JPH04133623U - 部品自動分離整列搬送装置 - Google Patents

部品自動分離整列搬送装置

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JPH04133623U
JPH04133623U JP4959991U JP4959991U JPH04133623U JP H04133623 U JPH04133623 U JP H04133623U JP 4959991 U JP4959991 U JP 4959991U JP 4959991 U JP4959991 U JP 4959991U JP H04133623 U JPH04133623 U JP H04133623U
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JP
Japan
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parts
housing
separation
alignment
air
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Application number
JP4959991U
Other languages
English (en)
Inventor
健寿 濱野
Original Assignee
沖電気工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価で、また部品の供給速度および供給に対
する安定性を向上させる。 【構成】 ハウジング2内に入れられている略円板状の
パーツ4にエアを吹き付け、吹き飛ばしてハウジング2
内で舞上げるためのエアコンプレッサ30と、前記舞上
げられて落下してくる前記パーツ4が一枚ずつ立て掛け
られた状態で乗る分離板15とを設けている。また、前
記分離板15の前記パーツ4が乗せられる載置面20
を、この上に乗った前記パーツ4が順次一方向へ転動す
るように傾斜面として形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えばピンの先端に取り付けられるプッシュナット等、略円板状に 形成したパーツを一枚ずつに分離し整列させて搬送する部品自動分離整列搬送装 置に関する。
【0002】
【従来の技術】
円板状に形成したパーツとしては、ピンの一端に取り付けられるプッシュナッ ト等がある。このプッシュナットは、例えば図11に示すように全体が平面状を したプッシュナット61や、図12に示すように中央部分62aの一面側が盛り 上がった形状をしたプッシュナット62等が良く知られている。 これらのプッシュナット61,62を一枚ずつに分離し整列させて搬送する装 置も色々と提案されているが、パーツフィーダを用い、レール上に整列するもの が主流になっている。
【0003】 図13は、従来における部品自動分離整列搬送装置の一例を示すものである。 図13において、この部品自動分離整列搬送装置63は、プッシュナット61 ,62等の円板状をしたパーツが外から供給されるパーツフィーダ部64と、そ のパーツを一つずつに分離し整列させる分離部65と、この分離部65で分離・ 整列されたパーツを搬送するリニアフィーダ部66とで構成されている。
【0004】 そして、この部品自動分離整列搬送装置63において、パーツフィーダ部64 に複数のパーツがバラの状態で入れられ、その後始動させると、そのパーツがパ ーツフィーダ部64で振動されながら分離部65へと、向きを問わずに流れて行 く。また、分離部65では、パーツフィーダ部64より流れて来たパーツが、図 11に示したプッシュナット61のように表裏面を問わない場合は整列だけ行な わせ、図12に示したプッシュナット62のように表裏面が決められている場合 は表裏面の向きを直して統一させ、さらにリニアフィーダ部66へと流し、リニ アフィーダ部66より図示せぬ各治具および位置決め部へと搬送されて行く。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の部品自動分離整列搬送装置63では、パーツフ ィーダ部64でパーツを振動させながら搬送しているが、振動時にパーツ同志が 乗り上げたりして詰まりが発生し、供給がスムースに運ばない場合もあり、供給 の安定性に欠けると言う問題点があった。 また、部品自動分離整列搬送装置63自体の構造が複雑なために高価で、少量 生産を行う製品ではコストが高くなる。したがって、量産を行う製品にしか適用 できず、使用できる製品が限定される問題点があった。 さらに、パーツフィーダ部64は振動で搬送させているので、搬送スピードも 余り早くできない。このため、搬送スピードを上回る製造タクトタイムである場 合には使用できず、またパーツフィーダ部64内のパーツ量が少なくなると搬送 スピードが落ち、供給効率が安定しないと言う問題点があった。
【0006】 本考案は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は安価で、また 部品の供給速度および供給に対する安定性を向上させることができる構造にした 部品自動分離整列搬送装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案に係る部品自動分離整列搬送装置は、略円板 状をしたパーツが複数個まとまって入れられるハウジングと、前記ハウジング内 に入れられた前記パーツにエアを吹き付けて吹き飛ばして舞上げるためのエアジ ェット手段と、前記エアで舞上げられた前記パーツが落下し、このパーツが一枚 ずつ立て掛けられて乗る分離板とを備えるとともに、前記パーツが乗る前記分離 板の載置面を、この上に乗った前記パーツが順次一方向へ転動するように傾斜面 として形成したものである。
【0008】
【作用】 この構成によれば、ハウジング内に複数のパーツをバラの状態で入れ、その後 からエアジェット手段を吹き付けてパーツを吹き飛ばして舞上げると、このパー ツが一つずつ分離板の載置面上に乗り、さらにこのパーツが傾斜した載置面上を 転動して一方向へ順次搬送されることになる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面を用いて詳細に説明する。 図1乃至図4は、本考案に係る部品自動分離整列搬送装置の一実施例を示すも ので、図1は図3のA−A線に沿う概略構成断面図、図2は図1のB−B線に沿 う概略構成断面図、図4は図1のC−C線矢視図である。 図1乃至図4において、この部品自動分離整列搬送装置1は、六面体の箱状に 形成されたハウジング2を有している。また、ハウジング2の外側において、こ のハウジング2の天面3には、略円板状をしたパーツとしてのプッシュナット4 (図5乃至図8参照)をこのハウジング2内に入れるための開口5が設けられて おり、この開口5は開閉可能な蓋6によって通常閉じられている。さらに、ハウ ジング2の前面7の下側には、金網8で閉じられた窓孔9が設けられている。そ して、この窓孔9を通してハウジング2内に高圧のエアを外側から、エアジェッ ト手段としてのエアコンプレッサ30に接続されている配管10を介して吹き込 める状態になっている。 一方、ハウジング2の内側には、上記窓孔9を設けた前面7と対向している後 面11の手前側に屈曲板12が配設されている。この屈曲板12は、一端がハウ ジング2の天面3に連設されているとともに、他端がハウジング2の底面13に 連設されており、その中間部分はハウジング2の後面11に当接されていて、全 体として後側へ突き出した半円筒状の曲面形が作られている。そして、窓孔9を 通して配管10よりハウジング2内にエアが吹き込まれると、このエアが図1の 符号14で示すエア流軌跡に沿って流れ、屈曲板11で再び前面側へ戻される状 態になっている。 また、ハウジング2の内側には、前面7側に位置して、分離板15が支持部材 16を介して取り付けられている。その分離板15は、上端側が下端側に対して 前側へ角度θ(図8参照)だけ傾いた状態で設けられており、分離板15の下端 とハウジング2の底面13との間にはエアの流れを確保するための隙間17が設 けられている。さらに、分離板15は、図9に単品として組み立て後の状態を示 すとともに、図10に分解した状態を示しているように、略四角形の板状をした ベース板18と、このベース板18の後側(屈曲板12側)に貼合わされて取り 付けられた天板19とで構成されている。そして、転板19の上端面を後述する 載置面20として使用するようになっており、この載置面20は片側に向かって 連続して傾いた状態をなす傾斜面として形成されている。加えて、上記載置面2 0の前後の幅寸法t(図8参照)は、プッシュナット4を立てられた状態で、か つ一枚だけ載せることができる寸法に設定されている。なお、この分離板15に おける載置面20の下流端と対応するハウジング2の側面にはパーツ搬出口21 が形成されている。また、この実施例で取り扱っているプッシュナット4は、図 8に示すように中央部分4aが一面に盛り上がった形状をしているが、これは盛 り上がりがなく全体が平坦な円板状のものであっても差し支えないものである。
【0010】 図5乃至図8は、この部品自動分離整列搬送装置1の動作状態を示したもので ある。そこで、図1乃至図4に示した部品自動整列搬送装置1の動作を図5乃至 図8とともに次に説明する。 まず、始動に先立ちエアジェット手段となるエアコンプレッサ30より高圧エ アが吹き出されていない状態で蓋6を開け、複数のプッシュナット4をハウジン グ2内に放り込み、再び蓋6を閉じる。図5(a)はこの状態を示している。次 いで、配管10を介してエアコンプレッサ30より高圧エアを吹き出させ、この 高圧エアを窓孔9を通してハウジング2内に吹き込む。すると、このエアで、プ ッシュナット4が後側へ吹き飛ばされ、さらに屈曲板12で前側、すなわち分離 板15に向かって舞上げられる。図5(b)はこの状態を示している。そして、 分離板15に向かって舞上げられたプッシュナット4は分離板15に衝突する。 図5(c)はこの状態を示している。一方、分離板15に衝突した複数のプッシ ュナット4の一部は跳ね返ってハウジング2の底面13に落下し、一部は載置面 20上に立った状態で乗る。さらに、この載置面20上に立った状態で乗ったプ ッシュナット4のうち、図8に示すように盛り上がった中央部分4aがベース板 18側に向いているもの、および重なって乗ったものは、重心が転板19の後側 (屈曲板12側)になって底面13に落下する。なお、図6に符号(イ)で示す プッシュナット4がこれに相当する。これに対して、盛り上がった中央部分4a がベース板18と反対側を向いて一つだけで乗ったプッシュナット4は図6に符 号(ロ)を付して示すプッシュナット4の如く載置面20上を傾斜方向に転動し 、パーツ搬出口21よりハウジング2外に整列されて搬出される。以後、この動 作を繰り返すことによって、ハウジング2内に入れられたプッシュナット4を一 枚ずつ表裏面を統一させて順次搬出させることができる。
【0011】 したがって、この実施例による部品自動分離整列搬送装置1によれば、プッシ ュナット4に高圧エアを吹き付けるエアコンプレッサ30でなるエアジェット手 段と、エアが吹き付けられたプッシュナット4を舞上げさせる屈曲板12と、こ の舞上げられたプッシュナット4を一枚ずつ分離し整列させて排出する分離板1 5等だけで作ることができるので、従来の装置に比べて構造が簡単になり制作コ ストを約10分の1程度まで下げることができる。同時に、構造が簡単であるの で小形化も可能で、インライン型でもアウトライン型でも共用できる。また、導 入コストを低くすることができるので量産品以外のものにも適用できる。さらに 、搬送スピードも自由落下を利用しているので、高速化が可能になる。
【0012】 なお、上記実施例では、屈曲板12を用いた構造を開示したが、プッシュナッ ト4にエアを吹き付けたときに、このプッシュナット4が舞上げられて分離板1 5に衝突する構造であれば、屈曲板12は必ずしも設けなくても良いものである 。また、プッシュナット4に限ることなく、円板状をした部品の自動分離整列搬 送装置として広く適用できるものである。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したとおり、本考案に係る部品の自動分離整列搬送装置によれば、簡 単な構造で構成することができるので、小形化が可能で、また導入コストを下げ ることができる。さらに、吹き付けられるエアで瞬時に飛ばされて分離板上に載 せられ、その後転動しながら搬送されるので搬送速度、すなわち部品の供給速度 を向上させることができるとともに、部品の供給を安定させることができる等の 効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る部品自動分離整列搬送装置の一実
施例を示す概略構成断面図である。
【図2】図1のB−B線に沿う概略構成断面図である。
【図3】図1および図2示した同上装置の一部を破断し
て示す概略外観斜視図である。
【図4】図1のC−C線に沿う正面図である。
【図5】図1乃至図4に示した同上装置の動作を説明す
るための図である。
【図6】図1乃至図4に示した同上装置における分離板
の動作を説明するための図である。
【図7】図6のD−D線に沿う断面図である。
【図8】図7のE部拡大図である。
【図9】図1乃至図8に示した同上装置における分離板
単品を示すもので、(a)はその正面図、(b)はその
側面図である。
【図10】図9に示した分離板の分解斜視図である。
【図11】従来より知られるプッシュナットの一例を示
すもので、(a)はその正面図、(b)はその側面図で
ある。
【図12】従来より知られるプッシュナットの他の一例
を示すもので、(a)はその正面図、(b)はその側面
図である。
【図13】従来の部品自動分離整列搬送装置の一例を示
すもので、(a)はその上面図、(b)はその側面図で
ある。
【符号の説明】
1 部品自動分離整列搬送装置 2
ハウジング 4 プッシュナット(パーツ) 12
屈曲板 15 分離板 20
載置面 30 エアコンプレッサ(エアジェット手段)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略円板状のパーツを一枚ずつに分離し整
    列させて搬送する部品自動分離整列搬送装置において、
    前記パーツが複数個まとまって入れられるハウジング
    と、前記ハウジング内に入れられた前記パーツにエアを
    吹き付けて吹き飛ばして舞上げるためのエアジェット手
    段と、前記エアで舞上げられた前記パーツが落下し、こ
    のパーツが一枚ずつ立て掛けられて乗る分離板とを備え
    るとともに、前記パーツが乗る前記分離板の載置面を、
    この上に乗った前記パーツが順次一方向へ転動するよう
    に傾斜面として形成したことを特徴とする部品自動分離
    搬送装置。
JP4959991U 1991-05-31 1991-05-31 部品自動分離整列搬送装置 Pending JPH04133623U (ja)

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