JPH04135799U - ヘツドフオン用カラオケミキシングアンプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案はヘッドフォン又はイヤーフォン専用
としての音声出力にしたカラオケ用のミキシングアンプ
で、外部から接続されたカラオケ音楽演奏装置からの音
楽をヘッドフォンで聞きながら、マイクロホンでそれに
合わせて歌うことにより、外部への音響を抑制し、他の
妨害にならない手段で臨場感の得たヘッドフォンでのカ
ラオケを可能とする。 【構成】 市販のヘッドフォン用ステレオカセットプレ
ーヤー、ＣＤプレーヤーを主とする組合せで、ビデオデ
ィスク、ビデオテーププレーヤーとの組合せも可能とす
る。持運びを簡便にするため、小型サイズにして電池を
主電源とする。又専用のマイクロホンを本体に脱着出来
る構造も特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ヘッドフォン又はイヤフォン専用のカラオケミキシングアンプに関 するものである。

【０００２】

【従来の技術】

外部音響出力を主とした高音響出力アンプ付きのカラオケ装置や、カラオケ ミキシングアンプが市販されている。スピーカーを介しての音響だけに多人数の 対応が可能である。中にはヘッドフォンでモニターできるヘッドフォン端子付き の製品もあるが使用目的はスピーカーを作動させ、高音響出力だけに商業用電源 のＡＣ１００Ｖで取扱っており、据置型である。

【０００３】

【考案が解決しようとする問題点】

先ず持ち運びが便利であることで屋内、屋外、野外へ何処へでも気軽に取り扱 いができて外部への音響輻射を抑制し、他人への騒音妨害とならないこと。現在 の住宅の構造及び環境によっては、高出力スピーカーでの使用に問題となること がある。深夜においてカラオケの使用が禁じられる場合もあり、近所迷惑ともな れば一般家庭、或るいは飲酒営業店での使用を控えざるをえない。本考案では、 それに関係なく場所の如何にかかわらず個人又は複数の人々に、ヘッドフォンの 使用においてカラオケの劇場さながらの音響効果を得ることを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

出来るだけ小型軽量化を図り、内蔵電池の容積を減らし、各系統の回路を低電 圧電源で駆動させる。カラオケのミュージックソフトはヘッドフォン用ステレオ カセットプレーヤー及びヘッドフォン用ＣＤプレーヤー等との組合せを主体とす る。従ってヘッドフォンが共通に使用でき便利である。時には映像対応のレーザ ーデスク及びビデオテーププレーヤー等の組合せも可能にし、外部入力端子はそ れ相応の形状の受け口も備えておく。通常のＲＣＡ型入力端子の使用によって一 般家庭でのカセットテープレコーダーやＣＤプレーヤー等の接続も可能になる。

【０００５】

【作 用】

組合わせられたカラオケ音楽再生機器からの音楽出力を音声用接続コードにて ヘッドフォン用カラオケミキシングアンプの外部入力端子に入れ、増幅されてヘ ッドフォンに再生される。同時にこれを聞きながらマイクロホンで歌声を入れる ことにより増幅されて、遅延回路で残響（エコー）を添加された歌声はカラオケ 音楽とミキシング、増幅されてヘッドフォンに再生される。

【０００６】

【実施例】

次に図面により具体的な実施例を説明する。図１は、本考案のシステムの概略 説明図である。１は、カラオケ音楽再生機（カセットテーププレーヤー、ＣＤプ レーヤー等）。２は、ヘッドフォン用カラオケミキシングアンアプ。３は、音声 用接続コード。４は、マイクロホン。５は、ヘッドフォン又はイヤーフォンで、 その出力端子は複数個設けられてある。２の、特徴とする回路は１又は複数個の マイクロホンが増幅する過程において遅延が随意にかけられたり、マイクロホン からの音声を２系統に分割し一方の直接音と、他方の残響音を左右ラインに分け カラオケ音楽の左右のラインとそれぞれミキシングしたステレオ再生音とするこ とでも一層の劇場音効果が上げられる。

【０００７】 図２は、２の、ヘッドフォン用カラオケミキシングアンプとヘッドフォン間の 伝送をワイヤーレスにしたものである。複数のヘッドフォンは同一周波数で６の 、ワイヤーレス用受信機で傍受できる。７の、ワイヤーレス用送信機は２の本体 に内蔵させたものと、８のワイヤーレス用送信ユニットとしてヘッドフォン用端 子に接続できる形とする。

【０００８】 図３は、映像を伴うシステムの接続図である。２〜５は、図１と同様である。 ７は、映像再生機（ビデオディスク、ビデオテープ等）でカラオケのソフトを再 生する。９は、テレビ受像機で１０は、ヘッドフォン用の出力端子である。３の 、音声用接続コードを接ぐことで同様に目的が達せられる。１１は、ＡＣ電源か らのヘッドフォン用カラオケミキシングアンプ専用の外部電源アダプターである 。

【０００９】 図４は、カラオケを営業とする機器に対する接続図である。２〜５及び１１は 、図３と同様である。１３の、カラオケ装置からの音声出力が１４の、外部スピ ーカーの入力前へで１５の、切換えスイッチにより１６の、アッテネーターを通 して２の、ヘッドフォン用カラオケミキシングアンプに入力する。或いは１４の 、外部スピーカーのラインから直接１６の、アッテネーターに入れカラオケ装置 の音量調節器で他の妨害にならない音量にセットすることにより同様に目的が達 せられる。

【００１０】 図５〜７は、ヘッドフォン用カラオケミキシングアンプの専用マイクロホンの 組合わせと機能的構造を示す具体例である。図５は、一体化させたもので、持運 びが同時に出来、付帯する２９の、マイクコードをマイクロホン本体に格納する 構造にもなる。図６は、入出力端子を側面から見た図である。図７は、４の、マ イクロホンを２の、本体よりロック式で取り外し可能とした構造の図である。 １７〜２８は、ヘッドフォン用カラオケミキシングアンプに必要な機能を図示し たものである。

【００１１】 図８は、前記［００１０］での４の、マイクロホンを２本使用可能とするため の組合せである。それぞれが分離し、且つ一体化できる構造とする。マイクは個 別にも使用できステレオとしても動作する。

【考案の効果】

本考案のヘッドフォン用ミキシングアンプを用いれば次の効果がえられる。 （１）外部に関係なくカラオケをする本人と複数の人達が同時に劇場さながらの 音響効果を満喫できる。（２）人声の音圧レベルで深夜でも周りに気兼ねなくカ ラオケができる。（３）歌を覚えこむための反復練習は、リズム、テンポ、手本 となる歌手の発声等が繊細に聞こえるので上達が早くなる。（４）マイクロホン の組合せや、遅延回路の組合せによっては、歌が実力以上の音響に聞こえストレ ス解消にも役立つ。（５）旅行先、車中、野外でも数人でカラオケができる。 （６）カラオケ大会の出番前の発声練習に利用できる。（７）スナック、カラオ ケ・バーでの他人の歌声を聞きたくない人への妨げにならない。深夜でのカラオ ケ営業が可能になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】ヘッドフォン用カラオケミキシングアンプの使
用を示した概略説明図である。

【図２】ヘッドフォンへの伝送をワイヤーレスにした説
明図である。

【図３】映像再生機と組合わせた説明図である。

【図４】営業用カラオケ装置と組合わせた説明図であ
る。

【図５】専用マイクロホンをヘッドフォン用カラオケミ
キシングアンプ（本体）に取り付けた平面図で、且つ機
能内容図である。

【図６】前記［図５］と同様の側面図である。

【図７】専用マイクロホンを本体から取外した図であ
る。

【図８】専用マイクロホン２個の脱着構造のもので本体
より取外した図である。

【符号の説明】

１ カラオケ音楽再生機 ２ ヘッドフォン用カラオケミキシングアンプ ３ 音声用接続コード ４ マイクロホン ５ ヘッドフォン ６ ワイヤーレス用受信機 ７ ワイヤーレス用送信機 ８ ワイヤーレス用送信ユニット ９ テレビ受像機 １０ ヘッドフォン用出力端子 １１ 外部電源アダプター １２ モニターテレビ １３ カラオケ装置 １４ 外部スピーカー １５ 切換えスイッチ １６ アッテネーター １７ ＲＣＡ型入力端子 １８ 接続コード用ミニ入力端子 １９ マイク入力端子 ２０ マイクスイッチ ２１ マイクボリューム ２２ 外部入力ボリューム ２３ エコーボリューム ２４ メインボリューム ２５ 左右音声出力切換えスイッチ ２６ エコーモード切換えスイッチ ２７ 外部電源用入力端子 ２８ ヘッドフォン用出力端子 ２９ マイクコード

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 １又は複数個のマイクロホン端子を設
   け、又マイクロホンを内蔵するのを含めて、その増幅回
   路からの音声出力を随意に遅延回路に通して残響効果を
   添加した音声に対し、外部入力端子を設けて、カラオケ
   音楽を再生できる機器と音声用接続コードで結び、音楽
   出力とミキシングさせ、その合成出力を増幅することに
   よって１個又は複数個のヘッドフォン又はイヤーフォン
   を専用として作動させることができる装置で、音響出力
   を外部に放出しない電池を電源とする小型にして携帯便
   利さを特徴とするヘッドホン用カラオケミキシングアン
   プ。
2. 【請求項２】 前記［請求項１］のヘッドフォン又はイ
   ヤーフォンの使用についてワイヤーレス装置での伝送が
   できることを特徴とするヘッドホン用カラオケミキシン
   グアンプ。
3. 【請求項３】 前記［請求項１］のマイクロホン組合せ
   について本装置より専用マイクロホンとして容易に脱着
   でき、付帯するコードをマイクロホン本体に格納も可能
   とする構造を特徴とするマイクロホン付きヘッドフォン
   用カラオケミキシングアンプ。