JPS63100993A

JPS63100993A - 多段式選別装置

Info

Publication number: JPS63100993A
Application number: JP24629386A
Authority: JP
Inventors: 勝服部
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1986-10-15
Filing date: 1986-10-15
Publication date: 1988-05-06
Also published as: JPH0256953B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】この発明は大豆、小豆、コーヒーなどの豆類その他の穀
物を選別対象とする多段式選別装置に関する。

この種従来の選別装置は、第７図に示すように、ホッパ
ーａから供給される被選別物（粒体）が電磁フィーダー
ｂによって一定の割合で横断面が７字型の樋型片Ｃの上
部に送り込まれると、粒体は順次−列に整列しながら樋
型片Ｃ上を滑り落ち、そして先細の終端部から樋型片Ｃ
の長さ方向延長線上の落下軌道に順次少し間隔を開けな
がら落下し、その落下中に、変色していたり、黒い傷が
あるなど欠陥のある粒体が光電検出装置ｄの検出に基づ
く圧縮空気噴射用の電磁弁ｅの作用で分離軌道に吹き飛
ばされることによって選別が行われている。

この従来装置は電磁フィーダーｂから樋型片Ｃ上部に落
下した粒体が門型片Ｃを滑り落ちていく間に一定の割合
で加速されて、終端部から落下軌道への落下時には順次
間隔を開けて落下するという重力による粒体の単一性を
確保して、光電検出装置における一度に一つの粒体を判
別する方法により欠陥のある粒体に対する排除が為され
るのである。

この従来装置は一定の選別能力を有するが、時間当りの
選別処理量を多くするために門型片Ｃへの粒体の供給量
を増大させると選別精度が低下する問題があった。それ
は粒体の供給量を多くすると門型片Ｃでは粒体の重力及
び粒体相互の衝突作用により一列に整列する状態にはな
るが粒体相互の間隔が非常に小さくなる。

このような場合に、粒体中に標準より大きいものや変形
したもの、或いは表面状態が異なるものなどが混在して
いると門型片Ｃ上を滑り落ち、そして終端部から落下す
るときの抵抗が一定せず、この結果門型片Ｃから粒子が
２つ、３つと連ってひっ付いた状態で落下軌道へ落下し
ていくことになる。そのために一度に、一つの粒子を判
別し信号を発する光電検出装置ｄが連ってひっ付いた状
態にある２つの粒子を一つのものとして判別して、−の
信号しか電磁弁ｅに与えない事態が生じて、連ってひっ
付いた状態にある２つの粒子が共に排除されるべきもの
であるときに一つしか排除されずに残りの一つはそのま
ま落下軌道に落下していくことになった。

このように時間当りの供給量を多くすると重力による粒
子の単一性が確保されなくなって、選別精度が低下する
問題があった。

この出願の発明者は、前記する問題を解決するために、
従来装置を２段にした装置、すなわち第１の装置におけ
る選別分離手段における分離手段にの光電検出装置及び
第２の電磁弁を設けた装置による選別分離を試みたが、
第１の装置における電磁フィーダーから第１のり型片に
落下する場合と異なり、第１の装置によって分離されず
にそのまま落下していく粒子は第１の門型片上を滑り落
ちていく間に加速されているから、第２の門型片に落下
したときに跳びはねて第２の門型片の外に飛び散ってし
まう事態を招いた。これを解決するために第２の門型片
に、該門型片の開口部に、底部に対向させて蓋板を取は
付けたが、跳びはねる粒子が底部と蓋板との間で何回も
衝突を繰り返し、このために粒子が底部に沿って速やか
に滑り落ちていかなかったり、つまったりし、また第２
の門型片の終端部での落下個所が定まらないことに起因
して落下軌道が一定せず実用化することができなかった
。

この発明は斜上の問題を解決して、選別精度を低下させ
ずに選別能率を向上させることを目的とする。

つぎにこの発明を図面に示す一実施態様に基いて説明す
る。

１はホッパー、２は電磁フィーダー、３は縦方向に適当
角度傾斜した細長の門型片、この門型片３は横断面が７
字型をし、底部は丸みを備え、その丸い底部は先細に、
つまり上方は広く、下方に至るに従って細くなり、終端
部では粒子のほぼ平均直径より少しだけ大きい寸法に形
成されている。

この門型片３下に、隣接して第１の選別分離手段が配さ
れている。第１の選別分離手段は、光源、レンズ、スリ
ット、及び光電管などで構成せる検出部４ａと比色部４
ｂからなる光電検出装置４及び圧縮空気噴射用の電磁弁
５から構成されている。

光電検出装置４の検出部４ａと比色部４ｂは粒子の落下
軌道の両側に対向して配され、電【ｄ弁５はそのノズル
５ａが落下軌道に向けて設けられている。

６は第１の選別分離手段下に落下軌道に沿って設けた第
２の門型片で、第１の門型片３と同様に横断面が７字型
で、底部が丸く形成されている。この門型片６の上方部
の両側壁の上半部は切り取られ、この切り取られた両側
壁の部分は上端に至るに従って傾斜を緩（シて入ロアを
形成している。

８は手通型片６の切り取られた上方部の開口を覆うＭ板
で、後述する抑止板９と傾斜角度が同じになるように設
けられている。９はプラスチック、バネ泪などの弾性材
よりなる抑止板であり、この抑止板９は先細に形成され
て、幅広の基端部を蓋板８に固定し、幅狭の先端部を自
由端となして、門型片６の終端部に至るに従って底部と
の間隔が小さくなるように傾斜させて門型片６の溝部に
緩く嵌っている。１０は門型片６の終端部における、門
型片６の底部と抑止板９の先端部の間で形成される出口
であり、粒子の落下個所を規制する。

１１は押えばねでその先端が抑止板９の先端部に係接し
て、出口１０を粒子の最小寸法のものが通過できる大き
さに設定している。押えばね１１の基端は、門型片６の
鍔部６ａに取付けた固定板１２に固定されている。１３
は押えばねの調整ネジ、１４は固定板１２に一体に形成
せるネジ１３の支持片、１５は抑止板９の浮き上がり防
止用のばねを示す。

このような第２の門型片６下に、前記第１の選別分離手
段と同様の第２の選別分離手段、即ち検出部１６ａ、比
色部１６ｂからなる光電検出装置１６及び圧縮空気噴射
用の電磁弁１７が設けられている。

従来装置に比べて被選別物の時間当たりの供給■を多く
して選別を行うこの発明の選別装置によれば、ホッパー
１から供給されて電磁フィーダー２により門型片３に大
量に送り込まれる粒子は、粒子の重力及び粒子相互の衝
突作用により底部に一列に整列しながら粒子相互の間隔
を小さくして滑り落ちていき、門型片３の終端部から一
定の軌道に落下していくとき、欠陥のある粒子が２つ、
３つと連なってひっ付いた状態で存在すると光電検出装
置４、電磁弁５による選別分離手段で分離軌道に分離さ
れずにそのまま落下軌道に落下していく欠陥のある粒子
が生じるが、この欠陥のある粒子は欠陥のない粒子と共
に第２の門型片６に、その人ロアから底部の種々な部分
に落下する。そして欠陥のある粒子と欠陥のない粒子は
共に跳びはねて底部と抑止板９との間で衝突を繰り返し
て下方に移動していくのであるが、抑止板９は弾性材に
より形成され、その抑止板９が溝部に、終端部に至るに
従って底部との間隔が小さくなるように傾斜させて設け
であるために、粒子が下方に移動するに従ってその振幅
が制限され、そして抑止板９衝突時に運動エネルギーが
大きく吸′収されるので、粒子を下方に速やかに移動さ
れるように且藤部に速やかに到達させるように作用する
。このような作用の下に、粒子の重力及び粒子相互の衝
突作用が相俊って粒子は底部に一列に整列しながら滑り
落ちて落下個所が規制される出口１０を通過して落下す
るから一定の落下軌道に落下する。

門型片６において、粒子が上下に重なっていたり、標準
より大きい粒子である場合であっても溝部に緩く嵌まっ
ている抑止板９が上方に部分的に膨出して広くなるから
つまりが生じることがなく、そしてほとんどの場合にあ
てはまるが、最小寸法の粒子より大きい粒子が出口１０
を通過する場合、粒子が抑止板９の先端部を押し上げて
通過を可能とすると同時に押えばね１１が、粒子が通過
できる大きさ以上にならないように出口１０の大きさを
制限して落下個所を規制するから常に一定の軌道に落下
させることができる。

このようにして門型片６から一定の落下軌道に落下して
いく粒子には、欠陥のある粒子が２つ、３、４　つ≧連
ってひっ付いた状態は存在しないから、第２の選別分離
手段１６．１７によって欠陥のある粒子が分離軌道に吹
き飛ばされて選別分離がなされる。

この発明の選別装置は２段階で選別が行われるから、死
重検出装置の選択により、三つの異なったものが混在し
ている場合の各色のものに分離する選別にも利用するこ
とができるのは勿論である。

よってこの　発明は、選別精度を低下させずに選別能率
を向上させることができる効果を発揮する。

【図面の簡単な説明】

第１図は正面図、第２図は第２の門型片の平面図、第３
図は同縦断面図、第４図は第２の門型片入口部の横断面
図、第５図は第２の、門型片中央部の横断面図、第６図
は第２の門型片終端部の横断面図、第７図は従来の正面
図である。ｌ−・・ホッパー２−・−電磁フィーダー３は門型片、
　４・−光電検出装置５・−・圧縮空気噴射用の電磁弁６・・・第２の門型片　７−人口　８−・蓋板９・−・
抑止板　１０・−出口　１１−・押えばね１６・・・光
電検出装置１７−圧縮空気噴射用の電磁弁

Claims

【特許請求の範囲】

１、選別する粒子を供給する手段（１）、（２）下に、
縦方向に適当角度傾斜させた横断面がＶ字型をした細長
の樋型片（３）を設け、その樋型片（３）下に、隣接し
て、落下軌道に落下する粒子の欠陥のあるものを検出し
、分離する選別分離手段（４）、（５）を設け、更にそ
の選別分離手段（４）、（５）下に、先細に形成されて
、溝部終端部に至るに従って底部との間隔が小さくなる
ように傾斜して溝部に緩く嵌り、基端部が固定され、先
端部を自由端となした弾性材よりなる抑止板（９）を備
え、そして抑止板（９）の先端部に係接する押えバネ（
１１）を備えた横断面がＶ字型をした細長の樋型片（６
）を粒子の落下軌道に沿って設け、その第２の樋型片（
６）下に、隣接して、落下軌道に落下する粒子の欠陥の
あるものを検出し、分離する第２の選別分離手段（１６
）、（１７）を設けてなることを特徴とする多段式選別
装置。