JPH04133553U - 流体供給穴付回転切削工具の流体飛散防止カバー - Google Patents

流体供給穴付回転切削工具の流体飛散防止カバー

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JPH04133553U
JPH04133553U JP4788091U JP4788091U JPH04133553U JP H04133553 U JPH04133553 U JP H04133553U JP 4788091 U JP4788091 U JP 4788091U JP 4788091 U JP4788091 U JP 4788091U JP H04133553 U JPH04133553 U JP H04133553U
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JP
Japan
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fluid
rotary cutting
holder
cover
fluid supply
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Pending
Application number
JP4788091U
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English (en)
Inventor
正弘 佐藤
Original Assignee
豊生ブレーキ工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ホルダに鉛直方向に突き出すように保持され
た流体供給穴付回転切削工具内へ流体を供給しつつ切削
加工を行う場合において、その流体が周囲に飛散するの
を好適に防止し得る流体飛散防止カバーを提供する。 【構成】 オイルホールドリル20を保持するホルダ1
0の締付ナット16の外周面に、カバー24をその円筒
状部30において嵌合状態で且つ着脱可能に取り付け
る。カバー24の傘状部32により、加工時においてド
リル20の先端部側から基部側へ向かって上昇する油霧
が受けられる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ホルダに鉛直方向に突き出すように保持された長手状の流体供給穴 付回転切削工具内へ流体を供給しつつ切削加工を行う場合においてその流体が周 囲に飛散するのを防止する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
ドリル等の回転切削工具においては、従来より、切削加工時における冷却性や 潤滑性などを一層向上させるために、その切削工具内に油穴等の流体供給穴を設 けて切削油等の流体を供給しつつ切削することが行われている。所謂オイルホー ルドリル等の流体供給穴付回転切削工具がそれである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる流体供給穴付回転切削工具をホルダに鉛直方向に突き出 すうように取り付けてその切削工具内に流体を供給しつつ切削加工を行う場合に おいては、その切削工具の先端部側から基部側へ向かってオイルミスト等の流体 霧が上昇し、これにより、切削装置の周囲の比較的広い範囲に亘って流体が飛散 するという問題があった。
【0004】 本考案は以上の事情を背景として為されたものであって、その目的とするとこ ろは、ホルダに鉛直方向に突き出すように保持された流体供給穴付回転切削工具 内へ流体を供給しつつ切削加工を行う場合において、その流体が周囲に飛散する のを好適に防止し得る流体飛散防止カバーを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案の要旨とするところは、略鉛直な状態でホル ダに保持された長手状の流体供給穴付回転切削工具内へ流体を供給しつつ切削加 工を行う場合において、その流体が周囲に飛散するのを防止するためのカバーで あって、(a) 前記ホルダの先端部側外周面に嵌合状態で且つ着脱可能に取り付け られる円筒状の取付部と、(b) その取付部に一体的に設けられて外周側へ突き出 し、切削加工時に前記流体供給穴付回転切削工具の先端部側から基部側へ向かっ て上昇する流体霧を受けるための環状の流体受け部とを含むことにある。
【0006】
【作用および考案の効果】
かかる構成の流体供給穴付回転切削工具の流体飛散防止カバーにおいては、円 筒状の取付部においてホルダの先端部側外周面に嵌合状態で且つ着脱可能に取り 付けられることにより、その取付部に一体的に設けられて外周側へ突き出す環状 の流体受け部により、切削加工時に流体供給穴付回転切削工具の先端部側から基 部側へ向かって上昇する流体霧が受けられるので、切削装置の周囲に広範囲に亘 って流体が飛散するのを好適に防止し得る。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0008】 図4において、オイルフィードホルダ(以下、単にホルダという)10は、シ ャンク部12,環状に設けられたV溝14,および締付ナット16などを共通の 軸心に沿って備えているとともに、その軸心から所定距離離れた位置において、 内部に油供給口(図示せず)が設けられたピン18を備えており、締付ナット1 6により締め付けた状態でオイルホールドリル(以下、単にドリルという)20 を保持している。このドリル20は、ねじれた状態で縦通する一対の油穴22, 22を内部に備えており、ピン18の油供給口からの切削油がホルダ10内の図 示しない油路を介して油穴22,22内へ供給されてドリル20の先端部の開口 から放出されるようになっている。したがって、本実施例においては、油穴22 ,22が流体供給穴を構成し、ドリル20が流体供給穴付回転切削工具を構成す る。
【0009】 上記ドリル20を保持するホルダ10は、そのV溝14において図示しない自 動工具変換装置の把持アームにより把持されて図示しない立型マシニングセンタ の主軸に対応する位置まで送られるとともにシャンク部12においてその主軸に 取り付けられる。これにより、ドリル20は、前記主軸に取り付けられたホルダ 10に鉛直方向に突き出すように保持されるとともに、マシニングセンタに設け られた切削油供給装置からピン18の油供給口への切削油の供給が許容された状 態とされ、図示しないワークに穴あけ加工を施す際にはドリル20の油穴22, 22内へ切削油が供給されることとなる。なお、かかる加工時においては、ドリ ル20の先端部(下端部)側から基部側へ向かってオイルミストが上昇する。
【0010】 上記締付ナット16の外周面には、図4において一点鎖線で示すように、流体 飛散防止カバーとしての切削油飛散防止カバー(以下、単にカバーという)24 が一体的に取り付けられている。このカバー24は、たとえばSCP28等の金 属板から一体に成形されたものであって、図1乃至図3に示すように、略円筒状 を成し、軸心と平行な方向の全長に亘ってスリット26を有し且つ周方向両端部 に一体的に設けられて外周側へ突き出す一対の突片28,28を有する円筒状部 30と、その円筒状部30の軸心と平行な方向の一端に一体に設けられ、円筒状 部30から離隔する程径が大きくなり且つ周方向において連続した傘状部32と を備えている。カバー24は、図4に示すように傘状部32がドリル20の先端 部側に位置する状態で円筒状部30を締付ナット16の外周面に嵌合させて、前 記突片28,28を一対のボルト34,34および一対のナット36,36によ り締め付けることにより、締付ナット16の外周面に嵌合状態で且つ着脱可能に 一体的に取り付けられる。これにより、ドリル20のホルダ10先端部近傍に位 置する部分の周りにカバー24の傘状部32が位置させられることにより、加工 時においてドリル20の先端部側から基部側へ向かって上昇するオイルミストは 、カバー24の傘状部32の内周面にて受けられるようになっている。したがっ て、本実施例においては、上記カバー24が流体飛散防止カバーを、上記円筒状 部30が取付部を、上記傘状部32が流体受け部をそれぞれ構成する。
【0011】 このように本実施例によれば、ホルダ10の先端部に位置する締付ナット16 の外周面に円筒状部30において嵌合状態で且つ着脱可能に一体的に取り付けら れたカバー24の傘状部32により、加工時においてドリル20の先端部から基 部側へ向かって上昇するオイルミストが受けられるため、マシニングセンタの周 囲に広範囲に亘って切削油が飛散するのを好適に防止することができる。これに より、たとえば、加工中であっても作業者等がマシニングセンタに容易に近づく ことができるとともに、加工終了後におけるマシニングセンタ周りの清掃が容易 となる等の効果が得られる。
【0012】 なお、前述の実施例では、カバー24の円筒状部30(取付部)にはその全長 に亘ってスリット26が形成されているが、必ずしもその必要はなく、たとえば 、傘状部32側と反対側の一端部側にのみ所定長さのスリットが形成されていて もよいし、あるいは、かかるスリットや突片28,28等は設けられていなくも よい。スリットや突片28,28が設けられていない場合においては、たとえば 、円筒状の取付部の周壁に内周側へ突き出す突起を設けて、その取付部をホルダ の先端部外周面に嵌合させたときにその突起をホルダの先端部外周面に設けられ た凹部に嵌め入れることにより、流体飛散防止カバーが外れが防止された状態で 着脱可能にホルダに取り付けられる。
【0013】 また、前述の実施例において、カバー24の傘状部32にもスリットが形成さ れており、カバー24の全体が周方向の一部において不連続とさている場合にお いても本考案の効果をある程度得ることができる。
【0014】 また、前述の実施例では、カバー24の円筒状部30(取付部)の一端に一体 に設けられた傘状部32にて流体受け部が構成されているが、必ずしもその必要 はなく、たとえば、円筒状の取付部の一端から外周側であって且つ取付部の軸心 と直角な方向へ一体に突き出す円板状部にて流体受け部を構成することもできる し、あるいは、その円板状部およびその円板状部の外周縁から取付部側と反対側 へ突き出す円筒状部を有して流体受け部を構成することもでき、さらには、円筒 状の取付部の軸心方向中間部に外周側へ突き出す環状の流体受け部を設けてもよ い。
【0015】 また、前述の実施例では、流体供給穴付回転切削工具としてドリル20が用い られているが、ドリル以外の他の回転切削工具、たとえばリーマなどに流体供給 穴が設けられたものを用いた場合にも本考案の効果を得ることができる。
【0016】 また、前述の実施例では、マシニングセンタの主軸中心から所定距離離れた位 置に設けられたピン18の油供給口から切削油が供給されるホルダ10にカバー 24が取り付けられているが、マシニングセンタの主軸中心から切削油が供給さ れる形式のホルダにおいても本考案の流体飛散防止カバーの効果を得ることがで きることは勿論である。
【0017】 その他、本考案はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更が加えられ得る ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の流体飛散防止カバーの一例を示す正面
図であって、一部を切り欠いて示す図である。
【図2】図1の流体飛散防止カバーの平面図である。
【図3】図1の流体飛散防止カバーの右側面図である。
【図4】図1の流体飛散防止カバーが装着されるオイル
フィードホルダを示す図であって、オイルホールドリル
を保持した状態を示す図である。
【符号の説明】
10 オイルフィードホルダ 20 オイルホールドリル(流体供給穴付回転切削工
具) 22 油穴(流体供給穴) 24 切削油飛散防止カバー(流体飛散防止カバー) 30 円筒状部(取付部) 32 傘状部(流体受け部)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホルダに略鉛直方向に突き出すように保
    持された長手状の流体供給穴付回転切削工具内へ流体を
    供給しつつ切削加工を行う場合において、該流体が周囲
    に飛散するのを防止するためのカバーであって、前記ホ
    ルダの先端部側外周面に嵌合状態で且つ着脱可能に取り
    付けられる円筒状の取付部と、該取付部に一体的に設け
    られて外周側へ突き出し、前記切削加工時に前記流体供
    給穴付回転切削工具の先端部側から基部側へ向かって上
    昇する流体霧を受けるための環状の流体受け部とを含む
    ことを特徴とする流体供給穴付回転切削工具の流体飛散
    防止カバー。
JP4788091U 1991-05-27 1991-05-27 流体供給穴付回転切削工具の流体飛散防止カバー Pending JPH04133553U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4788091U JPH04133553U (ja) 1991-05-27 1991-05-27 流体供給穴付回転切削工具の流体飛散防止カバー

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JP4788091U JPH04133553U (ja) 1991-05-27 1991-05-27 流体供給穴付回転切削工具の流体飛散防止カバー

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JPH04133553U true JPH04133553U (ja) 1992-12-11

Family

ID=31926724

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JP4788091U Pending JPH04133553U (ja) 1991-05-27 1991-05-27 流体供給穴付回転切削工具の流体飛散防止カバー

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JP (1) JPH04133553U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101157565B1 (ko) * 2010-04-13 2012-06-18 대우버스(주) 핸드드릴용 칩 커버

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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