JPH0413523Y2 - - Google Patents

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JPH0413523Y2
JPH0413523Y2 JP19480387U JP19480387U JPH0413523Y2 JP H0413523 Y2 JPH0413523 Y2 JP H0413523Y2 JP 19480387 U JP19480387 U JP 19480387U JP 19480387 U JP19480387 U JP 19480387U JP H0413523 Y2 JPH0413523 Y2 JP H0413523Y2
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steam
pipe
air conditioner
coil
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業状の利用分野〕 本考案は、蒸気配管から供給される蒸気を放熱
器の蒸気コイル内に流通させて蒸気トラツプを介
装した還水管から排出するように成された空調装
置に関する。
〔従来技術とその問題点〕
この種の空調装置は、蒸気コイル(加熱コイ
ル)の管内に蒸気を流通させるものであるから、
温水を流通させるものより予熱時間が短く、冬期
において運転を停止した時でも凍結破損の危険が
少ないとされている。
しかし、気温の低い寒冷地においては、空調装
置の運転を停止した時に蒸気コイル内から蒸気が
抜け出すのを待たずに冷たくなるから、当該蒸気
コイル内に多量の凝結水を生じて凍結破損を生ず
ることがあつた。
特に、蒸気コイルは水平な蛇管に形成されてい
るから、管内に凝結水が溜まりやすく、これを抜
き出すことも困難であるから、凍結破損を防止す
る有効な手段がなかつた。
また、この状態で空調装置の運転を再開する
と、蒸気配管から供給される蒸気の高熱で蒸気コ
イル内に溜まつた凝結水が急膨張し、その圧力に
より蒸気コイルが局部的に破損するおそれもあつ
た。
そこで本考案は、放熱器の蒸気コイル内に生じ
た凝結水を効果的に抜き出して当該蒸気コイルの
破損事故を確実に防止できる空調装置を提供する
ことを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するために、本考案は、蒸気配
管から供給される蒸気を放熱器の蒸気コイル内に
流通させて蒸気トラツプを介装した還水管から排
出するように成された空調装置において、前記還
水管に前記蒸気トラツプの前後を迂回するバイパ
ス管が設けられると共に、当該バイパス管には空
調装置の運転を停止した時に開放される水抜き用
バルブが介装され、また、前記蒸気配管に加圧エ
ア供給管が分岐接続されると共に、当該加圧エア
供給管には前記水抜き用バルブが開放された時に
作動して開閉動作を繰り返す自動バルブが介装さ
れていることを特徴とする。
〔作用〕
本考案によれば、空調装置の運転を停止した時
に、還水管に設けられたバイパス管の水抜き用バ
ルブが開放されると共に、蒸気配管に分岐接続さ
れた加圧エア供給管の自動バルブが連続的に開閉
されて、放熱器の蒸気コイル内に加圧エアが断続
的に供給される。
これにより、蒸気コイル内に溜まつている凝結
水が、加圧エアの強い風圧を波状的に受けて効果
的に運搬され、蒸気コイル内から抜き出されて還
水管に排出される。
したがつて、冬期における蒸気コイルの破損事
故を確実に防止することができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて具体的
に説明する。
第1図は本考案による空調装置の一例を示す要
部の構成図、第2図はその動作を示すタイムチヤ
ートである。
本例に示す空調装置は、蒸気配管1から供給さ
れる蒸気を放熱器2の蒸気コイル3内に流通させ
て、蒸気トラツプ4を介装した還水管5から排出
するようになつている。
蒸気配管1には、室内の温度に応じて蒸気の供
給量を調節する温度調節バルブ6が介装されると
共に、当該温度調節バルブ6と放熱器2との間に
加圧エア供給管7が分岐接続されている。
また、還水管5には、蒸気トラツプ4の前後を
迂回するバイパス管8が設けられている。
そして、バイパス管8には、空調装置の運転を
停止した時に開放される水抜き用バルブ9が介装
され、加圧エア供給管7には、水抜き用バルブ9
が開放された時に作動して開閉動作を繰り返す自
動バルブ10が介装されている。
以上が、本考案による空調装置の一例構成であ
り、次にその作用効果について第2図を伴つて説
明する。
空調装置の運転が停止すると、まず、温度調節
バルブ6が閉鎖されて蒸気配管1から放熱器2へ
の蒸気の供給が停止される。
そして、その時から30秒間が経過して、蒸気コ
イル3内の蒸気圧力が蒸気トラツプ4を通じて抜
かれると、まず、バイパス管8に介装された水抜
き用バルブ9が開放され、次いで、加圧エア供給
管7に介装された自動バルブ10が作動して、水
抜き用バルブ9が開放された5分間にわたつて1
秒毎の開閉動作を繰り返す。
これにより、蒸気配管1側からは、1秒間隔で
パルス的に発生する加圧エアが蒸気コイル3内に
供給され、還水管5側には、当該加圧エアを流通
させる際に妨げとなる蒸気トラツプ4を避けて設
けられたバイパス管8の管路が開通されているか
ら、蒸気コイル3内に溜まつた凝結水が、断続的
に供給される加圧エアの強い風圧を波状的に受け
て、蒸気コイル3の蛇管内を還水管5側に向かつ
て効果的に運搬され、当該蒸気コイル3内から完
全に排出されることとなる。
したがつて、蒸気コイル3内に溜まつて凝結水
が凍結して生ずる破損事故や、当該凝結水が蒸気
配管1から供給開始された蒸気の高熱で急膨張し
て生ずる蒸気コイル3の破損事故が確実に防止さ
れる。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案によれば、冬期にお
ける空調装置の運転停止時に、水を抜き出しにく
いとされていた蒸気コイル内から凝結水を効果的
に抜き出すことができるから、凝結水が溜まつて
引き起こされる蒸気コイルの破損事故を確実に防
止することができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による空調装置の一例を示す要
部の構成図、第2図はその動作を示すタイムチヤ
ートである。 符号の説明、1……蒸気配管、2……放熱器、
3……蒸気コイル、4……蒸気トラツプ、5……
還水管、7……加圧エア供給管、8……バイパス
管、9……水抜き用バルブ、10……自動バル
ブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 蒸気配管から供給される蒸気を放熱器の蒸気コ
    イル内に流通させて蒸気トラツプを介装した還水
    管から排出するように成された空調装置におい
    て、前記還水管に前記蒸気トラツプの前後を迂回
    するバイパス管が設けられると共に、当該バイパ
    ス管には空調装置の運転を停止した時に開放され
    る水抜き用バルブが介装され、また、前記蒸気配
    管に加圧エア供給管が分岐接続されると共に、当
    該加圧エア供給管には前記水抜き用バルブが開放
    された時に作動して開閉動作を繰り返す自動バル
    ブが介装されていることを特徴とする空調装置。
JP19480387U 1987-12-24 1987-12-24 Expired JPH0413523Y2 (ja)

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JP19480387U JPH0413523Y2 (ja) 1987-12-24 1987-12-24

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JP19480387U JPH0413523Y2 (ja) 1987-12-24 1987-12-24

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JPH01100019U JPH01100019U (ja) 1989-07-05
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JP6049104B2 (ja) * 2014-05-21 2016-12-21 株式会社ボイラエンジニアリング 蒸気配管系の凍結防止システム

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JPH01100019U (ja) 1989-07-05

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