン性基の含有量が3以下の場
合であっても、界面活性剤なとを使用して水性分散化し
て使用することも可能であるが、この場合には、水性分
散組成物のpHか4〜9、好ましくは6〜7になるよう
にカチオン性基を調整するのが望ましい。
また、上記カチオン性水性樹脂の使用量は、通常ゲル化
微粒子重合体固形分100重量部に対して1−100重
量部、好ましくは5〜50重量部の範囲内とするのかよ
い。
前記七ツマ−の重合において使用しうる重合開始剤とし
ては下記一般式 %式% 式中、Xは炭素原子数2〜12個の直鎖状または分岐鎖
状アルキレン基を表わす、 または下記一般式 式中、Xl、X2及びX3は少なくとも1つは水酸基を
表わし、残りは水素を表わす、で示される水溶性アゾア
ミド化合物が特に適している。これらの化合物はそれ自
体既知のものであり(特開昭61〜218618号公報
、特開昭61−63643号公報)、例えばVAシリー
ズ(商品名、和光純薬工業株式会社製)として市販され
ているものが挙げられる。重合開始剤は、当該技術分野
において通常用いられている量で使用することができる
が、−船釣に、最適量はゲル化微粒子重合体固形分10
0重量部に対して0.1〜1,5重量部の範囲内である
上記(a)〜(cl)および(e)〜(g)の不飽和上
ツマ−の共重合は、アクリル共重合体を製造するための
それ自体既知の方法である乳化重合法によって行なうこ
とができる。例えば、まず、上記のモノマー混金物(a
)〜(d)を水性媒体中で、カチオン性水性樹脂及び水
溶性アゾアミド化合物重合開始剤の存在下に、通常約5
0〜約100°Cの反応温度におし゛て約1〜約20時
間反応を続け、これにより水性ケル化微粒子重合体を生
成せしめることかできる。
次に、モノマー混合物(e)〜(g)を加えて、さらに
約50〜約100 ’Cの反応温度J二おいて約1〜約
20時間反応を続ける。これにより本発明の芯−殻構造
を有するカチオン電着性ゲル化微粒子重合体を得ること
かできる。
得られるカチオン電蓄性ゲル化微粒子重合体は、通常そ
の水分散液の総重量に基づいて約10〜40重量%の樹
脂固形分含量を有することかできる。
ゲル化微粒子重合体は、通常、500部m以下、好まし
くは10〜300 nm、より好ましくは50〜110
0nの範囲内の平均粒径を有することができる。粒径の
調整はカチオン性水性樹脂の量を調節することによって
行なうことができ、容易に所望の範囲内のものを得るこ
とができる。
(作用及び効果) 本発明のカチオン電着性ゲル化微粒子重合体は、通常の
カチオン電着塗料に添加した場合、凝集、異常電着、沈
降などの問題を引きおこすことがなく、共電着され、ゲ
ル化微粒子重合体は電着塗膜の加熱硬化時における流動
調整剤の作用を行ない、すぐれたハジキ防止効果やエツ
ジ部のカバリング効果を発揮する。また、塗膜はミクロ
分離構造を形成して、塗膜物性の大きな改良効果をもた
らす。
(実施例) 以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明する。
「部」及び「%」はそれぞれ重量部及び重量%を示す。
カチオン性水性樹脂の製造 製造例1 エポキシ当量950のビスフェノールAタイプエポキシ
樹脂[商品名[エピコート1004、シェル化学(株)
製]  1900部をブチルセロソルブ993部に溶解
し、ジェタノールアミン210部を80〜100°Cで
滴下後100℃で2時間保持して固形分68%、アミン
価53をもつエポキン樹脂−アミン付加物を得た。この
樹脂100部lこ酢酸3.7部を加えて中和した後、脱
イオン水123部を加え、固形分30%のカチオン性水
性樹脂の水分散液を得た。
製造例2 モノエタノールアミン39部を反応容器中で6000に
保ち、N、N−ジメチルアミノプロピルアクリルアミド
100部を滴下し、60’C!で5時間反応させ、N、
N−ジメチルアミノプロピルアクリルアミドのモノエタ
ノールアミン付加物を得た。
別にエポキシ当量190のビスフェノールAジグリシジ
ルエーテル950部、エポキシ当量約340のプロピレ
ングリコールジグリシジルエーテル約340部、ビスフ
ェノールA456部及びジェタノールアミン21部を仕
込み、120°Cまで昇温し、エポキシ価が1,02ミ
リモル/2になるまで反応させた後、エチレングリコー
ルモノブチルエーテル479部で希釈、冷却したのち、
温度を100℃に保ちながら、ジェタノールアミン15
8部及び上記N、N−ジメチルアミノブロビルアクリル
アミドのモノエタノールアミン付加物43部を加え、粘
度上昇か止まるまで反応させ、樹脂固形分80%の樹脂
を得た。この樹脂100部に酢酸4.3部を加えて中和
した後、脱イオン水162.4部を加え、固形分30%
のカチオン性水性樹脂の水分散液を得た。
ラジカル重合性ブロックイソシアネートモノマの製造 製造例3 撹拌機、空気導入管、冷却管、温度制御装置を備えt二
2β7ラスコに、インホロンジイソシアネト222部及
びメチルイソブチルケトン47部を仕込み、乾燥空気を
液相に吹き込みながら撹拌して70°Cまで昇温した。
これにジブチルスズジラウレート0,3部を加え、次い
で2−ヒドロキシエチルアクリレート116部を1時間
で滴下し、滴下終了後もさらに1時間70℃に保った。
続いてメチルエチルケトキシム87部を1時間で滴下し
た。滴下終了後も加熱して70℃に保ち、反応混合物を
経時的に採取して−NGOの吸収をIRで確認し、−N
GOの吸収がなくなった時点を反応終点とした。かくし
て90%インホロンジイソンア不−ト/2−ヒドロキン
エチルアクリレート/メチルエチルケトキ7ムブロック
体溶液を得た。
このものの70%固型分泡粘度(溶剤組成:メチルイソ
ブチルケトンlO%、n−プチルアクリレト20%)は
G1であった。
実施例1 撹拌装置、温度計、冷却管及び加熱マントルを備えた1
1フラスコに、脱イオン水583sおよび製造例1で得
た固形分30%のカチオン性水性樹脂の水分散液133
部を入れ、撹拌しながら90℃まで昇温した。これに重
合開始剤であるVA086(2,2’−アゾビス[2−
メチル−N−(2−七ドロキシエチル)1−プロピオン
アミド:和光純薬工業株式会社製)2部を脱イオン水1
00部に溶解した水溶液の20%を加えた。15分後に
(A)成分である下記モノマー混金物の10部を加えた
スチレン               32部n−ブ
チルアクリレート 32部 2−ヒドロキンエチルアクリレート    4部KBM
−503※          2部※ γ−メタクリ
ロキンプロピルトリメトキシシラン(信越化学工業製) ついで、さらに30分間撹拌した後、残りの(A)成分
上ツマー混合物及び重合開始剤水溶液の滴下を開始した
。(A)成分上ツマー混合物は1.5時間で、また重合
開始剤水溶液は4.5時間でそれぞれ供給した。(A)
成分モノマー混合物の滴下終了後も1時間重合温度を9
0’Cjこ保った後、(B)成分である下記モノマー混
合物の滴下を開始した。
スチレン                38sn−
ブチルアクリレート         38部2−ヒド
ロキシエチルアクリレート    4部製造例3で得た
モノマー溶液      22部CB)成分上ツマー混
合物は1.5時間で供給した。!i重合開始剤水溶液滴
下終了後も30分間加熱して90℃lこ保った後室at
こ冷却し、濾布を用いて濾過し取り出した。がくして固
形分23゜5%、pH4,6,30cpsの粘度(BM
型回転粘度計、NL2スピンドル)、平均粒子径70n
m(コールタ−社ナノサイザーN−4で測定)のゲル化
微粒子重合体分散液を得た。
実施例2 カチオン性水性樹脂の水分散液を製造例2で得たものに
変更した以外は実施例1と同様の方法により乳化重合を
行ない、固形分23.4%、p)(4,7,35cps
の粘度、平均粒子径75nmのゲル化微粒子重合体分散
液を得た。
実施例3 重合開始剤をVA−080(2,2’−アゾビス(2〜
メチル−N−[1,ビービス(ヒドロキシメチル)−2
−ヒドロキシエチル]プロピオンアミド) :和光純薬
工業株式会社製)に変更した以外は実施例1と同様の方
法により乳化重合を行ない、固形分23.6%、pH4
,6,35cpsの粘度、平均粒子径73nmのゲル化
微粒子重合体分散液を得た。
比較例1 初期仕込み脱イオン水量を700部に、また、カチオン
性水性樹脂のかわりにラテムルに−180(第四級アン
モニウム塩系アクリル基含有カチオン性反応性乳化剤、
花王株式会社製、25%水溶液)を16部に変更した以
外は実施例1と同様の方法により乳化重合を行ない、固
形分19.9%、pH3,7,25cpsの粘度、平均
粒子径72nmのゲル化微粒子重合体分散液を得た。
比較例2 重合開始剤をVA−080に変更した以外は比較例1と
同様の方法により乳化重合を行ない、固形分20.0%
、pH3,6,40cpsの粘度、平均粒子径74nm
のゲル化微粒子重合体分散液を得lこ 。
応用例1 ポリアミド変性エポキシ樹脂及び完全ブロックしたジイ
ソシアネートからなる固形分35%のカチオン電着用ク
リアーエマルション(関西ペイント社製商品名、ニレク
ロン9450)572部に実施例1で得たケル化微粒子
重合体75部及び固形分43%の下記の顔料ペースト1
39.4部を撹拌しなから加え、脱イオン水588.5
部で希釈してカチオン電着塗料を得た。
応用例2〜5 応用例1において、ゲル化微粒子重合体として実施例2
〜3および比較例1〜2で得た分散液をそれぞれ75部
使用する以外は、同様の方法でカチオン電着塗料を得た
応用例1〜5で得たカチオン電着塗料中に、パールポン
ド#3030(日本パー力ライジング(株)製、リン酸
亜鉛系)で化成処理した0、8X300X90mmの冷
延ダル鋼板(端面と平坦部との角度が45度)を浸漬し
、それをカソードとして電着塗装を行なった。電着塗装
条件は、電着塗料浴温30℃、pH6−5、電圧300
Vであり、膜厚(乾燥膜厚に基づいて)20μの電着塗
膜を形成し、電着後塗膜を水洗し、185°Cl2O分
間焼付を行なった。この塗装板の性能試験結果を後記表
−11こ示す。また、塗膜溶融粘度の測定結果も併せて
表−1に示す。
さらに応用例1〜5で得たカチオン電着塗料を30°C
で密閉撹拌しながら1ケ月間貯蔵し、それらについても
上記の電着試験を行なった。その結果についても後記表
−1に示す。
C性能試験方法フ (※l)塗膜溶融粘度 焼付時の電着塗膜溶融粘度を転球式粘度測定法(J l
5−Z−0237に準する)との対比により引っかき傷
跡の熱流動外観から評価した。数値は最低時の粘度(セ
ンチボイス)を示す。
(※2)端面被覆性 平坦部の硬化膜厚か20μmとなる条件で、エツジ部角
度45°を有する鋼板に電着塗装し、所定の焼付条件で
硬化させて試験板を作製する。試験板のエツジ部か垂直
になる様にツルトスプレー装置にセットし、J I 5
−Z−2371塩水噴霧試験により168時間後のエツ
ジ部の防食性を評価する。
◎:サビ発生全くなし ○:サヒわずかに発生 ×:サビ著しく発生 (※3)塗面の平滑性 電着塗面の仕上り性を目視で評価する。
○:良好 ■:はぼ良好 △:やや不良 (※4)耐衝撃性 JIS−に−5400−19796,13、3B法に準
して、20’Cの雰囲気下において行なう。重さ500
g、撃心の先端径%インチの条件で塗膜損傷を生しない
最大高さを示す(cffl)。50CI[lを最高値と
した。
(※5)耐チッピング性 焼付電着塗装板に、さらに熱硬化性の中塗り塗料および
上塗塗料を塗装し、加熱硬化したものについて下記の試
験を行なう。
■ 試験機器:Q−G7Rグラベロメーター(Qパネル
会社製品) ■ 吹付けられる石:直径約15〜20mmの砕石 ■ 吹付けられる石の容量:約5001■ 吹付はエア
ー圧カニ約4kg/cm”■ 試験時の温度:約20°
C 試験片を試験片保持台にとりつけ、約4kg/Cl11
2の吹付はエアー圧力で約500mβの砕石を試験片に
発射せしめた後、その塗面状態を評価した。
塗面状態は目視観察し、下記の基準で評価する。
(評価) @ (良戸上塗り塗膜の一部に衝撃によるキズか極く僅
か認められる程度で、電着塗膜の剥離を全く認めず。
■ (やや不良):上塗りおよび中塗り塗膜に衝撃によ
るキズかみられ、しかも電着塗膜の剥れが僅かに認めら
れる。
△ (不良)二上塗りおよび中塗り塗膜に衝撃によるキ
スか多く認められ、しかも電着塗膜の剥れもかなり認め
られる。
(※6)温水浸漬2次付着性 40℃の水に20日間浸漬した後、JIS−に5400
−1979 6.15に準じて塗膜にコハン目を作り、
その表面に粘着セロハンテープを粘着し、急激に剥した
後の塗面を評価する。
◎:異常なく良好 △:ゴバン目の縁が僅かにハガレる程度×:ゴバン目の
一部分かハガレる (※7)防食性 素地に達するように電着塗膜にナイフでクロスカットキ
ズを入れ、これをJIS  22371に準して840
時間塩水噴霧試験を行ない、ナイフ傷からの錆、フクレ
幅によって評価した。
○ 錆またはフクレの最大幅かカント部より1mm未満
(片側)。
■二鎖または7クレの最大幅かカット部より1mm以上
2mm未満(片側)。
△:錆またはフクレの最大幅かカット部より2mm以上
3mm未満(片側)で、かつ平面部にブリスターかかな
り目lごつ。
×:錆またはフクレの最大幅がカット部より3mm以上
で、かつ塗面全面にブリスターの発生かみられる。
(※8)湿潤防食性 素地に達するように電着塗膜にナイフでクロスカットキ
ズを入れ、これを50°Cに保った5%食塩水中に84
0時間浸漬した後、ナイフ傷からの錆、7クレ幅によっ
て評価した。
○:錆またはフクレの最大幅がカット部より1mm未満
(片側)。
■:錆または7クレの最大幅がカット部より1mm以上
2mm未満(片側)。
△:Mまたは7クレの最大幅がカット部より21以上3
mm未満(片側)で、かつ平面部にブリスターがかなり
目たつ。
×:錆またはフクレの最大幅がカット部より3mm以上
で、かつ塗面全面にブリスターの発生かみられる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、カチオン性水性樹脂の存在下で、第一段階として、 (a)ビニル性二重結合と加水分解性アルコキシシラン
    基を含有する重合性不飽和ビニルシランモノマー、 (b)分子内に少なくとも2個のラジカル重合可能な不
    飽和基を含有する重合性モノマー、 (c)ビニル性二重結合と水酸基を含有する重合性不飽
    和モノマー、及び (d)その他の重合性不飽和モノマー から成るモノマー成分(A)を乳化重合し、次いで第一
    段階において得られた水性ゲル化微粒子重合体の存在下
    に、第二段階として、 (e)分子内の少なくとも1個のイソシアネート基がラ
    ジカル重合性モノヒドロキシ化合物でブロックされたブ
    ロックモノーまたはポリイソシアネート、 (f)ビニル性二重結合と水酸基を含有する重合性不飽
    和モノマー、及び (g)その他の重合性不飽和モノマー から成るモノマー成分を乳化重合せしめることにより得
    られる、モノマー成分(A)の重合物を芯とし、モノマ
    ー成分(B)の重合物を殼とする芯−殼構造を有するこ
    とを特徴とするカチオン電着性ゲル化微粒子重合体。 2、カチオン性水性樹脂の存在下で、第一段階として、 (a)ビニル性二重結合と加水分解性アルコキシシラン
    基を含有する重合性不飽和ビニルシランモノマー、 (b)分子内に少なくとも2個のラジカル重合可能な不
    飽和基を含有する重合性モノマー、 (c)ビニル性二重結合と水酸基を含有する重合性不飽
    和モノマー、及び (d)その他の重合性不飽和モノマー から成るモノマー成分(A)を乳化重合し、次いで第一
    段階において得られた水性ゲル化微粒子重合体の存在下
    に、第二段階として、 (e)分子内の少なくとも1個のイソシアネート基がラ
    ジカル重合性モノヒドロキシ化合物でブロックされたブ
    ロックモノまたはポリイソシアネート、(f)ビニル性
    二重結合と水酸基を含有する重合性不飽和モノマー、及
    び (g)その他の重合性不飽和モノマー から成るモノマー成分(B)を乳化重合することから成
    り、そして上記乳化重合における重合開始剤として水溶
    性−アゾアミド化合物を用いることを特徴とするカチオ
    ン電着性ゲル化微粒子重合体の製造方法。
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