JPH04134953U - シフトレバー装置 - Google Patents

シフトレバー装置

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JPH04134953U
JPH04134953U JP5039091U JP5039091U JPH04134953U JP H04134953 U JPH04134953 U JP H04134953U JP 5039091 U JP5039091 U JP 5039091U JP 5039091 U JP5039091 U JP 5039091U JP H04134953 U JPH04134953 U JP H04134953U
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JP
Japan
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detent
pin
shift
grooved pin
rod
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Pending
Application number
JP5039091U
Other languages
English (en)
Inventor
賀一 伊藤
Original Assignee
小島プレス工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 小島プレス工業株式会社 filed Critical 小島プレス工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シフトレバー装置のディテント溝縁部の変形
防止を実質的にコストアップを伴うことなく達成するこ
と。 【構成】 グルーブドピン1の断面形状を平行2辺をも
つ形状とし、かつディテントロッド5を樹脂製として、
グルーブドピン1が装着されるピン穴14を成形により
形成した。グルーブドピン1とディテント溝3の縁部と
は面接触となり、レバーシフト2に大きなシフト力をか
けてもディテント溝縁部の変形が抑制される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動トランスミッションのシフトレバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
シフトレバー装置は、実開昭56−132621号公報、特開昭59−119 25号公報等により知られている。従来のシフトレバー装置の構造、作動は次の 通りである。すなわち、図5−図7に示すように、ノブボタン4を押すと、斜面 6を介してスリーブ7がさがり、その動きがロッド8を介してディテントロッド 105に伝えられてディテントロッド105がさがり、それと共に、ディテント ロッド105に固定されているグルーブドピン101が、レバーシフト2のスリ ット部9内を下方に移動する。その結果、グルーブドピン101がディテントプ レート10に形成されているディテント溝3から外れ、レバーシフト2をシフト 方向に移動させることが可能になる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、金属製のディテントロッド105にドリルで丸穴104を加工しそこ に挿入した断面円形のグルーブドピン101は、ディテントプレート10のディ テント溝縁に線接触するため、シフト方向に通常のシフト力より大きな力をレバ ーシフト2にかけた場合、ディテント溝3の縁部のグルーブドピン101の当り 部位に、変形が生じるという問題があった。
【0004】 本考案の目的は、ディテント溝縁部のグルーブドピンが当る部位の変形を軽減 せしめ、しかも製作上、コスト上の問題を伴なうことなく、上記変形軽減を達成 することができる、シフトレバー装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記本考案の目的は、本考案によれば、シフトレバー装置が次の手段を備える ことによって達成される。すなわち、 レバーシフト内に軸方向に移動可能に設けられ、材料が樹脂とされ、レバーシ フト軸方向に延びる平行2辺をもつ断面形状を有するピン穴が成形により形成さ れているディテントロッド、および、 断面が平行2辺をもつ形状とされ、前記ディテントロッドの前記ピン穴に装着 されたグルーブドピン。
【0006】
【作用】
グルーブドピンが平行2辺を有する断面形状とされることにより、グルーブド ピンとディテント溝縁部とは面接触することになり、シフト方向にレバーシフト に過大な力をかけても、あたり部位の面圧は、従来の線接触の場合に比べて大幅 に低下する。このため、当り部位の変形は軽減される。
【0007】 グルーブドピンの断面形状を平行2辺を有する形状とした場合、従来のように 金属製のディテントロッドに平行2辺をもつ断面の穴を機械加工で加工すること は非常に難しく、たとえ製作できても大きなコストアップを伴なう。しかし、本 考案では、ディテントロッドを従来の金属製から樹脂製に変えたので、ディテン トロッド成形用の金型に断面が平行2辺の穴を形成するための手段を一体的に備 えておくことにより、ディテントロッド成形時にグルーブドピン装着用のピン穴 を同時に成形することができる。したがって、機械加工による穴の後加工が不要 であり、ピン穴が製作可能となるとともに、加工のためのコストアップを伴なわ ずに済む。
【0008】
【実施例】
以下に、本考案に係るシフトレバー装置の望ましい実施例を、図1−図4を参 照して説明する。ただし、図1−図4において、従来構造と同じ部分は、図5− 図7と同じ符号を付してある。 図1−図4において、ディテントロッド5は中空円筒状のレバーシフト2内に 軸方向に移動可能に納められている。レバーシフト2の上部にはノブ11が固定 されており、ノブ11内にはスリーブ7が上下動可能に納められている。そして 、ディテントロッド5とスリーブ7とはロッド8によって連結されており、ディ テントロッド5とスリーブ7とは一体的に上下動する。レバーシフト2の上端に はスプリング座12が設けられ、スプリング座12とスリーブ7との間にはスプ リング13が介装されて、スリーブ7を上方に付勢している。ディテントロッド 5は、レバーシフト2に挿通され、その基部に載置されるスプリング15により 、上方(スリーブ7が付勢される方向と同方向)に付勢されている。ノブ11に は横方向に摺動可能にノブボタン4が設けられており、ノブボタン4とスリーブ 7とは斜面6で係合している。したがって、ノブボタン4を押すと、スリーブ7 とディテントロッド5は、スプリング13およびスプリング15の付勢に抗して 下方にさがるようになっている。
【0009】 ディテントロッド5には軸方向と直角方向に延びるピン穴14が形成されてお り、該ピン穴14にはグルーブドピン1が取付けられている。中空円筒状のレバ ーシフト2には軸方向に延びるスリット部9が形成されており、グルーブドピン 1はこのスリット部9を挿通している。
【0010】 レバーシフト2のグルーブドピン1が突出している側に、樹脂製のディテント プレート10が固定して設けられている。レバーシフト2はディテントプレート 10に対して相対的に動く。グルーブドピン1の、レバーシフト2のシフト方向 および軸方向における移動範囲に対応させて、ディテントプレート10にディテ ント溝3が成形により形成されている。グルーブドピン1は、ディテント溝3を 挿通している。
【0011】 ディテント溝3は、たとえば、パーキング位置3a、リヤ位置3b、ニュート ラル位置3c、ドライブ位置3d、セカンド位置3e、ロー位置3f等の段付き 溝と、これら段付き溝をシフト方向に連絡する連絡溝3gを有する。スプリング 15によるディテントロッド5の上方付勢によって、通常、グルーブドピン1は 上方に付勢されており、段付き溝3a−3fの何れかの位置にある。レバーシフ ト2のシフト操作は、ノブボタン4を押してディテントロッド5を介してグルー ブドピン1を下げ、グルーブドピン1を段付き溝から連絡溝3gに移動させた状 態で、手でレバーシフト2をシフト方向に押すことにより行う。
【0012】 上記において、グルーブドピン1は、ピン長手方向と直角の断面形状が、レバ ーシフト2軸方向に延びる平行2辺を有する形状とされている。図1の例では、 グルーブドピン1の断面形状は四角形とされており、図4の例では、小判形とさ れている。平行2辺を有する断面形状をとることにより、グルーブドピン1は、 ディテントプレート10のディテント溝3の縁部に、面接触することとなる。
【0013】 グルーブドピン1を平行2辺を有する断面形状としたことに対応させて、ディ テントロッド5に形成される、ピン装着用のピン穴14も、グルーブドピン1と 同じ断面形状、すなわち平行2辺を有する断面形状とされている。このピン穴1 4を成形によって形成することを可能とするために、ディテントロッド5は樹脂 製とされている。そして、ピン穴14は、ディテントロッド成形用金型に一体的 に設けたピン穴成形用金型によって、ディテントロッド成形時に同時に、成形に よって形成される。 かくして形成されたピン穴14に金属製のグルーブドピン1を圧入により取付 ける。
【0014】 つぎに、作用を説明する。 グルーブドピン1の断面形状を平行2辺をもつ形状としたので、グルーブドピ ン1はディテント溝縁部に面接触することとなり、レバーシフト2を過大な力で 押したような場合にも、面圧は小さくなり、ディテント溝縁部の変形は最小限に 抑えられる。
【0015】 グルーブドピン1を平行2辺をもつ断面形状とした場合、ディテントロッド5 のピン穴14も同形状としなければならない。従来のようにディテントロッド5 が金属製の場合は、ピン穴14は機械加工による後加工によって形成しなければ ならず、角穴を穿設するのに膨大な作業時間がかかり、コストアップを招いてし まう。しかし、本考案では、ディテントロッド5が樹脂製であるから、ディテン トロッド成形用金型にピン穴14形成用の角形部を一体に設けておき、該金型に 樹脂溶湯を流し込んでモールドするだけで、ディテントロッド5成形時に自動的 に平行2辺をもつ断面形状のピン穴14を成形によって形成することができる。 したがって、いったん金型を作製しておけば、機械加工による後加工によって角 穴を形成する必要がない。
【0016】 また、ディテントロッド5を樹脂製としたので、ディテントロッド5とレバー シフト2内部の摺動抵抗がさがり、ノブボタン4を押したときのフィーリングが 良くなる。
【0017】 以上に本考案の実施例について記述してきたが、本考案がこれらのものに限定 されるものではないことはいうまでもない。 たとえば、ディテントプレートを樹脂で構成したものを例示したが、これに限 られず、金属製のものでも同様の効果が得られる。また、ディテントロッドとス リーブを上方に付勢するスプリングを1つにすることも可能である。
【0018】
【考案の効果】
本考案によれば、ディテントロッドを樹脂製とし、ピン穴を成形により形成し 、グルーブドピンの断面形状を平行2辺をもつ形状としたので、レバーシフト操 作時に過大な力をかけてもグルーブドピンとディテント溝縁部とは面接触となっ て、面圧を小にできディテント溝縁部の変形を抑制できる。また、ピン穴は成形 によって形成できるので、本質的にコストアップ等を伴わない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るシフトレバー装置のグ
ルーブドピン近傍の拡大側面図である。
【図2】図1の部分を有するシフトレバー装置のグルー
ブドピン近傍より上部の側面図である。
【図3】図2の装置の、図2の紙面と直角な面で切断し
て見た、断面図である。
【図4】本考案のもう一つの実施例に係るシフトレバー
装置のグルーブドピンの側面図である。
【図5】従来のシフトレバー装置のグルーブドピン近傍
の拡大側面図である。
【図6】図5の部分を有するシフトレバー装置のグルー
ブドピン近傍より上部の側面図である。
【図7】図6の装置の、図6の紙面と直角な面で切断し
て見た、断面図である。
【符号の説明】
1 グルーブドピン 2 レバーシフト 3 ディテント溝 4 ノブボタン 5 ディテントロッド 6 斜面 7 スリーブ 8 ロッド 9 スリット部 10 ディテントプレート 11 ノブ 12 スプリング座 13 スプリング 14 ピン穴

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レバーシフト内に軸方向に移動可能に設
    けられ、材料が樹脂とされ、レバーシフト軸方向に延び
    る平行2辺をもつ断面形状を有するピン穴が成形により
    形成されているディテントロッド、および断面が平行2
    辺をもつ形状とされ、前記ディテントロッドの前記ピン
    穴に装着されたグルーブドピン、を備えたシフトレバー
    装置。
JP5039091U 1991-06-05 1991-06-05 シフトレバー装置 Pending JPH04134953U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5039091U JPH04134953U (ja) 1991-06-05 1991-06-05 シフトレバー装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5039091U JPH04134953U (ja) 1991-06-05 1991-06-05 シフトレバー装置

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JPH04134953U true JPH04134953U (ja) 1992-12-15

Family

ID=31927840

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5039091U Pending JPH04134953U (ja) 1991-06-05 1991-06-05 シフトレバー装置

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JP (1) JPH04134953U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5572948A (en) * 1978-11-29 1980-06-02 Toyota Motor Corp Shift lever apparatus for automatic transmission
JPS586848A (ja) * 1981-06-23 1983-01-14 ロツクウエル・リモルデイ・エスピ−エイ 積重ねられた加工片の除去および再配置装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5572948A (en) * 1978-11-29 1980-06-02 Toyota Motor Corp Shift lever apparatus for automatic transmission
JPS586848A (ja) * 1981-06-23 1983-01-14 ロツクウエル・リモルデイ・エスピ−エイ 積重ねられた加工片の除去および再配置装置

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