JPH04134189U - 高圧発生回路 - Google Patents
高圧発生回路Info
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- JPH04134189U JPH04134189U JP4877591U JP4877591U JPH04134189U JP H04134189 U JPH04134189 U JP H04134189U JP 4877591 U JP4877591 U JP 4877591U JP 4877591 U JP4877591 U JP 4877591U JP H04134189 U JPH04134189 U JP H04134189U
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Links
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来用いられていたリンギング・チョーク・
コンバータ方式の高圧発生回路では、高精度な定電圧特
性を得ることが困難であるという問題があったので、こ
れを解決する。 【構成】 トランス4の入力巻線5側に駆動用のトラン
ジスタ8を接続すると共に、出力巻線7側に出力電圧検
出用の演算増幅器22を接続し、この演算増幅器22の出力
側に起動用のトランジスタ8のベースを接続した。これ
により、駆動用のトランジスタ8は常に演算増幅器22に
よって制御されることになるから、安定化した出力電圧
が得られることになる。
コンバータ方式の高圧発生回路では、高精度な定電圧特
性を得ることが困難であるという問題があったので、こ
れを解決する。 【構成】 トランス4の入力巻線5側に駆動用のトラン
ジスタ8を接続すると共に、出力巻線7側に出力電圧検
出用の演算増幅器22を接続し、この演算増幅器22の出力
側に起動用のトランジスタ8のベースを接続した。これ
により、駆動用のトランジスタ8は常に演算増幅器22に
よって制御されることになるから、安定化した出力電圧
が得られることになる。
Description
【0001】
本考案は、複写機あるいはプリンタ等に使用する高圧発生回路に関するもので
ある。
【0002】
この種の高圧発生回路には、リンギング・チョーク・コンバータ方式(以下、
RCC方式という)が採用される。このRCC方式による直流電源を用いた一般
的な回路を図2について説明する。1,2は電源端子であり、一方の電源端子2
は接地回路に接続されている。この電源端子1,2には、直流電源3が接続され
る。4はトランスであり、一次側巻線として入力巻線5と帰還巻線6を有し、二
次側巻線として出力巻線7を有するものである。
【0003】
入力巻線5の一端(巻終端)は電源端子1のライン(以下、電源端子1という
)に接続されており、他端はブロッキング発振動作を行なうトランジスタ8のコ
レクタ、エミッタを介して、電源端子2のライン(以下、電源端子2という)に
接続されている。したがってこのトランジスタ8のスイッチング動作により、直
流電源3が断続して入力巻線5に印加されることになる。トランジスタ8のコレ
クタ、エミッタ間にはエミッタ側からコレクタ側に向かう方向を順方向とするダ
イオード9が接続されている。
【0004】
帰還巻線6の一端(巻終端)は、ダイオード10とツェナダイオード11を介して
起動用のトランジスタ8のベースに接続されている。なお、ダイオード10はツェ
ナダイオード11側から帰還巻線6側に向かう方向を順方向とするものであり、ツ
ェナダイオード11はこれと逆方向を順方向とするものである。帰還巻線6の他端
は電源端子2に接続されている。トランジスタ8のベースと電源端子2との間に
は、電源端子2側からトランジスタ8のベースに向かう方向を順方向とするダイ
オード12が接続されており、ダイオード10とツェナダイオード11の接続点と電源
端子2との間にはコンデンサ13が接続されている。また電源端子1とトランジス
タ8のベースとの間には抵抗器14が接続されており、このベースとダイオード10
のカソード側との間にはコンデンサ15と抵抗器16が直列に接続されている。
【0005】
トランス4の出力巻線7の一端(巻終端)にはダイオード17を介して出力端子
18が接続されており、他端には出力端子19が接続されている。これら出力端子18
,19間にはコンデンサ20が接続されており、また負荷21が接続される。
【0006】
このように構成されたこの回路は、次のように作動する。すなわち、トランス
4の入力巻線5と帰還巻線6とによりトランジスタ8のコレクタ側からベース側
に正帰還をかけ、これによってトランジスタ8にブロッキング発振動作をさせる
。そして電源端子1,2間に与えられる直流電源3の電圧をスイッチングし、そ
のスイッチング出力をトランス4の出力巻線7側に取出すことになる。ダイオー
ド10、ツェナダイオード11およびコンデンサ13は出力電圧の安定化回路を構成す
る。
【0007】
上記のように構成され、作動するRCC方式による直流電源装置においては、
出力電圧がたとえば5000ボルトというような高圧となるが、この電圧において安
定化を図るためには、入力側の直流電圧もある程度高くする必要があることから
、12ボルトというような低い電圧を使用する自動車搭載用のものにおいては、必
ずしも所望程度の安定化が図られないという問題があった。そこでこの問題を解
決し、安定した出力電圧を得るための回路を提供するものとしてなされた考案に
、実開昭61-138384 号公報に開示されたものがある。
【0008】
この公報に開示されたものは、制御巻線に生ずるフライバック電圧によりスイ
ッチングトランジスタのベース電流を増減させることにより定電圧特性を得るよ
うにしたものである。しかしながらこの方式では、出力電圧を検出してフィード
バックをかける方式のものに比較して、高精度な定電圧特性を得ることは困難で
ある問題がある。また広範囲に出力電圧を可変することについても難しいという
問題がある。
【0009】
本考案は、先行技術が有する上記問題を解決することを目的に成されたもので
ある。また、一般に高圧電源のRCC方式の場合、発振を維持するためのスイッ
チングトランジスタのベース駆動電力はドライブ巻線から供給される電力だけで
は不足となるものであり、起動用ベース電流も発振の維持には必要となる。ドラ
イブ巻線のみで発振を維持するためにはトランスを大きくする必要があり、コス
トアップの要因になる。このため本考案においては、起動電流によるトランジス
タのベース駆動電力を積極的に利用することにより、高精度な定電圧特性を容易
に実施できる高圧発生回路を提供するものである。
【0010】
本考案は、上記課題を解決するための手段として、トランスの一次巻線側に起
動用のトランジスタを接続すると共に、二次巻線側に出力電圧検出用の演算増幅
器を接続し、前記演算増幅器の出力側に前記起動用のトランジスタのベースを接
続した構成としたものである。
【0011】
このような構成とすれば、起動用のトランジスタは常に出力電圧検出用の演算
増幅器によって制御されることになるから、安定化した出力電圧が得られること
になる。
【0012】
以下、本考案の一実施例を図1について、図2と同一の部材には同一符号を付
して説明する。この回路において図2のものともっとも大きく相違するところは
、出力電圧検出用の演算増幅器22を設けたことと、この演算増幅器22により、起
動用のトランジスタ8のベース電流を制御するようにしたことである。これを詳
細に述べると、演算増幅器22は出力電圧検出用のものであり、その逆相入力端子
は抵抗器23を介してツェナダイオード24のカソードと抵抗器25の接続点に接続さ
れている。抵抗器25の他端は抵抗器26を介して電源端子1に接続されており、ツ
ェナダイオード24のアノード側は接地された電源端子2側に接続されているので
、演算増幅器22の正相入力端子には、ツェナダイオード24によって制御される一
定電圧が印加されることになる。
【0013】
演算増幅器22の逆相入力端子は抵抗器27,28を介して出力端子19に接続されて
いる。これにより、演算増幅器22は、抵抗器27,28を介した出力電圧をツェナダ
イオード24によって制御される電圧と比較演算することになる。そしてその結果
生ずる出力電圧は、出力端から抵抗器29を介してトランジスタ8のベースに加え
られる。なお、トランジスタ8のベースは抵抗器30を介して電源端子1に接続さ
れているので、トランジスタ8の動作点は両抵抗器29,30の分圧電圧で決定され
ることになる。
【0014】
抵抗器25と抵抗器26との接続点には抵抗器31の一端が接続されている。そして
この抵抗器31の他端は、可変抵抗器32を介して、抵抗器27と抵抗器28との接続点
に接続されている。この回路により、この接続点における電圧調整ができること
になる。33は抵抗器25と抵抗器26との接続点の電圧を一定値に維持するツェナダ
イオードであり、この部位の電圧を一定に維持するものである。
【0015】
入力巻線5の一端(巻終端)にはトランジスタ34のコレクタとダイオード35の
カソード側とが接続されており、トランジスタ34のエミッタとダイオード35のア
ノード側は端子2に、ベースは抵抗器36とコンデンサ37とを介して、トランス4
の帰還巻線6の一端(巻終端)に接続されている。電源端子1,2間に接続され
たコンデンサ38は交流分をカットするバイパスコンデンサ、演算増幅器22の入出
力端子間に接続された抵抗器39とコンデンサ40は帰還用のものである。
【0016】
このように構成されたこの高圧発生回路は、次のように作動する。電源端子1
,2に直流電源3からの直流電圧が印加されるると、あらかじめ決定された抵抗
器30,29の抵抗値により、起動用のトランジスタ8にベース電流が流れ、このト
ランジスタ8がオンになる。トランジスタ8がオンするとトランジスタ34にベー
ス電流が流れるので、このトランジスタ34もオンとなり、トランス4の入力巻線
5に直流電源3の電圧が印加される。
【0017】
トランス4の入力巻線5に直流電源3の電圧が印加されることにより、帰還巻
線6に電圧が誘起される。この電圧はコンデンサ37と抵抗器36とを介してトラン
ジスタ34にベース電流を供給するので、トランジスタ34は完全なオン状態となる
。このときトランス4の出力巻線7に誘起される電圧は、ダイオード35にとって
逆方向のものであるため、入力巻線5に流れる電流、すなわちトランジスタ34の
コレクタ電流は略ゼロの状態から時間の経過とともに直線的に増加することにな
る。このように増加していくコレクタ電流がトランジスタ34のベース電流でカバ
ーできない範囲まで増大すると、帰還巻線6から供給されるベース電流が減少し
て、トランジスタ34を急激にオフさせることになる。
【0018】
このようにしてトランジスタ34がオフになると出力巻線7には逆電圧が誘起さ
れる。この誘起された逆電圧はダイオード17によって整流され、コンデンサ20を
充電することになる。この逆電圧は、トランジスタ34のオン時にトランス4に蓄
えられた電磁エネルギがゼロとなるまで続くことになる。この間、トランジスタ
34は帰還巻線6に発生する電圧がトランジスタ34のベースに印加されるので、ト
ランジスタ34はオフとなっている。トランス4に蓄えられた電磁エネルギがゼロ
になると、帰還巻線6に誘起された逆電圧がゼロとなり、再びトランジスタ8を
通してトランジスタ34にベース電流が流れ、トランジスタ34をオンとし、上記動
作を繰り返すことになる。
【0019】
このような動作によって、負荷21には出力巻線7からの電力が供給されること
になる。ここでRCC方式による直流電源装置としては、出力電圧を一定にする
ために、演算増幅器22の正相入力端子にツェナダイオード24による基準電圧を印
加し、他方、逆相入力端子には出力電圧を抵抗器28、可変抵抗器32および抵抗器
31で分圧された直流電圧が印加されるので、演算増幅器22は反転増幅器として作
動し、演算増幅器22は基準電圧と出力電圧との差を増幅することになる。この増
幅によって、トランジスタ8のベース電流は制御され、負帰還がかけられること
になるので、出力電圧の安定化が図れることになる。
【0020】
本実施例によれば、負荷変動による出力電圧の変動を検出して起動電流の制御
を行なうことになるから、高精度な出力電圧の定電圧特性を得ることができる。
また出力電圧の可変範囲を広範囲のものとすることができる。
【0021】
本考案は、以上説明したように構成された高圧発生回路であるから、起動電流
によるベース駆動電力を積極的に利用することができることになって、高精度な
定電圧特性を容易かつ安価に実現できることになる。
【図1】本考案の一実施例の回路図である。
【図2】RCC方式による従来技術の回路図である。
1 電源端子
2 電源端子
3 直流電源
4 トランス
5 入力巻線
6 帰還巻線
7 出力巻線
8 トランジスタ
18 出力端子
19 出力端子
21 負荷
22 演算増幅器
24 ツェナダイオード
33 ツェナダイオード
34 トランジスタ
35 ダイオード
Claims (1)
- 【請求項1】 トランスの一次巻線側に起動用のトラン
ジスタを接続すると共に、二次巻線側に出力電圧検出用
の演算増幅器を接続し、前記演算増幅器の出力側に前記
起動用のトランジスタのベースを接続したことを特徴と
する高圧発生回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4877591U JPH04134189U (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 高圧発生回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4877591U JPH04134189U (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 高圧発生回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04134189U true JPH04134189U (ja) | 1992-12-14 |
Family
ID=31927061
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4877591U Pending JPH04134189U (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 高圧発生回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04134189U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61218368A (ja) * | 1985-03-20 | 1986-09-27 | Murata Mfg Co Ltd | 安定化高圧電源 |
-
1991
- 1991-05-31 JP JP4877591U patent/JPH04134189U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61218368A (ja) * | 1985-03-20 | 1986-09-27 | Murata Mfg Co Ltd | 安定化高圧電源 |
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