JPH04134140A

JPH04134140A - バタフライ式排気バルブ

Info

Publication number: JPH04134140A
Application number: JP25533990A
Authority: JP
Inventors: Akiyoshi Mori; 毛利　彰良
Original assignee: Fuji Oozx Inc; Fuji Valve Co Ltd
Current assignee: Fuji Oozx Inc
Priority date: 1990-09-27
Filing date: 1990-09-27
Publication date: 1992-05-08
Anticipated expiration: 2013-08-06
Also published as: JP2784472B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、エンジン・ブレーキの効果を大きくするため
の排気ブレーキに用いられるバタフライ式排気バルブに
関する。

〔従来の技術〕

排気ブレーキはエンジン・ブレーキの効果を大きくする
装置であり、エンジンの排気管にバルブを設けて閉塞し
、機関を圧縮機として作用させ制動を行うものである。

従来、排気ブレーキは第４図に示すような構成になって
おり、運転台の排気ブレーキのスイッチを入れてアクセ
ルペダルから足を放すと、制御装置（０１）から電磁弁
（０２）に信号が送られ、電磁弁（０２）が開放される
。

電磁弁（０２）が開放されると、圧縮ガスが充填されて
いるエアータンク（０３）からオペレーティングシリン
ダ（０４）へと圧縮ガスが流れ、内部に取付けられたダ
イヤフラムを下方に押圧する。そのため、弁ロット（０
５）は図示しないリンク機構を介してバタフライバルブ
（０６）を閉塞する。

排気管（０７）は、エンジン（０８）からの排気ガスを
マフラー（０９）を介して排気口（０１０）に導く管路
であり、バタフライバルブ（０６）が閉塞されると、バ
タフライバルブ（０６）上流の排気管（０７）内は高圧
となり、排気マニホールド内のガスが圧縮され、負の仕
事が発生し、効果的なブレーキ力が得られる。

排気バルブ（Ａ′）は、フランジを介して排気管（０７
）の途中に配設されるものであり、第３図に示されるよ
うに、弁胴部（０１１）の両側に、ボルト孔（０１２）
（０１２）・・・を有する２枚のフランジ（０１３）　
（０１３）が取付けられている。

一体構造の排気バルブ（Ａ′）の弁胴部（０１１）には
。

ロット孔（０１４）（０１４）が穿設されている。

排気バルブ（Ａ′）は、通気ポート（０１５）に弁板（
０１６）を挿入した状態で、それぞれ割り溝を先端に有
する枢軸ロット（０１８）　（０１８）を、ロット孔（
０１４）（０１４）から挿入し、割り溝（０１７）　（
０１７）を弁板（０１６）の切欠溝（０１９）　（０１
９）に嵌入し、溶接等を用いて接合することによって形
成される。

組立てられた排気バルブ（Ａ′）は、前述の排気管（０
７）に、フランジ（０１３）　（０１３）のボルト孔（
０１２）（０１２）・・・を用いて取付けられる。

この種の排気バルブを長期間使用すると、排気ガス中の
排気塵や含塵油などがバルブ周辺および枢軸ロッドの部
分に溜り易く、保守・点検は欠かせない。

しかし、従来の排気バルブ（Ａ′）では、−旦取付けた
バタフライバルブを取外すことは困難であり、溜った塵
の為、枢軸ロット（０１７）　（０１７）の回転が悪く
なり、バタフライバルブが完全に閉塞されず、排気漏れ
が発生するようになる。

〔発明が解決しようとする課題〕

本発明は、排気バルブの組立構造を変更することによっ
て、バタフライバルブの弁板、枢軸ロット、ロットの枢
支部、さらには通気ポート内を容易に点検、清掃できる
ようにして、従来技術の問題点を解決する。

〔課題を解決するための手段〕

中央に通気ポートを穿設した２個の半割弁筐体を対向さ
せ、一方の半割弁筐体の対向面には、通気ポートの中心線の
通る面に対称で、先端部に半円切込み部を有する切開溝
を、他方の半割弁筐体の対向面には、前記切開溝に嵌入され
、嵌入状態で、前記半円切込み部とともにほぼ真円の孔
を形成するように、先端部に半円切込み部を有する突出
片をそれぞれ設け、バタフライバルブの弁板を通気ポー
トに、枢軸ロットを前記切開溝に、それぞれ対応させ、
バタフライバルブを両半割弁筐体で挟み込むようにして
、両半割弁筐体同士を連結するようにしたことを特徴と
するバタフライ式排気バルブ。

〔作　用〕

バタフライバルブの枢軸ロットを、半割弁筐体の切開溝
に、弁板を通気ポートに、それぞれ挿入し、片方の半割
弁筐体の突出片を切開溝に嵌入する。

嵌入が完了すると、切開溝の先端部の半円切込み部と、
突出片の先端部の半円切込み部とが互いに対峙し、枢軸
ロットを枢支できるようなほぼ真円の部会が形成される
。

その後、対向面同士を、取外し可能な連結手段で合着す
ることによって、排気バルブが組立てられる。

本発明の排気バルブは、前記対向面同士の連結手段を取
外すことによって、バタフライバルブを抜き取ることが
でき、弁板、枢軸ロット、枢軸ロットの枢支部、さらに
は通気ポート内を容易に点検・掃除することができる。

また、本発明の排気バルブは、排気管の上流側に、切開
溝を有する半割弁筐体を配設することによって、下流部
分に位置する対向面同士のシールを格別考慮しなくても
、排気ガスの漏洩の心配がなくなる。

〔実施例〕

第１図及び第２図は、本発明の第１実施例を示すもので
、排気バルブ（Ａ）は、対向する２個の半割弁筐体（１
）（１）とバタフライバルブ（２）から構成されている
。

半割弁筐体（１）には、弁胴（３）を挟むようにして第
１フランジ（４）と第２フランジ（５）が形成されてい
る。第１フランジ（４）および第２フランジ（５）には
、それぞれ周囲に第１ボルト孔（６）　（６）・・・、
第２ボルト孔（７）（７）・・・が穿設されている。

半割弁筐体（１）の中央には通気ポート（８）が貫通穿
設されており、半割弁筐体（１）（１）相互の対向面の
一方には、通気ポート（８）の中心線の通る面に対称で
、先端部に半円切込み部（９）　（９）を有する切開溝
（ＩＱ）　（１０）がそれぞれ形成されている。

また、他方の半割弁筐体（１）の対向面には、前記切開
溝（１０）　（１０）に嵌入される突出片（１１）（１
１）が形成され、また、突出片（１１）（］１）の先端
部には半円切込み部（１２）（１２）が形成されている
。

切開溝（１０）　（１０）と突出片（１１）（１１）と
の摺接面には、それぞれガイドとして機能する案内溝（
１３）（１３）・・・と案内突起（１４）　（１４）・
・・が装設されている。

案内溝（１３）　（１３）と案内突起（１４）　（１４
）は、複数でも単数でもよい。

バタフライバルブ（２）は、中央の弁板（１５）と左右
の枢軸ロット（１６）　（１６）から形成されており、
弁板（１５）と枢軸ロッド（１６）　（１６）とは、一
体に鋳造、鍛造もしくは切削加工によって形成されてい
る。

このようにして形成された２個の半割弁筐体（１）（１
）と、バタフライバルブ（２）との組立ては、バタフラ
イバルブ（２）の枢軸ロット（１６）　（１６）を、半
割弁筐体（１）の切開溝（１０）　（１０）に、弁板（
１５）を、通気ポート（８）にそれぞれ挿入し、片方の
半割弁筐体（１）の突出片（１１）（１１）を、切開溝
（１０）　（１０）に嵌入して行われる。

嵌入が完了すると、切開溝（１０）　（ｌｏ）の先端部
の半円切込み部（９）　（９）と、突出片（１１）（１
１）の先端部の半円切込み部（１２）（１２）とが互い
に対峙し、枢軸ロット（１６）　（１６）を枢支するほ
ぼ真円の両穴が形成され、枢軸ロット（１６）　（１６
）の位置決めが完了する。

位置決め完了時、それぞれの通気ポート（８）　（８）
の中心軸はほぼ一致しており、第１フランジ（４）（４
）の第１ボルト孔（６）　（６）・・を介してボルト止
めが行われると、第２図に示すような排気バルブの組立
て体が完成する。

この排気バルブ（Ａ）は、第２フランジ（５）　（５）
を利用して従来同様、排気管に取付けられる。

このように、排気バルブ（Ａ）は排気管の途中に取付け
られるものであり、排気ガス中の排気塵や含塵油または
スラッジが溜り易く、保守点検が必要不可欠となる。

保守点検の際は、第１フランジ（４）（４）同士を連結
している取付ボルト（１７）　（１７）を外すことによ
って、バタフライバルブ（２）を取外し、弁板（１５）
、枢軸ロッド（１６）、枢軸ロットの枢支部、さらには
通気ポート（８）内を点検・掃除する。

〔発明の効果〕

本発明は、次の効果を奏する。

ａ）　フランジ同士の連結を外すことによって、バタフ
ライバルブを取外し、弁板、枢軸ロット、ロットの枢支
部、さらには通気ポート内も容易に点検・掃除できる。

ｂ）切開溝を有する半割弁筐体を、排気管の上流側に配
設することによって、バタフライバルブが、半割弁筐体
の対向面の上流側に位置することになる。そのため、半
割弁筐体の対向面同士のシールを格別考慮しなくても、
排気ガスがバタフライバルブの部分から漏れる心配はな
い。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の第１実施例の組立・分解斜視図、第２図は、第１図の排気バルブの組立完了正面図、第３図は、従来の排気バルブの組立・分解斜視図、第４図は、従来の排気ブレーキ系統図である。Ａ　排気バルブ１　半割弁筐体　　　　２　バタフライバルブ弁胴第２フランジ第２ボルト孔半円切込み部突呂片案内溝弁板取付ボルト

Claims

【特許請求の範囲】

（１）中央に通気ポートを穿設した２個の半割弁筐体を
対向させ、一方の半割弁筐体の対向面には、通気ポートの中心線の
通る面に対称で、先端部に半円切込み部を有する切開溝
を、他方の半割弁筐体の対向面には、前記切開溝に嵌入され
、嵌入状態で、前記半円切込み部とともにほぼ真円の孔
を形成するように、先端部に半円切込み部を有する突出
片をそれぞれ設け、バタフライバルブの弁板を通気ポー
トに、枢軸ロッドを前記切開溝に、それぞれ対応させ、
バタフライバルブを両半割弁筐体で挟み込むようにして
、両半割弁筐体同士を連結するようにしたことを特徴と
するバタフライ式排気バルブ。
（２）切開溝と突出片とに、それぞれガイドとしての案
内溝と案内突起を形成した請求項（１）のバタフライ式
排気バルブ。
（３）それぞれの半割弁筐体が、第１フランジと第２フ
ランジの両フランジを備えるようにした請求項（１）ま
たは（２）のバタフライ式排気バルブ。
（４）第１フランジ、第２フランジが、それぞれ複数の
ボルト孔を備えるようにした請求項（３）のバタフライ
式排気バルブ。