JPH04134777A

JPH04134777A - 磁気ディスク装置

Info

Publication number: JPH04134777A
Application number: JP25852490A
Authority: JP
Inventors: Hideki Nishimoto; 英樹西本
Original assignee: Fuji Electric Co Ltd
Current assignee: Fuji Electric Co Ltd
Priority date: 1990-09-27
Filing date: 1990-09-27
Publication date: 1992-05-08

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、容器内に磁気ディスクを格納し、回転駆動さ
れるディスク面上に情報を記録又は再生するようにした
磁気ディスク装置に関する。

〔従来の技術〕

従来、パーソナルコンピュータの内部に設置される磁気
ディスク装置としては、第２図に示すものがある。この
磁気ディスク装置では、箱状のベース１の底面上にスピ
ンドルモータ２がそのフランジ３をビス留めすることに
よって固定されており、ここに磁気ディスク４が嵌合設
置され、スピンドルモータ２の動作により回転するよう
になっている。また、磁気ディスク４の外周よりも外側
にはヘッドキャリッジ５が直接ベース１の底面上に固定
されており、このヘッドキャリッジ５の先端部には磁気
ヘッド６がセットされている。磁気ヘッド６からは信号
配線かヘッドキャリッジ５内に導入され、このヘッドキ
ャリッジ５からプリント配線７を介して外部に接続でき
るようになっている。一方、ベース１の底面下には、防
振用のブツシュ８を介してフレーム９が取り付けられて
おり、このフレーム９によって、例えば、パーソナルコ
ンピュータの本体上に取り付けられるようになっている
。

〔発明が解決しようとする課題〕しかしながら、上記の従来装置においては、スピンドル
モータ２とヘッドキャリッジ５の取り付け誤差によって
磁気ディスク４と磁気ヘッド６との間の相対的な位置関
係がずれることから、情報の記録再生機能に支障を来す
ことがあり、この相対的な位置関係は、スピンドルモー
タ２のフランジ３とヘッドキャリッジ５の両者が固定さ
れているベース１が熱変形することによっても、ずれる
おそれがあった。これらの原因によって、磁気ディスク
装置間のばらつきが生ずるとともに、機能の安定性が低
下し、記録再生における信頬性が大幅に損なわれている
という問題点があった。

また、ベースｌを設置側本体の振動から護るために、ベ
ース１の外側にブツシュ等を介して専用のフレーム９を
設ける必要があり、このことは、磁気ディスク装置の小
型化、軽量化の妨げとなっていた。

そこで、本発明は上記問題点を解決するものであり、そ
の課題は、磁気ディスクと磁気ヘッドの一体化ユニット
を形成することによって、両者間の相対的位置関係のず
れの発生を防止し、装置の信輔性を向上するとともに、
この一体化ユニットのみに防振対策を施すことにより、
ベース１を直接装置本体に設置できる構造として、部品
点数を削減し、装置の小型化、軽量化を可能とすること
にある。

〔課題を解決するための手段］上記問題点を解決するために、容器内に、この容器の底
面上に設置さるべき固定用フランジ部を備えた回転駆動
手段と、回転駆動手段により回転さるべき磁気ディスク
と、磁気ディスクの記録又は再生を行うべき磁気ヘッド
と、磁気ヘッドを担持すべきヘッドキャリッジと、を備
えた磁気ディスク装置において、本発明が講じた第１の
手段としては、ヘッドキャリッジを、固定用フランジ部に対して直接に
接続固定するものである。

また、本発明が講じた第２の手段としては、回転駆動手
段の固定用フランジ部及びヘッドキャリッジを弾力性の
あるゴムシート等の防振体を介して容器の底面上に設置
するものである。

また、上記の第１の手段において、その固定用フランジ
部を、防振体を介して容器の底面上に設置するものであ
る。

上記の何れかの手段において、容器を樹脂で形成し、磁
気ヘッドからの配線を接続すべきコネクタと、取り付け
穴等の外部への取り付け部と、を一体成形する場合もあ
る。

（作用〕上記の第Ｉの手段によれば、回転駆動手段のフランジ部
をにヘッドキャリッジを固定することによって、磁気デ
ィスクと磁気ヘッドは、フランジ部とヘッドキャリッジ
を介して一体化されることとなる。このように、従来そ
れぞれ容器に対して接続固定されていた回転駆動手段と
ヘッドキャリッジが直接圧いに接続固定されることによ
って、磁気ディスクと磁気ヘッド両者間の相対的な間隔
を決定する取り付け部位は、２か所から１か所へと減少
する。したがって、取り付け誤差に伴う位置ずれを防止
し、その精度を向上させることができる。

また、フランジ部とヘッドキャリッジとは、容器を介し
て接続されていないことから、容器の熱変形等による磁
気ディスクと磁気ヘッドの相対的な位置関係のずれの発
生を防止することができ、このことは、上記の取り付け
誤差の削減とともに装置の信顛性を向上させるものであ
る。

次に、上記の第２の手段によれば、回転駆動手段のフラ
ンジ部及びヘッドキャリッジは、防振体を介して容器の
底面上に設置されているので、従来のように、容器の外
部にフレーム等の防振構造を設ける必要もなく、部品点
数を削減し、かつ磁気ディスク装置の小型化、軽量化を
図ることができる。

この防振体の設置は、上記第１の手段により磁気ディス
クと磁気ヘッドが一体化されている場合には、これらの
一体化された部分全体が防振体を介して容器の底面上に
設置されていることとなるので、容器自体が振動してい
ても記録再生部分には振動が伝わらないこととなり、し
かも、磁気ディスクと磁気ヘッドとの間隔が相対的に変
化しにくいことから、記録再生機能の安定化が図れる。

更に、機能に対して容器の影響が少ないので、容器の剛
性を低下させることができる結果、装置の軽量化を図る
ことができる。また、容器自体が変形した場合でも、こ
の変形がフランジ部に与える応力を防振体が緩和するこ
とになるので、記録再生部分の位置関係に及ぼす影響を
より少なくすることができる。

〔実施例〕

次に、添付図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図は、本発明による磁気ディスク装置の実施例を示
す分解斜視図であり、ベース１は樹脂製の薄肉ケースと
して形成されており、この底面上に防振ゴム１０が接着
され、この防振ゴム１０の上にフランジ３を備えたスピ
ンドルモータ２が接着固定される。このスピンドルモー
タ２には、磁気ディスク４が設置嵌合され、スピンドル
モータ２によって回転駆動されるようになっている。ス
ピンドルモータ２のフランジ３は、図に示すように、そ
の一部が磁気ディスク４の外周下よりも外側に張り出し
た形状となっており、このフランジ３の延出部分３ａに
ヘッドキャリッジ５が固定される。このヘッドキャリッ
ジ５の先端部には磁気ヘッド６が取り付けられており、
この磁気ヘッド６が磁気ディスク４上を走査して情報の
記録又は再生を行うようになっている。また、ヘッドキ
ャリッジ５には記録再生信号を伝達するための又はスピ
ンドルモータ２を駆動するための信号配線７が引き出さ
れ、ベース１に一体形成されたコネクタ１１に接続され
ている。更に、ベース１には、パーソナルコンピュータ
本体に設置するための取り付け部１２も一体に形成され
ている。

この磁気ディスク装置の実施例においては、スピンドル
モータ２のフランジ３を延長して延出部３ａを設け、こ
の延出部３ａ上にヘッドキャリッジ５及び磁気ヘッド６
を設置したので、スピンドルモータ２、磁気ディスク４
、ヘッドキャリッジ５及び磁気ヘッド６は、相互に一体
化されたこととなり、磁気ヘッド６と磁気ディスク４の
相対的な位置関係のずれは、フランジ３の延出部３ａに
対してヘッドキャリッジ５を取り付ける位置のみによっ
て定まる。したがって、両者間の距離は、ベース１の底
面上にそれぞれフランジ３とヘッドキャリッジ５を設置
していた従来装置よりも精度良く設定することができる
。

また、ベース１の熱変形等が磁気ヘッド６と磁気ディス
ク４両者間の相対位置に及ぼす影響についても、両者が
直接にベース１に固定されていないことから従来よりも
少なくなり、しかも直接にフランジ３とヘッドキャリッ
ジ５が接続された結果として記録再生部分の剛性が高く
なるので、装置の記録再生機能に対する信顛性が向上す
る。特に本実施例では、フランジ３が防振ゴム１０を介
してベース１の底面上に接着されているので、ベース１
の変形のフランジ３に与える応力が緩和され、フランジ
３の変形がより軽減される効果もある。

本実施例では、防振ゴム１０の設置によって、ベース１
の振動が、一体化されたスピンドルモータ２、磁気ディ
スク４、ヘッドキャリッジ５及び磁気ヘッド６（以下、
「記録再生部分」という。

）に伝導することを防止するので、ベース１を直接に外
部構造、例えばパーソナルコンピュータの本体に固定す
ることができる。したがって、従来のように、外部取り
付け用のフレーム等を別途設ける必要がなく、部品点数
が減少し、装置の小型化及び軽量化を図ることができる
。更に、ベース１自体の剛性が記録再生部分の位置関係
に殆ど影響を与えないことから、ベース１をより低い剛
性で形成することができ、本実施例のように樹脂製でし
かも薄肉のものとすることができるので、装置の更なる
軽量化を図ることができる。

この実施例では、ベース１に、一体成形により形成した
コネクタ１１と取り付け部１２とを設けており、部品点
数を削減するとともに製造コストの低減を図っている。

本発明による磁気ディスク装置においては、上記実施例
とは異なり、スピンドルモータ２のフランジ３を磁気デ
ィスク４の外周の外側下にまで引き出して延出部３ａを
形成することはしない代わりに、ヘンドキャリッジ５を
、フランジ３に接続した部分から磁気ディスク４の外周
の外側にまで引き出される形状として、その先に磁気ヘ
ッドを装着する構造とすることも可能である。

また、防振ゴム１０の代わりに、複数のブツシュ、或い
は、スプリングでフランジ３を支持することもできる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明は、容器内に設置される回
転駆動手段の固定用フランジ部とヘッドキャリッジとを
直接に接続固定したこと、及び防振体を介して固定用フ
ランジ部を容器の底面上に設置したことに特徴を有する
ので、以下の効果を奏する。

■　回転駆動手段の固定用フランジ部とヘッドキャリッ
ジとを直接に接続固定したことにより、記録再生部分が
一体化され、磁気ヘッドと磁気ディスクの相対的な位置
関係が、容器を介することなく、直接定まる。したがっ
て、従来よりも両者の間隔の精度が向上する。また、こ
れらの記録再生部分が容器に対して直接に接続されてい
ないことから、容器の熱変形等を原因とする位置関係の
ずれが発生するおそれがな（、装置の信頼性を向上させ
ることができる。

■　防振体を介して固定用フランジ部を容器の底面上に
設置する場合には、磁気ディスクに対する振動伝達を容
器内で遮断できるので、容器外にフレーム等を設ける必
要がないことから、部品点数が減少し、装置の小型化及
び軽量化を図ることができる。

■　記録再生部分を一体化し、かつ、防振体を介してフ
ランジ部を容器の底面上に設置した場合には、記録再生
部分全体に対する容器からの振動伝達を遮断することが
できるので、振動による磁気ヘッドと磁気ディスクの相
対的な位置関係の変化を防止することができ、装置の信
頼性を更に向上させることができる。しかも、この結果
、容器の剛性を引き下げることが可能であり、装置の軽
量化を期すことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による磁気ディスク装置の実施例の構造
を示す分解斜視図である。第２図は従来の磁気ディスク装置の構造の一例を示す分
解斜視図である。〔符号の説明〕１・・・ベース２・・・スピンドルモータ３・・・フランジ４・・・磁気ディスク５・・・ヘッドキャリア６・・・磁気ヘッド７・・・信号配線１０・・・防振ゴム１１・・・コネクタぐ慇シ

Claims

【特許請求の範囲】

（１）容器内に、該容器の底面上に設置さるべき固定用
フランジ部を備えた回転駆動手段と、該回転駆動手段に
より回転さるべき磁気ディスクと、該磁気ディスクの記
録又は再生を行うべき磁気ヘッドと、該磁気ヘッドを担
持すべきヘッドキャリッジと、を備えた磁気ディスク装
置において、前記固定用フランジ部と前記ヘッドキャリ
ッジとが直接に接続固定されていることを特徴とする磁
気ディスク装置。
（２）容器内に、該容器の底面上に設置さるべき固定用
フランジ部を備えた回転駆動手段と、該回転駆動手段に
より回転さるべき磁気ディスクと、該磁気ディスクの記
録又は再生を行うべき磁気ヘッドと、該磁気ヘッドを担
持すべきヘッドキャリッジと、を備えた磁気ディスク装
置において、前記固定用フランジ部及び前記ヘッドキャ
リッジは、防振体を介して前記容器の底面上に設置され
ていることを特徴とする磁気ディスク装置。
（３）請求項第１項に記載の磁気ディスク装置において
、前記固定用フランジ部は、防振体を介して前記容器の
底面上に設置されていることを特徴とする磁気ディスク
装置。
（４）請求項第１項から第３項までの何れか１項に記載
の磁気ディスク装置において、前記容器は樹脂で形成さ
れており、前記磁気ヘッドからの配線を接続すべきコネ
クタと、外部への取り付け部と、が一体成形されている
ことを特徴とする磁気ディスク装置。