JPH04135710A - 型内被覆成形法 - Google Patents
型内被覆成形法Info
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- JPH04135710A JPH04135710A JP25978090A JP25978090A JPH04135710A JP H04135710 A JPH04135710 A JP H04135710A JP 25978090 A JP25978090 A JP 25978090A JP 25978090 A JP25978090 A JP 25978090A JP H04135710 A JPH04135710 A JP H04135710A
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Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、熱硬化性成形材料を成形して得られる成形品
に被覆層を設けるための方法に関し、特に、水平部分に
対して交差する傾斜面部分を有する成形品に成形型内で
被覆層を形成するための型内被覆成形法に関する。
に被覆層を設けるための方法に関し、特に、水平部分に
対して交差する傾斜面部分を有する成形品に成形型内で
被覆層を形成するための型内被覆成形法に関する。
近年、熱硬化性材料よりなる成形品が、金属部品等の代
替え部材として工業部品等に広く用いられてきている。
替え部材として工業部品等に広く用いられてきている。
中でも、シートモールディングコンハウンド(SMC)
またはバルクモールディングコンパウンド(BMC)が
汎用されている。
またはバルクモールディングコンパウンド(BMC)が
汎用されている。
しかしながら、SMCまたはBMCを加熱・加圧するこ
とにより成形して得られた成形品では、表面に、気孔、
微小亀裂、ひけまたは起伏等の表面欠陥が存在しがちで
あった。このような表面欠陥が存在している場合、成形
品に通常の方法によって塗装を行っても、充分な塗膜を
形成することは難しい。
とにより成形して得られた成形品では、表面に、気孔、
微小亀裂、ひけまたは起伏等の表面欠陥が存在しがちで
あった。このような表面欠陥が存在している場合、成形
品に通常の方法によって塗装を行っても、充分な塗膜を
形成することは難しい。
従って、上記のような表面欠陥を隠蔽するための方法と
して、いわゆる型内被覆成形法が提案されている0例え
ば、特開昭53−71167号には、金型内で加熱・加
圧してSMCを半硬化させた後、金型を開き被覆材料を
注入することにより成形品に被覆層を設ける方法が開示
されている。
して、いわゆる型内被覆成形法が提案されている0例え
ば、特開昭53−71167号には、金型内で加熱・加
圧してSMCを半硬化させた後、金型を開き被覆材料を
注入することにより成形品に被覆層を設ける方法が開示
されている。
また、特開昭61−273921号には、圧縮成形中に
、成形圧力を超える注入圧で被覆材料を圧入し、硬化さ
せることにより、成形品表面に被覆層を形成する方法が
開示されている。
、成形圧力を超える注入圧で被覆材料を圧入し、硬化さ
せることにより、成形品表面に被覆層を形成する方法が
開示されている。
しかしながら、例えば深絞り形状の容器のように、水平
部分に連なる傾斜面部分を有する成形品を、上述した型
内被覆成形法により得ようとした場合、傾斜面部分に充
分な厚みの被覆層を設けることができなかった。すなわ
ち、第1図に示すように、水平部分1a及び傾斜面部分
1bを存する成形品1を上記のようにして成形した場合
、注入された被覆材料が水平部分1a側に流れ、その結
果、充分な膜厚の被覆層を傾斜面部分lb上に形成する
ことができなかった。のみならず、傾斜面部分に形成さ
れた被覆層は、基材すなわち熱硬化性材料よりなる成形
品表面との密着性の点でも不充分であった。
部分に連なる傾斜面部分を有する成形品を、上述した型
内被覆成形法により得ようとした場合、傾斜面部分に充
分な厚みの被覆層を設けることができなかった。すなわ
ち、第1図に示すように、水平部分1a及び傾斜面部分
1bを存する成形品1を上記のようにして成形した場合
、注入された被覆材料が水平部分1a側に流れ、その結
果、充分な膜厚の被覆層を傾斜面部分lb上に形成する
ことができなかった。のみならず、傾斜面部分に形成さ
れた被覆層は、基材すなわち熱硬化性材料よりなる成形
品表面との密着性の点でも不充分であった。
よって、本発明の目的は、水平部分に交差する傾斜面部
分を有する成形品を型内被覆成形法により得る方法であ
って、傾斜面部分においても充分な膜厚の被覆層を形成
することができ、さらに被覆層と成形品の被覆される部
分と間の密着性を効果的に高め得る方法を提供すること
にある。
分を有する成形品を型内被覆成形法により得る方法であ
って、傾斜面部分においても充分な膜厚の被覆層を形成
することができ、さらに被覆層と成形品の被覆される部
分と間の密着性を効果的に高め得る方法を提供すること
にある。
本発明は、熱硬化性成形材料を型内で加熱・加圧成形す
るに際し、型内に被覆材料を注入することにより、表面
に被覆層が設けられており、かつ水平部分と該水平部分
に交差する傾斜面部分とを有する成形品を得る型内被覆
成形法において、下記の工程を備えることを特徴とする
。
るに際し、型内に被覆材料を注入することにより、表面
に被覆層が設けられており、かつ水平部分と該水平部分
に交差する傾斜面部分とを有する成形品を得る型内被覆
成形法において、下記の工程を備えることを特徴とする
。
すなわち、本発明では、上記傾斜面部分に当接される成
形型表面の温度を、水平部分に当接される成形型表面の
温度よりも低くして、加熱・加圧成形することを特徴と
する。
形型表面の温度を、水平部分に当接される成形型表面の
温度よりも低くして、加熱・加圧成形することを特徴と
する。
SMCまたはBMC等の熱硬化性成形材料を成形する場
合、成形型表面の温度が低いとそれだけ硬化が遅くなる
。すなわち、成形型の表面に温度分布が存在する場合、
温度の低い方では、成形品表面が比較的柔らかい状態で
被覆材料が注入されることになる。
合、成形型表面の温度が低いとそれだけ硬化が遅くなる
。すなわち、成形型の表面に温度分布が存在する場合、
温度の低い方では、成形品表面が比較的柔らかい状態で
被覆材料が注入されることになる。
従って、被覆材料が成形材料内に貫通しなければ、成形
材料の塑性変形量が大きくなり被覆層の膜厚を大きくす
ることができる。さらに、化学的な反応性及び物理的な
表面積の大きさからも、成形材料と被覆材料との密着性
が良好な成形品が得られる。
材料の塑性変形量が大きくなり被覆層の膜厚を大きくす
ることができる。さらに、化学的な反応性及び物理的な
表面積の大きさからも、成形材料と被覆材料との密着性
が良好な成形品が得られる。
他方、水平部分と該水平部分に連なる傾斜面部分とを有
する成形品において上記型内被覆成形法により成形する
場合には、傾斜面の傾斜角度θを第1図に示すように垂
直線からの角度と定義すると、傾斜面部分の被覆層の膜
厚はtxs in (180°−〇)となるが(但し、
tは水平部分における被覆層の膜厚)、実際には、上述
したようなSMCまたはBMC等の塑性変形により、被
覆層の膜厚をさらに大きくすることができる。
する成形品において上記型内被覆成形法により成形する
場合には、傾斜面の傾斜角度θを第1図に示すように垂
直線からの角度と定義すると、傾斜面部分の被覆層の膜
厚はtxs in (180°−〇)となるが(但し、
tは水平部分における被覆層の膜厚)、実際には、上述
したようなSMCまたはBMC等の塑性変形により、被
覆層の膜厚をさらに大きくすることができる。
上記のように、成形型表面の温度が低い場合には、熱硬
化性成形材料の塑性変形により、より厚い被覆層を形成
し得ることに鑑み、本発明では、傾斜面部分に当接され
る成形型表面の温度を、水平部分に当接される成形型表
面の温度よりも低くすることにより、傾斜面部分におけ
る被覆層の厚みを厚くし、かつ被覆層と熱硬化性成形材
料との密着性を高めている。
化性成形材料の塑性変形により、より厚い被覆層を形成
し得ることに鑑み、本発明では、傾斜面部分に当接され
る成形型表面の温度を、水平部分に当接される成形型表
面の温度よりも低くすることにより、傾斜面部分におけ
る被覆層の厚みを厚くし、かつ被覆層と熱硬化性成形材
料との密着性を高めている。
本発明においては、傾斜面部分に当接される成形型表面
温度と、水平部分に当接される成形型表面温度とに温度
差を設けているが、この温度差は、使用する熱硬化性成
形材料及び被覆材料並びに成形品の形状等により適宜選
択され得るものであり、一義的には定め得ないものであ
る。
温度と、水平部分に当接される成形型表面温度とに温度
差を設けているが、この温度差は、使用する熱硬化性成
形材料及び被覆材料並びに成形品の形状等により適宜選
択され得るものであり、一義的には定め得ないものであ
る。
もっとも、通常は、上記温度差は1〜30°C程度に設
定され、好ましくは5〜20°Cとされる。
定され、好ましくは5〜20°Cとされる。
上記温度差が30°Cよりも大きい場合には、水平部分
の成形材料が半硬化したときに被覆材料を注入すると、
傾斜面部分の硬化が遅れているため注入された被覆材料
が傾斜面部分で成形材料内に貫通するおそれがあるから
である。また、傾斜面部分の成形材料が半硬化したとき
に被覆材料を注入すると、水平部分の硬化が既に完了し
ているため、水平部分に被覆される被覆材料と、水平部
分との間に充分な密着性は望めないことになる。
の成形材料が半硬化したときに被覆材料を注入すると、
傾斜面部分の硬化が遅れているため注入された被覆材料
が傾斜面部分で成形材料内に貫通するおそれがあるから
である。また、傾斜面部分の成形材料が半硬化したとき
に被覆材料を注入すると、水平部分の硬化が既に完了し
ているため、水平部分に被覆される被覆材料と、水平部
分との間に充分な密着性は望めないことになる。
また、本発明は、被覆層の膜厚を確保するために傾斜面
部分における熱硬化性成形材料の塑性変形を利用するも
のであるが、この効果がより有効とされる傾斜角度θは
、0〜45@である。
部分における熱硬化性成形材料の塑性変形を利用するも
のであるが、この効果がより有効とされる傾斜角度θは
、0〜45@である。
さらに、上述した成形型の表面に温度差を設けるにあた
っては、被覆材料で被覆される面倒の成形型表面内にお
いて温度差を設けてもよく、あるいは被覆材料で被覆さ
れる側と反対側の面に当接される成形型表面内において
上記のような温度差を設けてもよい、さらに、成形品の
被覆材料で被覆される面と、被覆される面とは反対側の
面との両面に当接される成形型表面において、共に上記
のような温度差を設けても、本発明の効果を得ることが
できる。
っては、被覆材料で被覆される面倒の成形型表面内にお
いて温度差を設けてもよく、あるいは被覆材料で被覆さ
れる側と反対側の面に当接される成形型表面内において
上記のような温度差を設けてもよい、さらに、成形品の
被覆材料で被覆される面と、被覆される面とは反対側の
面との両面に当接される成形型表面において、共に上記
のような温度差を設けても、本発明の効果を得ることが
できる。
また、本発明が適用される成形品としては、水平部分か
ら複数の傾斜面部分(例えば側壁)が設けられているも
のであってもよく、その場合各傾斜面部分に当接される
成形型の表面温度は同一であってもよく、異ならせても
よい。特に、垂直に近い角度で立設された傾斜面部分(
上記θ=0゜に近い傾斜面部分)が存在する場合には、
該傾斜面部分に当接される成形型表面部分の温度は、他
の傾斜面部分に当接される成形型表面の温度よりも一層
低く設定することが望ましい。
ら複数の傾斜面部分(例えば側壁)が設けられているも
のであってもよく、その場合各傾斜面部分に当接される
成形型の表面温度は同一であってもよく、異ならせても
よい。特に、垂直に近い角度で立設された傾斜面部分(
上記θ=0゜に近い傾斜面部分)が存在する場合には、
該傾斜面部分に当接される成形型表面部分の温度は、他
の傾斜面部分に当接される成形型表面の温度よりも一層
低く設定することが望ましい。
また、本発明は、上記のように水平部分と傾斜面部分と
に当接される成形型の表面間において温度差を設けたこ
とに特徴を有するものであり、その他の工程、すなわち
型内で熱硬化性成形材料を加熱・加圧する工程、並びに
該加熱・加圧成形に際し熱硬化性成形材料が半硬化また
は硬化した状態で型内に被覆材料を注入する工程等につ
いては、従来から公知の型内被覆成形法を適宜用いるこ
とができる。この場合、被覆材料で被覆される被覆面は
、成形型のコア側またはキャビティ側のいずれであって
もよいが、通常、被覆材料の注入は上方から行われ、従
って被覆面を上型側に構成するのが常である。また、被
覆材料の注入場所とじては、成形品の中央部、側面部、
または外周部等の何れであってもよく、特に限定はされ
ないが、製品として支障のない部分を注入場所とするこ
とが好ましい。
に当接される成形型の表面間において温度差を設けたこ
とに特徴を有するものであり、その他の工程、すなわち
型内で熱硬化性成形材料を加熱・加圧する工程、並びに
該加熱・加圧成形に際し熱硬化性成形材料が半硬化また
は硬化した状態で型内に被覆材料を注入する工程等につ
いては、従来から公知の型内被覆成形法を適宜用いるこ
とができる。この場合、被覆材料で被覆される被覆面は
、成形型のコア側またはキャビティ側のいずれであって
もよいが、通常、被覆材料の注入は上方から行われ、従
って被覆面を上型側に構成するのが常である。また、被
覆材料の注入場所とじては、成形品の中央部、側面部、
または外周部等の何れであってもよく、特に限定はされ
ないが、製品として支障のない部分を注入場所とするこ
とが好ましい。
さらに、本発明は、水平部分とこれに連なる傾斜面部分
とを有する成形品一般に適用され、後述の第1図に示す
トレー状の容器の他、種々の形状の成形品に適用し得る
。
とを有する成形品一般に適用され、後述の第1図に示す
トレー状の容器の他、種々の形状の成形品に適用し得る
。
また、本発明の型内被覆成形法において用いられる熱硬
化性成形材料としては、特に限定はされないが、例えば
不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂またはウ
レタンアクリレート樹脂等の熱硬化性樹脂を主成分とし
、これに無機充填剤、ガラス繊維強化材等を副成分とし
て含有するものが用いられる。また、添加剤として、離
型剤、増粘剤、低収縮剤または顔料等が含有されていて
もよい。
化性成形材料としては、特に限定はされないが、例えば
不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂またはウ
レタンアクリレート樹脂等の熱硬化性樹脂を主成分とし
、これに無機充填剤、ガラス繊維強化材等を副成分とし
て含有するものが用いられる。また、添加剤として、離
型剤、増粘剤、低収縮剤または顔料等が含有されていて
もよい。
他方、加熱・加圧成形に際し、型内に注入される被覆材
料としては、−船釣には熱硬化性樹脂を主成分とし、さ
らに充填剤、重合開始剤、硬化促進剤、禁止剤、顔料・
染料、低収縮剤または離型剤等の種々の添加剤を含むも
のが用いられる。用い得る熱硬化性樹脂としては、不飽
和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂またはウレタ
ンアクリレート樹脂等が挙げられる。これらの熱硬化性
樹脂は、それぞれ単独で用いられてもよく、あるいは複
数種を混合して用いられてもよい。
料としては、−船釣には熱硬化性樹脂を主成分とし、さ
らに充填剤、重合開始剤、硬化促進剤、禁止剤、顔料・
染料、低収縮剤または離型剤等の種々の添加剤を含むも
のが用いられる。用い得る熱硬化性樹脂としては、不飽
和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂またはウレタ
ンアクリレート樹脂等が挙げられる。これらの熱硬化性
樹脂は、それぞれ単独で用いられてもよく、あるいは複
数種を混合して用いられてもよい。
〔実施例の説明]
以下、本発明の非限定的な実施例及び比較例を説明する
ことにより、本発明を明らかにする。
ことにより、本発明を明らかにする。
災隻■上
第1図に示す深絞り形状の成形品1を以下のようにして
得た。なお、第1図において、成形品1の縦×横×高さ
は、約600×約350×約250■であり、図示の傾
斜面部分1bの傾斜角度θは、第2図に展開図で示した
傾斜面部分A−Dについて、それぞれ、傾斜面部分Ai
5°、傾斜面部分Bi5°、傾斜面部分C;2.5°、
傾斜面部分D;15°である。また、成形品1の厚みは
約5閣である。
得た。なお、第1図において、成形品1の縦×横×高さ
は、約600×約350×約250■であり、図示の傾
斜面部分1bの傾斜角度θは、第2図に展開図で示した
傾斜面部分A−Dについて、それぞれ、傾斜面部分Ai
5°、傾斜面部分Bi5°、傾斜面部分C;2.5°、
傾斜面部分D;15°である。また、成形品1の厚みは
約5閣である。
プレス機として300Lプレスを用い、電気ヒータで加
温することにより、成形型の表面温度を以下のように設
定した。この場合、水平部分1aと傾斜面部分A−Dは
、それぞれ別系統の電気ヒータにより加温し、かつ温度
制御し、水平部分1a及び各傾斜面部分A−Dにおいて
下記の設定温度に対して±1. 5“C以下となるよう
に温度を制御しておいた。
温することにより、成形型の表面温度を以下のように設
定した。この場合、水平部分1aと傾斜面部分A−Dは
、それぞれ別系統の電気ヒータにより加温し、かつ温度
制御し、水平部分1a及び各傾斜面部分A−Dにおいて
下記の設定温度に対して±1. 5“C以下となるよう
に温度を制御しておいた。
上型側・・・水平面部分1a;150°C1傾斜面部分
A−D;140°C0 下型側・−・水平面部分1a及び傾斜面部分A−Dに当
接される金型表面部分は何れも135゛C6 上記のように温度調整された成形型内に、熱硬化性成形
材料としてSMC(ポリマールマツトロ89−350W
BR,式日薬品社製)を3. 5kgチャージし、10
0kg/cmの圧力で130秒間加圧成形した。次に、
成形型を僅かに開き、下記の組成の被覆材料を上型の中
央部から注入機(モレル社製)により75m注入し、次
に50kg/cTlで180秒間、再加熱 加圧するこ
とにより被覆層が形成された成形品を得た。
A−D;140°C0 下型側・−・水平面部分1a及び傾斜面部分A−Dに当
接される金型表面部分は何れも135゛C6 上記のように温度調整された成形型内に、熱硬化性成形
材料としてSMC(ポリマールマツトロ89−350W
BR,式日薬品社製)を3. 5kgチャージし、10
0kg/cmの圧力で130秒間加圧成形した。次に、
成形型を僅かに開き、下記の組成の被覆材料を上型の中
央部から注入機(モレル社製)により75m注入し、次
に50kg/cTlで180秒間、再加熱 加圧するこ
とにより被覆層が形成された成形品を得た。
被覆材料の組成。
不飽和ポリエステル樹脂・・・100重量部炭酸カルシ
ウム(NS−100;日東粉化社製)・・・50重量部 硬化剤(アルキルバーオキンヘンヅエート)・・・IM
量部 上記組成の材料を充分に撹拌・混合することにより、被
覆材料用組成物とした。
ウム(NS−100;日東粉化社製)・・・50重量部 硬化剤(アルキルバーオキンヘンヅエート)・・・IM
量部 上記組成の材料を充分に撹拌・混合することにより、被
覆材料用組成物とした。
上記のようにして得られた成形品を観察したところ、そ
の被覆層は良好な外観性状を示し、被覆ムラ等は見られ
なかった。
の被覆層は良好な外観性状を示し、被覆ムラ等は見られ
なかった。
また、水平部分1a及び傾斜面部分A−Dにおける被覆
層の膜厚を測定したところ、水平部分1a;280μm
、傾斜面部分A;120μm、傾斜面部分B、115μ
m、傾斜面部分C;95μm及び傾斜面部分Di135
μmであった。
層の膜厚を測定したところ、水平部分1a;280μm
、傾斜面部分A;120μm、傾斜面部分B、115μ
m、傾斜面部分C;95μm及び傾斜面部分Di135
μmであった。
さらに、上述した水平部分及び各傾斜面部分A〜Dに対
し、基盤目試験を行って被覆層の密着性を評価した。基
盤目試験は、成形品の被M層表面にカッターナイフを用
いて2nm間隔で11本の成形品基材(成形材料表面)
に達する直線を引き、さらにこれに直交する11本の直
線を同様に引いて基盤目状とし、粘着テープで貼り付け
た後引き剥がし、基盤目のますの残存数すなわち被’?
JI層部分の残存数を調べることにより行った。
し、基盤目試験を行って被覆層の密着性を評価した。基
盤目試験は、成形品の被M層表面にカッターナイフを用
いて2nm間隔で11本の成形品基材(成形材料表面)
に達する直線を引き、さらにこれに直交する11本の直
線を同様に引いて基盤目状とし、粘着テープで貼り付け
た後引き剥がし、基盤目のますの残存数すなわち被’?
JI層部分の残存数を調べることにより行った。
その結果、水平部分1aでは、100/100、傾斜面
部分A;100/100、傾斜面部分B;100/10
0、傾斜面部分C;100/100並びに傾斜面部分D
;100/100であった。
部分A;100/100、傾斜面部分B;100/10
0、傾斜面部分C;100/100並びに傾斜面部分D
;100/100であった。
すなわち、水平面部分1aだけでなく、各傾斜面部分A
−Dにおいても充分な空着性を有する被覆層が形成され
ていることがわかる。
−Dにおいても充分な空着性を有する被覆層が形成され
ていることがわかる。
叉隻勇主
実施例1と同様にして被覆層が設けられた成形品を得た
。異なる点は以下の通りである。
。異なる点は以下の通りである。
(1)熱硬化性成形材料・・・熱硬化性成形材料として
SMC(ポリマールマント9200 ;式日薬品社製)
を用いた。
SMC(ポリマールマント9200 ;式日薬品社製)
を用いた。
(2)被覆材料(ボーレイングラスクラッドE67−B
30;大日本宮料社製)100fi量部及び硬化剤(カ
ヤブチルB、化薬アクゾ社製)1重量部からなる塗料を
被覆材料として用いた。
30;大日本宮料社製)100fi量部及び硬化剤(カ
ヤブチルB、化薬アクゾ社製)1重量部からなる塗料を
被覆材料として用いた。
(3)成形型設定温度
上型側・・・水平部分1a;150°C各傾斜面部分A
−D;145°C0 下型側・・・水平部分1a;140’C各傾斜面部分A
−D ; 135’C。
−D;145°C0 下型側・・・水平部分1a;140’C各傾斜面部分A
−D ; 135’C。
(4)成形条件・・・上記のように温度調整された成形
型内に、SMCを3.5kgチャージし、100kg/
dの圧力で80秒間加圧成形した後、圧力を20kg/
cdに下げ、被覆材料75威を上型の中央部から注入m
<モレル社製)により高圧注入し、次に50kg/cd
に昇圧し、180秒間、再加熱・加圧し、被覆層で被覆
された成形品を得た。
型内に、SMCを3.5kgチャージし、100kg/
dの圧力で80秒間加圧成形した後、圧力を20kg/
cdに下げ、被覆材料75威を上型の中央部から注入m
<モレル社製)により高圧注入し、次に50kg/cd
に昇圧し、180秒間、再加熱・加圧し、被覆層で被覆
された成形品を得た。
得られた成形品の被覆状態を観察したところ、外観性状
は充分良好であり、被覆ムラ等も見られなかった。
は充分良好であり、被覆ムラ等も見られなかった。
また、水平部分1a及び各傾斜面部分A−Dの被覆層の
厚みを測定したところ、以下の通りであった。
厚みを測定したところ、以下の通りであった。
水平部分;290μm、傾斜面部分A、125μm、傾
斜面部分B、110μm、傾斜面部分C;90μm、傾
斜面部分D;130μm。
斜面部分B、110μm、傾斜面部分C;90μm、傾
斜面部分D;130μm。
また、実施例1と同様に基盤目試験を行い密着性を評価
した。その結果、水平面部分1a及び各傾斜面部分A−
Dの何れにおいても100/100となり、被覆層の剥
がれは生じなかった。
した。その結果、水平面部分1a及び各傾斜面部分A−
Dの何れにおいても100/100となり、被覆層の剥
がれは生じなかった。
1較旌上
成形型の表面温度を以下のように設定したことを除いて
は実施例1と同様にして被覆層が設けられた成形品を得
た。
は実施例1と同様にして被覆層が設けられた成形品を得
た。
(1)成形型設定温度
上型側・・・水平部分1a及び各傾斜面部分A−Dの何
れにおいても150°C0 下型側・・・水平部分1a及び各傾斜面部分A−Dの何
れにおいても135°C0 得られた成形品において、傾斜面部分Cは、被覆層でほ
とんど被覆されておらず、また傾斜面Bの一部が被覆層
で被覆されていなかった。
れにおいても150°C0 下型側・・・水平部分1a及び各傾斜面部分A−Dの何
れにおいても135°C0 得られた成形品において、傾斜面部分Cは、被覆層でほ
とんど被覆されておらず、また傾斜面Bの一部が被覆層
で被覆されていなかった。
次に、水平部分1a及び各傾斜面部分A−Dの被覆層の
厚みを測定した。なお、傾斜面部分Bについては被覆層
が形成されている部分の膜厚である。
厚みを測定した。なお、傾斜面部分Bについては被覆層
が形成されている部分の膜厚である。
膜厚・・・水平部分1a;300μm、傾斜面部分A:
35um、傾斜面部分B;10μm1li斜面部分C;
0μm、(+1斜面部分D;40μm。
35um、傾斜面部分B;10μm1li斜面部分C;
0μm、(+1斜面部分D;40μm。
さらに、実施例1と同様にして基盤目試験を行い、密着
性を評価した。結果は以下の通りである。
性を評価した。結果は以下の通りである。
水平部分1a;100/100、傾斜面部分A;100
/100、傾斜面部分B;32/100、傾斜面部分D
; O/100゜ 止較■又 実施例2と同様にして被覆層が設けられた成形品を得た
。異なるところは以下の通りである。
/100、傾斜面部分B;32/100、傾斜面部分D
; O/100゜ 止較■又 実施例2と同様にして被覆層が設けられた成形品を得た
。異なるところは以下の通りである。
(1)成形型設定温度
上型側・・・水平部分1aH145°C各傾斜面部分A
−D;150″C 下型側・・・水平部分1a及び各傾斜面部分A−Dの何
れにおいても135°C0 (2)成形条件 上記のように温度調整された成形型内に、SMCを3.
5kgチャージし、100kg/cliの圧力で90秒
間加圧成形した後、圧力を20’Kg/dに下げ、被覆
材料15dを上型の中央部から注入機(モレル社製)に
より高圧注入し、次に50kg/dに昇圧し180秒間
再加熱・加圧して被覆層で被覆された成形品を得た。
−D;150″C 下型側・・・水平部分1a及び各傾斜面部分A−Dの何
れにおいても135°C0 (2)成形条件 上記のように温度調整された成形型内に、SMCを3.
5kgチャージし、100kg/cliの圧力で90秒
間加圧成形した後、圧力を20’Kg/dに下げ、被覆
材料15dを上型の中央部から注入機(モレル社製)に
より高圧注入し、次に50kg/dに昇圧し180秒間
再加熱・加圧して被覆層で被覆された成形品を得た。
得られた成形品の傾斜面部分りは一部被覆することがで
きなかった。
きなかった。
また、水平部分1a及び各傾斜面部分A−Dの被覆層の
膜厚を測定した。結果を以下に示す。なお、傾斜面部分
りは被覆が可能であった部分の膜厚である。
膜厚を測定した。結果を以下に示す。なお、傾斜面部分
りは被覆が可能であった部分の膜厚である。
水平部分1a;300am、傾斜面部分A;45μm、
傾斜面部分B;25μm、fl斜面部分C; 5 tt
m、傾斜面部分D ; 35 u meまた、実施例
2と同様に基盤目試験を行い密着性を評価した。結果は
以下の通りである。
傾斜面部分B;25μm、fl斜面部分C; 5 tt
m、傾斜面部分D ; 35 u meまた、実施例
2と同様に基盤目試験を行い密着性を評価した。結果は
以下の通りである。
水平部分1a;100/100、傾斜面部分A;0/1
00、傾斜面部分B ; O/100、傾斜面部分Ci
O/100、傾斜面部分D ; 0/100゜ すなわち、各傾斜面部分A−Dにおいては、何れにおい
ても被覆層の密着性が非常に悪いことがわかる。
00、傾斜面部分B ; O/100、傾斜面部分Ci
O/100、傾斜面部分D ; 0/100゜ すなわち、各傾斜面部分A−Dにおいては、何れにおい
ても被覆層の密着性が非常に悪いことがわかる。
以上のように、本発明によれば、傾斜面部分に当接され
る成形型表面部分の温度を、水平部分に当接される成形
型表面部分の温度よりも低くしているため、傾斜面部分
においても充分な膜厚の被覆層を形成することができ、
かつ傾斜面部分においても被覆層と成形材料との密着性
が効果的に高められる。よって、本発明によれば、充分
な膜厚の被覆層が強固に密着形成された種々の形状の成
形品を確実に提供することが可能となる。
る成形型表面部分の温度を、水平部分に当接される成形
型表面部分の温度よりも低くしているため、傾斜面部分
においても充分な膜厚の被覆層を形成することができ、
かつ傾斜面部分においても被覆層と成形材料との密着性
が効果的に高められる。よって、本発明によれば、充分
な膜厚の被覆層が強固に密着形成された種々の形状の成
形品を確実に提供することが可能となる。
第1図は本発明により形成される成形品の−例を説明す
るための断面図、第2図は実施例及び比較例において得
られる成形品を展開して示す路間的展開図である。 図において、1は成形品、1aは水平部分、1bは傾斜
面部分、A−Dは傾斜面部分を示す。 第1図 特許出願人 積木化学工業 株式会社第2図
るための断面図、第2図は実施例及び比較例において得
られる成形品を展開して示す路間的展開図である。 図において、1は成形品、1aは水平部分、1bは傾斜
面部分、A−Dは傾斜面部分を示す。 第1図 特許出願人 積木化学工業 株式会社第2図
Claims (1)
- (1)熱硬化性成形材料を型内で加熱・加圧成形するに
際し、該熱硬化性成形材料が半硬化または硬化した状態
で型内に被覆材料を注入することにより、表面の少なく
とも一部に被覆層が設けられており、かつ水平部分と該
水平部分に交差する傾斜面部分とを有する成形品を得る
型内被覆成形法において、 前記傾斜面部分に当接する成形型表面の温度を、水平部
分に当接する成形型表面の温度よりも低くして、加熱・
加圧成形することを特徴とする、型内被覆成形法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25978090A JPH04135710A (ja) | 1990-09-27 | 1990-09-27 | 型内被覆成形法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25978090A JPH04135710A (ja) | 1990-09-27 | 1990-09-27 | 型内被覆成形法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04135710A true JPH04135710A (ja) | 1992-05-11 |
Family
ID=17338875
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25978090A Pending JPH04135710A (ja) | 1990-09-27 | 1990-09-27 | 型内被覆成形法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04135710A (ja) |
-
1990
- 1990-09-27 JP JP25978090A patent/JPH04135710A/ja active Pending
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