JPH04135442U - 容器の栓 - Google Patents

容器の栓

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JPH04135442U
JPH04135442U JP5072991U JP5072991U JPH04135442U JP H04135442 U JPH04135442 U JP H04135442U JP 5072991 U JP5072991 U JP 5072991U JP 5072991 U JP5072991 U JP 5072991U JP H04135442 U JPH04135442 U JP H04135442U
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光治 林田
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三笠産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 図6に示す、この考案の考案者がさきに出願
開示した瓶の開閉装置の改良、同装置は瓶口の外周に圧
接する外筒の外側に、ポリプロピレン製カバーを設け、
瓶口に加熱液体を収容した際の密閉力の減少を抑制した
が、使用の際ポリプロピレン樹脂を扱うことになり、従
来のキャップと異質の硬い感触を与える。その改良、 【構成】 栓体の、容器口部の内側に圧接する筒部のそ
の内側に、ポリプロピレン製の、又は上記筒部より硬質
の内筒を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】 この考案は瓶、カートン、カン等の容器の口部に装着して用いる、容器の栓に 関するものである。
【従来の技術】
【0002】 この考案の考案者はさきに新規の、瓶口に装着して用いる瓶の開閉装置を考案 して出願、開示した。(実公平 1−42525 )号。 この考案は上記開示済考案を改良するものであるため、まず上記開示済の開閉 装置について説明する。 図6において、aは蓋体であり、ポリエチレン樹脂により形成され、外筒b及び 中筒cにより瓶dの口部eにそれぞれ外、内から圧接させられている。fは液体 の通行を遮断する遮断壁、gは無端状の裂溝、hはプルリング等の裂取部材、i は注筒、jは外蓋を示す。そしてkは前記外筒b外周に設けられたポリプロピレ ン製のカバーである。
【0003】 このように構成された前記開示済みの開閉装置は、瓶dに例えば酒、ジュース 等を充填する場合、このような液体は酵母の活動を停止させたり又は殺菌のため に加熱して充填する。 このような場合、その加熱液体の熱は瓶dの口部eを通じて蓋体aに及び蓋体a の密閉力を減少させる。この現象はポリエチレン樹脂が比較的低温(一例として 約80°C)において軟化するため、その軟化により圧接の弾力が減少し、密閉 力が低下してしまうのである。
【0004】 しかしこの場合上記外筒bの外周には、ポリプロピレン樹脂製のカバーkが設 けられており、そしてポリプロピレン樹脂の軟化点は高く、(一例として約120 °C)従って上記弾力の減少は上記の熱の影響を受けない上記カバーkにより補 充され、密閉力の減少は全体として微弱にとどまり、実用上殆ど問題がない程度 にさせることができるものである。 上記の効果について更に詳しく述べると、図6に示す瓶の閉止装置を用いて次の ような密閉度テストが行われた。このテストはまず360ml入り瓶を用い、こ れに95°Cの湯を満す。なおこの場合、湯の上面と瓶口上端間には若干の空間 があるようにする。そして初めに従来の瓶蓋を打栓し、室温20°Cにして1週 間放置後、上記空間の真空の度合いを測定した。 前記空間は、湯の冷却に伴う体積減少により負圧となるので、この負圧の程度 を、真空度測定装置(株式会社岡野製作所製)により測定した。次に同様の条件 でこの考案の瓶の開閉装置を用い、同様のテストを行った。これらのテストの結 果は次表の通りであった。
【表1】
【0005】 なお上記表1における単位cm、Hgは真空度の単位を示し、トリチェリの実 験から明らかな様に76cm、Hgを最高とし、それに近い数値である程真空度 の高いことを示す。従って又その値は密閉の程度を示すものであり、同数値が0 になれば密閉作用のないことを示している。 上記のように、この開示済考案の開閉装置は優れた効果を示したものである。
【考案が解決しようとする課題】
【0006】 しかし上記開示済みの開閉装置は下記のような難点を有していることが明らか となった。それは前記カバーkが前記のようにポリプロピレン製であり、ポリエ チレン樹脂等よりも遥かに硬度が高いのである。一般に瓶蓋等は、特に家庭等に おいて用いられる、瓶口に装着する瓶蓋等はその殆どがポリエチレン樹脂により 形成されており、かつポリエチレン樹脂は一般に軟質であり、消費者等は通常軟 質の、ソフトな瓶蓋の感触になれている。このため前記ポリプロピレン樹脂製の カバーkの感触は通常のソフトな感じと異なる硬い感触を消費者に与えるため、 異質であり、家庭生活等になじまないのである。 この考案はこのような問題を解決するためになされたもので、その目的は、消費 者等による前記開示済み開閉装置の取扱いの際に硬い感触を与えずにすみしかも 同様に加熱液体を収容した容器に用いても密閉力の減少を実用上差支えない程度 に抑制することのできる容器の栓を提供することである。 又他の目的は常温の液体を収容する容器に用いても従来よりも一層密閉力の高い 容器の栓を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】 上記の目的を達成するこの考案について述べるとそれは、容器1の口部2内周 面3に圧接する筒部4を有する合成樹脂製栓体5の、上記筒部4内面6に水の沸 点より高い軟化点を有する、ポリプロピレン樹脂により形成された内筒7を同心 円状に設けたことを特徴とする容器の栓である。 又前記栓体2はポリエチレン樹脂により形成されている前記容器の栓である。 更に又、容器1の口部2の内周面3に圧接する筒部4を有する合成樹脂製栓体5 の、上記筒部4内面6に、上記栓体5を形成する合成樹脂の硬度よりも高い硬度 の合成樹脂により形成された内筒7を設けたことを特徴とする容器の栓である。
【作用】
【0008】 消費者等の使用者はこの栓を持って容器の口部を開放する。この場合前記ポリ プロピレン製の内筒6は前記開示済みの装置と異なり、筒部4の内側に設けられ 、手に触れることがないので、硬い、従来のキャップ類と異る異質の感触を与え ることをなくすことができ、しかも加熱した液体を容器に収容した際の栓の密閉 力の減少を前記内筒により補充することができ、実用上差支えない程度に抑制す ることができる。しかも又ポリプロピレンは一般にポリエチレン等より硬度が高 いので、剛性が高く、筒部4の内側、又はポリエチレン製の筒部4の内側にあっ て変形に対して抵抗させることができるため、常温の液体を収容した容器1に用 いても密閉力を高めることもできる。
【実施例】
【0009】 図1〜図3において、1は容器であり、一例として瓶を示し、2はその口部で ある。3は同口部2の内周面で、4は口部2の内周面3に圧接する栓体5の筒部 である。7はこの筒部4の内面6に設けられた、水の沸点より高い軟化点を有す る、ポリプロピレン樹脂により形成された内筒である。又栓体5より硬度の高い 樹脂により形成された上記内筒7である。 なお前記栓体5は、図1〜図3に示す実施例においては、一例として中栓状に形 成され、外筒9を有す。10は液体の流通を遮断する遮断壁であり、無端状の裂 溝11、及び裂取部材12を有している。
【0010】 又13は注筒、14は外蓋を示し、この外蓋14は図1に示すように栓体5に 螺合15させてもよく、又は図2に示すように容器1に螺着16させてもよい。 図3に示すものは内筒7を栓体5の上下方向の大部分に及ぼしたものである。 又上記内筒7は図4、図5に示すように、筒部4内面6にいわゆる食い込んで形 成されてもよい。このような形式はインサート成型によって形成される。 なお図1〜図5に示す形式の栓体5はこれを外部から握る場合例えばポリエチレ ン(一般に栓体はポリエチレンで形式される)の柔軟な感触を得ることができる 。又この栓体5は容器1の口部2の内側に圧入される場合、前記内筒7は圧縮力 を受けるが、円筒体であるため高い耐圧力を有している。
【0011】 又裂取部材12を用いて裂溝11を切る場合前記内筒7が硬くコア状に設けら れているため全体として変形が少なく、このため裂溝11の裂切りを容易にする ことができる。この内筒7は筒部4内側にインサート成型により設けられるか、 その他接着、隔着等により設けられてもよい。又予め筒部4の内径より若干大径 に形成し、これを圧入させてもよい。なお前記筒部4の外径が前記容器1の、口 部2内周面3より若干大径に形成されていることは勿論である。 なお又図示は省略するが、この考案の容器の栓は、図示のような中栓状でなく、 単なる栓、即ち単に筒体とその上部のほぼ円状の頂部とから成る栓であっても差 支えないことは勿論である。
【考案の効果】
【0012】 この考案は前記のように構成され、ポリプロピレン製の内筒7は、容器1の口 部2の内周面3に圧接する筒部4の内面に設けられたことにより、消費者等の使 用者が取扱いの際に、従来のキャップ類が柔軟な感触を持つものであるのに前記 開示済みの装置のように異質の硬度の高い、硬い感触を与えることがない。しか も、酒類、ジュース等のような加熱液体を容器1に収納した際、その熱によって 栓体5の筒部4の弾性が減少して、密閉力が減少するのを、ほぼ実用上差支えな い程度に抑制することができる。又常温の液体を収容した容器に用いても、内筒 7は栓体5の筒部4より硬度が高く、剛性を有するので、栓体5の密閉力を一層 高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示し、容器の栓の、容器へ
の装着時の半断面図。
【図2】この考案の第2の実施例を示し、図1に相当す
る図である。
【図3】この考案の第3の実施例を示し、図1に相当す
る図である。
【図4】この考案の第4の実施例を示し、容器の栓の部
分断面図である。
【図5】この考案の第5の実施例を示し、第4図に相当
する図である。
【図6】この考案の考案者がさきに出願開示した容器の
開閉装置の半断面図である。
【符号の説明】
1 容器 2 口部 3 内周面 4 筒部 5 栓体 6 内面 7 内筒

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器1の口部2内周面3に圧接する筒部
    4を有する合成樹脂製栓体5の、上記筒部4内面6に水
    の沸点より高い軟化点を有する、ポリプロピレン樹脂に
    より形成された内筒7を同心円状に設けたことを特徴と
    する容器の栓。
  2. 【請求項2】 栓体2はポリエチレン樹脂により形成さ
    れている請求項1記載の容器の栓。
  3. 【請求項3】 容器1の口部2の内周面3に圧接する筒
    部4を有する合成樹脂製栓体5の、上記筒部4内面6
    に、上記栓体5を形成する合成樹脂の硬度よりも高い硬
    度の合成樹脂により形成された内筒7を設けたことを特
    徴とする容器の栓。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010274977A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 Yoshino Kogyosho Co Ltd 注出栓
JP2016203985A (ja) * 2015-04-15 2016-12-08 東京ライト工業株式会社 容器及びキャップ

Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5527640U (ja) * 1978-08-11 1980-02-22
JPS5951757U (ja) * 1982-09-30 1984-04-05 三笠産業株式会社 瓶蓋

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