JPH04135892A - 感熱記録材料 - Google Patents

感熱記録材料

Info

Publication number
JPH04135892A
JPH04135892A JP2259870A JP25987090A JPH04135892A JP H04135892 A JPH04135892 A JP H04135892A JP 2259870 A JP2259870 A JP 2259870A JP 25987090 A JP25987090 A JP 25987090A JP H04135892 A JPH04135892 A JP H04135892A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
sensitive recording
recording material
undercoat layer
thermal recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2259870A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2907518B2 (ja
Inventor
Toshihiko Matsushita
松下 壽彦
Sadao Morishita
森下 貞男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Paper Mills Ltd filed Critical Mitsubishi Paper Mills Ltd
Priority to JP2259870A priority Critical patent/JP2907518B2/ja
Publication of JPH04135892A publication Critical patent/JPH04135892A/ja
Priority to US08/022,851 priority patent/US5308824A/en
Priority to US08/208,661 priority patent/US5407891A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2907518B2 publication Critical patent/JP2907518B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、感熱記録材料に関し、さらに詳しくは、改ざ
ん防止可能な記録画像を得ることのできる感熱記録材料
に関するものである。
【従来の技術】
感熱記録材料は一般に基材上に電子供与性の通常無色な
いし淡色の染料前駆体と電子受容性の顕色剤とを主成分
とする感熱記録層を設けたもので、熱ヘツド、熱ペン、
レーザー光等で加熱することにより、染料前駆体と顕色
剤とが瞬時反応し記録画像が得られるもので、特公昭4
3−4160号、特公昭45−14039号公報等に開
示されている。このような感熱記録材料は比較的簡単な
装置で記録が得られ、保守が容易なこと、騒音の発生か
ないことなどの利点があり、計測記録計、ファクシミリ
、プリンター、コンピューターの端末機、ラベル、乗車
券の自動販売機など広範囲の分野に利用されている。 例えば、金融機関の支払い伝票、航空券、乗車券など、
又、基材の感熱記録層とは反対面に磁気記録層を塗設し
た基材を使用したものでは、磁気乗車券、磁気定期券、
磁気回数券、磁気駐車券、プリペイド(料金前払いカー
ド)などがある。 これらに例示した用途では、発券者側は金銭に係わるた
めに改ざんされる恐れから、その防止策として種々の工
夫がなされてきた。 改ざん防止を目的として、蛍光物質を使用した記録シス
テムには熱転写記録シートがあり、従来より種々の引例
がある。例えば、特開昭59−54598号公報、同6
1−228994号公報等が挙げられる。 特開昭59−54598号公報は、基材に設けられた感
熱転写インク層に、蛍光顔料とホットメルト接着剤が含
有されてなる感熱蛍光転写媒体に関するものである。こ
こでは、蛍光顔料が着色剤として使用されているもので
あり、蛍光顔料の持つ色相で目視確認することと強い蛍
光性を識別することを目的とするものである。しかしな
がら、蛍光顔料自体の色相では目視確認しにくいという
欠点がある。また、目視確認できるためには、多量の蛍
光顔料を含有させねばならず、コストアップになる。 特開昭61−228994号公報は、耐熱性支持体上に
着色剤、ワックス類、結着剤及び柔軟剤を主成分とする
熱溶融性インク層を設けた熱転写記録媒体において、イ
ンク層中に蛍光物質を含有させると共に、着色剤として
蛍光物質の蛍光の吸収が少ないか、或はないものを使用
したことを特徴とする熱転写記録媒体に関するものであ
る。ここでは、蛍光物質の蛍光が着色剤により吸収され
て蛍光強度が低下するという欠点を解決することを目的
とするものである。着色剤は、蛍光物質と同色系同志の
組合せが良いことを例示している。 具体的には、赤色7系の蛍光物質には赤色系の着色剤が
、同様に青色系、黄色系が例示されている。 即ち、同公報では同色系同志に組合せに特徴を持つもの
であり、異色系同志の組合せはない。また、黒色の記録
画像に対応するような記載がない。
【発明が解決しようとする課題】
基材の片面に耐熱層を塗設し、その反対面に熱溶融性イ
ンク層を塗設してなる熱転写記録シートにおいて、該熱
溶融性インク中に蛍光物質を含有する例は、上記引例で
述べたとおり種々の問題点があった。しかし、これらに
挙げた例示は、熱転写記録に関するものであり、熱溶融
性インク中に蛍光顔料を含有しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、鋭意研究を行った結果、改ざん防止可能
な感熱記録材料を提供するものである。 即ち、本発明によって提供される感熱記録材料は、染料
前駆体と該染料前駆体を加熱時発色させる顕色剤とを含
有する感熱記録材料において、基材と感熱記録層の間に
、400〜7QOnmの発光極大波長を有する白色又は
淡白色の無機系蛍光顔料を含有したアンダーコート層を
塗設してなるものである。 また、本発明によって提供される感熱記録材料は、その
基材が、感熱記録層とは反対面に強磁性の磁性粉を主成
分とする磁気記録層を塗設してなるものである。 本発明の無機系蛍光顔料は、CaS:Bi、Sr : 
Sm : Ce、ZnS : Ag、ZnS : Cu
。 nS:Cu:Coからなる硫化物系、Sr5 (04)
3 C1:Eu、3 (Ba、Mg) ・8A2Os 
 : Eu5ZnO: Zn、Zn25 to4Mn。 Z n 2 G −e O4: M n z Y V 
O4: E u Y 2O2S:Eu、0.5MgF2
・3.5MO−GeOMnからなる酸素酸塩系の少なく
とも1種を使用することを特徴とするものである。 さらに、基材と感熱記録層との間に塗設されるアンダー
コート層は、無機系蛍光顔料及び、無機及び/又は有機
顔料を使用してなることを特徴とするものである。 以下、本発明について、具体的に説明する。 本発明の感熱記録材料は、改ざんされる可能性のある記
録用途、例えば、金融機関等の支払い伝票、航空券、乗
車券、小切手、証券類等や基材の感熱記録層を塗設され
た面とは反対面に磁気記録層が塗設されている基材を用
いたもので、磁気乗車券、磁気定期券、磁気回数券、磁
気駐車券、競馬、競輪、オートレース等の投票券、プリ
ペイドカード(料金前払いカード)等の用途に使用され
ることを目的とするものである。これら金銭に係わるも
のは、常日頃から改ざんの恐れがあるために種々の防止
策が取られているのが現状である。 一般に感熱記録材料による記録画像は、黒色が多く利用
されている。改ざん防止のためには、改ざん防止策を目
視確認できては何ら意味を持たない。 本発明の無機系蛍光顔料は、感熱記録層と基材との間の
アンダーコート−層中に含有され、該蛍光顔料が白色又
は淡白色であるためにアンダーコート層の塗層と同色で
あり、且つ感熱記録層で覆われていることから目視確認
できないことに着目して本発明の感熱記録材料を完成し
たものである。 その上、使用される無機系蛍光顔料は、ブラックライト
(波長365nm)の如き特定の励起波長の光を照射し
たときに青色、緑色、赤色のような発光色を有するもの
で、その発光極大波長は400〜700nmをもつもの
であり、通常の可視光では目視確認できないということ
による。 本発明の感熱記録材料を使用するに当たって、特徴とす
ることは、印字後の感熱記録材料の識別についてである
。即ち、サーマルヘッドによる印加エネルギーが感熱記
録材料に与えられた時には印字画像か得られるか、ブラ
ックライトの如き特定の励起波長の光を照射すると印字
画像部のみ蛍光発色を呈して識別することができるので
ある。 この理由は、感熱記録層に与えられた熱か塗層を溶融し
、溶融物かアンダーコート層に沈み込み、印字部が陥没
した状態となり、アンダーコート層が露出するためであ
る。この露出状態の部分にブラックライトの光を照射す
るとアンダーコート層中に含有されている蛍光顔料か発
光して識別可能となるのである。 アンダーコート層中の無機系蛍光顔料は、無機顔料、有
機顔料を主成分とする配合組成において、0.5〜30
重量パーセント含有させることを特徴とするものである
。0.5重量パーセント未満であるとブラックライトの
ような特定の励起波長の光を照射したとき識別しにくい
。逆に、30重量パーセントを超えるときはアンダーコ
ート層の吸油性効果を十分に発揮することかできない。 また、コストアップの要因にもなってしまう。 続いて、本発明の感熱記録材料は、基材の感熱記録層塗
工面とは反対面に強磁性の磁性粉を主成分とする磁気記
録層を塗設した基材を用いてなることを特徴とするもの
である。この感熱記録材料は、塗設された磁気記録層に
磁気ヘッドを用いて特定の信号を磁気記録し、必要に応
じてその記録を磁気ヘッドにより読み取ることのできる
ものである。磁気記録された信号は、電気信号として取
り出し、各種自動装置を作動させることができる。 また、コンピューターと連動することによりデーターの
蓄積も可能となる。この基材を使用したものては、上述
した各種用途てみられるように改さχ防止か重要な課題
である。 上記の磁気記録層の組成は、磁性粉、バインダ、その他
添加剤からなる。 磁性粉としては、7  F e2O3 、F e30a
、7Fe2O3 とFe2Oaの混晶、CO含有’y−
F e2O3 、Co含有F e 2O4、B a  
7エライト、Sr−フェライト等か使用されるが、より
高い抗磁力のBa−フェライト、Sr−フェライトが好
ましい。 バインダー上しては、ポリエステル樹脂、塩化ヒニル樹
脂、ポリウレタン樹脂、塩化ビニル−酢酸ヒニル共重合
体、塩化ヒニルーアクリロニトリル共重合体、スチレン
−ブタジェン共重合体、ポリアクリル酸エステル樹脂、
エポキシ樹脂、ニトロセルロース等か使用される。 その他の添加剤としては、可塑剤、潤滑剤、帯電防止剤
、顔料等を必要に応して使用される。 アンダーコート層に使用される顔料としては、ポリエチ
レン、ポリスチレン、エチレン−酢酸ヒニル、尿素−ホ
ルムアルデヒド樹脂等の有機顔料やケイソウ土、タルク
、カオリン、焼成力オリシ、炭酸カルシウム、炭酸マグ
ネシウム、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化珪素、水酸化ア
ルミニウム、水酸化亜鉛、硫酸バリウム等の通常塗工紙
等に使用される無機顔料が挙げられ、これらを単独また
は2種以上使用できる。その中でも、吸油量70m1/
100g以上の顔料、特に焼成カオリンや酸化珪素は好
ましい顔料である。 本発明に用いられる染料前駆体としては一般に感圧記録
紙や感熱記録紙に用いられているものであれば特に制限
されない。具体的な例をあげれば(1)トリアリールメ
タン系化合物 3.3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジ
メチルアミノフタリド(クリスタルバイオレットラクト
ン)、3.3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)フ
タリド、3− (p−ジメチルアミノフェニル)−3−
(1,2−ジメチルインドール−3−イル)フタリド、
3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−(2−メチ
ルインドール−3−イル)フタリド、3−(p−ジメチ
ルアミノフェニル)−3−(2−フェニルインドール−
3−イル)フタリド、3.3−ビス(1,2ジメチルイ
ンドール−3−イル)−5−ジメチルアミノフタリド、
3.3−ビス(1,2−ジメチルインドール−3−イル
)−6−ジメチルアミノフタリド、3.3−ビス(9−
エチルカルバゾール−3−イル)−5−ジメチルアミノ
フタリド、3.3−ビス(2−フェニルインドール−3
−イル)−5−ジメチルアミノフタリド、3−p−ジメ
チルアミノフェニル−3−(1−メチルピロール−2−
イル)−6−ジメチルアミノフタリド等(2)ジフェニ
ルメタン系化合物 4.4° −ビス−ジメチルアミノフェニルベンズヒド
リルベンジルエーテル、N−ハロフェニルロイコオーラ
ミン、2.4.5−トリクロロフェニルロイコオーラミ
ン等。 (3)キサンチン系化合物 ローダミンBアニリノラクタム、ローダミンB−p−ク
ロロアニリノラクタム、3−ジエチルアミノ−7−シベ
ンジルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−オ
クチルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−フ
ェニルフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−クロロフ
ルオラン、3ジエチルアミノ−6−クロロ−7−メチル
フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(3,4−ジク
ロロアニリノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−
(2−クロロアニリノ)フルオラン、3−ジエチルアミ
ノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−
エチル−N−1−リル)アミノ−6−メチル−7−アニ
リノフルオラン、3ピペリシノー6−メチルへ7−アニ
リノフルオラン、3−(N−エチル−N−hリル)アミ
ノ−6−メチル−7−フェニルフルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−7−(4−ニトロアニリノフルオラン、3−
ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン
、3−(N−メチル−N−プロピル)アミノ−6−メチ
ル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−
イソアミル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオ
ラン、3(N−メチル−N−シクロヘキシル)アミノ−
6メチルー7−アニリノフルオラン、3− (N−エチ
ル−N−テトラヒドロフリル)アミノ−6−メチル−7
−アニリノフルオラン等。 (4)チアジン系化合物 ベンゾイルロイコメチレンブルー、p−ニトロヘンジイ
ルロイコメチレンブルー等。 (5)スピロ系化合物 3−メチルスピロジナフトピラン、3−エチルスピロジ
ナフトピラン、3,3° −ジクロロスピロジナフトピ
ラン、3−ベンジルスピロジナフトピラン、3−メチル
ナフト−(3−メトキシベンゾ)スピロピラン、3−プ
ロピルスピロベンゾピラン等 等を挙げることかでき、これらは単独もしくは2つ以上
混合して使うことかできる。 本発明に使用される顕色剤としては、一般に感熱記録紙
に使用される電子受容性の物質が用いられ、特にフェノ
ール誘導体、芳香族カルボン酸誘導体あるいはその金属
化合物、N、 N’ −ジアリ−ルチオ尿素誘導体等か
使用される。この中で特に好ましいものはフェノール誘
導体であり、具体的には、p−フェニルフェノール、p
−ヒドロキシアセトフェノン、4−ヒドロキシ−4゛ 
−メチルジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4′イ
ソプロポキシジフエニルスルホン、4−ヒドロキシ−4
° −ベンゼンスルホニルオキシジフェニルスルホン、
1.1−ビス(p−ヒドロキシフェニル)プロパン、1
.1−ビス(p−ヒドロキシフェニル)ペンタン、1.
1−ビス(p−ヒドロキシフェニル)ヘキサン、1.1
−ビス(p−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、2
.2−ビス(p−ヒドロキシフェニル)プロパン、2.
2ビス(p−ヒドロキシフェニル)ブタン、2゜2−ビ
ス(p−ヒドロキシフェニル)ヘキサン、1.1−ビス
(p−ヒドロキシフェニル)−2−エチルヘキサン、2
.2−ビス(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパン、1,1−ビス(p−ヒドロキシフェニル)−1
−フェニルエタン、1.3−ジ(2−(p−ヒドロキシ
フェニル)2−プロピル〕ベンセン、1,3−ジ〔2(
3,4−ジヒドロキシフェニル)−2−プロピル〕ベン
ゼン、1.4−シ(2−(p−ヒドロキシフェニル)−
2−プロピル〕ベンゼン、4,4゜−ジヒドロキシジフ
ェニルエーテル、4,4゜ジヒドロキシジフェニルスル
ホン、3.3’  −ジクロロ−4,4° −ジヒドロ
キシジフェニルスルホン、3,3°−ジアリル−4,4
′ −ジヒドロキシジフェニルスルホン、3. 3” 
−ジクロロ4.4′−ジヒドロキシジフェニルスルフィ
ト、2.2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)酢酸メチ
ル2.2−ヒス(4−ヒドロキシフェニル)酢酸ブチル
、4.4゛ −チオビス(2−t−ブチル−5−メチル
フェノール)、ビス(3−アリル4−ヒドロキシフェニ
ル)スルフォン、4−ヒドロキシ−4゛ −イソプロピ
ルオキシジフェニルスルフォン、3,4−ジヒドロキシ
−4° −メチルジフェニルスルフォン、p−ヒドロキ
シ安息香酸ベンジル、p−ヒドロキシ安息香酸クロロベ
ンジル、p−ヒドロキシ安息香酸プロピル、p−ヒドロ
キシ安息香酸ブチル、4−ヒドロキシフタル酸ジメチル
、没食子酸ベンジル、没食子酸ステアリル、サリチルア
ニリド、5−クロロサリチルアニリド等が挙げられる。 その他感熱記録層には、顔料として、ケイソウ土、タル
ク、カオリン、焼成カオリン、炭酸カルシウム、炭酸マ
グネシウム、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化珪素、水酸化
アルミニウム、尿素−ホルマリン樹脂等が、また、感度
を更に向上させるために添加剤として、N−ヒドロキシ
メチルステアリン酸アミド、ステアリン酸アミド、パル
ミチン酸アミドなどのワックス類、2−ペンシルオキシ
ナフタレン等のナフトール誘導体、p−ベンジルビフェ
ニル、4−アリルオキシビフェニル等のビフェニル誘導
体、1,2−ビス(3−メチルフェノキシ)エタン、2
,2°−ビス(4−メトキシフェノキシ)ジエチルエー
テル、ビス(4−メトキシフェニル)エーテル等のポリ
エーテル化合物、炭酸ジフェニル、シュウ酸ジベンジル
、シュウ酸ジ(p−フロルベンジル)エステル等の炭酸
またはシュウ酸ジエステル誘導体等を添加することがで
きる。 その他に、ヘッド摩耗防止、スティッキング防止などの
目的でステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム等の
高級脂肪酸金属塩、パラフィン、酸化パラフィン、ポリ
エチレン、酸化ポリエチレン、ステアリン酸アミド、カ
スターワックス等のワックス類を、また、ジオクチルス
ルホコハク酸ナトリウム等の分散剤、ベンゾフェノン系
、ヘンシトリアゾール系などの紫外線吸収剤、さらに界
面活性剤、蛍光染料などが必要に応じて添加される。 本発明において、アンターコート層及び感熱記録層に用
いられる接着剤としては、通常用いられる種々の接着剤
を用いることができる。例えば、デンプン類、ヒドロキ
シエチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメ
チルセルロース、ゼラチン、カゼイン、ポリビニルアル
コール、変性ポリビニルアルコールポリアクリル酸ソー
ダ、アクリル酸アミド/アクリル酸エステル共重合体ア
グリル酸アミド/アクリル酸エステル/メタクリル酸3
元共重合体、スチレン/無水マレイン酸共重合体のアル
カリ塩、エチレン/無水マレイン酸共重合体のアルカリ
塩等の水溶性接着剤、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン、
ポリアクリル酸エステル、スチレン/ブタジェン共重合
体、アクリロニトリル/ブタジェン共重合体、アクリル
酸メチル/ブタジェン共重合体エチレン/酢酸ビニル共
重合体等のラテックス等が挙げられる。 本発明に使用される基材としては紙が主として用いられ
るが不織布、プラスチック、フィルム、合成紙、金属箔
等、あるいはこれらに顔料等を塗抹したシート、あるい
はこれらを組み合わせた複合シートを任意に用いること
ができる。
【作用】
本発明の感熱記録材料は、基材と感熱記録層の間に、4
00〜700 nmの発光極大波長を有する白色又は淡
白色の無機系蛍光顔料を含有したアンダーコート層を塗
設してなることものであり、アンダーコート層中に無機
系蛍光顔料を含有させることにより、改さん防止か可能
な感熱記録材料として用いられるものである。 改ざん防止性については、無機系蛍光顔料かアンダーコ
ート層中に含有され、その上に感熱記録層が塗設されて
いるために可視状態では当然のこと、ブラックライトの
ような特定の励起波長の光のもとでも識別できない。 本発明の感熱記録材料は、サーマルヘッドを用いた印字
画像のみしか蛍光発光を識別できない。 これは、サーマルヘッドの熱で感熱記録層か溶融し、ア
ンダーコート層にその溶融物が沈み込み、印字部を感熱
記録層から陥没させるためてあり、露出したアンダーコ
ート層中の無機系蛍光顔料がブラックライトのもとて視
覚的に識別できるのである。以上の理由から、本発明の
感熱記録材料は、従来の技術にみられない作用を持つも
のである。
【実施例】
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。 実施例1 イ、アンダーコート層の塗液の調製 次の組成からなる混合物を撹拌してアンダーコート層用
塗液として調製した。ここで使用した無機系蛍光顔料は
、粒径2.2μmの白色粉末、発光極大波長624nm
、赤色の発光色を有し、その組成がY2O2 S : 
Euからなるものである。 無機系蛍光顔料          15部焼成カオリ
ン           85部スチレンブタジェン系
共重合ラテックス(50%)          24
部リン酸エステル化澱粉(10%)  60部水   
                   52部口、感
熱塗液の調製 次の組成からなる混合物をそれぞれサンドミルで平均粒
径が約1μmになるまで粉砕分散して、A液とB液を調
製した。 A液 3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アユリノフルオ
ラン            40部10%ポリビニル
アルコール水溶液 2O部水            
          40部B液 ビスフェノールA           50部ベンジ
ルオキシナフタレン     50部lO%ポリビニル
アルコール水溶液−50部水            
         100部次いて調製したA液、B液
を用いて次の配合で感熱塗液を調製した。 A液             5o部B液     
       250部ステアリン酸亜鉛(40%分散
液) 25部10%ポリビニルアルコール水溶液216
部炭酸力ルシュウム         50部水   
                  417部ハ、感
熱記録材料の作成 上記の各塗液を用いて、メイヤーバーにより坪量40g
/m2の原紙に塗工し、次のような塗工量からなる感熱
記録材料を作成した。 アンダーコート層    8  g/m2感熱記録層 
      5   g/m2二、印字評価 上記で得た感熱記録材料について、スーパーカレンダー
でベックの平滑度で400〜500秒になるように処理
し、GfflFAX試験機(大意電機製TH−PMD)
でドツト密度が8ドツト/mm。 ヘッド抵抗は1300Ωのサーマルヘッドを使用し、ヘ
ッド電圧22v1通電時間1.Omsで文字画像を印字
した。 感熱記録材料に印字された文字は、可視光では黒色の文
字としてのみしか識別することができなかった。続いて
、この印字サンプルを暗室内で蛍光検査灯(東京光学機
(株)製、Fl−38型)を用いて照射したところ、鮮
やかな赤色の文字画像を識別することができ′た。また
、文字画像のない未印字部は、感熱記録層で覆われてい
るために何ら蛍光発色を識別できなかった。 別に、光学顕微鏡で印字部を観察したところ、未印字部
に比較して印字部は、熱溶融による陥没状態が明らかで
あった。
【発明の効果】
本発明の感熱記録材料は、サーマルヘッドを用いた印字
画像部のみブラックライトのような特定の励起波長の光
を照射したとき無機系蛍光顔料の種類に応じた発光色を
識別することかできるものであり、改ざん防止効果を持
ったもので、実用的価値の極めて高いものである。 1、事件の表示 平成 2年 特許願第259870号
2、発明の名称 感熱記録材料 3、補正をする者 事件との関係 住所 名称

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、染料前駆体と該染料前駆体を加熱時発色させる顕色
    剤とを含有する感熱記録材料において、基材と感熱記録
    層の間に、400〜700nmの発光極大波長を有する
    白色又は淡白色の無機系蛍光顔料を含有したアンダーコ
    ート層を塗設してなることを特徴とする感熱記録材料。 2、無機系蛍光顔料が、CaS:Bi、Sr:Sm:C
    e、ZnS:Ag、ZnS:Cu、nS:Cu:Coか
    らなる硫化物系、Sr_5(O_4)_3Cl:Eu、
    3(Ba、Mg)・8A_2O_3:Eu、ZnO:Z
    n、Zn_2SiO_4Mn、Zn_2GeO_4:M
    n、YVO_4:EuY_2O_2S:Eu)0.5M
    gF_2・3.5MO・GeO_2:Mnからなる酸素
    酸塩系の少なとも1種であることを特徴とする請求項1
    記載の感熱記録材料。 3、アンダーコート層が、無機系蛍光顔料及び、無機及
    び/又は有機顔料を使用してなることを特徴とする請求
    項1記載の感熱記録材料。 4、基材が、感熱記録層とは反対面に強磁性の磁性粉を
    主成分とする磁気記録層を塗設してなることを特徴とす
    る請求項1記載の感熱記録材料。
JP2259870A 1990-09-28 1990-09-28 感熱記録材料 Expired - Fee Related JP2907518B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2259870A JP2907518B2 (ja) 1990-09-28 1990-09-28 感熱記録材料
US08/022,851 US5308824A (en) 1990-09-28 1993-02-25 Recording material
US08/208,661 US5407891A (en) 1990-09-28 1994-03-10 Recording material

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2259870A JP2907518B2 (ja) 1990-09-28 1990-09-28 感熱記録材料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04135892A true JPH04135892A (ja) 1992-05-11
JP2907518B2 JP2907518B2 (ja) 1999-06-21

Family

ID=17340101

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2259870A Expired - Fee Related JP2907518B2 (ja) 1990-09-28 1990-09-28 感熱記録材料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2907518B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013136175A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Sato Holdings Corp 印字用媒体および印字用媒体の真贋判定方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013136175A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Sato Holdings Corp 印字用媒体および印字用媒体の真贋判定方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2907518B2 (ja) 1999-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5876898A (en) Heat sensitive recording material and recording method using the same
GB1560086A (en) Heat-sensitive record material
US5308824A (en) Recording material
JPH08300810A (ja) 記録シートおよび偽造検知方法
JPH04135892A (ja) 感熱記録材料
JP2004264830A (ja) インジケータ、ラベル及び温度/時間履歴検知方法
JP3237914B2 (ja) 感熱記録材料
JPH04363289A (ja) 記録材料
JPH06179290A (ja) 感熱記録材料
JPS63256484A (ja) 感熱記録材料
US5610118A (en) Abrasion resistant thermosensitive recording element
JPH0761179A (ja) 情報記録媒体
JP3722560B2 (ja) 情報記録媒体
JP3349767B2 (ja) 可逆性感熱記録材料
JP2969587B2 (ja) 感熱記録媒体
JP3592558B2 (ja) 2色発色感熱記録材料
JP3586800B2 (ja) 発色・消色型自己発色性感圧記録シート
JP2899124B2 (ja) 感熱記録用組成物
JP2001018528A (ja) 2色発色感熱記録材料
JP3426074B2 (ja) 感熱記録材料及び感熱記録材料の記録方法
JPH01105779A (ja) 感熱記録材料
JPH06286313A (ja) 可逆感熱記録材料
JPH0761180A (ja) 情報記録媒体
JPH11301109A (ja) 感熱記録材料
JPH0958120A (ja) 記録シートおよび偽造検知方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees