JPH04134936U - 車両用デイスクブレーキの樹脂ピストン - Google Patents

車両用デイスクブレーキの樹脂ピストン

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JPH04134936U
JPH04134936U JP4311391U JP4311391U JPH04134936U JP H04134936 U JPH04134936 U JP H04134936U JP 4311391 U JP4311391 U JP 4311391U JP 4311391 U JP4311391 U JP 4311391U JP H04134936 U JPH04134936 U JP H04134936U
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resin piston
resin
insulator
hollow
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浩 清水
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂ピストンの断熱性と剛性を向上させる。 【構成】 樹脂ピストン4に、ピストン径方向断面で対
称に配置される断面円形の複数の中空部4bを形成し、
該中空部4bに嵌合する嵌合凸部8aを備えたインシュ
レータ8を、樹脂ピストン4のパッド押動側に取付け
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両用ディスクブレーキの樹脂ピストンに関し、特に、剛性と断熱 性を向上させた樹脂ピストンに関する。
【0002】
【従来の技術】
樹脂ピストンでは、例えば実開昭55−122543号公報に示されるように 、軽量化のために、パッド押動側に開口する中空部を設け、該中空部周壁のパッ ド押動側寄りに、中空部と外気とを連通する切欠きや連通孔等の通路を形成して 、中空部内に空気を流通させてピストンを冷却し、制動熱による作動液の温度上 昇を防止するようにしたものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述の構成では、ピストンのパッド押動側寄り周壁に切欠きや連通孔 等が形成されるので、液圧作動時にピストンに軸方向や径方向の変形がでる。
【0004】 そこで本考案は、軸方向及び径方向の剛性が高く、かつ、制動熱を断熱してピ ストンの温度上昇を低減した車両用ディスクブレーキの樹脂ピストンを提供する ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため本考案は、パッド押動側に開口する中空部を形成した車両 用ディスクブレーキの樹脂ピストンにおいて、前記中空部を、ピストン径方向断 面で対称に配置される断面が六角形以上の多角形または円形の複数の中空部で形 成し、該中空部の少なくとも一つに嵌合する凸部を備えたインシュレータを、パ ッド押動側に取付けたことを特徴としている。
【0006】
【作 用】 かかる構成により、各中空部がピストン径方向断面で対称に配置されているの で、軸方向及び径方向の剛性が高く、また、インシュレータにより制動熱の伝達 を遮断する。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0008】 ディスクブレーキ1のキャリパ2は、作用部2aと反作用部2bとを、ディス クロータ3の外周を跨ぐブリッジ部2cで連結し、作用部2aに形成したシリン ダ孔2dに樹脂ピストン4を液密かつ移動可能に嵌挿し、ディスクロータ3の両 側に対向配置される一対の摩擦パッド5,5をハンガーピン6で吊持している。
【0009】 樹脂ピストン4は、シリンダ孔2dの底壁間に液圧室7を画成する底壁4aを 液圧室7側に膨出するドーム状に形成し、摩擦パッド5側に、軸方向の複数の中 空部4bを形成している。
【0010】 この中空部4bは、断面円形で、樹脂ピストン4の径方向断面で対称となるよ うに、軸心に1つと、軸心から外側に等距離、等間隔に6つ配置されている。
【0011】 また、樹脂ピストン4の摩擦パッド5側には、摩擦パッド5から樹脂ピストン 4への制動熱の伝達を遮断するインシュレータ8が配設されている。
【0012】 インシュレータ8は、樹脂ピストン4と略同径に形成され、樹脂ピストン4の 軸心の中空部4bに嵌合する嵌合凸部8aを中央に、その外側に外側の中空部4 bに遊嵌されて位置決めをする位置決め凸部8bをそれぞれ突設しており、嵌合 凸部8aを軸心の中空部4bに圧入して、樹脂ピストン4に組付けられている。
【0013】 このように構成することにより、樹脂ピストン4は、各中空部4bがピストン 径方向断面で対称に配置されているので、軸方向及び径方向の剛性が高くなり、 また、インシュレータ8により制動熱の伝達を遮断するので、樹脂ピストン4の 温度上昇が抑えられ、液圧室7内の作動液の温度上昇を防止する。
【0014】 さらに、インシュレータ8が、嵌合凸部8aを樹脂ピストン4の中空部4bに 嵌合することにより、樹脂ピストン4に固定されているので、インシュレータ8 の組付けやメンテナンスが容易である。
【0015】
【考案の効果】
本考案は以上のように、樹脂ピストンに、ピストン径方向断面で対称に配置さ れる断面が六角形以上の多角形または円形の複数の中空部を形成し、該中空部の 少なくとも一つに嵌合する凸部を備えたインシュレータを、樹脂ピストンのパッ ド押動側に取付けたので、樹脂ピストンの軸方向及び径方向の剛性が高くなると ともに、インシュレータにより制動熱の伝達を遮断するので、樹脂ピストンの温 度上昇が抑えられ、液圧室内の作動液の温度上昇を防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ディスクブレーキの断面図
【図2】 樹脂ピストンの斜視図
【図3】 インシュレータの斜視図
【符号の説明】
1…ディスクブレーキ、2…キャリパ、4…樹脂ピスト
ン、4b…中空部、5…摩擦パッド、7…液圧室、8…
インシュレータ、8a…嵌合凸部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パッド押動側に開口する中空部を形成し
    た車両用ディスクブレーキの樹脂ピストンにおいて、前
    記中空部を、ピストン径方向断面で対称に配置される断
    面が六角形以上の多角形または円形の複数の中空部で形
    成し、該中空部の少なくとも一つに嵌合する凸部を備え
    たインシュレータを、パッド押動側に取付けたことを特
    徴とする車両用ディスクブレーキの樹脂ピストン。
JP1991043113U 1991-06-10 1991-06-10 車両用ディスクブレーキの樹脂ピストン Expired - Lifetime JP2546624Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011047429A (ja) * 2009-08-25 2011-03-10 Kyb Co Ltd キャリパブレーキ装置
JP2015025550A (ja) * 2013-06-18 2015-02-05 株式会社アドヴィックス ディスクブレーキ

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JPH01133528U (ja) * 1988-03-07 1989-09-12
JPH01165851U (ja) * 1988-05-14 1989-11-20

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