JPH04134770A - 磁気ヘッドのコアスライダおよびその製造方法 - Google Patents
磁気ヘッドのコアスライダおよびその製造方法Info
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- JPH04134770A JPH04134770A JP25608690A JP25608690A JPH04134770A JP H04134770 A JPH04134770 A JP H04134770A JP 25608690 A JP25608690 A JP 25608690A JP 25608690 A JP25608690 A JP 25608690A JP H04134770 A JPH04134770 A JP H04134770A
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Landscapes
- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔概要〕
磁気記録媒体の回転によって発生すネ気流でコアスライ
ダを浮上させた状態で情報の記録/再生を行なう浮上ヘ
ッド式の磁気ディスク装置における磁気ヘッドのコアス
ライダおよびその製造方法に関し、 浮上面が凸曲面をしたコアスライダを均一にかつ安価に
製造でき、またスプリングアームのバネ圧の作用点を変
更したりする必要がなく、かつ記録/再生の効率にすぐ
れたコアスライダを実現することを目的とし、 浮上式の磁気ヘッドのコアスライダにおいて、浮上面が
平坦に加工された後のコアスライダの背面に対し、浮上
レールを横切る方向にレーザ光を走査することで、熱変
形によりコアスライダの浮上面を凸曲面としてなる構成
とする。
ダを浮上させた状態で情報の記録/再生を行なう浮上ヘ
ッド式の磁気ディスク装置における磁気ヘッドのコアス
ライダおよびその製造方法に関し、 浮上面が凸曲面をしたコアスライダを均一にかつ安価に
製造でき、またスプリングアームのバネ圧の作用点を変
更したりする必要がなく、かつ記録/再生の効率にすぐ
れたコアスライダを実現することを目的とし、 浮上式の磁気ヘッドのコアスライダにおいて、浮上面が
平坦に加工された後のコアスライダの背面に対し、浮上
レールを横切る方向にレーザ光を走査することで、熱変
形によりコアスライダの浮上面を凸曲面としてなる構成
とする。
〔産業上の利用分野]
情報処理システムにおける外部記憶装置として使用され
る磁気ディスク装置用の磁気ヘッドは、ジンバルと呼ば
れる薄い板バネで支持され、磁気ディスクが高速回転す
る際の気流で浮上するようになっている。本発明は、こ
のように磁気記録媒体の回転によって発生する気流でコ
アスライダを浮上させた状態で情報の記録/再生を行な
う浮上ヘッド式の磁気ディスク装置における磁気ヘッド
のコアスライダおよびその製造方法に関する。
る磁気ディスク装置用の磁気ヘッドは、ジンバルと呼ば
れる薄い板バネで支持され、磁気ディスクが高速回転す
る際の気流で浮上するようになっている。本発明は、こ
のように磁気記録媒体の回転によって発生する気流でコ
アスライダを浮上させた状態で情報の記録/再生を行な
う浮上ヘッド式の磁気ディスク装置における磁気ヘッド
のコアスライダおよびその製造方法に関する。
第7図は、磁気ヘッドによって情報の記録/再生を行な
っている状態を示す側面図である。Dは磁気ディスクで
あり、矢印a1方向に高速回転しているものとする。磁
気ヘッドHは、コアスライダ1の後端に、電磁変換用の
コイル2を巻いたコア3が接着された構造になっている
。コアスライダ1は、ジンバル4を介してスプリングア
ーム5に取り付けられ、スプリングアーム5が駆動アー
ム6に取り付けられている。いま、キャリッジ7が往復
回転すると、コアスライダ1が紙面と垂直方向に移動さ
れ、シーク動作する。
っている状態を示す側面図である。Dは磁気ディスクで
あり、矢印a1方向に高速回転しているものとする。磁
気ヘッドHは、コアスライダ1の後端に、電磁変換用の
コイル2を巻いたコア3が接着された構造になっている
。コアスライダ1は、ジンバル4を介してスプリングア
ーム5に取り付けられ、スプリングアーム5が駆動アー
ム6に取り付けられている。いま、キャリッジ7が往復
回転すると、コアスライダ1が紙面と垂直方向に移動さ
れ、シーク動作する。
磁気ディスクDが高速回転すると、コアスライダ1と磁
気ディスク0間に発生する矢印a1方向の空気流で、コ
アスライダ1が1μm以下の微小隙間Gをおいて浮上し
、浮上状態で記録/再生ギャップ8によって、情報の記
録/再生が行なわれる。
気ディスク0間に発生する矢印a1方向の空気流で、コ
アスライダ1が1μm以下の微小隙間Gをおいて浮上し
、浮上状態で記録/再生ギャップ8によって、情報の記
録/再生が行なわれる。
このように、磁気ヘッドHが、磁気ディスクDの高速回
転時の気流で浮上し、磁気ディスクDが停止すると、ス
プリングアーム5のハネ力で磁気ディスク面に圧接する
方式をC55(Contact 5tartS top
)方式と呼んでいる。一方、CSS方式の磁気ディスク
媒体には、コアスライダ1が摺動する際の磨耗を防止す
るために、潤滑剤が塗布される。
転時の気流で浮上し、磁気ディスクDが停止すると、ス
プリングアーム5のハネ力で磁気ディスク面に圧接する
方式をC55(Contact 5tartS top
)方式と呼んでいる。一方、CSS方式の磁気ディスク
媒体には、コアスライダ1が摺動する際の磨耗を防止す
るために、潤滑剤が塗布される。
この潤滑剤によって、停止状態のコアスライダが磁気デ
ィスク面に粘着しているため、起動時には粘着力に抗し
てコアスライダlが引き離されることになり、ジンバル
4か変形したり、コアスライダ1が磁気ディスク面から
引き離されたときの反動で磁気ディスク面に傷を付ける
などの恐れがある。また、通常複数枚の磁気ディスクの
各面に磁気ヘッドが配設されているため、起動時には同
時に多数の磁気ヘッドを磁気ディスク面から引き離す必
要があり、起動トルクの大きなモータを使用しなければ
ならない、という問題がある。
ィスク面に粘着しているため、起動時には粘着力に抗し
てコアスライダlが引き離されることになり、ジンバル
4か変形したり、コアスライダ1が磁気ディスク面から
引き離されたときの反動で磁気ディスク面に傷を付ける
などの恐れがある。また、通常複数枚の磁気ディスクの
各面に磁気ヘッドが配設されているため、起動時には同
時に多数の磁気ヘッドを磁気ディスク面から引き離す必
要があり、起動トルクの大きなモータを使用しなければ
ならない、という問題がある。
そこで、コアスライダの粘着力を軽減するために、特開
昭55−105857号公報、特開昭56−68961
号公報、特開昭58−128051号公報などに記載の
ように、コアスライダの浮上面(磁気ディスクと対向す
る面)を平面とせず、凸曲面とすることで、磁気ディ−
スフ面との接触面積を小さ(することが試みられている
。
昭55−105857号公報、特開昭56−68961
号公報、特開昭58−128051号公報などに記載の
ように、コアスライダの浮上面(磁気ディスクと対向す
る面)を平面とせず、凸曲面とすることで、磁気ディ−
スフ面との接触面積を小さ(することが試みられている
。
[発明が解決しようとする課題]
このように浮上面を凸曲面に形成するには、研磨加工な
どが用いられるが、均一に仕上げることが困難であり、
またコスト高となる。凸曲面としたことにより、スプリ
ングアームのバネ圧やバネ圧の作用点を変更しなければ
ならない。さらに、記録/再生ギャップ部が磁気ディス
ク面から遠ざかり、記録/再生の効率が低下する、など
の新たな問題が生じた。
どが用いられるが、均一に仕上げることが困難であり、
またコスト高となる。凸曲面としたことにより、スプリ
ングアームのバネ圧やバネ圧の作用点を変更しなければ
ならない。さらに、記録/再生ギャップ部が磁気ディス
ク面から遠ざかり、記録/再生の効率が低下する、など
の新たな問題が生じた。
本発明の技術的課題は、このような問題に着目し、浮上
面が凸曲面をしたコアスライダを均一にかつ安価に製造
でき、またスプリングアームのバネ圧の作用点を変更し
たりする必要がな(、かつ記録/再生の効率にすぐれた
コアスライダを実現することにある。
面が凸曲面をしたコアスライダを均一にかつ安価に製造
でき、またスプリングアームのバネ圧の作用点を変更し
たりする必要がな(、かつ記録/再生の効率にすぐれた
コアスライダを実現することにある。
第1図は本発明による磁気ヘッドのコアスライダおよび
その製造方法の基本原理を説明する図で、(a)は平面
図、(b)は側面図、(C)は底面図である。
その製造方法の基本原理を説明する図で、(a)は平面
図、(b)は側面図、(C)は底面図である。
(1) 第1図において、9は本発明における浮上式
の磁気ヘッドのコアスライダであり、浮上面9Cが平坦
に加工された後のコアスライダ9の背面9aに対し、浮
上レール9bを横切る方向(矢印a2方向)すなわち磁
気ディスクDの半径方向にレーザ光LBを走査すること
で、熱変形によりコアスライダ9の浮上面9Cが凸曲面
となっている。
の磁気ヘッドのコアスライダであり、浮上面9Cが平坦
に加工された後のコアスライダ9の背面9aに対し、浮
上レール9bを横切る方向(矢印a2方向)すなわち磁
気ディスクDの半径方向にレーザ光LBを走査すること
で、熱変形によりコアスライダ9の浮上面9Cが凸曲面
となっている。
(2)前記の凸曲面は、高低差りを60〜1100nと
することが有効である。
することが有効である。
(3)前記のレーザ光走査による凸曲面の形成方法であ
って、浮上面9Cが平坦に加工された後のコアスライダ
9の背面に対し、浮上レール9bを横切る方向(矢印a
2方向)にレーザ光LBを走査する。
って、浮上面9Cが平坦に加工された後のコアスライダ
9の背面に対し、浮上レール9bを横切る方向(矢印a
2方向)にレーザ光LBを走査する。
走査回数は1回でも複数回でもよい。
〔作用]
(1) 従来のコアスライダにおける凸曲面は、研磨
加工などによって形成されるため、凸曲面の曲率が大き
く、気流による圧力の発生状況が、浮上面が平坦なコア
スライダとは異なる。そのため、特開昭55−1058
57号公報などに記載のように、スプリングアームによ
る加圧点をずらすとか、記録/再生ギヤツブ部が磁気デ
ィスク面から離れて記録/再生の効率が低下するなどの
新たな問題が生した。
加工などによって形成されるため、凸曲面の曲率が大き
く、気流による圧力の発生状況が、浮上面が平坦なコア
スライダとは異なる。そのため、特開昭55−1058
57号公報などに記載のように、スプリングアームによ
る加圧点をずらすとか、記録/再生ギヤツブ部が磁気デ
ィスク面から離れて記録/再生の効率が低下するなどの
新たな問題が生した。
これに対し、本発明は、浮上面9Cが平坦に加工された
後のコアスライダ9の背面9aに対し、浮上レール9b
を横切る方向にレーザ光LBを走査することで、熱変形
によりコアスライダ9の浮上面9Cを凸曲面に形成して
いるため、凸曲面の曲率が極めて小さくなる。そのため
、気流による圧力の発生状況は従来の平坦形のコアスラ
イダと殆ど変わらず、スプリングアームによる加圧点を
変更する必要はない。また、浮上状態において、磁気デ
ィスク面に最も接近する部分は記録/再生ギャンプ部8
であり、記録/再生の効率が低下する恐れもない。
後のコアスライダ9の背面9aに対し、浮上レール9b
を横切る方向にレーザ光LBを走査することで、熱変形
によりコアスライダ9の浮上面9Cを凸曲面に形成して
いるため、凸曲面の曲率が極めて小さくなる。そのため
、気流による圧力の発生状況は従来の平坦形のコアスラ
イダと殆ど変わらず、スプリングアームによる加圧点を
変更する必要はない。また、浮上状態において、磁気デ
ィスク面に最も接近する部分は記録/再生ギャンプ部8
であり、記録/再生の効率が低下する恐れもない。
凸曲面の曲率は小さいが、磁気ディスク面が高精度な平
坦面となっているため、摩擦係数は極めて小さく、粘着
防止の効果は充分である。
坦面となっているため、摩擦係数は極めて小さく、粘着
防止の効果は充分である。
(2)前記のレーザ光走査によって形成される凸曲面は
、高低差りが60〜1100nの場合が最も有効である
。高低差りが60n+a以下では、殆ど平面となり、凸
曲面としての粘着防止効果が不十分で、潤滑剤によって
コアスライダが磁気ディスク面に粘着する。高低差りが
60以上になると、厚擦係数は充分小さくなるが、11
00n以上となると曲率が大きすぎて、浮上したとき記
録/再生ギャップが磁気ディスク面から離れすぎ、記録
/再生の効率が低下する。また、高低差りを1100n
以上とするには、複数回にわたってレーザ光走査しなけ
ればならないため、コアスライダが割れてしまう恐れも
ある。
、高低差りが60〜1100nの場合が最も有効である
。高低差りが60n+a以下では、殆ど平面となり、凸
曲面としての粘着防止効果が不十分で、潤滑剤によって
コアスライダが磁気ディスク面に粘着する。高低差りが
60以上になると、厚擦係数は充分小さくなるが、11
00n以上となると曲率が大きすぎて、浮上したとき記
録/再生ギャップが磁気ディスク面から離れすぎ、記録
/再生の効率が低下する。また、高低差りを1100n
以上とするには、複数回にわたってレーザ光走査しなけ
ればならないため、コアスライダが割れてしまう恐れも
ある。
(3)第2図(a)に示すように、薄い金属板10に片
側からレーザ光LBを走査すると、レーザ光走査側に曲
がり、0))のように8曲げできることが、特開昭63
−303237号公報などによって知られている。
側からレーザ光LBを走査すると、レーザ光走査側に曲
がり、0))のように8曲げできることが、特開昭63
−303237号公報などによって知られている。
すなわち、薄い金属板10に、高エネルギーのレーザ光
LBが短時間照射されたことで、金属FilOが急激に
温度上昇して熱膨張する。金属板IOがあるでいと高温
になると、材料の蹄状応力が低下するので、加熱部分は
塑性変形し、(a)のように凸になる。
LBが短時間照射されたことで、金属FilOが急激に
温度上昇して熱膨張する。金属板IOがあるでいと高温
になると、材料の蹄状応力が低下するので、加熱部分は
塑性変形し、(a)のように凸になる。
ところが、レーザ光照射を止めると、材料は急激に冷却
されて、(b)のように収縮する。このとき、熱影響部
に外部から熱応力がかかり、凹に塑性変形する。レーザ
光として、エネルギー量が0.05ジユール/パルスの
パルスレーザラ用い、110non。
されて、(b)のように収縮する。このとき、熱影響部
に外部から熱応力がかかり、凹に塑性変形する。レーザ
光として、エネルギー量が0.05ジユール/パルスの
パルスレーザラ用い、110non。
&す50mm、 厚さ78μmのステンレス板に、幅3
開にわたったレーザ光を走査したところ、幅3mmのレ
ーザ光走査部が8曲げされ、全体の曲げ角度が30度と
なった。
開にわたったレーザ光を走査したところ、幅3mmのレ
ーザ光走査部が8曲げされ、全体の曲げ角度が30度と
なった。
このように薄板の場合は、レーザ光を複数回走査するこ
とで、走査領域が8曲げされることが確認されているが
、ブロック状をしたコアスライダの背面に浮上レール9
bを横切る方向にレーザ光走査すると、1回の走査でも
、コアスライダの粘着防止用として最適な高低差りが6
0〜1100nの凸曲面を得ることができる。また、レ
ーザ光走査するだけで足りるので、凸曲面の形成が簡単
であり、しかも予め浮上面9cを平坦に加工した後にレ
ーザ光走査するので、均一な凸曲面となり、しかも高低
差りが設計どおりの凸曲面を得ることができ、再現性が
極めてすぐれている。
とで、走査領域が8曲げされることが確認されているが
、ブロック状をしたコアスライダの背面に浮上レール9
bを横切る方向にレーザ光走査すると、1回の走査でも
、コアスライダの粘着防止用として最適な高低差りが6
0〜1100nの凸曲面を得ることができる。また、レ
ーザ光走査するだけで足りるので、凸曲面の形成が簡単
であり、しかも予め浮上面9cを平坦に加工した後にレ
ーザ光走査するので、均一な凸曲面となり、しかも高低
差りが設計どおりの凸曲面を得ることができ、再現性が
極めてすぐれている。
次に本発明による磁気ヘッドのコアスライダおよびその
製造方法が実際上どのように具体化されるかを実施例で
説明する。第3図、第4図はレーザの印加電圧と高低差
(P−V値: Peak to Valley)hとの
関係を示す図で、第3図はレーザ光の走査回数が1回の
場合、第4図は2回の場合である。
製造方法が実際上どのように具体化されるかを実施例で
説明する。第3図、第4図はレーザの印加電圧と高低差
(P−V値: Peak to Valley)hとの
関係を示す図で、第3図はレーザ光の走査回数が1回の
場合、第4図は2回の場合である。
その他のレーザ光走査条件は、パルス幅二〇、 2 l
ll5、レーザビーム径: 6.Oam、レンズ焦点距
!111 : 50a+m、レーザ繰り返し数: 40
pps 、走査速度10aua/ s 。
ll5、レーザビーム径: 6.Oam、レンズ焦点距
!111 : 50a+m、レーザ繰り返し数: 40
pps 、走査速度10aua/ s 。
焦点すらし量:21111.であった。なお、コアスラ
イダとしては、寸法が4.IX 3.2X1.6 n+
mのフェライト製のものを使用し、WAG レーザで走
査した。
イダとしては、寸法が4.IX 3.2X1.6 n+
mのフェライト製のものを使用し、WAG レーザで走
査した。
このように浮上レールの長手方向の長さが4.1n+m
のコアスライダにおいて、浮上レールの高低差が60〜
100nIllの場合、浮上レールの曲率半径は16.
81101程度となる。
のコアスライダにおいて、浮上レールの高低差が60〜
100nIllの場合、浮上レールの曲率半径は16.
81101程度となる。
第3図から明らかなように、レーザ光走査回数が1回の
場合は、高低差りが60〜1100nの凸曲面を形成す
るのに、500〜570v程度の印加電圧が必要であっ
た。これに対し2回走査の場合は、470〜520v程
度で高低差りが60=100na+の凸曲面を形成でき
た。なお、この実施例は、同じ個所を2回走査した例で
あるが、間隔をおいて2か所、あるいは3か所走査して
もよい。
場合は、高低差りが60〜1100nの凸曲面を形成す
るのに、500〜570v程度の印加電圧が必要であっ
た。これに対し2回走査の場合は、470〜520v程
度で高低差りが60=100na+の凸曲面を形成でき
た。なお、この実施例は、同じ個所を2回走査した例で
あるが、間隔をおいて2か所、あるいは3か所走査して
もよい。
第5図は高低差りと静摩擦係数との関係を示す特性図、
第6図は高低差りと動摩擦係数との関係を示す特性図で
ある。第5図の(a)はコアスライダを磁気ディスク面
に静置した状態において、最初の1回転を始めるときの
静摩擦係数であり、高低差りが大きくなるほど、静摩擦
係数が減少している。これに対し、(b)は磁気ディス
クが1回転した後の静摩擦係数であり、この場合は、高
低差りが40〜80nsの範囲において、静摩擦係数が
急激に減少し、80nm以上になると、横ばいになって
いる。
第6図は高低差りと動摩擦係数との関係を示す特性図で
ある。第5図の(a)はコアスライダを磁気ディスク面
に静置した状態において、最初の1回転を始めるときの
静摩擦係数であり、高低差りが大きくなるほど、静摩擦
係数が減少している。これに対し、(b)は磁気ディス
クが1回転した後の静摩擦係数であり、この場合は、高
低差りが40〜80nsの範囲において、静摩擦係数が
急激に減少し、80nm以上になると、横ばいになって
いる。
したがって、静摩擦係数に間しては、高低差りは60以
上が望ましく、110ns程度も有れば充分である。
上が望ましく、110ns程度も有れば充分である。
第6図(a)は磁気ディスクを100回転/分で回転し
ている状態における動摩擦係数であり、第5図(a)の
静摩擦係数の場合と同様に、高低差りが大きくなるほど
、動摩擦係数が減少している。第6図のら)は高低差り
と動摩擦係数の変化率Δμとの関係であり、高低差りが
60〜90nm付近において急激に減少し、100ns
以上で横ばいになっている。
ている状態における動摩擦係数であり、第5図(a)の
静摩擦係数の場合と同様に、高低差りが大きくなるほど
、動摩擦係数が減少している。第6図のら)は高低差り
と動摩擦係数の変化率Δμとの関係であり、高低差りが
60〜90nm付近において急激に減少し、100ns
以上で横ばいになっている。
以上のように、高低差りが60nm付近から摩擦係数低
下の効果が顕著になっており、また第3図から明らかな
ように、高低差りが60〜loonm程度の凸曲面であ
れば、1回のレーザ光走査でも充分である。
下の効果が顕著になっており、また第3図から明らかな
ように、高低差りが60〜loonm程度の凸曲面であ
れば、1回のレーザ光走査でも充分である。
以上は、フェライト製のモノリシックのコアスライダの
例であるが、本発明は、薄膜型磁気ヘッドのAlTiC
製コアスライダにも適用できることは言うまでもない。
例であるが、本発明は、薄膜型磁気ヘッドのAlTiC
製コアスライダにも適用できることは言うまでもない。
以上のように本発明によれば、浮上面を平坦に仕上げた
後に、前面にレーザ光を走査するのみでコアスライダの
浮上面を凸曲面に形成でき、加工が容易でかつ均一に形
成でき、再現性にも冨んでいる。また、凸曲面の高低差
りが660−1O0nと、曲率が小さいため、気流によ
る圧力発生は浮上面が平坦なコアスライダと大差なく、
スプリングアームのバネ圧作用点を移動したりする必要
はなく、また記録/再生ギャップが磁気ディスク面から
遠ざかることもなく、記録/再生効率が低下するような
ことはない。
後に、前面にレーザ光を走査するのみでコアスライダの
浮上面を凸曲面に形成でき、加工が容易でかつ均一に形
成でき、再現性にも冨んでいる。また、凸曲面の高低差
りが660−1O0nと、曲率が小さいため、気流によ
る圧力発生は浮上面が平坦なコアスライダと大差なく、
スプリングアームのバネ圧作用点を移動したりする必要
はなく、また記録/再生ギャップが磁気ディスク面から
遠ざかることもなく、記録/再生効率が低下するような
ことはない。
第1図は本発明による磁気ヘッドのコアスライダおよび
その製造方法の基本原理を説明する図、第2図はレーザ
光による曲げ加工の原理を説明する側面図、 第3図、第4図はレーザの印加電圧と高低差との関係を
示す図で、第3図はレーザ光の走査回数が1回の場合、
第4図は2回の場合である。 第5図は高低差と静摩擦係数との関係を示す特性図で、
(a)は磁気ディスクが最初の1回転を始めるときの静
摩擦係数、(b)は磁気ディスクが1回転した後の静摩
擦係数である。 第6図(a)は高低差と磁気ディスクが100回転/分
で回転している状態における動摩擦係数との関係、[有
])は高低差と動摩擦係数の変化率Δμとの関係である
。 第7図はCSS弐の磁気ディスク装置の側面図である。 図において、Dは磁気ディスク、Hは磁気ヘッド、1は
コアスライダ、4はジンバル、5はスプリングアーム、
8は記録/再生用ギャンプ、9は本発明によるコアスラ
イダ、9aはコアスライダの背面、9bは浮上レール、
9cは浮上面、hは高低差、LBはレーザ光をそれぞれ
示す。 特許出願人 富士通株式会社 復代理人 弁理士 福 島 康 文 (む し−で順1巾埼 (b
)し−ザ麻嚢ゴ4等、よ、αら(加梠時)
(冷却時)し−ず光1;よる曲げ加工(71
免理 糖20 レー・す゛心p刀0嘔コ王 し−゛リパω兵p刀口C1玉乙 Itもり咥こ■ル門イ
丞第4図 (d ) PVIiV、S JTJMIrprn−p
pv4z V4L 1>Ae5−デ’thttlJK*t!L@()+f4
+第60
その製造方法の基本原理を説明する図、第2図はレーザ
光による曲げ加工の原理を説明する側面図、 第3図、第4図はレーザの印加電圧と高低差との関係を
示す図で、第3図はレーザ光の走査回数が1回の場合、
第4図は2回の場合である。 第5図は高低差と静摩擦係数との関係を示す特性図で、
(a)は磁気ディスクが最初の1回転を始めるときの静
摩擦係数、(b)は磁気ディスクが1回転した後の静摩
擦係数である。 第6図(a)は高低差と磁気ディスクが100回転/分
で回転している状態における動摩擦係数との関係、[有
])は高低差と動摩擦係数の変化率Δμとの関係である
。 第7図はCSS弐の磁気ディスク装置の側面図である。 図において、Dは磁気ディスク、Hは磁気ヘッド、1は
コアスライダ、4はジンバル、5はスプリングアーム、
8は記録/再生用ギャンプ、9は本発明によるコアスラ
イダ、9aはコアスライダの背面、9bは浮上レール、
9cは浮上面、hは高低差、LBはレーザ光をそれぞれ
示す。 特許出願人 富士通株式会社 復代理人 弁理士 福 島 康 文 (む し−で順1巾埼 (b
)し−ザ麻嚢ゴ4等、よ、αら(加梠時)
(冷却時)し−ず光1;よる曲げ加工(71
免理 糖20 レー・す゛心p刀0嘔コ王 し−゛リパω兵p刀口C1玉乙 Itもり咥こ■ル門イ
丞第4図 (d ) PVIiV、S JTJMIrprn−p
pv4z V4L 1>Ae5−デ’thttlJK*t!L@()+f4
+第60
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、浮上式の磁気ヘッドのコアスライダにおいて、 浮上面(9c)が平坦に加工された後のコアスライダ(
9)の背面(9a)に対し、浮上レール(9b)を横切
る方向にレーザ光(LB)を走査することで、熱変形に
よりコアスライダ(9)の浮上面(9c)を凸曲面とし
てなることを特徴とする磁気ヘッドのコアスライダ。 2、浮上式の磁気ヘッドのコアスライダにおいて、 浮上面(9c)が平坦に加工された後のコアスライダ(
9)の背面(9a)に対し、浮上レール(9b)を横切
る方向にレーザ光(LB)を走査することで、熱変形に
よりコアスライダ(9)の浮上面(9c)を高低差が6
0〜100nmの凸曲面としてなることを特徴とする磁
気ヘッドのコアスライダ。 3、浮上式磁気ヘッドのコアスライダの浮上面を凸曲面
に加工する方法であって、 浮上面(9c)が平坦に加工された後のコアスライダ(
9)の背面(9a)に対し、浮上レール(9b)を横切
る方向にレーザ光(LB)を走査することを特徴とする
磁気ヘッドのコアスライダの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25608690A JPH04134770A (ja) | 1990-09-26 | 1990-09-26 | 磁気ヘッドのコアスライダおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25608690A JPH04134770A (ja) | 1990-09-26 | 1990-09-26 | 磁気ヘッドのコアスライダおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04134770A true JPH04134770A (ja) | 1992-05-08 |
Family
ID=17287701
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25608690A Pending JPH04134770A (ja) | 1990-09-26 | 1990-09-26 | 磁気ヘッドのコアスライダおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04134770A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5825591A (en) * | 1993-07-23 | 1998-10-20 | Hitachi, Ltd. | Frictionally sliding head magnet disk apparatus |
WO2000060582A1 (fr) * | 1999-04-02 | 2000-10-12 | Fujitsu Limited | Procede de correction de la forme superficielle d'un coulisseau de tete magnetique, et coulisseau de tete magnetique |
JP2007188570A (ja) * | 2006-01-12 | 2007-07-26 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv | 磁気ヘッドスライダ及びその製造方法、磁気ディスク装置 |
US7738216B2 (en) | 2005-07-26 | 2010-06-15 | Tdk Corporation | Thin film magnetic head having a thermal plastic deformation portion and manufacturing the same |
-
1990
- 1990-09-26 JP JP25608690A patent/JPH04134770A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5825591A (en) * | 1993-07-23 | 1998-10-20 | Hitachi, Ltd. | Frictionally sliding head magnet disk apparatus |
WO2000060582A1 (fr) * | 1999-04-02 | 2000-10-12 | Fujitsu Limited | Procede de correction de la forme superficielle d'un coulisseau de tete magnetique, et coulisseau de tete magnetique |
US6552302B2 (en) | 1999-04-02 | 2003-04-22 | Fujitsu Limited | Method for correcting surface shape of magnetic head slider and magnetic head slider |
US7738216B2 (en) | 2005-07-26 | 2010-06-15 | Tdk Corporation | Thin film magnetic head having a thermal plastic deformation portion and manufacturing the same |
JP2007188570A (ja) * | 2006-01-12 | 2007-07-26 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv | 磁気ヘッドスライダ及びその製造方法、磁気ディスク装置 |
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