JPH04135503U - 廃棄物収納箱 - Google Patents

廃棄物収納箱

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JPH04135503U
JPH04135503U JP5157591U JP5157591U JPH04135503U JP H04135503 U JPH04135503 U JP H04135503U JP 5157591 U JP5157591 U JP 5157591U JP 5157591 U JP5157591 U JP 5157591U JP H04135503 U JPH04135503 U JP H04135503U
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opening
storage box
waste storage
link mechanism
waste
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JP5157591U
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堅志 岡田
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株式会社河原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 廃棄物が廃棄物収納箱内にいかなる状態で投
入ないしは堆積されても安全かつ確実に収納できるとと
もに、所定重量収納された廃棄物を迅速に搬出すること
のできる廃棄物収納箱を提出することを目的とする。 【構成】 四角形状に形成されるとともに上面にのみ投
入用開口3が設けられた廃棄物収納箱を前提とし、その
廃棄物収納箱の底面を構成する床板13が略中央部で2
分割されて一対の分割床板15に形成され、その分割床
板15それぞれの両端部に板体19が延長され、さら
に、係合片27と、リンク機構35と、リンク機構開閉
動作手段45と、開閉力伝達手段47とから構成される
一対の床板下方開放・開放阻止機構24を両側面それぞ
れに設けしめる廃棄物収納箱1としたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、廃棄物が所定重量堆積されるまで安全かつ確実に収容し、廃棄物排 出に際しては、一度に収容された全ての廃棄物を排出可能な構造となした廃棄物 収納箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の一般的な廃棄物収納箱は、上面にのみ投入口が設けられ他は開閉しない 剛体に構成されたものであった。しかし、かかる構造の収納箱では所定重量堆積 された廃棄物を排出する際には、投入口を排出口としても利用する必要があるこ とから、重量の重い収納箱をひっくり返さねばならず非常に不便なものであった 。
【0003】 そこで近年、収納箱の床板を、つぎのようにして下方に開く構造とした収納箱 が提案されている。すなわち、床板の一方側をヒンジ等の支持部材により回動可 能な状態となして一方の側板と連結する一方、他方側に連結棒を固着する。また 、他方の側板には適宜間隔に複数個所固着して設けられた支持部材と該支持部と 連結ピンを介して回動自在に連結された鉤状の床板開閉用係合片が設けられてい る。 そして、床板を閉じるようなす際には、前記連結棒を前記鉤状の床板開閉用係 合片と係合なさしめ、床板を下方に開放する際には前記支持部材により前記鉤状 の床板開閉用係合片を反時計方向に回動させて連結棒を該鉤状の床板開閉用係合 片から離脱なさしめるようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかるに上述した構造の廃棄物収納箱では、堆積された廃棄物の荷重が主に作 用している床板の下方向への開放を阻止するのは連結棒と該連結棒をはまり込ま せるべく鉤状に形成された係合片であって、片側には該連結棒が係合片から離脱 するのを防止する部位はない。このため、廃棄物投入時や廃棄物収納箱吊り上げ 時に作用する衝撃力、廃棄物が収納箱内に偏在した状態で堆積されていくこと等 が起因して廃棄物収納箱全体の荷重バランスが崩れることにより、前記連結棒が 前記鉤状の床板開閉用係合片から離脱するおそれがあり、廃棄物収納箱を所定位 置へ吊り上げて移動させる作業が極めて危険なものとなる。また、長期間の使用 により箱体そのものが歪み、前記連結棒が前記鉤状の床板開閉用係合片に適切に はまり込ませることが困難となる。
【0005】 本考案は前記した事情に鑑みて創作されたものであって、廃棄物収納箱内に廃 棄物がいかなる状態で堆積されても、また、いかなる衝撃力が廃棄物収納箱に作 用しても確実に床板を閉じることができる一方、廃棄物を排出するに際しては、 前記床板が迅速かつ完全に下方向に開放することが可能な廃棄物収納箱を提供す ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記した目的を達成するため、本考案が講じた解決手段は以下の如きである。 請求項(1)の考案においては、リンク機構の開閉動作に着目し、この開閉動 作と、廃棄物収納箱の底面部を構成する床板の下方向への開放並びに開放阻止動 作とを連動させたものである。そして、所定重量の廃棄物が収納箱内に堆積され るまで前記リンク機構が開く方向に押圧力を付与して前記床板の下方向への開放 を阻止する一方、廃棄物を排出する際には前記リンク機構が閉じる方向に引き上 げ力を付与して前記床板が下方向に迅速に開放するようなさしめたものである。 具体的には、四角形状に形成されるとともに上面にのみ投入用開口が設けられ た廃棄物収納箱を前提とし、その廃棄物収納箱の床面を構成する床板が略中央部 で2分割形成されるとともに、分割された床板それぞれの両端部には板体が延長 され、さらに、その板体それぞれに載置された係合穴を備える係合片と、その係 合穴に出入可能な一端位置に係合突起部が他端に開閉動作用ピンがそれぞれ取り 着けられるとともに先に記した廃棄物収納箱側面下方位置に突設された連結ピン を介して開閉自在となしてX字状に交叉して連結された一対のリンクからなるリ ンク機構と、やや前方より位置が先に記した廃棄物収納箱側面上方位置に突設さ れたレバピンと回動自在となして連結され、また、前方がL字状に屈曲されると ともに前方先端部に押圧動作用ピンが取り着けられ、さらに、後方側が握り部に 形成されたリンク機構開閉動作手段と、一端が先に記した開閉動作用ピンを介し て先に記したリンク機構と連結され他端が押圧動作用ピンを介して先に記したリ ンク機構開閉動作手段と連結された開閉力伝達手段とから構成される床板下方開 放・開放阻止機構を先に記した廃棄物収納箱の両側面近傍それぞれに設けしめた 廃棄物収納箱としたものである。
【0007】 請求項(2)の考案においては、リンク機構開閉動作手段の自重をリンク機構 が開く方向に作用する押圧力として活用し、所定重量の廃棄物が収納箱に投入さ れるまで、床板の下方向への開放を阻止する機能を高めたものである。 具体的には、請求項(1)の考案に係る廃棄物収納箱を前提とし、レバピンを 押圧動作用ピンに対して握り部配設位置と反対位置にある廃棄物収納箱物上方側 面に突設し、リンク機構開閉動作手段が前記レバピンと回動自在となして連結さ れるとともに、略T字状に形成なさしめた廃棄物収納箱としたものである。
【0008】 請求項(3)の考案においては、廃棄物収納箱の両側面近傍それぞれに設けら れたリンク機構開閉動作手段の握り部同士を連結し、握り部1個所のみを押し上 げ、押し下げすれば廃棄物収納箱の両側面近傍それぞれに設けられたリンク機構 を同時に開閉動作なさしめ得るようにしたものである。 具体的には、請求項(1)又は請求項(2)の考案に係る廃棄物収納箱を前提 とし、廃棄物収納箱左右両側面と対面してそれぞれ設けられた一対のリンク機構 開閉動作手段それぞれの握り部が延長されて連結され一のリンク機構開閉動作手 段が形成されて、請求項(1)又は請求項(2)記載の一対の床板下方開放・開 放阻止機構を複合型床板下方開放・開放阻止機構となさしめ、該複合型床板下方 開放・開放阻止機構を備える廃棄物収納箱としたものである。
【0009】
【作用】 前記構成による本考案の作用は、以下の如きである。 請求項(1)の考案の構成により、下方に開放されている2分割された床板そ れぞれを作業者が手で押し上げて開口状態にあった廃棄物収納箱の底面を閉じた 後、リンク機構開閉動作手段の後方側を構成する握り部を押し上げる。するとリ ンク機構開閉動作手段はレバピンを中心に反時計方向に回動し前方先端部は押し 下げられる。このため、押圧動作用ピンを介して開閉力伝達部材に押し下げ力が 伝達されるので、該開閉力伝達部材を構成する二つの部材は交叉角度を拡大しな がら下方に押し下げられる。 すると、リンク機構は連結ピンを中心にして開動作する。この結果、該リンク 機構を構成する二つのリンクの一端にそれぞれ取り着けられている係合突起部は 係合穴に挿入されるので、2分割された床板はそれぞれ該係合突起部により支持 され、床板は強固に閉塞される。 そして、廃棄物が所定重量だけ廃棄物収納箱に投入されると、前記握り部を押 し下げる。するとリンク機構開閉動作手段はレバピンを中心として時計方向に回 動し前方先端部は押し上げられる。このため、押圧動作用ピンを介して開閉力伝 達手段に押し上げ力が伝達されるので、該開閉力伝達手段を構成する二つの部材 は交叉角度を縮小しながら上方に押し上げられる。すると、リンク機構は連結ピ ンを中心にして閉動作する。この結果、係合穴に挿入されていた係合突起部は該 係合穴から離脱する。このため、床板は自身を支持してくれるものがなくなり、 床板の二分割部位を中心として観音開き状に下方向に開放されると同時に廃棄物 がいっきに廃棄物収納箱外に搬出される。
【0010】 請求項(2)の考案の構成により、リンク機構開閉動作手段の重心位置はレバ ピン配設位置より離れた位置にある。このため、廃棄物が所定重量投入されてお らず床板が閉じた状態にある廃棄物収納箱において、リンク機構開閉動作手段は 常に自重を開閉力伝達手段に付与する結果、あえて入手を用いずとも該開閉力伝 達手段は常時押し下げられる。このため、リンク機構を構成する二つのリンクの 一端にそれぞれ取り着けられている係合突起部は係合穴に強固に挿入されつつ゛ け離脱することはない。
【0011】 請求項(3)の考案の構成により、複合型床板下方開放・開放阻止機構の握り 部を押し上げ若しくは押し下げると、廃棄物収納箱左右両側面にそれぞれに突設 されているレバピンを中心に同時に反時計方向若しくは時計方向に回動し、それ ぞれの前方先端部は同時に押し上げ若しくは押し下げられる。このため、押圧動 作用ピンを介してそれぞれの開閉力伝達手段に同時に押し下げ力若しくは押し上 げ力が伝達されるので、廃棄物収納箱左右両側面近傍それぞれに設けられている リンク機構は同時に開動作若しくは閉動作する。この結果、床板は前後両側板と の接合部を中心としていずれの二分割部位も遅動することなく同時に観音開き状 に下方向に開放されるか若しくは床板は同時に強固に閉塞される。
【0012】
【実施例】
つぎに図面を参照しながら、本考案の実施例を説明する。 まず請求項(1)の考案の一実施例を説明する。 図1は本実施例に係る廃棄物収納箱を斜め上方からみた場合を示し、図2は同 廃棄物収納箱に備えられる床板下方開放・開放阻止機構を正面からみた場合を示 したものである。 図1に示すように、1は廃棄物収納箱であって、上面にのみ投入用開口3が設 けられ、隣接部が互いに接合された左側板5、前側板7、右側板9、後側板11 と、底面を構成する床板13とから構成される四角形状の箱体である。 なお該床板13は、略中央部で2分割されて一対の分割床板15に形成されて おり、そして該分割床板15の前側板7、後側板11と接する側はそれぞれ2つ のヒンジ17により回動可能に連結されるとともに、他側両端は板体19が延設 されている。 また、前記左側板5と前記右側板9それぞれには下方位置に連結ピン21が上 方位置であってやや後側よりにレバピン23がそれぞれ突設されている。 図1及び図2に示すように、24は床板下方開放・開放阻止機構であって、一 対の前記分割床板15の前方側の板体19それぞれに載置された係合穴25が穿 設されている係合片27と、移動軌跡途上にて該係合穴25と出合って該係合穴 25に出入可能な一端位置に係合突起部29が、他端に開閉動作用ピン31がそ れぞれ取り着けられ、且つ、前記連結ピン21を介して開閉自在となしてX字状 に交叉して連結された一対のリンク33からなるリンク機構35と、やや前方よ り位置が前記レバピン23と回動自在となして連結され、また、前側部位37が L字状に屈曲されるとともに前側部位先端部37aに押圧動作用ピン39が取り 着けられ、さらに、後側部位41が握り部43に形成されたリンク機構開閉動作 手段45と、一端が前記開閉動作用ピン31を介して前記リンク機構35を構成 する前記一対のリンク33の他端とそれぞれ連結され他端が押圧動作用ピン39 を介してリンク機構開閉動作手段45の前側部位先端部37aと互いの交叉角度 を変更自在となして連結された一対の回動部材46からなる開閉力伝達手段47 とから構成されている。 そして、前記床板下方開放・開放阻止機構24は廃棄物収納箱1の左側板5と 右側9近傍にそれぞれ設けられ、前記リンク機構開閉動作手段45の動作下、前 記リンク機構35を開閉動作させて、前記一対の分割床板15の左右の部位が同 時に開放動作若しくは閉塞動作するようなさしめてある。
【0013】 つぎに本実施例の作用を説明する。 下方に開放されている一対の分割床板15それぞれを作業者が手で押し上げて 開口状態にあった廃棄物収納箱1の底面を閉じた後、図2に示すように、握り部 43を矢印A方向に押し上げる。するとリンク機構開閉動作手段45はレバピン 23を中心に反時計方向に回動しL字状に屈曲された前側部位37は矢印B方向 に押し下げられる。 このため、押圧動作用ピン39を介して開閉力伝達手段47を構成する一対の 回動部材46それぞれに押し下げ力が伝達される結果、該一対の回動部材46は 交叉角度を拡大しながら下方に押し下げられる。 すると、リンク機構35は連結ピン21を中心にして矢印C方向に開動作する 。 この結果、当該開動作により、リンク機構35を構成する一対のリンク33の 一端にそれぞれ取り着けられている係合突起部29は、一対の分割床板15の一 端にそれぞれ延設された板体19上に載置されている係合片27と出合った後、 該係合片27に穿設されている係合穴25に侵入する。このため、一対の分割床 板15は分割面が当接するとともに、左側板5、右側板9それぞれの下側内側面 と接触した状態で強固に閉塞されて支持される。このため、前記一対の分割床板 15は、分割前の床板13に擬形成される。 この後、投入用開口3から廃棄物を大量に投入しても引き続き前記握り部43 は押し上げられているので、リンク機構35の開いた状態は維持される。 このため、前記係合突起部29は係合穴25から離脱することなく前記一対の 分割床板15を支持しつづけるので、擬形成された床板13は投入された廃棄物 の重みに耐え下方向に開かない。 そして、廃棄物 所定重量だけ廃棄物収納箱1に投入されると図示しない吊上 げ装置等により該廃棄物収納箱1を所定の廃棄物処理場へ搬送した後、前記握り 部43を矢印D方向に押し上げる。するとリンク機構開閉動作手段45はレバピ ン23を中心として時計方向に回動しL字状に屈曲された前側部位37は矢印E 方向に押し上げられる。このため、押圧動作用ピン39を介して前記一対の回動 部材46それぞれに押し上げ力が伝達される結果、該一対の回動部材46は交叉 角度を縮小しながら上方に押し上げられる。 すると、リンク機構35は連結ピン21を中心にして矢印F方向に閉動作する 。 この結果、当該閉動作により前記係合突起部29は前記係合穴25から離脱す る。 このため、擬形成された床板13は自身を支持してくれるものがなくなり、一 対の分割床板15は二分割部位を中心として観音開き状に下方向に開かれると同 時に廃棄物がいっきに廃棄物収納箱1外に排出されるのである。
【0014】 つぎに請求項(2)の考案の一実施例を説明する。 図3は本実施例に係る廃棄物収納箱に備えられる床板下方開放・開放阻止機構 を正面からみた場合を示したものである。 本実施例に係る廃棄物収納箱は請求項(1)の考案の一実施例に係る廃棄物収 納箱1を前提とし、これと同一の構成部材については同一の付番を用いて説明す る。 図3に示すように、49は床板下方開放・開放阻止機構であって、請求項(1 )考案の一実施例にて詳述した床板下方開放・開放阻止機構24とはリンク機構 開閉動作手段51の構成と配置のみが異なる。該リンク機構開閉動作手段51は 、横設部材53と該横設部材53の下側の適宜位置を支持する支持部材55とか ら構成されて、横面からみて略T字状に形成されており、前記横設部材53の先 端部57はレバピン23と回動自在となして連結され、また、後側部位59は握 り部61に形成されている。 そして、前記床板下方開放・開放阻止機構49は廃棄物収納箱63の左側板5 と右側板9近傍にそれぞれ設けられ、前記リンク機構開閉動作手段51の動作下 、前記リンク機構35を開閉動させて、前記一対の分割床板15の左右の部位が 同時に開放動作若しくは閉塞動作するようなさしめてある。
【0015】 つぎに本実施例の作用について説明する。 下方に開放されている一対の分割床板15それぞれを作業者が手で押し上げて 開口状態にあった廃棄物収納箱63の底面を閉じた後、図3に示すように、握り 部61を矢印G方向に押し下げる。するとリンク機構開閉動作手段51はレバピ ン23を中心として時計方向に回動すると同時に支持部材55は矢印H方向に押 し下げられる。このため上述したと同様なプロセスを経て、一対の分割床板15 は分割面が当接するとともに左側板5、右側9それぞれの下側内壁面と接触した 状態で強固に閉塞されて支持される。このため、前記一対の分割床板15は、分 割前の床板13に擬形成される。 そして、作業者が押し下げをやめても、レバピン23の配設位置が横設部材5 3の重心位置より離れた前方位置にあるので、開閉力伝達手段47に前記横設部 材53の自重が作用されて該開閉力伝達手段47を押し下げつづける結果、衝撃 的な外力が作用しても、係合突起部29は係合穴25に強固に挿入されつづけ離 脱することはない。 そして、廃棄物が所定重量だけ廃棄物収納箱63に投入されると前記握り部6 1を矢印J方向に押し下げる。するとリンク機構開閉動作手段51はレバピン2 3を中心として反時計方向に回動すると同時に支持部材55は矢印K方向に押し 上げられる。このため上述したと同様なプロセスを経て、一対の分割床板15は 二分割部位を中心として観音開き状に下方向に開かれると同時に廃棄物がいっき に廃棄物収納箱63外に排出されるのである。
【0016】 ついで請求項(3)の考案の一実施例を示す。 図4は本実施例に係る廃棄物収納箱を斜め上方からみた場合を示したものであ る。図4に示すように、65は本実施例に係る複合型床板下方開放・開放阻止機 構であって、請求項(1)の考案の一実施例に係る一対の床板下方開放・開放阻 止機構24を前提とし、該床板下方開放・開放阻止機構24のそれぞれのリンク 機構開閉動作手段45の後側部位41が延長されて前側板7の略中央部で接合し て一のコの字状リンク機構開閉動作手段66を形成なさしめて一対の床板下方開 放・開放阻止機構24を連結するとともに、接合個所に握り部67を設けたもの であり、他の構成は前記床板下方開放・開放阻止機構24と同一である。 また、69は本実施例に係る廃棄物収納箱であって、請求項(1)の考案の一 実施例に係る廃棄物収納箱1を前提とし、該廃棄物収納箱1の左側板5、右側板 9それぞれの側面近傍に設けられた床板下方開放・開放阻止機構24のかわりに 前記した複合型床板下方開放・開放阻止機構65を左側板5、前側板7、右側板 9各側面近傍にわたって設けしめた点のみが異なり、他の構成は前記廃棄物収納 箱1と同一である。
【0017】 つぎに本実施例の作用について説明する。 下方に開放されている一対の分割床板15それぞれを作業者が手で押し上げて 開口状態にあった廃棄物収納箱69の底面を閉じた後、図4に示すように、握り 部67を矢印L方向に押し上げる。すると左側板5、右側板9それぞれに突設さ れているレバピン23を中心としてコの字状リンク機構開閉動作手段66は反時 計方向に回動しL字状に屈曲された前側部位37は同時に矢印M方向に押し下げ られる。このため前述したと同様なプロセスを経て、一対の分割床板15はどの 分割面も同時に当接するとともに左側板5、右側板9それぞれの下側内壁面と同 時に接触した状態で強固に閉塞されて支持される。このため、前記一対の分割床 板15は、分割前の床板13に擬形成される。 そして廃棄物が所定重量だけ廃棄物収納箱69に投入されると前記握り部67 を矢印N方向に押し下げる。すると左側板5、右側板9それぞれに突設されてい るレバピン23を中心としてコの字状リンク機構開閉動作手段66は時計方向に 回動し、L字状に屈曲された前側部位37は同時に矢印P方向に押し上げられる 。 このため前述したと同様なプロセスを経て、一対の分割床板15は2分割部位 を中心として観音開き状に下方向に開放されると同時に廃棄物はいっきに廃棄物 収納箱69外に排出されるのである。
【0018】 請求項(3)の考案は、請求項(2)の考案の一実施例の説明にて開示した床 板下方開放・開放阻止機構49を前提とした場合であっても勿論実施可能である 。 この場合上述した作用に加え、レバピン23の配設位置と上述したとは異なる コの字状リンク機構開閉動作手段の重心位置間の距離がより一層大となるととも にリンク機構開閉動作手段の自重も大となる。このため、作業者が押し下げをや めてもこの押し下げ力よりは小さいが、いぜんとして相当程度の開閉力伝達手段 47を押し下げる力が作用しつづける。この結果、廃棄物を廃棄物収納箱に投入 する段階においては、一対の分割床板15が下方に開くおそれが皆無となるもの である。
【0019】
【考案の効果】
上述した構成の本考案によれば、次のような効果が発揮されるものである。 請求項(1)の考案により、リンク機構を押しひろげる力により開動作なさし めて、一対の分割床板を閉塞なさしめる構成としたことから、廃棄物が衝撃的に 廃棄物収納箱に投入されても、あるいは、廃棄物が廃棄物収納箱内に偏った箱内 位置に貯蔵されても一対の分割床板は開くことがなく、安全かつ確実に廃棄物収 納箱内に収納させることができる。 また、リンク機構を閉動作させて、一対の分割床板を瞬時に下方に開放なさし める構成としたことから、廃棄物は廃棄物収納箱外へ迅速に排出させることがで きる。
【0020】 請求項(2)の考案により、作業者の手を加えずとも、リンク機構を押しひろ げる力を作用させつづけることができるので、廃棄物の投入段階において前記一 対の分割床板が開くことがない。
【0021】 請求項(3)の考案により、廃棄物収納箱の左側右側開閉動作機構が同時に動 作することが保証されるので、廃棄物はより一層いっきに廃棄物収納箱外に排出 することができ、また、廃棄物の一部が廃棄物収納箱内に残留することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項(1)の考案の一実施例に係る廃棄物収
納箱を示した斜視図である。
【図2】同廃棄物収納箱に備えられる床板下方開放・開
放阻止機構を示した平面図である。
【図3】請求項(2)の考案の一実施例に係る廃棄物収
納箱に備えられる床板下方開放・開放阻止機構を示した
平面図である。
【図4】請求項(3)の考案の一実施例に係る廃棄物収
納箱を示した斜視図である。
【符号の説明】
1 廃棄物収納箱(請求項(1)) 15 分割床板 21 連結ピン 23 レバピン 24 床板下方開放・開放阻止機構 25 係合穴 31 開閉動作用ピン 35 リンク機構 39 押圧動作用ピン 45 リンク機構開閉動作手段 49 床板下方開放・開放阻止機構(請求項(2)) 51 リンク機構開閉動作手段(請求項(2)) 63 廃棄物収納箱(請求項(2)) 65 複合型床板下方開放・開放阻止機構 66 コの字状リンク機構開閉動作手段 69 廃棄物収納箱(請求項(3))

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四角形状に形成されるとともに上面にの
    み投入用開口が設けられた廃棄物収納箱において、該廃
    棄物収納箱の底面を構成する床板が略中央部で2分割さ
    れるとともに、2分割された床板それぞれの両端部には
    板体が延設され、さらに、該廃棄物収納箱の両側面近傍
    それぞれに次のように構成された床板下方開放・開放阻
    止機構を設けたことを特徴とする廃棄物収納箱(イ)
    前記床板下方開放・開放阻止機構は、前記板体それぞれ
    に載置された係合穴を備える係合片と、前記係合穴に出
    入可能な一端位置に係合突起部が他端に開閉動作用ピン
    がそれぞれ取り着けられるとともに前記廃棄物収納箱側
    面下方位置に穿設された連結ピンを介して開閉自在とな
    してX字状に交叉して連結された一対のリンクからなる
    リンク機構と、やや前方より位置が前記廃棄物収納箱側
    面上方位置に突設されたレバピンと回動自在となして連
    結され、また、前方がL字状に屈曲されるとともに前方
    先端部に押圧動作用ピンが取り着けられ、さらに、後方
    側が握り部に形成されたリンク機構開閉動作手段と、一
    端が前記開閉動作用ピンを介して前記リンク機構と連結
    され他端が押圧動作用ピンを介して前記リンク機構開閉
    動作手段と連結された開閉力伝達手段とから構成され
    る。
  2. 【請求項2】 請求項(1)記載のレバピンが押圧動作
    用ピンに対して握り部配設位置と反対位置にある前記廃
    棄物収納箱上方側面に突設され、請求項(1)記載のリ
    ンク機構開閉動作手段が前記レバピンと回動自在となし
    て連結されるとともに、略T字状に形成されていること
    を特徴とする請求項(1)記載の廃棄物収納箱。
  3. 【請求項3】 前記廃棄物収納箱左右両側面と対面して
    それぞれ設けられた請求項(1)又は請求項(2)記載
    の一対のリンク機構開閉動作手段それぞれの握り部を延
    長連結なさしめて、一のリンク機構開閉動作手段を形成
    して、請求項(1)又は請求項(2)記載の一対の床板
    下方開放・開放阻止機構を複合型床板下方開放・開放阻
    止機構となさしめたことを特徴とする請求項(1)又は
    請求項(2)記載の廃棄物収納箱。
JP5157591U 1991-06-08 1991-06-08 廃棄物収納箱 Pending JPH04135503U (ja)

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