JPH04135493A - ベニバナ培養細胞による紅色色素の生産方法 - Google Patents

ベニバナ培養細胞による紅色色素の生産方法

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JPH04135493A
JPH04135493A JP10690290A JP10690290A JPH04135493A JP H04135493 A JPH04135493 A JP H04135493A JP 10690290 A JP10690290 A JP 10690290A JP 10690290 A JP10690290 A JP 10690290A JP H04135493 A JPH04135493 A JP H04135493A
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JP
Japan
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cultured
medium
safflower
red pigment
cells
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Pending
Application number
JP10690290A
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English (en)
Inventor
Akihide Ito
彰英 伊藤
Yoshiko Uehara
上原 美子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Publication date
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はベニバナ培養細胞による紅色色素の生産方法に
関する。
〔従来の技術〕
近年、食品用着色剤として合成色素より安全性の高い天
然色素の使用が望まれている。天然色素は植物等から抽
出することにより製造されているが、栽培のため広大な
土地、時間および労力が必要であり、また収穫は天候、
土壌等に左右され、安定した品質の製品を得ることが困
難であった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、これらの問題点を解決し、ベニバナ培
養細胞から安定かつ一定紅色色素を生産するための方法
を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は、ベニバナ培養細胞から赤色色素を生産する方
法において、前記ベニバナ培養細胞を、色素生産を促進
する活性を有する糸状菌またはその糸状菌の分泌物を含
む培地で培養することを特徴とするベニバナ培養細胞に
よる紅色色素の生産方法に関する。
本発明に用いられる糸状菌は、ヘニハナ細胞に対して色
素生産を促進する活性を有するものであれば特に制限は
ないが、ヘニバナ細胞と同様の液体培地中で生育するも
のが好ましい。
本発明においては、上記糸状菌のほかに該糸状菌の分泌
物を用いることができる。この分泌物の捕集方法として
は、例えば水で菌体を洗ってその洗浄液を用いる方法3
、ヘニハナ細胞と同じ培地で糸状菌の培養を行って該糸
状菌の分泌物を培地中に分泌させる方法などが挙げられ
るが、特に制限はない。
本発明に用いられるベニバナ培養細胞は、ベニバナ組織
から誘導されたカルスを液体培養して得られる。該カル
ス誘導に用いられるベニバナ組織は、種子、ベニバリー
幼苗の子葉、胚軸、根、成熟したベニバナの葉、茎、鼻
、根など植物体のどの部分でもよく特に制限はない。こ
れらの組織を適当な条件のもとでカルス誘導した後、液
体培地を用いて継代し、細胞集塊の増殖と、その性質の
安定化を図る。継代は、7日〜14日ごとに行い、6か
月収上継続することが好ましい。
上記ベニバナ培養細胞を培養する培地としては、公知の
ムラシゲ・スクーグ培地(1962)、ホワイト培地(
−1963)、ガンボルグ培地(1968)、エッチ培
地(1951)などの培地またはこれらの改変培地が用
いられる。ベニバナ赤色色素を培養するに際しては、こ
れらの培地に、炭素源としてシュークロース、グルコー
ス、ラフィノース、フラクトース、ペントース、マルト
ースなど、植物ホルモンとしてゼアチン、ジヒドロゼア
チン、リボシルゼアチン、カイネチンなどのサイトカイ
ニン、インドール−3−酢酸(IAA)、■−ナフタレ
ン酢酸(NAA)などのオーキシンなどが添加される。
培養条件には特に制限はないが、25°C前後の温度で
振とうまたは回転培養するのが好ましい。
〔実施例] 以下、本発明を実施例により詳しく説明する。
実施例1および比較例1 空気中および土壌中から約1000種の菌を単離し、そ
れらの中からベニバナ色素生産を促進する活性を有する
糸状菌5E−801を得た。この5E−801を第1表
の培地に添加してベニバナ細胞とともに5日間、暗黒下
で回転培養を行った。
このときの培地中への生産色素放出量および5E801
を添加しないで同様に培養した場合の培地中への生産色
素放出量を、515nmにおける培地の吸光度を測定す
ることにより測定し、結果を第2表に示した。この表か
ら、糸状菌5E−801を添加した培地では、無添加の
培地に比べ、7.5倍の色素が生産されることがわかる
第1表 第2表 実施例2および比較例2 第1表に示す培地で糸状菌5E−801を10日間暗黒
下で培養し、該培地から菌体を取り除いた。次いでこの
糸菌状5E−801の分泌物を含む培地にベニバナ細胞
を接種し、5日間暗黒下で培養を行った。このときの色
素生産量と、このような処理を行わずに第1表に示す培
地で5日間暗黒したで培養を行ったときの色素生産量を
実施例1と同様にして測定し、結果を第3表に示した。
この結果から糸状菌の分泌物を含む培地では、これを含
まない培地に比べ、3.75倍の色素が生産されること
がわかる。
第 表 比較例3 ベニバナ細胞をムラシゲ・スクーグ培地で10日間培養
し、該培養液で5E−801を10日間暗黒下で培養し
て色素生産量を実施例1と同様にして測定したが、色素
は検出できなかった。この結果から、ベニバナ赤色色素
は、ベニバナ細胞の分泌物が糸状菌またはその分泌物に
より赤色色素に変換されたり、それらの間の化学作用に
より生じるものでないことがわかった。
〔発明の効果〕
本発明によれば、糸状菌またはその分泌物を用いて培養
することにより、ベニバナ培養細胞から安定に、かつ生
産性よく紅色色素を生産することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ベニバナ培養細胞から赤色色素を生産する方法に
    おいて、前記ベニバナ培養細胞を、色素生産を促進する
    活性を有する糸状菌またはその糸状菌の分泌物を含む培
    地で培養することを特徴とするベニバナ培養細胞による
    紅色色素の生産方法。
JP10690290A 1990-04-23 1990-04-23 ベニバナ培養細胞による紅色色素の生産方法 Pending JPH04135493A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62253386A (ja) * 1986-04-25 1987-11-05 Kibun Kk ベニバナの紅色色素の増収法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62253386A (ja) * 1986-04-25 1987-11-05 Kibun Kk ベニバナの紅色色素の増収法

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