JPH04134324A - 光書き込み型液晶表示素子 - Google Patents
光書き込み型液晶表示素子Info
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- JPH04134324A JPH04134324A JP25598190A JP25598190A JPH04134324A JP H04134324 A JPH04134324 A JP H04134324A JP 25598190 A JP25598190 A JP 25598190A JP 25598190 A JP25598190 A JP 25598190A JP H04134324 A JPH04134324 A JP H04134324A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
本発明は光書き込み型液晶表示素子に関し、特に投射型
の液晶表示装置に用いられる光書き込み型液晶表示素子
に関する。
の液晶表示装置に用いられる光書き込み型液晶表示素子
に関する。
[従来の技術]
投射型の液晶表示装置に用いられる従来の光書き込み型
液晶表示素子(液晶ライトバルブ)は、第7図に示すご
とき断面を有している。即ち、−方のガラス基板1.1
a上に透明電極12aが形成され、この透明電極12a
上に非晶質水素化シリコン(a−3i:H)からなる光
導電体層13が形成されている。この光導電体層13上
に炭素、銀等の金属薄膜を用いた光吸収層14が形成さ
れている。この光吸収層14上には二酸化チタン/二酸
化ケイ素、硫化亜鉛/フッ化マグネシウム等の多層膜か
らなる誘電体ミラー15が形成されている。この誘電体
ミラー15の上にポリイミド膜を分子配向処理してなる
配向膜16aが形成されている。また、他方のガラス基
板11b上に透明電極12bが形成され、この透明電極
12b上に配向膜16bを形成されている。
液晶表示素子(液晶ライトバルブ)は、第7図に示すご
とき断面を有している。即ち、−方のガラス基板1.1
a上に透明電極12aが形成され、この透明電極12a
上に非晶質水素化シリコン(a−3i:H)からなる光
導電体層13が形成されている。この光導電体層13上
に炭素、銀等の金属薄膜を用いた光吸収層14が形成さ
れている。この光吸収層14上には二酸化チタン/二酸
化ケイ素、硫化亜鉛/フッ化マグネシウム等の多層膜か
らなる誘電体ミラー15が形成されている。この誘電体
ミラー15の上にポリイミド膜を分子配向処理してなる
配向膜16aが形成されている。また、他方のガラス基
板11b上に透明電極12bが形成され、この透明電極
12b上に配向膜16bを形成されている。
このようなガラス基板11a及びllbがスペーサ18
を介して貼り合わされ、これら配向膜16g及び16b
の間に液晶が封入されて液晶層17が形成されている。
を介して貼り合わされ、これら配向膜16g及び16b
の間に液晶が封入されて液晶層17が形成されている。
また、ガラス基板11a及びllbの透明電極12a及
び12bと反対側の表面には、ガラス面での反射を防ぐ
ための反射防止膜19B及び+9bがそれぞれ形成され
ている。透明電極12a及び12b間には交流電源20
が接続されている。
び12bと反対側の表面には、ガラス面での反射を防ぐ
ための反射防止膜19B及び+9bがそれぞれ形成され
ている。透明電極12a及び12b間には交流電源20
が接続されている。
ガラス基板11a側からレーザ光L1が入射されると、
光導電体層13の光の当たった領域のインピーダンスが
減少し、交流電源20から印加された電圧が液晶層17
に加わ1て液晶の配向が変化する。
光導電体層13の光の当たった領域のインピーダンスが
減少し、交流電源20から印加された電圧が液晶層17
に加わ1て液晶の配向が変化する。
光導電体層13の光の当たらない領域では、インピーダ
ンスが変化しないため液晶が初期の配向を保持する。そ
の結果、液晶表示素子に画像が書き込まれることとなる
。このように画像が書き込まれた液晶表示素子のガラス
基板11b側から偏光板を介して光R1を入射すると、
液晶層17により偏光方向が変化せしめられ誘電体ミラ
ー15で反射された反射光R2が再び偏光板を通ってス
クリーン上に投影される。
ンスが変化しないため液晶が初期の配向を保持する。そ
の結果、液晶表示素子に画像が書き込まれることとなる
。このように画像が書き込まれた液晶表示素子のガラス
基板11b側から偏光板を介して光R1を入射すると、
液晶層17により偏光方向が変化せしめられ誘電体ミラ
ー15で反射された反射光R2が再び偏光板を通ってス
クリーン上に投影される。
この場合、誘電体ミラー15は、液晶表示素子に書き込
まれている画像を読み出すための入射光を反射させて外
部へ出射させると共にこの入射光を高い反射率で反射さ
せることにより光導電体層13への入射を防止するため
に設けられている。また、光吸収層14は、書き込みに
用いられるレーザ光の光導電体層への再反射を防止する
と共に誘電体ミラー15を透過した読み出し用の投影光
を遮断するために設けられている。
まれている画像を読み出すための入射光を反射させて外
部へ出射させると共にこの入射光を高い反射率で反射さ
せることにより光導電体層13への入射を防止するため
に設けられている。また、光吸収層14は、書き込みに
用いられるレーザ光の光導電体層への再反射を防止する
と共に誘電体ミラー15を透過した読み出し用の投影光
を遮断するために設けられている。
[発明が解決しようとする課題]
このように、光書き込み型液晶表示素子を投射型として
用いる場合、誘電体ミラー15及び光吸収層14は必要
不可欠の要素であり、高解像度の光書き込み型液晶表示
素子を実現するためには、誘電体ミラー15及び光吸収
層14の平坦性を大幅に高めることが重要となる。これ
は、平坦性が悪いと誘電体ミラー15を形成したときに
入射光が散乱してしまうためである。
用いる場合、誘電体ミラー15及び光吸収層14は必要
不可欠の要素であり、高解像度の光書き込み型液晶表示
素子を実現するためには、誘電体ミラー15及び光吸収
層14の平坦性を大幅に高めることが重要となる。これ
は、平坦性が悪いと誘電体ミラー15を形成したときに
入射光が散乱してしまうためである。
本発明の目的は、解像度のより向上した光書き込み型液
晶表示素子を提供することにある。
晶表示素子を提供することにある。
[課題を解決するための手段]
上述の目的を達成する本発明の要旨は、第1の透明基板
と、第1の透明基板上に形成された第1の透明電極層と
、第1の透明電極層上に形成された光導電体層と、光導
電体層上に形成された光吸収層と、光吸収層上に形成さ
れた平坦化層と、平坦化層上に形成された誘電体層と、
第2の透明基板と、第2の透明基板上に形成された第2
の透明電極層と、この第2の透明電極層及び誘電体層間
に挿入された液晶層とを備えたことにある。
と、第1の透明基板上に形成された第1の透明電極層と
、第1の透明電極層上に形成された光導電体層と、光導
電体層上に形成された光吸収層と、光吸収層上に形成さ
れた平坦化層と、平坦化層上に形成された誘電体層と、
第2の透明基板と、第2の透明基板上に形成された第2
の透明電極層と、この第2の透明電極層及び誘電体層間
に挿入された液晶層とを備えたことにある。
[作用コ
光吸収層上に有機膜の平坦化層を形成し、・その上に反
射層を形成することによって、光遮断層の平坦性が向上
し、解像度が大幅に向上する。
射層を形成することによって、光遮断層の平坦性が向上
し、解像度が大幅に向上する。
[実施例]
以下図面により本発明の詳細な説明する。
第1図は、本発明の一実施例としての光書き込み型液晶
表示素子(液晶ライトバルブ)の断面図を示す。
表示素子(液晶ライトバルブ)の断面図を示す。
同図に示すように、本発明の第1の透明基板に対応する
ガラス基板21!上に、ITO透明導電膜及び5no2
透明導電膜の積層体からなる透明電極膜22!が積層さ
れている。この透明電極膜22aは、本発明の第1の透
明電極層に対応しており、ガラス基板21a上にスパッ
タ法で形成されている。
ガラス基板21!上に、ITO透明導電膜及び5no2
透明導電膜の積層体からなる透明電極膜22!が積層さ
れている。この透明電極膜22aは、本発明の第1の透
明電極層に対応しており、ガラス基板21a上にスパッ
タ法で形成されている。
透明電極膜22a上には、非晶質水素化シリコン(a−
3i:H)からなる膜厚が約3μmの光導電体層23が
積層されている。この光導電体層23は、シランガス(
SiH2)、水素ガス(H2)を原料とし、プラズマC
VD法で形成される。
3i:H)からなる膜厚が約3μmの光導電体層23が
積層されている。この光導電体層23は、シランガス(
SiH2)、水素ガス(H2)を原料とし、プラズマC
VD法で形成される。
光導電体層23上には、有機膜の一種であるカボン分散
系の塗料による光吸収層24が積層されている。この光
吸収層24は、カーボン分散系の塗料をスピナーを用い
て塗布し、露光により光重合させた後、220℃で1時
間焼成することによって形成する。カーボン分散系の塗
料は、アクリル系の樹脂にカーボンブラックを分散させ
ることによって形成されるものであり、膜厚的1.0μ
m1比抵抗107Ω・cmで、可視域の透過率が約0゜
1%である。この種のカーボン系の塗料は、分散してい
るカーボンの量に応じて透過率及び比抵抗がそれぞれ変
化する。光吸収層24としてカーボン系の塗料を使用す
る場合、透過率が0.5%以下、比抵抗106Ω・cm
以上であることが望ましい。
系の塗料による光吸収層24が積層されている。この光
吸収層24は、カーボン分散系の塗料をスピナーを用い
て塗布し、露光により光重合させた後、220℃で1時
間焼成することによって形成する。カーボン分散系の塗
料は、アクリル系の樹脂にカーボンブラックを分散させ
ることによって形成されるものであり、膜厚的1.0μ
m1比抵抗107Ω・cmで、可視域の透過率が約0゜
1%である。この種のカーボン系の塗料は、分散してい
るカーボンの量に応じて透過率及び比抵抗がそれぞれ変
化する。光吸収層24としてカーボン系の塗料を使用す
る場合、透過率が0.5%以下、比抵抗106Ω・cm
以上であることが望ましい。
なお、水比願人はこのような光吸収層を有する光書き込
み型液晶表示素子について、特願平2−113453号
(平成2年4月27日出願)により既に提案している。
み型液晶表示素子について、特願平2−113453号
(平成2年4月27日出願)により既に提案している。
光吸収層24上には、平坦化層25が形成されている。
この平坦化層25は、ポリイミドの一種である保護膜セ
ミコファイン(東し株式会社製)をスピナーを用いて塗
布し、100℃で10分間仮焼きした後、220℃で1
時間焼成することによって形成する。平坦化層25の膜
厚は約1.0μmである。
ミコファイン(東し株式会社製)をスピナーを用いて塗
布し、100℃で10分間仮焼きした後、220℃で1
時間焼成することによって形成する。平坦化層25の膜
厚は約1.0μmである。
平坦化層25上には、誘電体ミラーによる反射層である
誘電体層26が積層されている。この誘電体層26は、
二酸化ケイ素(Sin2)と二酸化チタン(TiO2)
とをEB蒸着法を用いて交互に積層することにより形成
される。
誘電体層26が積層されている。この誘電体層26は、
二酸化ケイ素(Sin2)と二酸化チタン(TiO2)
とをEB蒸着法を用いて交互に積層することにより形成
される。
第2図及び第3図は、平坦化層25がない場合及び平坦
化層25かある場合の誘電体層26の反射率をそれぞれ
示している。両図から明らかなように、平坦化層25を
形成したことにより、誘電体層表面での反射率は約10
%向上している。
化層25かある場合の誘電体層26の反射率をそれぞれ
示している。両図から明らかなように、平坦化層25を
形成したことにより、誘電体層表面での反射率は約10
%向上している。
誘電体層26上には、液晶層27が積層されている。
この液晶層27としては、散乱型の液晶複合膜が用いら
れる。液晶複合膜は、UV重合性化合物である2官能性
アクリレート(HX−620:日本化薬株式会社製)3
0wt%とネマチック液晶(ZLI−3201−000
:メルク社製)70wt%と少量の重合開始剤(Dar
ocurel173:メルク社製)とを混合した均一溶
液を作って濾過し、この濾過溶液を誘電体層26上に1
0μmの膜厚でスピナー塗布した後、紫外線露光するこ
とによって形成される。
れる。液晶複合膜は、UV重合性化合物である2官能性
アクリレート(HX−620:日本化薬株式会社製)3
0wt%とネマチック液晶(ZLI−3201−000
:メルク社製)70wt%と少量の重合開始剤(Dar
ocurel173:メルク社製)とを混合した均一溶
液を作って濾過し、この濾過溶液を誘電体層26上に1
0μmの膜厚でスピナー塗布した後、紫外線露光するこ
とによって形成される。
この液晶層27上に、対向透明電極膜22b及びガラス
基板21bの積層体が積層されている。この積層体は、
本発明の第2の透明基板に対応するガラス基板21b上
に、ITO透明導電膜からなる透明電極膜22bを積層
して形成されている。透明電極膜22bは、本発明の第
2の透明電極層に対応しており、ガラス基板21b上に
スパッタ法で形成されている。ガラス基板21a及び2
1bの透明電極22a及び22bと反対側の表面には、
ガラス面での反射を防ぐための反射防止膜28a及び2
8bがそれぞれ蒸着により形成されている。透明電極膜
22a及び22b間には交流電源29から交流電圧が印
加されるように構成されている。
基板21bの積層体が積層されている。この積層体は、
本発明の第2の透明基板に対応するガラス基板21b上
に、ITO透明導電膜からなる透明電極膜22bを積層
して形成されている。透明電極膜22bは、本発明の第
2の透明電極層に対応しており、ガラス基板21b上に
スパッタ法で形成されている。ガラス基板21a及び2
1bの透明電極22a及び22bと反対側の表面には、
ガラス面での反射を防ぐための反射防止膜28a及び2
8bがそれぞれ蒸着により形成されている。透明電極膜
22a及び22b間には交流電源29から交流電圧が印
加されるように構成されている。
交流電圧が供給されている状態で、ガラス基板21a側
からレーザ光L1が入射されると、光のあたった領域で
は光導電体層23のインピーダンスが低下し、供給され
ている交流電圧が液晶層27に印加され、これによって
液晶分子の配向を変化させる。一方、光のあたらない領
域では光導電体層23のインピーダンスが変化せず、液
晶層27の液晶分子は初期配向を維持する。その結果、
入射光に応じた画像が液晶層27に形成されることとな
る。
からレーザ光L1が入射されると、光のあたった領域で
は光導電体層23のインピーダンスが低下し、供給され
ている交流電圧が液晶層27に印加され、これによって
液晶分子の配向を変化させる。一方、光のあたらない領
域では光導電体層23のインピーダンスが変化せず、液
晶層27の液晶分子は初期配向を維持する。その結果、
入射光に応じた画像が液晶層27に形成されることとな
る。
光吸収層24として用いたカーボン分散系の塗料は、本
実施例ではアクリル系樹脂を用いているが、光重合性の
ものとしてポリイミド、又はポリアミドを利用すること
ができ、熱重合性のものとしてエポキシ樹脂を利用する
ことができる。平坦化層25としては、本実施例ではポ
リイミドを用いているが、アクリル系のもの、ポリシロ
キサン系のもの等を利用することができる。硬化法とし
ては、熱硬化の他に光硬化も利用することができる。
実施例ではアクリル系樹脂を用いているが、光重合性の
ものとしてポリイミド、又はポリアミドを利用すること
ができ、熱重合性のものとしてエポキシ樹脂を利用する
ことができる。平坦化層25としては、本実施例ではポ
リイミドを用いているが、アクリル系のもの、ポリシロ
キサン系のもの等を利用することができる。硬化法とし
ては、熱硬化の他に光硬化も利用することができる。
液晶層27の液晶表示モードとしては、本実施例の液晶
複合膜の他に、動的散乱モード、ゲストホストモード、
又は相転移モードを利用できる。
複合膜の他に、動的散乱モード、ゲストホストモード、
又は相転移モードを利用できる。
第4図は、第1図に示した光書き込み型液晶表示素子を
光変調器として用いた投射型の液晶表示装置の一例の概
略構成図である。
光変調器として用いた投射型の液晶表示装置の一例の概
略構成図である。
同図において、31は第1図に示した光書き込み型液晶
表示素子であり、この光書き込み型液晶表示素子31に
は画像があらかじめ形成されている。
表示素子であり、この光書き込み型液晶表示素子31に
は画像があらかじめ形成されている。
即ち、上述したように、レーザ光32がガラス基板21
a(第1図)側からレンズ33を介して印加されること
によって画像形成があらかじめ行われている。なお、書
き込み光としては、レーザ光の他にCRTやフラットパ
ネルデイスプレィ(液晶、PDPSLED等)からの光
を用いてもよい。
a(第1図)側からレンズ33を介して印加されること
によって画像形成があらかじめ行われている。なお、書
き込み光としては、レーザ光の他にCRTやフラットパ
ネルデイスプレィ(液晶、PDPSLED等)からの光
を用いてもよい。
光源34からの光は、レンズ35、ミラー36、及びレ
ンズ37を介して液晶表示素子31のガラス基板21b
(=lE1図)側に入射される。液晶層27の液晶
分子が初期配向にある部分では、この入射光は散乱され
レンズ37へは到達しない。このため、スクリーン39
上ではこの部分が暗状態となる。一方、液晶分子の配向
が変化している部分では、液晶層27が透明となるため
、入射光は誘電体層26によって反射され、レンズ37
を介して投影レンズ38に印加されて拡大され、スクリ
ーン39へ投影される。従って、光書き込み型液晶表示
素子31に書き込まれている画像がスクリーン39へ投
影されることとなる。
ンズ37を介して液晶表示素子31のガラス基板21b
(=lE1図)側に入射される。液晶層27の液晶
分子が初期配向にある部分では、この入射光は散乱され
レンズ37へは到達しない。このため、スクリーン39
上ではこの部分が暗状態となる。一方、液晶分子の配向
が変化している部分では、液晶層27が透明となるため
、入射光は誘電体層26によって反射され、レンズ37
を介して投影レンズ38に印加されて拡大され、スクリ
ーン39へ投影される。従って、光書き込み型液晶表示
素子31に書き込まれている画像がスクリーン39へ投
影されることとなる。
この第4図の投影型表示装置では、後述する第6図の投
影型表示装置で用いる偏光ビームスプリッタが不要のた
め、スクリーン39上の像がその分明るくなる。
影型表示装置で用いる偏光ビームスプリッタが不要のた
め、スクリーン39上の像がその分明るくなる。
第5図は、本発明の他の実施例としての光書き込み型液
晶表示素子の断面図を示す。
晶表示素子の断面図を示す。
同図に示すように、本発明の第1の透明基板に対応する
ガラス基板41a上に、ITO透明導電膜及びSnO2
透明導電膜の積層体からなる透明電極膜42aが積層さ
れている。この透明電極膜42aは、本発明の第1の透
明電極層に対応しており、ガラス基板41a上にスパッ
タ法で形成されている。
ガラス基板41a上に、ITO透明導電膜及びSnO2
透明導電膜の積層体からなる透明電極膜42aが積層さ
れている。この透明電極膜42aは、本発明の第1の透
明電極層に対応しており、ガラス基板41a上にスパッ
タ法で形成されている。
透明電極膜42a上には、非晶質水素化シリコン(a−
3i:H)からなる膜厚が約3μmの光導電体層43が
積層されている。この光導電体層43は、シランガス(
SiH4)、水素ガス(H2)を原料とし、プラズマC
VD法で形成される。
3i:H)からなる膜厚が約3μmの光導電体層43が
積層されている。この光導電体層43は、シランガス(
SiH4)、水素ガス(H2)を原料とし、プラズマC
VD法で形成される。
光導電体層43上には、有機膜の一種であるカボン分散
系の塗料による光吸収層44が積層されている。この光
吸収層44は、カーボン分散系の塗料をスピナーを用い
て塗布し、露光により光重合させた後、220℃で1時
間焼成することによって形成する。カーボン分散系の塗
料は、アクリル系の樹脂にカーボンブラックを分散させ
ることによって形成されるものであり、膜厚的1,0μ
m1比抵抗107Ω・cmで、可視域の透過率が約0゜
1%である。この種のカーボン系の塗料は、分散してい
るカーボンの量に応じて透過率及び比抵抗がそれぞれ変
化する。光吸収層44としてカーボン系の塗料を使用す
る場合、透過率が0.5%以下、比抵抗106Ω・cm
以上であることが望ましい(特願平2−113453号
)。
系の塗料による光吸収層44が積層されている。この光
吸収層44は、カーボン分散系の塗料をスピナーを用い
て塗布し、露光により光重合させた後、220℃で1時
間焼成することによって形成する。カーボン分散系の塗
料は、アクリル系の樹脂にカーボンブラックを分散させ
ることによって形成されるものであり、膜厚的1,0μ
m1比抵抗107Ω・cmで、可視域の透過率が約0゜
1%である。この種のカーボン系の塗料は、分散してい
るカーボンの量に応じて透過率及び比抵抗がそれぞれ変
化する。光吸収層44としてカーボン系の塗料を使用す
る場合、透過率が0.5%以下、比抵抗106Ω・cm
以上であることが望ましい(特願平2−113453号
)。
光吸収層44上には、平坦化層45が形成されている。
この平坦化層45は、ポリイミドの一種である保護膜セ
ミコファイン(東し株式会社製)をスピナーを用いて塗
布し、100℃で10分間仮焼きした後、220℃で1
時間焼成することによって形成する。平坦化層25の膜
厚は約1.0μmである。
ミコファイン(東し株式会社製)をスピナーを用いて塗
布し、100℃で10分間仮焼きした後、220℃で1
時間焼成することによって形成する。平坦化層25の膜
厚は約1.0μmである。
平坦化層45上には、誘電体ミラーによる反射層である
誘電体層46が積層されている。この誘電体層46は、
二酸化ケイ素(SiO2)と二酸化チタン(Tie、)
とをEB蒸着法を用いて交互に積層することにより形成
される。
誘電体層46が積層されている。この誘電体層46は、
二酸化ケイ素(SiO2)と二酸化チタン(Tie、)
とをEB蒸着法を用いて交互に積層することにより形成
される。
誘電体層46上には、配向膜47aが積層されている。
この配向膜47aは、ポリイミド膜をスピンコードによ
って形成した後、ラビングによる分子配向処理が施され
てなる。
って形成した後、ラビングによる分子配向処理が施され
てなる。
この配向膜47aと、配向膜47b1透明電極膜42b
及びガラス基板41bの積層体とが、同図に示すように
二つのスペーサ48を介して貼合わされる。
及びガラス基板41bの積層体とが、同図に示すように
二つのスペーサ48を介して貼合わされる。
配向膜47b1透明電極膜42b及びガラス基板41b
の積層体は、本発明の第2の透明基板に対応するガラス
基板41h上に、ITO透明導電膜からなる透明電極膜
42bを積層し、その上に配向膜47bを上述の方法に
よって積層することによって形成されている。透明電極
膜42bは、本発明の第2の透明電極層に対応しており
、ガラス基板4Ib上にスパッタ法で形成されている。
の積層体は、本発明の第2の透明基板に対応するガラス
基板41h上に、ITO透明導電膜からなる透明電極膜
42bを積層し、その上に配向膜47bを上述の方法に
よって積層することによって形成されている。透明電極
膜42bは、本発明の第2の透明電極層に対応しており
、ガラス基板4Ib上にスパッタ法で形成されている。
配向膜47a及び47b間の空間の厚みは約6μmであ
り、この空間に液晶が注入され封止されて液晶層48が
形成される。液晶としては、フェニルシクロヘキサン系
ネマチック液晶が用いられる。なお、本実施例の光書き
込み型液晶表示素子の動作モードとしては、ハイブリッ
ド電界効果モードが用いられる。
り、この空間に液晶が注入され封止されて液晶層48が
形成される。液晶としては、フェニルシクロヘキサン系
ネマチック液晶が用いられる。なお、本実施例の光書き
込み型液晶表示素子の動作モードとしては、ハイブリッ
ド電界効果モードが用いられる。
ガラス基板41a及び41bの透明電極42a及び42
bと反対側の表面には、ガラス面での反射を防ぐための
反射防止膜50a及び50bがそれぞれ蒸着により形成
されている。透明電極膜42a及び42b間には交流電
源51から交流電圧が印加されるように構成されている
。
bと反対側の表面には、ガラス面での反射を防ぐための
反射防止膜50a及び50bがそれぞれ蒸着により形成
されている。透明電極膜42a及び42b間には交流電
源51から交流電圧が印加されるように構成されている
。
光吸収層44として用いたカーボン分散系の塗料は、本
実施例ではアクリル系樹脂を用いているが、光重合性の
ものとしてポリイミド、又はポリアミドを利用すること
ができ、熱重合性のものとしてエポキシ樹脂を利用する
ことができる。
実施例ではアクリル系樹脂を用いているが、光重合性の
ものとしてポリイミド、又はポリアミドを利用すること
ができ、熱重合性のものとしてエポキシ樹脂を利用する
ことができる。
液晶層48の液晶表示モードとして、ネマチック液晶を
用いる場合は本実施例で示したハイブリッド電界効果モ
ードの他に、ツィステッドネマチックモード、電界誘起
複屈折モードを利用できる。
用いる場合は本実施例で示したハイブリッド電界効果モ
ードの他に、ツィステッドネマチックモード、電界誘起
複屈折モードを利用できる。
また液晶としてはこのほかに、強誘電性液晶、反強誘電
性液晶、又はエレクトロクリニック効果を有するスメク
チック液晶も利用できる。
性液晶、又はエレクトロクリニック効果を有するスメク
チック液晶も利用できる。
交流電圧が供給されている状態で、ガラス基板41a側
からレーザ光L1が入射されると、光のあたった領域で
は光導電体層43のインピーダンスが低下し、供給され
ている交流電圧が液晶層48に印加され、これによって
液晶分子の配向を変化させる。一方、光のあたらない領
域では光導電体層43のインピーダンスか変化せず、液
晶層48の液晶分子は初期配向を維持する。その結果、
入射光に応じた画像が液晶層48に形成されることとな
る。
からレーザ光L1が入射されると、光のあたった領域で
は光導電体層43のインピーダンスが低下し、供給され
ている交流電圧が液晶層48に印加され、これによって
液晶分子の配向を変化させる。一方、光のあたらない領
域では光導電体層43のインピーダンスか変化せず、液
晶層48の液晶分子は初期配向を維持する。その結果、
入射光に応じた画像が液晶層48に形成されることとな
る。
第6図は、第5図に示した光書き込み型液晶表示素子を
光変調器として用いた投射型の液晶表示装置の一例の概
略構成図である。
光変調器として用いた投射型の液晶表示装置の一例の概
略構成図である。
同図において、61は第5図に示した光書き込み型液晶
表示素子であり、この光書き込み型液晶表示素子61に
は画像があらかじめ形成されている。
表示素子であり、この光書き込み型液晶表示素子61に
は画像があらかじめ形成されている。
即ち、上述したように、レーザ光62がガラス基板41
a(第5図)側からレンズ63を介して印加されること
によって画像形成かあらかじめ行われている。なお、書
き込み光としては、レーザ光の他にCRTやフラットパ
ネルデイスプレィ(液晶、PDP、LED等)からの光
を用いてもよい。
a(第5図)側からレンズ63を介して印加されること
によって画像形成かあらかじめ行われている。なお、書
き込み光としては、レーザ光の他にCRTやフラットパ
ネルデイスプレィ(液晶、PDP、LED等)からの光
を用いてもよい。
光源64からの光は、レンズ65、及び偏光ビームスプ
リッタ66を介して液晶表示素子61のガラス基板41
b(第5図)側に入射される。液晶層48の液晶分子が
初期配向にある部分では、この入射光は偏光方向が変化
しないため誘電体層46で反射された光は偏光ビームス
プリッタ66を透過しない。このため、スクリーン68
上ではこの部分が暗状態となる。一方、液晶分子の配向
が変化している部分を透過した反射光は電気光学効果に
よって偏光方向が変化するため誘電体層46で反射され
た光は偏光ビームスプリッタ66を透過することができ
る。
リッタ66を介して液晶表示素子61のガラス基板41
b(第5図)側に入射される。液晶層48の液晶分子が
初期配向にある部分では、この入射光は偏光方向が変化
しないため誘電体層46で反射された光は偏光ビームス
プリッタ66を透過しない。このため、スクリーン68
上ではこの部分が暗状態となる。一方、液晶分子の配向
が変化している部分を透過した反射光は電気光学効果に
よって偏光方向が変化するため誘電体層46で反射され
た光は偏光ビームスプリッタ66を透過することができ
る。
この透過した光は、投影レンズ67に印加されて拡大さ
れ、スクリーン68へ投影される。従って、光書き込み
型液晶表示素子61に書き込まれている画像がスクリー
ン68へ投影されることとなる。
れ、スクリーン68へ投影される。従って、光書き込み
型液晶表示素子61に書き込まれている画像がスクリー
ン68へ投影されることとなる。
以上述べた実施例では、透明基板としてガラス基板を用
いているが、オプティカルファイバで構成されるファイ
バプレートを用いて透明基板を構成してもよい。
いているが、オプティカルファイバで構成されるファイ
バプレートを用いて透明基板を構成してもよい。
[発明の効果]
以上詳細に説明したように本発明によれば、光吸収層上
に有機膜の平坦化層を形成し、その上に反射層を形成し
ているので、光遮断層の平坦性が向上し、解像度を大幅
に向上させた光書き込み型液晶表示素子を得ることがで
きる。
に有機膜の平坦化層を形成し、その上に反射層を形成し
ているので、光遮断層の平坦性が向上し、解像度を大幅
に向上させた光書き込み型液晶表示素子を得ることがで
きる。
第1図は本発明の一実施例の構成を示す断面図、第2図
及び第3図は誘電体層の反射率の特性図、第4図は第1
図の光書き込み型液晶表示素子を光変調器として用いた
投射型の液晶表示装置の概略構成図、第5図は本発明の
他の実施例の構成を示す断面図、第6図は第5図の光書
き込み型液晶表示素子を光変調器として用いた投射型の
液晶表示装置の概略構成図、第7図は従来の光書き込み
型液晶表示素子の構成を示す断面図である。 21a 、 21b 、 41a 、 41b ・・−
−−−ガラス基板、22a122b 、 42a 、
42b・・・・・・透明電極膜、23.43・・・・・
・光導電体層、24.44・・・・・・光吸収層、25
.45・・・・・・平坦化層、26.46・・・・・・
誘電体層、27.48・・・・・・液晶層、29.51
・・・・・・交流電源、31.61・・・・・・光書き
込み型液晶表示素子、47a 、 47b・・・・・・
配向膜、49・・・・・・スペーサ。 び34 第4図 第5図 第6図 第7図
及び第3図は誘電体層の反射率の特性図、第4図は第1
図の光書き込み型液晶表示素子を光変調器として用いた
投射型の液晶表示装置の概略構成図、第5図は本発明の
他の実施例の構成を示す断面図、第6図は第5図の光書
き込み型液晶表示素子を光変調器として用いた投射型の
液晶表示装置の概略構成図、第7図は従来の光書き込み
型液晶表示素子の構成を示す断面図である。 21a 、 21b 、 41a 、 41b ・・−
−−−ガラス基板、22a122b 、 42a 、
42b・・・・・・透明電極膜、23.43・・・・・
・光導電体層、24.44・・・・・・光吸収層、25
.45・・・・・・平坦化層、26.46・・・・・・
誘電体層、27.48・・・・・・液晶層、29.51
・・・・・・交流電源、31.61・・・・・・光書き
込み型液晶表示素子、47a 、 47b・・・・・・
配向膜、49・・・・・・スペーサ。 び34 第4図 第5図 第6図 第7図
Claims (1)
- 第1の透明基板と、該第1の透明基板上に形成された第
1の透明電極層と、該第1の透明電極層上に形成された
光導電体層と、該光導電体層上に形成された光吸収層と
、該光吸収層上に形成された平坦化層と、該平坦化層上
に形成された誘電体層と、第2の透明基板と、該第2の
透明基板上に形成された第2の透明電極層と、該第2の
透明電極層及び前記誘電体層間に挿入された液晶層とを
備えたことを特徴とする光書き込み型液晶表示素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25598190A JPH04134324A (ja) | 1990-09-26 | 1990-09-26 | 光書き込み型液晶表示素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25598190A JPH04134324A (ja) | 1990-09-26 | 1990-09-26 | 光書き込み型液晶表示素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04134324A true JPH04134324A (ja) | 1992-05-08 |
Family
ID=17286251
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25598190A Pending JPH04134324A (ja) | 1990-09-26 | 1990-09-26 | 光書き込み型液晶表示素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04134324A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5329390A (en) * | 1991-05-23 | 1994-07-12 | Sharp Kabushiki Kaisha | Liquid crystal display element of optical writing type with light absorbing layer including inorganic pigment and leveling layer |
-
1990
- 1990-09-26 JP JP25598190A patent/JPH04134324A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5329390A (en) * | 1991-05-23 | 1994-07-12 | Sharp Kabushiki Kaisha | Liquid crystal display element of optical writing type with light absorbing layer including inorganic pigment and leveling layer |
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