JPH04135284U - ドラム式洗濯機 - Google Patents
ドラム式洗濯機Info
- Publication number
- JPH04135284U JPH04135284U JP4352191U JP4352191U JPH04135284U JP H04135284 U JPH04135284 U JP H04135284U JP 4352191 U JP4352191 U JP 4352191U JP 4352191 U JP4352191 U JP 4352191U JP H04135284 U JPH04135284 U JP H04135284U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drum
- motor
- reed switch
- magnet
- activated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000005406 washing Methods 0.000 title claims abstract description 14
- 235000014676 Phragmites communis Nutrition 0.000 claims abstract description 60
- 230000004913 activation Effects 0.000 claims description 4
- 238000013459 approach Methods 0.000 claims description 4
- 244000089486 Phragmites australis subsp australis Species 0.000 claims 1
- 230000004807 localization Effects 0.000 abstract description 7
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 57
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 21
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 17
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 9
- 230000008859 change Effects 0.000 description 7
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 5
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 5
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 4
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 3
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 230000018044 dehydration Effects 0.000 description 3
- 238000006297 dehydration reaction Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 3
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 3
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 2
- 230000006698 induction Effects 0.000 description 2
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 2
- 206010000369 Accident Diseases 0.000 description 1
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 230000005587 bubbling Effects 0.000 description 1
- 238000013461 design Methods 0.000 description 1
- 239000003599 detergent Substances 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 239000003657 drainage water Substances 0.000 description 1
- 238000010981 drying operation Methods 0.000 description 1
- 230000009977 dual effect Effects 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 239000003292 glue Substances 0.000 description 1
- 230000008569 process Effects 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ドラムの定位値停止制御の精度を高めるこ
と。 【構成】 本考案のドラム式洗濯機は、駆動プ−リ79
に止着された磁石93と、この磁石が近接すると作動す
る2個のリードスイッチ91、92と、モ−タの回転を
阻止するドラムロック装置83及び直流制動方式と、各
リードスイッチが作動する毎にモ−タを逆転させること
により、磁石を各リードスイッチ間で往復させるマイコ
ンとを備え、外槽とドラムの各投入口が合致した時に、
磁石が2個のリードスイッチの中点に位置するように設
定し、更に、マイコンが、往復動作の間、一方のリード
スイッチが作動してから他方のリードスイッチが作動す
るまでの時間を計測し、その後に一方のリードスイッチ
が作動してから前記時間の半分が経過した時点でドラム
ロック装置を作動させるよう構成したものである。
と。 【構成】 本考案のドラム式洗濯機は、駆動プ−リ79
に止着された磁石93と、この磁石が近接すると作動す
る2個のリードスイッチ91、92と、モ−タの回転を
阻止するドラムロック装置83及び直流制動方式と、各
リードスイッチが作動する毎にモ−タを逆転させること
により、磁石を各リードスイッチ間で往復させるマイコ
ンとを備え、外槽とドラムの各投入口が合致した時に、
磁石が2個のリードスイッチの中点に位置するように設
定し、更に、マイコンが、往復動作の間、一方のリード
スイッチが作動してから他方のリードスイッチが作動す
るまでの時間を計測し、その後に一方のリードスイッチ
が作動してから前記時間の半分が経過した時点でドラム
ロック装置を作動させるよう構成したものである。
Description
【0001】
本考案は、ドラム式洗濯機に関する。
【0002】
従来例として、フレーム内に配設された外槽と、この外槽内に回転自在に支承
された洗濯ドラムと、前記外槽の上部及びドラムに設けられた衣類の投入口と、
前記ドラムの回転駆動用モ−タと、前記ドラムの駆動プ−リに止着された磁石と
、前記外槽とドラムの各投入口が合致した時に、前記磁石に近接対向する位置に
設けられ、前記磁石を近接すると作動するリードスイッチとを備え、前記リード
スイッチが作動した時に、前記ドラムの回転を停止させるドラム式洗濯機が、特
公昭55−488398号公報(D06F37/40)に示されている。
【0003】
従来例にあっては、磁石の磁力の違い等により、リードスイッチの作動タイミ
ングが不均一となり、設計段階で調整してあっても、市場に出す機種によっては
正確に定位値に停止できないものが生じる問題がある。
【0004】
また、ドラムを定位値に停止させる際に、ドラムをゆっくりと回転させてはい
るが、例えば、磁石がリードスイッチに対し、回転当初遠い位置にあった場合、
磁石がリードスイッチを作動させるまでにドラムに加速がついて、正確に定位値
停止させることができない問題がある。
【0005】
本考案は、ドラム式洗濯機の改良に関し、斯かる問題点を解消するものであ
る。
【0006】
本考案のドラム式洗濯機は、外槽内に回転自在に支承されたドラムと、前記外
槽の上部及びドラムに夫々設けられた衣類の投入口と、前記ドラムの回転駆動用
モ−タと、前記ドラム又はこのドラムに連動して回転する回転体に止着された磁
石と、この磁石に近接対向する位置に設けられ、前記磁石が近接すると作動する
2個のリードスイッチと、前記モ−タの回転を阻止する制動手段と、前記各リー
ドスイッチが作動する毎に前記モ−タを逆転させることにより、前記磁石を前記
各リードスイッチ間で往復させる制御手段とを備え、前記外槽とドラムの各投入
口が合致した時に、前記磁石が前記2個のリードスイッチの中点に位置するよう
に設定し、更に、前記制御手段が、前記往復動作の間、前記一方のリードスイッ
チが作動してから他方のリードスイッチが作動するまでの時間を計測し、その後
に一方のリードスイッチが作動してから前記時間の半分が経過した時点で前記制
動手段を作動させるよう構成したものである。
【0007】
前記制動手段としては、ドラムやモ−タを機械的にロックするものや、モ−タ
を電気的に制動するものがあり、少なくとも1つの方式を採用すればよい。
【0008】
即ち、磁力の低下等によって各リードスイッチの作動タイミングがずれても、
相対的にずれるわけだから、一方のリードスイッチが作動してから他方のリード
スイッチが作動するまでの時間は、磁石の磁力に影響されない。そこで、この時
間を計測し、その後に一方のリードスイッチが作動してから前記時間の半分が経
過した時点でドラムを停止させる。
【0009】
また、この定位値停止制御を、磁石がリードスイッチ間を往復している間に行
うようにしたので、例えば、磁石がリードスイッチに対し、回転当初遠い位置に
あって、磁石が一方のリードスイッチを作動させるまでにドラムに加速がついて
も、往復動作させる間にその加速は衰えて、ドラムの回転数が安定する。
【0010】
本考案の実施例を各図面に基づいて説明する。
【0011】
図1乃至図9において、1は板金製のフレ−ム、2は合成樹脂にて横軸ドラム
形状に形成された外槽、3は前記フレーム1の下部を支持する合成樹脂製の基台
、4はこの基台の底部に設けられた開口部5を開閉するための遮蔽板、6・・は
前記外槽2を前記フレ−ム1の上部から弾性的に吊り下げ支持するための4組の
上部支持体、7・・は前記外槽2の下部と前記基台3との間に配設された下部支
持体、8は前記外槽2の上部を上方に角筒状に突出させることにより一体形成さ
れた筒体であり、これにより前記外槽2上部に衣類投入口B9が形成されている
。
【0012】
10は前記フレ−ム1の上端に固定された合成樹脂製の上面板であり、その中
央部に凹所11が形成されて、ここに衣類投入口A12が開設されている。13
は前記衣類投入口A12を開閉するために、前記凹所11の後縁に枢支された上
蓋、14は前記上蓋13の開放を阻止するための上蓋ロック装置、15・・は前
記上面板10に配設されたキーボードであり、洗濯プログラムの選択キーや、プ
ログラムを一時的に停止させるための一時停止キーや、前記上蓋ロック装置14
を解除するための上蓋開放キー等が配列されている。16は蛇腹状のゴムパッキ
ンであり、これにより前記衣類投入口A9と投入口B12とが水密的に接続され
ている。
【0013】
前記外槽2はその前面壁2aのみ別体に形成され、この前面壁2aは前記外槽
2の前面開口から後述するドラムを収納した後に止着される。17は前記前面壁
2aの中央部に形成された導出開口、18は前記前面壁2aの外面に形成された
送風ダクトであり、前記導出開口17を取り囲むように涙滴状に形成されている
。
【0014】
19は前記送風ダクト18における前記導出開口17と対向する壁面に固定さ
れたドラム前部軸受け、20は前記送風ダクト18内に配設されたシ−ズヒ−タ
A、21〜23は前記ヒ−タA20を前記乾燥ダクト18内に固定するための固
定金具A〜Cであり、片面が開放する円筒形状を成し、閉塞端部が前記乾燥ダク
ト18内に位置するように、前記壁面の外側から嵌合固定され、この閉塞端部に
ヒ−タA20が固定される。24は前記固定金具C23に、その開放端部から挿
入固定された負特性サ−ミスタA、25は前記前面壁2aの内面に、前記導出開
口17を取り囲むように形成された環状溝A、26は前記前面壁2aの1/2の
高さ位置に開設された溢水口、27は前記前面壁2aに一体形成され、前記溢水
口26からの溢水を導出するための溢水室である。
【0015】
28は前記前面壁2aの下部に一体形成されたエア−トラップであり、前記上
面板10の裏面側に固定された水位センサ−29に圧力ホース29aを介して接
続されている。30は前記前面壁2aの溢水レベルよりも上方の位置に一体に形
成された循環ダクトであり、循環口31を介して前記外槽2内と連通している。
33は前記循環ダクト30に配設された送風ファン、34は前記送風ファン33
の送風出口と前記送風ダクト18の導入口部とを接続する接続管である。
【0016】
35は前記外槽2の底部における端寄りに設けられた排水口部、36はこの排
水口部35からの排水を機外に導出するための排水ホースであり、この排水ホー
ス36には前記溢水室27の底部が溢水ホース37を介して接続されている。3
8は前記排水口部35を開閉するための排水電動弁であり、周知の如く、排水モ
ータ39の回転力でワイヤ−を巻き取ることにより弁を開放し、モ−タの回転力
を断つことにより、弁が図示しないスプリングの付勢で閉塞状態に復帰する。
【0017】
40は、前記外槽2の内周壁における前記排水口部35から最も遠い壁面の約
1/3の高さ位置に形成された段部、41はこの段部40上に載置固定された給
水筒であり、載置状態において下方を臨むよう下面に沿って多数の散水孔42・
・が形成されている。更に、前記給水筒41の一端は閉塞され、他端43は前記
外槽の前面壁2aから突出されている。また、この他端42にはネジ切りが施さ
れてあり、前記前面壁2aから突出された後にナット44で固定される。45は
前記給水筒40の止め金である。
【0018】
46は前記フレ−ム1の後方上部に固定された二連式の給水電磁弁装置であり
、一方の給水弁A46aは仕上げ剤投入容器47に接続されている。また、この
仕上げ剤投入容器47は、蛇腹ホ−ス48を介して前記筒体8に形成された接続
口部49に接続されている。即ち、前記給水弁A46aからの水は、前記仕上げ
剤投入容器47を介して前記外槽2内に供給されるので、前記仕上げ剤投入容器
47内に貯留されている柔軟剤等の仕上げ剤が、水と共に外槽2内に投入される
。また、前記仕上げ剤投入容器47内には、図示しないが、投入された仕上げ剤
をバイパスするための水路を有しており、適宜切り替え手段により切り替えられ
て、前記給水弁A46aからの水を、仕上げ剤を回避して前記外槽2内に供給す
ることもできる。
【0019】
50は前記給水弁A46aからの水の一部を前記乾燥ダクト18内に導入すべ
く、前記給水弁A46aと乾燥ダクト18との間に接続された分岐ホースAであ
り、このホースA50からの水により、前記ヒ−タA20を冷却して火災事故を
未然に防止すると共にヒ−タA20についたホコリを洗い流す。尚、給水中は、
前記ヒ−タA20に通電されることは絶対にないので、ヒ−タA20の通電中に
水をかけてしまうことはない。
【0020】
51は前記給水弁A46aからの水の一部を前記溢水室27内に上方から導入
すべく、前記給水弁A46aと溢水室27との間に接続された分岐ホースBであ
る。
【0021】
他方の給水弁B46bは給水ホースB52を介して前記給水筒41に接続され
ている。この給水筒41からの水は、前記外槽2の壁面及び底部を膜状に流れ、
前記排水口部35に至る。
【0022】
更に、この給水ホースB52からは分岐ホースB53が分岐され、この分岐ホ
ースB53の先端は、前記前面壁2aの中央上部に設けられたノズル54に接続
されている。このノズル54からの水は後述するドラムに向けて噴射される。
【0023】
55は前記外槽2の内底部に配設されたシ−ズヒ−タB、56、57はこのヒ
−タB55を固定するための固定金具D、Eであり、前記固定金具A〜C21〜
23と同形状のもので、この内、固定金具D56は、前記給水筒41に対し、前
記排水口部35よりも更に離間した位置に設けられ、内部に負特性サ−ミスタB
58が配設されている。
【0024】
59〜61は前記外槽2の底部に前記給水筒41から前記固定金具D56に至
るまでの流路を遮るように平行に立設された3本の立壁であり、これにより、前
記給水筒41から前記固定金具D56に向かう水を、図9矢印の如く前記排水口
部35の方向に導く。この立壁59〜61の高さは、高いほど良いが、前記ヒ−
タB55の熱で焼損しない程度にすることが必要である。
【0025】
62は前記外槽2の後面壁の中心部に固定されたドラム後部軸受けである。
【0026】
さて、63は前記外槽2内に回転自在に支持された合成樹脂製のドラムであり
、前面開放型胴部64と、前記胴部64の前面側に装着された流体バランサ65
と、該バランサ65の前面側に固定された端板66とで構成されている。
【0027】
67・・は前記胴部64の内周面に沿って120度毎に膨出形成された断面三
角状のバッフル、68・・は前記胴部64の周囲に多数穿設された透孔、69・
・は前記胴部64の内周面に沿って一体に多数立設された横リブAである。
【0028】
前記端板66の中央部には、前記導入開口17に対向される吸入口部70が形
成され、この吸入口部70の中心部に支軸71が固定されている。72は前記胴
部64の後面板の中心部に固定された十字状の補強用アングル、73はこのアン
グル72の中心部に固定された支軸、74は前記端板66に前記吸入口部70を
取り囲むように形成された環状溝Bであり、前記外槽2の環状溝A25に対し遊
嵌され、これにより、前記導出開口17と吸入口部70との間にラビリンス効果
によるシ−ル構造が形成されている。
【0029】
そして、乾燥時には乾燥風が、前記送風ファン33−接続管34−送風ダクト
18−吸入口部70−ドラム63内−循環口31−循環ダクト30−送風ファン
33−・・と循環する。また、この乾燥時には、前記給水弁B46bが駆動され
て、前記外槽2の周壁から前記排水口部35にかけて、水が膜状に流れており、
この水膜に熱交換後の乾燥風が触れることにより、冷却され、除湿される。
【0030】
この時、前記立壁59〜61により、前記固定金具D56(サ−ミスタC58
)は水膜の圏外に位置する。
【0031】
75は前記ドラム63の周面に形成された衣類投入口C、76はこの投入口C
75を開閉すべく、前記ドラム63の周面に沿ってスライド可能に設けられた合
成樹脂製蓋体、77はこの蓋体76の一側縁部と前記投入口C75の口縁との間
に形成された係脱機構、78は前記蓋体76の上面中央部に一体に凹設された貯
留部で、予め洗剤を貯留しておく所である。
【0032】
そして、前記ドラム63は、その支軸71、73でもって、前記ドラム前部軸
受け19及びドラム後部軸受け62に回動自在に支持される。更に、前記支軸6
2は、前記外槽2の後面壁から突出されて、ここに駆動プ−リ79が固定されて
いる。80は前記外槽2の外底部に固定された三相誘導モ−タであり、前記駆動
プ−リ79に対し、小プ−リ81及びベルト82を介して連結されている。そし
て、前記誘導モ−タ80は後述するがインバ−タによって駆動されて、洗濯、乾
燥時には低速で回転され、脱水時には高速で回転される。
【0033】
83は前記ドラム63が回転しないように固定するためのドラムロック装置で
あり、以下の通り構成されている。
【0034】
即ち、84は前記小プ−リ81に一体形成された歯車、85、85はその一端
側に前記歯車84に係止する爪86が形成された係止レバ−であり、その中央部
が枢支されていると共に、前記一端側は、バネ87により、前記歯車84との係
止状態を解除する方向に回動付勢されている。88は前記係止レバ−85の他端
側に、連結線89及びスプリング90を介して連結されたトルクモ−タであり、
前記連結線89を巻き取ることにより、前記係止レバ−85を、前記バネ87の
付勢力に抗して回動して、前記爪86を歯車84に係止させる。爪86が係止す
ると、前記歯車84が回転しなくなるから、この歯車84に連動する前記ドラム
63がロックされる。
【0035】
また、前記トルクモ−タ88をOFFすると、前記バネ87の付勢力で、爪8
6が歯車84から外れて、ドラム63のロックが解除される。
【0036】
91、92は前記外槽2における同一円周上に近接して取着されたリードスイ
ッチ、93は前記駆動プ−リ79における前記磁石91、92と近接対向する位
置に配設された磁石であり、リードスイッチ91、92は、前記駆動プ−リ79
の回転に伴い、前記磁石93が近接した時に閉成し、離間すれば開成する。また
、予め前記リードスイッチ91、92の中間地点(図5P点)に前記磁石93が
位置した状態で、前記投入口C75と投入口B9とが合致するように設定されて
いる。
【0037】
94は前記外槽2の過度の揺動を検知するための異常振動検知レバ−である。
【0038】
次に、本実施例の洗濯・脱水・乾燥機の制御機構を図11及び図12に基づい
て説明する。
【0039】
95は制御の中心となるマイクロコンピュ−タ(例えば三洋電機株式会社製L
C6523型、以下マイコンと称す)であり、その構成は周知の如く、CPU9
6(central processing unit)、RAM97
(random access memory)、ROM98(read
only memory)、タイマ−99、システムバス100及び入出力装置
101、102から構成される。
【0040】
前記CPU96は、制御部103と演算部104とから構成され、前記制御部
103は、命令の取り出し及び実行を行い、前記演算部104は、命令の実行段
階において、制御部103からの制御信号によって入力機器やメモリから与えら
れるデ−タに対し、二進加算、論理演算、増減、比較等の演算処理を行う。前記
RAM97は、機器に関するデータを記憶するためのものであり、前記ROM9
8は、予め機器を動かすための手段や判断のための条件の設定、各種情報の処理
をするためのルール等を読み込ませておくものである。
【0041】
そして、前記マイコン95には、各種操作キー群から構成される入力キ−回路
105、前記水位センサ−29、異常振動検知用マイクロスイッチ106、前記
リ−ドスイッチ91、92、異常発泡検知回路107、第1温度検知回路108
、第2温度検知回路109からの信号が入力され、マイコン95は、これらの情
報に基づいて前記モ−タ80の回転駆動用インバ−タ回路110、前記給水電磁
弁A46a、前記給水電磁弁B46b、前記排水弁用モ−タ39、前記送風ファ
ン33、前記ヒ−タA20、前記ヒ−タB55、ブザ−鳴動回路111、各種発
光ダイオ−ド(LED)群から構成される表示装置112、前記上蓋ロック装置
14、前記ドラムロック装置83に駆動信号を夫々送出する。113は前記各負
荷を駆動するドライバ回路である。
【0042】
前記インバ−タ回路110は、従来周知の構成であるので、説明を省略するが
、直流電圧を所定周期のパルスに変換し、モ−タ80に印加するものである。モ
−タ80の回転数は、印加される電圧の周波数に比例するから、前記マイコン9
5は、このインバ−タ回路110の周波数を変化させることにより、前記モ−タ
80の回転数を自由に変えることができる。
【0043】
前記水位センサ−29も従来周知の構造であるのでその詳細な説明は省略する
が、要するに、前記外槽2内の水位変化によるエア−トラップ28内の圧力変化
に応動して、磁性体をコイル内に出入りさせて該コイルのインダクタンスを変化
させ、更に、このコイルのインダクタンス変化を発振回路の発振周波数変化とし
て取り出し、前記マイコン95に入力するものである。
【0044】
前記マイコン95は、このパルス信号の発振周波数を判別することにより、槽
内の水位を連続的且つ広範囲に検出する。
【0045】
前記第1温度検知回路108は、前記送風ダクト18内の温度TAを検出する
ためのもので(送風ダクト18は前記外槽2内に連通しているので、結果的に外
槽2内への入口の温度を検知することになる)、図13の通り、定電圧VREF
を、前記サ−ミスタA24の抵抗値RTHと抵抗R2とで分圧することによって
決定される電圧VR2を、前記マイコン95に入力し、マイコン95は入力され
た電圧値を、内蔵のA/D変換器により変換して、前記ROM98内に記憶して
いる基準値と比較し、温度TAを検知する。R1は電流制限用抵抗である。
【0046】
また、前記第2温度検知回路109も、前記第1温度検知回路108と同様で
あり(但し、各種抵抗値は適宜異ならせてある)、前記サ−ミスタB58の抵抗
値変化で前記ヒ−タB55近傍の温度TBを検知し(洗浄時にあっては、洗浄水
温、乾燥時にあっては外槽内の温度即ち排気温度)を検知する。
【0047】
而して、本実施例の洗濯機は、前記マイコン95の制御の下に、洗い−中間脱
水−第1すすぎ−中間脱水−第2すすぎ−最終脱水−乾燥の各工程を順次実行す
る。
【0048】
そして、洗濯工程時には、前記モ−タ80により、前記ドラム63が低速(約
50r.p.m)で繰り返し反転され、ドラム63内の洗濯物が前記バッフルに
かき上げられては上方から下方へ落下する所謂たたき洗いが行われると同時に、
前記横リブA69・・により擦り洗われる。更に、この間、洗濯水が前記ヒ−タ
B55により加熱されて、洗浄効率の向上が図られている。
【0049】
また、脱水工程時には、前記モ−タ80により、前記ドラム63が高速(約8
00r.p.m)で一方向回転されて、ドラム63内の洗濯物が遠心力で脱水さ
れる。
【0050】
乾燥工程時の動作は図14及び図15の通りである。
【0051】
即ち、乾燥工程時には、前記モ−タ80により、前記ドラム63が15秒ON
−1秒OFFという周期で、繰り返し低速反転されると共に、前記送風ダクト1
8、吸入口部70からドラム63内に、前記ヒ−タA20で加熱された乾燥風が
導入されて、ドラム63内の洗濯物と熱交換が行われる(S−1)。
【0052】
また、この間、前記給水弁B46bが駆動されて、前記外槽2の周壁及び底部
に沿って、膜状に除湿水が流されており、熱交換後の乾燥風は、この水で除湿さ
れて、再び前記ヒータA20で加熱される(S−2)。
【0053】
同時に、前記ノズル54からドラム63に水が噴射されて、ドラム表面にも水
膜が形成され、この水膜によっても乾燥風が除湿される。この噴射水は、前記流
体バランサ65をも冷却して、バランサ65内部の熱膨張を抑制する。
【0054】
更に、前記マイコン95は、前記第1及び第2温度検知回路108、109か
らの信号に基づいて、熱交換前の乾燥風の温度であるTAと熱交換後の温度であ
るTBの測定を開始する(S−3)。
【0055】
この際、前記サ−ミスタB58は、前記立壁59〜61により保護されて、除
湿水の影響を受けにくいので、安定した温度検知が行われる。
【0056】
乾燥が終わり頃になると、乾燥風に水分がほとんど含まれなくなり、温度TB
が変化するので、温度TAと温度TBとの差に基づいて乾燥状態を知ることがで
きる(S−4)。
【0057】
この乾燥終了検知動作は、前記ドラム63が右回転している時の15秒間の内
、後期の4秒間(10秒〜14秒)にのみ行われる(S−5)〜(S−8)。
即ち、ドラム63が反転すると、外槽2内の乾燥風の流れが乱れて、その乱れが
、前記乾燥ダクト18内にも影響し、サ−ミスタA24(第1温度検知回路10
8)による温度検知デ−タにバラツキが生じ、検知精度が低下するが、このよう
に、空気が乱れる前に検知することにより、安定した温度検知を行うことができ
る。
【0058】
さて、プログラムの終了後、又はプログラム中前記上蓋ロック装置14が解除
操作されると、前記マイコン95は、衣類を取り出しやすいように、前記ドラム
63の投入口C75が前記投入口B9に合致した位置(定位値)にドラム63を
停止させてから、前記上蓋13の開放を可能にする。
【0059】
以下、このドラム63を定位値に停止させるための定位値停止動作を、図5及
び図16に基づいて説明する。
【0060】
ドラム63を定位値に停止させる段階に入ると、前記マイコン95は、前記ド
ラム63を極低速で左方向に回転させ、前記リードスイッチ91がONすると、
モ−タ80を逆転し、前記リードスイッチ92がONすると再びモ−タ80を逆
転し、前記リードスイッチ91がONすると再びモ−タ80を逆転し、以下、リ
ードスイッチ91が最初にONしてから、リードスイッチ91−リードスイッチ
92間を3往復させる(S−10)。そして、3往復目の往時間T1(リードス
イッチ91からリードスイッチ92に至るまでの時間)と3往復目の復時間T2
(リードスイッチ92からリードスイッチ91に至るまでの時間)とを測定し、
前記RAM97内に記憶させる(S−11)(S−12)。
【0061】
次に、前記リードスイッチ91とリードスイッチ92のON状態を調べるが、
この場合、リードスイッチ91を起点に3往復させたのだからリードスイッチ9
1のみがONしているはずであり、その場合は前記時間T1の半分の時間だけ右
回転させた時点(S−13)で、前記モ−タ80を直流制動(モ−タに半波を印
加すること)により停止させ(S−15)、更に、前記ドラムロック装置83を
作動させる(S−15)。
【0062】
こうして、ドラム63は、リードスイッチ91とリードスイッチ92との中点
、即ち前記投入口B9と投入口C75とが合致した位置で停止する。
【0063】
尚、前記ドラムロック装置83により完全にドラム63がロックされるまでの
間、前記モ−タ80は直流制動が働いているものの、この直流制動はモ−タ80
を完全に静止させるものではなく微小ずつながらもドラム63が回転することが
ある。そこで、本実施例ではドラムロック装置83が完全にロックするまでに、
前記リードスイッチ92のみがONすると、今度は前記ドラム63を前記時間T
2の半分の時間だけ左回転させて(S−16)、再び直流制動、ドラムロック装
置作動を行う。以下、ドラム63が所定位置でロックされるまでこの動作が繰り
返される(たいていの場合は初回のロック動作で終了する)。
【0064】
また、このドラムの定位値停止制御において、時間T1、T2の測定の前にリ
ードスイッチ91−リードスイッチ92間を2往復させるのは、当初、リードス
イッチ91がONするまでドラム63を回転させた際に、磁石93がリードスイ
ッチ91から遠い位置にあると、ドラム63に加速がついて正確な測定ができな
イからである。2往復させる間にドラム63の回転を安定させる。
【0065】
また、時間T1と時間T2を夫々測定したのは、ドラム63内に衣類の片寄り
により右回転と左回転とでドラム63の回転数が若干異なるからである。
【0066】
本考案のドラム式洗濯乾燥機にあっては、リードスイッチの作動タイミングの
ばらつきや、回転当初における磁石とリードスイッチとの距離に関係なく、ドラ
ムを正確に低位置に停止させることができる。
【図1】本考案のドラム式洗濯乾燥機の概略斜視図であ
る。
る。
【図2】同じく縦断面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図2のB−B断面図である。
【図5】図2のC−C断面図である。
【図6】外槽内の除湿水路部の斜視図である。
【図7】同じく分解斜視図である。
【図8】同じく断面図である。
【図9】外槽の平面図である。
【図10】外槽底面部の平面図である。
【図11】制御機構のブロック回路図である。
【図12】マイコンの構成図である。
【図13】温度検知回路図である。
【図14】乾燥動作を示すフローチャートである。
【図15】乾燥終了検知動作を示すフローチャートであ
る。
る。
【図16】ドラムの低位置停止動作を示すフローチャー
トである。
トである。
2 外槽
9 衣類投入口B
63 ドラム
75 衣類投入口C
79 駆動プ−リ(回転体)
80 モ−タ
83 ドラムロック装置(制動手段)
91、92 リードスイッチ
93 磁石
95 マイクロコンピュ−タ(制御手段、制動手段)
Claims (1)
- 【請求項1】 外槽内に回転自在に支承されたドラム
と、前記外槽の上部及びドラムに夫々設けられた衣類の
投入口と、前記ドラムの回転駆動用モ−タと、前記ドラ
ム又はこのドラムに連動して回転する回転体に止着され
た磁石と、この磁石に近接対向する位置に設けられ、前
記磁石が近接すると作動する2個のリードスイッチと、
前記モ−タの回転を阻止する制動手段と、前記各リード
スイッチが作動する毎に前記モ−タを逆転させることに
より、前記磁石を前記各リードスイッチ間で往復させる
制御手段とを備え、前記外槽とドラムの各投入口が合致
した時に、前記磁石が前記2個のリードスイッチの中点
に位置するように設定し、更に、前記制御手段が、前記
往復動作の間、前記一方のリードスイッチが作動してか
ら他方のリードスイッチが作動するまでの時間を計測
し、その後に一方のリードスイッチが作動してから前記
時間の半分が経過した時点で前記制動手段を作動させる
よう構成したことを特徴とするドラム式洗濯機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991043521U JP2576101Y2 (ja) | 1991-06-11 | 1991-06-11 | ドラム式洗濯機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991043521U JP2576101Y2 (ja) | 1991-06-11 | 1991-06-11 | ドラム式洗濯機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04135284U true JPH04135284U (ja) | 1992-12-16 |
JP2576101Y2 JP2576101Y2 (ja) | 1998-07-09 |
Family
ID=31923845
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991043521U Expired - Fee Related JP2576101Y2 (ja) | 1991-06-11 | 1991-06-11 | ドラム式洗濯機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2576101Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013150774A (ja) * | 2011-12-27 | 2013-08-08 | Panasonic Corp | 洗濯乾燥機 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49120475A (ja) * | 1973-03-20 | 1974-11-18 | ||
JPS49134861U (ja) * | 1973-03-14 | 1974-11-20 | ||
JPS5683392A (en) * | 1979-12-07 | 1981-07-07 | Hitachi Ltd | Controller for fixed location of drum type washing machine |
-
1991
- 1991-06-11 JP JP1991043521U patent/JP2576101Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49134861U (ja) * | 1973-03-14 | 1974-11-20 | ||
JPS49120475A (ja) * | 1973-03-20 | 1974-11-18 | ||
JPS5683392A (en) * | 1979-12-07 | 1981-07-07 | Hitachi Ltd | Controller for fixed location of drum type washing machine |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013150774A (ja) * | 2011-12-27 | 2013-08-08 | Panasonic Corp | 洗濯乾燥機 |
WO2014024346A1 (ja) * | 2012-08-07 | 2014-02-13 | パナソニック株式会社 | 洗濯乾燥機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2576101Y2 (ja) | 1998-07-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1577433B2 (en) | Operation control method for a drum type washing machine | |
US6536243B2 (en) | Drum type washing machine with turbidity sensor | |
JP4726818B2 (ja) | ドラム式洗濯機 | |
JPH04135284U (ja) | ドラム式洗濯機 | |
JP2009066295A (ja) | ドラム式洗濯機 | |
JPH04135296U (ja) | ドラム式洗濯乾燥機 | |
JP3123993B2 (ja) | 洗濯機 | |
JP3026650B2 (ja) | 洗濯機 | |
JPH04122292A (ja) | 洗濯機 | |
US12054871B2 (en) | Washing machine appliance load size detection using deceleration time | |
JP2840436B2 (ja) | ドラム式洗濯機 | |
JPH046705Y2 (ja) | ||
JP2735943B2 (ja) | ドラム式洗濯機 | |
JP2627359B2 (ja) | ドラム式洗濯機 | |
KR101037154B1 (ko) | 세탁기의 제동 제어 방법 | |
JPH03231699A (ja) | 洗濯機 | |
JP2620653B2 (ja) | ドラム式洗濯機 | |
JPH03228795A (ja) | 洗濯機 | |
JP3021626B2 (ja) | 乾燥機 | |
JP2941396B2 (ja) | 布量検知装置及びそれを備えた全自動洗濯・乾燥機 | |
JP2895949B2 (ja) | 洗濯機 | |
JPH04187179A (ja) | ドラム式洗濯機 | |
JPH04152971A (ja) | 洗濯乾燥機 | |
JPH03143487A (ja) | 洗濯機 | |
JP2018027196A (ja) | 洗濯機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |