JPH04134002U - ねじ検査装置 - Google Patents
ねじ検査装置Info
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- JPH04134002U JPH04134002U JP4874491U JP4874491U JPH04134002U JP H04134002 U JPH04134002 U JP H04134002U JP 4874491 U JP4874491 U JP 4874491U JP 4874491 U JP4874491 U JP 4874491U JP H04134002 U JPH04134002 U JP H04134002U
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- JP
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- gauge
- screw
- inspected
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- A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ねじの検査を自動化する。また合否基準を一
定化する。 【構成】 所定トルクが作用すると停止するナットラン
ナでゲージをねじ込み、その螺合深さを検出する。通り
ゲージの場合で途中でナットランナが停止すればねじ不
良、止りゲージの場合で途中でナットランナが停止しな
ければねじ不良とする。合否基準がトルクによって一様
に保たれる。
定化する。 【構成】 所定トルクが作用すると停止するナットラン
ナでゲージをねじ込み、その螺合深さを検出する。通り
ゲージの場合で途中でナットランナが停止すればねじ不
良、止りゲージの場合で途中でナットランナが停止しな
ければねじ不良とする。合否基準がトルクによって一様
に保たれる。
Description
【0001】
本考案はねじ検査用ゲージを用いてねじの合否を検査する装置に係わり、特に
ねじ検査を一定の基準で自動的に行なうことのできる検査装置に関する。
【0002】
JISでねじ検査用ゲージを用いてねじの合否を検査する手法が規格化されて
いる。ここでは通りゲージ(ねじが標準寸法に仕上っていればスムースにねじ込
まれるはずのゲージ)を用いる場合には、「ゲージを無理なく手でねじ込み通り
抜ければ合格」と定められている。また止りゲージ(ねじが標準寸法に仕上って
いれば螺合途中で無理が生じるはずのゲージ)を用いる場合には「ゲージを無理
なく手でねじ込み2回転を越えてねじ込まれなければ合格」と定められている。
そこで従来はこの定めるところに従いゲージを人の手でねじ込み合否の判断をし
ている。このようなゲージによるねじ検査を容易にするために、特開平1−17
4901に示されるような技術がある。この技術によれば、作業者によるゲージ
のねじ込み作業と合否判断を容易に行える。
【0003】
ところがこのような技術ではゲージを被検査ねじに挿入する時、遊転やかじり
等の螺合不良が生じないように正確に挿入せねばならず被検査ねじの個数が多い
と検査作業の負担が莫大なものとなってしまう。
そこで本考案では同一基準で自動的にねじ検査の行なえる検査装置を開発する
ものである。
【0004】
本考案では上記課題を解決するために、ねじ検査用ゲージと、所定トルクが作
用すると回転が停止される、該ゲージを回転させるゲージ回転装置と、該ゲージ
が被検査ねじに当接する位置に該ゲージ回転装置を移動させるゲージ回転装置移
動手段と、該ゲージと該被検査ねじの螺合深さを検出するセンサと、該ゲージが
該被検査ねじに当接した状態で該ゲージが該被検査ねじと螺合する方向と逆方向
に該ゲージ回転装置を回転させることにより該ゲージと該被検査ねじの位置合せ
を行う位置合せ手段と、該ゲージを該被検査ねじと螺合する方向に回転させ、該
ゲージ回転装置が前記所定トルクを受けて停止した時点での該センサの出力を第
1の設定値と比較して該位置合せ手段の位置合せの適否と該被検査ねじの合否を
判別する第1の判別手段と、該ゲージが該被検査ねじと螺合する方向に該ゲージ
回転装置を所定角回転させたときにおける該センサの出力を第2の設定値と比較
して該位置合せ手段の位置合せの適否と該被検査ねじの合否を判別する第2の判
別手段とを有するねじ検査装置を創作した。
【0005】
同上構成を備えたねじ検査装置によると、ゲージ回転装置移動手段によってゲ
ージは被検査ねじに当接される。この状態でゲージは被検査ねじと螺合する方向
と逆方向に回転されて、ゲージと被検査ねじの位置合せが行われる。その後正回
転されてゲージが被検査ねじと螺合すると、ゲージ回転装置が停止した場合と、
所定角回転した場合の2つの場合において、センサからの出力値とそれぞれの場
合の設定値を比較することにより、ゲージと被検査ねじの位置合せの適否と、被
検査ねじの合否が判別される。
【0006】
次に本考案を具現化した一実施例について説明する。
図1は本実施例に係わる検査装置の全体構成を示すものであ、テーブル24に
固定フレーム2が固定され、この固定フレーム2に対してベース10がモータ3
によってy方向(左右方向)に移動され、モータ4,6によってy軸を中心とし
て回動され、モータ8によってy軸と直交する軸回りに回動される。これらモー
タ3,4,6,8とそのフレーム等によってナットランナ移動装置(ゲージ回転
装置移動手段)1が構成されている。
【0007】
ベース10にはナットランナ(ゲージ回転装置)12がz方向にスライド自在
に取付けられている。ナットランナ12の側方にセンサ14が固定されており、
このセンサ14はテーブル24上に固定されたワーク18までの距離を非接触で
検出する。ナットランナ12の先端にねじ検査ゲージ16が着脱可能に取り付け
られ、ナットランナ12で回転される。ねじ検査ゲージは通りゲージと止りゲー
ジがあり、工具交換装置30により自動交換され、工具交換装置30内のバネに
より、ゲージ先端方向に付勢されている。ナットランナ12は所定値以上のトル
クが作用するとその回転を停止する機構を内蔵しているタイプのものである。図
示26はワーク18の被検査ねじ孔20に圧縮空気を吹付けてねじ孔20を清掃
するエアブローであり、図示28は不良ねじに印をつけるスタンプである。
【0008】
この装置の作動を次に説明する。まずモータ3,4,6,8を制御し、エアブ
ロー26を被検査ねじ孔20の真上に位置させ、圧縮空気を吹付けてねじ孔20
から切粉等を吹飛ばす。
その後に図4,5に示す検査プログラムをスタートさせる。
図4は通りゲージを用いた検査の処理手順を示すものであ、このプログラムが
開始されたときにまず後述する試行回数を記録するカウンタK1,K2をゼロク
リアする(ステップS3)。
【0009】
次に、モータ4,6,8等でナットランナ12を移動させる移動装置1を作動
させて、通りゲージ16をねじ20のねじ口に当接させる(ステップS4)。こ
こではベース10に対してナットランナ12が自重で最下端にある状態でゲージ
16をねじ孔20に当接させる。この時工具交換装置30内のバネがねじ20の
深さ量よりも大きく圧縮された状態となるため、後述のようにしてゲージ16を
ねじ20に螺合させるときにベース10を上下動させる必要がなくなる。
【0010】
ナットランナ12の位置決めが終了した後、ナットランナ12は所定時間、通
りゲージ16を螺合させる方向と逆方向に回転させる(S5)。これによりゲー
ジ16とねじ孔20の位置合わせが行なわれ螺合に備えられる。所定時間逆転さ
れた後、ナットランナの角度カウンタがゼロに初期化される(S6)。
その後ナットランナは正回転される(S7)。そしてナットランナ12の角度
カウンタがR1(ここでR1はゲージ16がねじ20に図2(D) に示されるよう
に、充分な深さまでねじ込まれるために必要な角度に設定されている)となるま
で(図4のステップS9でノーとなるまで)ナットランナ12の正回転が続けら
れる。
【0011】
ナットランナ12の角度カウンタが所定角度値R1に達する以前にナットラン
ナ12に所定値以上のトルクが作用すると、ナットランナ12の回転が停止され
るとともに、ステップS8の処理がイエスとなる。ここでナットランナ12とワ
ーク18間の距離Lが第1設定値C1以上かどうか判別される(S17)。ここ
でセンサ14はナットランナ12に固定されているため、センサ14によって検
出される距離Lはゲージ16の螺合深さを間接的に示すものである。
【0012】
ここで第1設定値C1は、図2(A) に示すようにゲージ16がねじ20に僅か
に螺合したときの距離に設定されており、ステップS17の判別がイエスとなる
のはねじのごく浅い部分で螺合不良が生じたときに対応する。このときはねじ2
0が不良であるというよりも、ゲージ16とねじ20がうまく螺合しなかったと
判断した方が妥当なことから、再度ナットランナを逆転させ(S5)、再検査す
る(ステップS6以後を再度実行する)。ただしこの再検査の回数はステップS
19でカウントされており、2回浅い部分での螺合不良が生じると、この試行回
数カウンタK1がステップS20で2と判別される。このときは不適切なゲージ
が使用されていたり、あるいはナットランナの位置決め不良等、検査装置の側に
原因があることが多いのでステップS21で検査装置を点検する。
【0013】
ステップS17でノーの場合、すなわち図2(B) に示すようにゲージ16とね
じ20が正常に螺合しながらその途中で所定トルク以上になったら、それは通り
ゲージ16の螺合途中に無理が発生した場合に相当するから、ねじ20が不良で
あるとする処理(S18)が実行される。この処理ではスタンプ28によって不
良ねじの近傍に不良を示す印がうたれる。
このように、ステップS17で第1設定値C1と比較されることにより、位置
合せ不良やねじの不合格判別が実行される。
【0014】
ナットランナ12が所定角度(R1)回転するまでの間にトルク異常が生じな
ければ、通りゲージが無理なく通り抜けたのであるから合格としてよい。ただし
図2(C) に示すように、ゲージ16が全く遊転している場合と区別するために、
ナットランナ12を所定角度(R1)回転させたときの距離Lが第2設定値C2
と比較される(ステップS10)。ここで距離LがC2以上であれば、ステップ
S11において施行回数をカウンタK2に記録し、ステップS12において1回
目に限っては再度検査を繰返す(S12からS7へ戻る処理)。しかし2度この
異常が生じると(S12でイエスとなると)、そのときはナットランナ12の位
置決め不良等のシステム異常の可能性があるのでステップS13で装置を点検す
る。
【0015】
ねじ20が正常であれば図2(D) に示すように通りゲージ16が無理なく深く
ねじ込まれていることから処理S10でノーとなりステップS14に至って通り
ゲージ16による検査が終了する。
このように、ステップS10で第2設定値C2と比較することにより、ねじの
位置合せ不良やねじの合格判別が実行される。
通りゲージによるテストの終了後、ステップ15において図略の工具着脱位置
で通りゲージをはずし、今度は止りゲージに交換して検査が続行される。
【0016】
図5は止りゲージによるときの処理を示すものであり、この処理で図2(A) に
対応する状態が判別されると、通りゲージの場合と同様に螺合不良であると判断
し(図2(E) 参照)、1度目は再検査し2度目が起ると装置を点検する(S27
,34,37,38,39の処理)。図2(C) に対応する状態が判別されると、
通りゲージの場合と同様に遊転が起っていると判断し(図2(G) 参照)、1度目
は再検査し2度目が起ると装置を点検する(S28〜S32の処理)。
【0017】
図2(B) に示すように止りゲージ16の螺合途中でトルク異常が生じれば、こ
れが合格ねじに対する処理結果であり(図2(F) 参照)、ステップS35で合格
処理とする。
一方図2(D) に示すようにゲージ16が通ってしまうと、この止りゲージ16
に対する検査で不合格な場合(図2(H) 参照)であり、この場合(S29でノー
の場合)にはねじ不良処理をする(S33、具体的には不良印をつける)。これ
によってねじ20の合否検査が完了し、止りゲージと通りゲージのいずれかの検
査で不合格の場合には不合格印が示される。
この場合の第1設定値はステップS34で比較対象とされるC3であり、ステ
ップS34によりねじの位置合せ不良(S39)とねじの合格判断(S35)が
実行される。また第2設定値はステップS29のC4であり、このステップS2
9によりねじ不良(S35)とねじの位置合せ不良(S32)が判別される。
【0018】
この実施例において、ワーク18に多数の被検索ねじ孔があれば、全部のねじ
に対しまず通りゲージによる検査を実行し、ついで止りゲージに交換して全部の
ねじに対する止りゲージによる検査を実行する。
またこの実施例ではナットランナ12に対してゲージを交換することにしてい
るが、これにかえて複数のナットランナを用い、ナットランナごとゲージを交換
してもよい。
【0019】
また本実施例では雄ゲージを用いて雌ねじの検査を実施する例を示したが、図
3(A) に示すように雌ゲージを用いて雄ねじの検査も実行できる。
また図3(B) に示すようなストレート孔に対しても太さの僅かに異なる2種の
ゲージで検査することによってストレート孔が所定径に仕上っているかどうかの
検査も実施できる。
【0020】
本考案によると、被検査ねじの合否が一定の基準で検査され、しかもゲージと
被検査ねじの螺合状態の合否が判別されるため、ねじの検査作業が自動化される
ことから、信頼性の高い検査を能率的に実施することができる。
【図1】一実施例に係わるねじ検査装置の全体図。
【図2】トルクとねじの合否の関係を説明する図。
【図3】本考案の適用範囲を説明する図。
【図4】通りゲージテストの処理フロー。
【図5】止りゲージテストの処理フロー。
1 ナットランナ移動装置
12 ナットランナ
14 距離センサ
16 ゲージ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年12月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【図3】
【図1】
【図4】
【図5】
【手続補正書】
【提出日】平成3年12月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)考案者 鳥居 勇将
愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工
機株式会社内
(72)考案者 篠原 国彦
愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動
車株式会社内
(72)考案者 石垣 直樹
愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動
車株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 ねじ検査用ゲージ、所定トルクが作用す
ると回転が停止される、該ゲージを回転させるゲージ回
転装置、該ゲージが被検査ねじに当接する位置に該ゲー
ジ回転装置を移動させるゲージ回転装置移動手段、該ゲ
ージと該被検査ねじの螺合深さを検出するセンサ、該ゲ
ージが該被検査ねじに当接した状態で該ゲージが該被検
査ねじと螺合する方向と逆方向に該ゲージ回転装置を回
転させることにより該ゲージと該被検査ねじの位置合せ
を行う位置合せ手段、該ゲージを該被検査ねじと螺合す
る方向に回転させ、該ゲージ回転装置が前記所定トルク
を受けて停止した時点での該センサの出力を第1の設定
値と比較して該位置合せ手段の位置合せの適否と該被検
査ねじの合否を判別する第1の判別手段、該ゲージが該
被検査ねじと螺合する方向に該ゲージ回転装置を所定角
回転させたときにおける該センサの出力を第2の設定値
と比較して該位置合せ手段の位置合せの適否と該被検査
ねじの合否を判別する第2の判別手段、とを有するねじ
検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4874491U JPH04134002U (ja) | 1991-05-30 | 1991-05-30 | ねじ検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4874491U JPH04134002U (ja) | 1991-05-30 | 1991-05-30 | ねじ検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04134002U true JPH04134002U (ja) | 1992-12-14 |
Family
ID=31927036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4874491U Pending JPH04134002U (ja) | 1991-05-30 | 1991-05-30 | ねじ検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04134002U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100422885B1 (ko) * | 2001-04-30 | 2004-03-24 | 이태규 | 나사구멍 검사장치 |
JP2016028227A (ja) * | 2014-07-08 | 2016-02-25 | ファナック株式会社 | 力覚センサを利用して対象物を検査する検査システム |
US10061291B2 (en) | 2015-03-18 | 2018-08-28 | Fanuc Corporation | Numerical control device inspecting screw holes |
-
1991
- 1991-05-30 JP JP4874491U patent/JPH04134002U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100422885B1 (ko) * | 2001-04-30 | 2004-03-24 | 이태규 | 나사구멍 검사장치 |
JP2016028227A (ja) * | 2014-07-08 | 2016-02-25 | ファナック株式会社 | 力覚センサを利用して対象物を検査する検査システム |
US10061291B2 (en) | 2015-03-18 | 2018-08-28 | Fanuc Corporation | Numerical control device inspecting screw holes |
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